JP2003345730A - インタフェース装置、インタフェース装置におけるファームウェアの更新方法、及びそのプログラム - Google Patents

インタフェース装置、インタフェース装置におけるファームウェアの更新方法、及びそのプログラム

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JP2003345730A JP2002156522A JP2002156522A JP2003345730A JP 2003345730 A JP2003345730 A JP 2003345730A JP 2002156522 A JP2002156522 A JP 2002156522A JP 2002156522 A JP2002156522 A JP 2002156522A JP 2003345730 A JP2003345730 A JP 2003345730A
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mcu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対応デバイスの制限なくエミュレートが可能
なKVM装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 接続されたデバイス(KVM)に対応す
る動作を行うファームウェアをメモリに格納できる構成
と、接続されたデバイスを調査し、そのデバイス毎に適
切なファームウェアを選択して実装できる構成と、上記
のメモリに格納してあるファームウェアを任意に書き換
えることをできる構成と、を有する。具体的には、メモ
リ18が、外部I/F5aを介して入力されたファーム
ウェアを格納できるように不揮発性メモリで構成され
る。これにより、KVM装置10は、常に最新のデバイ
スに対応することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インタフェース装
置、インタフェース装置におけるファームウェアの更新
方法、及びそのプログラムに関し、特に1つのデバイス
を複数のコンピュータで共有するためのインタフェース
装置、インタフェース装置におけるファームウェアの更
新方法、及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のインタフェース装置として、K
VM(Keyboard VideoMouse)装置
が知られている。従来技術におけるKVM装置100を
用いたシステム構成を図1に示す。図1に示すように、
KVM装置100とは、キーボード21やマウス22や
ディスプレイ23等の周辺機器(以下、これらをKVM
とする)をパーソナルコンピュータ(以下、PCと略
す)1〜4等の複数の情報処理装置で共有するためのも
のである。
【0003】即ち、KVM装置100は接続されたPC
1〜4に対してKVMをエミュレーションする。これに
対して、PC1〜4はKVM装置100によってエミュ
レーションされたKVMに基づいて動作を行う。これに
より、本来、PC1〜4に対して個別に必要とされたK
VMを1つで代用することが可能となる。
【0004】また、図2に図1によるKVM装置100
の内部構成を示す。図2を参照すると明らかなように、
KVM装置100内部には複数のマイクロコントローラ
回路(以下、MCUという)11〜15が設けられてお
り、これらが内部バス19を介して相互接続されてい
る。なお、図1及び図2に示す例では、PC1〜4が接
続インタフェース(以下、インタフェースをI/Fとい
う)である外部I/F1a〜4aを介してKVM装置1
00におけるMCU11〜14と各々接続され、また、
KVMであるキーボード21及びマウス22及びディス
プレイ23が接続I/Fである外部I/F5aを介して
MCU15と接続される。
【0005】図2に示す外部I/F1a〜5aには、図
3に示すようなKVMの機種毎のI/Fが含まれてい
る。例えばキーボード用I/F群21aであればPS/
2キーボード用I/FやSUNキーボード用I/FやU
SBキーボード用I/F等があげられ、マウス用I/F
群22aであればPS/2マウス用I/FやSUNマウ
ス用I/FやUSBマウス用I/F等があげられ、ディ
スプレイ用I/F群23aであればアナログ・ディスプ
レイ用I/Fやデジタル・ディスプレイ用I/F群等が
あげられる。
【0006】また、KVMが接続される外部I/F5a
側のMCU15には、操作者によるKVM装置100の
オペレーションを可能とするためのスイッチ類16が設
けられる。これは外部I/F5a側に接続されたデバイ
ス(この場合はキーボード21及びマウス22及びディ
スプレイ23)を、PC1〜4のいずれに対してアクテ
ィブにするかを選択させるためのスイッチ等である。し
たがって、操作者は、アクティブにするPCを切り換え
る際にスイッチ群16を操作する。
【0007】例えば、図4に示すような、外部I/F5
a側に接続されたKVMがPC1に対して有効(アクテ
ィブ)に動作していて他のPC2〜4へ接続されるMC
U12〜14上ではデータのトランザクションが発生し
ていない場合、操作者はスイッチ類16を操作すること
で、図5に示すように、KVMが有効に動作する対象を
PC1からPC5へ随時切り換えることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記で
説明した従来のKVM装置100では、各PCに対して
KVMが実際に接続されている状態をエミュレートでき
なければならないため、実際に使用できるKVMに事実
上制限が存在するという問題があった。
【0009】即ち、アクティブなPCを実際にKVMと
接続しているとして動作させるためには、KVM装置1
00のMCU11が、図6に示すように、PC(例えば
PC1とする)側に組み込まれたオペレーション・シス
テム(以下、OSという)1bのデバイス・ドライバ・
スタック1b2へ正しくエミュレートしたKVMを提供
しなければならない。より詳細には、KVM装置100
のMCU11は、外部I/F5aに接続されたKVMの
動作を想定して、アクティブである外部I/F1aに接
続されたPC1に対する自己の動作を決定づけなければ
ならない。これは、他のMCU2〜4においても同様で
ある。
【0010】このため接続できるKVMは、KVM装置
100において対応が図られた、KVM装置100にと
って既知であるものでなければならない。
【0011】しかしながら、KVM装置100上のMC
Uにとって未知のKVMを接続した場合、KVMとPC
との間で制御方法の不一致という問題が発生したり、接
続されたKVMの機能の如何に関わらずPCに対して実
現されるKVMの機能がMCUにおいて限定されてしま
うという問題等が発生する。
【0012】このため未知のKVMを接続した場合、認
識されない、動作しない、機能が使えない等の不具合が
あった。
【0013】これを図7に示す具体例を用いて以下に説
明する。例えばキーボード用I/Fとして一般的に知ら
れているものとしては、PS/2キーボード用I/Fや
SUNキーボード用I/FやUSBキーボード用I/F
等が存在する。
【0014】しかしながら、例に挙げたキーボードに関
しては、I/Fに関して標準的な仕様が定められてお
り、殆どのキーボードがこの仕様に準拠して動作する。
従って、これらは外部I/Fが違うだけで、キーボード
として構成されるキーマトリクスやLED(Light
Emitting Diode)等に構成上の違いは
ほとんどないものである。
【0015】しかしながら、非標準の機能が実装されて
いるキーボードも多々存在する。このように非標準の機
能が外部I/Fに提供されている場合に対処するために
は、その機能をエミュレートする機能をKVM装置10
0側において実装していなければならないが、非標準で
あるがゆえに準備するには限界がある。従って、未知の
非標準の機能を持ったキーボードが接続された場合、最
悪の場合には動作させることができない。
【0016】本発明は上記に示したような問題を鑑みて
なされたものであり、対応デバイスの制限なくエミュレ
ートが可能なインタフェース装置を提供することを目的
とする。また、本発明の他の目的は、上記のインタフェ
ース装置を実現するためのインタフェース装置における
ファームウェアの更新方法及びそのプログラムを提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、本発明は、外部インタフェースに接続されたデバイ
スに応じて所定のメモリから選択したファームウェアを
マイクロコントローラ(MCU)に実装させるインタフ
ェース装置であって、前記所定のメモリが、格納してい
るファームウェアの書き換えが可能であることを特徴と
している。これにより、本発明では、対応デバイスの制
限なくエミュレートが可能なインタフェース装置が提供
される。即ち、本発明によるインタフェース装置は、自
己にとって未知のデバイスであっても、ファームウェア
を更新することでこれを既知とすることができるため、
如何なるデバイスでも対応することが可能となる。
【0018】また、一例として、上記のインタフェース
装置において、前記所定のメモリが、前記外部インタフ
ェースを介する前記ファームウェアの書き換えが可能で
ある。これにより、本発明では、ファームウェアの更新
をインタフェース装置自体が備える外部インタフェース
を介して行うことが可能となる。
【0019】また、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記所定のメモリの書き込み/読み出
しを制御するメモリコントローラを有し、前記メモリコ
ントローラが、前記外部インタフェースに接続されたM
CUに接続され、前記所定のメモリが、前記インタフェ
ース装置の内部に設けられ、前記メモリコントローラに
接続される。これにより、本発明では、ファームウェア
を格納するメモリが装置内部に設けられ、このメモリに
対する読み出し/書き込みがメモリコントローラにより
制御されるインタフェース装置が提供される。
【0020】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記所定のメモリの書き込み/読み出
しを制御するメモリコントローラを有し、前記メモリコ
ントローラが、前記外部インタフェースに接続されたM
CUに接続され、前記所定のメモリが、前記インタフェ
ース装置の外部に設けられ、前記メモリコントローラに
接続される。これにより、本発明では、ファームウェア
を格納するメモリが装置外部に設けられ、このメモリに
対する読み出し/書き込みがメモリコントローラにより
制御されるインタフェース装置が提供される。
【0021】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記外部インタフェースに接続された
MCUが、前記所定のメモリの書き込み/読み出しを制
御し、前記所定のメモリが、前記インタフェース装置の
内部に設けられ、前記MCUに接続される。これによ
り、本発明では、ファームウェアを格納するメモリが装
置内部に設けられ、このメモリに対する読み出し/書き
込みがMCUにより制御されるインタフェース装置が提
供される。また、メモリコントローラの構成を削除で
き、装置を縮小化することができる。
【0022】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記外部インタフェースに接続された
MCUが、前記所定のメモリの書き込み/読み出しを制
御し、前記所定のメモリが、前記インタフェース装置の
外部に設けられ、前記MCUに接続される。これによ
り、本発明では、ファームウェアを格納するメモリが装
置外部に設けられ、このメモリに対する読み出し/書き
込みがMCUにより制御されるインタフェース装置が提
供される。また、メモリコントローラの構成を削除で
き、装置を縮小化することができる。
【0023】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記所定のメモリの書き込み/読み出
しを制御するメモリコントローラを有し、前記外部イン
タフェースに接続されたMCUが、前記所定のメモリへ
のアクセスを他のMCUに許可し、前記メモリコントロ
ーラが、1つ以上のMCUが共有するバスに接続され、
前記所定のメモリが、前記インタース装置の内部に設け
られ、前記メモリコントローラに接続される。これによ
り、本発明では、ファームウェアを格納するメモリが装
置内部に設けられ、このメモリに対する読み出し/書き
込みがメモリコントローラにより制御され、また、メモ
リへのアクセスがバスのアービトレーションにより調停
されるインタフェース装置が提供される。
【0024】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記所定のメモリの書き込み/読み出
しを制御するメモリコントローラを有し、前記外部イン
タフェースに接続されたMCUが、前記所定のメモリへ
のアクセスを他のMCUに許可し、前記メモリコントロ
ーラが、1つ以上のMCUが共有するバスに接続され、
前記所定のメモリが、前記インタフェース装置の外部に
設けられ、前記メモリコントローラに接続される。これ
により、本発明では、ファームウェアを格納するメモリ
が装置外部に設けられ、このメモリに対する読み出し/
書き込みがメモリコントローラにより制御され、また、
メモリへのアクセスがバスのアービトレーションにより
調停されるインタフェース装置が提供される。
【0025】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記外部インタフェースに接続された
MCUが、前記所定のメモリへのアクセスを他のMCU
に許可し、前記所定のメモリが、前記インタフェース装
置の内部に設けられ、バスインタフェースを含み、1つ
以上のMCUが共有するバスに接続される。これによ
り、本発明では、ファームウェアを格納するメモリが装
置内部に設けられ、このメモリに対する読み出し/書き
込みがMCUにより制御され、また、メモリへのアクセ
スがバスのアービトレーションにより調停されるインタ
フェース装置が提供される。また、メモリコントローラ
の構成を削除でき、装置を縮小化することができる。
【0026】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記外部インタフェースに接続された
MCUが、前記所定のメモリへのアクセスを他のMCU
に許可し、前記所定のメモリが、前記インタフェース装
置の外部に設けられ、バスインタフェースを含み、1つ
以上のMCUが共有するバスに接続される。これによ
り、本発明では、ファームウェアを格納するメモリが装
置外部に設けられ、このメモリに対する読み出し/書き
込みがMCUにより制御され、また、メモリへのアクセ
スがバスのアービトレーションにより調停されるインタ
フェース装置が提供される。また、メモリコントローラ
の構成を削除でき、装置を縮小化することができる。
【0027】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記所定のメモリが、不揮発性メモリ
で構成される。これにより、本発明では、ファームウェ
アを格納するメモリが不揮発性の記憶装置で構成された
インタフェース装置が提供される。
【0028】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記不揮発性メモリが、EPROM又
はEEPROMである。これにより、本発明では、不揮
発性メモリとしてEPROM又はEEPROMが使用さ
れたインタフェース装置が提供される。
【0029】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記所定のメモリが、着脱可能な携帯
型メモリである。これにより、本発明では、任意の情報
処理装置等でメモリ内容を編集することが可能となるた
め、ファームウェアの管理や更新を利便良く行うことが
可能となる。
【0030】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置において、前記外部インタフェースに接続された
デバイスに適切なファームウェアの選択を実行するか否
かを指示させるための設定キーを有し、前記MCUが、
前記設定キーにより前記選択の実行が指示された場合、
前記所定のメモリから適切なファームウェアを選択す
る。これにより、操作者が所望する場合のみ、ファーム
ウェアを更新できるインタフェース装置が提供される。
【0031】また、一例として、外部インタフェースに
接続されたデバイスに応じて所定のメモリから選択した
ファームウェアをMCUに実装させるインタフェース装
置におけるファームウェアの更新方法であって、前記外
部インタフェースに接続されたデバイスを認識する認識
ステップと、認識したデバイスに関して、前記所定のメ
モリに格納されているファームウェアのバージョン情報
と前記MCUに実装されているファームウェアのバージ
ョン情報とを比較する比較ステップと、該比較ステップ
の結果、前記MCUに実装されているファームウェアの
バージョンが前記所定のメモリに格納されているファー
ムウェアのバージョンよりも古い場合、前記MCUに実
装されているファームウェアを前記所定のメモリに格納
されているファームウェアで更新する更新ステップと、
を有することを特徴としている。これにより、対応デバ
イスの制限なくエミュレートが可能であり、しかもデバ
イスを接続した際に必要に応じて自動的にファームウェ
アを更新することができる。
【0032】また、一例として、外部インタフェースに
接続されたデバイスに応じて所定のメモリから選択した
ファームウェアをMCUに実装させるインタフェース装
置におけるファームウェアの更新方法であって、前記所
定のメモリに格納されたファームウェアが更新されたこ
とを検知する更新検知ステップと、更新されたファーム
ウェアに関して、前記所定のメモリに格納されているフ
ァームウェアのバージョン情報と前記MCUに実装され
ているファームウェアのバージョン情報とを比較する比
較ステップと、該比較ステップの結果、前記MCUに実
装されているファームウェアのバージョンが前記所定の
メモリに格納されているファームウェアのバージョンよ
りも古い場合、前記MCUに実装されているファームウ
ェアを前記所定のメモリに格納されているファームウェ
アで更新する更新ステップと、を有することを特徴とし
ている。これにより、対応デバイスの制限なくエミュレ
ートが可能となり、メモリに格納されているファームウ
ェアが更新されたことを検知して必要に応じて自動的に
ファームウェアを更新することができる。
【0033】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置におけるファームウェアの更新方法において、前
記更新ステップが、前記外部インタフェースに接続され
たMCUが前記所定のメモリから前記ファームウェアを
読み出して更新対象の前記MCUへ送信し、前記更新対
象のMCUが受信したファームウェアを自己に実装す
る。これにより、対応デバイスの制限なくエミュレート
が可能となり、デバイスが接続される外部インタフェー
スに接続されたMCUを介してファームウェアを更新す
ることができる。
【0034】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置におけるファームウェアの更新方法において、前
記更新ステップが、前記外部インタフェースに接続され
たMCUが更新対象の前記MCUに対して前記所定のメ
モリへのアクセスを許可し、前記更新対象のMCUが前
記所定のメモリから前記ファームウェアを読み出して自
己に実装する。これにより、対応デバイスの制限なくエ
ミュレートが可能となり、デバイスが接続される外部イ
ンタフェースに接続されたMCUにより管理されつつ、
直接対象のMCUがメモリよりファームウェアを読み出
して更新することができる。
【0035】更に、別の例として、上記のインタフェー
ス装置におけるファームウェアの更新方法において、前
記ファームウェアの更新を実行する指示を入力させる実
行指示入力ステップを有し、前記比較ステップが、前記
実行指示入力ステップにおいて前記ファームウェアの更
新を実行する指示が入力された場合、前記比較を行う。
これにより、対応デバイスの制限なくエミュレートが可
能となり、操作者が所望する場合のみ、ファームウェア
を更新できるインタフェース装置を実現できる。
【0036】また、一例として、外部インタフェースに
接続されたデバイスに応じて所定のメモリから選択した
ファームウェアをMCUに実装させるインタフェース装
置が有するコンピュータを機能させるためのプログラム
であって、上気した各ステップを前記コンピュータに実
行させるためのプログラムである。これにより、本発明
では、上記のインタフェース装置のファームウェアの更
新方法をプログラムで提供することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】〔発明の原理〕本発明は、対応デ
バイスの制限なくエミュレートが可能なインタフェース
装置を提供するためのものである。即ち、本発明による
インタフェース装置は、自己にとって未知のデバイスで
あっても、ファームウェアを更新することでこれを既知
とすることができる。このため、本発明によるインタフ
ェース装置は、如何なるデバイスにも対応できる。
【0038】これを実現するために、本発明は、外部イ
ンタフェースに接続されたデバイスに応じて所定のメモ
リから選択したファームウェアをマイクロコントローラ
(MCU)に実装させるインタフェース装置であって、
前記所定のメモリが、格納しているファームウェアの書
き換えが可能であるという特徴を有する。以下、上記特
徴を有する本発明を好適に実施した形態について図面を
用いて詳細に説明する。
【0039】〔第1の実施形態〕まず、本発明の第1の
実施形態について図面を用いて詳細に説明する。 (構成)図8は、本実施形態によるKVM装置10の構
成を示すブロックである。図8を参照すると、KVM装
置10は、図示しないPC1〜4と外部I/F1a〜4
aを介して接続されるMCU11〜14と、外部I/F
5aを介してKVMと接続されるMCU15と、が内部
バス19を介して相互に接続される。また、MCU15
には、KVMとPCとのアクティブな接続を切り換える
ためのスイッチ類16aが直接接続される。尚、このス
イッチ類16aは、KVM装置10の筐体外部から操作
できるように設けられる。更に、MCU15には、メモ
リコントローラ17を介してメモリ18が接続される。
【0040】メモリ18は、例えばEPROM(Era
sable Programmable ROM)やE
EPROM(Electrically Erasab
leProgrammable ROM)等の不揮発性
メモリで構成されるものである。但し、常時電源供給す
ることを前提とすればDRAM(DynamicRan
dom Access Memory)やSRAM(S
tatic Random Access Memor
y)等の揮発性メモリを用いてもよい。尚、以下の説明
では、メモリコントローラ17とメモリ18とを含めて
メモリ部という。
【0041】メモリ部には、KVM装置10上に実装さ
れた全ての又は一部のMCUに必要なファームウェアが
格納される。このファームウェアは、PC1〜4に対し
てKVMの機能をエミュレートするためのものである。
【0042】本実施形態では、メモリコントローラ17
とMCU(図8ではMCU15)と外部I/F(図8で
は外部I/F5a)とを経由して、メモリ18に格納さ
れたファームウェアを任意に書き換えることができる。
即ち、例えば外部インタフェース5aに接続した情報処
理装置を用いてメモリ18内に格納されたファームウェ
アを更新する。以下、この際の手順を図9のシーケンス
を用いて詳細に説明する。
【0043】図9を参照すると、外部インタフェース5
aに接続された情報処理装置は、MCU15に対してア
クセスを要求する(A1→B1)。MCU15はこの要
求に対して応答する(B2→A2)。このように情報処
理装置からMCU15へのアクセスが完了すると、次
に、情報処理装置は、MCU15へメモリ18内へのフ
ァームウェアの格納又は更新を要求する(A3→B
3)。この際、MCU15へは実際に格納されるファー
ムウェアもMCU15へ入力される。MCU15は、入
力された格納/更新要求に応じて、メモリ18へのファ
ームウェアの格納/更新の命令を発行し、これとファー
ムウェアとをメモリコントローラ17へ入力する(B4
→C1)。メモリコントローラ17は入力された命令に
従って、ファームウェアをメモリ18に記憶させ(C2
→D1)、その後、完了したことをMCU15へ通知す
る(C3→B5)。このように完了通知を受け取ると、
MCU15は、上記での要求に対する応答を情報処理端
末へ入力する(B6→A4)。このように動作すること
で、外部インタフェース5a,MCU15,メモリコン
トローラ17を介して、メモリ18内へファームウェア
を格納する、又はメモリ18内のファームウェアを更新
することができる。
【0044】また、MCU11〜14には上記で例示し
たような不揮発性メモリが含まれており、例えばMCU
15から入力されたファームウェアが実装される。更
に、MCU15にも上記で例示したような不揮発性メモ
リが含まれており、例えばメモリ18から読み出したフ
ァームウェアが実装される。尚、MCU11〜15の不
揮発性メモリに格納されたファームウェアは、書き換え
が可能である。この書き換えの構成及び動作については
以下の動作の説明で詳細に触れる。
【0045】以上のように、外部インタフェースに接続
されたデバイスに応じて所定のメモリから選択したファ
ームウェアをマイクロコントローラ(MCU)に実装さ
せるインタフェース装置内のメモリを書き換え可能に構
成することで、対応デバイスの制限なくこれをエミュレ
ートすることが可能となる。
【0046】(動作)次に、MCU11〜15に実装さ
れたファームウェアを更新する際の処理手順について、
図10及び図11を用いて詳細に説明する。図10は、
KVM装置10の構成を示すブロック図である。但し、
図10では、説明の都合上、メモリコントローラ17を
省略し、簡略化して説明するとともに、MCU15をコ
ントロールMCU15aとして、また、MCU11〜1
4をエミュレートMCU11a〜14aとして呼び変え
る。図11は、KVM装置10のMCU11〜14のフ
ァームウェアを更新する際の動作を示すフローチャート
である。
【0047】図10を参照すると、本実施形態によるK
VM装置10は、図8の外部I/F5aに接続されるコ
ントロールMCU15aと、外部I/F1a〜4aに接
続されるエミュレートMCU11a〜14aと、が内部
バス19を介して相互にコミュニケーション可能であ
る。コントロールMCU15aには設定キー161が接
続される。この設定キー161は、スイッチ類16aに
含まれるキーである。従って、操作者は筐体外部からこ
れを必要に応じて操作できる。
【0048】また、メモリ18はコントロールMCU1
5aからの要求に応じて、ファームウェアの読み出し/
書き込みを行う。尚、上述の通り図10では省略する
が、本実施形態ではコントロールMCU15aとメモリ
18との間にメモリコントローラ17が設けられてお
り、これによりメモリ18への読み出し/書き込みが制
御される。
【0049】上記の構成において、起動時に設定キー1
61が押下された又は押下状態にあることがコントロー
ルMCU15aにより検知される。押下された又は押下
状態にあることが検知された場合、コントロールMCU
15a及びエミュレートMCU11a〜14aはファー
ムウェアをアップデート可能な動作モードに移行する。
また、押下された又は押下状態にあることが検知されな
かった場合、コントロールMCU15a及びエミュレー
トMCU11a〜14aは通常の動作モードに移行して
KVMをエミュレートする機能を実現する。以下、図1
1を用いてこれらの動作を詳細に説明する。但し、図1
1では、エミュレートMCU11aに着目して説明する
が、これは他のエミュレートMCU12a〜14aに対
しても同様に行われるものである。
【0050】図11を参照すると、コントロールMCU
15a及びエミュレートMCU11aは、起動後、初期
化処理を実行して動作準備を開始する(ステップS1
1,ステップS21)。尚、この初期化処理には、コン
トロールMCU15aが自己に接続されたKVMの機種
や型式等を認識し、これをエミュレートMCU11aへ
通知する動作も含まれる。
【0051】次に、コントロールMCU15aは、組み
込まれたファームウェアのバージョン情報をエミュレー
トMCU11aから受信する(ステップS22)。尚、
このバージョン情報は、コントロールMCU15aが認
識したKVMに該当する又は関連するファームウェアが
特定されて、コントロールMCU15aへ送信される。
また、説明は前後するが、エミュレートMCU11a
は、初期化処理後、自己に組み込まれているファームウ
ェアのバージョン情報の通知をコントロールMCU15
aへ送信する(ステップS12)。
【0052】このようにしてエミュレートMCU11a
に組み込まれたファームウェアのバージョン情報を受信
すると、コントロールMCU15aは、メモリ18に格
納されている該当/関連するファームウェアのバージョ
ン情報を特定し、これと受信したバージョン情報とを比
較する(ステップS23)。この比較の結果、エミュレ
ートMCU11a側のバージョンの方が古い場合(ステ
ップS24のYes)、コントロールMCU15aは、
設定キー161がON(押下された又は押下状態にあ
る)か否かを判定する(ステップS25)。この結果、
ONでないと判定された場合(S25のNo)、コント
ロールMCU15aは、通常の動作モードへ移行するた
めに、エミュレートMCU11aへそのまま処理を続行
すること(続行通知)を送信し(ステップS27)、そ
の後、通常の動作モードへ移行する。この際、エミュレ
ートMCU11aは、以下で説明する流れに沿って動作
するが、結果として初期化処理後、そのまま通常の動作
モードへ移行するものと同等の動作を行う。
【0053】また、ステップS25の結果、ONである
と判定された場合(S25のYes)、コントロールM
CU15aは、エミュレートMCU11aに対して新し
いバージョンのファームウェア、即ちメモリ18に格納
されているファームウェアを送信すること(転送開始通
知)を送信した後(ステップS26)、該当するファー
ムウェアをメモリ18から読み出してこれをエミュレー
トMCU11aへ転送する(ステップS28)。
【0054】また、ステップS23の比較の結果、エミ
ュレートMCU11a側のバージョンの方が新しい、又
は双方のバージョンが等しい場合(ステップS24のN
o)、コントロールMCU15aは、通常の動作モード
へ移行するために、エミュレートMCU11aへそのま
ま処理を続行すること(続行通知)を送信し(ステップ
S27)、その後、通常の動作モードへ移行する。
【0055】このように、送信された転送開始通知又は
続行通知はエミュレートMCU11aに受信される(ス
テップS13)。その後、エミュレートMCU11a
は、受信した通知が転送開始通知であるか続行通知であ
るかを判定する(ステップS14)。この結果、続行通
知であると判定された場合(S14のNo)、エミュレ
ートMCU11aは、そのまま通常の動作モードへ移行
して既存のファームウェアが示す動作を実行する。
【0056】また、ステップS14の結果、転送開始通
知であると判定された場合(S14のYes)、エミュ
レートMCU11aは、コントロールMCU15aから
送信されたファームウェアを受信し(ステップS1
5)、これで自己の不揮発性メモリに格納されているフ
ァームウェアにおける該当するものを更新し(ステップ
S16)、その後、再度初期化処理を行った後(ステッ
プS17)、通常の動作モードへ移行して新たに実装さ
れたファームウェアが示す動作を実行する。
【0057】このように動作することで、エミュレート
MCU11aに実装されているファームウェアを随時更
新することができる。尚、コントロールMCU15aと
エミュレートMCU11aとの間で各種通知を送受信す
る構成としては、いかなるものも適用することが可能で
あるが、例えばシリアル入出力バスであるICバス等
を適用して、コントロールMCU15aがエミュレート
MCU11aのレジスタを読み込むように構成してもよ
い。
【0058】また、コントロールMCU15aは、以上
の動作を全てのエミュレートMCU(図8では11a〜
14a)に対して実行した後、図11における通常の動
作モードへ移行する。
【0059】また、コントロールMCU15aのファー
ムウェアの更新は、コントロールMCU15aが初期化
処理において認識したKVMに関して、自己に実装され
ているファームウェアのバージョン情報とメモリ18に
格納されているファームウェアのバージョン情報とを比
較し、メモリ18側のバージョンの方が新しい場合にこ
れを読み出して更新することで解決される。
【0060】またこの他、コントロールMCU15a
が、例えばメモリ18に格納されているファームウェア
が更新されたことを自動的に検知し、検知された場合に
これを読み出して、自己又はエミュレートMCU11a
〜14aに実装されたファームウェアの更新処理を実行
するようにも構成することができる。
【0061】以上のように構成及び動作することで、本
実施形態によれば、特に1つのデバイスを複数のホスト
コンピュータで共有するためのインタフェース装置であ
るKVM装置において、メモリに格納されたファームウ
ェアを任意に書き換えることが可能になる。即ち、メモ
リコントローラが接続されているMCUから、KVM装
置の内部バスを介して接続された他のMCUのファーム
ウェアを必要に応じて書き換えることが可能となる。こ
の結果、KVM装置におけるMCUの機能が変更される
ため、本実施形態では、メモリコントローラが接続され
るMCUに接続されるデバイスに対応する適切なファー
ムウェアを任意に選択することが可能となる。即ち、本
実施形態によるKVM装置は、接続されたデバイスを調
査し、そのデバイス毎に適切なファームウェアを選択
し、これによりメモリに格納してあるファームウェアを
書き換えるため、如何なるデバイスにも対応することが
できる。従って、本発明の主たる目的である、接続され
たデバイスに適宜に対応して動作するKVM装置が提供
される。
【0062】〔第2の実施形態〕また、本発明によるK
VM装置の他の例について、以下に第2の実施形態とし
て図面を用いて詳細に説明する。図12は、本実施形態
によるKVM装置10aの構成を示すブロック図であ
る。図12を参照すると明らかなように、KVM装置1
0aは、第1の実施形態によるKVM装置10と比較し
て、メモリ18aが装置外部に設置される点で異なる。
即ち、本実施形態によるメモリ18aは、SD(Sec
ure Digital)メモリカード等の携帯型メモ
リで構成される。また、KVM装置10a本体には、こ
のようなメモリ18aを取り付けるためのスロットが設
けられる。
【0063】このようにメモリ18aに携帯型のものを
適用することで、本実施形態では、任意の電子機器を用
いてファームウェアを格納することが可能となる。即
ち、操作者の都合に応じて任意の場所や任意の情報処理
装置を用いてファームウェアを更新することができるた
め、より利便良くファームウェアの更新や格納を行うこ
とが可能となる。更に、情報処理装置にメモリ18a内
に登録されたファームウェアの管理機能を組み込むこと
で、勝手良く格納されたファームウェアの管理が行え
る。尚、その他の構成及び動作は、第1の実施形態と同
様であるため、ここでは説明を省略する。
【0064】〔第3の実施形態〕また、本発明によるK
VM装置の他の例について、以下に第3の実施形態とし
て図面を用いて詳細に説明する。図13は、本実施形態
によるKVM装置10bの構成を示すブロック図であ
る。図13を参照すると明らかなように、KVM装置1
0bは、第1の実施形態によるKVM装置10と比較し
て、メモリコントローラ17が削除された点で異なる。
即ち、本実施形態によるMCU15bは、メモリ18へ
の読み出し/書き込みを制御する。
【0065】このようにモリコントローラ17のチップ
構成を削除することで、KVM装置10bを小型化する
ことが可能となる。尚、その他の構成及び動作は、第1
の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略す
る。
【0066】〔第4の実施形態〕また、本発明によるK
VM装置の他の例について、以下に第4の実施形態とし
て図面を用いて詳細に説明する。図14は、本実施形態
によるKVM装置10cの構成を示すブロック図であ
る。図14を参照すると明らかなように、KVM装置1
0cは、第1の実施形態によるKVM装置10と比較し
て、メモリコントローラ17が削除され、また、メモリ
18aが装置外部に設置される点で異なる。
【0067】即ち、本実施形態によるMCU15bは、
メモリ18aへの読み出し/書き込みを制御し、また、
メモリ18aは、第2の実施形態と同様に携帯型メモリ
で構成される。更に、KVM装置10c本体には、第2
の実施形態と同様に、メモリ18aを取り付けるための
スロットが設けられる。
【0068】このようにメモリ18aに携帯型のものを
適用することで、本実施形態では、第2の実施形態と同
様に、任意の電子機器を用いてファームウェアを格納す
ることが可能となる。即ち、操作者の都合に応じて任意
の場所や任意の情報処理装置を用いてファームウェアを
更新することができるため、より利便良くファームウェ
アの更新や格納を行うことが可能となる。更に、情報処
理装置にメモリ18a内に登録されたファームウェアの
管理機能を組み込むことで、勝手良く格納されたファー
ムウェアの管理が行える。更にまた、モリコントローラ
17のチップ構成を削除することで、KVM装置10b
を縮小することが可能となる。尚、その他の構成及び動
作は、第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明
を省略する。
【0069】〔第5の実施形態〕また、本発明によるK
VM装置の他の例について、以下に第5の実施形態とし
て図面を用いて詳細に説明する。図15は、本実施形態
によるKVM装置10dの構成を示すブロック図であ
る。図15を参照すると明らかなように、KVM装置1
0dは、第1の実施形態によるKVM装置10と比較し
て、メモリコントローラ17aが内部バス19に接続さ
れる点で異なる。
【0070】このようにメモリコントローラ17aを内
部バス19に接続させることで、本実施形態では、KV
M装置10dに搭載された全てのMCU11b〜14b
及び15cが、メモリコントローラ17aを介してメモ
リ18にアクセスできるように構成される。これによ
り、個々のMCU11b〜14b及び15cが独自にフ
ァームウェアをメモリ部(本実施形態ではメモリコント
ローラ17aとメモリ18とから構成される)から直接
読み込むことが可能となる。尚、メモリ18へのアクセ
ス権は、MCU15cが管理するとよい。また、複数の
MCUから同時にメモリ18へのアクセスが要求された
場合、これら要求の調停を内部バス19のアービトレー
ションに任せるように構成するとよい。
【0071】次に、本実施形態のように、MCU11b
〜14b及び15cのすべてが内部バス19を介して直
接メモリ18にアクセス可能に構成した場合での、MC
U11b〜14b及び15cに実装されたファームウェ
アを更新する際の処理手順について、図16及び図17
を用いて詳細に説明する。図16は、KVM装置10d
の構成を示すブロック図である。但し、図16では、説
明の都合上、メモリコントローラ17aを省略し、簡略
化して説明するとともに、MCU15cをコントロール
MCU15dとして、また、MCU11b〜11bをエ
ミュレートMCU11c〜14cとして呼び変える。図
17は、KVM装置10dのMCU11b〜14bのフ
ァームウェアを更新する際の動作を示すフローチャート
である。
【0072】図16を参照すると、本実施形態によるK
VM装置10dは、外部I/F5aに接続されるコント
ロールMCU15dと、外部I/F1a〜4aに接続さ
れるエミュレートMCU11c〜14cと、がコントロ
ールバス19aを介して相互にコミュニケーション可能
である。コントロールMCU15dには設定キー161
が接続される。この設定キー161は、第1の実施形態
と同様なものであり、スイッチ類16aに含まれるキー
である。従って、操作者は筐体外部からこれを必要に応
じて操作できる。
【0073】また、メモリ18bは、メモリバス19b
を介してコントロールMCU15d及びエミュレートM
CU11b〜14bと接続されている。従って、メモリ
18における特定範囲のメモリ空間は、メモリバス19
bによってエミュレートMCU11c〜14cとコント
ロールMCU15dとの両方に共有される。また、この
メモリ空間へは、コントロールMCU15dの調停処理
によってコントロールMCU15d及びエミュレートM
CU11c〜14cから個別にアクセスされる。従っ
て、コントロールMCU15d又はエミュレートMCU
11c〜14cは、メモリ18に対して直接ファームウ
ェアの読み出し/書き込みを行う。尚、上述の通り図1
6では省略するが、本実施形態ではメモリバス19bと
メモリ18との間にメモリコントローラ17aが設けら
れており、これによりメモリ18への読み出し/書き込
みが制御される。
【0074】上記構成において、第1の実施形態と同様
に、起動時に設定キー161が押下された又は押下状態
にあることがコントロールMCU15dにより検知され
る。押下された又は押下状態にあることが検知された場
合、コントロールMCU15d及びエミュレート11c
〜14cはファームウェアをアップデート可能な動作モ
ードに移行する。また、押下された又は押下状態にある
ことが検知されなかった場合、コントロールMCU15
d及びエミュレートMCU11c〜14cは通常の動作
モードに移行してKVMをエミュレートする機能を実現
する。以下、図17を用いてこれらの動作を詳細に説明
する。但し、図17では、エミュレートMCU11cに
着目して説明するが、これは他のエミュレートMCU1
2c〜14cに対しても同様に行われるものである。
【0075】図17を参照すると、コントロールMCU
15d及びエミュレートMCU11cは、起動後、初期
化処理を実行して動作準備を開始する(ステップS1
1,ステップS21)。尚、この初期化処理には、第1
の実施形態において説明したように、コントロールMC
U15dが自己に接続されたKVMの機種や型式等を認
識し、これをエミュレートMCU11cへ通知する動作
も含まれる。
【0076】次に、コントロールMCU15dは、組み
込まれたファームウェアのバージョン情報をエミュレー
トMCU11cから受信する(ステップS22)。尚、
このバージョン情報は、第1の実施形態と同様に、コン
トロールMCU15dが認識したKVMに該当する又は
関連するファームウェアが特定されて、コントロールM
CU15dへ送信される。また、説明は前後するが、エ
ミュレートMCU11cは、初期化処理後、自己に組み
込まれているファームウェアのバージョン情報の通知を
コントロールMCU15dへ送信する(ステップS12
a)。
【0077】このようにしてエミュレートMCU11c
に組み込まれたファームウェアのバージョン情報を受信
すると、コントロールMCU15dは、メモリ18に格
納されている該当/関連するファームウェアのバージョ
ン情報を特定し、これと受信したバージョン情報とを比
較する(ステップS23)。この比較の結果、エミュレ
ートMCU11c側のバージョンの方が古い場合(ステ
ップS24のYes)、コントロールMCU15dは、
設定キー161がON(押下された又は押下状態にあ
る)か否かを判定する(ステップS25)。この結果、
ONでないと判定された場合(S25のNo)、コント
ロールMCU15dは、通常の動作モードへ移行するた
めに、エミュレートMCU11cへそのまま処理を続行
すること(続行通知)を送信し(ステップS27)、そ
の後、通常の動作モードへ移行する。この際、エミュレ
ートMCU11cは、以下で説明する流れに沿って動作
するが、結果として初期化処理後、そのまま通常の動作
モードへ移行するものと同等の動作を行う。
【0078】また、ステップS22の結果、ONである
と判定された場合(S25のYes)、コントロールM
CU15dは、エミュレートMCU11cに対して新し
いバージョンのファームウェア、即ちメモリ18に格納
されているファームウェアを送信すること(転送開始通
知)を送信した後(ステップS26)、該当するエミュ
レートMCU(この場合は11c)にのみメモリ18へ
のアクセスを許可する(ステップS28a)。
【0079】また、ステップS23の比較の結果、エミ
ュレートMCU11c側のバージョンの方が新しい、又
は双方のバージョンが等しい場合(ステップS24のN
o)、コントロールMCU15dは、通常の動作モード
へ移行するために、エミュレートMCU11cへそのま
まの処理を実行すること(続行通知)を送信し(ステッ
プS27)、その後、通常の動作モードへ移行する。
【0080】このように、送信された転送開始通知又は
続行通知はエミュレートMCU11cに受信される(ス
テップS13)。その後、エミュレートMCU11c
は、受信した通知が転送開始通知であるか続行通知であ
るかを判定する(ステップS14)。この結果、続行通
知であると判定された場合(S14のNo)、エミュレ
ートMCU11cは、そのまま通常の動作モードへ移行
して既存のファームウェアが示す動作を実行する。
【0081】また、ステップS14の結果、転送開始通
知であると判定された場合(S14のYes)、エミュ
レートMCU11cは、メモリ18へのアクセスが許可
されているため、直接メモリ18から該当するファーム
ウェアを読み出し(ステップS15a)、これで自己の
不揮発性メモリに格納されているファームウェアにおけ
る該当するものを更新する(ステップS16)。更新が
終了するとこのこと(終了通知)をコントロールMCU
15dへ送信し(ステップS16a)、その後、再度初
期化処理を行った後(ステップS17)、通常の動作モ
ードへ移行して新たに実装されたファームウェアが示す
動作を実行する。これに対してコントロールMCU15
dは、終了通知を受信した後(ステップS28b)、通
常の動作モードへ移行する。
【0082】このように動作することで、エミュレート
MCU11cに実装されているファームウェアを随時更
新することができる。尚、コントロールMCU15dと
エミュレートMCU11cとの間で各種通知を送受信す
る構成は、如何様にも変形することが可能である。例え
ばシリアル入出力バスであるICバス等を適用して、
コントロールMCU15dがエミュレートMCU11c
のレジスタを読み込むように構成してもよい。
【0083】また、コントロールMCU15dは、以上
の動作を全てのエミュレートMCU(図16では11c
〜14c)に対して実行した後、図17における通常の
動作モードへ移行する。尚、その他の構成及び動作は、
第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略
する。
【0084】〔第6の実施形態〕また、本発明によるK
VM装置の他の例について、以下に第6の実施形態とし
て図面を用いて詳細に説明する。図18は、本実施形態
によるKVM装置10eの構成を示すブロック図であ
る。図18を参照すると明らかなように、KVM装置1
0eは、第5の実施形態によるKVM装置10dと比較
して、メモリ18aが装置外部に設置される点で異な
る。即ち、本実施形態によるメモリ18aは、第2の実
施形態と同様な携帯型メモリで構成される。また、KV
M装置10e本体には、このようなメモリ18aを取り
付けるためのスロットが設けられる。
【0085】このようにメモリ18aに携帯型のものを
適用することで、本実施形態では、第2の実施形態と同
様な効果を得られるだけでなく、第5の実施形態と同様
な効果も得ることが可能となる。尚、その他の構成及び
動作は、第1の実施形態又は第5の実施形態と同様であ
るため、ここでは説明を省略する。
【0086】〔第7の実施形態〕また、本発明によるK
VM装置の他の例について、以下に第7の実施形態とし
て図面を用いて詳細に説明する。図19は、本実施形態
によるKVM装置10fの構成を示すブロック図であ
る。図19を参照すると明らかなように、KVM装置1
0fは、第5の実施形態によるKVM装置10dと比較
して、メモリコントローラ17aが削除され、メモリ1
8dが直接内部バス19に接続される点で異なる。これ
は、内部バス19が例えばICバスである場合、メモ
リ18dにICバスインタフェースを設けることで実
現される。
【0087】このようにメモリ18dにICバスイン
タフェースを持たせ、直接内部バス19に接続すること
で、第5の実施形態と同様の効果を得られる他に、モリ
コントローラ17aの構成を削除することで、第3の実
施形態と同様な効果を得ることができる。尚、その他の
構成及び動作は、第1の実施形態又は第5の実施形態と
同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0088】〔第8の実施形態〕また、本発明によるK
VM装置の他の例について、以下に第8の実施形態とし
て図面を用いて詳細に説明する。図20は、本実施形態
によるKVM装置10gの構成を示すブロック図であ
る。図20を参照すると明らかなように、KVM装置1
0gは、第5の実施形態によるKVM装置10dと比較
して、メモリコントローラ17aが削除され、装置外部
に設けられたメモリ18eが直接内部バス19に接続さ
れる点で異なる。これは、メモリ18eを第2の実施形
態と同様な携帯型メモリで構成し、更にこのメモリ18
eにICバスインタフェースを設けることで実現され
る。
【0089】このようにメモリ18eを携帯型メモリで
構成することで、第2の実施形態と同様の効果を得られ
る他に、メモリ18eにICバスインタフェースを持
たせ、直接内部バス19に接続することで、第5の実施
形態と同様の効果を得られ、更に、モリコントローラ1
7aの構成を削除することで、第3の実施形態と同様の
効果を得ることができる。尚、その他の構成及び動作
は、第1の実施形態又は第5の実施形態と同様であるた
め、ここでは説明を省略する。
【0090】〔他の実施形態〕また、上記した各実施形
態は本発明を好適に実施した形態の一例にすぎず、本発
明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能で
ある。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部インタフェースに接続されたデバイスに応じて所定
のメモリから選択したファームウェアをマイクロコント
ローラ(MCU)に実装させるインタフェース装置であ
って、前記所定のメモリが、格納しているファームウェ
アの書き換えが可能であることを特徴とすることによっ
て、対応デバイスの制限なくエミュレートが可能なイン
タフェース装置を提供することが可能となる。即ち、本
発明によるインタフェース装置は、自己にとって未知の
デバイスであっても、ファームウェアを更新することで
これを既知とすることができるため、如何なるデバイス
でも対応することが可能となる。また、このような構成
を有することで、本発明によるKVM装置は、常に最新
のデバイスに対応することも可能となる。更に、ファー
ムウェアを格納するメモリに携帯型の不揮発性メモリを
適用することにより、より利便にファームウェアの管理
・更新をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるKVM装置100を適用したシ
ステム構成を示すブロック図である。
【図2】KVM装置100の内部構成を示すブロック図
である。
【図3】外部I/F1a〜5aに含まれるI/F群を説
明するための図である。
【図4】図2に示すKVM装置100においてPC1が
アクティブな状態を説明するための図である。
【図5】図4に示すKVM装置100の状態からPC4
をアクティブな状態に変化させた際の状態を説明するた
めの図である。
【図6】PC1に組み込まれたOS1bの構成とMCU
11との接続を示す図である。
【図7】キーボード21の一般的構成とキーボード用I
/F群21aとの接続を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態によるKVM装置10
の構成を示すブロック図である。
【図9】メモリ18に格納されたファームウェアを任意
に書き換える際の手順を示すシーケンスである。
【図10】本発明の第1の実施形態においてエミュレー
トMCU11a〜14aのファームウェアを更新する際
の動作を説明するために用いるKVM装置10の構成を
示すブロック図である。
【図11】本発明の第1の実施形態においてエミュレー
トMCU11a〜14aのファームウェアを更新する際
の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施形態によるKVM装置1
0aの構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第3の実施形態によるKVM装置1
0bの構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第4の実施形態によるKVM装置1
0cの構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第5の実施形態によるKVM装置1
0dの構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第5の実施形態においてエミュレー
トMCU11c〜14cのファームウェアを更新する際
の動作を説明するために用いるKVM装置10dの構成
を示すブロック図である。
【図17】本発明の第5の実施形態においてエミュレー
トMCU11c〜14cのファームウェアを更新する際
の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第6の実施形態によるKVM装置1
0eの構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の第7の実施形態によるKVM装置1
0fの構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の第8の実施形態によるKVM装置1
0gの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1〜4 PC 1a〜5a 外部I/F 1b OS 1b1 コントローラ 1b2 デバイス・ドライバ・スタック 1b3 アプリケーション・ソフトウェア 10、10a〜10g KVM装置 16、16a スイッチ類 11〜15、11b〜15b、15c MCU 11a〜14a、11c〜14c エミュレートMCU 15a、15d コントロールMCU 16a スイッチ類 161 設定キー 17、17a メモリコントローラ 18、18a、18d、18e メモリ 19 内部バス 19a コントロールバス 19b メモリバス 21 キーボード 21a キーボード用I/F群 21b MCU 21c キーボードマトリクス 21d LED 22 マウス 22a マウス用I/F群 23 ディスプレイ 23a ディスプレイ用I/F群 100 KVM装置

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部インタフェースに接続されたデバイ
    スに応じて所定のメモリから選択したファームウェアを
    マイクロコントローラユニット(MCU)に実装させる
    インタフェース装置であって、 前記所定のメモリは、格納しているファームウェアの書
    き換えが可能であることを特徴とするインタフェース装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の前記インタフェース装置
    において、 前記所定のメモリは、前記外部インタフェースを介する
    前記ファームウェアの書き換えが可能であることを特徴
    とするインタフェース装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の前記インタフェ
    ース装置において、 前記所定のメモリの書き込み/読み出しを制御するメモ
    リコントローラを有し、 前記メモリコントローラは、前記外部インタフェースに
    接続されたMCUに接続され、 前記所定のメモリは、前記インタフェース装置の内部に
    設けられ、前記メモリコントローラに接続されることを
    特徴とするインタフェース装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の前記インタフェ
    ース装置において、 前記所定のメモリの書き込み/読み出しを制御するメモ
    リコントローラを有し、 前記メモリコントローラは、前記外部インタフェースに
    接続されたMCUに接続され、 前記所定のメモリは、前記インタフェース装置の外部に
    設けられ、前記メモリコントローラに接続されることを
    特徴とするインタフェース装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の前記インタフェ
    ース装置において、 前記外部インタフェースに接続されたMCUは、前記所
    定のメモリの書き込み/読み出しを制御し、 前記所定のメモリは、前記インタフェース装置の内部に
    設けられ、前記MCUに接続されることを特徴とするイ
    ンタフェース装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の前記インタフェ
    ース装置において、 前記外部インタフェースに接続されたMCUは、前記所
    定のメモリの書き込み/読み出しを制御し、 前記所定のメモリは、前記インタフェース装置の外部に
    設けられ、前記MCUに接続されることを特徴とするイ
    ンタフェース装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2に記載の前記インタフェ
    ース装置において、 前記所定のメモリの書き込み/読み出しを制御するメモ
    リコントローラを有し、 前記外部インタフェースに接続されたMCUは、前記所
    定のメモリへのアクセスを他のMCUに許可し、 前記メモリコントローラは、1つ以上のMCUが共有す
    るバスに接続され、 前記所定のメモリは、前記インタフェース装置の内部に
    設けられ、前記メモリコントローラに接続されることを
    特徴とするインタフェース装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2に記載の前記インタフェ
    ース装置において、 前記所定のメモリの書き込み/読み出しを制御するメモ
    リコントローラを有し、 前記外部インタフェースに接続されたMCUは、前記所
    定のメモリへのアクセスを他のMCUに許可し、 前記メモリコントローラは、1つ以上のMCUが共有す
    るバスに接続され、 前記所定のメモリは、前記インタフェース装置の外部に
    設けられ、前記メモリコントローラに接続されることを
    特徴とするインタフェース装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2に記載の前記インタフェ
    ース装置において、 前記外部インタフェースに接続されたMCUは、前記所
    定のメモリへのアクセスを他のMCUに許可し、 前記所定のメモリは、前記インタフェース装置の内部に
    設けられ、バスインタフェースを含み、1つ以上のMC
    Uが共有するバスに接続されることを特徴とするインタ
    フェース装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2に記載の前記インタフ
    ェース装置において、 前記外部インタフェースに接続されたMCUは、前記所
    定のメモリへのアクセスを他のMCUに許可し、 前記所定のメモリは、前記インタフェース装置の外部に
    設けられ、バスインタフェースを含み、1つ以上のMC
    Uが共有するバスに接続されることを特徴とするインタ
    フェース装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10の何れか1項に記載
    の前記インタフェース装置において、 前記所定のメモリは、不揮発性メモリで構成されること
    を特徴とするインタフェース装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の前記インタフェース
    装置において、 前記不揮発性メモリは、電気的にプログラム可能である
    ことを特徴とするインタフェース装置。
  13. 【請求項13】 請求項4、6、8、10の何れか1項
    に記載の前記インタフェース装置において、 前記所定のメモリは、着脱可能な携帯型メモリであるこ
    とを特徴とするインタフェース装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13の何れか1項に記載
    の前記インタフェース装置において、 前記外部インタフェースに接続されたデバイスに適切な
    ファームウェアの選択を実行するか否かを指示させるた
    めの設定キーを有し、 前記MCUは、前記設定キーにより前記選択の実行が指
    示された場合、前記所定のメモリから適切なファームウ
    ェアを選択することを特徴とするインタフェース装置。
  15. 【請求項15】 外部インタフェースに接続されたデバ
    イスに応じて所定のメモリから選択したファームウェア
    をMCUに実装させるインタフェース装置におけるファ
    ームウェアの更新方法であって、 前記外部インタフェースに接続されたデバイスを認識す
    る認識ステップと、 認識したデバイスに関して、前記所定のメモリに格納さ
    れているファームウェアのバージョン情報と前記MCU
    に実装されているファームウェアのバージョン情報とを
    比較する比較ステップと、 該比較ステップの結果、前記MCUに実装されているフ
    ァームウェアのバージョンが前記所定のメモリに格納さ
    れているファームウェアのバージョンよりも古い場合、
    前記MCUに実装されているファームウェアを前記所定
    のメモリに格納されているファームウェアで更新する更
    新ステップと、 を有することを特徴とするインタフェース装置における
    ファームウェアの更新方法。
  16. 【請求項16】 外部インタフェースに接続されたデバ
    イスに応じて所定のメモリから選択したファームウェア
    をMCUに実装させるインタフェース装置におけるファ
    ームウェアの更新方法であって、 前記所定のメモリに格納されたファームウェアが更新さ
    れたことを検知する更新検知ステップと、 更新されたファームウェアに関して、前記所定のメモリ
    に格納されているファームウェアのバージョン情報と前
    記MCUに実装されているファームウェアのバージョン
    情報とを比較する比較ステップと、 該比較ステップの結果、前記MCUに実装されているフ
    ァームウェアのバージョンが前記所定のメモリに格納さ
    れているファームウェアのバージョンよりも古い場合、
    前記MCUに実装されているファームウェアを前記所定
    のメモリに格納されているファームウェアで更新する更
    新ステップと、 を有することを特徴とするインタフェース装置における
    ファームウェアの更新方法。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16に記載の前記イン
    タフェース装置におけるファームウェアの更新方法にお
    いて、 前記更新ステップは、前記外部インタフェースに接続さ
    れたMCUが前記所定のメモリから前記ファームウェア
    を読み出して更新対象の前記MCUへ送信し、前記更新
    対象のMCUが受信したファームウェアを自己に実装す
    ることを特徴とするインタフェース装置におけるファー
    ムウェアの更新方法。
  18. 【請求項18】 請求項15又は16に記載の前記イン
    タフェース装置におけるファームウェアの更新方法にお
    いて、 前記更新ステップは、前記外部インタフェースに接続さ
    れたMCUが更新対象の前記MCUに対して前記所定の
    メモリへのアクセスを許可し、前記更新対象のMCUが
    前記所定のメモリから前記ファームウェアを読み出して
    自己に実装することを特徴とするインタフェース装置に
    おけるファームウェアの更新方法。
  19. 【請求項19】 請求項15乃至18の何れか1項に記
    載の前記インタフェース装置におけるファームウェアの
    更新方法において、 前記ファームウェアのバージョンアップを実行する指示
    を入力させる実行指示入力ステップを有し、 前記比較ステップは、前記実行指示入力ステップにおい
    て前記ファームウェアのバージョンアップを実行する指
    示が入力された場合、前記比較を行うことを特徴とする
    インタフェース装置におけるファームウェアの更新方
    法。
  20. 【請求項20】 外部インタフェースに接続されたデバ
    イスに応じて所定のメモリから選択したファームウェア
    をMCUに実装させるインタフェース装置が有するコン
    ピュータを機能させるためのプログラムであって、 請求項15乃至19の何れか1項に記載された各ステッ
    プを前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
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