JP2007310863A - 複数のコンピューターシステムの入力及び出力インターフェイスに用いられる切替え装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の技術による諸問題を解決するため、複数のコンピューターシステムの入力及び出力インターフェイスに用いられる切替え装置を提供する。
【解決手段】切替え装置は、複数のコンピューターシステムのデータ伝送インターフェイスを差し込むための複数のマスターポートと、複数の入力装置のデータ伝送インターフェイスを差し込むための複数のスレーブポートと、複数のマスターポートと複数のスレーブポートとの間に結合されるハブと、ハブに結合され、音声信号を復号する音声復号ユニットと、ハブに結合され、複数のマスターポートのうち1つを複数のスレーブポート及び音声復号ユニットに導通させるようにハブを制御する制御ユニットと、音声復号ユニットに結合され、音声復号ユニットの復号結果を出力する音声出力ポートと、を含む。
【選択図】 図2
【解決手段】切替え装置は、複数のコンピューターシステムのデータ伝送インターフェイスを差し込むための複数のマスターポートと、複数の入力装置のデータ伝送インターフェイスを差し込むための複数のスレーブポートと、複数のマスターポートと複数のスレーブポートとの間に結合されるハブと、ハブに結合され、音声信号を復号する音声復号ユニットと、ハブに結合され、複数のマスターポートのうち1つを複数のスレーブポート及び音声復号ユニットに導通させるようにハブを制御する制御ユニットと、音声復号ユニットに結合され、音声復号ユニットの復号結果を出力する音声出力ポートと、を含む。
【選択図】 図2
Description
この発明は複数のコンピューターシステムの入力及び出力インターフェイスに用いられる切替え装置に関し、特に信号伝送線と音声信号ジャックの個数を減らし、音声品質を向上させる切替え装置に関する。
コンピューターシステムでは、一組のキーボード、表示器及びマウスのみで複数のコンピューターを切り替えるためにコンピューター間切替え装置が利用されている。KVM(キーボード・ビデオ・マウス)スイッチと呼ばれるこのようなコンピューター間切替え装置を利用すれば、一組のキーボード、表示器及びマウスですべてのコンピューターを制御することが可能となる(もっとも複数のコンピューターを同時に制御するのではなく、1台ずつ制御する)。実際、現在のコンピューター間切替え装置はキーボード、表示器とマウスを切り替えるだけでなく、複数のコンピューター間で音声、ネットワーク、プリンターなどの出力インターフェイスを切り替えることもできる。コンピューター間切替え装置はキーボード、マウス、表示器、スピーカーの個数を減らし、より大きな作業空間を残す効果がある。例えば、1名のアドミニストレーターが複数のコンピューターを管理するようなネットワークサーバーまたは複数のコンピューターからなるサーバーファームでは、コンピューター間切替え装置は、一組のキーボード、マウス、表示器及びスピーカーなど入力/出力装置ですべてのコンピューターを制御することを可能にする。
従来のアナログ式コンピューター間切替え装置では、キーボード、マウス、表示器及びスピーカーのジャックをコンピューター間切替え装置につなげるため4本の信号伝送線が必要である。信号伝送線の本数を減らすべく、USB(ユニバーサルシリアルバス)回線とUSBハブを利用し、キーボードとマウス用の2本の信号伝送線を省いた設計も開発された。
図1を参照する。図1は従来のコンピューター間切替え装置10を表す説明図である。コンピューター間切替え装置10はハブ100と、アナログ音声切替え装置102と、アナログ映像切替え装置104を含む。ハブ100はUSBアップストリーム接続インターフェイスUP_USB1〜UP_USBnを介してコンピューターシステムPC1〜PCnと接続し、USBダウンストリーム接続インターフェイスDP_USB1〜DP_USBnを介してキーボード106、マウス108またはその他のUSB装置(ジョイスティック、カードリーダー、デジタルカメラなど)と接続している。コンピューター間切替え装置10は制御信号Vctに基づき、ハブ100のアップストリーム接続インターフェイスのうち1つをすべてのダウンストリーム接続インターフェイスDP_USB1〜DP_USBnに接続させ、相応のコンピューターシステムの音声と映像をアナログ音声切替え装置102とアナログ映像切替え装置104を介し、スピーカー110とモニター112に出力する。例えば、コンピューターシステムPC1を制御しようとすれば、コンピューター間切替え装置10はアップストリーム接続インターフェイスUP_USB1をすべてのダウンストリーム接続インターフェイスDP_USB1〜DP_USBnに接続させ、アナログ音声切替え装置102とアナログ映像切替え装置104を介してコンピューターシステムPC1の音声と映像をスピーカー110とモニター112に出力する。そうすると、使用者はキーボード106とマウス108でコンピューターシステムPC1を制御し、スピーカー110とモニター112でコンピューターシステムPC1に出力されたマルチメディアを再生できる。それと同じように、使用者はキーボード106とマウス108ですべてのコンピューターシステムPC1〜PCnを制御し、スピーカー110とモニター112でコンピューターシステムPC1〜PCnの音声と映像を再生できる。
言い換えれば、従来はコンピューター間切替え装置10とコンピューターシステムをUSB信号伝送線でつなげることで、キーボードとマウス用の信号伝送線を省く。USBは最大127デバイスまで接続が可能であって、ホットスワッピングとプラグ・アンドプレイにも対応しており、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、光ディスクドライブ、ジョイスティック、モデム、プリンター、磁気テープ装置、スキャナー、電話などUSB対応の周辺装置をサポートしている。しかし、キーボードとマウス用の信号伝送線の代わりにUSB信号伝送線を使用しても、音声映像信号をアナログ音声切替え装置102とアナログ映像切替え装置104に出力するためには音声信号伝送線と映像信号伝送線が依然として必要である。換言すれば、キーボード、マウス、表示器及びスピーカーのジャックをコンピューター間切替え装置10に接続するためには、コンピューターシステムPC1〜PCnはそれぞれ3本の信号伝送線を要する。コンピューターの数量が増えれば、これは回線が複雑になり、所要空間が多くなる原因となりうる。なお、コンピューターシステムPC1〜PCnのアナログ音声信号を受信するためにはアナログ音声切替え装置102に複数の音声信号ジャックを設けなければならないので、コンピューター間切替え装置10の小型化に対して支障をきたしている。のみならず、信号伝送線が長くなると音声信号の伝送率が低下し、雑音が生じやすくなる。それによって音声品質は影響される。
したがって、信号伝送線の本数が多いため、従来のコンピューター間切替え装置はコスト削減が困難であり、伝送線が長すぎて音声品質に影響するといった欠点を有する。
この発明は前述の問題を解決するため、複数のコンピューターシステムの入力及び出力インターフェイスに用いられる切替え装置を提供することを課題とする。
この発明は複数のコンピューターシステムの入力及び出力インターフェイスに用いられる切替え装置を提供する。該装置は、複数のコンピューターシステムのデータ伝送インターフェイスを差し込むための複数のマスターポートと、複数の入力装置のデータ伝送インターフェイスを差し込むための複数のスレーブポートと、複数のマスターポートと複数のスレーブポートとの間に結合されるハブと、ハブに結合され、音声信号を復号する音声復号ユニットと、ハブに結合され、複数のマスターポートのうち1つを複数のスレーブポート及び音声復号ユニットに導通させるようにハブを制御する制御ユニットと、音声復号ユニットに結合され、音声復号ユニットの復号結果を出力する音声出力ポートと、を含む。
この発明は音声復号ユニットで音声信号を復号することで、信号伝送線と音声信号ジャックの個数を減らすとともに、音声品質を向上させる。換言すれば、この発明はワイヤー及びハードウェアのコストを削減し、マルチメディアの再生効果を向上させる効果を有する。
かかる装置の特徴を詳述するために、具体的な実施例を挙げ、図示を参照して以下に説明する。
図2を参照する。図2はこの発明による切替え装置20を表す説明図である。切替え装置20は複数のコンピューターシステムの入力及び出力インターフェイス間に用いられ、マスターポートMP1〜MPnと、スレーブポートSP1〜SPnと、ハブ200と、音声復号ユニット202と、制御ユニット204と、音声出力ポート206を含む。マスターポートMP1〜MPnはコンピューターシステムのデータ伝送インターフェイスを差し込むためのものであり、スレーブポートSP1〜SPnは複数の入力装置のデータ伝送インターフェイスを差し込むためのものである。マスターポートMP1〜MPnとスレーブポートSP1〜SPnに結合されるハブ200は制御ユニット204による信号に基づき、マスターポートMP1〜MPnのうち1つをすべてのスレーブポートSP1〜SPnと音声復号ユニット202に導通させる。音声復号ユニット202はハブ200からの信号より音声信号を抽出して復号し、音声出力ポート206は音声信号を出力し、スピーカー208は音声を再生する。
言い換えれば、制御ユニット204は、マスターポートMP1〜MPnのうち1つをすべてのスレーブポートSP1〜SPnと音声復号ユニット202に導通させるようにハブ200を制御する。そうするとスレーブポートSP1〜SPnに差し込まれる入力装置は、信号をマスターポートに接するコンピューターシステムに送信し、音声復号ユニット202は、音声出力ポート206とスピーカー208を介してコンピューターシステムの音声データを出力する。
マスターポートMP1〜MPn、スレーブポートSP1〜SPn及びハブ200はUSB対応であることが望ましい。USBは最大127デバイスまで接続が可能であって、ホットスワッピングとプラグ・アンドプレイにも対応しており、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、光ディスクドライブ、ジョイスティック、モデム、プリンター、磁気テープ装置、スキャナー、電話などUSB対応の周辺装置をサポートしている。なお、スレーブポートSP1〜SPnのうち1つに結合され、当該スレーブポートを所定規格の接続ポートに変換する接続ポート変換ユニット(例えばUSB‐PS/2変換ユニットまたはUSB‐15ピンDサブ変換ユニット)を切替え装置20の外部または内部に設けることも可能である。接続ポート変換ユニットは、別々の規格のインターフェイスを有する入力装置を切替え装置20に接続することを可能にする。前記のように音声復号ユニット202で音声信号を復号する以外、音声復号ユニットと音声入力ポートを利用して音声信号を受信し、相応のコンピューターシステムに送信することも可能である。
切替え装置20の動作については図3を参照する。図3によれば、切替え装置20のマスターポートMP1〜MPnにはコンピューターシステムPC1〜PCnのデータ伝送端子PT_PC1〜PT_PCnがそれぞれ差し込まれている。データ伝送端子PT_PC1〜PT_PCnはいずれもUSB対応である。スレーブポートSP1〜SPnにはUSB対応のキーボードKB_USB、マウスMS_USBが差し込まれており、または接続ポート変換ユニット300を介してPS/2対応のキーボードKB_PS、マウスMS_PSが差し込まれている。接続ポート変換ユニット300はスレーブポートSPmに差し込むか、またはスレーブポートSPmとともにハブ200の中に統合することが可能である。音声符号化ユニット302と音声入力ポート304はマイクロフォン306からの音声信号をハブ200に送る。音声符号化ユニット302と音声復号ユニット202を同一のチップに統合することが可能である。
コンピューターシステムPC1〜PCnのうちいずれかを制御しようとする場合、まず使用者が、制御信号受信ユニット(図3では非表示)で指令を制御ユニット204に出力する。それを受けると、制御ユニット204は相応のマスターポートをスレーブポートSP1〜SPn、音声復号ユニット202と音声符号化ユニット302に結合する。そうすると、キーボードKB_USB及びマウスMS_USBまたはキーボードKB_PS及びマウスMS_PSでコンピューターシステムを制御し、スピーカー208で音声信号を再生し、且つマイクロフォン306で音声信号を入力することが可能となる。もっとも、その他の入力または出力装置(ジョイスティック、プリンターなど)をスレーブポートSP1〜SPnに差し込むことも可能である。
したがって図3では、コンピューターシステムPC1〜PCnは、それぞれ1本の信号伝送線を介して複数の入力装置(キーボード、マウス、ジョイスティックなど)から信号を受信し、同時に信号を複数の出力装置(スピーカー、プリンターなど)に出力する。換言すれば、この発明は信号伝送線の本数を減らしてコストを削減する効果を有する。なお、切替え装置20にアナログ音声切替え装置を設ける必要がなくなったので、音声信号を受信するための音声信号ジャックを省いて、切替え装置20を小さくすることができる。最も重要なことは、デジタル音声信号は0と1からなるビットのシーケンスであり、それを復調または復号すれば本来に近い音声効果が得られるため、スピーカー208の出力品質は伝送線の長さにより影響されることがない。
図1のコンピューター間切替え装置10では、アナログ音声信号をアナログ音声切替え装置102に送るためコンピューターごとに1本の音声信号伝送線が必要である。それに対して、この発明による切替え装置20では、音声復号ユニット202で音声信号をUSB信号に統合することで所要の信号伝送線と音声信号ジャックを省き、伝送線の長さが音声品質に影響しないように従来の技術を改良した。なお、従来のコンピューター間切替え装置10と同じように、切替え装置20にアナログ映像切替え装置を設けアナログ映像のソースを切り替えることも可能である。もっともこれはこの発明の重要な点ではないので、ここで関連する説明を省略とする。
以上はこの発明に好ましい実施例であって、この発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この発明の精神の下においてなされ、この発明に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの発明の特許請求の範囲に属するものとする。
この発明は音声復号ユニットで音声信号を復号することで、信号伝送線と音声信号ジャックの個数を減らすとともに、音声品質を向上させる。
10 コンピューター間切替え装置
100、200 ハブ
102 アナログ音声切替え装置
104 アナログ映像切替え装置
106、KB_USB、KB_PS キーボード
108、MS_USB、MS_PS マウス
110、208 スピーカー
112 モニター
20 切替え装置
202 音声復号ユニット
204 制御ユニット
206 音声出力ポート
300 接続ポート変換ユニット
302 音声符号化ユニット
304 音声入力ポート
306 マイクロフォン
MP1〜MPn マスターポート
PT_PC1〜PT_PCn データ伝送端子
SP1〜SPn スレーブポート
UP_USB1〜UP_USBn、DP_USB1〜DP_USBn 接続インターフェイス
100、200 ハブ
102 アナログ音声切替え装置
104 アナログ映像切替え装置
106、KB_USB、KB_PS キーボード
108、MS_USB、MS_PS マウス
110、208 スピーカー
112 モニター
20 切替え装置
202 音声復号ユニット
204 制御ユニット
206 音声出力ポート
300 接続ポート変換ユニット
302 音声符号化ユニット
304 音声入力ポート
306 マイクロフォン
MP1〜MPn マスターポート
PT_PC1〜PT_PCn データ伝送端子
SP1〜SPn スレーブポート
UP_USB1〜UP_USBn、DP_USB1〜DP_USBn 接続インターフェイス
Claims (11)
- 複数のコンピューターシステムの入力及び出力インターフェイスに用いられる切替え装置であって、
複数のコンピューターシステムのデータ伝送インターフェイスを差し込むための複数のマスターポートと、
複数の入力装置のデータ伝送インターフェイスを差し込むための複数のスレーブポートと、
複数のマスターポートと複数のスレーブポートとの間に結合されるハブと、
ハブに結合され、音声信号を復号する音声復号ユニットと、
ハブに結合され、複数のマスターポートのうち1つを複数のスレーブポート及び音声復号ユニットに導通させるようにハブを制御する制御ユニットと、
音声復号ユニットに結合され、音声復号ユニットの復号結果を出力する音声出力ポートと、を含むことを特徴とする切替え装置。 - 前記複数のマスターポートのうち1つがUSB対応であることを特徴とする請求項1記載の切替え装置。
- 前記複数のスレーブポートのうち1つがUSB対応であることを特徴とする請求項1記載の切替え装置。
- 前記切替え装置は更に、複数のスレーブポートのうち1つに結合され、当該スレーブポートを所定規格の接続ポートに変換させる接続ポート変換ユニットを含むことを特徴とする請求項1記載の切替え装置。
- 前記所定規格の接続ポートはPS/2対応の装置を差し込むためのものであることを特徴とする請求項4記載の切替え装置。
- 前記所定規格の接続ポートはジョイスティックを差し込むためのものであることを特徴とする請求項4記載の切替え装置。
- 前記複数の入力装置はキーボードとマウスを含むことを特徴とする請求項1記載の切替え装置。
- 前記切替え装置は更に、
音声信号を受信する音声入力ポートと、
音声入力ポートとハブに結合され、音声入力ポートに受信された信号を所定規格のパケットに符号化してハブに送信する音声符号化ユニットと、を含むことを特徴とする請求項1記載の切替え装置。 - 前記制御ユニットは更に複数のマスターポートのうち1つを音声符号化ユニットに導通させることを特徴とする請求項8記載の切替え装置。
- 前記音声符号化ユニットは前記音声復号ユニットの中に統合されていることを特徴とする請求項8記載の切替え装置。
- 前記切替え装置は更に、制御ユニットに結合され、使用者に入力された制御信号を受信して制御ユニットに送信する制御信号受信ユニットを含むことを特徴とする請求項1記載の切替え装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US76753006A | 2006-05-19 | 2006-05-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007310863A true JP2007310863A (ja) | 2007-11-29 |
Family
ID=38843621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006290301A Pending JP2007310863A (ja) | 2006-05-19 | 2006-10-25 | 複数のコンピューターシステムの入力及び出力インターフェイスに用いられる切替え装置 |
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2006
- 2006-10-25 JP JP2006290301A patent/JP2007310863A/ja active Pending
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