JP2003344977A - 写真フイルムカートリッジ - Google Patents

写真フイルムカートリッジ

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JP2003344977A
JP2003344977A JP2002156932A JP2002156932A JP2003344977A JP 2003344977 A JP2003344977 A JP 2003344977A JP 2002156932 A JP2002156932 A JP 2002156932A JP 2002156932 A JP2002156932 A JP 2002156932A JP 2003344977 A JP2003344977 A JP 2003344977A
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cartridge
light
film
film cartridge
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JP2002156932A
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Hirokatsu Chuma
弘勝 中馬
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクルが容易な写真フイルムカートリッ
ジを提供する。 【解決手段】 写真フイルムカートリッジは、樹脂製の
ホルダー容器16と、このホルダー容器16の背面を覆
う遮光蓋18とから構成される。ホルダー容器16は、
パトローネを収容するパトローネ室20、パトローネ室
20から予め引き出されたロール状にされた未露光フイ
ルムを収納するフイルムロール室22、及び露光用開口
26を備えている。ホルダー容器16と遮光蓋18に
は、露光用開口26とフイルムロール室22の間に、遮
光部材であるテレンプ30がそれぞれ、後に分離できる
強度で溶着されている。遮光蓋18には、テレンプ30
が溶着されている場所よりもフイルムロール室側に、溝
18aが設けられており、この溝18aを回転中心にし
て遮光蓋18が開放される。遮光蓋18が開放されるこ
とにより、テレンプ30を容易に取り出すことが可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに装填して
使用される写真フイルムカートリッジに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】製造時に予めフイルムが装填されたレン
ズ付きフイルムユニットは、すぐに写真撮影ができ、そ
の操作も簡単であることから一般に広く利用されてい
る。レンズ付きフイルムユニットは使用後メーカーによ
って回収され、機能ユニット単位あるいは部品単位で検
査を行ってリユースしたり、また原材料としてのリサイ
クルを行っている。ところが、最近のレンズ付きフイル
ムユニットには信頼性を高めるために様々な改良が加え
られており、新たにフイルムを装填すればそのままでも
使用できるものが少なくない。
【0003】このような背景から、レンズ付きフイルム
ユニットをユーザーが簡単にフイルム交換できる一般の
簡易型カメラとして製品化する試みがなされている。フ
イルム交換が可能な一般のカメラとしては、135フイ
ルム、APSフイルムを装填するものが広く普及してお
り、現像所における後処理のシステムも整備され、効率
的かつローコストでプリントサービスが提供できるよう
になっている。また、レンズ付きフイルムユニットに使
い慣れたユーザに対してフイルム交換操作に煩わしさを
感じさせない2軸方式の写真フイルムカートリッジが知
られており、2軸方式の写真フイルムカートリッジはフ
イルム供給室とフイルム巻き取り室とを備え、フイルム
の巻き戻し操作や予備巻上げ操作を必要としないため有
効である。
【0004】2軸方式の写真フイルムカートリッジとし
ては、特開昭63−199350号公報に記載されてい
る写真フイルムカートリッジのように、カートリッジに
135フイルムを収納するものが知られており、一般に
普及している現像機で手間を掛けずに現像処理を行うこ
とが可能である。また、実公平2−136247号広報
に記載されてる写真フイルムカートリッジのように、露
光開口部とフイルムロール室との間に、遮光リボンを設
置することにより、フイルムロール室の遮光を確保し
て、未露光フイルムが感光することを防ぐことが知られ
ている。
【0005】前述したような写真フイルムカートリッジ
は、一般消費者により写真撮影された後、現像するため
に現像所に持ち込まれ、カートリッジからパトローネの
みが取り出される。パトローネは通常の現像処理に回さ
れ、写真フイルムカートリッジは、現像所もしくはメー
カにて廃棄処分されることが多い。
【0006】しかし、このような写真フイルムカートリ
ッジは、リサイクルされることが望まれおり、原材料と
してリサイクルする場合には、樹脂製のカートリッジ本
体と樹脂製部品でないものを分ける必要がある。カート
リッジ部品の中には、樹脂製部品でないものが2点あ
り、135フイルムと遮光リボンである。135フイル
ムは現像所にて抜き取られるため、リサイクル上問題に
ならないが、ナイロン基材の繊維を使用している遮光リ
ボンについては、カートリッジ回収後にも空きカートリ
ッジ内に存在しており、カートリッジ本体の樹脂製のケ
ース部材と遮光リボンが混在する状態でのリサイクルは
困難であった。
【0007】また、カートリッジ本体のケース部材に
は、ポリスチレン樹脂等の材料が使用されているが、遮
光リボンをケース部材と同質の材料にて形成することに
より、原材料としてのリサイクル性を向上することも考
えられている。しかし、遮光リボンをポリスチレン基材
の繊維で構成した場合には、従来遮光リボンとして使用
されているテレンプのパイル立毛部に比べて材質が硬い
ために、フイルム表面に損傷を与える可能性があり、さ
らに遮光リボンをポリスチレン基材の繊維で構成した場
合には、一般的ではないために安定した製造に不安があ
り、採用するのは困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記背景を考
慮してなされたもので、原材料としてのリサイクルが容
易な写真フイルムカートリッジを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
カメラに装填して使用される本発明の写真フイルムカー
トリッジは、写真フイルムカートリッジのケース部材に
開放部を有し、前記開放部を開放することにより、ケー
ス部材の内部に溶着され、露光用開口からフイルムロー
ル室に光が侵入することを防止する遮光部材を取り出せ
ることを特徴とする。
【0010】また、本発明の写真フイルムカートリッジ
は、複数のケース部材で構成されており、前記複数のケ
ース部材の少なくともどちらか一方のケース部材に開放
部を有し、開放部を開放することにより写真フイルムカ
ートリッジの内部部品である遮光部材を取り出せること
を特徴とする。
【0011】さらに、露光用開口からフイルムロール室
に光が侵入することを防止する遮光部材を有し、複数の
ケース部材の少なくとも1個のケース部材に遮光部材が
溶着されていることを特徴とする。
【0012】ケース部材の遮光部材が設置される面は、
写真フイルム給送方向の前方側に向かって狭くなるクサ
ビ形状の溝になっていることを特徴とする。
【0013】ケース部材と遮光部材は熱可塑性部材であ
り、2点以上のスポット列で超音波溶着により接合さ
れ、ケース部材から遮光部材を剥がすのに要する力は2
5N以下であることを特徴とする。
【0014】スポット列は、写真フイルム給送方向に対
して後方側に位置することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】写真フイルムカートリッジ10
は、本発明を実施した第1の実施例であり、図1は、写
真フイルムカートリッジ10の外観図である。カートリ
ッジ本体11を分解した状態を示す図2において、この
写真フイルムカートリッジ10は、国際標準規格(IS
O1007−1979)で規格化された135フイルム
12及びパトローネ14を収納するために用いられてい
る。カートリッジ本体11は、樹脂製のホルダー容器1
6と、このホルダー容器16の背面を覆う遮光蓋18と
からなる。ホルダー容器16は樹脂製の一体形成品とし
て作成され、135フイルム12の一端をパトローネ軸
14aに接続したパトローネ14を収納するパトローネ
室20と、パトローネ14から予め引き出されロール状
にされた未露光フイルム12aを収納するフイルムロー
ル室22と、これらの間の135フイルム12に展延部
分12bを形成するためのブリッジ部24とを備えてい
る。ブリッジ部24には、フイルム展延部分12bを1
コマ分露光させるための露光用開口26が形成されてい
る。また、遮光蓋18には、後述するテレンプよりフイ
ルムロール室側に溝18a設けられている。
【0016】フイルムロール室22と露光用開口26の
間には、遮光手段としてテレンプ30がフイルム12を
挟んで2部材配置されている。このテレンプ30は、パ
イル立毛部30aと基布30bで構成されており、基布
30bの裏面がホルダー容器16及び遮光蓋18にそれ
ぞれ溶着されている。このテレンプ30は、フイルムロ
ール室22内の未露光フイルム12aが、露光用開口2
6からの光によって感光されることを防ぐ遮光手段とし
て用いられている。
【0017】前記パトローネ室20には開口28が設け
られており、この開口28は、パトローネ14及び13
5フイルム12をホルダー容器16に対して縦軸方向に
装填することによってパトローネ軸14aを外部に露出
させるためのものである。
【0018】図3は、前述したように、ホルダー容器1
6及び遮光蓋18に配置されているテレンプ30の溶着
部分の断面図である。ホルダー容器16及び遮光蓋18
のテレンプ30が配置される部分は、図3に示すように
フイルム12の給送方向に対して、後方側に向かって深
く掘り下げられているテ−パ状の溝40が形成されてお
り、クサビ状の構造を形成している。また、ホルダー容
器16、遮光蓋18、及びテレンプ30は、熱可塑性部
材であり、テレンプ30は、後述するように超音波溶着
機により、フイルム給送方向に対して後方側の溶着部4
1にて溶着される。これにより、テレンプ30はフイル
ム給送に対して捲れ難くなり、さらにテレンプ30を手
で剥がす場合には、溶着していない側をつまむことによ
り容易に剥がせる構造となる。また、2つのテレンプの
うち組立時に下側になり固定が不要であれば、上側のテ
レンプのみ溶着させれば良い。
【0019】図4は、ホルダー容器16の溝40にテレ
ンプ30を溶着部41に溶着する方法を示してる。溶着
方法は、特開平5−197083号公報に記載されてい
るような従来の超音波平面溶着ではなく、スポット超音
波溶着により行う。超音波溶着は、熱可塑性素材を溶着
するのに有効な技術で、周波数20kHz以上の超音波
エネルギーをホーンと呼ばれる共鳴体から超音波振動を
被加熱物に伝え、強力な摩擦熱を発生させ溶着する方法
である。図4に示すように本実施例の溶着機42のホー
ン42aには、先端が1mm程度の円錐状の突起部42
bが8個設けられており、溶着機42をテレンプ30に
押下することにより、8個のスポット列にて、テレンプ
30がホルダー容器16に超音波溶着される。溶着強度
は、人の手で捲って剥がしやすい25N以下とする。ま
た、ホーン42aに設けられた8個の突起部42bは、
先端が1mm程度にしたので、パイル30の立毛部30
aは、押し潰されたり、押し倒されたりすることが少な
い。また、遮光蓋18にテレンプ30を溶着する場合
も、同様に行う。
【0020】上述したように構成された第1の実施例で
ある写真フイルムカートリッジ10は、現像所にて撮影
済みのパトローネ14が取り出された後、メーカーにて
回収される。メーカーは、リサイクルのために、樹脂製
ではないテレンプ30を写真フイルムカートリッジ10
から取り出す必要がある。図5は、テレンプ30を取り
出す際の写真フイルムカートリッジ10の状態を示して
いる。遮光蓋18は、その上面に設けられた溝18aを
回転中心として開放される。2枚のテレンプ30は、前
述したようにフイルムロール室22側のみ超音波溶着さ
れており、溶着強度も25N以下であるので、人間の手
で捲られて容易に剥がされる。
【0021】図6は、本発明の写真フイルムカートリッ
ジの第2の実施例であり、第1の実施例との相違は、着
脱可能な遮光リボンユニット45を設けることにより、
遮光手段であるテレンプをホルダー容器及び遮光蓋に溶
着する手間をなくし、テレンプの着脱を容易にしたこと
である。図6に示すように、遮光リボンユニット45
は、前側リボンホルダー46と2枚のテレンプ47と後
側リボンホルダー48により構成されている。前側リボ
ンホルダー46には、テレンプ47を配置するテレンプ
配置部46aと、2つの嵌合部46bが設けられてい
る。後側リボンホルダー48は、前側リボンホルダー4
6の2つの嵌合部46bに嵌め合わされる2つの突起部
48aと、遮光蓋49に設けられた2つの嵌合穴49b
に嵌め合わされる2つの突起部48bが設けられてい
る。また、遮光蓋49には、前述した2つの嵌合穴49
aを結ぶ方向に沿って溝49bが刻まれている。遮光リ
ボンユニット43は、以下に説明するようにセットされ
る。
【0022】前側リボンホルダー46のテレンプ配置部
46aに、図示せぬ135フイルムを2枚の遮光用のテ
レンプ47で挟み込むように、テレンプ47の表面を内
側にして、重ね合わせて設置する。その後、後側リボン
ホルダー48の2つの突起部48aが前側リボンホルダ
ー46の2つの嵌合部46bに嵌め合わすことにより、
遮光リボンユニット45がセットされる。セットされた
遮光リボンユニット45は、ホルダー容器44の遮光リ
ボンユニット設置位置44aに嵌め込まれる。その後、
遮光蓋49の2つの嵌合穴49aと遮光リボンユニット
45の後側リボンホルダー48の2つの突起部48bが
嵌め合わされることにより、写真フイルムカートリッジ
43にセットされる。
【0023】第2の実施例の写真フイルムカートリッジ
43は、ホルダー容器44から遮光蓋49を取り外した
後、溝49bを回転中心として遮光蓋49を折り曲げた
際に遮光蓋49から遮光リボンユニット45が脱落する
構造となっており、遮光用のテレンプ47を引っ張らず
に写真フイルムカートリッジ43からテレンプ47を取
り出すことが可能である。
【0024】このように構成された写真フイルムカート
リッジは、以下に説明するように使用される。図7は、
本発明の写真フイルムカートリッジ10及び43を用い
るカメラ50の外観図である。カメラボディ51の背面
上部にはフイルム巻き上げを行うためのフイルム送りノ
ブ52が設けられている。カメラボディ51の上面には
シャッタボタン53と前記フイルム送りノブ52に連動
して回転するカウンタ板を観察するための表示窓54が
設けられている。また、カメラボディ51の底面には、
開閉自在の底蓋55が設けられている。詳しくは後述す
るが、写真フイルムカートリッジはこの底蓋55を開閉
することにより出し入れが行われる。
【0025】写真フイルムカートリッジ10及び43
は、図8に示すようにカメラ50に挿入され、以下に説
明するように使用される。フイルム送りノブ52には、
カメラボディ内部で計尺用ギアが噛合しており、この計
尺用ギアが一定角度回転することによって、表示窓54
内でフイルムカウンタ円板が1歩進むとともに巻き止め
機構が作動してフイルム送りノブ52の回転操作がロッ
クされる。また計尺用ギアが前記一定角度回転する間
に、次回の撮影のためのシャッタコッキングが行われ
る。以後は、シャッタボタン53の押下操作と、フイル
ム送りノブ52の回転操作を交互に行って順次撮影を行
っていくことができ、撮影済みのフイルムは順次パトロ
ーネ14に巻き込まれるようになる。
【0026】写真フイルムカートリッジ10及び43
は、図2に示すように、展延部12bにある1コマ分の
135フイルム12は露光用開口26からの光によって
感光されているため撮影に使用することはできないが、
テレンプ30によってフイルムロール室22内の未露光
フイルム12aは遮光されている。このため、このフイ
ルム装填操作は、戸外や明室で行うことができる。フイ
ルム装填操作後、底蓋55を閉じて展延部分12bにあ
った感光済みの135フイルム12をフイルム送りノブ
52の回転操作によってパトローネ14に巻き込むと撮
影準備が完了する。
【0027】全コマに撮影を終え、最終コマのフイルム
巻き上げを行った後は、図8に示すように底蓋55を開
放して写真フイルムカートリッジ10、43を取り出
す。撮影済みのフイルムは全てパトローネ14に巻き込
まれているから、写真フイルムカートリッジ10、43
の取り出しは装填時と同様に戸外や明室で行うことも可
能である。
【0028】撮影が終了した写真フイルムカートリッジ
10及び43は、図8に示すようにカメラ50から取り
出され、一般消費者である撮影者により、現像取扱店に
提出される。現像取扱店に集められた写真フイルムカー
トリッジ10、43は現像所に送られる。写真フイルム
カートリッジ10及び43は、現像所にてパトローネ1
4のみが取り出される。
【0029】この後、上記パトローネ14は他のカメラ
で使用されたパトローネと同様に扱われ、従来通りの現
像・プリント工程に送られる。135フイルム12は現
在一般に広く普及しており、現像所における後処理のシ
ステムも整備され、効率的かつローコストでプリントサ
ービスが提供できるようになっている。そして現像・プ
リントによって得られた現像済みフイルム及びプリント
写真は撮影者に返却される。
【0030】パトローネ14が取り出された写真フイル
ムカートリッジ10及び43は、メーカーにて回収され
る。第1の実施例の写真フイルムカートリッジ10の場
合には、図5のように、遮光蓋18が溝18aを回転中
心として開放されて、前述したようにフイルムロール室
22側のみ超音波溶着されているので、人間の手で捲る
ことにより、テレンプ30が取り外される。
【0031】また、第2の実施例の写真フイルムカート
リッジ43の場合には、現像所にてホルダー容器44か
ら取り外された遮光蓋49は、図6に示すように、溝4
9aを回転中心として折り曲げられ、遮光リボンユニッ
ト45が、遮光蓋49から取り外される。その後、遮光
リボンユニット45を分解することにより、テレンプ4
7が取り出される。
【0032】上述のように取り外されたテレンプ30及
び47は、廃棄処分される。また、テレンプ30及び4
7が取り外された写真フイルムカートリッジ10及び4
3は、メーカーにて原材料としてリサイクルされる。ま
た、テレンプ47が取り外された遮光リボンユニット4
5も原材料としてリサイクルすることが可能である。
【0033】さらに、写真フイルムカートリッジ10及
び43は、原材料としてリサイクルせずに、テレンプの
みを新しいものに交換して再利用することも可能であ
る。また、第1の実施例のテレンプ30及び第2の実施
例の遮光リボンユニット45は、現像所にて取り外され
て廃棄処分するようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】上述のように、本発明の写真フイルムカ
ートリッジは、現像所にてパトローネが取り出された
後、メーカーに回収される。遮光手段としてのテレンプ
が容易に取り外せる構造にしたので、メーカーは、手間
を掛けずにテレンプを写真フイルムカートリッジから取
り外し、樹脂製のカートリッジ本体とパトローネを分離
することが可能であり、原材料としてのリサイクルを容
易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の写真フイルムカートリ
ッジの外観図である。
【図2】図1の写真フイルムカートリッジを分解して示
す斜視図である。
【図3】写真フイルムカートリッジに溶着される遮光部
材のテレンプの溶着部の詳細断面図である。
【図4】遮光部材のテレンプの溶着方法を示す斜視図で
ある。
【図5】第1の実施例の写真フイルムカートリッジの遮
光板を開放した状態を示す斜視図である。
【図6】第2の実施例の写真フイルムカートリッジを分
解した状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の写真フイルムカートリッジを使用する
カメラの外観斜視図である。
【図8】図7のカメラから本発明の写真フイルムカート
リッジを出し入れしている状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 写真フイルムカートリッジ 11 カートリッジ本体 12 135フイルム 14 パトローネ 18 遮光蓋 18a 溝 20 パトローネ室 22 フイルムロール室 24 ブリッジ部 26 露光用開口 30 テレンプ 43 写真フイルムカートリッジ 44 ホルダー容器 45 遮光リボンユニット 46 前側リボンホルダー 46a テレンプ配置部 46b 嵌合部 47 テレンプ 48 後側リボンホルダー 48a 突起部 48b 突起部 49 遮光蓋 49a 嵌合穴 49b 溝 50 カメラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに装填して使用される写真フイル
    ムカートリッジにおいて、 前記写真フイルムカートリッジのケース部材に開放部を
    有し、前記開放部を開放することにより、前記ケース部
    材の内部に溶着され、露光用開口からフイルムロール室
    に光が侵入することを防止する遮光部材を取り出せるこ
    とを特徴とする写真フイルムカートリッジ。
  2. 【請求項2】 カメラに装填して使用される写真フイル
    ムカートリッジにおいて、 前記写真フイルムカートリッジは、複数のケース部材で
    構成されており、前記複数のケース部材の少なくとも1
    個のケース部材に開放部を有し、 前記開放部を開放することにより前記写真フイルムカー
    トリッジの内部部品である遮光部材を取り出せることを
    特徴とする写真フイルムカートリッジ。
  3. 【請求項3】 露光用開口からフイルムロール室に光が
    侵入することを防止する前記遮光部材を有し、前記複数
    のケース部材の少なくとも1個のケース部材に前記遮光
    部材が溶着されていることを特徴とする請求項2記載の
    写真フイルムカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ケース部材に前記遮光部材が溶着さ
    れる面は、写真フイルム給送方向の前方側に向かって狭
    くなるクサビ形状の溝になっていることを特徴とする請
    求項1または請求項3記載の写真フイルムカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 前記ケース部材と前記遮光部材は熱可塑
    性部材であり、2点以上のスポット列で超音波溶着によ
    り接合され、前記ケース部材から前記遮光部材を剥がす
    のに要する力は25N以下であることを特徴とする請求
    項1または請求項3または請求項4記載の写真フイルム
    カートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記スポット列は、写真フイルム給送方
    向に対して後方側に位置することを特徴とする請求項5
    記載の写真フイルムカートリッジ。
JP2002156932A 2002-05-30 2002-05-30 写真フイルムカートリッジ Pending JP2003344977A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503569A (ja) * 2005-07-22 2009-01-29 メディアポッド エルエルシー 媒体記憶容量を増加するためのシステム、装置、および方法

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