JP2003346712A - 蛍光ランプおよびそれを用いた照明装置 - Google Patents

蛍光ランプおよびそれを用いた照明装置

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JP2003346712A
JP2003346712A JP2002154928A JP2002154928A JP2003346712A JP 2003346712 A JP2003346712 A JP 2003346712A JP 2002154928 A JP2002154928 A JP 2002154928A JP 2002154928 A JP2002154928 A JP 2002154928A JP 2003346712 A JP2003346712 A JP 2003346712A
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fluorescent lamp
lighting device
electrode
lighting
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JP2002154928A
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English (en)
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Kenji Kawabata
賢治 川端
Kazuto Takada
和登 高田
Hiroyuki Shoji
浩幸 庄司
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Hitachi Lighting Ltd
Original Assignee
Hitachi Lighting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランプ点灯直後の光束を立ち上がりを使用場面
に応じて任意に変えることが可能な蛍光ランプおよび照
明装置を提供する。 【解決手段】発光管の内部に配置したアマルガムを備え
た蛍光ランプと上記蛍光ランプに電力を供給する点灯回
路とを備えた照明装置において、上記アマルガムが主ア
マルガムと、上記主アマルガムとは別に発光管内部でか
つ上記電極から離れた位置に配置した補助アマルガムと
があって、上記蛍光ランプは上記主アマルガムまたは上
記補助アマルガムを加熱する加熱手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光ランプとイン
バータ方式の照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】商用交流電源から得られる直流電圧を高
周波交流電圧に変換して放電管に印加するインバータ方
式の照明装置が広く用いられるようになってきている。
この方式で使用される放電管には、フィラメントを備え
た通常の蛍光ランプやフィラメントを備えず励起コイル
から発生する磁力線で点灯させる無電極蛍光ランプがあ
る。
【0003】蛍光ランプは、水銀と希ガスを封入した放
電管内部で、放電により水銀蒸気を励起して紫外線を放
出させ、発生した紫外線を管内面に塗布した蛍光体で可
視光に変換している。近年の蛍光ランプは、放電管の管
径を細くすることによって小形化と高効率化がはかられ
ているが、このような蛍光ランプではランプ点灯時に放
電管の温度上昇が大きくなり、水銀蒸気圧が最適値を超
えて光束が低下するという問題がある。
【0004】上記問題に対処し、最適な水銀蒸気圧に制
御するため、液体水銀ではなくアマルガムを使用するこ
とが多い。しかし、アマルガムを用いたランプは液体水
銀を用いたランプよりも水銀放出が遅くなるため、点灯
中の水銀蒸気圧を最適に設定する主アマルガムの他に、
点灯直後の水銀放出を早める補助アマルガムを電極の近
傍に備えている。
【0005】上記の蛍光ランプを点灯させた場合、まず
始動電圧が印加される前に電極が加熱され、それと同時
に補助アマルガムが電極からの輻射熱により十分加熱さ
れて水銀蒸気を放出する。その結果、点灯開始から所望
の光束に達するまでの時間が短く、良好な立ち上がり特
性を実現することができる。
【0006】光束の立ち上がりを改善するための従来例
として、さらに特開平9−106782号公報に開示さ
れるようなランプがある。このランプは、追加の補助ア
マルガムを放電路中に設け、放電空間を流れるランプ電
流によって追加の補助アマルガムを加熱し、点灯直後の
水銀蒸気圧を上昇させ光束立ち上がり特性を改善してい
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例は、補助
アマルガムが電極近傍にあるため点灯開始から安定点灯
時の全光束に達するまでの時間を早めることが可能であ
る。一方、人間の目の特性として、暗闇に長時間いた場
合多くの光を取り入れるために瞳孔が開いた状態になる
が、急にランプを点灯させても瞬時に瞳孔を絞ることが
できないため、非常に眩しく不快感を感じることにな
る。
【0008】本発明の目的は、点灯後すぐに明るくなる
通常の照明装置として使用できるとともに、簡単なスイ
ッチ切替えで、点灯してから徐々に明るさが立ち上がる
ようにして暗闇で急にランプが点灯されても不快感を感
じることがないように動作させることができる蛍光ラン
プおよび照明装置を提供することにある。本発明のラン
プを、例えば目覚まし時計の動作と上記照明装置との動
作を連動させることにより、設定時刻がくると目覚まし
時計のアラームが鳴るのと連動して照明装置を点灯させ
るなどの場合に徐々に明るさが増すように動作させるこ
とができ、目覚めを快適にすることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、補助アマル
ガムを備えた蛍光ランプを点灯させる照明装置にあっ
て、補助アマルガムを加熱されにくい位置に配置するこ
とによって補助アマルガムからの水銀の放出を遅らせ、
ランプ点灯後徐々に明るさが立ち上がるようにすること
により達成できる。
【0010】また上記補助アマルガムの近傍に動作・非
動作を任意に切り替えることが可能な加熱手段を設ける
ことにより、必要な場合にはランプ点灯後すぐに明るさ
が立ち上がるようにすることが可能になる。
【0011】さらに目覚まし時計のアラーム信号によ
り、照明装置の動作を開始する構成にすることにより、
アラームと連動して照明装置を始動させることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にな
るの照明装置の概略図である。図において、蛍光ランプ
は実際と異なり、平面に展開して示している。また、電
極部についてはランプ管を取り除いた内部構造を示して
いる。
【0013】本実施例の蛍光ランプ40は、3本のU形
ガラス管5,6,7を連結管70,71で接合し、放電
路を形成している。U形ガラス管5,6,7の内面には
蛍光体(図示せず)が塗付されている。U形ガラス管
5,6,7の端部5a,6a,7aの内部には電極1
1,61,12がそれぞれ設けられている。各電極はそ
れぞれ一対のリード線に接続されており、電極11はリ
ード線a,b、電極12はリード線c,d、電極61は
リード線e,fに接続されている。各対のリード線の絶
縁距離を確保するとともに電極を確実に支持するため、
リード線a,bはビーズ15、リード線c,dはビーズ
16、リード線e,fはビーズ65に封着されている。
【0014】電極61は消灯後比較的早く冷却される位
置に設置されており、消灯直後管内に蒸発拡散している
水銀蒸気を凝集させて集めるための補助アマルガムがリ
ード線fに溶接されている。またfには任意に開閉でき
るスイッチ85が直列に設置されている。
【0015】上記スイッチ85を閉じた状態で照明装置
を動作開始すると、電極61に予熱電流が流れて温度が
上昇し、その輻射熱で補助アマルガム63を加熱し、補
助アマルガム63に集められている水銀の蒸発を早め、
点灯直後の明るさの立ち上がりを早くすることができ
る。一方、スイッチ85を開いた状態で照明装置を動作
開始すると、電極61に予熱電流が流れないため温度が
上昇しない結果、補助アマルガム63は放電電流による
加温のみとなるため温度上昇は緩慢になる。そのため補
助アマルガム63に集められている水銀の蒸発も緩慢で
あり、点灯直後の明るさの立ち上がりが遅くなる。
【0016】U形ガラス管5の端部5bは細管17を備
えており、細管17には点灯中の水銀蒸気圧を最適に設
定する主アマルガム18が収められている。端部5bは
主アマルガム18が連結管70側に移動しないように細
管17の内径よりも小さい孔を設けている。このような
蛍光ランプ40は商用交流電源1を高周波電力に変換す
る電子点灯回路4によって電力が供給され点灯する。
【0017】図2に蛍光ランプ40と電子点灯回路4、
グローブ80、ケース82、口金84によって構成され
た「ナス形」形状の電球形蛍光ランプの断面図を示す。
なお、蛍光ランプ40はインナーケース81に支持さ
れ、ケース82に接着されている。
【0018】電子点灯回路4はプリント基板83に実装
され、蛍光ランプ40に接続されている。スイッチ85
が外部から開閉切り替えできる構成となっており、遅い
明るさの立ち上がりを所望する場合はスイッチ85を開
いた状態で点灯させ、早い立ち上がりを所望する場合は
スイッチ85を閉じた状態で点灯させる。
【0019】次に電子点灯回路4について説明する。図
3は、蛍光ランプ40と電子点灯回路4から構成される
本発明の一実施形態である照明装置の回路図である。電
子点灯回路4は商用交流電源から得られる直流電圧を高
周波交流電圧に変換して放電管に印加するインバータ方
式である。
【0020】図3において、商用交流電源1はキャパシ
タ33およびインダクタ34で構成されたフィルタを介
して整流回路35に印加され、全波整流された後にキャ
パシタ36で平滑されて直流電圧に変換される。キャパ
シタ36の正電極側をp点とし、負電極側をo点とする
と、p点とo点間には2つのパワー半導体スイッチング
素子20,21がハーフブリッジ接続されており、この
スイッチング素子を交互にオンオフすることによって直
流電圧を高周波電圧に変換する。高周波電圧は共振回路
と蛍光ランプから構成される共振負荷回路に印加されラ
ンプを高周波点灯する。
【0021】2つのパワー半導体スイッチング素子2
0、21は、上アームがNチャネル形パワーMOSFE
T、下アームがPチャネル形パワーMOSFETの相補
形インバータの構成になっている。スイッチング素子2
0,21のソース端子とドレイン端子間にはそれぞれ還
流ダイオード22,23を内蔵している。スイッチング
素子20、21の各ソース端子は共通の接続点sで接続
され、同様に各ゲート端子も接続点tで接続されてい
る。
【0022】各スイッチング素子のドレインとソース間
に流れる電流は、接続点tと接続点s間の同一電圧によ
って制御される。s点とo点との間にはキャパシタ2
7、共振用チョークコイル41の一次巻線41a、直流
成分除去用キャパシタ42、蛍光ランプ40を含む共振
負荷回路が接続されており、蛍光ランプ40には電極1
1,12を介して並列に共振用キャパシタ43を備えて
いる。p点とs点の間に接続されたキャパシタ32は、
両スイッチのドレインとソース間に印加される電圧のd
v/dtを抑制する働きを有する。このキャパシタ32
はs点とo点の間に接続しても同様の役割を果たす。
【0023】図3において、前述したようにキャパシタ
43は蛍光ランプ40の電極11,12を介して接続さ
れており、点灯回路4に電源が投入されてから蛍光ラン
プが放電を開始するまでの予熱期間、キャパシタ43に
流れる大きな電流で電極11,12を予熱することがで
きる。
【0024】この予熱期間と予熱電流はキャパシタ43
に並列に接続されているサーミスタ45によって制御さ
れる。このサーミスタ45はキュリー温度以下で抵抗値
が小さく、キュリー温度を超えると抵抗値が上昇する正
の特性を有しており、この抵抗変化を利用することによ
って負荷回路のインピーダンスを変化させ、回路に流れ
る共振電流の大きさを制御している。ランプが点灯して
いる間はサーミスタ45の抵抗値が大きいため電流はほ
とんど流れず、共振電流はキャパシタ43とランプ40
に分流して流れる。
【0025】電極11,12の近傍に設けられた補助ア
マルガム13,14は、電源投入から放電開始までの予
熱期間、電極からの輻射熱によって加熱され、水銀を放
出する。すなわち、電極11,12は補助アマルガムを
加熱する機能と熱電子を放出して水銀を励起する機能を
兼ね備えている。
【0026】次にスイッチング素子20,21の導通状
態を制御する駆動回路について説明する。共振用チョー
クコイル41と直列に接続されているキャパシタ27
は、負荷回路に流れる電流からスイッチング素子20,
21を駆動するための電圧を発生する自励発振手段とし
て機能する。キャパシタ27とチョークコイル41との
接続点をrとし、r点とt点の間にはインダクタ28、
キャパシタ29が接続されている。
【0027】インダクタ28は負荷回路に流れる電流と
ゲート電圧に位相差を与え、s点の出力電圧に対し負荷
電流が遅れ位相になるようにスイッチング素子20,2
1を制御する。キャパシタ29は直流成分を除去する役
割を果たす。
【0028】ゲートとソース間には、直列接続されたツ
ェナーダイオード24、25が設けらており、ゲートと
ソース間に印加される過電圧を防ぐ。MOSFETには
既にゲート過電圧保護用のツェナーダイオードが内蔵さ
れているものもあり、このようなスイッチング素子を選
んだ場合は、前述のツェナーダイオードを外した構成で
もよい。さらに、ゲートとソース間には、キャパシタ2
6を備えて、ゲート、ソース間に印加される電圧のdv
/dtを調整する。すなわち、各スイッチング素子が交
互にオンオフを行う中で、一方がオフし、もう一方がオ
ンするまでのデッドタイムを確保する役割を果たす。
【0029】次にインバータの始動動作について説明す
る。商用交流電源1が印加され、接続点oに対するp点
の電圧が増加すると、抵抗30、インダクタ28、キャ
パシタ29、27、抵抗31の経路で電流が流れ、接続
点sに対するt点の電圧すなわちゲートとソース間の電
圧が次第に増加する。ゲート電圧がスイッチング素子2
0のゲート閾値電圧を上回りオンすると、接続点pから
スイッチング素子20、キャパシタ27の経路で電流が
流れ、接続点sに対し接続点rの電圧は減少する。これ
によってゲート電圧は、スイッチング素子20の閾値電
圧を下回るためオフする。
【0030】ここで、接続点rと接続点s間に接続され
ているキャパシタ27およびキャパシタ26、インダク
タ28はLC共振回路を構成しているため、キャパシタ
27の僅かな電圧変化によって、インダクタ28、キャ
パシタ29に流れる電流は増加し、ゲート電圧の振幅は
増加する。このような発振現象によって、スイッチング
素子20、21が交互にスイッチング動作を開始する。
【0031】電子点灯回路4は上記の形態に限定され
ず、例えば、上下アームともにNチャネル形パワーMO
SFETを用いた電流共振形や電圧共振形の点灯回路で
もよい。
【0032】図3において、チョークコイル41は一次
巻線41aとトランス結合した二次巻線41bを有して
おり、41bの一端はサーミスタ50を介して蛍光ラン
プ40のリード線eに、他端はスイッチ85を介してリ
ード線fに接続されている。前述したように各リード線
は電極61に接続されており、スイッチ85が閉じた状
態の時は二次巻線41bとサーミスタ50から構成され
る電力供給回路3によって電極61は加熱される。サー
ミスタ50は負荷回路に使用したサーミスタ45と同じ
特性のものを用いることによって、点灯中は電極に流れ
る電流を低減することができ、損失を抑えることが可能
となる。
【0033】二次巻線41bに発生する電圧は一次巻線
41aの電圧によって変化し、例えば、電源投入から蛍
光ランプが放電を開始するまでの予熱期間は、サーミス
タ45の抵抗値が増加し一次巻線41aの電圧が増加す
るため、図4に示すように二次巻線41bの電圧も大き
くなる。電極61に流れる電流は二次巻線41bの電圧
とサーミスタ50の抵抗値によって制御され、予熱期間
は大きな電流が流れるため十分に加熱され、点灯中はサ
ーミスタ50の抵抗値が大きくなるためほとんど電流は
流れない。予熱期間、電極61の近傍に設けられた補助
アマルガム63は、電極からの輻射熱によって加熱さ
れ、水銀の放出を早める。そのため光束が点灯直後から
の所定の値に達するまでの時間が短くなる。
【0034】一方スイッチ85を開いた状態では、上記
した電力供給回路3の出力電流がフィラメント61に流
れないため補助アマルガムは放電電流による加熱のみと
なるため、水銀の放出が緩慢になり、光束が点灯直後か
らの所定の値に達するまでの時間が長くなる。
【0035】図5は本発明の実施形態の光束立ち上がり
特性のグラフであり、横軸に点灯時間、縦軸に安定点灯
時の全光束を100%とした時の相対照度を示してい
る。図において曲線(A)はスイッチ85を開いた時の
実施形態であり、曲線(B)はスイッチ85を閉じた時
の実施形態である。点灯後の光束を比較すると、曲線
(A)の実施形態では曲線(B)の実施形態と比較して
所定の相対照度、例えば60%に達するまでの時間が7
倍程度大きくなっている。
【0036】上記した本発明の実施形態である蛍光ラン
プでは、U形ガラス管3本を接続した例を示している
が、他の本数でも適当な位置に補助アマルガム、フィラ
メント、電力供給装置、スイッチを配することにより同
様の効果が得られる。
【0037】このように本発明の蛍光ランプおよび照明
装置は、簡単な構成で任意に水銀放出を遅らせたり早め
たりすることができるので、点灯後徐々に明るくした
り、点灯直後から十分な明るさを得たりすることができ
る。また、低温時においても、同様の効果を得ることが
できる。
【0038】図6本発明の第2の実施形態の回路図であ
る。図6において90はスイッチ、91はアラーム信号
発生機能を備えた時計装置、92は時刻表示装置、93
はブザーである。時計装置91は時刻情報を時刻表示装
置92に出力して時刻表示装置92がそのデータに基づ
いて時刻表示を行う。また時計装置91は予めセットさ
れた時刻になるとアラーム信号を発生する。アラーム信
号が発生するとブザー93が動作して発音するととも
に、スイッチ90を閉じる。スイッチ90が閉じられる
と電子点灯回路4に商用交流電源1の電圧が供給され、
前述の動作で蛍光ランプ40が点灯する。
【0039】図7は第3の実施形態を示す回路図であ
る。図3との相違点はスイッチ85の部分を可変抵抗8
6に置き換えたものである。可変抵抗の抵抗値を変化さ
せることにより補助アマルガム63が加熱される程度が
変化し、点灯後の明るさの立ち上がり特性を変化させる
ことができる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば簡易
な構成で放電空間内に設けた補助アマルガムを点灯始動
時において加熱または非加熱の状態に切り替えることが
でき、水銀放出を促進または抑制することできるので、
使用する場面に応じて照度の立ち上がり性能を切り替え
られる蛍光ランプおよび照明装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の照明装置の概略を示す模
式的構成図。
【図2】本発明の一実施形態の電球形蛍光ランプの縦断
面図。
【図3】本発明の一実施形態の照明装置の電気系統を示
す回路図。
【図4】図3の実施形態における動作説明図。
【図5】本発明の一実施形態である蛍光ランプの光束立
ち上がり特性を示すグラフ。
【図6】本発明の他の実施形態である照明装置のブロッ
ク図。
【図7】本発明の他の実施形態の照明装置の電気系統を
示す回路図。
【符号の説明】
1…商用交流電源、3…電力供給回路、4…電子点灯回
路、5,6,7…U形ガラス管、40…蛍光ランプ、1
1,12,61…電極、63…補助アマルガム、15,
16…ビーズ、17…細管、18…主アマルガム、2
0,21…スイッチング素子、22,23…ダイオー
ド、24,25…ツェナーダイオード、26,27,2
9,32,33,36,42,43…コンデンサ、2
8,34…インダクタ、30,31…抵抗、35…整流
器、41…チョークコイル、45,50…サーミスタ、
70,71…連結管、80…グローブ、81…インナー
ケース、82…ケース、83…プリント基板、84…口
金、85…スイッチ、a,b,c,d,e,f…リード
線、86…可変抵抗、90…スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 和登 東京都青梅市新町六丁目16番地の2 日立 ホーム・アンド・ライフ・ソリューション 株式会社青梅事業所内 (72)発明者 庄司 浩幸 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3K072 AA02 AA05 AA20 DA08 DB01 DB08 DD04 GB12 GC01 HA03 5C015 UU02 UU04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に蛍光体を有する発光管と、上記発光
    管の端部に配置した電極と、上記発光管の内部に配置し
    たアマルガムを備えた蛍光ランプと、上記蛍光ランプに
    電力を供給する点灯回路とを備えた照明装置において、
    上記アマルガムが主アマルガムと、上記主アマルガムと
    は別に発光管内部でかつ上記電極から離れた位置に配置
    した補助アマルガムとを有することを特徴とする照明装
    置。
  2. 【請求項2】内面に蛍光体を有する発光管と、上記発光
    管の端部に配置した電極と、上記発光管の内部に配置し
    たアマルガムを備えた蛍光ランプと、上記蛍光ランプに
    電力を供給する点灯回路とを備えた照明装置において、
    上記アマルガムが主アマルガムと、上記主アマルガムと
    は別に発光管内部でかつ上記電極から離れた位置に配置
    した補助アマルガムとがあって、上記蛍光ランプは上記
    主アマルガムまたは上記補助アマルガムを加熱する加熱
    手段を有することを特徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の照明装置において、上記加
    熱手段の動作・非動作を切り替える切替え手段を有する
    ことを特徴とする照明装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の照明装置において、上記加
    熱手段の出力を可変できる手段を有することを特徴とす
    る照明装置。
  5. 【請求項5】請求項2〜4記載の照明装置において、上
    記加熱手段は上記発光管の端部に配置された電極と別に
    配置された少なくとも一つの第2電極であることを特徴
    とする照明装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の照明装置において、上記第
    2電極の近傍に上記補助アマルガムが設けられているこ
    とを特徴とする照明装置。
  7. 【請求項7】請求項2〜4記載の照明装置において、上
    記加熱手段は上記発光管の端部に配置された電極と別に
    配置された少なくとも一つの第2電極であり、上記第2
    電極と上記補助アマルガムとが一体成形されていること
    を特徴とする照明装置。
  8. 【請求項8】請求項2〜7記載のいずれかの照明装置に
    おいて、上記点灯回路は1次巻線と2次巻線が磁気結合
    したトランスを備え、上記2次巻線に発生した電圧を電
    源とし上記補助アマルガムを加熱することを特徴とする
    照明装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8記載のいずれかの照明装置
    は、目覚まし時計の動作と連動して動作することを特徴
    とする照明装置。
  10. 【請求項10】目覚まし時計と、上記目覚まし時計の動
    作と連動して動作する請求項1から8記載のいずれかの
    照明装置とを具備することを特徴とする目覚まし装置。
  11. 【請求項11】内面に蛍光体を有する発光管と、該発光
    管の端部に配置した電極と、上記発光管の内部に配置し
    たアマルガムを備えた蛍光ランプと、上記蛍光ランプに
    電力を供給する点灯回路とを備えた照明装置において、
    上記アマルガムが主アマルガムと、上記主アマルガムと
    は別に発光管内部でかつ上記電極から離れた位置に配置
    した補助アマルガムとがあって、上記蛍光ランプが上記
    補助アマルガムを加熱する加熱手段を備え、上記点灯回
    路は上記蛍光ランプを含む共振負荷回路と、商用交流電
    源から直流電圧を生成する電源回路と、生成された直流
    電圧を交流電圧に変換して上記共振負荷回路に電力を供
    給するインバータを備え、上記インバータは上記電源回
    路から出力される直流電圧の正負極間に直列接続された
    第1、第2のスイッチ素子を備え、上記スイッチ素子は
    それぞれNチャンネルのパワー半導体素子とPチャンネ
    ルのパワー半導体素子であって、第1、第2のパワー半
    導体素子の制御端子と基準端子はそれぞれ互いに共通点
    で接続され、第1、第2のパワー半導体素子の基準端子
    が共通に接続された接続点と上記直流電圧の少なくとも
    一方の極間に、上記蛍光ランプを接続した共振負荷回路
    と、上記共振負荷回路に流れる電流に同期した電圧を発
    生する第1のキャパシタを直列に接続し、上記第1のキ
    ャパシタと上記第1、第2のパワー半導体素子の制御端
    子との間に第1のインダクタを備えることを特徴とする
    照明装置。
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