JP2003346573A - 電力・光複合線 - Google Patents
電力・光複合線Info
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力・光複合線における光ケーブル部分の剛
性を高めて、直角な隅部を横切って布設する場合でも、
光ケーブルが許容曲げ半径以下で曲げられないようにす
る。 【解決手段】 絶縁電線3と光ケーブル4とを一体モー
ルドによる樹脂シース16で覆う。樹脂シース絶縁電線
部分17と樹脂シース光ケーブル部分18とは細いつな
ぎ部19で連続しており、つなぎ部19を引き裂いて、
光ケーブル部分18(樹脂シース光ケーブル部分18)
を樹脂シース絶縁電線部分17から分離できる。分離し
た光ケーブル部分18は、突起21が補強リブとして機
能し剛性が高くなっているので、直角な隅部を横切って
布設する場合でも、小さな曲げ半径に曲げられることを
防止できる。
性を高めて、直角な隅部を横切って布設する場合でも、
光ケーブルが許容曲げ半径以下で曲げられないようにす
る。 【解決手段】 絶縁電線3と光ケーブル4とを一体モー
ルドによる樹脂シース16で覆う。樹脂シース絶縁電線
部分17と樹脂シース光ケーブル部分18とは細いつな
ぎ部19で連続しており、つなぎ部19を引き裂いて、
光ケーブル部分18(樹脂シース光ケーブル部分18)
を樹脂シース絶縁電線部分17から分離できる。分離し
た光ケーブル部分18は、突起21が補強リブとして機
能し剛性が高くなっているので、直角な隅部を横切って
布設する場合でも、小さな曲げ半径に曲げられることを
防止できる。
Description
【0001】
【発明に属する技術分野】この発明は、絶縁電線と光ケ
ーブルとを、樹脂シース絶縁電線部分と樹脂シース光ケ
ーブル部分とに引き裂き分離可能に樹脂一体モールドし
てなる電力・光複合線に関する。
ーブルとを、樹脂シース絶縁電線部分と樹脂シース光ケ
ーブル部分とに引き裂き分離可能に樹脂一体モールドし
てなる電力・光複合線に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、絶縁電線例えばVV電線(ビニ
ス絶縁ビニルシース電線)に光ケーブルを複合させる構
造として、図4に示した丸形の電力・光複合線1(JIS
C-3342参照)の構造と、図5に示した平形の電力・光複
合線2の構造が上げられている。図4の丸形の電力・光
複合線1は、導体3aを絶縁体3bで被覆した3本の絶
縁電線3を光ケーブル4とともに撚り合わせ、樹脂シー
ス5を被覆した構造である。この電力・光複合線1から
光ケーブル4を取り出す場合、図4(ロ)に示すよう
に、シース5を剥ぎ取って、光ケーブル4を取り出す。
ス絶縁ビニルシース電線)に光ケーブルを複合させる構
造として、図4に示した丸形の電力・光複合線1(JIS
C-3342参照)の構造と、図5に示した平形の電力・光複
合線2の構造が上げられている。図4の丸形の電力・光
複合線1は、導体3aを絶縁体3bで被覆した3本の絶
縁電線3を光ケーブル4とともに撚り合わせ、樹脂シー
ス5を被覆した構造である。この電力・光複合線1から
光ケーブル4を取り出す場合、図4(ロ)に示すよう
に、シース5を剥ぎ取って、光ケーブル4を取り出す。
【0003】また、図5の平形の電力・光複合線2は、
横一列に並べた3本の絶縁電線3とその側方の光ケーブ
ル4とを樹脂一体モールドしてシース6を被覆している
が、その際、樹脂シース絶縁電線部分7と樹脂シース光
ケーブル部分8とが細いつなぎ部9で接続された構造と
している。これにより、図5(ロ)に示すように、つな
ぎ部9を引き裂くことで、樹脂シース光ケーブル部分7
を樹脂シース絶縁電線部分8から分離することができ
る。
横一列に並べた3本の絶縁電線3とその側方の光ケーブ
ル4とを樹脂一体モールドしてシース6を被覆している
が、その際、樹脂シース絶縁電線部分7と樹脂シース光
ケーブル部分8とが細いつなぎ部9で接続された構造と
している。これにより、図5(ロ)に示すように、つな
ぎ部9を引き裂くことで、樹脂シース光ケーブル部分7
を樹脂シース絶縁電線部分8から分離することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の電力・光
複合線1又は2の布設に際して、例えば図6に示すよう
に壁9に沿って立ち下げてから床11を這わせる場合も
あるが、このような場合、絶縁電線3から分離した光ケ
ーブル8(分離した樹脂シース光ケーブル部分8を場合
により単に光ケーブル8と呼ぶ)の剛性はあまり大きく
ないので、光ケーブル8が壁10と床11とが交わる隅
部において、光ケーブルの許容曲げ半径以下の小さなア
ール(曲げ半径)で曲げられてしまう恐れがある。ま
た、作業者の取り扱いによっては、矢印a部分のよう
に、分離した光ケーブル8が許容以下の小さな曲げ半径
で曲げられる恐れがある。許容曲げ半径以下の曲げによ
り、特性劣化(光損失増大)の問題が生じる。
複合線1又は2の布設に際して、例えば図6に示すよう
に壁9に沿って立ち下げてから床11を這わせる場合も
あるが、このような場合、絶縁電線3から分離した光ケ
ーブル8(分離した樹脂シース光ケーブル部分8を場合
により単に光ケーブル8と呼ぶ)の剛性はあまり大きく
ないので、光ケーブル8が壁10と床11とが交わる隅
部において、光ケーブルの許容曲げ半径以下の小さなア
ール(曲げ半径)で曲げられてしまう恐れがある。ま
た、作業者の取り扱いによっては、矢印a部分のよう
に、分離した光ケーブル8が許容以下の小さな曲げ半径
で曲げられる恐れがある。許容曲げ半径以下の曲げによ
り、特性劣化(光損失増大)の問題が生じる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、壁を立ち下げ床を這わせる場合等のように小さな曲
げ半径に曲げられ易い箇所を布設する場合でも、光ケー
ブルが許容曲げ半径に曲げられることを防止できる電力
・光複合線を提供することを目的とする。
で、壁を立ち下げ床を這わせる場合等のように小さな曲
げ半径に曲げられ易い箇所を布設する場合でも、光ケー
ブルが許容曲げ半径に曲げられることを防止できる電力
・光複合線を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、絶縁電線と光ケーブルとを、樹脂シース絶縁電線
部分と樹脂シース光ケーブル部分とに引き裂き分離可能
に樹脂一体モールドしてなる電力・光複合線において、
前記樹脂シース光ケーブル部分の断面形状を、円形又は
長円形又は楕円形の外周部に複数の突起を持つ断面形状
としたことを特徴とする。
明は、絶縁電線と光ケーブルとを、樹脂シース絶縁電線
部分と樹脂シース光ケーブル部分とに引き裂き分離可能
に樹脂一体モールドしてなる電力・光複合線において、
前記樹脂シース光ケーブル部分の断面形状を、円形又は
長円形又は楕円形の外周部に複数の突起を持つ断面形状
としたことを特徴とする。
【0007】請求項2は、請求項1の電力・光複合線に
おいて、樹脂シース絶縁電線部分が、複数の絶縁電線を
横1列に配置した平形の樹脂シース絶縁電線を構成する
ことを特徴とする。
おいて、樹脂シース絶縁電線部分が、複数の絶縁電線を
横1列に配置した平形の樹脂シース絶縁電線を構成する
ことを特徴とする。
【0008】請求項3は、請求項1の電力・光複合線に
おいて、樹脂シース光ケーブル部分の突起を、円周方向
に間隔をあけて奇数個形成したことを特徴とする。
おいて、樹脂シース光ケーブル部分の突起を、円周方向
に間隔をあけて奇数個形成したことを特徴とする。
【0009】請求項4は、請求項1の電力・光複合線に
おいて、樹脂シース光ケーブル部分の突起を、180°
に対向する2箇所で互いに逆向きのT字形をなすように
形成したことを特徴とする。
おいて、樹脂シース光ケーブル部分の突起を、180°
に対向する2箇所で互いに逆向きのT字形をなすように
形成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態の電力
・光複合線12を示す。図示の通り、この電力・光複合
線12は平形であり、横一列に並べた3本の絶縁電線3
とその側方の光ケーブル4とを樹脂で一体モールドし
て、両者が樹脂シース26で被覆された構造としたもの
で、その際、樹脂シース絶縁電線部分17と樹脂シース
光ケーブル部分18とが細いつなぎ部19で接続された
構造としている。これにより、図1(ロ)に示すよう
に、つなぎ部19を引き裂くことで、樹脂シース光ケー
ブル部分17を樹脂シース絶縁電線部分18から分離す
ることができる。なお、ここで絶縁電線とは、導体を絶
縁体で被覆した電線という意味で用いており、導体に絶
縁被覆を施した電力ケーブルも含む。
・光複合線12を示す。図示の通り、この電力・光複合
線12は平形であり、横一列に並べた3本の絶縁電線3
とその側方の光ケーブル4とを樹脂で一体モールドし
て、両者が樹脂シース26で被覆された構造としたもの
で、その際、樹脂シース絶縁電線部分17と樹脂シース
光ケーブル部分18とが細いつなぎ部19で接続された
構造としている。これにより、図1(ロ)に示すよう
に、つなぎ部19を引き裂くことで、樹脂シース光ケー
ブル部分17を樹脂シース絶縁電線部分18から分離す
ることができる。なお、ここで絶縁電線とは、導体を絶
縁体で被覆した電線という意味で用いており、導体に絶
縁被覆を施した電力ケーブルも含む。
【0011】上述の範囲では従来と同様であるが、本発
明では、樹脂シース光ケーブル部分18部分を、円形又
は長円形又は楕円形の外周部に複数の突起21を持つ断
面形状とする。この実施形態では、図2にも拡大して示
すように、樹脂シース光ケーブル部分18の主たる部分
が円形であり、その外周に円周方向に等間隔に5つの突
起21を形成している。なお、実際には引き裂かれたつ
なぎ部19の一部が付着した状態となるが、その図示は
省略した。また、光ケーブル4自体の構造は任意である
が、図示例の光ケーブル4は、中心部の2本の光ファイ
バ心線4aの両側にテンションメンバ4bを配置した状
態で樹脂の保護被覆4cを施した構造である。
明では、樹脂シース光ケーブル部分18部分を、円形又
は長円形又は楕円形の外周部に複数の突起21を持つ断
面形状とする。この実施形態では、図2にも拡大して示
すように、樹脂シース光ケーブル部分18の主たる部分
が円形であり、その外周に円周方向に等間隔に5つの突
起21を形成している。なお、実際には引き裂かれたつ
なぎ部19の一部が付着した状態となるが、その図示は
省略した。また、光ケーブル4自体の構造は任意である
が、図示例の光ケーブル4は、中心部の2本の光ファイ
バ心線4aの両側にテンションメンバ4bを配置した状
態で樹脂の保護被覆4cを施した構造である。
【0012】上記の電力・光複合線12の布設に際し
て、前述した図6のように壁9に沿って立ち下げ床11
を這わせる場合、壁10と床11とが交わる隅部におい
て、絶縁電線3から分離した光ケーブル18(分離した
樹脂シース光ケーブル部分18を場合により単に光ケー
ブル18と呼ぶ)に曲げ力が作用し易い。しかし、この
光ケーブル18(樹脂シース光ケーブル部分18)は、
単なる円形断面でなく複数の突起21があるので、この
突起21が補強リブとして機能し剛性が大きくなってお
り、光ケーブル18が許容曲げ半径以下の小さな曲げ半
径で曲げられることを防止できる。また、作業者の取り
扱いによって曲げ力が加えられた場合でも、突起21に
よる高い剛性のために、光ケーブル18が小さな曲げ半
径で曲げられることを防止できる。したがって、許容曲
げ半径以下に曲げられて特性が劣化(光損失増大)する
恐れを少なくできる。なお、図示例では5つの突起21
を設けているが、このように奇数個の突起21が円周方
向に等間隔に設けられていると、曲げ力が作用する方向
に補強リブとしての突起21が概ね存在することになる
ので、曲げ剛性を高めるために効果的である。したがっ
て、突起21の数を、図2(ロ)に示すように3つ、あ
るいは7つ以上の奇数個設けてもよい。また、突起21
の数は、図2(ハ)に示すように4つ、あるいはその他
の偶数個設けてもよい。また、突起の形状は図示のよう
な概ね矩形状の突起に限らず、適宜変更してもよい。
て、前述した図6のように壁9に沿って立ち下げ床11
を這わせる場合、壁10と床11とが交わる隅部におい
て、絶縁電線3から分離した光ケーブル18(分離した
樹脂シース光ケーブル部分18を場合により単に光ケー
ブル18と呼ぶ)に曲げ力が作用し易い。しかし、この
光ケーブル18(樹脂シース光ケーブル部分18)は、
単なる円形断面でなく複数の突起21があるので、この
突起21が補強リブとして機能し剛性が大きくなってお
り、光ケーブル18が許容曲げ半径以下の小さな曲げ半
径で曲げられることを防止できる。また、作業者の取り
扱いによって曲げ力が加えられた場合でも、突起21に
よる高い剛性のために、光ケーブル18が小さな曲げ半
径で曲げられることを防止できる。したがって、許容曲
げ半径以下に曲げられて特性が劣化(光損失増大)する
恐れを少なくできる。なお、図示例では5つの突起21
を設けているが、このように奇数個の突起21が円周方
向に等間隔に設けられていると、曲げ力が作用する方向
に補強リブとしての突起21が概ね存在することになる
ので、曲げ剛性を高めるために効果的である。したがっ
て、突起21の数を、図2(ロ)に示すように3つ、あ
るいは7つ以上の奇数個設けてもよい。また、突起21
の数は、図2(ハ)に示すように4つ、あるいはその他
の偶数個設けてもよい。また、突起の形状は図示のよう
な概ね矩形状の突起に限らず、適宜変更してもよい。
【0013】図3に本発明のさらに他の実施形態の電力
・光複合線22、22’を示す。この場合も、3本の絶
縁電線3と光ケーブル4とを樹脂一体モールドによる樹
脂シース26で覆っており、樹脂シース絶縁電線部分2
7と樹脂シース光ケーブル部分28とがつなぎ部29で
一体に接続されているが、この実施形態では、樹脂シー
ス光ケーブル部分28の突起31を、180°に対向す
る2箇所で互いに逆向きのT字形をなすように形成して
いる。すなわちそれぞれの箇所で縦部31aと横部31
bとでT字形をなす突起31を形成しており、樹脂シー
ス光ケーブル部分28の全体が概ねH形ないしI形とな
っている。図3(イ)の電力・光複合線22は、突起3
1のT字形の横部31bがつなぎ部29に連続する構造
であり、図3(ロ)の電力・光複合線22’は、樹脂シ
ース光ケーブル部分28の円形部分がつなぎ部29に連
続する構造である。この構成によっても、T字形の突起
31で樹脂シース光ケーブル部分28の剛性を高めるこ
とができ、光ケーブル28を図6のように直角の隅部を
横切って布設する場合に、光ケーブル28が許容曲げ半
径以下に曲げられることを防止できる。
・光複合線22、22’を示す。この場合も、3本の絶
縁電線3と光ケーブル4とを樹脂一体モールドによる樹
脂シース26で覆っており、樹脂シース絶縁電線部分2
7と樹脂シース光ケーブル部分28とがつなぎ部29で
一体に接続されているが、この実施形態では、樹脂シー
ス光ケーブル部分28の突起31を、180°に対向す
る2箇所で互いに逆向きのT字形をなすように形成して
いる。すなわちそれぞれの箇所で縦部31aと横部31
bとでT字形をなす突起31を形成しており、樹脂シー
ス光ケーブル部分28の全体が概ねH形ないしI形とな
っている。図3(イ)の電力・光複合線22は、突起3
1のT字形の横部31bがつなぎ部29に連続する構造
であり、図3(ロ)の電力・光複合線22’は、樹脂シ
ース光ケーブル部分28の円形部分がつなぎ部29に連
続する構造である。この構成によっても、T字形の突起
31で樹脂シース光ケーブル部分28の剛性を高めるこ
とができ、光ケーブル28を図6のように直角の隅部を
横切って布設する場合に、光ケーブル28が許容曲げ半
径以下に曲げられることを防止できる。
【0014】上述の実施形態では、絶縁電線に複合して
いる光ケーブルが2本の光ファイバ心線4aを内蔵する
2心の光ケーブルであるが、単心の光ケーブルでもよい
し、さらに多い多心の光ケーブルであってもよい。ま
た、光ケーブルの構造自体は特に限定されず、テンショ
ンメンバや保護被覆が異なる態様のものであってもよ
い。また、輪郭が円形断面のものに限らず、長円形ない
し楕円形であってもよい。
いる光ケーブルが2本の光ファイバ心線4aを内蔵する
2心の光ケーブルであるが、単心の光ケーブルでもよい
し、さらに多い多心の光ケーブルであってもよい。ま
た、光ケーブルの構造自体は特に限定されず、テンショ
ンメンバや保護被覆が異なる態様のものであってもよ
い。また、輪郭が円形断面のものに限らず、長円形ない
し楕円形であってもよい。
【0015】また、本発明は複数の絶縁電線が横1列に
並ぶ平形の電力・光複合線に適用して好適であるが、必
ずしも平形に限定するものではなく、樹脂シース絶縁電
線部分が例えば円形状をなすものに適用することも考え
られる。要するに、樹脂シース絶縁電線部分と樹脂シー
ス光ケーブル部分とが、つなぎ部において引き裂き分離
可能に樹脂一体モールドされた構造であればよい。
並ぶ平形の電力・光複合線に適用して好適であるが、必
ずしも平形に限定するものではなく、樹脂シース絶縁電
線部分が例えば円形状をなすものに適用することも考え
られる。要するに、樹脂シース絶縁電線部分と樹脂シー
ス光ケーブル部分とが、つなぎ部において引き裂き分離
可能に樹脂一体モールドされた構造であればよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、絶縁電線と光ケーブル
とを引き裂き分離可能に樹脂一体モールドして保護シー
スを形成した電力・光複合線において、光ケーブル部分
(樹脂シース光ケーブル部分)の断面形状を、円形又は
長円形又は楕円形の外周部に複数の突起を持つ断面形状
としたので、光ケーブル部分の剛性を高めることがで
き、これにより、光ケーブルを壁面で立ち下げ床面に這
わせる等の小さく曲げられ易い隅部を通して布設する場
合でも、光ケーブルが許容曲げ半径以下に曲げられるこ
とを防止できる。
とを引き裂き分離可能に樹脂一体モールドして保護シー
スを形成した電力・光複合線において、光ケーブル部分
(樹脂シース光ケーブル部分)の断面形状を、円形又は
長円形又は楕円形の外周部に複数の突起を持つ断面形状
としたので、光ケーブル部分の剛性を高めることがで
き、これにより、光ケーブルを壁面で立ち下げ床面に這
わせる等の小さく曲げられ易い隅部を通して布設する場
合でも、光ケーブルが許容曲げ半径以下に曲げられるこ
とを防止できる。
【0017】本発明は、請求項2のように平形の電力・
光複合線に適用した場合に好適である。また、請求項3
のように、奇数個の突起を円周方向に等間隔に設ける
と、曲げ力が作用する方向に補強リブとしての突起が概
ね存在することになるので、曲げ剛性を高めるために効
果的である。
光複合線に適用した場合に好適である。また、請求項3
のように、奇数個の突起を円周方向に等間隔に設ける
と、曲げ力が作用する方向に補強リブとしての突起が概
ね存在することになるので、曲げ剛性を高めるために効
果的である。
【図1】本発明の一実施形態の電力・光複合線を示すも
ので、(イ)は断面図、(ロ)は光ケーブルを分離する
状況を示す斜視図である。
ので、(イ)は断面図、(ロ)は光ケーブルを分離する
状況を示す斜視図である。
【図2】樹脂シース光ケーブル部分を拡大して示すもの
で、(イ)は図1の実施形態のもの、(ロ)は他の実施
形態のもの、(ハ)はさらに他の実施形態のものであ
る。
で、(イ)は図1の実施形態のもの、(ロ)は他の実施
形態のもの、(ハ)はさらに他の実施形態のものであ
る。
【図3】樹脂シース光ケーブル部分の突起をT字形に形
成した実施形態を示すもので、(イ)、(ロ)はそれぞ
れ異なる態様で形成したものである。
成した実施形態を示すもので、(イ)、(ロ)はそれぞ
れ異なる態様で形成したものである。
【図4】従来の丸形の電力・光複合線の一例を示すもの
で、(イ)は断面図、(ロ)は光ケーブルを分離する状
況を示す斜視図である。
で、(イ)は断面図、(ロ)は光ケーブルを分離する状
況を示す斜視図である。
【図5】従来の平形の電力・光複合線の他の例を示すも
ので、(イ)は断面図、(ロ)は樹脂シース光ケーブル
部分を分離する状況を示す斜視図である。
ので、(イ)は断面図、(ロ)は樹脂シース光ケーブル
部分を分離する状況を示す斜視図である。
【図6】従来の電力・光複合線を布設する際の問題点を
説明する図である。
説明する図である。
3 絶縁電線
4 光ケーブル
12、22、22’ 電力・光複合線
16、26 樹脂シース
17、27 樹脂シース絶縁電線部分
18、28 樹脂シース光ケーブル部分
19、29 つなぎ部
21 突起
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁電線と光ケーブルとを、樹脂シース
絶縁電線部分と樹脂シース光ケーブル部分とに引き裂き
分離可能に樹脂一体モールドしてなる電力・光複合線に
おいて、 前記樹脂シース光ケーブル部分の断面形状を、円形又は
長円形又は楕円形の外周部に複数の突起を持つ断面形状
としたことを特徴とする電力・光複合線。 - 【請求項2】 前記樹脂シース絶縁電線部分が、複数の
絶縁電線を横1列に配置した平形の樹脂シース絶縁電線
を構成することを特徴とする請求項1記載の電力・光複
合線。 - 【請求項3】 前記樹脂シース光ケーブル部分の突起
を、円周方向に間隔をあけて奇数個形成したことを特徴
とする請求項1記載の電力・光複合線。 - 【請求項4】 前記樹脂シース光ケーブル部分の突起
を、180°に対向する2箇所で互いに逆向きのT字形
をなすように形成したことを特徴とする請求項1記載の
電力・光複合線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002155037A JP2003346573A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 電力・光複合線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002155037A JP2003346573A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 電力・光複合線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003346573A true JP2003346573A (ja) | 2003-12-05 |
Family
ID=29771651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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