JP2003347804A - 誘電体送受共用器 - Google Patents
誘電体送受共用器Info
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- JP2003347804A JP2003347804A JP2002147510A JP2002147510A JP2003347804A JP 2003347804 A JP2003347804 A JP 2003347804A JP 2002147510 A JP2002147510 A JP 2002147510A JP 2002147510 A JP2002147510 A JP 2002147510A JP 2003347804 A JP2003347804 A JP 2003347804A
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- filter
- resonator
- frequency band
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- dielectric block
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Abstract
(57)【要約】
【課題】誘電体送受共用器を構成する2つのフィルタの
通過周波数帯域の分離を確実にし、かつ、シンプルで小
型の送受共用器を提供する。 【解決手段】概略直方体の誘電体ブロックと、第1の共
振孔を含む少なくとも1つの第1の共振器を有し、第1
の周波数帯域を通過させる第1のフィルタと、第2の共
振孔を含む少なくとも1つの第2の共振器を有し、前記
第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域を通過させ
る第2のフィルタと、前記第1のフィルタと前記第2の
フィルタとの間に配置され、第3の共振孔を有する第3
の共振器と、前記第3の共振孔の内導体が前記誘電体ブ
ロックの上面に形成された接続導体により接続されてい
る入出力共通電極と、を有する誘電体送受共用器であっ
て、前記第1のフィルタの他端と前記入出力共通電極と
が磁界結合しており、前記第2のフィルタの他端と前記
入出力共通電極とが電界結合していることを特徴とする
誘電体送受共振器。
通過周波数帯域の分離を確実にし、かつ、シンプルで小
型の送受共用器を提供する。 【解決手段】概略直方体の誘電体ブロックと、第1の共
振孔を含む少なくとも1つの第1の共振器を有し、第1
の周波数帯域を通過させる第1のフィルタと、第2の共
振孔を含む少なくとも1つの第2の共振器を有し、前記
第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域を通過させ
る第2のフィルタと、前記第1のフィルタと前記第2の
フィルタとの間に配置され、第3の共振孔を有する第3
の共振器と、前記第3の共振孔の内導体が前記誘電体ブ
ロックの上面に形成された接続導体により接続されてい
る入出力共通電極と、を有する誘電体送受共用器であっ
て、前記第1のフィルタの他端と前記入出力共通電極と
が磁界結合しており、前記第2のフィルタの他端と前記
入出力共通電極とが電界結合していることを特徴とする
誘電体送受共振器。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同軸型誘電体共
振器を複数個組合わせてなる誘電体送受共用器に関する
ものである。特に、入出力共通電極とフィルタ端部との
間の結合を制限することにより、誘電体送受共用器に形
成された2つのフィルタの送信周波数帯域と受信周波数
帯域を効率良く分離することを特徴とする誘電体送受共
用器に関するものである。
振器を複数個組合わせてなる誘電体送受共用器に関する
ものである。特に、入出力共通電極とフィルタ端部との
間の結合を制限することにより、誘電体送受共用器に形
成された2つのフィルタの送信周波数帯域と受信周波数
帯域を効率良く分離することを特徴とする誘電体送受共
用器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、無線器等に搭載されて送信回
路から入力される送信信号をアンテナへ出力しかつアン
テナから入力される受信信号を受信回路へと出力する機
能を持った送受共用器(デュプレクスフィルタまたはデ
ュプレクサ)が使用されている。
路から入力される送信信号をアンテナへ出力しかつアン
テナから入力される受信信号を受信回路へと出力する機
能を持った送受共用器(デュプレクスフィルタまたはデ
ュプレクサ)が使用されている。
【0003】このような送受共用器においては、送信側
フィルタ及び受信側フィルタとして、誘電体ブロックの
内部に複数の共振孔を備え誘電体ブロックの外面に外導
体及び信号の入出力のための電極を備えた同軸型誘電体
共振器を複数配列したものが用いられる。
フィルタ及び受信側フィルタとして、誘電体ブロックの
内部に複数の共振孔を備え誘電体ブロックの外面に外導
体及び信号の入出力のための電極を備えた同軸型誘電体
共振器を複数配列したものが用いられる。
【0004】このように単一の誘電体ブロックに2つの
フィルタを構成して誘電体送受共用器(アンテナ共用
器)を構成した例として、特開平10−93305号公
報に記載されているように2つのフィルタの入出力部分
に共用の入出力電極を設けたものや、本発明者らにより
特開2000−142145号公報に開示されているよ
うに2つのフィルタ間に1つの共振器を設けて、その共
振器に入出力共通電極を接続した送受共用器などがあ
る。
フィルタを構成して誘電体送受共用器(アンテナ共用
器)を構成した例として、特開平10−93305号公
報に記載されているように2つのフィルタの入出力部分
に共用の入出力電極を設けたものや、本発明者らにより
特開2000−142145号公報に開示されているよ
うに2つのフィルタ間に1つの共振器を設けて、その共
振器に入出力共通電極を接続した送受共用器などがあ
る。
【0005】このように単一の誘電体グロックに2つの
フィルタを構成して誘電体送受共用器を構成する場合、
それぞれのフィルタの通過周波数帯域の分離を確実に
し、不要な結合を避ける必要がある。具体的には、低周
波数帯域を通過帯域とする第1のフィルタと高周波数帯
域を通過帯域とする第2のフィルタが1つの誘電体ブロ
ックに形成されている場合、第1のフィルタでは、第2
のフィルタの通過帯域またはその近辺で減衰量を多く取
る必要があり、第2のフィルタでは、第1のフィルタの
通過帯域またはその近辺で減衰量を多く取る必要があ
る。
フィルタを構成して誘電体送受共用器を構成する場合、
それぞれのフィルタの通過周波数帯域の分離を確実に
し、不要な結合を避ける必要がある。具体的には、低周
波数帯域を通過帯域とする第1のフィルタと高周波数帯
域を通過帯域とする第2のフィルタが1つの誘電体ブロ
ックに形成されている場合、第1のフィルタでは、第2
のフィルタの通過帯域またはその近辺で減衰量を多く取
る必要があり、第2のフィルタでは、第1のフィルタの
通過帯域またはその近辺で減衰量を多く取る必要があ
る。
【0006】誘電体ブロックを用いた従来の誘電体送受
共用器は、上記特性を実現するために前記第1のフィル
タ及び前記第2のフィルタの誘電体ブロック端部にある
電極の更に外側に別の共振器(特定帯域阻止用共振器)
を設け、前記それぞれの電極と上記特定帯域阻止用共振
器とを結合させ、第1のフィルタは第2のフィルタの通
過周波数帯域またはその近辺に、第2のフィルタは第1
のフィルタの通過周波数帯域またはその近辺に減衰極を
形成する方法を用いている。
共用器は、上記特性を実現するために前記第1のフィル
タ及び前記第2のフィルタの誘電体ブロック端部にある
電極の更に外側に別の共振器(特定帯域阻止用共振器)
を設け、前記それぞれの電極と上記特定帯域阻止用共振
器とを結合させ、第1のフィルタは第2のフィルタの通
過周波数帯域またはその近辺に、第2のフィルタは第1
のフィルタの通過周波数帯域またはその近辺に減衰極を
形成する方法を用いている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
は、第1のフィルタ(または送信側フィルタ)及び第2
のフィルタ(または受信側フィルタ)のそれぞれに特定
帯域阻止用共振器を付加しなければならず、共振器の数
も多くなり、それに伴いサイズも大きく小型化の要求に
応えることができない。
は、第1のフィルタ(または送信側フィルタ)及び第2
のフィルタ(または受信側フィルタ)のそれぞれに特定
帯域阻止用共振器を付加しなければならず、共振器の数
も多くなり、それに伴いサイズも大きく小型化の要求に
応えることができない。
【0008】本発明は、誘電体送受共用器のもつ上記問
題を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、誘電
体送受共用器を構成する2つのフィルタの通過周波数帯
域の分離を確実にし、かつ、シンプルで小型の送受共用
器を提供することにある。
題を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、誘電
体送受共用器を構成する2つのフィルタの通過周波数帯
域の分離を確実にし、かつ、シンプルで小型の送受共用
器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに対向す
る第1面と第2面及び前記第1面と前記第2面との間の
側面からなり、前記第2面と前記側面が外導体で被われ
た誘電体ブロックと、前記誘電体ブロックの前記第1面
と前記第2面とを貫通し、その全内部が内導体で被覆さ
れた第1の共振孔を含む少なくとも1つの第1の共振器
を有し、第1の周波数帯域を通過させる第1のフィルタ
と、前記誘電体ブロックの前記第1面と前記第2面とを
貫通し、その全内部が内導体で被覆された第2の共振孔
を含む少なくとも1つの第2の共振器を有し、前記第1
の周波数帯域より高い第2の周波数帯域を通過させる第
2のフィルタと、前記第1のフィルタと前記第2のフィ
ルタとの間に配置され、前記誘電体ブロックの前記第1
面と前記第2面とを貫通しその全内部が内導体で被覆さ
れた第3の共振孔を有する第3の共振器と、前記第1の
フィルタの一端と結合する第1の電極と、前記第2のフ
ィルタの一端と結合する第2の電極と、前記第3の共振
孔の内導体が前記誘電体ブロックの前記第1面に形成さ
れた接続導体により接続されている入出力共通電極とを
有する誘電体送受共用器であって、前記第1のフィルタ
の他端と前記入出力共通電極とが実質的に磁界結合して
おり、前記第2のフィルタの他端と前記入出力共通電極
とが実質的に電界結合していることを特徴とする誘電体
送受共用器に関する。
る第1面と第2面及び前記第1面と前記第2面との間の
側面からなり、前記第2面と前記側面が外導体で被われ
た誘電体ブロックと、前記誘電体ブロックの前記第1面
と前記第2面とを貫通し、その全内部が内導体で被覆さ
れた第1の共振孔を含む少なくとも1つの第1の共振器
を有し、第1の周波数帯域を通過させる第1のフィルタ
と、前記誘電体ブロックの前記第1面と前記第2面とを
貫通し、その全内部が内導体で被覆された第2の共振孔
を含む少なくとも1つの第2の共振器を有し、前記第1
の周波数帯域より高い第2の周波数帯域を通過させる第
2のフィルタと、前記第1のフィルタと前記第2のフィ
ルタとの間に配置され、前記誘電体ブロックの前記第1
面と前記第2面とを貫通しその全内部が内導体で被覆さ
れた第3の共振孔を有する第3の共振器と、前記第1の
フィルタの一端と結合する第1の電極と、前記第2のフ
ィルタの一端と結合する第2の電極と、前記第3の共振
孔の内導体が前記誘電体ブロックの前記第1面に形成さ
れた接続導体により接続されている入出力共通電極とを
有する誘電体送受共用器であって、前記第1のフィルタ
の他端と前記入出力共通電極とが実質的に磁界結合して
おり、前記第2のフィルタの他端と前記入出力共通電極
とが実質的に電界結合していることを特徴とする誘電体
送受共用器に関する。
【0010】ここで、実質的に磁界結合しているとは、
十分な結合が取れるほど磁界結合が電界結合よりも大き
く、磁界結合が支配的であることを意味し、また、実質
的に電界結合しているとは、十分な結合が取れるほど電
界結合が磁界結合よりも大きく、電界結合が支配的であ
ることを意味する。
十分な結合が取れるほど磁界結合が電界結合よりも大き
く、磁界結合が支配的であることを意味し、また、実質
的に電界結合しているとは、十分な結合が取れるほど電
界結合が磁界結合よりも大きく、電界結合が支配的であ
ることを意味する。
【0011】本発明においては、誘電体ブロックの第1
面に形成された接続導体により第3の共振器が接続され
た入出力共通電極は、低い通過周波数帯域を有する第1
のフィルタ端部と磁界結合することにより、高い通過周
波数帯域を有する第2のフィルタの通過周波数帯域また
はその近辺に減衰極を形成でき第1のフィルタの通過周
波数特性の減衰量を大きくとることが出来る。これによ
り、第2のフィルタの通過周波数帯域の信号を第1のフ
ィルタで効率良く除去でき、そのために従来用いていた
特定帯域阻止用の共振器を設ける必要もない。
面に形成された接続導体により第3の共振器が接続され
た入出力共通電極は、低い通過周波数帯域を有する第1
のフィルタ端部と磁界結合することにより、高い通過周
波数帯域を有する第2のフィルタの通過周波数帯域また
はその近辺に減衰極を形成でき第1のフィルタの通過周
波数特性の減衰量を大きくとることが出来る。これによ
り、第2のフィルタの通過周波数帯域の信号を第1のフ
ィルタで効率良く除去でき、そのために従来用いていた
特定帯域阻止用の共振器を設ける必要もない。
【0012】また、本発明では、さらに、第3の共振器
に接続された入出力共通電極が、高い通過周波数帯域を
有する第2のフィルタと電界結合することにより、低い
通過周波数帯域を有する第1のフィルタの通過周波数帯
域またはその近辺に減衰極を形成でき第2のフィルタの
通過周波数特性の減衰量を大きく取ることができる。こ
れにより、第1のフィルタの通過周波数帯域の信号を第
2のフィルタで効率良く除去でき、従来用いていた特定
周波数帯域阻止用の共振器を設ける必要もない。
に接続された入出力共通電極が、高い通過周波数帯域を
有する第2のフィルタと電界結合することにより、低い
通過周波数帯域を有する第1のフィルタの通過周波数帯
域またはその近辺に減衰極を形成でき第2のフィルタの
通過周波数特性の減衰量を大きく取ることができる。こ
れにより、第1のフィルタの通過周波数帯域の信号を第
2のフィルタで効率良く除去でき、従来用いていた特定
周波数帯域阻止用の共振器を設ける必要もない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の具体的実施形態を説明する。図1は、本発明による誘電
体送受共用器の一実施形態を示す模式的斜視図である。
本発明の誘電体送受共用器は、図1に示したように、互
いに対向する第1面100(図の上方の面)と第2面1
01(図の下方の面)を含む略直方体形状の誘電体ブロ
ック2から構成されており、前記第1面100(図の上
方の面)と第2面101(図の下方の面)との間の4つ
の側面と前記第2面には導体膜である外導体5が形成さ
れている。該誘電体ブロック2の材料としては例えばB
aTiO3系のセラミックスを使用することができる。
の具体的実施形態を説明する。図1は、本発明による誘電
体送受共用器の一実施形態を示す模式的斜視図である。
本発明の誘電体送受共用器は、図1に示したように、互
いに対向する第1面100(図の上方の面)と第2面1
01(図の下方の面)を含む略直方体形状の誘電体ブロ
ック2から構成されており、前記第1面100(図の上
方の面)と第2面101(図の下方の面)との間の4つ
の側面と前記第2面には導体膜である外導体5が形成さ
れている。該誘電体ブロック2の材料としては例えばB
aTiO3系のセラミックスを使用することができる。
【0014】該誘電体ブロック2には前記誘電体ブロッ
クの第1面と第2面とを貫通する円形状断面を持つ貫通
孔が複数互いに平行に形成されており、該貫通孔の全内
面は導体膜である内導体3で被覆され、少なくとも1つ
の第1の共振孔12、少なくとも1つの第2の共振孔1
4、および第3の共振孔16が形成されている。
クの第1面と第2面とを貫通する円形状断面を持つ貫通
孔が複数互いに平行に形成されており、該貫通孔の全内
面は導体膜である内導体3で被覆され、少なくとも1つ
の第1の共振孔12、少なくとも1つの第2の共振孔1
4、および第3の共振孔16が形成されている。
【0015】前記内導体3と外導体5およびその他の導
体膜の材料としては例えばAgを用いることができる。
このようにして、該誘電体ブロック2に複数のλ/4同
軸型誘電体共振器22A〜22C、24A〜24C,2
6が形成される。
体膜の材料としては例えばAgを用いることができる。
このようにして、該誘電体ブロック2に複数のλ/4同
軸型誘電体共振器22A〜22C、24A〜24C,2
6が形成される。
【0016】前記誘電体ブロック2には、第1の共振孔
12を有する少なくとも1つの第1の共振器により第1
のフィルタ32が形成され、第2の共振孔14を有する
少なくとも1つの第2の共振器により第2のフィルタ3
4が形成され、さらに、前記第3の共振孔16を有する
第3の共振器26が前記第1のフィルタ32と前記第2
のフィルタ34との間に配置されている。
12を有する少なくとも1つの第1の共振器により第1
のフィルタ32が形成され、第2の共振孔14を有する
少なくとも1つの第2の共振器により第2のフィルタ3
4が形成され、さらに、前記第3の共振孔16を有する
第3の共振器26が前記第1のフィルタ32と前記第2
のフィルタ34との間に配置されている。
【0017】第2のフィルタ34の通過周波数帯域であ
る第2の周波数帯域は、第1のフィルタ32の通過周波
数帯域である第1の周波数帯域より高く設定されてい
る。
る第2の周波数帯域は、第1のフィルタ32の通過周波
数帯域である第1の周波数帯域より高く設定されてい
る。
【0018】第1のフィルタ32と第2のフィルタ34
は、一方が送信用周波数帯域、他方が受信用周波数帯域
を通過させるフィルタであるが、どちらを受信用、送信
用にしてもよく、また、誘電体ブロック2内での第1の
フィルタと第2のフィルタの配置も特に限定されない。
以下の説明では、説明を容易にするため、第1のフィル
タは送信用フィルタ、第2のフィルタは受信用フィルタ
として説明するがこれに限定されるものではない。
は、一方が送信用周波数帯域、他方が受信用周波数帯域
を通過させるフィルタであるが、どちらを受信用、送信
用にしてもよく、また、誘電体ブロック2内での第1の
フィルタと第2のフィルタの配置も特に限定されない。
以下の説明では、説明を容易にするため、第1のフィル
タは送信用フィルタ、第2のフィルタは受信用フィルタ
として説明するがこれに限定されるものではない。
【0019】本発明の誘電体共振器の第1面には、図示
されているように、各共振孔12、14の内導体3のそ
れぞれに接続された導体膜からなる結合用導体4が形成
されており、第1のフィルタ32には、必要により、第
1の共振器12同士を磁界的に結合するため結合用導体
10が外導体5に接続されて形成されている。
されているように、各共振孔12、14の内導体3のそ
れぞれに接続された導体膜からなる結合用導体4が形成
されており、第1のフィルタ32には、必要により、第
1の共振器12同士を磁界的に結合するため結合用導体
10が外導体5に接続されて形成されている。
【0020】本実施形態では、互いに同一の向きに並列
配置された3つの第1の共振器22A、22B、22C
により3段の第1のフィルタ(送信用帯域通過フィルタ)
32が形成されており、互いに同一の向きに並列配置さ
れた3つの第2の共振器24A,24B,24Cにより
3段の第2のフィルタ(受信用帯域通過フィルタ)34が
形成されており、この場合、第1のフィルタ32の送信
用帯域は第2のフィルタ34の受信用帯域より低く設定
されている。第1のフィルタ(送信用帯域通過フィルタ)
32と第2のフィルタ(受信用帯域通過フィルタ)34と
の間、即ち、共振器22Cと共振器24Aとの間にこれ
らと同一の向きに第3の共振器26が配置されている。
配置された3つの第1の共振器22A、22B、22C
により3段の第1のフィルタ(送信用帯域通過フィルタ)
32が形成されており、互いに同一の向きに並列配置さ
れた3つの第2の共振器24A,24B,24Cにより
3段の第2のフィルタ(受信用帯域通過フィルタ)34が
形成されており、この場合、第1のフィルタ32の送信
用帯域は第2のフィルタ34の受信用帯域より低く設定
されている。第1のフィルタ(送信用帯域通過フィルタ)
32と第2のフィルタ(受信用帯域通過フィルタ)34と
の間、即ち、共振器22Cと共振器24Aとの間にこれ
らと同一の向きに第3の共振器26が配置されている。
【0021】図1において、第1のフィルタ(送信側フ
ィルタ)32の左端の共振器22Aの近傍の誘電体ブロ
ック外面には、外導体5と絶縁された導体膜からなる第
1の電極(送信信号入力電極)6が形成されており、第
2のフィルタ(受信側フィルタ)34の右端の共振器2
4Cの近傍の誘電体ブロック外面には、外導体5と絶縁
された導体膜からなる第2の電極(受信信号出力電極)
7が形成されている。即ち、第1の電極6は、前記第1
のフィルタ32の一端(図の左端)と結合しており、第
2の電極7は、前記第2のフィルタ34の一端(図の右
端)と結合している。
ィルタ)32の左端の共振器22Aの近傍の誘電体ブロ
ック外面には、外導体5と絶縁された導体膜からなる第
1の電極(送信信号入力電極)6が形成されており、第
2のフィルタ(受信側フィルタ)34の右端の共振器2
4Cの近傍の誘電体ブロック外面には、外導体5と絶縁
された導体膜からなる第2の電極(受信信号出力電極)
7が形成されている。即ち、第1の電極6は、前記第1
のフィルタ32の一端(図の左端)と結合しており、第
2の電極7は、前記第2のフィルタ34の一端(図の右
端)と結合している。
【0022】また、第3の共振器26の近傍の誘電体ブ
ロック外面には、外導体5と絶縁された導体膜からなる
入出力共通電極8が形成されており、また、外導体5と
絶縁された導体膜からなり入出力共通電極8と第3の共
振器の内導体とを接続する接続導体9が形成されてい
る。該接続導体9は、上記第2の共振器24A〜24C
の内導体に接続された結合用導体4と同様に、電界結合
用導体(または容量電極)としての機能をも発揮し第2
のフィルタ(受信用フィルタ)34は入出力共通電極8
と電界結合で外部結合を得ている。また、第1のフィル
タ32の他端(図1の中央寄り)の第1の共振器22C
と第3の共振器26との間には、電界結合を制限する手
段、例えば、誘電体ブロックの前記第1面に外導体5に
接続された導体膜からなる磁界結合用導体18が形成さ
れている。磁界結合用導体18により、第1のフィルタ
32の他端(図の共振器22C側)と第3の共振器26
とは実質的に磁界結合している。ここで、実質的に磁界
結合しているとは、十分な結合が取れるほど磁界結合が
電界結合よりも大きく、磁界結合が支配的であることを
意味する。従って、第1のフィルタ32の他端は入出力
共通電極8とで磁界結合が支配的となり、外部結合を得
ている。
ロック外面には、外導体5と絶縁された導体膜からなる
入出力共通電極8が形成されており、また、外導体5と
絶縁された導体膜からなり入出力共通電極8と第3の共
振器の内導体とを接続する接続導体9が形成されてい
る。該接続導体9は、上記第2の共振器24A〜24C
の内導体に接続された結合用導体4と同様に、電界結合
用導体(または容量電極)としての機能をも発揮し第2
のフィルタ(受信用フィルタ)34は入出力共通電極8
と電界結合で外部結合を得ている。また、第1のフィル
タ32の他端(図1の中央寄り)の第1の共振器22C
と第3の共振器26との間には、電界結合を制限する手
段、例えば、誘電体ブロックの前記第1面に外導体5に
接続された導体膜からなる磁界結合用導体18が形成さ
れている。磁界結合用導体18により、第1のフィルタ
32の他端(図の共振器22C側)と第3の共振器26
とは実質的に磁界結合している。ここで、実質的に磁界
結合しているとは、十分な結合が取れるほど磁界結合が
電界結合よりも大きく、磁界結合が支配的であることを
意味する。従って、第1のフィルタ32の他端は入出力
共通電極8とで磁界結合が支配的となり、外部結合を得
ている。
【0023】このように、誘電体ブロック2の第1面1
00に形成された接続導体9により第3の共振器26が
接続された入出力共通電極8は、低い通過周波数帯域を
有する第1のフィルタ32と実質的に磁界結合すること
により、高い通過周波数帯域を有する第2のフィルタ3
4の通過周波数帯域またはその近辺に減衰極を形成でき
第1のフィルタ32の通過周波数特性の減衰量を大きく
とることが出来る。これにより、第2のフィルタの通過
周波数帯域の信号を第1のフィルタで効率良く除去で
き、そのために従来用いていた特定帯域阻止用の共振器
を設ける必要もない。
00に形成された接続導体9により第3の共振器26が
接続された入出力共通電極8は、低い通過周波数帯域を
有する第1のフィルタ32と実質的に磁界結合すること
により、高い通過周波数帯域を有する第2のフィルタ3
4の通過周波数帯域またはその近辺に減衰極を形成でき
第1のフィルタ32の通過周波数特性の減衰量を大きく
とることが出来る。これにより、第2のフィルタの通過
周波数帯域の信号を第1のフィルタで効率良く除去で
き、そのために従来用いていた特定帯域阻止用の共振器
を設ける必要もない。
【0024】また、第3の共振器26が接続された入出
力共通電極8が、高い通過周波数帯域を有する第2のフ
ィルタ34の他端(図1の第2の共振器24A側)と実
質的に電界結合することにより、低い通過周波数帯域を
有する第1のフィルタの通過周波数帯域またはその近辺
に減衰極を形成することができ第2のフィルタ34の通
過周波数特性の減衰量を大きく取ることができる。ここ
で、実質的に電界結合しているとは、十分な結合が取れ
るほど電界結合が磁界結合よりも大きく、電界結合が支
配的であることを意味する。これにより、第1のフィル
タの通過周波数帯域の信号を第2のフィルタで効率良く
除去でき、従来用いていた特定帯域阻止用の共振器を設
ける必要もない。
力共通電極8が、高い通過周波数帯域を有する第2のフ
ィルタ34の他端(図1の第2の共振器24A側)と実
質的に電界結合することにより、低い通過周波数帯域を
有する第1のフィルタの通過周波数帯域またはその近辺
に減衰極を形成することができ第2のフィルタ34の通
過周波数特性の減衰量を大きく取ることができる。ここ
で、実質的に電界結合しているとは、十分な結合が取れ
るほど電界結合が磁界結合よりも大きく、電界結合が支
配的であることを意味する。これにより、第1のフィル
タの通過周波数帯域の信号を第2のフィルタで効率良く
除去でき、従来用いていた特定帯域阻止用の共振器を設
ける必要もない。
【0025】第1のフィルタ32の他端と前記入出力電
極8との間で磁界結合を得る手段、および第2のフィル
タ34の他端と前記入出力電極8との間で電界結合を得
る手段としては、図1に示された形態の他に様々な形態
があり、図1の形態に限定されるものではない。
極8との間で磁界結合を得る手段、および第2のフィル
タ34の他端と前記入出力電極8との間で電界結合を得
る手段としては、図1に示された形態の他に様々な形態
があり、図1の形態に限定されるものではない。
【0026】図2は、第1のフィルタ32の他端と入出
力共通電極8との間の磁界結合および、第2のフィルタ
34の他端と入出力共通電極8との間の電界結合を得る
他の実施形態の要部を示す模式的部分斜視図である。図
2の実施形態では、誘電体ブロックの第1面の各共振孔
の開放端に凹部を形成し、該凹部内面に導体膜を前記各
共振器の内導体に接続して形成している。なお、本発明
においては、前記凹部内面も前記第1面の一部である。
そして、図2に示すように、誘電体ブロックの前記第1
面に第1の共振器22Cと第3の共振器26との間に溝
を形成し、この溝に沿って外導体5に接続された磁界結
合用導体18を形成している。これにより、第1のフィ
ルタ32の他端(図の共振器22C側)と第3の共振器
26との間の電界結合は制限されて、より大きな磁界結
合を得ることができる。一方、第2のフィルタ34の端
部(共振器24A側)と入出力共通電極8との間は、前
述のように、凹部に形成された導体膜(結合用導体4)
により、より大きな電界結合得ることが可能となる。
力共通電極8との間の磁界結合および、第2のフィルタ
34の他端と入出力共通電極8との間の電界結合を得る
他の実施形態の要部を示す模式的部分斜視図である。図
2の実施形態では、誘電体ブロックの第1面の各共振孔
の開放端に凹部を形成し、該凹部内面に導体膜を前記各
共振器の内導体に接続して形成している。なお、本発明
においては、前記凹部内面も前記第1面の一部である。
そして、図2に示すように、誘電体ブロックの前記第1
面に第1の共振器22Cと第3の共振器26との間に溝
を形成し、この溝に沿って外導体5に接続された磁界結
合用導体18を形成している。これにより、第1のフィ
ルタ32の他端(図の共振器22C側)と第3の共振器
26との間の電界結合は制限されて、より大きな磁界結
合を得ることができる。一方、第2のフィルタ34の端
部(共振器24A側)と入出力共通電極8との間は、前
述のように、凹部に形成された導体膜(結合用導体4)
により、より大きな電界結合得ることが可能となる。
【0027】図3は、第1のフィルタ32と入出力共通
電極8との間の磁界結合および、第2のフィルタ34と
入出力共通電極8との間の電界結合を得る更に他の実施
形態の要部を示す模式的部分斜視図である。図3の実施
形態では、図1の実施形態で示された誘電体ブロックの
前記第1面に形成された磁界結合用導体18が誘電体ブ
ロックの1側面から他の側面に完全には繋がっておら
ず、一部途切れたように形成されている。このような形
態においても、相対的に磁界結合が電界結合より強く、
磁界結合が第1のフィルタ32の他端(図の共振器22
C側)と第3の共振器26の間の結合を支配し、実質的
に磁界結合することができる。これにより、第1のフィ
ルタの周波数特性で、高周波側の第2のフィルタの周波
数通過帯域またはその近辺に減衰極を形成する効果を有
する。また、図3の実施形態では、入出力共通電極8が
誘電体ブロックの側面において第2のフィルタの方に延
長して形成されている。これにより、第2のフィルタ3
4の端部(共振器24A側)に形成された結合用導体4
と入出力共通電極8との電界結合をより強くすることが
できる。
電極8との間の磁界結合および、第2のフィルタ34と
入出力共通電極8との間の電界結合を得る更に他の実施
形態の要部を示す模式的部分斜視図である。図3の実施
形態では、図1の実施形態で示された誘電体ブロックの
前記第1面に形成された磁界結合用導体18が誘電体ブ
ロックの1側面から他の側面に完全には繋がっておら
ず、一部途切れたように形成されている。このような形
態においても、相対的に磁界結合が電界結合より強く、
磁界結合が第1のフィルタ32の他端(図の共振器22
C側)と第3の共振器26の間の結合を支配し、実質的
に磁界結合することができる。これにより、第1のフィ
ルタの周波数特性で、高周波側の第2のフィルタの周波
数通過帯域またはその近辺に減衰極を形成する効果を有
する。また、図3の実施形態では、入出力共通電極8が
誘電体ブロックの側面において第2のフィルタの方に延
長して形成されている。これにより、第2のフィルタ3
4の端部(共振器24A側)に形成された結合用導体4
と入出力共通電極8との電界結合をより強くすることが
できる。
【0028】なお、上記図1〜3の実施形態では、第1
面から第2面への共振孔の内径、特に、第3の共振孔1
6とそれに隣接する共振孔22Cまたは24Aは、第1
面から第2面にかけてすべて同一径であったが、これら
の共振孔の内径は、共振孔の内部で径を変えて、第1面
に近い側と第2面に近い側で異なっていてもよい。
面から第2面への共振孔の内径、特に、第3の共振孔1
6とそれに隣接する共振孔22Cまたは24Aは、第1
面から第2面にかけてすべて同一径であったが、これら
の共振孔の内径は、共振孔の内部で径を変えて、第1面
に近い側と第2面に近い側で異なっていてもよい。
【0029】また、図1の実施形態において第1のフィ
ルタ(送信側フィルタ)の他端と第3の共振器との関係
は同一面に開放面があるコムラインタイプであるが、開
放面を(図中における上下端面)交互にしたインターデ
ィジタルタイプとして磁界結合を得ても良い。
ルタ(送信側フィルタ)の他端と第3の共振器との関係
は同一面に開放面があるコムラインタイプであるが、開
放面を(図中における上下端面)交互にしたインターデ
ィジタルタイプとして磁界結合を得ても良い。
【0030】また、上記の説明では、便宜上、第1のフ
ィルタを送信用フィルタとし、第2のフィルタを受信用
フィルタとしたが、送信用フィルタの通過周波数帯域を
受信用フィルタの通過周波数帯域より高く設定し、第1
のフィルタを受信用フィルタ、第2のフィルタを送信用
フィルタとしてもよい。その場合、受信用フィルタと入
出力共通電極8との結合は実質的に磁界結合が支配的で
あり、送信用フィルタと入出力共通電極8との結合は実
質的に電界結合が支配的となるようにすればよい。
ィルタを送信用フィルタとし、第2のフィルタを受信用
フィルタとしたが、送信用フィルタの通過周波数帯域を
受信用フィルタの通過周波数帯域より高く設定し、第1
のフィルタを受信用フィルタ、第2のフィルタを送信用
フィルタとしてもよい。その場合、受信用フィルタと入
出力共通電極8との結合は実質的に磁界結合が支配的で
あり、送信用フィルタと入出力共通電極8との結合は実
質的に電界結合が支配的となるようにすればよい。
【0031】図4は、図1の実施形態の誘電体送受共用
器で得られた周波数通過特性であり、図4(a)は、第
1のフィルタ(送信用フィルタ)の周波数通過特性であ
り、図4(b)は、第2のフィルタ(受信用フィルタ)
の周波数通過特性である。図4(a)の第1のフィルタ
の通過周波数帯域より高い周波数帯域(約2.25GH
z)に見られる減衰極は、本発明の第1のフィルタ32
の端部と入出力共通電極8との磁界結合により得られる
ものであり、これにより、第2のフィルタの通過周波数
帯域との分離を確実にすることができる。
器で得られた周波数通過特性であり、図4(a)は、第
1のフィルタ(送信用フィルタ)の周波数通過特性であ
り、図4(b)は、第2のフィルタ(受信用フィルタ)
の周波数通過特性である。図4(a)の第1のフィルタ
の通過周波数帯域より高い周波数帯域(約2.25GH
z)に見られる減衰極は、本発明の第1のフィルタ32
の端部と入出力共通電極8との磁界結合により得られる
ものであり、これにより、第2のフィルタの通過周波数
帯域との分離を確実にすることができる。
【0032】また、図4(b)の第2のフィルタの通過
周波数帯域より低い周波数帯域(約1.75GHz)に
見られる減衰極は、本発明の第2のフィルタ34の端部
と入出力共通電極8との電界結合により得られるもので
あり、これにより、第1のフィルタの通過周波数帯域と
の分離を確実に行なうことができる。
周波数帯域より低い周波数帯域(約1.75GHz)に
見られる減衰極は、本発明の第2のフィルタ34の端部
と入出力共通電極8との電界結合により得られるもので
あり、これにより、第1のフィルタの通過周波数帯域と
の分離を確実に行なうことができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来の
ように第1の電極(送信信号入力電極)および第2の電
極(受信信号出力電極)の結合部の外側部に別の特定帯
域阻止用共振器を設ける必要も無く、入出力共通電極と
各フィルタとの結合を制限することにより、第1のフィ
ルタ(送信側フィルタ)は第2の周波数(受信周波数)
帯域またはその近辺に減衰極を生じ第2の周波数(受信
周波数)帯域の減衰量を多く取ることができ、第2のフ
ィルタ(受信側フィルタ)は第1の周波数(送信周波
数)帯域またはその近辺に減衰極を生じ送信周波数帯域
の近くに減衰量を多く取ることができる。このため、別
の特定帯域阻止用共振器を省略することができ、シンプ
ルで小型の送受共用器を提供することができる。
ように第1の電極(送信信号入力電極)および第2の電
極(受信信号出力電極)の結合部の外側部に別の特定帯
域阻止用共振器を設ける必要も無く、入出力共通電極と
各フィルタとの結合を制限することにより、第1のフィ
ルタ(送信側フィルタ)は第2の周波数(受信周波数)
帯域またはその近辺に減衰極を生じ第2の周波数(受信
周波数)帯域の減衰量を多く取ることができ、第2のフ
ィルタ(受信側フィルタ)は第1の周波数(送信周波
数)帯域またはその近辺に減衰極を生じ送信周波数帯域
の近くに減衰量を多く取ることができる。このため、別
の特定帯域阻止用共振器を省略することができ、シンプ
ルで小型の送受共用器を提供することができる。
【図1】 本発明による誘電体送受共用器の一実施形態
を示す模式的斜視図である。
を示す模式的斜視図である。
【図2】 本発明による誘電体送受共用器の他の実施形
態の要部を示す模式的部分斜視図である。
態の要部を示す模式的部分斜視図である。
【図3】 本発明による誘電体送受共用器の他の実施形
態の要部を示す模式的部分斜視図である。
態の要部を示す模式的部分斜視図である。
【図4】 (a)は、第1のフィルタ(送信フィルタ)
の周波数通過特性であり、(b)は、第2のフィルタ
(受信フィルタ)の周波数通過特性である。
の周波数通過特性であり、(b)は、第2のフィルタ
(受信フィルタ)の周波数通過特性である。
1 誘電体送受共用器
2 誘電体ブロック
3 内導体
4 結合用導体
5 外導体
6 第1の電極
7 第2の電極
8 入出力共通電極
9 接続導体
10 結合用導体
12 第1の共振孔
14 第2の共振孔
16 第3の共振孔
18 磁界結合用導体
22A、22B、22C 第1の共振器
24A、24B、24C 第2の共振器
26 第3の共振器
32 第1のフィルタ
34 第2のフィルタ
100 誘電体ブロック第1面
101 誘電体ブロック第2面
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 北島 正彦
山口県美祢市大嶺町奥分字麦川2023番地2
宇部エレクトロニクス株式会社内
Fターム(参考) 5J006 HA04 HA25 JA01 JA11 KA06
LA03 LA23 NA04 NB03 NB04
NB05 NB07 NC02 NC03 NF03
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに対向する第1面と第2面及び前記
第1面と前記第2面との間の側面からなり、前記第2面
と前記側面が外導体で被われた誘電体ブロックと、前記
誘電体ブロックの前記第1面と前記第2面とを貫通し、
その全内部が内導体で被覆された第1の共振孔を含む少
なくとも1つの第1の共振器を有し、第1の周波数帯域
を通過させる第1のフィルタと、前記誘電体ブロックの
前記第1面と前記第2面とを貫通し、その全内部が内導
体で被覆された第2の共振孔を含む少なくとも1つの第
2の共振器を有し、前記第1の周波数帯域より高い第2
の周波数帯域を通過させる第2のフィルタと、前記第1
のフィルタと前記第2のフィルタとの間に配置され、前
記誘電体ブロックの前記第1面と前記第2面とを貫通
し、その全内部が内導体で被覆された第3の共振孔を有
する第3の共振器と、前記第1のフィルタの一端と結合
する第1の電極と、前記第2のフィルタの一端と結合す
る第2の電極と、前記第3の共振孔の内導体が前記誘電
体ブロックの前記第1面に形成された接続導体により接
続されている入出力共通電極とを有する誘電体送受共用
器であって、前記第1のフィルタの他端と前記入出力共
通電極とが実質的に磁界結合しており、前記第2のフィ
ルタの他端と前記入出力共通電極とが実質的に電界結合
していることを特徴とする誘電体送受共用器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002147510A JP2003347804A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 誘電体送受共用器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002147510A JP2003347804A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 誘電体送受共用器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003347804A true JP2003347804A (ja) | 2003-12-05 |
Family
ID=29766548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002147510A Pending JP2003347804A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 誘電体送受共用器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003347804A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100715379B1 (ko) * | 2005-04-22 | 2007-05-09 | 주식회사 앱솔테크 | 결합형 필터 |
JP2014187500A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Ube Ind Ltd | 誘電体共振部品 |
CN114204235A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-03-18 | 四川天邑康和通信股份有限公司 | 一种monoblock滤波器 |
-
2002
- 2002-05-22 JP JP2002147510A patent/JP2003347804A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100715379B1 (ko) * | 2005-04-22 | 2007-05-09 | 주식회사 앱솔테크 | 결합형 필터 |
JP2014187500A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Ube Ind Ltd | 誘電体共振部品 |
CN114204235A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-03-18 | 四川天邑康和通信股份有限公司 | 一种monoblock滤波器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20040325 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 |