JPH08195287A - 蛍光ランプ点灯装置 - Google Patents

蛍光ランプ点灯装置

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JPH08195287A
JPH08195287A JP569495A JP569495A JPH08195287A JP H08195287 A JPH08195287 A JP H08195287A JP 569495 A JP569495 A JP 569495A JP 569495 A JP569495 A JP 569495A JP H08195287 A JPH08195287 A JP H08195287A
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JP
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fluorescent lamp
capacitor
lighting device
transistor
circuit
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JP569495A
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Atsuo Wake
厚夫 和氣
Kazuhiko Ito
和彦 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極の有するインピーダンスの影響を受ける
ことなく安定した条件で蛍光ランプを始動、点灯するこ
とができるとともに、始動性を向上させることのできる
蛍光ランプ点灯装置を得る。 【構成】 交流電源1のノイズを遮断するフィルタ回路
2と、交流電力を整流する整流回路3と、整流回路3に
接続され、直流電力を交流電力に変換するインバータ回
路4と、インバータ回路4の出力端に接続された蛍光ラ
ンプ5とを有している。インバータ回路4内には、蛍光
ランプ5の電源側端子間にコンデンサ6を設けた構成を
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光ランプ点灯装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】蛍光ランプを高周波で点灯することによ
り点灯装置を小形・軽量化でき、発光効率も向上できる
ことは周知である(特開昭63−193495公報)。
【0003】従来の蛍光ランプの点灯装置としては、図
4および図5に示すようなシリーズインバータ回路が知
られている。
【0004】図4に示すように、従来の蛍光ランプ点灯
装置は、交流電力1を整流し直流電力に変換する整流回
路3と、整流された直流電力を交流電力に変換するイン
バータ回路4と、インバータ回路4(図4中インバータ
回路(A))の出力端に接続された蛍光ランプ5と、蛍
光ランプ5の非電源側端子間に接続されたインバータ回
路33(図4中インバータ回路(B))とを備えてい
る。
【0005】すなわち、図5に示すように、従来の蛍光
ランプ点灯装置は、蛍光ランプ5の電源側端子間に接続
されたインバータ回路4、すなわちコンデンサ35と平
滑コンデンサ39とトランジスタ37とカレントトラン
ス43の一次巻線43aとインダクタンス素子34とか
らなる直列体を有するインバータ回路4と、蛍光ランプ
5の非電源側端子に接続されたコンデンサ38を有する
回路を備えている。また、整流回路3の出力端は、コン
デンサ35と平滑コンデンサ39との接続点および平滑
コンデンサ39とトランジスタ37のエミッタとの接続
点にそれぞれ接続されている。
【0006】次に、上記した蛍光ランプ点灯装置の動作
を説明する。交流電源1から整流回路3を介して全波整
流された直流の脈流電圧が平滑コンデンサ39に充電さ
れる。同時にコンデンサ40が抵抗41を介して充電さ
れ、コンデンサ40の両端の電圧がトリガ素子であるト
リガダイオード42のトリガ電圧を越えると、トランジ
スタ37のベースに電流が流れてトランジスタ37がオ
ンする。トランジスタ37がオンすると、平滑コンデン
サ39からコンデンサ35、蛍光ランプ5のフィラメン
ト電極5a、コンデンサ38、フィラメント電極5b、
インダクタンス34、カレントトランス43の一次巻線
43a、トランジスタ37を介して電流が流れ、インダ
クタンス34と、コンデンサ35,38とからなる共振
系が振動を始める。そのため、トランジスタ37をオ
ン、トランジスタ36をオフするようにカレントトラン
ス43の二次巻線43b,43cに電圧が発生し、トラ
ンジスタ37はオンを維持し、前記共振系の振動に伴っ
て、トランジスタ36,37はオンオフを交互に繰り返
し、高周波発振する。その結果、蛍光ランプ5の非電源
側端子に接続されたコンデンサ38の両端に高周波電圧
が発生し、同時にフィラメント電極5a,5bにも共振
による大電流が流れる。このような動作を繰り返すこと
により、フィラメント電極5a,5bは予熱され、前記
した高周波電圧により、蛍光ランプ5は始動、点灯する
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の蛍光ランプ点灯装置では、始動時の共振電流が蛍光
ランプの電極を介して流れるため、共振条件が電極の有
するインピーダンスの影響を受ける。すなわち、電極の
状態によって共振電圧、共振電流が変化し、始動に要す
る時間や始動可能な電源電圧の最低値にバラツキが生じ
る。また、電極には始動時に共振による大電流が流れる
ため、電極の劣化も大きいという問題があった。
【0008】本発明は、電極の影響を受けることなく安
定した条件で蛍光ランプを始動、点灯することができる
とともに、始動性を向上させることのできる蛍光ランプ
点灯装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の蛍光ランプ点灯
装置は、交流電力を整流し直流電力に変換する整流回路
と、前記整流回路の出力端に接続され、かつ前記直流電
力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバ
ータ回路の出力端に接続された蛍光ランプとを有し、前
記インバータ回路内に、前記蛍光ランプの電源側端子間
に接続されたコンデンサを設けた構成を有する。
【0010】また、本発明の蛍光ランプ点灯装置は、共
振コンデンサと蛍光ランプとの直列体と、前記直列体の
一端に接続された平滑コンデンサと、前記直列体の他端
に接続されたインダクタンス素子と、前記平滑コンデン
サの他端に接続された第1のスイッチ素子とからなる閉
回路と、前記共振コンデンサと前記平滑コンデンサとの
接続点および前記第1のスイッチ素子との間に接続され
た第2のスイッチ素子と、前記第1および第2のスイッ
チ素子の制御端子に接続され、前記第1および第2のス
イッチ素子を交互にオンオフ動作させる駆動制御手段
と、前記蛍光ランプの交流電源側端子間に並列に接続さ
れたコンデンサとを備えた構成を有する。
【0011】
【作用】この構成により、蛍光ランプの始動時に、電極
を介さずに共振電流を流すことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0013】図1に示すように、本発明の一実施例であ
る蛍光ランプ点灯装置は、交流電源1のノイズを遮断す
るフィルタ回路2と、交流電力を整流する整流回路3
と、整流回路3に接続され、直流電力を交流電力に変換
するインバータ回路4と、インバータ回路4の出力端に
接続された蛍光ランプ5とを有している。インバータ回
路4内には、蛍光ランプ5の電源側端子間、すなわちフ
ィラメント電極5a,5bを固定した電源側のリード線
間にコンデンサ6を設けた構成を有している。
【0014】図2に示すように、本発明の一実施例の蛍
光ランプ点灯装置は、共振コンデンサ7、蛍光ランプ
5、インダクタンス素子8、カレントトランス13の一
次巻線13a、および、第1のスイッチ素子であるトラ
ンジスタ9のコレクタ−エミッタ回路が順次直列に接続
されて直列体が形成されており、この直列体の両端、す
なわち、共振コンデンサ7の一端およびトランジスタ9
のエミッタ間に平滑コンデンサ10が接続され閉回路が
形成されている。インダクタンス素子8とトランジスタ
9との接続点および共振コンデンサ7と平滑コンデンサ
10との接続点の間には第2のスイッチ素子であるトラ
ンジスタ11のコレクタ−エミッタ回路が接続されてい
る。平滑コンデンサ10とトランジスタ11との接続点
と、平滑コンデンサ10とトランジスタ9との接続点と
の間には整流回路3の出力端が接続されている。トラン
ジスタ9,11の制御端子であるベースには、トランジ
スタ9,11を交互にオンオフ動作させる後述の駆動制
御手段12が接続されている。トランジスタ11のエミ
ッタは抵抗14aを介してトランジスタ9のコレクタに
接続されている。また、トランジスタ9のエミッタは抵
抗14bを介して平滑コンデンサ10に接続されてい
る。蛍光ランプ5と共振コンデンサ7の接続点と、蛍光
ランプ5とインダクタンス素子8の接続点間には、コン
デンサ6が接続されている。すなわち、蛍光ランプ5
は、その両端部に一対のフィラメント電極5a,5bを
有しており、各々のフィラメント電極5a,5bを保持
する2本のリード線の電源側端子間にはコンデンサ6が
接続されている。
【0015】前記トランジスタ等と駆動制御手段12と
からなるインバータ回路4は、トランジスタ9,11の
オンオフ動作によって生じるLC共振、すなわち、イン
ダクタンス素子とコンデンサによって発生する共振を用
いて平滑コンデンサ10からの直流入力を交流に変換し
蛍光ランプ5に供給する。
【0016】駆動制御手段12は、インバータ回路4の
インダクタンス素子8とトランジスタ9との間に接続さ
れたカレントトランス13を有し、その出力によりトラ
ンジスタ9,11を駆動制御するものである。カレント
トランス13の二次巻線13bの出力端の一端は、エミ
ッタに抵抗14aの一端を接続しているトランジスタ1
1のベースに抵抗15aを介して接続され、抵抗14a
の他端は二次巻線13bの他端に接続されている。同様
に、二次巻線13cの出力端の一端は、エミッタに抵抗
14bの一端を接続しているトランジスタ9のベース
に、抵抗15bを介して接続され、抵抗14bの他端は
二次巻線13cの他端に接続されている。トランジスタ
11と抵抗15aとの接続点および抵抗14aの他端と
二次巻線13bとの接続点間にはダイオード23aが接
続されている。また、トランジスタ9と抵抗15bとの
接続点および抵抗14bと二次巻線13cとの接続点間
にはダイオード23bが接続されている。また、平滑コ
ンデンサ10とトランジスタ11のコレクタとの接続点
および平滑コンデンサ10と抵抗14bの他端との接続
点間には、抵抗20とコンデンサ21との直列体が接続
されている。そして、抵抗20とコンデンサ21との接
続点およびトランジスタ9のベースとダイオード23b
との接続点間には、トリガダイオード22が接続されて
いる。
【0017】この蛍光ランプ点灯装置を交流電源1を用
いて動作させる場合には、フィルタ回路2とヒューズ1
6とを介した交流電源1を整流回路3の入力端子に接続
する。
【0018】フィルタ回路2は、コンデンサ17、イン
ダクタンス18、および、抵抗19を備える。すなわ
ち、フィルタ回路2は交流電源1にヒューズ16を介し
てこの交流電源1と並列にコンデンサ17を接続すると
ともに、ヒューズ16とコンデンサ17の一端との接続
点およびコンデンサ17の他端と交流電源1との接続点
がそれぞれ整流回路3の入力端に接続されている。コン
デンサ17の他端と交流電源1との接続点および整流回
路3の入力端とはインダクタンス18を直列に介して接
続されている。整流回路3の一方の出力端は抵抗19を
介してインバータ回路4の平滑コンデンサ10と接続さ
れている。
【0019】次に、本発明の一実施例の蛍光ランプ点灯
装置の動作について説明する。蛍光ランプ5の始動前に
は、交流電源1からヒューズ16を介してフィルタ回路
2の一方の出力端に脈流電圧が発生し、この脈流電圧に
よる電流は抵抗20、コンデンサ21および平滑コンデ
ンサ10からなる閉回路に流れて、平滑コンデンサ10
が電源電圧波高値まで充電される。同時に、抵抗20を
介してコンデンサ21が充電され、その電圧がトリガダ
イオード22のブレークダウン電圧に達すると、コンデ
ンサ21の電荷がトランジスタ9のベースに供給され、
トランジスタ9がオンする。
【0020】トランジスタ9がオンすると、当初の平滑
コンデンサ10の電圧が交流電源1の電圧値よりも低い
ので、さらに交流電源1から整流回路3とフィルタ回路
2を介して平滑コンデンサ10、共振コンデンサ7、コ
ンデンサ6、インダクタンス素子8、カレントトランス
13の一次巻線13a、トランジスタ9、抵抗14b、
平滑コンデンサ10の経路で電流が増加しながら流れ
る。さらに、このときカレントトランス13の二次巻線
13cには、トランジスタ9をオンさせる方向に起電力
が発生するため、トランジスタ9はオン状態を維持す
る。
【0021】次いでカレントトランス13の一次巻線1
3aに流れる電流によってカレントトランス13のコア
が磁気飽和すると、二次巻線13cの出力がなくなり、
トランジスタ9に供給していたベース電流を供給できな
くなるとともに、トランジスタ9はオフする。
【0022】トランジスタ9がオフすると、インダクタ
ンス素子8を流れていた電流は、カレントトランス13
の一次巻線13a、ダイオード23a、トランジスタ1
1、共振コンデンサ7、コンデンサ6を介して還流し、
共振コンデンサ7が充電される。同時に、インダクタン
ス素子8の電流は時間とともに減少する電流であるた
め、カレントトランス13の二次巻線13b,13cの
出力極性が反転しており、トランジスタ11をオン、ト
ランジスタ9をオフさせる方向に起電力が発生する。
【0023】トランジスタ11がオンすると、共振コン
デンサ7に充電されていた電荷は、トランジスタ11、
抵抗14a、カレントトランス13の一次巻線13a、
インダクタンス素子8、コンデンサ6を介して流れる。
このとき、カレントトランス13の二次巻線13bには
トランジスタ11をオンさせる方向に起電力が発生する
ので、トランジスタ11はオン状態を維持する。
【0024】カレントトランス13の一次巻線13aを
流れる電流が増加し、カレントトランス13のコアが磁
気飽和すると、二次巻線13bの出力がなくなり、トラ
ンジスタ11に供給していたベース電流を供給できなく
なるとともに、トランジスタ11はオフする。すなわ
ち、カレントトランス13がほぼ一定の電流値でスイッ
チングしてトランジスタ9,11をオンオフすることに
より発生するインダクタンス素子8とコンデンサ7,6
との共振によって、蛍光ランプ5には大きな電圧が印加
される。このような動作を繰り返すことにより、蛍光ラ
ンプ5は電極温度が上昇することなく始動、点灯する。
【0025】以上のように、本発明の一実施例の蛍光ラ
ンプ点灯装置は、コンデンサ6が蛍光ランプ5の電源側
端子間に接続されているので、蛍光ランプ点灯前に発生
する共振電流が、蛍光ランプ5のフィラメント電極5
a,5bを介することなく流れる。したがって、最初の
トランジスタ9のオンが容易にでき、とくに、低温時の
回路起動性能を向上することができる。
【0026】また、共振回路の抵抗成分が減少できるの
で共振を容易に大きくでき、蛍光ランプ5の始動を容易
にできるとともに、設計の自由度を大きくでき回路を小
形にできる。
【0027】一方、蛍光ランプの始動直後にはフィラメ
ント電極上に高温の陰極スポットが発生する場合があ
る。この始動制御手段12として回路を最も小さくでき
ることからカレントトランス13による自励方式とした
が、他の方式を用いても有効に作用する。また、スイッ
チ素子9,11としてバイポーラトランジスタとした
が、FET等を用いても有効である。また、本実施例で
はインバータ回路構成としてシリーズインバータとした
が、共振を用いたインバータ回路であれば他のものでも
同様の効果が得られる。
【0028】なお、上記実施例ではフィラメント電極両
端のリード線を1つにまとめて接続しているが、少なく
とも片側のリード線を接続していれば回路動作できる。
【0029】次に、本発明の他の実施例である蛍光ラン
プ点灯装置について説明する。図3に示すように、本発
明の他の実施例の蛍光ランプ点灯装置は、蛍光ランプと
して、非直線形状のダブルU字形蛍光ランプ26を用い
ている。この蛍光ランプ26は、透光性グローブ27と
口金28を有するケース29とからなる外囲器30の内
部に収められている。フィルタ回路2、整流回路3、お
よび、インバータ回路4は上記実施例と同じものが用い
られており、これらはケース29内に収納されている。
【0030】蛍光ランプ26の少なくとも一方のフィラ
メント電極30の近傍には、フィラメント電極30より
も管端側に鋭角を有する金属片31が、金属片31の一
端部をフィラメント電極30の保持部32に接続して設
けられている。
【0031】蛍光ランプ点灯前の両端部のフィラメント
電極30間に始動電圧を印加する際、フィラメント電極
30の近傍に鋭角を有する金属片31を有することによ
り、フィラメント電極30の近傍に強い電界を発生させ
る。このため蛍光ランプ5内の放電は、この強い電界を
発生する金属片31から発生する。この電界による放電
電流は小さいが、金属片31がフィラメント電極30よ
りも管端側にあるため、放電路中にフィラメント電極3
0が存在することになり、フィラメント電極30近傍に
電離物質を多く供給することになるとともに、フィラメ
ント電極30を加熱することになる。そのため次第にフ
ィラメント電極30からの電子放射がしやすくなり、両
端部のフィラメント電極30間の放電に移行することに
なる。これによって回路起動性能をさらに向上すること
ができる。
【0032】このように、蛍光ランプを擬似的に冷陰極
状態で始動させることができるため、電極のエミッタの
消耗を抑制でき、特に蛍光ランプを頻繁に点滅させるよ
うな条件で使用した場合、蛍光ランプの寿命を延ばし、
エミッタの飛散による電極部の早期黒化を減少させるこ
とができる。
【0033】また、本発明の他の実施例のような電球形
蛍光灯の場合、一般の蛍光ランプと比較して発光管が細
いため、フィラメント電極の形状を小形にすることが要
求され、フィラメント電極に二重、あるいは三重巻線構
造を採用している。このためフィラメント電極が有する
インピーダンス成分が大きいので、電球形蛍光灯に用い
る場合、予熱電流が直接フィラメント電極を流れないと
いう本発明の構成は特に有効である。
【0034】また、本発明の他の実施例では、鋭角を有
する金属片としたが、金属片がアマルガムを有するもの
であっても同様の効果が得られる。特にこの場合、蛍光
ランプ始動時アマルガム金属片が急速に加熱され水銀を
急速に放出できるため、始動性能を向上できるととも
に、光の立ち上がりを早くできる。
【0035】また、本発明の他の実施例では、蛍光ラン
プ26は透光性グローブ27で覆われているので、前記
強電界により金属物質が飛散して管壁を黒化させる場合
があっても、その外観はグローブで主に決定されるの
で、ランプ自体の外観は損なわれない。また、グローブ
が拡散性のものであれば特に有効である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蛍光ラン
プ点灯装置は、小形、安価で、かつ簡単な構成で、蛍光
ランプのフィラメントの影響を受けることなく蛍光ラン
プを始動・点灯することができ、また蛍光ランプの異常
によって正常に蛍光ランプが点灯しないときに、安全に
かつ永久に蛍光ランプ点灯装置を停止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である蛍光ランプ装置のブロ
ック図
【図2】同じく回路図
【図3】本発明の他の実施例である蛍光ランプ装置を用
いた電球形蛍光ランプの断面図
【図4】従来の蛍光ランプ点灯装置のブロック図
【図5】同じく回路図
【符号の説明】
2 フィルタ回路 3 整流回路 4 インバータ回路 5 蛍光ランプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力を整流し直流電力に変換する整
    流回路と、前記整流回路の出力端に接続され、かつ前記
    直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記
    インバータ回路の出力端に接続された蛍光ランプとを有
    し、前記インバータ回路内に、前記蛍光ランプの電源側
    端子間に接続されたコンデンサを設けたことを特徴とす
    る蛍光ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】 共振コンデンサと蛍光ランプとの直列体
    と、前記直列体の一端に接続された平滑コンデンサと、
    前記直列体の他端に接続されたインダクタンス素子と、
    前記平滑コンデンサの他端に接続された第1のスイッチ
    素子とからなる閉回路と、前記共振コンデンサと前記平
    滑コンデンサとの接続点および前記第1のスイッチ素子
    との間に接続された第2のスイッチ素子と、前記第1お
    よび第2のスイッチ素子の制御端子に接続され、前記第
    1および第2のスイッチ素子を交互にオンオフ動作させ
    る駆動制御手段と、前記蛍光ランプの交流電源側端子間
    に並列に接続されたコンデンサとを備えたことを特徴と
    する蛍光ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】 蛍光ランプは、両端部に一対のフィラメ
    ント電極を有しており、前記フィラメント電極のリード
    線はそれぞれ前記蛍光ランプの交流電源側端子間に並列
    に接続されたコンデンサに接続されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の蛍光ランプ点灯装置。
  4. 【請求項4】 蛍光ランプの少なくとも一方のフィラメ
    ント電極に鋭角の金属片が近接して設けられているとと
    もに、前記金属片は前記フィラメント電極と前記蛍光ラ
    ンプの端部との間に設けられていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の蛍光ランプ点灯装置。
  5. 【請求項5】 蛍光ランプが非直線形状を有し、かつ前
    記蛍光ランプは、透光性グローブと口金を有するケース
    とからなる外囲器内に収められていることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の蛍光ランプ点灯装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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