JP2003348030A - 測定装置および測定方法 - Google Patents

測定装置および測定方法

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JP2003348030A JP2002156930A JP2002156930A JP2003348030A JP 2003348030 A JP2003348030 A JP 2003348030A JP 2002156930 A JP2002156930 A JP 2002156930A JP 2002156930 A JP2002156930 A JP 2002156930A JP 2003348030 A JP2003348030 A JP 2003348030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価でかつ定量的に、位相雑音量を測定する
こと。 【解決手段】 この測定装置は、デジタル放送信号用の
NIM1と、NIM1を制御し、デジタル放送信号内
の、位相数の最も少ないデジタル位相変調方式で変調さ
れた部分の信号のみで同期捕捉させる制御部6と、NI
M1において発生するビットエラーの数に基づいてビッ
トエラーレートを計算するBER計算部2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定装置および測
定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、人工衛星から衛星デジタル放送
チューナまでの信号の伝送経路、および衛星デジタル放
送チューナの構成の一例を示すブロック図である。
【0003】図8に示すように、受信アンテナ102に
屋内配線103が接続され、衛星デジタル放送チューナ
(以下、単に、チューナという)101が屋内配線10
3に接続される。そして、人工衛星104からの衛星デ
ジタル放送波が受信アンテナ102により感受され、デ
ジタル放送信号が、受信アンテナ102から屋内配線1
03を介してチューナ101へ供給される。チューナ1
01では、ネットワークインタフェースモジュール11
1が、デジタル放送信号を受信し、MPEG−TS(Mo
ving Picture Experts Group - Transport Stream)デ
ータを復調し、デコーダ回路112が、MPEG−TS
データからユーザの所望の映像信号を再生する。
【0004】衛星デジタル放送では、従来のアナログ放
送とは異なり、デジタル変調方式が採用されている。こ
のデジタル変調方式では、伝送される信号が位相変調さ
れるため、ゲイン方向の揺らぎの他、アナログ放送では
問題にされなかった位相方向の揺らぎが放送波の受信に
影響を及ぼすことがある。この揺らぎは位相雑音と呼ば
れる。ゲイン方向の揺らぎは、誤り訂正で検出されるビ
ットエラーの原因となり、C/N(Carrier / Noise)
比として現れる。
【0005】衛星デジタル放送の放送波を受信する場
合、人工衛星104から受信アンテナ102までの電
波、受信アンテナ内102、および受信アンテナ102
からチューナ101までの屋内配線103のそれぞれの
経路において、位相雑音が発生することがある。この位
相雑音や上述のC/N比の悪化に起因して、チューナ1
01によりデジタル放送信号が正確に受信され復調され
ない場合がある。
【0006】衛星デジタル放送の放送波に発生する位相
雑音を測定する従来の測定方法としては、スペクトルア
ナライザを使用して、変調されていない搬送波信号の周
波数スペクトルを観測する方法、ベクトルアナライザな
どの専用計測器を使用して、被変調波のコンスタレーシ
ョンを観測し、コンスタレーションにおける位相方向の
揺らぎの大きさに基づいて測定する方法などがある。図
9は、位相変調方式による被変調波のコンスタレーショ
ンの一例を示す図である。なお、図9に示すコンスタレ
ーションは、位相数が8である8PSKのコンスタレー
ションの一例である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スペク
トルアナライザを使用して、変調されていない搬送波信
号の周波数スペクトルを観測しても、デジタル変調され
た信号の位相雑音を測定することは困難である。また、
ベクトルアナライザなどの専用計測器を使用して、被変
調波のコンスタレーションを観測し、コンスタレーショ
ンにおける位相方向の揺らぎの大きさに基づいて測定す
る方法もあるが、ベクトルライザなどの専用計測器は高
価であるとともに、作業員などがコンスタレーションを
見て位相雑音を測定するため、作業員ごとに判定のばら
つきが生じ、定量的に受信信号の良否を判断することが
困難である。
【0008】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、安価でかつ定量的に、位相雑音量を測定する
ことができる測定装置および測定方法を得ることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の測定装置は、デジタル放送信号受信用の
ネットワークインタフェースモジュールと、ネットワー
クインタフェースモジュールを制御し、デジタル放送信
号内の、位相数の最も少ないデジタル位相変調方式で変
調された部分の信号のみで同期捕捉させる制御部と、ネ
ットワークインタフェースモジュールにおいて発生する
ビットエラーの数に基づいてビットエラーレートを計算
するビットエラーレート計算部とを備える。
【0010】さらに、本発明の測定装置は、上記発明の
測定装置に加え、制御部が、ネットワークインタフェー
スモジュールを制御し、デジタル放送信号におけるTM
CC信号、フレーム同期信号および位相基準バースト信
号のうちの1または複数のみで同期捕捉させるようにし
たものである。
【0011】さらに、本発明の測定装置は、上記各発明
の測定装置に加え、制御部が、ネットワークインタフェ
ースモジュールを制御し、位相雑音の値を測定する場合
には、デジタル放送信号内の、位相数の最も少ないデジ
タル位相変調方式で変調された部分の信号のみで同期捕
捉させ、C/N比の値を測定する場合には、デジタル放
送信号内のすべての信号で同期捕捉させるようにしたも
のである。
【0012】さらに、本発明の測定装置は、上記各発明
の測定装置に加え、ビットエラーレート計算部により計
算されたビットエラーレートの値を、位相雑音の値また
は位相雑音に相関がある値に変換する変換部を備える。
【0013】さらに、本発明の測定装置は、上記各発明
の測定装置に加え、変換部が、ビットエラーレートの値
の対数に相関がある値を、位相雑音の値または位相雑音
に相関がある値として、変換するようにしたものであ
る。
【0014】さらに、本発明の測定装置は、上記各発明
の測定装置に加え、変換部が、位相雑音とビットエラー
レートとの対応関係を表すテーブルを有し、そのテーブ
ルを参照して、ビットエラーレート計算部により計算さ
れたビットエラーレートの値から位相雑音の値を特定す
るようにしたものである。
【0015】さらに、本発明の測定装置は、上記各発明
の測定装置に加え、位相雑音とビットエラーレートとの
対応関係として、デジタル放送信号内の、位相数の最も
少ないデジタル変調方式で変調された部分の信号のみで
同期捕捉させた場合の位相雑音とビットエラーレートと
の対応関係を、変換部のテーブルに含むものである。
【0016】さらに、本発明の測定装置は、上記各発明
の測定装置に加え、位相雑音とビットエラーレートとの
対応関係として、デジタル放送信号内のすべての信号で
同期捕捉させた場合の位相雑音とビットエラーレートと
の対応関係を、変換部のテーブルに含むものである。
【0017】さらに、本発明の測定装置は、上記各発明
の測定装置に加え、ビットエラーレート計算部により計
算されたビットエラーレートの値に基づいてデジタル放
送信号の位相特性の品質の良否を判定する判定部を備え
る。
【0018】さらに、本発明の測定装置は、上記各発明
の測定装置に加え、変換部により生成された位相雑音の
値または位相雑音に相関がある値に基づいてデジタル放
送信号の位相特性の品質の良否を判定する判定部を備え
る。
【0019】本発明の測定方法は、デジタル放送信号受
信用のネットワークインタフェースモジュールを制御
し、デジタル放送信号内の、位相数の最も少ないデジタ
ル位相変調方式で変調された部分の信号のみで同期捕捉
させるステップと、ネットワークインタフェースモジュ
ールにおいて発生するビットエラーの数に基づいてビッ
トエラーレートを計算するステップとを備える。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。
【0021】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係る測定装置の構成を示すブロック図である。図
1において、ネットワークインタフェースモジュール
(以下、NIMという)1は、デジタル放送信号を受信
し、MPEG−TSデータなどのデータストリームを復
調する回路モジュールである。
【0022】図2は、図1におけるNIM1の構成例を
示すブロック図である。図2において、RF受信部11
は、放送波を受信しアナログ受信信号を出力する回路で
ある。また、IFフィルタ12は、特定のチャンネルの
信号のみを透過させるフィルタ回路である。また、IQ
復調部13は、位相変調された信号を復調する回路であ
る。また、AD変換部14は、復調されたアナログ信号
をデジタル信号に変換する回路である。また、デジタル
復号部15は、誤り訂正を行いつつ、エネルギー逆拡散
方式などでデータストリームを復号する回路である。ま
た、制御部16は、NIM1内の各種回路を制御する回
路である。
【0023】図1に戻り、BER計算部2は、NIM1
において発生するビットエラーの数をカウントし、その
ビットエラー数に基づいてビットエラーレートを計算す
る回路である。
【0024】また、位相雑音計算部3は、BER計算部
2により計算されたビットエラーレートの値を、位相雑
音の値または位相雑音に相関がある値に変換する変換部
として機能する回路である。
【0025】また、操作部4は、ユーザによる操作を電
気信号として出力する、例えばスイッチ類、ダイアルと
いった電気部品である。
【0026】また、表示装置5は、測定結果などを表示
する液晶ディスプレイ、その他のインジケータといった
表示装置である。
【0027】また、制御部6は、本装置内部の各回路を
制御する回路である。
【0028】なお、この実施の形態1に係る測定装置
は、作業員が持ち運び容易な携帯型などとすることがで
きる。
【0029】また、例えば、この実施の形態1に係る測
定装置には、屋内配線103用の接続端子が設けられ、
その接続端子を、受信アンテナ102に接続された屋内
配線103に接続することで、この測定装置のNIM1
にデジタル放送信号が供給される。
【0030】次に、上記装置の動作について説明する。
図3は、実施の形態1に係る測定装置の動作を説明する
フローチャートである。
【0031】この実施の形態1に係る測定装置は、例え
ばマンションなどの集合住宅における屋内配線103に
起因する位相雑音の測定に使用される。その際には、各
戸まで、あるいはその途中までの屋内配線103にこの
測定装置を接続する。
【0032】そして、例えば位相雑音の測定のために操
作部4に対してユーザによる操作があると、制御部6
は、NIM1を制御して、NIM1の同期捕捉モード
を、デジタル放送信号におけるフレーム同期信号、TM
CC信号および位相基準バースト信号のみに基づいて同
期捕捉を行うモードに設定する(ステップS1)。ま
た、その際、制御部6は、BER計算部2に、ビットエ
ラーレートの計算を指示する。この同期捕捉により、フ
レームやスーパーフレームの先頭などのタイミングが得
られる。なお、チューナでNIM1によりデジタル放送
信号を受信、復調する際には、通常、デジタル放送信号
におけるすべての信号に基づいて同期捕捉が行われる。
【0033】図4は、デジタル放送信号のフレームフォ
ーマットを示す図である。BSデジタル放送信号では、
フレーム同期信号61,62は、フレーム先頭部分のT
MCC信号の前後に配されたフレーム同期用の信号であ
る。このフレーム同期信号61,62は、BPSK(Bi
nary Phase Shift Keying)で位相変調されている。
【0034】また、TMCC(Transmission and Multi
plexing Configuration Control)信号63は、データ
信号に使用された変調方式の種別、誤り訂正符号化率、
フレームに多重されているMPEG−TSのフレーム構
成情報や管理情報などを有する信号である。このTMC
C信号63は、BPSKで位相変調されている。
【0035】また、データ信号64は、映像、音声など
のデータを含む主信号である。このデータ信号64は、
TC8PSK(Trellis Coded 8 PSK)、QPSK(Qua
drature PSK)およびBPSKのうちのいずれかの変調
方式で位相変調されている。
【0036】また、位相基準バースト信号65は、デー
タ信号64の復調を安定させるために挿入される信号で
ある。位相基準バースト信号65は、203シンボルの
データ信号64ごとに4シンボルずつ挿入される。この
位相基準バースト信号65は、BPSKで位相変調され
ている。
【0037】すなわち、制御部6は、デジタル放送信号
において、位相数の最も少ないデジタル変調方式(ここ
ではBPSK、位相数=2)で変調されている部分の信
号でNIM1に同期捕捉を行わせる。NIM1では、I
Q復調部13が、BPSKで変調されている信号で同期
捕捉を行い、デジタル復号部15が、誤り訂正を行いつ
つ、データストリームの復号を行う。ただし、この実施
の形態1に係る測定装置では、NIM1において復号さ
れたデータストリーム自体は、測定には特に使用されな
い。
【0038】BER計算部2は、NIM1のデジタル復
号部15において発生したビットエラーを検出し、その
数をカウントしていく(ステップS2)。そして、所定
の期間において、ビットエラーがゼロであるか否かを判
断し(ステップS3)、ビットエラーがゼロではない場
合には、BER計算部2は、一定期間に発生したエラー
ビット数をその期間での受信ビット数で除算してビット
エラーレートを計算する(ステップS4)。なお、その
期間での受信ビット数は、その期間の長さと信号のデー
タレートに基づいて計算可能である。
【0039】さらに、ビットエラーレートがゼロである
か否かを判断し(ステップS5)、ビットエラーレート
がゼロではない場合には、BER計算部2は、そのビッ
トエラーレートの値を位相雑音計算部3に供給する。
【0040】位相雑音計算部3は、そのビットエラーレ
ートの値を、位相雑音相対値(すなわち、位相雑音に相
関がある値)に変換し(ステップS6)、その値を制御
部6に供給する。すなわち、位相雑音量に応じてビット
エラーレートが変化するという現象を利用して、位相雑
音計算部3は、ビットエラーレートから位相雑音量に対
応する位相雑音相対値を算出する。
【0041】なお、位相雑音計算部3は、予め別の測定
系で計測されたビットエラーレートと位相雑音との関係
に基づいて、供給されたビットエラーレートの値を、位
相雑音相対値に変換する。図5は、ビットエラーレート
と位相雑音との関係を測定する測定系の一例を示すブロ
ック図である。図5に示す測定系では、信号生成器81
が、デジタル放送信号を模擬した信号を生成し、ノイズ
生成器82が、ホワイトノイズなどのノイズを生成す
る。そして、合成器83が、信号生成器81からの模擬
信号とノイズ生成器82からのノイズとを合成し、合成
後の信号をBER測定器84に供給する。このときの模
擬信号に対するノイズの強度などに基づいて位相雑音の
値が特定される。また、BER測定器84は、その信号
のうちのBPSKで変調された信号で同期捕捉をして、
供給された信号を復調し、復調の際の誤り訂正にて検出
されたビットエラーに基づきビットエラーレートを計算
する。これにより、位相雑音の値とビットエラーレート
の値との対応関係が得られる。
【0042】図6は、図5に示す測定系で得られた位相
雑音の値とビットエラーレートとの対応関係の一例を示
す図である。なお、図6における位相雑音の値は、ビッ
トエラーレートを測定した期間における位相雑音の2乗
平均値である。図6からわかるように、位相雑音の値と
ビットエラーレートとの対応関係は、ほぼ指数関数型
(あるいは対数関数型)で表現可能である。
【0043】したがって、例えば、位相雑音計算部3
は、BER計算部2から供給されたビットエラーレート
の値の対数に相関のある値として位相雑音相対値を計算
する。
【0044】その際、位相雑音計算部3は、BER計算
部2から供給されたビットエラーレートの値の対数を位
相雑音相対値として計算してもよい。あるいは、計算量
を減らすために、位相雑音計算部3は、BER計算部2
から供給されたビットエラーレートの値をa×10−b
(ただし、a,bは正数)として表した場合に、次式で
位相雑音相対値を計算するようにしてもよい。
【0045】 位相雑音相対値=100−(b×10+a)
【0046】このように位相雑音相対値を表現すること
で、位相雑音が多いときには、位相雑音相対値が100
に近づき、位相雑音が少ないときには、位相雑音相対値
が0に近づく。また、位相雑音相対値は、図6に示す関
係およびビットエラーレートの対数関数としていること
から、位相雑音との間に十分な相関を有する。
【0047】あるいは、例えば、位相雑音計算部3が、
予め測定されたビットエラーレートと位相雑音値との対
応関係を表すテーブルを備え、そのテーブルを参照し
て、ビットエラーレートから位相雑音値または位相雑音
に相関のある値を算出するようにしてもよい。
【0048】さらに、上述のような測定系による測定結
果や各種理論に基づいてビットエラーレートと位相雑音
値との対応関係を示す関係式を導出し、その式に基づい
て、位相雑音計算部3が位相雑音値または位相雑音相対
値を算出するようにしてもよい。
【0049】制御部6は、位相雑音相対値を供給される
と、その値を表示装置5に表示させる(ステップS
7)。
【0050】なお、ステップS3において、ビットエラ
ーがゼロであったり、ステップS5において、ビットエ
ラーがゼロであったりした場合には、制御部6は、それ
以降の処理をスキップさせて、その旨を表示装置5に表
示させる(ステップS7)。
【0051】以上のように、上記実施の形態1に係る測
定装置は、デジタル放送信号受信用のNIM1と、NI
M1を制御し、デジタル放送信号内の、位相数の最も少
ないデジタル位相変調方式で変調された部分の信号のみ
で同期捕捉させる制御部6と、NIM1において発生す
るビットエラーの数に基づいてビットエラーレートを計
算するBER計算部2とを備える。デジタル放送信号に
適用される最も位相数の少ないデジタル位相変調方式で
は位相間の角度(例えば、BPSKでは180度)が大
きく位相雑音が同期捕捉に与える影響が少ない。そのた
め、その際のビットエラーレートを計算することで位相
雑音がデータ信号64の復号に与える影響を定量化で
き、そのビットエラーレートに相関がある位相雑音量を
定量的に測定することができる。また、チューナなどに
使用されるNIM1を利用できるため、装置を安価で実
現することができる。
【0052】この実施の形態1に係る測定装置を利用す
ることで、位相雑音量が定量的に測定されるため、複数
の作業員(ユーザ)間での位相雑音量の判断基準を統一
することができる。すなわち、習熟した作業員でも未習
熟の作業員でも同様の判断基準を使用することができ
る。また、複数の場所での測定結果の比較が容易にな
る。そして、この位相雑音の測定結果は、受信状況の良
否判断や、例えば、マンションなどの集合住宅における
屋内配線の配置や種類を変更して受信状況を改善するの
に利用される。
【0053】さらに、上記実施の形態1によれば、制御
部6が、NIM1を制御し、BSデジタル放送信号にお
けるTMCC信号、フレーム同期信号および位相基準バ
ースト信号のみで同期捕捉させる。なお、TMCC信
号、フレーム同期信号および位相基準バースト信号のう
ちの1種類または2種類の信号のみで同期捕捉させるよ
うにしてもよい。これにより、BSデジタル放送信号の
位相雑音量を定量的に測定することができる。
【0054】さらに、上記実施の形態1によれば、位相
雑音計算部3が、ビットエラーレートの値の対数に相関
がある値を、位相雑音の値または位相雑音相対値とし
て、変換する。これにより、位相雑音量がほぼ線形で表
現され、作業員が位相雑音量を把握しやすくなる。
【0055】さらに、上記実施の形態1によれば、位相
雑音計算部3が、位相雑音とビットエラーレートとの対
応関係を表すテーブルを有し、そのテーブルを参照し
て、ビットエラーレート計算部により計算されたビット
エラーレートの値から位相雑音の値を特定することが可
能である。その場合、位相雑音量をより正確に測定でき
る。
【0056】実施の形態2.本発明の実施の形態2に係
る測定装置は、実施の形態1に係る測定装置に加え、N
IM1において、デジタル放送信号内のすべての信号で
同期捕捉させ、その際のビットエラーレートからC/N
比を測定可能としたものである。
【0057】この実施の形態2に係る測定装置では、制
御部6は、例えばC/N比の測定のために操作部4に対
してユーザにより所定の操作があると、NIM1の同期
捕捉モードを、デジタル放送信号におけるすべての信号
に基づいて同期捕捉を行うモードに設定する。また、そ
の際、制御部6は、BER計算部2に、ビットエラーレ
ートの計算を指示する。
【0058】そして、BER計算部2は、一定期間にお
けるビットエラーレートを計算すると、そのビットエラ
ーレートを制御部6に供給する。制御部6は、そのビッ
トエラーレートを、C/N比として、表示装置5に表示
させる。
【0059】一方、例えば位相雑音の測定のために操作
部4に対してユーザにより所定の操作があると、制御部
6は、実施の形態1の場合と同様にして、NIM1およ
びBER計算部2を制御するとともに、位相雑音計算部
3からの位相雑音相対値を表示装置5に表示させる。
【0060】以上のように、上記実施の形態2によれ
ば、制御部6が、NIM1を制御し、位相雑音の値を測
定する場合には、デジタル放送信号内の、位相数の最も
少ないデジタル位相変調方式で変調された部分の信号の
みで同期捕捉させ、C/N比の値を測定する場合には、
デジタル放送信号内のすべての信号で同期捕捉させる。
これにより、安価にかつ定量的に、1台の測定装置でC
/N比と位相雑音の両方を測定できる。
【0061】例えば、受信状況が悪いときに、まず、C
/N比が測定され、C/N比が良好である場合には、位
相雑音が測定されたりする。これにより、受信状況の悪
化の原因をより特定しやすくなる。また、この測定装置
が、C/N比と位相雑音量を自動的に連続して測定し、
両者の測定結果を表示装置5に表示するようにしてもよ
い。
【0062】実施の形態3.本発明の実施の形態3に係
る測定装置は、チューナに内蔵され、チューナに内蔵さ
れたNIM1を利用して、実施の形態1や実施の形態2
と同様に、位相雑音やC/Nを測定可能にしたものであ
る。
【0063】図7は、本発明の実施の形態3に係る測定
装置の構成を示すブロック図である。図7において、デ
コーダ回路21は、NIM1から出力されるMPEG−
TSなどのデータストリームを供給され、そのデータス
トリームからユーザの所望の映像信号を再生する回路で
ある。また、制御部22は、本装置内部の各回路を制御
する回路である。すなわち、制御部22は、チューナと
してのNIM1およびデコーダ回路21を制御するとと
もに、実施の形態1の場合と同様にして他の内部回路も
制御する。
【0064】なお、図7におけるその他の構成要素につ
いては、実施の形態1におけるものと同様であるので、
その説明を省略する。
【0065】実施の形態3に係る測定装置は、通常時に
は、チューナとして機能し、映像信号を出力する。そし
て、操作部4に対して所定の操作がなされると、制御部
22が、実施の形態1,2の制御部6と同様に動作し
て、位相雑音相対値やC/N比の値を測定し、表示装置
5に表示させる。
【0066】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な例であるが、本発明は、これらに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
の変形、変更が可能である。
【0067】例えば、上記各実施の形態において、制御
部6,22が、ビットエラーレートまたは位相雑音相対
値(あるいは位相雑音値)に基づいてデジタル放送信号
の位相特性の品質の良否を判定する判定部として機能す
るようにしてもよい。その場合、制御部6,22は、ビ
ットエラーレートまたは位相雑音相対値(あるいは位相
雑音値)と所定の閾値とを比較し、その比較結果に基づ
いて判定を行う。また、制御部6,22は、その判定結
果を、表示装置5に表示させる。
【0068】なお、上記各実施の形態において、位相雑
音計算部3が、ビットエラーレートと位相雑音値との対
応関係を表すテーブルを参照して、ビットエラーレート
から位相雑音値または位相雑音相対値を算出する場合、
そのテーブルには、デジタル放送信号において最も位相
点の少ないデジタル変調方式(上記各実施の形態ではB
PSK)で変調された信号(つまり、BSデジタル放送
信号では、TMCC信号、フレーム同期信号および位相
基準バースト信号)で同期捕捉させた場合の位相雑音と
ビットエラーレートとの対応関係が記録されている。
【0069】さらに、そのテーブル(第1のテーブル)
とは別の第2のテーブルを用意し、その第2のテーブル
には、デジタル放送信号内のすべての信号で同期捕捉さ
せた場合の位相雑音とビットエラーレートとの対応関係
を予め記録しておき、位相雑音計算部3が、設定に応じ
て、第1のテーブルおよび第2のテーブルのいずれかを
使用して位相雑音値を算出したり、第1のテーブルおよ
び第2のテーブルの両方を使用して2つの位相雑音値を
算出したりするようにしてもよい。
【0070】なお、上記各実施の形態では、デジタル放
送信号の一例として、BSデジタル放送信号を示した
が、CSデジタル放送信号、その他、地上波デジタル放
送などにも本発明を適用可能である。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、安価でかつ定量的に、
位相雑音量を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る測定装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】 図1におけるNIMの構成例を示すブロック
図である。
【図3】 実施の形態1に係る測定装置の動作を説明す
るフローチャートである。
【図4】 デジタル放送信号のフレームフォーマットを
示す図である。
【図5】 ビットエラーレートと位相雑音との関係を測
定する測定系の一例を示すブロック図である。
【図6】 図5に示す測定系で得られた位相雑音の値と
ビットエラーレートとの対応関係の一例を示す図であ
る。
【図7】 本発明の実施の形態3に係る測定装置の構成
を示すブロック図である。
【図8】 人工衛星から衛星デジタル放送チューナまで
の信号の伝送経路、および衛星デジタル放送チューナの
構成の一例を示すブロック図である。
【図9】 位相変調方式による被変調波のコンスタレー
ションの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワークインタフェースモジュール 2 BER計算部 3 位相雑音計算部(変換部) 6,22 制御部 61,62 フレーム同期信号 63 TMCC信号 64 データ信号 65 位相基準バースト信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C061 BB03 CC05 5K004 AA01 AA05 BA02 BB04 BB05 FA03 FA05 FA06 FA21 FD04 FD05 5K042 AA05 BA10 CA02 DA21 DA27 EA15 FA11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送信号の品質を測定する測定
    装置において、 上記デジタル放送信号受信用のネットワークインタフェ
    ースモジュールと、 上記ネットワークインタフェースモジュールを制御し、
    上記デジタル放送信号内の、位相数の最も少ないデジタ
    ル位相変調方式で変調された部分の信号のみで同期捕捉
    させる制御部と、 上記ネットワークインタフェースモジュールにおいて発
    生するビットエラーの数に基づいてビットエラーレート
    を計算するビットエラーレート計算部と、 を備えることを特徴とする測定装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記ネットワークインタ
    フェースモジュールを制御し、前記デジタル放送信号に
    おけるTMCC信号、フレーム同期信号および位相基準
    バースト信号のうちの1または複数のみで同期捕捉させ
    ることを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記ネットワークインタ
    フェースモジュールを制御し、位相雑音の値を測定する
    場合には、前記デジタル放送信号内の、位相数の最も少
    ないデジタル位相変調方式で変調された部分の信号のみ
    で同期捕捉させ、C/N比の値を測定する場合には、前
    記デジタル放送信号内のすべての信号で同期捕捉させる
    ことを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  4. 【請求項4】 前記ビットエラーレート計算部により計
    算されたビットエラーレートの値を、位相雑音の値また
    は位相雑音に相関がある値に変換する変換部を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  5. 【請求項5】 前記変換部は、前記ビットエラーレート
    の値の対数に相関がある値を、前記位相雑音の値または
    前記位相雑音に相関がある値として、変換することを特
    徴とする請求項4記載の測定装置。
  6. 【請求項6】 前記変換部は、位相雑音とビットエラー
    レートとの対応関係を表すテーブルを有し、そのテーブ
    ルを参照して、前記ビットエラーレート計算部により計
    算されたビットエラーレートの値から位相雑音の値を特
    定することを特徴とする請求項4記載の測定装置。
  7. 【請求項7】 前記テーブルに含まれる位相雑音とビッ
    トエラーレートとの対応関係は、前記デジタル放送信号
    内の、位相数の最も少ないデジタル変調方式で変調され
    た部分の信号のみで同期捕捉させた場合の位相雑音とビ
    ットエラーレートとの対応関係であることを特徴とする
    請求項6記載の測定装置。
  8. 【請求項8】 前記テーブルに含まれる位相雑音とビッ
    トエラーレートとの対応関係は、前記デジタル放送信号
    内のすべての信号で同期捕捉させた場合の位相雑音とビ
    ットエラーレートとの対応関係であることを特徴とする
    請求項6記載の測定装置。
  9. 【請求項9】 前記ビットエラーレート計算部により計
    算されたビットエラーレートの値に基づいて前記デジタ
    ル放送信号の位相特性の品質の良否を判定する判定部を
    備えることを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  10. 【請求項10】 前記変換部により生成された前記位相
    雑音の値または前記位相雑音に相関がある値に基づいて
    前記デジタル放送信号の位相特性の品質の良否を判定す
    る判定部を備えることを特徴とする請求項2記載の測定
    装置。
  11. 【請求項11】 デジタル放送信号の品質を測定する測
    定方法において、 上記デジタル放送信号受信用のネットワークインタフェ
    ースモジュールを制御し、上記デジタル放送信号内の、
    位相数の最も少ないデジタル位相変調方式で変調された
    部分の信号のみで同期捕捉させるステップと、 上記ネットワークインタフェースモジュールにおいて発
    生するビットエラーの数に基づいてビットエラーレート
    を計算するステップと、 を備えることを特徴とする測定方法。
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