JP2002111771A - ディジタル変調信号受信装置 - Google Patents

ディジタル変調信号受信装置

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JP2002111771A JP2000296479A JP2000296479A JP2002111771A JP 2002111771 A JP2002111771 A JP 2002111771A JP 2000296479 A JP2000296479 A JP 2000296479A JP 2000296479 A JP2000296479 A JP 2000296479A JP 2002111771 A JP2002111771 A JP 2002111771A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質劣化が発生するタイミングを常に精度良
く測定できるようにしたディジタル変調信号受信装置を
提供すること。 【解決手段】 ディジタル変調信号伝送システムの受信
装置において、受信信号から与えられる信号点と、復調
のために設定してある中心位置の間の距離を雑音レベル
として算出し、この雑音レベルを、変調方式から決まる
信号点間距離で除算して、信号点間距離対雑音比を算出
する信号点間距離対雑音演算部10を設け、算出した信
号点間距離対雑音比を表示部18で表示させ、符号誤り
率が認識できるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル伝送シ
ステムの受信装置に係り、特に移動無線伝送によるディ
ジタル画像データ伝送システムに好適な受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、MPEG2(Moving Picture Expe
rt Group phase2)などの画像圧縮技術の進歩に伴い、映
像信号や音声信号のディジタル化が著しいが、これは、
伝送劣化が少ない、画質、音質がよい、ディジタル記録
が可能であるなどの種々の利点がディジタル化により得
られるからである。
【0003】そして、この映像信号と音声信号のディジ
タル化が急速に進んでいる技術の一種に、例えばマラソ
ン競技など、被写体が移動している場合の画像中継によ
く用いられるFPU(フィールド・ピックアップ・ユニ
ット:Field Pickup Unit)と呼ばれるシステムがある。
【0004】そこで、図2により、このFPUによる画
像中継について説明すると、テレビジョンカメラ21で
撮像され、これから供給される映像信号は、まず画像エ
ンコーダ22に入力され、ここで、上記したMPEG2
などの画像圧縮処理によりディジタル信号に変換され
る。
【0005】ところで、このMPEG2などによる画像
圧縮処理に際しては、伝送エラー補正のため、誤り訂正
符号化処理が施されるのが通例であるが、ここでMPE
G2の標準規格では、誤り訂正符号方式としてリード・
ソロモン符号が適用されている。
【0006】こうして画像圧縮処理され、ディジタル変
換された映像信号は送信装置23に供給され、ここでデ
ィジタル変調され、伝送信号として送信される。そこ
で、この伝送信号が受信装置24に伝送されることにな
る。
【0007】受信装置24で受信された伝送信号はディ
ジタル信号に復調され、画像デコーダ25により元の映
像信号に変換された上で、例えば、図示してない放送機
器などに供給され、FPUによる中継業務が遂行される
ことになる。
【0008】このとき、画像デコーダ25では、上記し
たリード・ソロモン符号による誤り訂正処理が施され、
この結果、伝送誤りが生じた場合でも、画像のデコード
に支障の虞れがなく、常に円滑な処理が得られることに
なる。
【0009】次に、このようなシステムにおけるディジ
タル伝送方式について、更に詳しく説明すると、送信装
置23では、上記したように、入力されてくる映像信号
に対してディジタル変調が施されるが、このときの変調
方式としては、主として次の2種の方式が従来から使用
されている。
【0010】すなわち、まず第1の方式は、受信信号の
絶対振幅と絶対位相を用いて復調する同期検波方式でぁ
り、次に第2の方式は、1シンボル前の振幅又は位相と
の差分を検出して復調する遅延検波方式である。
【0011】ここで、まず第1の同期検波方式には、複
素信号空間上に16点の信号点を格子状に配置した16
値直交振幅変調方式(16QAM:16Quadrature Amplit
udeModulation)、64点の信号点を配置した64値直交
振幅変調方式(64QAM)などの変調方式がある。
【0012】次に、第2の遅延検波方式には、円周上に
4点の信号点を有する4相差動位相偏移変調方式(DQ
PSK:Differential Quadrature Phase Shift Keyin
g)や、半径の異なる2重の円周上に夫々8点の信号点を
配置した16相差動振幅位相偏移変調方式(16DAP
SK)などの変調方式がある。
【0013】このときの信号点の配置はコンスタレーシ
ョンと称されているが、ここで各変調方式でのコンスタ
レーションについては、夫々図3の(a)、(b)、(c)、(d)
に示すようになる。従って、送信装置23では、以上の
何れかの変調処理によりベースバンド信号が生成され、
この後、IF(中間周波数)帯域の信号からRF(高周波)
帯域の信号に周波数変換された上で送信されることにな
る。
【0014】また、この結果、受信装置24では、受信
信号がRF帯域とIF帯域を経てベースバンド帯域の信
号に周波数変換され、この後、A/D変換においてサン
プリングし、これにより受信サンプル値系列を得る。そ
して、この受信サンプル値系列に対して、このときの変
調方式に対応した復調処理を施し、生成された映像信号
を画像デコーダ25に出力するのである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記したFPUは無線
による中継システムであり、しかもマラソンの中継など
屋外で移動しながらの中継動作になるため、電波伝播状
況に変化を受け易く、従って、中継動作中、受信電界強
度が低下して、必要なC/N(Carrier/Noise)が保てな
くなってしまう虞れがある。
【0016】また、このFPUシステムの場合、反射伝
播経路が生じ易いので、直接波と反射波の干渉による、
いわゆるマルチパス現象も発生し、更には、マルチパス
の状況変化によるフェージング環境も発生するので、か
なり劣悪な電波伝播状況のもとに置かれるこどが多い。
【0017】従って、この場合には、雑音や反射波など
により伝送信号に歪みが生じ、このため復調に際して符
号誤りが発生し易くなる。そこで、FPUでは、上記し
たように、誤り訂正処理を適用し、符号誤りによる影響
が発生しないようにしているのである。
【0018】ところで、この場合、符号誤りの発生頻度
が低く、想定されている誤り訂正能力の範囲内にある限
りは特に問題はないが、誤り訂正能力を越えて符号誤り
の発生頻度が高くなると、誤りが訂正できなくなってし
まう。
【0019】例えば、上記したMPEG2の標準規格で
あるリード・ソロモン符号による誤り訂正の場合、符号
誤り率が3×10-4 程度までは対応が可能であるが、
これ以上の符号誤り率に対しては、誤り訂正は不可能に
なってしまう。
【0020】こうして誤り訂正が不完全な状態になる
と、画像にブロックノイズなどによる画質の劣化が現わ
れ、甚だしいときにはフリーズ現象(画像が一時的に中
断してしまうこと)まで発生してしまう。放送業務では
画像品質の保持が優先課題であり、このことはFPUシ
ステムでも同じで、中継だからといって画質の劣化が許
される訳でもない。
【0021】そこで、このような場合、予め別の映像素
材を用意しておき、伝送状態が悪化して画質劣化が発生
し易い状況になったときは、放送内容を、中継中の映像
から上記別の映像素材に切換える手法が、従来から用い
られている。
【0022】ところで、この手法の適用には、中継動作
中の映像の伝送状態をモニタし、画質劣化が発生し易い
状況になったことを検知する必要がある。ここで、従来
技術としては、直接波と反射波のレベルを監視する遅延
プロファイル測定による検知方法や、受信電界強度を測
定する検知方法などが知られていた。
【0023】しかしながら、上記従来技術による検知方
法は、画質劣化が引き起こされるタイミングの正確な検
知について配慮がされているとは言えず、画像の的確な
切換動作を得る点に問題があった。
【0024】すなわち、従来技術は、伝送状態から画質
劣化が発生し易い状況になったことを検出しているた
め、画質劣化が引き起こされるタイミングの検知の点か
らすれば、いわば間接的な検知になってしまい、このた
め、的確な切換タイミングを得る点に問題が残ってしま
うのである。
【0025】本発明の目的は、画質劣化が発生するタイ
ミングを常に精度良く測定できるようにしたディジタル
変調信号受信装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ディジタル
変調信号伝送システムの受信装置において、受信信号か
ら与えられる信号点と、復調のために設定してある中心
位置の間の距離を雑音レベルとして算出し、この雑音レ
ベルを、変調方式から決まる信号点間距離で除算して、
信号点間距離対雑音比を算出する手段を設け、前記信号
点間距離対雑音比から符号誤り率が推定できるようにし
て達成される。
【0027】このとき、前記信号点間距離対雑音比を、
符号誤り率として表示させる手段が設けられているよう
にしてもよく、前記信号点間距離対雑音比をデシベル換
算して、符号誤り率として所定の形式で表現させる手段
が設けられているようにしてもよい。
【0028】また、上記目的は、ディジタル変調信号伝
送システムの受信装置において、受信信号から与えられ
る信号点と、復調のために設定してある中心位置の間の
距離を雑音レベルとして算出する雑音レベル算出手段
と、前記雑音レベルを、変調方式から決まる信号点間距
離で除算して、信号点間距離対雑音比を算出する除算手
段と、前記信号点間距離対雑音比をデシベル換算する対
数換算手段とを設け、該対数換算手段の出力がデシベル
値として所定の形式で表現されるようにしても達成され
る。
【0029】更に、上記目的は、ディジタル変調信号伝
送システムの受信装置において、受信信号から与えられ
る信号点と、復調のために設定してある中心位置の間の
距離を雑音レベルとして算出する雑音レベル算出手段
と、前記雑音レベルを、変調方式から決まる信号点間距
離で除算して、信号点間距離対雑音比を算出する除算手
段と、前記信号点間距離対雑音比から推定される符号誤
り率を算出する符号誤り率変換手段とを設け、該符号誤
り率変換手段の出力が所定の形式で表現されるようにし
ても達成される。
【0030】ここで、何れの場合でも、前記ディジタル
変調信号の変調方式が、直交周波数分割多重変調方式で
あるようにしてもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるディジタル変
調信号受信装置について、図示の実施の形態により詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施形態を示したもの
で、この実施形態は、信号点間距離対雑音演算部10と
復調部11、それに表示部18で構成されている。
【0032】この実施形態の場合、復調部11は、例え
ば図2で説明したFPUシステムにおける受信装置24
に接続されていて、この復調部11に上記した受信サン
プル値系列が入力されるようになっているが、受信装置
24に含まれている本来の復調装置と共通になっている
ものでもよい。
【0033】以下、一例として、ここで対象としている
変調方式が同期検波方式の場合について説明する。復調
部11では、振幅と位相が既知であるパイロット信号を
用い、入力された受信サンプル値系列から各搬送波の絶
対振幅と絶対位相を算出し、更に、図4に示すように、
信号空間上にしきい値(閾値)を設定し、これから受信信
号点に対する復調領域を決定する。
【0034】そして、受信信号が特定の復調領域に存在
したとき、該復調領域に対応する符号を復調結果として
出力する。なお、この図4は、変調方式が16QAMの
場合について示したものである。ここで、この16QA
MなどQAM系の変調方式の場合、信号点は格子上に乗
るようにして配置される。
【0035】従って、図示のように、信号点間距離Bは
I軸方向とQ軸方向で等しくなるのが一般的で、また、
この場合、しきい値は信号点間の中心に位置するように
設定されるので、しきい値間の距離も信号点間距離Bに
等しくなっているのが一般的である。
【0036】なお、このようなディジタル変調方式は一
応周知と考えられるので、詳しい説明は割愛するが、必
要なら、例えば、「ディジタル無線通信の変復調」 斉
藤 洋一著 電子情報通信学会に詳細な説明がある。
【0037】そして、復調部11からは、図5に示すよ
うに、各搬送波に対する複素受信信号点Rと、受信信号
点が存在する復調領域の中心位置S、つまり、受信信号
が歪みを受けてない理想的な状態のとき信号点が存在す
ることになるであろう本来の位置S、それに図4で説明
した信号点間距離Bとが出力され、これらは信号点間距
離対雑音演算部10に入力される。
【0038】図6は、信号点間距離対雑音演算部10の
詳細で、ここに復調部11から入力された出力の内、受
信信号点(複素受信信号点)Rと中心位置Sは雑音レベル
算出部12に供給され、ここで、図5に示すように、こ
れら複素受信信号点Rと中心位置Sの間の幾何学的な距
離Lが算出される。
【0039】そうすると、この距離Lは受信信号の雑音
レベルを表わすものとなる。何故なら、もしも雑音がな
けれは、つまり雑音レベルがゼロなら、複素受信信号点
Rは中心位置Sになる筈だからである。
【0040】そこで、このように雑音レベルをLとする
と、雑音レベル算出部12における雑音レベルLの算出
は、以下に説明するようにして行なわれる。いま、複素
受信信号点RのI軸方向への投影分をRI、Q軸方向へ
の投影分をRQ とすると、R=RI+jRQ となる。こ
こで、jは複素数を表わす。
【0041】同様に、中心位置SのI軸方向への投影分
をSI、Q軸方向への投影分をSQとすると、S=SI
jSQ となる。そうすると、雑音レベルLは、次の(1)
式で与えられることになり、従って、雑音レベル算出部
12は、この(1)式による演算を実行するのである。
【0042】
【数1】 なお、この(1)式を用いて雑音レベルLを演算した場合
には、正確な演算結果が得られるが、この場合、演算処
理が複雑になり、回路規模の大きなハードウエアを要す
る。そこで、次の(2)式から雑音レベルLを演算するよ
うに雑音レベル算出部12を構成してもよい。 L=|RI−SI|+|RQ−SQ ………… (2)
【0043】この(2)式から雑音レベルLを演算するよ
うにした場合、上記(1)式の場合よりも回路規模は小さ
くできるが、しかし近似式であるため、誤差が多くなる
のはやむを得ない。
【0044】雑音レベル算出部12では、(1)式の演算
を採用した場合も、(2)式の演算を採用した場合でも、
受信信号の各シンボル毎、或いは数シンボル毎に雑音レ
ベルLの演算を行ない、次々と平均演算部13に供給し
てゆく。
【0045】但し、このように受信信号の各シンボル
毎、或いは数シンボル毎に次々と雑音レベルLを演算し
た場合、それらにはバラツキが現われてしまうのが避け
られない。そこで、平均演算部13を設け、これにより
平均化する。
【0046】このときの平均演算部13による平均化に
は、複数のシンボルにわたる加算平均化処理を用いれば
よく、例えば256シンボルの雑音レベルLを加算した
後、この加算結果を256のシンボル数で除算して平均
値とするのである。
【0047】ここで、加算すべきシンボル数を、2のべ
き乗からなる数値になるようにしてやれば、上記した除
算のための処理をビットシフト処理で得ることができ、
平均演算部13の構成が簡略化できる。平均演算部13
から出力される雑音レベルの平均値は、次に雑音レベル
補正部14に入力される。
【0048】ここで、この雑音レベル補正部14の機能
は、実際に検出された雑音レベルの平均値と、理論的に
与えられる雑音レベルの平均値との間に可否的に現われ
てしまう誤差を補正することである。ここで、この誤差
には、雑音自体が有する性質から発生するものと、雑音
レベルの算出に際して発生してしまうものとの2種があ
るが、以下、まず、この誤差が発生する理由について説
明する。
【0049】このような雑音は、ガウス分布を呈するの
が一般的であるので、以下、ガウス雑音と呼ぶが、この
ガウス雑音が混入した場合での誤差の発生について、図
7により説明する。いま、送信側では、図示の信号点S
1の信号を送信したとし、これがガウス雑音の混入によ
り、受信側では、受信信号点Rになってしまったとす
る。
【0050】この場合、本来の信号点はS1なので、雑
音レベルは、信号点S1と信号点Rの間の距離L’であ
り、従って、これか雑音レベルLとして算出されるべき
であるが、図示のように、この場合、受信信号点Rは中
心位置S2に近いため、実際には、受信信号点Rと中心
位置S2の間の距離L”を雑音レベルとして算出してし
まう。
【0051】これは、ガウス雑音が、図示のように、裾
野が大きく広がった分布を呈していて、たとえレベルが
僅かでも、確率的には容易に隣り合う領域にまで受信点
が侵入してしまうからであるが、更に雑音のレベルが高
くなれば、それだけでも隣り合う領域に侵入してしまう
ノイズ成分が多くなるので、誤差量も増加してしまうの
である。
【0052】この誤差は、上記した雑音自体が有する性
質によるものであるが、これによる誤差量は雑音のレベ
ルに関連する量なので、従って、誤差量を雑音レベルの
関数として表わすことができるので、予め計算しておく
ことで対応可能である。
【0053】次に、雑音レベル算出に際して発生する誤
差について説明すると、これは、端的に言えば、例え
ば、上記(1)式による雑音レベルLの演算に代えて、近
似式である(2)式を用いた場合に発生する誤差のことで
ある。
【0054】しかも、この場合の平均的な誤差量は、
(1)式を用いた場合の逓倍(発明者の沖田さま、ここで、
この逓倍とは、整数倍又は2のべき乗倍のことと思われ
ますが、不明確なので、説明を補充してください。)に
なることが知られている。従って、これによる誤差も、
採用した近似式の関数として与えられる量になるので、
予め計算しておくことで対応が可能である。
【0055】以上の結果、雑音レベル補正部14では、
上記した各関数の逆関数による補正を施こしてやれば、
雑音レベルに現われる誤差量の補正ができることになる
が、この逆関数による補正を演算により実行しようとす
ると、一般的にはかなり複雑な演算を要する。
【0056】そこで、例えば逆関数による補正値が予め
書き込まれているROM(リード・オンリ・メモリ:Rea
d Onry Memory)を用い、入力される補正前の雑音レベル
によるテーブル検索処理により、補正値が与えられるよ
うに構成した雑音レベル補正部14を用いてやればよ
い。
【0057】雑音レベル補正部14から出力された正確
な雑音レベルNは除算部15に供給される。一方、この
除算部15には、復調部11(図1)から信号点間距離B
も入力されていて、これにより、雑音レベルNと信号点
間距離Bの除算が実行される。
【0058】上記したように、復調部11で復調処理す
る際に設定してあるしきい値間の距離は、図4で説明し
たように、各信号点間の距離に等しく、これが信号点間
距離Bとして出力され、除算部11に供給されている。
【0059】そこで、この除算部11では、次の(3)式
により、雑音レベルNに対する信号点間距離Bの比率、
すなわち信号点間距離対雑音比BNRが計算される。 BNR=B/N …… …… (3) 従って、この除算部14は、簡単な除算回路で構成する
ことができる。
【0060】ここで、この実施形態では、信号点間距離
対雑音比BNRを算出している理由は、次の通りであ
る。信号点間距離Bは、適用されている変調方式によ
り、その値が異なっているので、使用されている変調方
式の多値数を下げ、点間距離Bを上げてやれば、雑音耐
性が増す。
【0061】従って、同じ雑音レベルでも、使用されて
いる変調方式が異なれば、符号誤り特性も異なってしま
う。しかしながら、この実施形態のように、信号点間距
離対雑音比BNRを用いてやれば、変調方式にかかわら
ず、同じ符号誤り特性として把握できることになるから
である。
【0062】ここで、画像デコーダ(図2)に供給される
復調結果については、既に説明したように、画像に劣化
が生じるか否かの判定のためのしきい値として、符号誤
り率が3×10-4 程度が目安にしている。
【0063】従って、この3×10-4 程度の符号誤り
率に対応する値である信号点間距離対雑音比BNRが、
変調方式にかかわらず同じ値を示すことは、画質の劣化
を判定する上で極めて有利で、判定が容易になるであろ
うことは簡単に理解できる筈である。
【0064】除算部15から出力された信号点間距離対
雑音比BNRは対数変換部16に供給される。ここで、
信号点間距離対雑音比BNRは線形特性で与えられる
が、このような比率を表わす量の単位としては、デシベ
ル表示が実用的であり判り易い。そこで対数変換部16
を設け、対数変換された信号点間距離対雑音比BNRが
得られるようにしているのである。
【0065】このとき、この対数変換処理をハードウエ
アで実現させようとすると、膨大な回路規模になる。そ
こで、ここでも対数演算部16としては、ROMによる
対数変換テーブルを用意し、テーブル検索により対数変
換値が与えられるように構成したものを使用すればよ
く、この対数演算部16の出力は、最終的に信号点間距
離対雑音演算部10(図1)の出力となり、表示部18に
供給される。
【0066】表示部16は、指針形計器や、ランプ、L
ED、液晶などを用いたアナログ表示手段又は数値によ
りディジタル表示する手段、或いはオシロスコープなど
の信号波形を表示する手段を備え、これにより、対数変
換された信号点間距離対雑音比BNRが視覚的に把握認
識できる形で表現されるようにする。ここで、信号波形
表示手段による場合には、信号点間距離対雑音比BNR
値を一旦、映像信号に変換する必要がある。
【0067】従って、この実施形態によれば、表示され
た信号点間距離対雑音比BNRから符号誤り率が推測で
き、デコーダで画像劣化が発生するタイミングを確実に
知ることができるので、的確なタイミングでのプログラ
ム切換を容易に、しかも確実に得ることができ、この結
果、放送画質の低下を充分に抑えることができる。
【0068】ここで、表示部16は、上記した視覚的な
表示による符号誤り率の表現と併用して、或いは、それ
と独立して、信号点間距離対雑音比BNRの値に応じて
音階が変化する音響発生手段による聴覚形式による表現
を用いてもよく、このとき、信号点間距離対雑音比BN
Rが画質の劣化が予想される値になったとき、警告ラン
プやブザー音などにより警報が発生されるように構成し
てもよい。
【0069】また、信号点間距離対雑音比BNRの表現
と併用して、或いは独立に、それをコンピュータなどに
よる処理が可能なデータ形式に変換し、データ形式で表
現されて出力されるように構成してもよい。
【0070】従って、この表示部16による信号点間距
離対雑音比BNRの表現は、視覚的な形式による表現に
限らず、聴覚的な形式による表現でも、或いはコンピュ
ータなどでのデータ処理に適合したデータ形式による表
現など、所定の形式による表現なら、何れの形式によっ
てもよい。
【0071】一方、上記したことと併用して、或いは、
それと独立して、信号点間距離対雑音比BNRの値に応
じて制御される切換回路を設け、符号誤りが発生する虞
れが生じたときは、自動的に上記したプログラムの切換
えが得られるようにしてもよい。
【0072】このとき、プログラムの切換から戻るとき
の制御も信号点間距離対雑音比BNRの値に応じて制御
されるようにしてもよく、戻るときは手動操作で切換る
ように構成してもよい。
【0073】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。まず、図8は、本発明の第2の実施形態で、この
実施形態は、図6の実施形態における対数変換部16に
代えて、BER変換部17を設けたものである。ここ
で、このBER変換部17は、入力された信号点間距離
対雑音比BNRを符号誤り率に変換して出力しる働きを
するものである。
【0074】上記したように、ここでの符号誤り率は信
号点間距離対雑音比BNRと強い相関があり、信号点間
距離対雑音比BNRから予測可能であるから、これらを
予めROMにテーブルとして書込んでおき、信号点間距
離対雑音比BNRによるテーブル検索により、容易に符
号誤り率を出力させることができる。
【0075】ここで、図2に示したシステムにおいて、
画像デコーダ25による符号誤り訂正処理とは別に、内
符号として畳み込み訂正符号を用いるようにした符号誤
り訂正方式を適用する場合がある。
【0076】この場合、上記図8の実施形態では、BE
R変換部17による変換処理に、この畳み込み訂正符号
での誤り率特性も考慮した変換が与えられるように構成
してやれば、畳み込み訂正後での符号誤り率の予想値も
得ることができる。
【0077】従って、上記実施形態によれば、信号点間
距離対雑音比BNR、或いは推定符号誤り率の検出が可
能になるので、画像劣化が発生する限界点を容易にしる
ことができ、的確なタイミングで画像の切換えを行なう
ことができる。
【0078】ところで、本発明の実施形態としては、上
記した実施形態に限らず、他の構成も可能である。ま
ず、本発明の実施形態における平均演算部13として
は、上記した加算平均による構成以外にも、平均値を求
める対象シンボルを逐次移動させながら平均値を求める
ようにした、移動平均処理を用いるようにしてもよく、
更には、FIR(Finite Impulse Response)フィルタ又
はIIR(Infinite Impulse Response)フィルタを用い
て平均化するようにしても良い。
【0079】次に、除算部15の他の実施形態について
説明する。上記したように、この除算処理は、それをハ
ードウエアにより実現させようとすると、一般に回路規
模が膨大になってしまう。
【0080】そこで、一応は上記したが、復調部11で
復調に際して設定すべきしきい値間の距離、すなわち信
号点間距離Bについて、それが2のべき乗の数値になる
ように規格化してやる方法があり、この場合、(3)式で
示した演算処理は、データのビットシフト処理だけで実
現できるので、除算部15に必要な回路規模を大幅に抑
えることができる。
【0081】更に、本発明における信号点間距離対雑音
演算部10の他の実施形態として、図9に示す構成があ
る。この図9の実施形態は、雑音レベル補正部14と除
算部15、それに対数変換部16又はBER変換部17
による処理を、全てROM変換部19により、まとめて
与えられるようにしたものである。
【0082】上記したように、これら雑音レベル補正部
14と除算部15、それに対数変換部16又はBER変
換部17は、何れも夫々ROMテーブルに置換が可能で
あるから、これらを1個のROM変換部19に集約可能
なことは明らかである。
【0083】そして、この場合、雑音レベルNと信号点
間距離Bの2種のデータから対数変換された信号点間距
離対雑音比BNR又は符号化率を出力するので、マトリ
クステーブル形式のROMを用いてROM変換部19を
構成してやればよい。従って、この図9の実施形態によ
れば、回路規模を大幅に削減することができる。
【0084】更に、この実施形態の場合、適用された変
換方式における信号点間距離Bは、その変換方式により
一義的に決まる筈であり、この場合、適用される変換方
式の種類はさほど多くはなく、通常は数種に過ぎない。
【0085】従って、ROM変換部19に入力すべき信
号点間距離Bに代えて、変換方式の種別を表わすデータ
を用いてやれば、ROM変換部19の入力データのビッ
ト数が削減でき、更に回路規模の削減を得ることができ
る。
【0086】次に、本発明の更に別の実施形態について
説明する。本発明が対象とするシステムの変調方式の一
種に、直交周波数分割多重変調方式(OFDM:Orthgon
al Frequency Dvision Multiplexing)があるが、このシ
ステムに本発明を適用した場合には更に効果的である。
【0087】ここで、まず、この直交周波数分割多重変
調方式について説明すると、この方式はマルチキャリア
変調方式の一種で、互いに位相が直交するn(nは数1
0から数100にわたる数値)の搬送波(キャリア)を用
い、これらの搬送波に夫々ディジタル変調を施すように
した伝送方式であり、移動体伝送に適しているという特
性がある。
【0088】既に説明した16QAMなどQAM系のデ
ィジタル変調方式では搬送波の数は1本であり、この場
合、図2で説明したFPUシステムなどの移動体伝送に
は、実のところ、あまり適しているとは言えず、固定回
線による伝送に適用されるのが一般的である。
【0089】固定回線の場合、その伝送路での伝播状況
が変動することは少なく、安定しているため、一旦、画
質劣化のない伝送路が選択された後は、画質劣化が発生
する虞れは、まず無いといえる。
【0090】そこで、このようなシステムでは、上記し
たように、移動体伝送に適している直交周波数分割多重
変調方式が採用されることが多いが、この場合でも、伝
送路の伝播状況の変動による影響が全て免れられる訳で
はなく、画質の劣化の可能性は多かれ少なかれ残ってし
まう。
【0091】従って、この直交周波数分割多重変調方式
を用いたシステムに本発明を適用して、画質劣化の発生
タイミングを的確に検出することが極めて有効になるの
であり、以下、この場合の本発明の実施形態について説
明する。
【0092】ここで、この直交周波数分割多重変調方式
を用いたシステムに本発明を適用する場合でも、上記実
施形態における平均演算部13の構成と演算処理が異な
るだけで、その他は同じでよい。従って、以下、主とし
て、この平均演算部13について説明する。
【0093】この平均演算部13が異なっている理由
は、直交周波数分割多重変調方式の場合、複数本の搬送
波が存在することによる。ここで、まず、本発明の実施
形態としては、第1に複数本の有効搬送波の全てを平均
化演算の対象とする場合と、第2にそれらの一部を間引
いた残りの搬送波を対象にする場合とがある。
【0094】第1の実施形態では、1シンボル内に含ま
れる全ての有効搬送波の雑音レベルを加算し、加算結果
を全ての有効搬送波の本数で除算するという平均加算処
理を行なうものである。この場合、平均加算処理が正確
に得られるが、しかし、ハードウエアとしての回路規模
が大きくなってしまうのはやむを得ない。
【0095】一方、第2の実施形態では、複数本の搬送
波を所定の本数毎に間引いた上で平均化処理するのであ
るが、このときの処理としては、間引かれて残った搬送
波の雑音レベルを加算した上で、同じ本数で除算する平
均加算処理と、間引かれて残った搬送波の雑音レベルに
対して、FIRフィルタ又はIIRフィルタを適用した
平均化処理とがある。
【0096】従って、この第2の実施形態の場合は、間
引いた本数分、ハードウエアとしての回路規模が縮小で
きることになる。ここで、この第2の実施形態の場合、
更に、間引きすべき搬送波の本数を、直交周波数分割多
重変調方式における有効搬送波の本数の約数に含まれな
い適当な素数に設定してあるが、以下、その理由につい
て説明する。
【0097】直交周波数分割多重変調方式では、マルチ
パスが発生した場合、特定の搬送波にだけ減衰が生じる
という周波数選択性フェージング現象が引き起こされる
が、この場合、間引きの結果として、周波数選択性フェ
ージングにより減衰を受けている搬送波だけが常に平均
加算処理に用いられている状態になってしまったとする
と、相対的に雑音レベルは高く測定されてしまう。
【0098】また、反対に、減衰を受けていない搬送波
だけにより平均加算処理が行なわれている状態になった
とすると、今度は雑音レベルが低く測定されてしまうこ
とになり、この結果、何れの場合でも、全有効搬送波に
よる平均雑音レベルから誤差を生じてしまう。
【0099】この事態は、間引く搬送波の本数が、直交
周波数分割多重変調方式における有効搬送波の本数の約
数になっていた場合に発生する。従って、この事態が発
生しないようにするためには、間引きすべき搬送波の本
数を、直交周波数分割多重変調方式における有効搬送波
の本数の約数に含まれない適当な素数に設定してやれば
よい。
【0100】この場合、雑音レベル測定のために使用す
る搬送波の間引き本数を設定することにより、雑音レベ
ル測定に使用される搬送波はシンボル毎にずれて行くよ
うになり、従って、上記事態の発生が抑えられるのであ
る。
【0101】従って、この実施形態によれば、雑音レベ
ル測定用の搬送波がシンボル毎に同じ搬送波になってし
まう虞れが無く、ほぼ全ての有効搬送波を雑音レベルの
測定対象とすることができ、この結果、常に正確に雑音
レベルの測定を得ることができる。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、ディジタル変調方式で
の信号点間距離対雑音比を算出するようにしたので、容
易に、しかも正確に符号誤り率を推定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル変調信号受信装置の一
実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施形態が適用対象とするFPUシ
ステムの一例を示すブロック構成図である。
【図3】ディジタル変調方式におけるコンスタレーショ
ンの説明図である。
【図4】16QAM変調方式における復調しきい値の説
明図である。
【図5】16QAM変調方式における受信信号点の説明
図である。
【図6】本発明の実施形態における信号点間距離対雑音
演算部の一例を示すブロック構成図である。
【図7】ディジタル変調方式での雑音による誤差の説明
図である。
【図8】本発明の実施形態における信号点間距離対雑音
演算部の他の一例を示すブロック構成図である。
【図9】本発明の実施形態における信号点間距離対雑音
演算部の更に別の一例を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
10 信号点間距離対雑音演算部 11 復調部 12 雑音レベル算出部 13 平均演算部 14 雑音レベル補正部 15 除算部 16 対数換算部 17 BNR変調部 18 表示部 19 ROM変調部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/455 H04L 27/00 G 5K022 17/00 A Fターム(参考) 5C025 AA13 AA20 5C056 FA05 FA20 GA20 5C061 BB07 BB09 CC05 5K004 AA01 AA08 BB06 JA03 JH00 5K014 AA01 BA08 BA10 EA08 FA00 GA02 HA05 HA10 5K022 DD01 DD31

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル変調信号伝送システムの受信
    装置において、 受信信号から与えられる信号点と、復調のために設定し
    てある中心位置の間の距離を雑音レベルとして算出し、
    この雑音レベルを、変調方式から決まる信号点間距離で
    除算して、信号点間距離対雑音比を算出する手段を設
    け、 前記信号点間距離対雑音比から符号誤り率が推定できる
    ように構成したことを特徴とするディジタル変調信号受
    信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、 前記信号点間距離対雑音比を、符号誤り率として所定の
    形式で表現させる手段が設けられていることを特徴とす
    るディジタル変調信号受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の発明において、 前記信号点間距離対雑音比をデシベル換算して、デシベ
    ル値として所定の形式で表現させる手段が設けられてい
    ることを特徴とするディジタル変調信号受信装置。
  4. 【請求項4】 ディジタル変調信号伝送システムの受信
    装置において、 受信信号から与えられる信号点と、復調のために設定し
    てある中心位置の間の距離を雑音レベルとして算出する
    雑音レベル算出手段と、 前記雑音レベルを、変調方式から決まる信号点間距離で
    除算して、信号点間距離対雑音比を算出する除算手段
    と、 前記信号点間距離対雑音比をデシベル換算する対数換算
    手段とを設け、 該対数換算手段の出力が所定の形式で表現されるように
    構成したことを特徴とするディジタル変調信号受信装
    置。
  5. 【請求項5】 ディジタル変調信号伝送システムの受信
    装置において、 受信信号から与えられる信号点と、復調のために設定し
    てある中心位置の間の距離を雑音レベルとして算出する
    雑音レベル算出手段と、 前記雑音レベルを、変調方式から決まる信号点間距離で
    除算して、信号点間距離対雑音比を算出する除算手段
    と、 前記信号点間距離対雑音比から推定される符号誤り率を
    算出する符号誤り率変換手段とを設け、 該符号誤り率変換手段の出力が所定の形式で表現される
    ように構成したことを特徴とするディジタル変調信号受
    信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5の何れかに記載の発
    明において、 前記ディジタル変調信号の変調方式が、直交周波数分割
    多重変調方式であることを特徴とするディジタル変調信
    号受信装置。
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