JP2002184589A - 蛍光ランプおよび電力変換器 - Google Patents

蛍光ランプおよび電力変換器

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JP2002184589A
JP2002184589A JP2001060987A JP2001060987A JP2002184589A JP 2002184589 A JP2002184589 A JP 2002184589A JP 2001060987 A JP2001060987 A JP 2001060987A JP 2001060987 A JP2001060987 A JP 2001060987A JP 2002184589 A JP2002184589 A JP 2002184589A
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fluorescent lamp
lighting
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JP2001060987A
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Kazuaki Okubo
和明 大久保
Yoshinori Tanabe
吉徳 田辺
Masanori Shimizu
正則 清水
剛 ▲あら▲川
Takeshi Arakawa
Yoko Shimomura
容子 下村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/56One or more circuit elements structurally associated with the lamp
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
    • H05B41/28Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
    • H05B41/295Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices and specially adapted for lamps with preheating electrodes, e.g. for fluorescent lamps
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/70Lamps with low-pressure unconstricted discharge having a cold pressure < 400 Torr
    • H01J61/72Lamps with low-pressure unconstricted discharge having a cold pressure < 400 Torr having a main light-emitting filling of easily vaporisable metal vapour, e.g. mercury

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の蛍光ランプを置きかえるだけで容易に
消費電力の低減を実現することができる省電力型の蛍光
ランプを提供する 【解決手段】 蛍光ランプ301は、発光管1の一端に
設けられた第1のフィラメント2と、インピーダンスを
有する電流制限手段7と、第1のフィラメント2の一端
に第1の電流制限手段7を介して接続された第1の電極
ピン5と、電流制限手段7に並列に接続された第1のス
イッチ8と、第2のスイッチ9と、第1のフィラメント
2の他端に第2のスイッチ9を介して接続された第2の
電極ピン6と、第1のスイッチ8と第2のスイッチ9と
の開閉を制御する制御回路10とを備える。制御回路1
0は、蛍光ランプ301の点灯前と、蛍光ランプ301
の点灯後の定格点灯期間とにおいては、第1のスイッチ
8と第2のスイッチ9とを閉じ、定格点灯期間に続く省
電力点灯期間においては、第1のスイッチ8と第2のス
イッチ9とを開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、省電力蛍光ランプ
に関する。本発明はまた、蛍光ランプまたは蛍光灯照明
器具に取り付けることによって蛍光ランプを省電力で点
灯させることのできる電力変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地珠温暖化問題やエネルギー資源
の有効利用の問題から、省エネルギーのためにあらゆる
分野で多くの努力がなされている。蛍光ランプの照明に
関しても、照明器具の点灯回路をインバータ電子回路化
することにより消費電力を低減する努力がなされてい
る。しかし、銅鉄型安定器を内蔵した照明器具は安価で
あるために、依然多く使用されている。特に、学校、体
育館などの公共施設や、オフィス、倉庫、工場などで
は、この銅鉄型安定器を使用したラピッドスタート型蛍
光ランプ照明器具が多く使用されている。これらの照明
器具は調光機能を有していないため、必要に応じて明る
さを制限して、消費電力をコントロールすることができ
ないという問題点があった。
【0003】従って、これらの銅鉄型安定器を用いた照
明器具に装着することができ、低消費電力で点灯するこ
とができる蛍光ランプの要望が高まってきた。
【0004】ラピッドスタート型蛍光ランプは、照明器
具の電源投入中は、常時、ランプのフィラメントに予熱
電流を流すタイプの蛍光ランプである。ラピッドスター
ト型蛍光ランプは、蛍光ランプのフィラメントに予熱電
流を流すことにより、ランプの放電開始電圧を低下さ
せ、電源投入後、瞬時に始動することができる。このた
め、照明器具に点灯管等は用いられない。
【0005】ラピッドスタート型蛍光ランプでは、蛍光
ランプの電極ピンは予熱回路とランプ電流を供給する点
灯回路の双方に接続される。このため、ランプ電流を制
限するための抵抗やコンデンサを電極ピンとフィラメン
トとの間に挿入すると、ランプ電流が低下するとともに
予熱電流も低下してしまう。その結果、始動に必要な予
熱が得られず、蛍光ランプが始動しなくなる。
【0006】ラピッドスタート型蛍光ランプを省電力に
点灯させる技術として、米国特許第4,435,670
号に開示される技術が知られている。この従来技術で
は、蛍光ランプが始動した後に、蛍光ランプに発生する
熱をサーミスタで検知して、蛍光ランプの予熱回路を切
り離し、さらにランプ電流をコンデンサを経由して蛍光
ランプに供給するように切り替える。これにより、蛍光
ランプ点灯中のランプ電流がコンデンサによって低減さ
れる。しかし、この従来技術では、蛍光ランプの消灯
後、すぐに電源を投入しても、蛍光ランプが点灯しない
という問題点があった。蛍光ランプを消灯してからラン
プの温度が低下するまでに時間がかかり、この間はラン
プの予熱回路が切り離された状態のままなので点灯しな
いからである。
【0007】予熱電流を遮断せずに、ラピッドスタート
型蛍光ランプを低消費電力で点灯させる技術として、米
国特許第3,954,316号および米国特許第4,1
63,176号に開示される技術(以下、シルバニア方
式と呼ぶ)が知られている。
【0008】図26は、シルバニア方式によって蛍光ラ
ンプが低消費電力で点灯される原理を説明する図であ
る。図26に示されるように、シルバニア方式では、予
熱電源201とフィラメント202とをトランス203
を介して結合し、予熱電流とランプ電流とを分離して、
ランプ電流のみを電流制限コンデンサ206により低減
する。これにより、蛍光ランプが低消費電力で点灯す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】シルバニア方式では、
トランス203が銅鉄資源を多く使用し、その重量、容
積が大きくなる。従来から使用されている照明器具に蛍
光ランプを装着する場合、規格で決められている電極間
距離(全長)を満たす必要がある。このため、このよう
に容積が大きいトランスを蛍光ランプに内蔵すること
は、ランプの発光長を大きく犠牲にしなければならない
ので実用的ではない。また、シルバニア方式では、蛍光
ランプの点灯中における予熱電流は低減されない。従っ
て、シルバニア方式では、消費電力が低減される蛍光ラ
ンプは実現できるものの、省資源、省エネルギーという
観点から問題があった。
【0010】また、銅鉄型安定器を用いたラピッドスタ
ート型蛍光灯の点灯回路には、共振型点灯回路と、リー
ドピーク型点灯回路との2つの種類がある。上述したシ
ルバニア方式は、リードピーク型点灯回路には使用する
ことができるが、共振型点灯回路には使用することがで
きないという問題点がある。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、リードピーク型点灯回路を内蔵した
照明器具と共に用いられる蛍光ランプであって、従来の
蛍光ランプを置きかえるだけで容易に消費電力の低減を
実現することができる省電力型の蛍光ランプを提供する
ことを目的とする。
【0012】本発明の他の目的は、共振型点灯回路とリ
ードピーク型点灯回路との両方に対応することが可能で
あって、従来の蛍光ランプを置きかえるだけで容易に消
費電力の低減を実現することができる省電力型の蛍光ラ
ンプを提供することである。
【0013】本発明のさらに他の目的は、ラピッドスタ
ート型安定器(リードピーク型点灯回路または共振型点
灯回路)を内蔵した照明器具または従来の蛍光ランプに
容易に取り付けることができ、それにより蛍光ランプの
消費電力を低減することが可能な電力変換器を提供する
ことである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の蛍光ランプは、
光束を発生する発光管と、前記発光管の一端に設けられ
た第1のフィラメントと、前記発光管の他端に設けられ
た第2のフィラメントと、第1のインピーダンスを有す
る第1の電流制限手段と、前記第1のフィラメントの一
端に前記第1の電流制限手段を介して接続された第1の
電極ピンと、前記第1の電流制限手段に並列に接続され
た第1のスイッチと、第2のスイッチと、前記第1のフ
ィラメントの他端に前記第2のスイッチを介して接続さ
れた第2の電極ピンと、前記第1のスイッチと前記第2
のスイッチとの開閉を制御する制御回路とを備え、前記
制御回路は、前記蛍光ランプの点灯前と、前記蛍光ラン
プの点灯後の定格点灯期間とにおいては、前記第1のス
イッチと前記第2のスイッチとを閉じ、前記定格点灯期
間に続く省電力点灯期間においては、前記第1のスイッ
チと前記第2のスイッチとを開き、これにより上記目的
が達成される。
【0015】前記制御回路は、前記第1の電極ピンと前
記第2の電極ピンとの間に電流が流れてから所定の時間
が経過すると前記第1のスイッチと前記第2のスイッチ
とを開いてもよい。
【0016】前記制御回路は前記光束を検知する光束検
知手段を含み、前記光束検知手段によって検知された光
束が所定の値よりも大きくなると前記第1のスイッチと
前記第2のスイッチとを開いてもよい。
【0017】前記第1の電流制限手段は、コンデンサ、
抵抗、コイルおよびサイリスタからなる群から選択され
た少なくとも1つの素子を含んでもよい。
【0018】前記蛍光ランプが省電力点灯モードで動作
しているか否かを表示する表示手段をさらに備えてもよ
い。
【0019】第2のインピーダンスを有する第2の電流
制限手段と、前記第2の電流制限手段に並列に接続され
た第3のスイッチとをさらに備え、前記制御回路は、前
記第1の電極ピンに前記第2の電流制限手段を介して接
続されており、前記制御回路は、前記省電力点灯期間に
おいて、前記第3のスイッチを開いてもよい。
【0020】本発明の他の蛍光ランプは、光束を発生す
る発光管と、前記発光管の一端に設けられた第1のフィ
ラメントと、前記発光管の他端に設けられた第2のフィ
ラメントと、第1のインピーダンスを有する第1の電流
制限手段と、前記第1のフィラメントの一端に前記第1
の電流制限手段を介して接続された第1の電極ピンと、
前記第1の電流制限手段に並列に接続された第1のスイ
ッチと、第2のスイッチと、前記第1のフィラメントの
他端に前記第2のスイッチを介して接続された第2の電
極ピンと、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチの
開閉を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前
記蛍光ランプの点灯前と、前記蛍光ランプの点灯後の定
格点灯期間とにおいては、前記第1のスイッチと前記第
2のスイッチとを閉じ、前記定格点灯期間に続く省電力
点灯期間においては、前記第1のスイッチと前記第2の
スイッチとを開くか、前記第1のスイッチと前記第2の
スイッチとを閉じるかを切替可能に構成されており、こ
れにより上記目的が達成される。
【0021】本発明の電力変換器は、ラピッドスタート
型蛍光灯照明器具のソケットの2つの電気接点にそれぞ
れ電気的に接続可能に構成されている第1の電極ピンお
よび第2の電極ピンと、前記蛍光灯照明器具に装着され
る蛍光ランプの1つのフィラメントによって互いに接続
された2つの電極ピンにそれぞれ電気的に接続可能に構
成されている第1の電気接点および第2の電気接点と、
前記第1の電極ピンと前記第1の電気接点との間に接続
された、インピーダンスを有する電流制限手段と、前記
電流制限手段に並列に接続された第1のスイッチと、前
記第2の電極ピンと前記第2の電気接点との間に接続さ
れた第2のスイッチと、前記第1のスイッチと前記第2
のスイッチとの開閉を制御する制御回路とを備え、前記
制御回路は、前記蛍光ランプの点灯前と、前記蛍光ラン
プの点灯後の定格点灯期間とにおいては、前記第1のス
イッチと前記第2のスイッチとを閉じ、前記定格点灯期
間に続く省電力点灯期間においては、前記第1のスイッ
チと前記第2のスイッチとを開き、これにより上記目的
が達成される。
【0022】本発明の他の電力変換器は、ラピッドスタ
ート型蛍光灯照明器具の点灯回路からソケットへ向かう
2本の配線にそれぞれ電気的に接続可能に構成されてい
る第1の入力端子および第2の入力端子と、前記ソケッ
トの電気接点に電気的に接続する2本の配線にそれぞれ
電気的に接続可能に構成されている第1の出力端子およ
び第2の出力端子と、前記第1の入力端子と前記第1の
出力端子との間に接続された、インピーダンスを有する
電流制限手段と、前記電流制限手段に並列に接続された
第1のスイッチと、前記第2の入力端子と前記第2の出
力端子との間に接続された第2のスイッチと、前記第1
のスイッチと前記第2のスイッチとの開閉を制御する制
御回路とを備え、前記制御回路は、前記蛍光ランプ点灯
前と、前記蛍光ランプの点灯後の定格点灯期間とにおい
ては、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとを閉
じ、前記定格点灯期間に続く省電力期間においては、前
記第1のスイッチと前記第2のスイッチとを開き、これ
により上記目的が達成される。
【0023】
【発明の実施の形態】はじめに、ラピッドスタート型蛍
光ランプを点灯するための照明器具に用いられる点灯回
路を説明する。
【0024】図1Aは、共振型点灯回路104の回路図
である。共振型点灯回路104は、蛍光ランプ107を
点灯させるための点灯回路である。蛍光ランプ107
は、例えば、ラピッドスタート型蛍光ランプFLR40
S/M−X型蛍光ランプである。
【0025】共振型点灯回路104は、トランス103
を含む。トランス103は、電源105(例えば、20
0V交流電源)からフィラメント106へ電流を供給す
る1次側のコイル101と、予熱電流を流す2次側のコ
イル102とを結合する。コイル101とコイル102
とは、巻き線の向きが逆向きになっている。蛍光ランプ
107の放電が始まる前のランプ始動時には、トランス
103の1次側を流れる電流と2次側を流れる電流(予
熱電流)とは等しいために、コイル101とコイル10
2とに流れる電流が、それぞれのコイルが発生する磁界
を打ち消し合うように流れ、コイル101とコイル10
2とのインピーダンスが低下する。このため、ランプ始
動時には、フィラメント106には大きな予熱電流が流
れ、蛍光ランプ107の始動が容易になる。
【0026】蛍光ランプ107の始動後は、1次側のコ
イル101にはランプ電流+予熱電流が流れ、2次側の
コイル102には予熱電流のみが流れる。従って、コイ
ル101およびコイル102には、それぞれに流れる電
流の差であるランプ電流に相当するインピーダンスが発
生する。このため、ランプ電流は定格値になり、予熱電
流もある一定の値になる。
【0027】共振型点灯回路104では、例えば、コイ
ル101に直列に抵抗(あるいはコンデンサ)を挿入す
ることによって蛍光ランプ107の点灯中のランプ電流
を低減しようとしても、1次側のコイル101のインピ
ーダンスが小さくなり、ランプ電流は一定の値(定格電
流値)に維持される。逆に、予熱電流を低減するとトラ
ンス103の1次側のインピーダンスが大きくなり、ラ
ンプ電流も低減される。
【0028】図1Bは、リードピーク型点灯回路114
の回路図である。図1Bにおいて、図1Aに示される構
成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、そ
の説明を省略する。リードピーク型点灯回路114で
は、予熱電流は、ランプ電流回路とは独立したコイル1
11および112に発生する電圧によって流れる。この
ため、リードピーク型点灯回路114では、予熱電流を
制限してもランプ電流はほとんど変化しない。
【0029】このように、共振型点灯回路104とリー
ドピーク型点灯回路114とでは、ランプ電流が低減さ
れるメカニズムが異なる。
【0030】以下、図面を参照しながら本発明の実施の
形態を説明する。
【0031】(実施の形態1)実施の形態1では、リー
ドピーク型点灯回路と共に用いることが可能な本発明の
蛍光ランプを説明する。
【0032】図2は、本発明の実施の形態1の蛍光ラン
プ301の回路図である。図2は、蛍光ランプ301が
リードピーク型点灯回路114に接続された状態を示
す。
【0033】蛍光ランプ301は、発光管1と、省電力
回路4と、発光管1の一端に設けられたフィラメント2
(第1のフィラメント)と、発光管1の他端に設けられ
たフィラメント3(第2のフィラメント)とを含む。
【0034】発光管1の内壁には、蛍光体が塗布されて
いる。発光管1の内部には、放電ガス(例えば、水銀お
よび希ガス)が封入されている。蛍光ランプ301の点
灯中には、フィラメント2とフィラメント3との間で放
電が発生し、フィラメント2とフィラメント3との間に
ランプ電流が流れる。フィラメント2とフィラメント3
との間で放電が発生すると、放電ガスが紫外線を発生
し、この紫外線によって蛍光体が可視光線を発生する。
このようにして、発光管1は光束を発生する。
【0035】省電力回路4は、蛍光ランプ301を省電
力で点灯させる機能を有する。省電力回路4は、好適に
は、蛍光ランプ301の口金の内部に収容される。
【0036】省電力回路4は、コンデンサ7と、フィラ
メント2の一端にコンデンサ7(第1の電流制限手段)
を介して接続された電極ピン5(第1の電極ピン)と、
コンデンサ7に並列に接続されたスイッチ8(第1のス
イッチ)と、スイッチ9(第2のスイッチ)と、フィラ
メント2の他端にスイッチ9を介して接続された電極ピ
ン6(第2の電極ピン)と、電極ピン5と電極ピン6と
の間に接続された制御回路10とを含む。制御回路10
は、スイッチ8とスイッチ9との開閉を制御する。
【0037】蛍光ランプ301とリードピーク型点灯回
路114とが接続される場合、蛍光ランプ301の電極
ピン5とリードピーク型点灯回路114の電気接点30
5(電源側電気接点)とが接続され、蛍光ランプ301
の電極ピン6とリードピーク型点灯回路114の電気接
点306(予熱コイル側電気接点)とが接続される。ま
た、蛍光ランプ301の他端のフィラメント3の両端に
接続された2つの電極ピンも、点灯回路114の対応す
る2つの電気接点にそれぞれ接続される。電気接点30
5と電気接点306とは、照明器具の1つのソケット内
に設けられている。
【0038】制御回路10は、スイッチ8とスイッチ9
との開閉を制御する。このような制御は、例えば、スイ
ッチ8とスイッチ9とをリレースイッチにより構成し、
リレースイッチのリレーコイルに電流を流すか流さない
かを制御することによって行なわれる。スイッチ8とス
イッチ9とがノーマルクローズ型のリレースイッチであ
る場合、リレーコイルに電流を流すことによりスイッチ
8およびスイッチ9は開放される。
【0039】図3は、制御回路10の回路図である。図
3に示されるように、制御回路10では、電極ピン5と
電極ピン6との間を流れる予熱電流の一部がダイオード
ブリッジ901とコンデンサClとにより整流される。
これにより得られる直流電流が、制御回路10の電源に
なる。蛍光ランプ301を点灯させるために電源を投入
すると、コンデンサC2は抵抗R2を介して充電され、
コンデンサC2の電圧はC2×R2に比例した時定数で
増加する。トランジスタTrlとトランジスタTr2と
はダーリントン接続されている。コンデンサC2の電圧
が、トランジスタTrlのベースとトランジスタTr2
のエミッタ間の電圧(この場合トランジスタ2つである
ため約1.4V)を超えると、トランジスタTr2がO
N状態となり、リレーコイル11に電流が流れる。スイ
ッチ8(図2)とスイッチ9とは、リレーコイル11の
ノーマルクローズ接点によって構成されているので、リ
レーコイル11に電流が流れると、スイッチ8とスイッ
チ9とが開放される。
【0040】このようにして、制御回路10は、電源投
入後、所定の時間が経過した後に、スイッチ8とスイッ
チ9とを開放することができる。
【0041】スイッチ8とスイッチ9とは、リレーコイ
ル11のノーマルクローズ接点により構成されているた
め、制御回路10の故障等の何らかの原因によってリレ
ーコイル11が駆動できなくなった場合には、スイッチ
8とスイッチ9は閉じたままである。このため、蛍光ラ
ンプ301は通常のラピッドスタート型蛍光ランプとし
て支障なく点灯する。
【0042】なお、抵抗RlとダイオードDlとは、電
源遮断時に速やかにコンデンサC2を放電させ、次の電
源投入に備えるために設けられる。
【0043】スイッチ8とスイッチ9とに無接点の半導
体リレーを使用してもよい。また、タイマー機能をIC
を使用して実現してもよい。
【0044】図3に示される制御回路10は、蛍光ラン
プ301の予熱電流を全波整流してDC電源を得てい
る。リードピーク型点灯回路の予熱電源は、通常3〜4
V(交流)であるため、制御回路10にはトランスが不
要であり、小型軽量化が可能である。
【0045】図4は、蛍光ランプ301の点灯時のスイ
ッチ8(図2)およびスイッチ9の動作と、ランプ電流
および予熱電流の値の時間的変化とを示す。電源投入か
ら所定の時間が経過するまでの間、制御回路10は、ス
イッチ8とスイッチ9とを閉じる。スイッチ8とスイッ
チ9とが閉じられた状態では、予熱電流はコンデンサ7
を通らずにフィラメント2に流れる。予熱電流がコンデ
ンサ7によって低減されることがないので、蛍光ランプ
301は容易に始動する。この所定の時間は、電源が投
入されてから蛍光ランプ301が点灯するのに必要な時
間よりも長くなるように設定される。ラピッドスタート
型蛍光ランプは、瞬時に始動するものの、放電が安定す
る前に予熱電流を遮断すると、低温時など条件によって
は立ち消えを生ずる場合がある。これを防止するため
に、この所定の時間は、電源が投入されてから蛍光ラン
プ301が点灯するのに必要な時間よりも数秒以上長く
なるように設定されることが好ましい。
【0046】このように、制御回路10は、蛍光ランプ
301の点灯前と、蛍光ランプ301の点灯後の定格点
灯期間とにおいては、スイッチ8とスイッチ9とを閉
じ、定格点灯期間に続く省電力点灯期間においては、ス
イッチ8とスイッチ9とを開くように動作する。
【0047】リードピーク型点灯回路114では、電源
投入の後、一定の電圧がフィラメント2およびフィラメ
ント3に印加される。フィラメント2およびフィラメン
ト3が電源投入直後の冷えた状態から赤熱状態になるわ
ずかの間にフィラメント2およびフィラメント3の抵抗
は大きく変化し、これに応じて予熱電流も大きく変化す
る(期間401)。やがて予熱電流は一定の値になる
(期間402)。フィラメント2およびフィラメント3
が十分高温になった時点で、蛍光ランプ301は点灯す
る(ランプ始動)。蛍光ランプ301が点灯すると、ラ
ンプ電流は、電極ピン5〜スイッチ8〜フィラメント2
〜フィラメント3を通って流れる。ランプ電流がコンデ
ンサ7によって低減されないので、定格のランプ電流が
流れる(定格点灯期間)。
【0048】電源投入から所定の時間が経過した後、制
御回路10はスイッチ8とスイッチ9とを開放する。ス
イッチ8とスイッチ9とが開放されると、予熱電流は電
極ピン5〜制御回路10〜電極ピン6を通って流れる。
ランプ電流は、接続点351〜電極ピン5〜コンデンサ
7〜フィラメント2〜フィラメント3を通って流れる。
このため、ランプ電流はコンデンサ7によって低減され
る。これにより、ランプ電力は減少する(省電力点灯期
間)。
【0049】第1の電流制限手段としては、図2に示さ
れる例ではコンデンサ7が用られた。しかし、第1の電
流制限手段としては、インピーダンスを有する任意の回
路、例えば、抵抗、コイル、サイリスタおよびコンデン
サを組み合わせた回路が使用され得る。
【0050】図2に示されるスイッチ8、スイッチ9、
第1の電流制限手段7、図3に示される制御回路10、
図6に示される制御回路10aは、いずれもトランスを
使用することなく構成することができる。従って、省電
力回路4(図2)は蛍光ランプ301の口金内に内蔵す
ることが可能な程度に小型、軽量に構成することができ
る。このため、従来の蛍光ランプを置きかえるだけで容
易に消費電力の低減を実現することができる省電力型の
蛍光ランプ301が実現できる。
【0051】省電力点灯期間では、予熱電流は制御回路
10のインピーダンスのため、フィラメント2を通って
流れる場合よりも低減される。なお、蛍光ランプ301
が始動する前における制御回路10の入力インピーダン
スは、フィラメント2のインピーダンスより十分大きく
なるように設計される。蛍光ランプ301が始動する前
における制御回路10の入力インピーダンスが小さい
と、フィラメント2に十分な予熱電流が流れないため、
蛍光ランプ301が始動しなくなってしまうからであ
る。蛍光ランプ301が始動する前には、トランジスタ
Tr1およびTr2(図3)はOFFになっているの
で、制御回路10の入力インピーダンスには、抵抗R1
の値が主に影響する。従って、フィラメント2に十分な
予熱電流を流すためには、抵抗R1の値をフィラメント
2のインピーダンスよりも十分に大きく設計すればよ
い。例えば、フィラメント2のインピーダンスが2〜2
0Ωである場合に、抵抗R1の値は1kΩに設定され
る。
【0052】このように、制御回路10は、蛍光ランプ
301の点灯後の定格点灯期間においては、スイッチ8
とスイッチ9とを閉じる(短絡する)。定格点灯期間に
続く省電力点灯期間においては、スイッチ8とスイッチ
9とを開く(開放する)。
【0053】図4に示されるように、本発明の蛍光ラン
プ301では、省電力点灯期間においては、定格点灯期
間におけるよりも予熱電流とランプ電流の両方が低減さ
れる。このうち、蛍光ランプ301の消費電力の低下に
はランプ電流の低減が寄与する割合が大きい。これは、
ランプ電流に比較して予熱電流が小さいからである。例
えば、40Wl灯用リードピーク型点灯回路に蛍光ラン
プ301を接続して使用した場合、蛍光ランプ301の
点灯中に予熱電流を遮断しても2W程度(すなわち、蛍
光ランプ301の定格消費電力の5%程度)しか、消費
電力は低減されない。一方、ランプ電流を低減すること
により、消費電力を30%以上低減することが可能であ
る。なお、省電力点灯期間においては、トランジスタT
r1およびTr2はONになっているので、制御回路1
0の入力インピーダンスには、リレーコイル11のイン
ピーダンスが主に影響する。従って、省電力点灯期間に
おいて、定格点灯期間におけるよりも予熱電流を低減す
るために、リレーコイル11のインピーダンスは、フィ
ラメント2のインピーダンスよりも大きくなるように設
定される。例えば、リレーコイル11のインピーダンス
は、100Ωに設定される。これにより、省電力点灯期
間における制御回路10の入力インピーダンスは、フィ
ラメント2のインピーダンス(2〜20Ω)よりも大き
くなる。
【0054】図5は、コンデンサ7の容量に対する照明
器具のシステム電力を示す。照明器具のシステム電力と
は、蛍光ランプ301の消費電力とリードピーク型点灯
回路114によって消費される電力との合計である。な
お、蛍光ランプ301としては、FLR40S/M−X
型相当品を使用した。
【0055】定格点灯時におけるFLR40S/M−X
型蛍光ランプのシステム電力は44Wである。図5から
分かるように、コンデンサ7の値を適切に選択すること
により、定格点灯時と比較して10%以上消費電力を低
減することができる。なお、図2に示される蛍光ランプ
301を共振型点灯回路に接続した場合、消費電力の低
減効果は発揮されない。ランプ電流をコンデンサ7で絞
ろうとしても、予熱電流がほぼ変わらないため、共振型
点灯回路の特性により、ランプ電流は一定の値に維持さ
れるからである。
【0056】図3に示される例では、制御回路10は、
電源投入から所定の時間が経過した後に、スイッチ8と
スイッチ9とを開放していた。すなわち、制御回路10
は、時間をパラメータとしてスイッチ8とスイッチ9と
を制御していた。しかし、制御回路がスイッチ8とスイ
ッチ9と制御する際のパラメータは時間に限られない。
制御回路は、蛍光ランプ301の発光管1からの光束を
パラメータとしてスイッチ8とスイッチ9とを制御して
もよい。
【0057】図6は、発光管1からの光束をパラメータ
としてスイッチ8とスイッチ9とを制御する制御回路1
0aの回路図である。制御回路10aは、図2に示され
る蛍光ランプ301において、制御回路10の代わりに
用いられ得る。図6において、図3に示される構成要素
と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その説明
を省略する。制御回路10aは、スイッチ8とスイッチ
9との開閉を制御する。
【0058】制御回路10aは光センサ12(光束検知
手段)を含む。光センサ12は、例えば、CdS光導電
センサである。光センサ12は、蛍光ランプ301の発
光管1が発生する光束を検知することのできる位置に配
置される。光センサ12は、検知する光束が大きくなる
と抵抗値が小さくなるという性質を有する。
【0059】以下、制御回路10aが図2に示される蛍
光ランプ301の制御回路10として用いられた場合の
動作を説明する。
【0060】蛍光ランプ301を点灯させるために電源
を投入すると、光センサ12は発光管1が発生する光束
をモニターする。蛍光ランプ301の始動前は、発光管
1は光束を発生しない。この場合、光センサ12の有す
る抵抗値は高いので、トランジスタTr3のゲートにか
かる電圧が低く、トランジスタTr3はOFFである。
従って、リレーコイル11に電流は流れない。従って、
スイッチ8(図2)とスイッチ9(図2)とは、ともに
閉じている。このため、予熱電流はコンデンサ7を通ら
ずにフィラメント2に流れる。予熱電流がコンデンサ7
によって低減されることがないので、蛍光ランプ301
は容易に始動する。
【0061】始動直後は蛍光ランプ301の温度が低
く、発光管1が発生する光束は少ないので、トランジス
タTr3はOFFのままである。従って、スイッチ8と
スイッチ9とは、ともに閉じており、定格のランプ電流
が流れる(定格点灯期間)。
【0062】蛍光ランプ301は、始動後の時間が経過
するにつれ、蛍光ランプ301の放電によって次第に温
度が高くなっていく。これに伴って、発光管1が発生す
る光束が増加する。光センサ12によって検知される光
束が所定の値に到達すると、トランジスタTr3がON
になり、リレーコイル11に電流が流れる。これによ
り、スイッチ8とスイッチ9とが開放され、ランプ電流
はコンデンサ7を通って流れる。このため、ランプ電流
はコンデンサ7によって低減される。これにより、ラン
プ電力は減少する(省電力点灯期間)。抵抗R1の値
と、リレーコイル11のインピーダンスとは、図3を参
照して説明した制御回路10と同様に設定される。
【0063】このように、制御回路10aは、蛍光ラン
プ301の発光管1が発生する光束をパラメータとして
スイッチ8とスイッチ9とを制御する。この方式では、
蛍光ランプ301の周囲温度が低いために発光管1が発
生する光束の立ち上がりが遅い場合でも、発光管1が発
生する光束が十分大きくなるまで、フィラメント2への
予熱電流の低減や、ランプ電流の低減を行わない。この
ため、蛍光ランプ301が立ち消えしたり、発光管1が
発生する光束の立ちあがりがさらに遅くなるという問題
を回避することができる。
【0064】このように、制御回路10aは、蛍光ラン
プ301の点灯前と、蛍光ランプ301の点灯後の定格
点灯期間とにおいては、スイッチ8とスイッチ9とを閉
じ、定格点灯期間に続く省電力点灯期間においては、ス
イッチ8とスイッチ9とを開くように動作する。
【0065】なお、光センサ12として、CdS光導電
センサに代えてシリコンホトダイオードが用いられても
よい。
【0066】図2に示される例では、蛍光ランプ301
の電極ピン5と点灯回路114の電気接点305(電源
側電気接点)とが接続され、蛍光ランプ301の電極ピ
ン6と点灯回路114の電気接点306(予熱コイル側
電気接点)とが接続されている。しかし、これとは逆に
接続されても蛍光ランプ301は支障なく動作する。
【0067】図7は、図2に示される例とは逆向きに蛍
光ランプ301とリードピーク型点灯回路114とを接
続した状態を示す。すなわち、図7に示される例では、
電極ピン6と電気接点305とが接続され、電極ピン5
と電気接点306とが接続されている。この場合には、
制御回路10がスイッチ8およびスイッチ9を開放した
後(省電力点灯期間中)は、ランプ電流は、主に、接続
点351〜予熱コイル1601〜電気接点306〜電極
ピン5〜コンデンサ7〜フィラメント2〜フィラメント
3を通って流れる。
【0068】図7に示される接続状態では、省電力点灯
期間中のランプ電流は、予熱コイル1601のインピー
ダンスの影響を受けるために、図2に示される接続状態
よりも少なくなる。従って、消費電力の低減効果が高く
なる。このようにして、蛍光ランプ301とリードピー
ク型点灯回路114との接続状態を変えるだけで、すな
わち、蛍光ランプ301を照明器具に取り付ける向きを
変えるだけで、異なる消費電力の低減効果を実現するこ
とができる。
【0069】しかし、これとは逆に、蛍光ランプ301
とリードピーク型点灯回路114との接続状態を変えて
も、消費電力の低減効果が同等であることが望まれる場
合もあり得る。
【0070】図8は、リードピーク型点灯回路114と
の接続状態に係わらず消費電力の低減効果が一定である
蛍光ランプ1701の回路図を示す。図8において、図
2に示される構成要素と同一の構成要素には同一の参照
番号を付し、その説明を省略する。蛍光ランプ1701
は、蛍光ランプ301(図2)の構成要素に加えて、コ
ンデンサ1707を有する。コンデンサ1707は、ス
イッチ9に並列に接続されている。コンデンサ1707
の容量は、コンデンサ7の容量と等しく設定され、コン
デンサ1707とコンデンサ7との合成インピーダンス
によってランプ電流が制限される。
【0071】蛍光ランプ1701の省電力点灯期間中
は、ランプ電流は、主に、接続点351〜電気接点30
5〜電極ピン5〜コンデンサ7〜フィラメント2〜フィ
ラメント3を通って流れ、一部は、接続点351〜予熱
コイル1601〜電気接点306〜電極ピン6〜コンデ
ンサ1707〜フィラメント2〜フィラメント3を通っ
て流れる。電極ピン6〜コンデンサ1707〜フィラメ
ント2の電流経路のインピーダンスと、電極ピン5〜コ
ンデンサ7〜フィラメント2の電流経路のインピーダン
スとは等しいので、電極ピン5と電気接点306とが接
続され、電極ピン6と電気接点305とが接続されるよ
うに接続状態を変更してもランプ電流は変わらない。
【0072】このように、蛍光ランプ1701は、リー
ドピーク型点灯回路114との接続状態に係わらず消費
電力の低減効果が一定である。
【0073】(実施の形態2)実施の形態2では、共振
型点灯回路と共に用いることが可能な本発明の蛍光ラン
プを説明する。
【0074】図9は、本発明の実施の形態2の蛍光ラン
プ601の回路図である。図9は、蛍光ランプ601が
共振型点灯回路104に接続された状態を示す。
【0075】図9において、図1Aおよび図2に示され
る構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付
し、その説明を省略する。
【0076】蛍光ランプ601は、蛍光ランプ301
(図2)の省電力回路4に代えて、省電力回路604を
有する。
【0077】省電力回路604は、蛍光ランプ601を
省電力で点灯させる機能を有する。省電力回路604
は、好適には、蛍光ランプ601の口金の内部に収容さ
れる。
【0078】省電力回路604は、コンデンサ14(第
2の電流制限手段)と、フィラメント2の一端にコンデ
ンサ14を介して接続された電極ピン5(第1の電極ピ
ン)と、コンデンサ14に並列に接続されたスイッチ1
5(第3のスイッチ)と、スイッチ9(第2のスイッ
チ)と、フィラメント2の他端にスイッチ9を介して接
続された電極ピン6(第2の電極ピン)と、フィラメン
ト2の一端と電極ピン6との間に接続された制御回路6
10とを含む。制御回路610は、スイッチ9とスイッ
チ15との開閉を制御する。制御回路610としては、
例えば、図3に示される制御回路10または図6に示さ
れる制御回路10aが使用され得る。以下の説明では、
制御回路610として、図3に示される制御回路10が
用いられるものとする。
【0079】図10は、蛍光ランプ601の点灯時のス
イッチ9およびスイッチ15の動作と、ランプ電流およ
び予熱電流の値の時間的変化とを示す。電源投入から所
定の時間が経過するまでの間、制御回路610(図9)
は、スイッチ9とスイッチ15とをそれぞれ短絡する。
スイッチ9とスイッチ15とが短絡された状態では、予
熱電流はコンデンサ14を通らずにフィラメント2に流
れる。すなわち、予熱電流は、電極ピン6〜スイッチ9
〜フィラメント2〜スイッチ15〜電極ピン5を通って
流れる。予熱電流がコンデンサ14によって低減される
ことがないので、蛍光ランプ601は容易に始動する
(ランプ始動)。
【0080】電源投入後、制御回路610に設定された
所定の時間が経過するまでの間、制御回路610は、ス
イッチ9とスイッチ15とをそれぞれ短絡する。
【0081】共振型点灯回路104では、蛍光ランプ6
01の点灯前は、フィラメント2およびフィラメント3
に大きな電流が流れる。また、フィラメント2とフィラ
メント3との間には、抵抗Rと容量Cとからなる共振回
路によって発生する高い始動電圧が印加される。フィラ
メント2およびフィラメント3が十分高温になった時点
で、蛍光ランプ601は点灯する(ランプ始動)。
【0082】蛍光ランプ601の点灯後は、ランプ電流
は定格値になり、予熱電流もある一定の値になる(定格
点灯期間)。
【0083】電源投入後、制御回路610に設定された
所定の時間が経過すると、制御回路610は、スイッチ
9とスイッチ15とを開放する。スイッチ9とスイッチ
15とが開放されると、予熱電流は電極ピン5〜コンデ
ンサ14〜制御回路610〜電極ピン6を通って流れ
る。ランプ電流は、電極ピン6〜制御回路610〜フィ
ラメント2〜フィラメント3を通って流れる。予熱電流
がコンデンサ14によって低減される。これによってト
ランス103のインピーダンスが大きくなるので、ラン
プ電流は低減される。従って、蛍光ランプ601の消費
電力が低減される(省電力点灯期間)。
【0084】図11は、コンデンサ14の容量に対する
照明器具のシステム電力を示す。照明器具のシステム電
力とは、蛍光ランプ601の消費電力と共振型点灯回路
104によって消費される電力との合計を意味する。な
お、蛍光ランプ601としては、FLR40S/M−X
型相当品を使用した。
【0085】蛍光ランプ601において、スイッチ15
を短絡した場合(定格点灯期間)のシステム電力は47
Wである。図11から分かるように、コンデンサ14の
値を選択することにより、定格点灯期間におけるシステ
ム電力よりも10%以上消費電力を低減することができ
る。
【0086】蛍光ランプ601をリードピーク型点灯回
路114(図2)に接続した場合、消費電力の低減効果
は小さくなる。蛍光ランプ601をリードピーク型点灯
回路114に接続した場合には、予熱電流がコンデンサ
14と制御回路610とにより低減されるものの、ラン
プ電流はほとんど低減されないからである。上述したよ
うに、リードピーク型点灯回路114では、予熱電流を
低減することによる消費電力の低減効果は小さい。
【0087】なお、第2の電流制限手段としては、コン
デンサ14に代えて、インピーダンスを有する任意の回
路、例えば、抵抗、コイル、サイリスタおよびコンデン
サを組み合わせた回路が使用され得る。
【0088】(実施の形態3)実施の形態3では、リー
ドピーク型点灯回路と共振型点灯回路との両方に対応す
ることが可能な本発明の蛍光ランプを説明する。
【0089】図12は、本発明の実施の形態3の蛍光ラ
ンプ1201の回路図である。図12は、蛍光ランプ1
201がリードピーク型点灯回路114に接続された状
態を示す。図12において、図2に示される構成要素と
同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その説明を
省略する。
【0090】蛍光ランプ1201は、蛍光ランプ301
(図2)の省電力回路4に代えて、省電力回路1204
を備える。
【0091】省電力回路1204は、省電力回路4の制
御回路10に代えて、制御回路1210を有する。省電
力回路1204は、コンデンサ14(第2の電流制限手
段)とスイッチ15(第3のスイッチ)とをさらに含
む。制御回路1210は、コンデンサ14を介して電極
ピン5(第1の電極ピン)に接続されており、スイッチ
15は、コンデンサ14に並列に接続されている。制御
回路1210は、スイッチ8、スイッチ9およびスイッ
チ15の開閉を制御する。制御回路1210としては、
例えば、図3に示される制御回路10または図6に示さ
れる制御回路10aが使用され得る。以下の説明では、
制御回路1210として、図3に示される制御回路10
が用いられるものとする。
【0092】図13は、蛍光ランプ1201がリードピ
ーク型点灯回路114に接続された場合のスイッチ8、
スイッチ9およびスイッチ15の動作と、ランプ電流お
よび予熱電流の値の時間的変化とを示す。電源投入から
所定の時間が経過するまでの間、制御回路1210(図
12)は、スイッチ8、スイッチ9およびスイッチ15
を閉じる。スイッチ8、スイッチ9およびスイッチ15
が閉じた状態では、図4を参照して説明した蛍光ランプ
301の動作と同様に、蛍光ランプ1201は容易に始
動する(ランプ始動)。
【0093】蛍光ランプ1201が点灯すると、ランプ
電流は、電極ピン5〜スイッチ15〜スイッチ8〜フィ
ラメント2〜フィラメント3を通って流れる。ランプ電
流がコンデンサ14およびコンデンサ7によって低減さ
れないので、定格のランプ電流が流れる(定格点灯期
間)。蛍光ランプ1201がFLR40S/M−X型相
当品である場合、定格のランプ電流は約360mAであ
る。
【0094】電源投入から所定の時間が経過後、制御回
路1210はスイッチ8、スイッチ9およびスイッチ1
5を開放する。スイッチ8、スイッチ9およびスイッチ
15が開放されると、予熱電流は電極ピン5〜コンデン
サ14〜制御回路1210〜電極ピン6を通って流れ
る。ランプ電流の一部は、接続点351〜電極ピン5〜
コンデンサ14〜コンデンサ7〜フィラメント2〜フィ
ラメント3(経路1)を通って流れる。また、ランプ電
流の一部は、接続点351〜予熱コイル1601〜電極
ピン6〜制御回路1210〜コンデンサ7〜フィラメン
ト2〜フィラメント3(経路2)を通って流れる。経路
1を通るランプ電流も経路2を通るランプ電流もコンデ
ンサ7によって低減されるので、ランプ電流は定格点灯
期間と比較して低減される(省電力点灯期間)。
【0095】図13に示されるように、本発明の蛍光ラ
ンプ1201をリードピーク型点灯回路114に接続し
た場合、省電力点灯期間においては、定格点灯期間にお
けるよりも予熱電流とランプ電流の両方が低減される。
このうち、蛍光ランプ1201の消費電力の低下にはラ
ンプ電流の低減が寄与する割合が大きい。これは、一般
にランプ電流に比較して予熱電流が小さいからである。
例えば、40Wl灯用リードピーク型点灯回路に蛍光ラ
ンプ1201を接続して使用した場合、蛍光ランプ12
01の点灯中に予熱電流を遮断しても2W程度(すなわ
ち、蛍光ランプ1201の定格消費電力の5%程度)し
か、消費電力は低減されない。一方、ランプ電流をコン
デンサ7によって制限することにより、消費電力を大幅
に低減することが可能である。
【0096】なお、省電力点灯期間中は、予熱電流は予
熱電流制御コンデンサ14によって低減されるため、制
御回路1210は予熱電流を電源とすることはできなく
なる。しかし、ランプ電流の一部が制御回路1210を
通って流れるので、制御回路1210は電源を失わず、
スイッチ8、スイッチ9およびスイッチ15は開放状態
に維持される。
【0097】図14は、蛍光ランプ1201が共振型点
灯回路104に接続された状態を示す。図14におい
て、図12および図9に示される構成要素と同一の構成
要素には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0098】図15は、蛍光ランプ1201が共振型点
灯回路104に接続された場合のスイッチ8、スイッチ
9およびスイッチ15の動作と、ランプ電流および予熱
電流の値の時間的変化とを示す。電源投入から所定の時
間が経過するまでの間、制御回路1210は、スイッチ
8、スイッチ9およびスイッチ15を閉じる。スイッチ
8、スイッチ9およびスイッチ15が閉じた状態では、
図10を参照して説明した蛍光ランプ601の動作と同
様に、蛍光ランプ1201は容易に始動する(ランプ始
動)。
【0099】蛍光ランプ1201が点灯すると、ランプ
電流は、電極ピン6〜スイッチ9〜フィラメント2〜フ
ィラメント3を通って流れる。また、予熱電流は、電極
ピン5〜スイッチ15〜スイッチ8〜フィラメント2〜
スイッチ9〜電極ピン6を通って流れる。ランプ電流お
よび予熱電流は低減されないので、定格のランプ電流が
流れる(定格点灯期間)。蛍光ランプ1201がFLR
40S/M−X型相当品である場合、定格のランプ電流
は約360mAである。
【0100】電源投入から所定の時間が経過した後、制
御回路1210はスイッチ8、スイッチ9およびスイッ
チ15を開放する。スイッチ8、スイッチ9およびスイ
ッチ15が開放されると、予熱電流は、電極ピン6〜制
御回路1210〜コンデンサ14〜電極ピン5を通って
流れる。このために、予熱電流は、コンデンサ14によ
って、定格点灯期間と比較して低減される。ランプ電流
は、電極ピン6〜制御回路1210〜コンデンサ7〜フ
ィラメント2〜フィラメント3を通って流れる。
【0101】このように、ランプ電流の経路には、制御
回路1210およびコンデンサ7のインピーダンスが挿
入されるが、制御回路1210およびコンデンサ7のイ
ンピーダンスによってランプ電流は低減されない。上述
したように、トランス103がランプ電流を一定の値に
維持する作用を有しているからである。しかし、省電力
点灯期間においては、予熱電流が低減されるため、トラ
ンス103のインピーダンスが増大し、これによりラン
プ電流が低減される。すなわち、蛍光ランプ1201の
消費電力が減少する。
【0102】なお、省電力点灯期間中は、予熱電流はコ
ンデンサ14によって低減されるため、制御回路121
0は予熱電流を電源とすることはできなくなる。しか
し、ランプ電流が制御回路1210を流れるので、制御
回路1210は電源を失わず、スイッチ8、スイッチ9
およびスイッチ15は開放状態に維持される。
【0103】表1は、蛍光ランプ1201をリードピー
ク型点灯回路114および共振型点灯回路104に接続
した場合の光電気特性を示す。表1に示される例では、
蛍光ランプ1201は、省電力点灯期間における消費電
力を定格点灯期間における消費電力よりも20%低減す
るように設計されている。コンデンサ7の容量値は、2
4μFである。コンデンサ14の容量値は、省電力点灯
期間中の予熱電流を遮断するようにきわめて小さい値に
設定されている。
【0104】なお、表1において、光束の欄の数値は、
省電力OFF(定格点灯期間)における発光管1が発生
する光束を1とした場合の相対値を示す。
【0105】
【表1】 図12に示されるスイッチ8、スイッチ9、スイッチ1
5、第1の電流制限手段7、第2の電流制限手段14お
よび制御回路1210は、いずれもトランスを使用する
ことなく構成することができる。従って、省電力回路1
204は蛍光ランプ1201の口金内に内蔵することが
可能な程度に小型、軽量に構成することができる。この
ため、従来の蛍光ランプを置きかえるだけで容易に消費
電力の低減を実現することができる省電力型の蛍光ラン
プ1201が実現できる。
【0106】(実施の形態4)実施の形態1〜3では、
省電力点灯回路は蛍光ランプに内蔵されていた。実施の
形態4では、省電力点灯回路を有する電力変換器を説明
する。このような電力変換器は、従来の蛍光ランプに装
着して用いられるか、または照明器具に装着して用いら
れる。これにより、実施の形態1〜3で説明した効果と
同様の効果が得られる。
【0107】図16は、電力変換器2104の回路図で
ある。図16は、従来の蛍光ランプ107が電力変換器
2104を介してリードピーク型点灯回路114に接続
された状態を示す。図16において、図2に示される構
成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、そ
の説明を省略する。
【0108】電力変換器2104は、電極ピン5(第1
の電極ピン)と、電極ピン6(第2の電極ピン)と、電
気接点2105(第1の電気接点)と、電気接点210
6(第2の電気接点)と、電極ピン5と電気接点210
5との間に接続されたコンデンサ7(電流制限手段)
と、コンデンサ7に並列に接続されたスイッチ8と、電
極ピン6と電気接点2106との間に接続されたスイッ
チ9と、電極ピン5と電極ピン6との間に接続された制
御回路10とを含む。
【0109】電極ピン5と電極ピン6とはそれぞれ、リ
ードピーク型点灯回路114の電気接点305と電気接
点306とに電気的に接続可能である。電気接点210
5と電気接点2106とは、それぞれ、蛍光ランプ10
7のフィラメント2102によって互いに接続された電
極ピン2155と電極ピン2156とに電気的に接続可
能である。
【0110】電力変換器2104と蛍光ランプ107と
は、全体として、実施の形態1の蛍光ランプ301(図
2)と同一の構成を有する。従って、電力変換器210
4と蛍光ランプ107とは、全体として、蛍光ランプ3
01と同様に動作する。
【0111】図17(a)〜図17(e)は、電力変換
器2104の構造を示す。図17(a)は、電力変換器
2104の斜視図であり、図17(b)は、図17
(a)に示される方向Aから見た図であり、図17
(c)は、図17(a)に示される方向Cから見た図で
あり、図17(d)は、図17(a)に示される方向B
から見た図であり、図17(e)は、図17(d)に示
されるE−E’断面による断面図である。
【0112】電極ピン5および電極ピン6の間隔および
ピンの長さは、従来の蛍光ランプ107(図16)の電
極ピン2155および電極ピン2156の間隔およびピ
ンの長さと同一に設計されている。同様に、電気接点2
105と電気接点2106との間隔は、蛍光ランプ10
7の電極ピン2155と電極ピン2156との間隔に等
しく設定されている。
【0113】図18は、照明器具2303に電力変換器
2104を介して蛍光ランプ107を装着した状態を示
す。照明器具2303は、例えば、FLR40型ラピッ
ドスタート型蛍光灯照明器具である。照明器具2303
には、例えば、リードピーク型点灯回路114(図18
には示されていない。図16参照)が内蔵されている。
【0114】図19は、照明器具2303に電力変換器
2104を介して蛍光ランプ107を装着する手順を示
す。照明器具2303に電力変換器2104を介して蛍
光ランプ107を装着する場合、最初に、電力変換器2
104を照明器具2303に装着する()。これによ
り、電極ピン5と電極ピン6とはそれぞれ、照明器具2
303のソケット2302の2つの電気接点305と電
気接点306とに電気的に接続される。
【0115】次に、蛍光ランプ107を照明器具230
3に装着する。このとき、電力変換器2104の装着さ
れているソケット2302と反対側に位置するソケット
(図示せず)に蛍光ランプ107の一端をはめ込み、他
端を電力変換器2104に押し付けると()、ソケッ
ト2302に内蔵されたスプリング2301(図18)
が押されて、蛍光ランプ107の他端が電力変換器21
04にはまり込む。
【0116】図18に示される例では、電力変換器21
04の制御回路10を格納する部分は、電力変換器21
04を照明器具2303に装着した際に、蛍光ランプ1
07と照明器具2303との間に位置している。しか
し、電力変換器2104の形状はこのような形状に限定
されない。
【0117】図20(a)〜(d)は、電力変換器21
04の形状の他の例を示す。図20(a)は、電力変換
器2104の正面図であり、図20(b)は、電力変換
器2104の側面図であり、図20(c)は、図20
(b)に示される方向Cから見た図であり、図20
(d)は、図20(b)に示されるD−D’断面による
断面図である。
【0118】電力変換器2104の内部の回路も、図1
6に示される回路に限定されない。電力変換器2104
の内部の回路として、図8に示される省電力回路4、図
9に示される省電力回路14、または図12に示される
省電力回路1204が用いられ得る。
【0119】電力変換器2104の内部の回路として図
8に示される省電力回路4を用いた場合には、リードピ
ーク型点灯回路114を有する照明器具に電力変換器2
104を介して従来の蛍光ランプ107を装着すること
により、図8を参照して説明した蛍光ランプ1701と
同等の効果を得ることができる。
【0120】電力変換器2104の内部の回路として図
9に示される省電力回路14を用いた場合には、共振型
点灯回路104を有する照明器具に電力変換器2104
を介して従来の蛍光ランプ107を装着することによ
り、図9を参照して説明した蛍光ランプ601と同等の
効果を得ることができる。
【0121】電力変換器2104の内部の回路として図
12に示される省電力回路1204を用いた場合には、
リードピーク型点灯回路114または共振型点灯回路1
04を有する照明器具に電力変換器2104を介して従
来の蛍光ランプ107を装着することにより、図12お
よび図14を参照して説明した蛍光ランプ1201と同
等の効果を得ることができる。
【0122】また、電力変換器2104の内部の制御回
路10に代えて図6に示される制御回路10aが用いら
れてもよい。
【0123】図21Aは、電力変換器2104のさらに
他の形状を示す。図21Aに示される形状は、電力変換
器2104の内部の制御回路10に代えて制御回路10
aが用いられた場合に特に好適な形状である。図21A
に示される例では、電力変換器2104は、蛍光ランプ
107の発光管が発生する光束を光センサ12に導く導
光空間13を有する。あるいは、蛍光ランプ107の発
光管が発生する光束を光センサ12に導くために光ファ
イバが用いられてもよい。
【0124】図21Bは、図21Aに示される電力変換
器2104を蛍光ランプ107に装着する方法を示す。
図21Bに示されるように、電力変換器2104は、蛍
光ランプ107の一端にはめ込まれる。電力変換器21
04をはめ込んだ蛍光ランプ107は、照明器具に装着
されて低消費電力で点灯することができる。
【0125】実施の形態4の電力変換器2104は、ラ
ピッドスタート型蛍光灯照明器具2303のソケット2
302の2つの電気接点305、306にそれぞれ電気
的に接続可能に構成されている第1の電極ピン5および
第2の電極ピン6と、蛍光灯照明器具2303に装着さ
れる蛍光ランプ107の1つのフィラメント2102に
よって互いに接続された2つの電極ピン2155、21
56にそれぞれ電気的に接続可能に構成されている第1
の電気接点2105および第2の電気接点2106を有
しているので、照明器具2303または蛍光ランプ10
7に容易に取り付けることができる。
【0126】(実施の形態5)実施の形態4では、電力
変換器は、従来の蛍光ランプに装着して用いられるか、
または照明器具に装着して用いられた。実施の形態5で
は、照明器具の内部に組み込まれる電力変換器を説明す
る。
【0127】図22は、照明器具2670の内部に電力
変換器2604を組み込む手順を示す。電力変換器26
04は、実施の形態4の電力変換器2104(図16)
と同様の構成を有し得る。ただし、電力変換器2604
は、電力変換器2104の電極ピン5および電極ピン6
に代えて、入力端子2605(第1の入力端子)および
入力端子2606(第2の入力端子)を有する。また、
電力変換器2604は、電力変換器2104の電気接点
2105および電気接点2106に代えて、出力端子2
655(第1の出力端子)および出力端子2656(第
2の出力端子)を有する。
【0128】ラピッドスタート型蛍光灯照明器具267
0は、点灯回路2671と、ソケット2672とを有す
る。点灯回路2671は、リードピーク型点灯回路また
は共振型点灯回路である。電力変換器2604は、点灯
回路2671からソケット2672に向かう2本の配線
2681および2682の途中に挿入される。具体的に
は、配線2681を点灯回路側の配線2681−1とソ
ケット側の配線2681−2とに切断し、配線2682
を点灯回路側の配線2682−1とソケット側の配線2
682−2とに切断する。配線2681−2および配線
2682−2はそれぞれ、ソケット2672内の電気接
点305および306に接続されている。次に、配線2
681−1を入力端子2605に接続し、配線2682
−1を入力端子2606に接続する。また、配線268
1−2を出力端子2655に接続し、配線2682−2
を入力端子2656に接続する。
【0129】図23は、電力変換器2604を組み込ん
だ照明器具2670に従来の蛍光ランプ107を装着し
た状態を示す。照明器具2670に電力変換器2604
を組み込むことにより、従来の蛍光ランプ107を低消
費電力で点灯させることができる。このように、電力変
換器2604は、照明器具2670の内部に組み込まれ
るので、照明器具2670の外観が変化することがな
く、照明器具2670が取り付けられている箇所の美観
を保つことができる。
【0130】電力変換器2604の内部の回路として、
図8に示される省電力回路4、図9に示される省電力回
路14、または図12に示される省電力回路1204が
用いられ得る。また、電力変換器2604の内部の制御
回路10に代えて図6に示される制御回路10aが用い
られてもよい。
【0131】電力変換器2604は、ソケット2672
と一体に形成されていてもよい。
【0132】図24は、ソケットと一体に形成された電
力変換器2804を示す。図24において、図22に示
される構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を
付し、その説明を省略する。
【0133】電力変換器2804は、照明器具2670
のソケット2672と取り替えることによって、照明器
具2670の内部に組み込まれる。電力変換器2804
は、図22および図23を参照して説明した電力変換器
2604の構成と同様の構成を有し得る。
【0134】図25は、電力変換器2804を組み込ん
だ照明器具2670に従来の蛍光ランプ107を装着し
た状態を示す。照明器具2670に電力変換器2804
を組み込むことにより、従来の蛍光ランプ107を低消
費電力で点灯させることができる。このように、電力変
換器2804は、照明器具2670の内部に組み込まれ
るために、照明器具2870の外観が変化することがな
く、照明器具2870が取り付けられている箇所の美観
を保つことができる。
【0135】電力変換器2804の内部の回路として、
図8に示される省電力回路4、図9に示される省電力回
路14、または図12に示される省電力回路1204が
用いられ得る。また、電力変換器2804の内部の制御
回路10に代えて図6に示される制御回路10aが用い
られてもよい。
【0136】上述したように、実施の形態4の電力変換
器2104(図16)、実施の形態5の電力変換器26
04(図22)および2804(図24)を用いれば、
従来の蛍光ランプ107を低消費電力で点灯させること
ができる。電力変換器の回路寿命を十分長く設計すれ
ば、蛍光ランプ107の寿命が尽きた時でも電力変換器
は使用することができる。従って、実施の形態1〜3の
ように、省電力回路が蛍光ランプに内蔵されている場合
よりも、ランニングコストを低減することができ、経済
的である。
【0137】上述したすべての実施の形態において、省
電力点灯期間では、蛍光ランプは省電力モードで動作す
ることとなる。蛍光ランプが省電力モードで動作してい
るか否かを示す表示手段が蛍光ランプまたは電力変換器
に設けられていてもよい。表示手段は、例えば、発光素
子であり得る。図2に示される発光素子381は、この
ような表示手段として機能する。発光素子381は、制
御回路10により駆動される。省電力点灯期間中は発光
素子381が点灯するようにしてもよいし、あるいは、
発光素子381が消灯するようにしてもよい。発光素子
381は、蛍光ランプ301を照明器具に装着した場合
にユーザが見やすい位置に設けられる。発光素子381
は、例えば、蛍光ランプ301の口金部に設けられる。
発光素子381により、ユーザは蛍光ランプ301が省
電力モードで動作中か否かを認知することができる。
【0138】また、上述したすべての実施の形態におい
て、省電力点灯期間において、ランプ電流の低減を行う
かどうかが切替可能であってもよい。これは、例えば、
実施の形態1の蛍光ランプ301において、制御回路1
0(図3)にスイッチ950を設けることによって実現
され得る。スイッチ950を開放すれば、リレーコイル
11に電流が流れることがなくなり、スイッチ8(図
2)およびスイッチ9(図2)が開放されなくなる。こ
のように、制御回路10が、省電力点灯期間において、
スイッチ8とスイッチ9とを開くか、スイッチ8とスイ
ッチ9とを閉じるかを切替可能に構成することにより、
蛍光ランプ301のユーザは、明るさを多少犠牲にして
低消費電力を優先するか、明るさを優先するかを使い分
けることができる。スイッチ950は、リモコンで制御
されてもよい。また、制御回路10a(図6)にスイッ
チ1050を設けることにより、制御回路10aは、省
電力点灯期間において、スイッチ8とスイッチ9とを開
くか、スイッチ8とスイッチ9とを閉じるかを切替可能
に構成され得る。
【0139】
【発明の効果】本発明の蛍光ランプは、光束を発生する
発光管と、発光管の一端に設けられた第1のフィラメン
トと、発光管の他端に設けられた第2のフィラメント
と、第1のインピーダンスを有する第1の電流制限手段
と、第1のフィラメントの一端に第1の電流制限手段を
介して接続された第1の電極ピンと、電流制限手段に並
列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチと、
第1のフィラメントの他端に前記第2のスイッチを介し
て接続された第2の電極ピンと、第1のスイッチと第2
のスイッチとの開閉を制御する制御回路とを備える。
【0140】制御回路は、蛍光ランプの点灯前と、蛍光
ランプの点灯後の定格点灯期間とにおいては、第1のス
イッチと第2のスイッチとを閉じ、定格点灯期間に続く
省電力点灯期間においては、第1のスイッチと第2のス
イッチとを開く。
【0141】このような蛍光ランプがリードピーク型点
灯回路に装着された場合には、蛍光ランプの点灯前に予
熱電流が低減されないので、蛍光ランプは容易に始動す
る。また、省電力点灯期間においては、ランプ電流は第
1のインピーダンスを有する第1の電流制限手段を通っ
て流れるので、第1の電流制限手段を通らずに流れる場
合(定格点灯期間)と比較してランプ電流が低減され
る。これにより、蛍光ランプが低消費電力で点灯する。
【0142】上述したように、これらの構成要素はトラ
ンスを使用することなく、小型、軽量に構成することが
できるので、従来の蛍光ランプを置きかえるだけで容易
に消費電力の低減を実現することができる省電力型の蛍
光ランプが提供される。
【0143】また、本発明の蛍光ランプは、第2のイン
ピーダンスを有する第2の電流制限手段と、第2の電流
制限手段に並列に接続された第3のスイッチをさらに備
えている。制御回路は、第1の電極ピンと第2の電流制
限手段を介して接続されており、制御回路は、省電力点
灯期間において、第3のスイッチを開く。
【0144】このような蛍光ランプが共振型点灯回路に
装着された場合には、蛍光ランプの点灯前に予熱電流が
低減されないので、蛍光ランプは容易に始動する。ま
た、省電力点灯期間においては、予熱電流は第2のイン
ピーダンスを有する第2の電流制限手段を通って流れる
ので、第2の電流制限手段を通らずに流れる場合(定格
点灯期間)と比較して予熱電流が低減される。共振型点
灯回路では、予熱電流が低減されるとランプ電流も低減
される。これにより、蛍光ランプが低消費電力で点灯す
る。従って、共振型点灯回路とリードピーク型点灯回路
との両方に対応することが可能であって、従来の蛍光ラ
ンプを置きかえるだけで容易に消費電力の低減を実現す
ることができる蛍光ランプが提供される。
【0145】また、本発明の電力変換器は、ラピッドス
タート型蛍光灯照明器具のソケットの2つの電気接点に
それぞれ電気的に接続可能に構成されている第1の電極
ピンおよび第2の電極ピンと、蛍光灯照明器具に装着さ
れる蛍光ランプの1つのフィラメントによって互いに接
続された2つの電極ピンにそれぞれ電気的に接続可能に
構成されている第1の電気接点および第2の電気接点と
を備えているので、照明器具または蛍光ランプに容易に
取り付けることができる。
【0146】また、本発明の電力変換器は、第1の電極
ピンと第1の電気接点との間に接続された、インピーダ
ンスを有する電流制限手段と、電流制限手段に並列に接
続された第1のスイッチと、第2の電極ピンと第2の電
気接点との間に接続された第2のスイッチと、第1のス
イッチと第2のスイッチとの開閉を制御する制御回路と
を備え、制御回路は、蛍光ランプの点灯前と、蛍光ラン
プの点灯後の定格点灯期間とにおいては、第1のスイッ
チと第2のスイッチとを閉じ、定格点灯期間に続く省電
力点灯期間においては、第1のスイッチと第2のスイッ
チとを開く。
【0147】このような電力変換器を介して、ラピッド
スタート型安定器を内蔵した照明器具に従来の蛍光ラン
プを装着すると、蛍光ランプの点灯前に予熱電流が低減
されないので、蛍光ランプは容易に始動する。また、省
電力点灯期間においては、ランプ電流はインピーダンス
を有する電流制限手段を通って流れるので、電流制限手
段を通らずに流れる場合(定格点灯期間)と比較してラ
ンプ電流が低減される。これにより、蛍光ランプの消費
電力を低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】共振型点灯回路104の回路図
【図1B】リードピーク型点灯回路114の回路図
【図2】本発明の実施の形態1の蛍光ランプ301の回
路図
【図3】制御回路10の回路図
【図4】蛍光ランプ301の点灯時のスイッチ8(図
2)およびスイッチ9の動作と、ランプ電流および予熱
電流の値の時間的変化とを示す図
【図5】コンデンサ7の容量に対する照明器具のシステ
ム電力を示す図
【図6】発光管1からの光束をパラメータとしてスイッ
チ8とスイッチ9とを制御する制御回路10aの回路図
【図7】図2に示される例とは逆向きに蛍光ランプ30
1とリードピーク型点灯回路114とを接続した状態を
示す図
【図8】リードピーク型点灯回路114との接続状態に
係わらず消費電力の低減効果が一定である蛍光ランプ1
701の回路図
【図9】本発明の実施の形態2の蛍光ランプ601の回
路図
【図10】蛍光ランプ601の点灯時のスイッチ9およ
びスイッチ15の動作と、ランプ電流および予熱電流の
値の時間的変化とを示す図
【図11】コンデンサ14の容量に対する照明器具のシ
ステム電力を示す図
【図12】本発明の実施の形態3の蛍光ランプ1201
の回路図
【図13】蛍光ランプ1201がリードピーク型点灯回
路114に接続された場合のスイッチ8、スイッチ9お
よびスイッチ15の動作と、ランプ電流および予熱電流
の値の時間的変化とを示す図
【図14】蛍光ランプ1201が共振型点灯回路104
に接続された状態を示す図
【図15】蛍光ランプ1201が共振型点灯回路104
に接続された場合のスイッチ8、スイッチ9およびスイ
ッチ15の動作と、ランプ電流および予熱電流の値の時
間的変化とを示す図
【図16】電力変換器2104の回路図
【図17】(a)〜(e)は、電力変換器2104の構
造を示す図
【図18】照明器具2303に電力変換器2104を介
して蛍光ランプ107を装着した状態を示す図
【図19】照明器具2303に電力変換器2104を介
して蛍光ランプ107を装着する手順を示す図
【図20】(a)〜(d)は、電力変換器2104の形
状の他の例を示す図
【図21A】電力変換器2104のさらに他の形状を示
す図
【図21B】図21Aに示される電力変換器2104を
蛍光ランプ107に装着する方法を示す図
【図22】照明器具2670の内部に電力変換器260
4を組み込む手順を示す図
【図23】電力変換器2604を組み込んだ照明器具2
670に従来の蛍光ランプ107を装着した状態を示す
【図24】ソケットと一体に形成された電力変換器28
04を示す図
【図25】電力変換器2804を組み込んだ照明器具2
670に従来の蛍光ランプ107を装着した状態を示す
【図26】シルバニア方式によって蛍光ランプが低消費
電力で点灯される原理を説明する図
【符号の説明】
1 発光管 2、3、106、202、2102 フィラメント 4、604、1204 省電力回路 5、6 電極ピン 10、10a、610、1210 制御回路 11 リレーコイル 105 電源 107、301、601、1201、1701 蛍光ラ
ンプ 104 共振型点灯回路 114 リードピーク型点灯回路 2104、2604、2804 電力変換器 2105、2106 電気接点 2605、2606 入力端子 2655、2656 出力端子
フロントページの続き (72)発明者 清水 正則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 ▲あら▲川 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 下村 容子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K083 AA77 AA79 AA92 BA12 BA13 BA18 BA20 BB02 BB04 BB07 BB13 BC44 BD08 BD10 BD14 BD21 CA38

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光束を発生する発光管と、 前記発光管の一端に設けられた第1のフィラメントと、 前記発光管の他端に設けられた第2のフィラメントと、 第1のインピーダンスを有する第1の電流制限手段と、 前記第1のフィラメントの一端に前記第1の電流制限手
    段を介して接続された第1の電極ピンと、 前記第1の電流制限手段に並列に接続された第1のスイ
    ッチと、 第2のスイッチと、 前記第1のフィラメントの他端に前記第2のスイッチを
    介して接続された第2の電極ピンと、 前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの開閉を制
    御する制御回路とを備え、 前記制御回路は、前記蛍光ランプの点灯前と、前記蛍光
    ランプの点灯後の定格点灯期間とにおいては、前記第1
    のスイッチと前記第2のスイッチとを閉じ、前記定格点
    灯期間に続く省電力点灯期間においては、前記第1のス
    イッチと前記第2のスイッチとを開く、蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記第1の電極ピンと
    前記第2の電極ピンとの間に電流が流れてから所定の時
    間が経過すると前記第1のスイッチと前記第2のスイッ
    チとを開く、請求項1に記載の蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は前記光束を検知する光束
    検知手段を含み、前記光束検知手段によって検知された
    光束が所定の値よりも大きくなると前記第1のスイッチ
    と前記第2のスイッチとを開く、請求項1に記載の蛍光
    ランプ。
  4. 【請求項4】 前記第1の電流制限手段は、コンデン
    サ、抵抗、コイルおよびサイリスタからなる群から選択
    された少なくとも1つの素子を含む、請求項1に記載の
    蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】 前記蛍光ランプが省電力点灯モードで動
    作しているか否かを表示する表示手段をさらに備えた、
    請求項1に記載の蛍光ランプ。
  6. 【請求項6】 第2のインピーダンスを有する第2の電
    流制限手段と、前記第2の電流制限手段に並列に接続さ
    れた第3のスイッチとをさらに備え、前記制御回路は、
    前記第1の電極ピンに前記第2の電流制限手段を介して
    接続されており、前記制御回路は、前記省電力点灯期間
    において、前記第3のスイッチを開く、請求項1に記載
    の蛍光ランプ。
  7. 【請求項7】 光束を発生する発光管と、 前記発光管の一端に設けられた第1のフィラメントと、 前記発光管の他端に設けられた第2のフィラメントと、 第1のインピーダンスを有する第1の電流制限手段と、 前記第1のフィラメントの一端に前記第1の電流制限手
    段を介して接続された第1の電極ピンと、 前記第1の電流制限手段に並列に接続された第1のスイ
    ッチと、 第2のスイッチと、 前記第1のフィラメントの他端に前記第2のスイッチを
    介して接続された第2の電極ピンと、 前記第1のスイッチと前記第2のスイッチの開閉を制御
    する制御回路とを備え、 前記制御回路は、前記蛍光ランプの点灯前と、前記蛍光
    ランプの点灯後の定格点灯期間とにおいては、前記第1
    のスイッチと前記第2のスイッチとを閉じ、前記定格点
    灯期間に続く省電力点灯期間においては、前記第1のス
    イッチと前記第2のスイッチとを開くか、前記第1のス
    イッチと前記第2のスイッチとを閉じるかを切替可能に
    構成されている、蛍光ランプ。
  8. 【請求項8】 ラピッドスタート型蛍光灯照明器具のソ
    ケットの2つの電気接点にそれぞれ電気的に接続可能に
    構成されている第1の電極ピンおよび第2の電極ピン
    と、 前記蛍光灯照明器具に装着される蛍光ランプの1つのフ
    ィラメントによって互いに接続された2つの電極ピンに
    それぞれ電気的に接続可能に構成されている第1の電気
    接点および第2の電気接点と、 前記第1の電極ピンと前記第1の電気接点との間に接続
    された、インピーダンスを有する電流制限手段と、 前記電流制限手段に並列に接続された第1のスイッチ
    と、 前記第2の電極ピンと前記第2の電気接点との間に接続
    された第2のスイッチと、 前記第1のスイッチと前記第2のスイッチの開閉を制御
    する制御回路とを備え、 前記制御回路は、前記蛍光ランプの点灯前と、前記蛍光
    ランプの点灯後の定格点灯期間とにおいては、前記第1
    のスイッチと前記第2のスイッチとを閉じ、前記定格点
    灯期間に続く省電力点灯期間においては、前記第1のス
    イッチと前記第2のスイッチとを開く、電力変換器。
  9. 【請求項9】 ラピッドスタート型蛍光灯照明器具の点
    灯回路からソケットへ向かう2本の配線にそれぞれ電気
    的に接続可能に構成されている第1の入力端子および第
    2の入力端子と、 前記ソケットの電気接点に電気的に接続する2本の配線
    にそれぞれ電気的に接続可能に構成されている第1の出
    力端子および第2の出力端子と、 前記第1の入力端子と前記第1の出力端子との間に接続
    された、インピーダンスを有する電流制限手段と、 前記電流制限手段に並列に接続された第1のスイッチ
    と、 前記第2の入力端子と前記第2の出力端子との間に接続
    された第2のスイッチと、 前記第1のスイッチと前記第2のスイッチの開閉を制御
    する制御回路とを備え、 前記制御回路は、前記蛍光ランプ点灯前と、前記蛍光ラ
    ンプの点灯後の定格点灯期間とにおいては、前記第1の
    スイッチと前記第2のスイッチとを閉じ、前記定格点灯
    期間に続く省電力期間においては、前記第1のスイッチ
    と前記第2のスイッチとを開く、電力変換器。
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