JP2003346740A - 電池パック及びその製造方法 - Google Patents

電池パック及びその製造方法

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JP2003346740A JP2002152105A JP2002152105A JP2003346740A JP 2003346740 A JP2003346740 A JP 2003346740A JP 2002152105 A JP2002152105 A JP 2002152105A JP 2002152105 A JP2002152105 A JP 2002152105A JP 2003346740 A JP2003346740 A JP 2003346740A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のチューブパック方式やハードパック方
式による問題点を解消し、それらの方式とは異なる全く
新しい方式により、機械的強度や電気絶縁性を良好に保
持しつつ、且つ軽量化、小型化を十分に図ることがで
き、しかも低コストを実現することができる電池パック
及びその製造方法の提供を課題とする。 【解決手段】 電池セル10の周囲を電気絶縁性と機械
的強度が良好な樹脂によるコーティング保護層20でカ
バーした電池パックである。また電池セル10の周囲を
電気絶縁性と機械的強度が良好な樹脂の印刷によるコー
ティング保護層20でカバーした電池パックである。ま
た電気絶縁性と機械的強度が良好な樹脂を溶剤で溶かし
てインキ化し、このインキを用いて電池セル10の周囲
に1乃至複数回印刷することにより電池セルのコーティ
ング保護層20を構成する電池パックの製造方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池パック及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話、ノートパソコン、ビデオカメ
ラ、その他の移動情報機器、電子機器、OA機器等にお
いては、携帯用電源として、取り外し自在な電池パック
が用いられるようになっている。この電池パックは、電
池セルとその電池セルを保護する硬質或いは軟質のカバ
ー(包装)からなる。前記の各機器においては、電池自
身のエネルギー容量も増加する一方であり、連続使用時
間も延びて使用領域も大きく拡大されている。これらの
機器は持ち歩いて使用する場合が多いことから、機器の
小型化、軽量化がますます重要な課題となってきてい
る。そして機器の重量に占める電池の重量は非常に大き
く、各企業において電池パックの軽量化、小型化、よっ
て電池パックを構成する電池セルやその保護カバーの小
型化、軽量化が大きな課題となっている。このような電
池パックの小型化、軽量化の要請の下に、前記電池セル
は、例えば電解液や電極とそれらを内部に収容するセル
ケースからなるが、そのセルケースは厚みをより薄くし
た金属製セルケースや軽金属によるセルケース、更には
樹脂製セルケース、或いは軟質な樹脂フィルムによるセ
ルケース等、薄くて軽いセルケースへと移行する傾向に
ある。以上のような状況において、従来の電池パックの
系統として、電池セルの周囲を熱収縮チューブにより封
止、被覆することで電池セルを電気絶縁し、また外的衝
撃から保護するようにした、いわゆるチューブパック方
式と、ハードケースの中に電池セルを収容、固定するこ
とで、電池セルを電気絶縁し、また外的衝撃から保護す
るようにした、いわゆるハードパック方式とが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記熱収縮チューブを
用いたチューブパック方式による場合は、電池パックの
小型化、軽量化には適しているが、その反面、機械的な
強度が得られ難く、電池パックを落としたりした場合に
電池パックが破損する等の問題がある。このため熱収縮
チューブを施した後に樹脂成形品で更に上から被せて接
着する等の補強を図ったものもあるが、材料コスト及び
作業コストの大きな増加となっている。また熱収縮チュ
ーブは、それ自体がコスト高であり、更に電池セルに熱
収縮チューブを覆い被せた後に熱処理をしなければなら
ないというマイナス面がある。一方、前記ハードパック
方式による場合には、機械的強度は得られ易いが、その
反面、外形寸法の低減や軽量化が困難である。保護ケー
スを予め成形しておくための金型、プレス機械が必要に
なる等、コストが高くなる問題がある。
【0004】そこで本発明は上記従来のチューブパック
方式やハードパック方式による問題点を解消し、前記チ
ューブパック方式やハードパック方式とは異なる全く新
しい方式により、機械的強度や電気絶縁性を良好に保持
しつつ、且つ軽量化、小型化を十分に図ることができ、
しかも低コストを実現することができる電池パック及び
その製造方法の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
種々の実験と研究を重ねた結果、従来のように電池セル
に熱収縮チューブを被せたりすることなく、また保護ケ
ース等を用いることなく、裸地の電池セルの表面に直
接、必要な樹脂を必要なだけ印刷等することにより保護
層を形成することで、電池パックを構成し、これによっ
て電池パックの従来の機械的な強度や電気絶縁性を十分
に維持しつつ、且つ軽量化、小型化、低コスト化を実現
できることを知得し、本発明を完成した。即ち、本発明
の電池パックは、電池セルの周囲を電気絶縁性と機械的
強度が良好な樹脂によるコーティング保護層でカバーし
てあることを第1の特徴としている。また本発明の電池
パックは、電池セルの周囲を電気絶縁性と機械的強度が
良好な樹脂の印刷によるコーティング保護層でカバーし
てあることを第2の特徴としている。また本発明の電池
パックは、上記第1又は第2の特徴に加えて、コーティ
ング保護層は1乃至複数の層で構成してあることを第3
の特徴としている。また本発明の電池パックは、上記第
3の特徴に加えて、異なる特性の樹脂により複数層を構
成してあることを第4の特徴としている。また本発明の
電池パックは、上記第1〜4の何れかの特徴に加えて、
コーティング保護層の樹脂は、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフタレート、アクリル、ポリ
カーボネイト、ABS、ポリスチレン、ポリ塩化ビリニ
デン、ブチルゴム、SBR、NBR、EPDM、CRの
うちの少なくとも1種以上からなることを第5の特徴と
している。また本発明の電池パックの製造方法は、電気
絶縁性と機械的強度が良好な樹脂を溶剤で溶かしてイン
キ化し、このインキを用いて電池セルの周囲に1乃至複
数回印刷することにより電池セルのコーティング保護層
を構成することを第6の特徴としている。また本発明の
電池パックの製造方法は、上記第6の特徴に加えて、そ
れぞれ異なる特性の樹脂を溶剤で溶かした複数種類のイ
ンキを用いて、複数回印刷を行うことを第7の特徴とし
ている。また本発明の電池パックの製造方法は、上記第
6又は第7の特徴に加えて、インキに使用する樹脂は、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタ
レート、アクリル、ポリカーボネイト、ABS、ポリス
チレン、ポリ塩化ビリニデン、ブチルゴム、SBR、N
BR、EPDM、CRの各樹脂のうちの少なくとも1種
以上からなることを第8の特徴としている。また本発明
の電池パックの製造方法は、上記第6〜第8の何れかの
特徴に加えて、グラビアオフセット印刷により印刷を行
うことを第9の特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を更に説明する。図1は本発明の電池パック
の第1の実施形態を示す全体斜視図、図2は同じく断面
図、図3は本発明の電池パックの第2の実施形態を示す
断面図、図4は本発明の電池パックの第3の実施形態を
示す要部の断面図である。
【0007】先ず図1、2を参照して、電池パックP
は、電池セル10とその周囲をカバーするコーティング
保護層20とからなる。前記電池セル10は、その外形
が特に限定されるものではないが、コーティング保護層
20を印刷により形成する場合には、その印刷に適した
形状が好ましい。例えばシート状に電池セル10を構成
した場合は、表裏の2面を印刷するだけで、実質的に電
池セル10の周囲をコーティング保護層20でカバーす
ることができる。本実施形態では、厚みの薄い長方形状
としている。印刷は原則的には各表面(6面)に施すこ
とになるが、厚みが十分に薄い場合には、その表面と裏
面とを印刷するだけで、実質的に電池セル10の周囲を
コーティング保護層20でカバーすることが可能であ
る。本発明はこのような場合も、その範囲に含むものと
する。勿論、前記電池セル10の形状は、上記の扁平な
形状に限らず、立方体形状や直方体形状のもの、円柱形
状のもの等、その他、表面に印刷が可能な形状のもので
あれば可能である。
【0008】電池セル10は、セルケース11、該セル
ケース11内に充填される電解物質12、電極13等か
らなる。電池セル10が構成する電池の種類は、例えば
リチウム電池とすることができる。が、電池の種類は特
に限定されない。よってまた電解物質12や電極13の
材質等の特に限定されるものではない。前記セルケース
11は電解物資12の種類等により、アルミニウム合
金、その他の電解物質に対して耐性を有する軽金属、そ
の他の金属、合成樹脂、その他の材料によることが可能
である。好ましくは軽く、薄くて強度があり、充填され
る電解物資に対して耐性のある材料を選択する。本発明
の第1の実施形態では、セルケース11は適当な剛性を
有することで一定形状が保持されたものを用いている。
【0009】前記セルケース11に対して、その周囲に
コーティング保護層20が印刷により形成される。コー
ティング保護層20はセルケース11の全面に施され
る。勿論、外部接続に必要な部分等、コーティングをし
てはならない部分については、コーティング保護層20
が省かれることになる。コーティング保護層20は電気
絶縁性と機械的強度が良好な樹脂をセルケース11の表
面に印刷することにより構成する。前記電気絶縁性と機
械的強度が良好な樹脂として、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、アクリ
ル、ポリカーボネイト、ABS、ポリスチレン、ポリ塩
化ビリニデン、ブチルゴム、SBR(スチレンブタジエ
ンゴム)、NBR(ニトリルブタジエンゴム)、EPD
M(エチレンプロピレン三量体)、CR(クロロプレ
ン)の1種類乃至複数種類を用いることができる。コー
ティング保護層20は、勿論、前記した樹脂に限定され
るものではなく、その他の電気絶縁性と機械的強度が良
好な樹脂(ゴムを含む)を含む。
【0010】前記樹脂の印刷は、樹脂を予め溶剤で溶か
してインキ化することにより行う。前記溶剤は使用する
樹脂に対応して、その樹脂を溶かし易い溶剤を選択する
ことになる。インキ化した樹脂でセルケース11の全面
を印刷し、溶剤を乾燥させることで、電池セル10の全
面にわたって、樹脂による電気絶縁性と機械的強度とが
良好なコーティング保護層20で保護される。インキと
して用いる樹脂は必要最少量のみの使用でコーティング
保護層20の形成が可能である。このため材料コストも
熱収縮チューブと比べて非常に安価である。またコーテ
ィング保護層20の厚みを印刷時に調整することも可能
であり、コーティング保護層20の機械的強度、重量等
を考慮して、最適な厚みを設定することが可能となる。
また従来の熱収縮チューブやハードケースを用いて保護
層を形成するのに代わって、印刷により保護層を形成し
て電池パックPを構成するため、製造するための工程を
十分に少なく簡略することができ、また材料の使用量も
少ないため、製造コストを従来のチューブパック方式や
ハードパック方式に比べて格段に低減することができ
る。
【0011】インキ化した樹脂の印刷は、例えばオフセ
ット印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷、フレキソ印
刷、その他の印刷法でも可能である。が、グラビアオフ
セット印刷で好ましく行うことができる。グラビアオフ
セット印刷の場合には、使用できるインキの種類が多い
ため、樹脂を溶かしたインキであっても容易に印刷がで
きる。また蒸発乾燥型のインキを用いるので、容易に乾
燥でき、何度も印刷を重ねることができる。よって同一
或いは異なる種類の樹脂を次々と積層して、コーティン
グ保護層20を容易に構成することができる。また印刷
を重ねることでコーティング保護層20の厚み調整も正
確に且つ容易に行うことができるメリットがある。
【0012】オフセット印刷の場合には、転写胴のゴム
ブランケットによって、印刷の良し悪しが決まる。ゴム
硬度が高いとゴムが変形せずにインキを十分転移させる
ことが難しい。また低いとゴムの変形が大きくなり、精
度良く印刷を行うことが難しい。ゴム硬度はJIS−A
で70〜20とあるが、好ましくは60〜30である。
またブランケットの表面形状は印刷物の表面形状に大き
く影響を及ぼすことがわかっている。表面粗度は10点
平均粗さで10μm以下が好ましく、5μm以下の平滑
な表面がより好ましい。
【0013】前記インキに含まれる溶剤は、印刷特性を
支配する重要な因子である。特にインキの沸点はインキ
の乾燥度合いに大きく影響を及ぼす。インキ溶剤の沸点
が低すぎると、印刷中にインキが乾燥し、インキの粘度
が高くなるために印刷がうまくできなくなる。またイン
キ溶剤の沸点が高すぎると、印刷後のインキの乾燥に非
常に時間かかかるという問題が生じる。本発明では乾燥
温度に影響を受けないインキとして、紫外線照射で硬化
するUVインキ(UVインキ溶剤)、或いは電子線照射
で硬化するEBインキ(EVインキ溶剤)を好ましく使
用することができる。樹脂を溶かしたインキを印刷後に
紫外線照射や電子線照射によって素早く硬化させること
で、その上から更に、同じ種類のインキ又は特性の異な
る樹脂を溶かしたインキを重ねて印刷して、異なる特性
を併せ持ったコーティング保護層20を形成することが
できる。
【0014】前記コーティング保護層20の印刷による
厚みは、勿論、使用する樹脂の種類や組み合わせ等によ
っても変更されることになるが、0.003〜10mmの
範囲とすることができる。好ましくは0.05〜1.0
mmの範囲とする。印刷によるコーティング保護層20の
厚みは、これを薄くすればするほど電池パックPの軽量
化、コスト低減化には良いが、その一方、機械的強度が
低下し、また電気絶縁性も低下することになる。従って
使用する樹脂の種類も考慮して、コーティング保護層2
0の厚みは上記の範囲とする。
【0015】図3を参照して本発明の電池パックの第2
の実施形態を説明する。この実施形態においては、電池
セル10のセルケース111を樹脂フィルム、金属フィ
ルム等からなる柔軟性のあるフィルムで構成している。
即ち、柔軟性のあるフィルムからなるセルケース111
内に電解物質12と電極13等を封入して電池セル10
としている。この電池セル10のセルケース111は、
例えば一対の樹脂フィルムの周縁部を熱圧着或いはその
他の接着、その他によって接合して構成することができ
ることから、硬質のケースを金型などの設備を用いて製
造しておく場合とは異なり、簡単に且つ容易に低コスト
で用意することができる。本実施形態では、前記セルケ
ース111は厚みの薄い扁平な状態に構成され、且つ全
体の形状が柔軟に変形し得るものであって、機器への実
装の柔軟性が高く、重量も大いに軽減される。そして電
解物質12と電極13等を封入したセルケース111の
上から印刷を行って、コーティング保護層20を形成す
る。セルケース111は形状の柔軟性があるので、印刷
にも対応可能である。前記、電解物質12、電極13の
材料等は既述した第1の実施形態と同様である。またコ
ーティング保護層20の材料やインキ化、印刷法等も記
述した第1の実施形態と同様である。樹脂や金属からな
るフィルムを用いてセルケース111を構成し、更に印
刷によってコーティング保護層20を構成することで、
電池パックPの軽量化を大きく促進することができると
共に、金型等の不要化に伴う製造コストの大幅な低減か
期待できる。
【0016】図4を参照して本発明の電池パックの第3
の実施形態を説明する。この実施形態においては、電池
セル10のセルケース11(111)に印刷して構成す
るコーティング保護層20を複数の印刷層21、22、
23から形成するようにしている。例えば第1の印刷層
21は絶縁性の良い樹脂を印刷した層とし、第2の印刷
層22は機械的強度に優れた樹脂からなる印刷層とし、
最表面の印刷層23は文字印刷に適した樹脂からなる印
刷層とすることができる。なお図面においては、印刷層
は3層から構成されているが、これに限定されものでは
なく、2層以上の複数層から構成することができる。例
えば電池セル10に接する側から、絶縁性に適した印刷
層、衝撃吸収に適した印刷層、色選択ができる印刷層、
最表面を表面硬化層の順に積層することができる。更に
前記各印刷層の厚みも使用する樹脂の種類(同種または
異なる種類)等によって変更調整することができる。
【0017】上記の各実施形態においては、コーティン
グ保護層20を印刷によって構成するようにしている
が、印刷以外の手段でコーティング保護層20を構成す
ることも可能である。例えば樹脂を溶かした液への浸漬
によるコーティング、樹脂を溶かした液による塗装等に
よるコーティング、その他の公知のコーティング技術に
よるコーティングであっても可能である。
【0018】実施例 ビスフェノールA型エポキシ樹脂の末端をアクリル変性
したエポキシアクリレート樹脂[日立化成ヒタロイド7
851]97重量部に対して、光重合開始剤(ベンジル
ジメチルケタール)[第一工業製薬BDK]を3重量部
配合してUVインキを作製した。このUVインキを角形
平板状のリチウムイオン二次電池の電池セル表面に膜圧
0.003mmでグラビアオフセット印刷し、80W/cm
の高圧水銀灯(300〜390nm)の紫外線をコンベ
ア速度25m/分で40mJ/cm 照射して硬化させ
た。得られた電池パックの絶縁性テストを行った結果、
絶縁性は良好であった。また硬化被膜のスパン長さ50
mm、幅10mmの試片を用いて機械的強度を測定した。結
果は、 鉛筆硬度 : H〜2H 伸び : <5% 抗張力 : 350kgf/cm(引張り速度 : 5
0mm/分) であった。これらの値からして、機械的強度も十分に良
好であることが判った。
【0019】比較例 角形平板状のリチウムイオン二次電池の電池セルの全面
を覆うようにポリエチレン製の熱収縮チューブを被せ、
そこに加熱処理を行うことで、約0.05mm厚のポリエ
チレン樹脂で覆われた電池パックを構成した。結果とし
て、電池パックの小型化は実現できるが、外部衝撃に弱
く、強い衝撃に対して保護の役割を果たさず、電池セル
の破損を許容してしまう。また製造に際しては、熱収縮
チューブに必要なデザインの印刷を行い、必要なサイズ
で両端を接着して筒状に加工し、電池セルに被せ、時間
と熱を加えてチューブを収縮させる工程が必要となる。
これらの工程を必要とするため、材料コスト、製造コス
トが高くなる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載の電池パックによれば、電池セルの周囲を
電気絶縁性と機械的強度が良好な樹脂によるコーティン
グ保護層でカバーしてあるので、電池セルの周囲を電気
絶縁性と機械的強度が良好な樹脂でじかに積層したコー
ティング保護層によって保護されるので、より少ない樹
脂量、樹脂厚みで確実に且つ緻密に電気セルの周囲を覆
うことができ、それだけ耐電気絶縁性、耐衝撃性を上げ
ることが可能になる。しかもハードパック方式に比べ
て、硬質のケース等を用いる必要なく電池セルを保護す
ることができるので、軽量化、小型化を十分に図ること
ができる。金型等も不要となり、製造コストの低減の効
果も多きい。またチューブパック方式に比べても、電池
セルに直接積層されたコーティング保護層により、より
緻密な電気絶縁性を発揮することができると共に、耐衝
撃強度をより少ない樹脂量、樹脂厚みで実現することが
できる。また樹脂チューブ等を用いないので、コスト低
減ができる。また請求項2に記載の電池パックによれ
ば、電池セルの周囲を電気絶縁性と機械的強度が良好な
樹脂の印刷によるコーティング保護層でカバーしてある
ので、上記した請求項1に構成による効果と同様の効果
を得ることができる。加えて、電池セルの周囲を印刷に
よるコーティング保護層でカバーすることにしてあるの
で、印刷の特性を用いて、コーティング保護層を薄い厚
みから厚い厚みに至るまで正確に調整されたものとする
ことができる。またコーティング保護層をより緻密で、
且つ電池セルに十分に密着された層にすることができ、
耐電気絶縁性、耐衝撃性等の特性をその分だけ良好にす
ることができる。勿論、印刷によりコーティング保護層
を構成することで、チューブパック方式の場合のように
高温による熱処理や付属の作業をする必要がなく、作業
の容易さ、コスト低減を図ることができる。またハード
パック方式に比べて、印刷による密着したコーティング
保護層を構成することができ、軽量化、小型化の効果が
大きい。また請求項3に記載の電池パックによれば、上
記請求項1又は2に記載の構成による効果に加えて、コ
ーティング保護層は1乃至複数の層で構成してあるの
で、コーティング保護層に要求される、厚みに応じて1
層としたり複数層としたりして厚みを自由に、正確に調
整することができる。また請求項4に記載の電池パック
によれば、上記請求項3に記載の構成による効果に加え
て、異なる特性の樹脂により複数層を構成してあるの
で、コーティング保護層に要求される特性に応じて、そ
れぞれ異なる特性を持つ樹脂により複数層として必要な
特性の全てを満たすようにすることが簡単にできる。ま
た請求項5に記載の電池パックによれば、上記請求項1
〜4の何れかに記載の構成による効果に加えて、コーテ
ィング保護層の樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、アクリル、ポリカー
ボネイト、ABS、ポリスチレン、ポリ塩化ビリニデ
ン、ブチルゴム、SBR、NBR、EPDM、CRのう
ちの少なくとも1種以上からなることにしたので、上記
の各樹脂を1種類或いは複数種類用いて、要求に対して
好適な樹脂によるコーティング保護層を容易に構成する
ことができる。また請求項6に記載の電池パックの製造
方法によれば、電気絶縁性と機械的強度が良好な樹脂を
溶剤で溶かしてインキ化し、このインキを用いて電池セ
ルの周囲に1乃至複数回印刷することにより電池セルの
コーティング保護層を構成することにしているので、イ
ンキ化した樹脂を電池セルの周囲に印刷することで、電
気絶縁性と機械的強度が良好な樹脂による緻密で直接的
なコーティング保護層を電池セルの周囲に容易に構成す
ることができる。しかも印刷による作業であるので、熱
収縮チューブを用いるチューブパック方式等に比べて高
熱による熱収縮処理やそれに付属する多数の工程を必要
とすることなく、また硬質ケースを用いるハードパック
方式等に比べて硬質ケースの成形加工や電池セルを前記
硬質ケース内に納めて封止する複数の組立作業工程を必
要とすることなく、よって非常に簡素化された少ない製
造工程で電池パックを製造することができる。また樹脂
をインキにして使用するため、無駄な樹脂の使用が無く
なり、最少限の樹脂量により十分軽量で且つ電気絶縁性
や機械的性質のよい電池パックを性層することができ
る。勿論、高価な製造設備が不要となり、製造コストを
従来の方式に比べて十分に低減することができる。また
請求項7に記載の電池パックの製造方法によれば、請求
項5に記載の構成による効果に加えて、それぞれ異なる
特性の樹脂を溶剤で溶かした複数種類のインキを用い
て、複数回印刷を行うことにしているので、コーティン
グ保護層に種々の特性が併せて要求される場合であって
も、その種々の特性のそれぞれに応じた特性を持つ複数
の樹脂を各インキ化して、それぞれ印刷することで、非
常に容易にそれらの種々の特性を満たした電池パックを
製造することができる。また請求項8に記載の電池パッ
クの製造方法によれば、請求項6又は7に記載の構成に
よる効果に加えて、インキに使用する樹脂は、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、
アクリル、ポリカーボネイト、ABS、ポリスチレン、
ポリ塩化ビリニデン、ブチルゴム、SBR、NBR、E
PDM、CRの各樹脂のうちの少なくとも1種以上から
なるようにしたので、それらの樹脂を1種類或いは複数
種類用いて、要求される特性に対して好適に対応できる
コーティング保護層をもつ電池パックを容易に製造する
ことができる。また請求項9に記載の電池パックの製造
方法によれば、請求項6〜8の何れかに記載の構成によ
る効果に加えて、グラビアオフセット印刷により印刷を
行うことにより、使用できるインキの種類が多く、樹脂
を溶かしたインキであっても容易に印刷ができる。また
蒸発乾燥型のインキを用いるので、容易に乾燥でき、何
度も印刷を重ねることができる。よって同一或いは異な
る種類の樹脂を次々と積層して、複数層からなるコーテ
ィング保護層を備えた電池パックを容易に且つ短時間で
製造することができる。また印刷を重ねることでコーテ
ィング保護層の厚みを正確に調整した電池パックを容易
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池パックの第1の実施形態を示す全
体斜視図である。
【図2】同じく本発明の電池パックの第1の実施形態を
示す断面図である。
【図3】本発明の電池パックの第2の実施形態を示す断
面図である。
【図4】本発明の電池パックの第3の実施形態を示す要
部の断面図である。
【符号の説明】
10 電池セル 11 セルケース 12 電解物質 13 電極 20 コーティング保護層 21 印刷層 22 印刷層 23 印刷層 111 セルケース P 電池パック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉見 淳二 兵庫県神戸市西区見津が丘2丁目1番3 神戸産業資材株式会社内 Fターム(参考) 5H011 AA01 AA03 BB03 CC02 CC10 5H040 AA01 AT04 AY08 LL06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池セルの周囲を電気絶縁性と機械的強
    度が良好な樹脂によるコーティング保護層でカバーして
    あることを特徴とする電池パック。
  2. 【請求項2】 電池セルの周囲を電気絶縁性と機械的強
    度が良好な樹脂の印刷によるコーティング保護層でカバ
    ーしてあることを特徴とする電池パック。
  3. 【請求項3】 コーティング保護層は1乃至複数の層で
    構成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    電池パック。
  4. 【請求項4】 異なる特性の樹脂により複数層を構成し
    てあることを特徴とする請求項3に記載の電池パック。
  5. 【請求項5】 コーティング保護層の樹脂は、ポリエチ
    レン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、
    アクリル、ポリカーボネイト、ABS、ポリスチレン、
    ポリ塩化ビリニデン、ブチルゴム、SBR、NBR、E
    PDM、CRのうちの少なくとも1種以上からなること
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電池パッ
    ク。
  6. 【請求項6】 電気絶縁性と機械的強度が良好な樹脂を
    溶剤で溶かしてインキ化し、このインキを用いて電池セ
    ルの周囲に1乃至複数回印刷することにより電池セルの
    コーティング保護層を構成することを特徴とする電池パ
    ックの製造方法。
  7. 【請求項7】 それぞれ異なる特性の樹脂を溶剤で溶か
    した複数種類のインキを用いて、複数回印刷を行うこと
    を特徴とする請求項6に記載の電池パックの製造方法。
  8. 【請求項8】 インキに使用する樹脂は、ポリエチレ
    ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ア
    クリル、ポリカーボネイト、ABS、ポリスチレン、ポ
    リ塩化ビリニデン、ブチルゴム、SBR、NBR、EP
    DM、CRの各樹脂のうちの少なくとも1種以上からな
    ることを特徴とする請求項6又は7に記載の電池パック
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 グラビアオフセット印刷により印刷を行
    うことを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載の電池
    パックの製造方法。
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