JP2003344275A - 全反射光を利用した測定装置の検体カップホルダ - Google Patents

全反射光を利用した測定装置の検体カップホルダ

Info

Publication number
JP2003344275A
JP2003344275A JP2002155216A JP2002155216A JP2003344275A JP 2003344275 A JP2003344275 A JP 2003344275A JP 2002155216 A JP2002155216 A JP 2002155216A JP 2002155216 A JP2002155216 A JP 2002155216A JP 2003344275 A JP2003344275 A JP 2003344275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample cup
holder
dielectric block
flange
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002155216A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kunuki
義幸 九貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2002155216A priority Critical patent/JP2003344275A/ja
Publication of JP2003344275A publication Critical patent/JP2003344275A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Measuring Cells (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全反射光を利用した測定装置の、特に多数の
検体ウエルを備えた細長い誘電体ブロックからなる検体
カップを簡単に、繰返し位置精度良く、かつ高度に安定
的に固定するのに好適な検体カップホルダを提供する。 【解決手段】 誘電体ブロック21の検体ウエル23を
上方に臨ませる透孔33、および誘電体ブロック21の
平坦な上面を受ける下側受け面を備えたホルダ本体31
と、誘電体ブロック21の左右フランジ24,25をそ
れぞれ押圧して、検体カップ20をホルダ本体31の下
側受け面の所定位置に位置決めするスライド部材36,
37とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面プラズモンの
発生を利用して試料中の物質を定量分析する表面プラズ
モン共鳴測定装置等の、全反射光を利用した測定装置に
用いられる検体カップを所定位置に保持するための検体
カップホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属中においては、自由電子が集団的に
振動して、プラズマ波と呼ばれる粗密波が生じる。そし
て、金属表面に生じるこの粗密波を量子化したものは、
表面プラズモンと呼ばれている。
【0003】従来より、この表面プラズモンが光波によ
って励起される現象を利用して、試料中の物質を定量分
析する表面プラズモン共鳴測定装置が種々提案されてい
る。そして、それらの中で特に良く知られているものと
して、 Kretschmann配置と称される系を用いるものが挙
げられる(例えば特開平6−167443号公報参
照)。
【0004】上記の系を用いる表面プラズモン共鳴測定
装置は基本的に、例えばプリズム状に形成された誘電体
ブロックと、この誘電体ブロックの一面に形成されて試
料に接触せしめられる金属膜と、光ビームを発生させる
光源と、上記光ビームを誘電体ブロックに対して、該誘
電体ブロックと金属膜との界面で全反射条件が得られ、
かつ表面プラズモン共鳴条件を含む種々の入射角が得ら
れるように射させる光学系と、上記界面で全反射した光
ビームの強度を測定して表面プラズモン共鳴の状態、つ
まり全反射減衰の状態を検出する光検出手段とを備えて
なるものである。
【0005】上述のように種々の入射角を得るために
は、比較的細い光ビームを入射角を変えて上記界面に入
射させてもよいし、あるいは光ビームに種々の角度で入
射する成分が含まれるように、比較的太い光ビームを上
記界面に収束光状態であるいは発散光状態で入射させて
もよい。前者の場合は、入射した光ビームの入射角の変
化にしたがって反射角が変化する光ビームを、上記反射
角の変化に同期して移動する小さな光検出器によって検
出したり、反射角の変化方向に沿って延びるエリアセン
サによって検出することができる。一方後者の場合は、
種々の反射角で反射した各光ビーム成分を全て受光でき
る方向に延びるエリアセンサによって検出することがで
きる。
【0006】上記構成の表面プラズモン測定装置におい
て、光ビームを金属膜に対して全反射角以上の特定入射
角θSPで入射させると、この金属膜に接している試料
中に電界分布をもつエバネッセント波が生じ、このエバ
ネッセント波によって金属膜と試料との界面に表面プラ
ズモンが励起される。エバネッセント光の波数ベクトル
が表面プラズモンの波数と等しくて波数整合が成立して
いるとき、両者は共鳴状態となり、光のエネルギーが表
面プラズモンに移行するので、誘電体ブロックと金属膜
との界面で全反射した光の強度が鋭く低下する。この光
強度の低下は、一般に上記光検出手段により暗線として
検出される。
【0007】なお、上記の共鳴は、入射ビームがp偏光
のときにだけ生じる。したがって、光ビームがp偏光で
入射するように予め設定しておく必要がある。
【0008】この全反射減衰(ATR)が生じる入射角
θSPから表面プラズモンの波数が分かると、試料の誘
電率が求められる。すなわち表面プラズモンの波数をK
SP、表面プラズモンの角周波数をω、cを真空中の光
速、εとεをそれぞれ金属、試料の誘電率とす
ると、以下の関係がある。
【0009】
【数1】 試料の誘電率εが分かれば、所定の較正曲線等に基
づいて試料中の特定物質の濃度が分かるので、結局、上
記反射光強度が低下する入射角(全反射減衰角)θSP
を知ることにより、試料中の特定物質を定量分析するこ
とができる。
【0010】また、全反射減衰(ATR)を利用する類
似のセンサとして、例えば「分光研究」第47巻、第1
号(1998)の第21〜23頁および第26〜27頁
に記載がある漏洩モードセンサも知られている。この漏
洩モードセンサは基本的に、例えばプリズム状に形成さ
れた誘電体ブロックと、この誘電体ブロックの一面に形
成されたクラッド層と、このクラッド層の上に形成され
て、試料に接触させられる光導波層と、光ビームを発生
させる光源と、上記光ビームを上記誘電体ブロックに対
して、該誘電体ブロックとクラッド層との界面で全反射
条件が得られ、かつ光導波層での導波モードの励起によ
る全反射減衰が生じ得るように種々の角度で入射させる
光学系と、上記界面で全反射した光ビームの強度を測定
して導波モードの励起状態、つまり全反射減衰状態を検
出する光検出手段とを備えてなるものである。
【0011】上記構成の漏洩モードセンサにおいて、光
ビームを誘電体ブロックを通してクラッド層に対して全
反射角以上の入射角で入射させると、このクラッド層を
透過した後に光導波層においては、ある特定の波数を有
する特定入射角の光のみが導波モードで伝搬するように
なる。このようにして導波モードが励起されると、入射
光のほとんどが光導波層に取り込まれるので、上記界面
で全反射する光の強度が鋭く低下する全反射減衰が生じ
る。そして導波光の波数は光導波層の上の試料の屈折率
に依存するので、全反射減衰が生じる上記特定入射角を
知ることによって、試料の屈折率や、それに関連する試
料の特性を分析することができる。
【0012】なお、表面プラズモンセンサもしくは漏洩
モードセンサなどの全反射を利用した測定装置として
は、光を界面に全反射条件が得られる入射角で入射さ
せ、その光によるエバネッセント波の発生により、界面
で全反射した光の状態の変化を測定することにより被測
定物質の特性分析等を行なうに際して、前述の全反射減
衰を生じる特定入射角の測定をする装置のほか、複数の
光ビームを界面に入射させ、各波長毎の全反射減衰の程
度を検出する装置、あるいは、光ビームを界面に入射さ
せるとともに、この光ビームの一部を、界面入射前に分
割し、この分割した光ビームを界面で反射した光ビーム
と干渉させて、該干渉の状態を測定する装置等、種々の
タイプがある。
【0013】上記の系を用いる従来の表面プラズモンセ
ンサや漏洩モードセンサにおいて、実用上は、検体に接
触させる薄膜層を測定毎に交換する必要がある。そこで
従来は、この薄膜層を平坦な板状の誘電体ブロックに固
定し、それとは別に前記全反射を生じさせるための光カ
ップラーとしてのプリズム状誘電体ブロックを設け、こ
の後者の誘電体ブロックの一面に前者の誘電体ブロック
を一体化するという手法が採用されていた。そのように
すれば、後者の誘電体ブロックは光学系に対して固定と
しておき、前者の薄膜層が固定された平板状誘電体ブロ
ックを測定チップとして、この測定チップのみを試料毎
に交換することが可能となる。
【0014】しかしながら、この交換可能とされた従来
の測定チップを用いる場合は、平板状誘電体ブロックと
プリズム状誘電体ブロックとの間に空隙が生じて屈折率
が不連続となることを防止するため、それら両誘電体ブ
ロックを屈折率マッチング液を介して一体化する必要が
生じる。そのようにして両誘電体ブロックを一体化する
作業は非常に煩雑であり、そのため、この従来の測定チ
ップは、測定に際しての取扱い性が良くない。特に、測
定チップをターレット等の上に自動装填し、このターレ
ットを回転させることにより、測定チップを光ビームを
受ける測定位置に自動供給して測定を自動化するような
場合は、測定チップの装填、取外しに手間取り、それが
自動測定の能率向上を妨げる原因となりやすい。
【0015】そこで、図18に概念的に示すような表面
プラズモン共鳴測定装置が提案されている。この表面プ
ラズモン共鳴測定装置は、検体カップ10を保持するホ
ルダ8と、測定用の光ビーム(レーザービーム)2を発
生させる半導体レーザー等のレーザー光源1と、入射光
学系を構成する集光レンズ3と、光検出器4と、この光
検出器4の出力信号Sを受けて処理を行なう信号処理部
5とを備えている。
【0016】上記検体カップ10は、例えば倒立截頭四
角錐柱形状の誘電体ブロック11の上面に開口し、かつ
下方に向かって次第に径が縮小する断面円形の検体ウエ
ル13を備えており、検体ウエル13の底面11aに
は、金属膜12が蒸着により被着され、この金属膜12
上に例えば液体の検体15が蓄えられる。また誘電体ブ
ロック11の検体ウエル13の下方部分の4つの側面の
うちの対向する2面がそれぞれ光入射端面11b、光出
射端面11cとされている。
【0017】上記検体カップホルダ8は、検体カップ1
0の外側面形状と近似させた4つの内壁面を有する保持
穴8aを備え、この保持穴8aに検体カップ10を上方
から挿入し、必要に応じてガイド部材で保持する方法を
採っている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な検体カップホルダ8には下記のような種々の問題があ
る。すなわち、 (1) 保持穴8aを極めて精密に加工する必要があるの
で、加工コストが膨大になる。しかしながら、精密に加
工しても、検体カップ10と、4面を有する保持穴8a
とを完全に一致させることはできないから、 (2) 検体カップ10と保持穴8aとの不一致により検体
カップ10の位置がずれて安定せず、測定精度が低下す
る。 (3) 繰り返し着脱する際、位置再現性が悪い。 (4) 検体カップ10と保持穴8aの形状のばらつきによ
り検体カップ10の位置が一定とならない。 (5) 検体の蒸発防止蓋等の付帯機構を取り付けるのが困
難である。 (6) 検体カップ10のセットが繊細な作業となり自動化
が困難である。 (7) 検体カップホルダ8に対し検体カップ10をロード
・アンロードする際に、誘電体ブロック11の光学面で
ある光入射端面11bおよび/または光出射端面11c
の光が通る部分にホルダ8が触れて、その部分を傷つ
け、測定の信頼性を損なう虞れがある。
【0019】一方、従来提供されている上記表面プラズ
モン測定装置や漏洩モードセンサ等の測定装置におい
て、多数の試料について測定する場合、測定に長時間を
要するという問題があり、とくに、例えば抗原抗体反応
や化学反応等を伴う試料の性状変化を検出するために、
一つの試料について時間間隔をおいて何回か測定を行な
う場合には、その一つの試料に関する測定が終了しなけ
れば新しい試料の測定に入れず、試料全体の測定に極め
て長い時間を要してしまうことになる。
【0020】そこで、本出願人は、細長い誘電体ブロッ
クに、その上面に開口する複数の献体ウエルを並設する
とともに、この誘電体ブロックの各献体ウエルの底部に
対して光学系から光ビームを並列的に入射させるととも
に、各入射光にそれぞれ対応する光検出手段を設けるこ
とにより、複数の献体ウエルに関する測定を並行して行
なうことができる測定装置を、先に特願2002−06
8767号明細書により提案した。
【0021】検体カップがこのような細長い誘電体ブロ
ックを備えている場合、誘電体ブロックを精度良く位置
決めすることがさらに困難になる。
【0022】上述の事情に鑑み、本発明の第1の目的
は、全反射光を利用した測定装置の、特に多数の検体ウ
エルを備えた細長い誘電体ブロックからなる検体カップ
を簡単に、繰返し位置精度良く、かつ高度に安定的に固
定するのに好適な検体カップホルダを提供することにあ
る。
【0023】本発明の第2の目的は、検体カップホルダ
に対し検体カップをロード・アンロードすル際に、誘電
体ブロックの光学面を傷つける虞れのない検体カップホ
ルダを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、全反
射光を利用した測定装置に用いられる検体カップを支持
するための検体カップホルダであって、上記検体カップ
が、誘電体ブロックの平坦な上面に開口する検体ウエル
と、この誘電体ブロックから左右方向に延出する第1お
よび第2フランジとを備えてなり、上記検体カップホル
ダが、検体ウエルを上方に臨ませた態様で誘電体ブロッ
クの平坦な上面を受ける下側受け面を備えたホルダ本体
と、誘電体ブロックの第1および第2フランジをそれぞ
れ押圧して、検体カップをホルダ本体の上記下側受け面
の所定位置に位置決めする第1および第2押圧部材とを
備えてなることを特徴とするものである。
【0025】その場合、上記ホルダ本体が、検体カップ
の固定時に検体ウエルを上方に臨ませる透孔と、誘電体
ブロックの上面の左右方向に延びる側縁の位置を規定す
るための第1位置決め部材と、誘電体ブロックの第1フ
ランジの延出方向端面の位置を規定するための第2位置
決め部材とを備え、上記第1押圧部材が、誘電体ブロッ
クの上面をホルダ本体の下側受け面に押し当て、かつ誘
電体ブロックの上面側縁を上記第1位置決め部材に押し
当て、さらに第2フランジの延出方向端面を第2位置決
め部材に押し当てるように第1フランジに作用する斜面
を備えてなり、上記第2押圧部材が、誘電体ブロックの
上面をホルダ本体の下側受け面に押し当て、かつ誘電体
ブロックの上面側縁を上記第1位置決め部材に押し当て
るように第2フランジに作用する斜面を備えてなること
が好ましい。
【0026】上記第1押圧部材は、第2押圧部材が第2
フランジに作用するよりも早いタイミングで第1フラン
ジに作用することが好ましい。
【0027】また、上記第1および第2押圧部材がそれ
ぞれ、検体カップホルダに対する検体カップのロード・
アンロードが可能な状態に第1および第2フランジを支
持する解放位置と、第1および第2フランジを押圧して
検体カップをホルダ本体の下側受け面の所定位置に位置
決めする固定位置との間で摺動可能に、かつ固定位置に
向ってバネ付勢された態様でホルダ本体に設けられてな
ることが好ましい。
【0028】本願第2の発明は、全反射光を利用した測
定装置に用いられる検体カップを支持するための検体カ
ップホルダであって、上記検体カップが、誘電体ブロッ
クの平坦な上面に開口する検体ウエルと、この誘電体ブ
ロックから左右方向に延出する第1および第2フランジ
を備えてなり、上記検体カップホルダが、誘電体ブロッ
クの第1および第2フランジを載置する上側受け面を備
えたホルダ本体と、上記第1および第2フランジをそれ
ぞれ押圧して検体カップをホルダ本体の上側受け面の所
定位置に位置決めする第3および第4押圧部材とを備え
てなることを特徴とするものである。
【0029】その場合、上記ホルダ本体が、検体カップ
の誘電体ブロックを落とし込むための切欠きを備え、こ
の切欠きの両側縁部に上記上側受け面が形成され、かつ
上記両側縁部の近傍に、第1および第2フランジの前後
方向の位置をそれぞれ規定する斜め下方に面する斜面を
備えた第3および第4位置決め部材がそれぞれ設けられ
てなり、上記第3押圧部材が、上記第1フランジを上記
第3位置決め部材の斜面に押し当てかつこの第3位置決
め部材の斜面と協働して第1フランジの下面をホルダ本
体の上側受け面に押し当て、さらに誘電体ブロックの第
2フランジ側の端面を上記切欠きの一方の縁部に押し当
てるように第1フランジに作用する斜面を備えてなり、
上記第4押圧部材が、上記第2フランジを上記第4位置
決め部材の斜面に押し当てかつこの第4位置決め部材の
斜面と協働して第2フランジの下面をホルダ本体の上側
受け面に押し当てるように第2フランジに作用する斜面
を備えてなことが好ましい。
【0030】上記第3押圧部材は、第4押圧部材が第2
フランジに作用するよりも早いタイミングで第1フラン
ジに作用することが好ましい。
【0031】また、上記第3および第4押圧部材はそれ
ぞれ、検体カップホルダに対する検体カップのロード・
アンロードが可能な状態に第1および第2フランジを解
放する解放位置と、第1および第2フランジを押圧して
検体カップをホルダ本体の上側受け面の所定位置に位置
決めする固定位置との間で移動可能に、かつ固定位置に
向ってバネ付勢された態様でホルダ本体に設けられてな
ることが好ましい。
【0032】上記第3および第4押圧部材は、摺動可能
または回動可能にホルダ本体に設けることができる。
【0033】
【発明の効果】本願第1の発明によれば、検体カップホ
ルダが、誘電体ブロックの平坦な上面を受ける下側受け
面を備えたホルダ本体と、誘電体ブロックの第1および
第2フランジをそれぞれ押圧して、検体カップをホルダ
本体の下側受け面の所定位置に位置決めする第1および
第2押圧部材とを備えていることにより、検体カップを
ホルダ本体に対し所定の位置に固定することができると
ともに、検体カップの蒸着面を水平に保つことができ
る。
【0034】また、ホルダ本体が、例えばこのホルダ本
体に形成された透孔を通じて検体ウエルを上方に臨ませ
た態様で下側受け面にて誘電体ブロックの平坦な上面を
受けるように構成されていることにより、誘電体ブロッ
クの上面が検体カップホルダの下側受け面に密着してい
るにも拘らず、検体ウエルに対するサンプル液等のアク
セスを行なうことができる。
【0035】また、検体カップの誘電体ブロックは、そ
の上面および左右フランジを除いてホルダ本体には接触
しないで済むから、検体カップホルダに対し、検体カッ
プをロード・アンロードする際に、誘電体ブロックの光
学面を傷つける虞れがなくなる。
【0036】また、検体ウエル内の検体液の蒸発防止蓋
を設ける場合、この蒸発防止蓋を検体カップ側でなくホ
ルダ本体側に設けることができるから、検体カップに触
れることなく蓋の開閉を行なうことができ、蓋の開閉に
伴う検体カップの位置ずれを防止することができる。
【0037】さらに、上記第1および第2の押圧部材
が、検体カップのロード・アンロードが可能な状態に第
1および第2フランジを支持する解放位置と、第1およ
び第2フランジを押圧して検体カップをホルダ本体の下
側受け面の所定位置に位置決めする固定位置との間で摺
動可能に設けられている場合、上記解放位置において第
1および第2の押圧部材を、前工程からハンドリングし
て来た検体カップの受け台とすることができる。
【0038】さらに、第1押圧部材が、検体カップの第
1フランジを上方、後方および第2フランジ側への3方
向へ押圧する斜面を備え、第2押圧部材が、検体カップ
の第2フランジを上方および後方の2方向へ押圧する斜
面を備えていることにより、さらに、第1および第2押
圧部材がそれぞれ後方へバネ付勢されている場合、バネ
付勢力が、斜面を介して押圧力として常時第1および第
2フランジに作用しているため、検体カップの固定状態
を安定に保つことができるとともに、第1および第2押
圧部材のワンアクションで、検体カップホルダに対する
検体カップの固定、解放および左右方向の押し付けがで
きる。さらに、構成部品がシンプルになり、低コスト、
高信頼性を確保することができる利点がある。
【0039】本願第2の発明によれば、上記検体カップ
ホルダが、誘電体ブロックの第1および第2フランジを
載置する上側受け面を備えたホルダ本体と、上記第1お
よび第2フランジをそれぞれ押圧して検体カップをホル
ダ本体の上側受け面の所定位置に位置決めする第3およ
び第4押圧部材とを備えていることにより、検体カップ
をホルダ本体に対し所定の位置に固定することができる
とともに、検体カップの蒸着面を水平に保つことができ
る。
【0040】また、検体カップの誘電体ブロックは、そ
の上面および第2フランジ側の端面ならびに左右フラン
ジを除いてホルダ本体に接触しないで済むから、検体カ
ップホルダに対し検体カップをロード・アンロードする
際に、誘電体ブロックの光学面を傷つける虞れがなくな
る。
【0041】さらに、第3および第4位置決め部材なら
びに第3および第4押圧部材がそれぞれ第1および第2
フランジを下方へ押し付ける斜面を備えて検体カップを
ホルダ本体の上側受け面上に固定するように構成されて
いるため、上側受け面上に固定された検体カップに対し
常に上から下に向かう保持力が作用しており、これによ
って、検体ウエル内の検体液の蒸発防止用蓋、分注ピペ
ット等、検体カップに対し上方からアクセスする物によ
って検体カップに位置ずれを生じる虞れが少なくなる。
【0042】さらに、第3押圧部材が、検体カップの第
1フランジを下方、後方のみでなく、第2フランジ側へ
も押圧する斜面を備えていることにより、第3および第
4押圧部材のワンアクションで、検体カップホルダに対
する検体カップの固定、解放および長手方向の押し付け
ができるとともに、構成部品がシンプルになり、低コス
ト、高信頼性を確保することができる利点がある。
【0043】本願第1および第2の発明による検体カッ
プホルダは、ともに検体カップのハンドリングロボット
アームとして利用することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。
【0045】図1(a)〜(c)は、本発明による検体
カップホルダによって保持される検体カップを示す平面
図、正面図および側面図である。
【0046】この検体カップ20は、細長い誘電体ブロ
ック21を備え、この誘電体ブロック21の水平面をな
す平坦な上面22に、複数(例えば16個)の検体ウエ
ル23が一列に整列して開口している。誘電体ブロック
21の長手方向の上面両側縁(上部稜線)22a,22
bは、互いに平行な直線をなしている。
【0047】誘電体ブロック21の左端からは第1フラ
ンジ24が、右端からは第2フランジ25がそれぞれ延
出しており、これらフランジ24,25は、互いに同じ
厚さを有するとともに、誘電体ブロック21の上面22
と面一(つらいち)の平坦な上面24a,25aと、上
面24a,25aと平行な平面をなす下面24b,25
bを備えている。また、図1(a)から明らかなよう
に、左方の第1フランジ24の左端面24cは、円弧状
の曲面をなす垂直面であるが、右方の第2フランジ25
の右端面は、誘電体ブロック21の上面両側縁(上部稜
線)22a,22bと直交する平面をなす垂直面であ
る。
【0048】図2〜図7は本発明による検体カップホル
ダの第1の実施の形態を示し、図2および図3は、この
検体カップホルダ30が検体カップ20を解放している
ときの状態を示すそれぞれ上方側および下方側から見た
斜視図、図4および図5は、この検体カップホルダ30
が検体カップ20を固定しているときの状態を示すそれ
ぞれ上方側および下方側から見た斜視図、図6(a),
(b)は、解放状態および固定状態をそれぞれ一部を断
面として示す拡大側面図である。また、図7は固定状態
を示す要部の拡大断面図である。
【0049】なお、以下の説明においては、図2および
図6,図7の左方を前方、右方を後方(奥側)とする。
【0050】検体カップホルダ30は、長方形の平板状
ホルダ本体31を有しており、このホルダ本体31は、
直線状の前縁31aと、その下面31bの上記前縁31
aに沿う細長い領域A(図3,図6および図7参照)
が、検体カップ20の誘電体ブロック21の平坦な上面
22を受ける平坦な下側受け面を形成している。そし
て、上記領域Aに、検体カップ20の固定時に、誘電体
ブロック21の上面22に開口している複数の検体ウエ
ル23を上方に臨ませる複数の透孔33が、検体ウエル
23に対応させて一列に整列した態様で形成されてい
る。
【0051】ホルダ本体31の下面31bには、位置決
めブロック34(第1位置決め部材)と位置決めピン3
5(第2位置決め部材)とが突設されている。位置決め
ブロック34は、ホルダ本体31の前縁31aと平行で
かつホルダ本体31の下面31bの領域A(下側受け
面)に対し垂直な前面34aを備え、この前面34aと
領域Aとの交線Lが、ホールド時の誘電体ブロック21
の奥側の上面側縁(上部稜線)22aの位置を規定する
基準ラインLとなっている。
【0052】また、位置決めピン35は、領域Aの長手
方向の右端においてホルダ本体31の下面31bに垂設
された細い円柱からなり、固定時の誘電体ブロック21
の第2フランジ25の端面25cの位置を規定するよう
に設けられている。
【0053】ホルダ本体31の下面31bの左右両側に
は、誘電体ブロック21のフランジ24,25をそれぞ
れ押圧して、検体カップ20をホルダ本体31の下面3
1bの所定位置に位置決めする第1および第2スライド
部材(第1および第2押圧部材)36,37が、前後方
向に、すなわち上記基準ラインLと直交する方向に、ホ
ルダ本体31の下面31bに沿って摺動可能に設けられ
ているとともに、スプリング40,40によってそれぞ
れ後方に向かって付勢されている。
【0054】左方の第1スライド部材36は、誘電体ブ
ロック21の第1フランジ24を載置するための前方に
延びるアーム部38を備えているとともに、このアーム
部38には、図2から明らかなように、斜め右後上方に
面する斜面41が形成されていて、アーム部38上に載
置された第1フランジ24の円弧状の平面形状を有する
端面24cに対し、斜め左前下方から係合するようにな
っている。
【0055】右方の第2スライド部材37は、誘電体ブ
ロック21の第2フランジ25を載置するための前方に
延びるアーム部39を備えているとともに、このアーム
部39には、斜め後上方に面する斜面42が形成されて
いて、アーム部39上に載置された第2フランジ24の
前側面に対し、斜め前下方から係合するようになってい
る。
【0056】さらにホルダ本体31の後部には、第1お
よび第2スライド部材36,37を検体カップ20が解
放される方向(図6の左方)に摺動させるための一対の
操作レバー43,43を左右端に備えた回動体46が、
基準ラインLと平行な軸線を備えた軸44,44の周り
で回動可能に軸支されている。各操作レバー43は、ス
ライド部材36、37にそれぞれ後方から係合する係合
端43aを備えている。この回動体46は、操作用の摘
み46aを中央部に備えているとともに、スプリング4
5によって、操作レバー43,43の係合端43a、4
3aがスライド部材36、37の後端から離れる方向に
付勢されている。
【0057】したがって、回動体46の摘み46aをス
プリング45に付勢力に抗して後方へ押すと、スライド
部材36,37が操作レバー43,43によって前方へ
押され、スライド部材36,37はそれぞれスプリング
40,40の付勢力に抗して前方へ摺動し、図2,図3
および図6(a)に示すように、検体カップホルダ30
が検体カップ20を解放した状態となる。したがって、
検体カップホルダ30に体する検体カップ20のロード
・アンロードが可能になる。
【0058】次に、この状態で回動体46の摘み46a
から手を離すと、操作レバー43,43が後退するとと
もに、スライド部材36,37がスプリング40,40
の付勢力で検体カップ20とともに後退するが、その際
に、左側の第1スライド部材36のアーム部38に形成
されている斜め右後上方に面する斜面41が誘電体ブロ
ック21の円弧状(平面形状)の第1フランジ24を斜
め左前下方から斜め右後上方に向かって押圧することに
より、誘電体ブロック21には、これを上方と後方と右
方とに向かって押圧する三方向の分力が作用することに
なる。
【0059】すなわち、上方に向かう分力によって、誘
電体ブロック21の上面22が検体カップホルダ30の
ホルダ本体31の領域A(下側受け面)に押し当てられ
て、検体カップホルダ30に対する検体カップ20の上
下方向の位置が規定される。また、後方に向かう分力に
よって、誘電体ブロック21の上面22の奥側の側縁2
2aが位置決めブロック34の前面34aに押し当てら
れて側縁22aが上記基準線Lに整合され、検体カップ
ホルダ30に対する検体カップ20の前後方向の位置が
規定される。さらに、右方に向かう分力によって、誘電
体ブロック21の右側の第2フランジ25の端面25c
が位置決めピン35に押し当てられて、検体カップホル
ダ30に対する検体カップ20の左右方向の位置が規定
される。
【0060】一方、右側の第2スライド部材37のアー
ム部39に形成されている斜め後上方に面する斜面42
が誘電体ブロック21の第2フランジ25を斜め前下方
から斜め後上方に向かって押圧することにより、誘電体
ブロック21には、これを上方と後方とに向かって押圧
する二方向の分力が作用することになる。
【0061】すなわち、上方に向かう分力によって、誘
電体ブロック21の上面22が検体カップホルダ30の
ホルダ本体31の下面領域A(下側受け面)に押し当て
られて、検体カップホルダ30に対する検体カップ20
の上下方向の位置が規定される。また、後方に向かう分
力によって、誘電体ブロック21の上面22の奥側の側
縁22aが位置決めブロック34の前面34aに押し当
てられて側縁22aが上記基準線Lに整合され、図4,
図5および図6(b)ならびに図7に示すような固定状
態となる。
【0062】なお、左側の第1スライド部材36は右側
の第2スライド部材37よりも若干早いタイミングで動
作するように構成されており、これによって、誘電体ブ
ロック21の右側のフランジ25の端面25cを右側の
位置決めピン35に押し当てることができる。もし、右
側の第2スライド部材37が左側の第1スライド部材3
6よりも早く動作すると、第1スライド部材36による
誘電体ブロック21の右方向への片寄せが妨げられるこ
とになるからである。
【0063】以上の説明で明らかなように、本発明によ
る検体カップホルダの第1の実施の形態によれば、検体
カップホルダ30が、誘電体ブロック21の平坦な上面
22を受ける下側受け面(下面領域A)を備えたホルダ
本体31と、このホルダ本体31の下面31bに沿って
前後方向に摺動し得る第1および第2スライド部材3
6,37とを備え、ホルダ本体31の下面31bには、
誘電体ブロック21の前後方向の位置を規定する位置決
めブロック34(第1位置決め部材)と、誘電体ブロッ
ク21の左右方向の位置を規定する位置決めピン35
(第2位置決め部材)とが突設され、左側の第1スライ
ド部材36に、その後方への摺動に伴って、検体カップ
20の左側の第1フランジ24を上方、後方および右方
へ押圧する斜面41が形成され、右側の第2スライド部
材37に、その後方への摺動に伴って、検体カップ20
の右側の第2フランジ25を上方および後方および右方
へ押圧する斜面42が形成されていることにより、第1
および第2スライド部材36,37のワンアクション
で、検体カップホルダ30に対する検体カップ20の所
定位置への固定、解放および長手方向の押し付けができ
るとともに、構成部品がシンプルになり、低コスト、高
信頼性を確保することができる利点がある。
【0064】そして固定位置においては、第1および第
2スライド部材36,37をそれぞれ後方へ付勢するス
プリング40,40の付勢力が、斜面41,42を介し
て押圧力として常時第1および第2フランジ24,25
に作用しているため、蒸着面を水平に保った検体カップ
20の固定状態を安定に維持することができる。
【0065】また、ホルダ本体31が、ホルダ本体31
の下面に固定された検体カップ20の検体ウエル23を
上方に臨ませる透孔33を対応位置に備えていることに
より、誘電体ブロック21の上面22がホルダ本体31
の下側受け面に密着しているにも拘らず、検体ウエル2
3に対するサンプル液等のアクセスを行なうことができ
る。
【0066】さらに、検体カップ20の誘電体ブロック
21は、その上面22および左右フランジ24,25を
除いてホルダ本体31には接触しないで済むから、検体
カップホルダ30に対し検体カップ20をロード・アン
ロードする際に、誘電体ブロック31の光学面を傷つけ
る虞れがなくなる。
【0067】さらに、検体ウエル23内の検体液の蒸発
防止蓋を設ける場合、この蒸発防止蓋を検体カップ20
側でなくホルダ本体31側に設けることができるから、
検体カップ20に触れることなく蓋の開閉を行なうこと
ができ、蓋の開閉に伴う検体カップ20の位置ずれを防
止することができる。
【0068】さらに、第1および第2のスライド部材3
6,37が、検体カップ20のロード・アンロードが可
能な状態に第1および第2フランジ2,25をそれぞれ
支持する解放位置と、第1および第2フランジ24,2
5を押圧して検体カップ20をホルダ本体31の下側受
け面の所定位置に位置決めする固定位置との間で摺動可
能にホルダ本体31に設けられていることにより、上記
解放位置において第1および第2のスライド部材36,
37を、前工程からハンドリングして来た検体カップ2
0の受け台とすることができる。
【0069】次の図8〜図12は、本発明による検体カ
ップホルダの第2実施の形態を示し、図8および図9
は、この検体カップホルダ50が検体カップ20を解放
しているときの状態をそれぞれ示す平面図および上方側
から見た斜視図、図10および図11は、検体カップホ
ルダ50が検体カップ20を固定ているときの状態を示
す平面図および上方側から見た斜視図、図12は固定状
態を示す要部の拡大断面図である。
【0070】なお、以下の説明においては、図8および
図10の下方ならびび図12の右方を前方、図8および
図10の上方ならびび図12の左方を後方(奥側)とす
る。
【0071】前述した実施の形態では、検体カップ20
の誘電体ブロック21の検体ウエル23を備えた上面2
2をホルダ本体31の下面31bに下方から押し付ける
態様で検体カップホルダ30に固定していたが、本実施
の形態では、検体カップ20の誘電体ブロック21をホ
ルダ本体51の切欠き52に落し込んで第1および第2
フランジ24,25をホルダ本体51の上面51aに載
せ、フランジ24,25の下面24b,25bをホルダ
本体51の上面51aに上方から押し付ける態様で検体
カップホルダ50に固定するように構成されている。
【0072】すなわち、検体カップホルダ50は、平坦
な上面51aを備えた長方形の平板状ホルダ本体51を
有しており、このホルダ本体51の前縁部に、検体カッ
プ20の誘電体ブロック21を落し込むための左右方向
に長い切欠き52が形成され、この切欠き52の両側縁
部の上面を上側受け面として、かつ誘電体ブロック21
の光入射面および光出射面がホルダ本体51の下面より
も下方に突出する態様で(図12参照)第1および第2
フランジ24,25をそれぞれ支持するように構成され
ている。そして、切欠き52の長手方向に直交する右側
の縁52aが、誘電体ブロック21の左右方向の位置を
規定する基準縁となっている。
【0073】ホルダ本体51の上面51aにおける切欠
き52の左端の奥側の角部には、図12に示すような逆
円錐面53aを備えた位置決めピン53(第3位置決め
部材)が立設され、切欠き52の右端の奥側の角部より
も若干右寄りにも、同様の逆円錐面54aを備えた位置
決めピン54(第4位置決め部材)が立設されている。
【0074】また、ホルダ本体51の上面51aには、
上記位置決めピン53の左方において、ホルダ本体51
の上面51aに垂直な軸55が立設され、この軸55に
中間部を軸支された第1回動アーム56(第3押圧部
材)が設けられてている。この第1回動アーム56は、
スプリング57によって図8および図10の反時計方向
に付勢されているとともに、その先端部下面に、図12
に示すような逆円錐面58aを備えた押圧ピン58を備
えている。
【0075】上記右側の位置決めピン54の右方にも、
ホルダ本体51の上面51aに垂直な軸59が立設さ
れ、この軸59に中間部を軸支された第2回動アーム6
0(第4押圧部材)が設けられている。この第2回動ア
ーム60は、スプリング61によって図8および図10
の時計方向に付勢されているとともに、その先端部下面
に、上記と同様の逆円錐面を備えた押圧ピン62を備え
ている。
【0076】さらにホルダ本体51の上面51aの後部
には、摘み64aを備えたスライド板64が前後方向に
摺動自在に設けられている。このスライド板64は、そ
の左右端からそれぞれ前方へ延びる操作アーム65,6
6を備えており、操作アーム65,66の先端は、連結
ピン67,68によってそれぞれ第1および第2回動ア
ーム56,60の基端部に連結されている。
【0077】したがって、スライド板64は、回動アー
ム56,60を介してスプリング57,61によって前
方へ付勢されており、スライド板64の摘み64aをス
プリング57,61の付勢力に抗して後方へ押すと、第
1回動アーム56が時計方向に、第2回動アーム60が
反時計方向に回動して、図8および図9に示すように、
検体カップホルダ50が検体カップ20を解放した状態
となる。これにより、検体カップホルダ50に体する検
体カップ20のロード・アンロードが可能になる。そし
て、この解放状態では、検体カップ20の図8の下方へ
の水平移動に障害物が存在しないようになっていて、検
体カップ20のロード・アンロードが水平の一方向の動
きで実現できるように構成されている。
【0078】次に、この状態でスライド板64の摘み6
4aから手を離すと、第1回動アーム56がスプリング
57の付勢力で反時計方向に、第2回動アーム60がス
プリング61の付勢力で時計方向にそれぞれ回動して、
スライド板64が前方へ移動する。その際に、左側の第
1回動アーム56に設けられている押圧ピン58の逆円
錐面58aが誘電体ブロック21の円弧状(平面形状)
の第1フランジ24に当接して、第1フランジ24を斜
め右後下方に向かって押圧することにより、誘電体ブロ
ック21には、これを後方と下方と右方へ向かって押圧
する三方向の分力が作用することになる。
【0079】すなわち、後方へ向かう分力によって、誘
電体ブロック21が後方へ移動せしめられて、そのフラ
ンジ24が、ホルダ本体51の上面51aに突設されて
いる位置決めピン53の逆円錐面53aに押し当てら
れ、これによって、フランジ24は、押圧ピン58の逆
円錐面58aと位置決めピン53の逆円錐面53aとの
双方から下方へ向かう力を受け、ホルダ本体51の上面
51aに押し付けられた状態で保持されるとともに、位
置決めピン53と押圧ピン58とに挟まれて前後方句の
位置決めもなされる。さらにこれと同時に、右方に向か
う分力によって、誘電体ブロック21の右側の端面がホ
ルダ本体51の切欠き52の右側の縁52aに押し当て
られ、検体カップホルダ50に対する検体カップ20の
左右方向の位置が規定される。
【0080】一方、第2回動アーム60は、スプリング
61の付勢力で時計方向に回動することにより、第2回
動アーム60に設けられている押圧ピン62の逆円錐面
が誘電体ブロック21の第2フランジ25に当接して、
このフランジ25を斜め後下方に向かって押圧すること
により、誘電体ブロック21には、これを後方と下方へ
向かって押圧する二方向の分力が作用することになる。
【0081】すなわち、後方に向かう分力によって、誘
電体ブロック21が後方へ移動せしめられ、そのフラン
ジ25が、ホルダ本体51の上面51aに突設されてい
る位置決めピン54の逆円錐面54aに押し当てられ、
これによって、フランジ25は、押圧ピン62の逆円錐
面と位置決めピン54の逆円錐面54aとの双方から下
方へ向かう力を受け、ホルダ本体51の上面51aに押
し付けられた状態で保持されて上下方向の位置決めがな
されるとともに、位置決めピン54と押圧ピン62とに
挟まれて前後方句の位置決めもなされる。
【0082】なお、本実施の形態においても、左側の第
1回動アーム56は右側の第2回動アーム60よりも若
干早いタイミングで動作するように構成されており、こ
れによって、誘電体ブロック21の右側の端面をホルダ
本体51の切欠き52の右側の縁52aに押し当てるこ
とができる。
【0083】以上の説明で明らかなように、本発明によ
る検体カップホルダの第2の実施の形態によれば、検体
カップホルダ50が、誘電体ブロック21を落し込む切
欠き52と第1および第2フランジ24,25を載置す
る上側受け面とを備えたホルダ本体51と、ホルダ本体
51の上面51aに立設された軸55,59の周りでそ
れぞれ回動可能に設けられた第1および第2回動ア−ム
56,60(第3および第4押圧部材)とを備え、ホル
ダ本体51には、第1および第2フランジ24,25の
ホルダ本体51に対する前後方向の位置を規制する逆円
錐面53a,54aを備えた位置決めピン53,54
(第3および第4位置決め部材)が立設され、第1回動
ア−ム56には、その反時計方向への回動に伴って検体
カップ20の左側の第1フランジ24を、位置決めピン
53の逆円錐面53aに押し当て、かつこの逆円錐面5
3aと協働して下方へ押圧するとともに、第1フランジ
24を右方へも押圧する逆円錐面を備えた押圧ピン58
が垂設され、第2回動ア−ム60には、その時計方向へ
の回動に伴って検体カップ20の右側の第2フランジ2
5を、位置決めピン54の逆円錐面54aに押し当て、
かつこの逆円錐面54aと協働して下方へ押圧する下方
および後方へ押圧する逆円錐面を備えた押圧ピン62が
垂設されていることにより、第1および第2回動ア−ム
56,60のワンアクションで、検体カップホルダ50
に対する検体カップ20の所定位置への固定、解放およ
び長手方向の押し付けがきるとともに、構成部品がシン
プルになり、低コスト、高信頼性を確保することができ
る利点がある。
【0084】また、検体カップ20の誘電体ブロック2
1は、その左右フランジ24,25および右フランジ2
5側の端面を除いてホルダ本体51には接触しないで済
むから、検体カップホルダ50に対し検体カップ20を
ロード・アンロードする際に、誘電体ブロック31の光
学面を傷つける虞れがなくなる。
【0085】さらに、位置決めピン53,54ならびに
第1および第2回動アーム56,60がそれぞれ第1お
よび第2フランジを下方へ押し付ける逆円錐面(斜面)
を備えて検体カップ20をホルダ本体51の上側受け面
上に固定するように構成されているため、上側受け面上
に固定された検体カップ20に対し常に上から下に向か
う保持力が作用しており、これによって、検体ウエル2
3内の検体液の蒸発防止用蓋、分注ピペット等、検体カ
ップ20に対し上方からアクセスする物によって検体カ
ップ20に位置ずれを生じる虞れが少なくなる。
【0086】さらに、図8および図9に示す解放状態で
は、検体カップ20の図8の下方への水平移動に障害物
が存在しないようになっているから、検体カップ20の
ロード・アンロードが水平の一方向の動きで実現できる
利点がある。
【0087】ところで、従来、略正方形の平面形を有す
る誘電体ブロックに各1個の検体ウエルを備えた検体カ
ップは、検体カップホルダにロードされる以前に、例え
ば図13の概略的平面図で示すような、タイタープレー
トと呼ばれる搬送用のプレートに装着される。このタイ
タープレート70は、多種類の機器に対応できるように
標準化されており、縦横の隔壁71によって12×8=
96個の検体カップ保持穴72を形成している。さら
に、16×24=384個の検体カップ保持穴を備えた
タイタープレートも標準化されている。
【0088】従来のタイタープレート70においては、
その隔壁71が、図18に示す誘電体ブロック11の光
入射面11bおよび光出射面11cにおける光透過部分
に接触してこれを傷つける可能姓があり、測定の信頼性
を損なう虞れがあった。
【0089】このようなタイタープレート70の隔壁7
1と誘電体ブロックの光透過部分ととの接触を防止する
ためには、隔壁71の光透過部分に対向する部分を薄く
したり、隔壁71の一部を切り欠いたり、あるいは、光
の透過部分の下方で誘電体ブロックを支持したりして、
隔壁71が誘電体ブロックの光透過部分に触れないよう
に配慮することが望ましい。
【0090】一方、図1に示すような複数の検体ウエル
23を上面に開口させた細長い誘電体ブロック21を備
えた検体カップ20においても、各検体ウエル23の位
置が標準化されたタイタープレートの規格に対応するよ
うに整列させてタイタープレートに装着することができ
れば、汎用性が高くなるが、上述の検体カップ20の誘
電体ブロック21は、図14に示すように、長手方向に
沿った両側面にそれぞれ検体ウエル23の数だけの光透
過部分Pが存在するため、タイタープレートまたは検体
カップの誘電体ブロックに、これら光透過部分Pにタイ
タープレートの一部が触れないようにする対策を施すこ
とが必要になる。
【0091】この対策をタイタープレート側に施した一
例として、例えば図15に示すような構成が考えられ
る。すなわち、図15に示すタイタープレート80は、
図13に示したような隔壁71を備えておらず、その代
わりに、タイタープレート80の両側壁81,81に、
複数の検体カップ20の誘電体ブロック21の両端部を
ガイドして検体カップ20を規則正しく整列させるガイ
ド部82を設けることによって目的を達成している。各
検体カップ20の支持は、タイタープレート80の両側
壁81,81で誘電体ブロック21のフランジ24,2
5を受けるようにしてもよいし、あるいは誘電体ブロッ
ク21の底面を受けるようにしてもよい。
【0092】また、上記対策を誘電体カップ側に施すこ
とによって、図13に示す標準化されたタイタープレー
ト70の使用可能にした一例として、例えば図16に示
すような構成を有する検体カップ20が考えられる。
【0093】すなわち、図16(a)はその検体カップ
の正面図、図16(b)は底面図、図16(c)は側面
図、図16(d)は図16(a)のX−X線に沿った断
面図、図16(e)は平面図である。また図17は、図
16に示す検体カップを図13に示すタイタープレート
に装着した状態を示す平面図である。
【0094】図16図に示す検体カップ20には、その
誘電体ブロック21の隣接する二つの光透過部分Pの間
に、隔壁71を係入させるための、長手方向に直交する
方向に延びる複数の溝26が誘電体ブロック21の底面
側から切り込まれているとともに、誘電体ブロック21
の長手方向に沿う両側面の両端に、検体カップ20の図
17の左右方向の位置を規定するガイド用凸部28が形
成されている。上記溝26およびガイド用凸部28は、
誘電体ブロック21の成形時に形成することができる
が、溝26のみは後加工によって形成してもよい。この
ような溝26とガイド用凸部28とを設けることによっ
て、複数の検体カップ20を上方から挿入する態様で既
存のタイアタープレート70に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(c)は、本発明による検体カッ
プホルダによって保持される検体カップを示す平面図、
正面図および側面図
【図2】本発明による検体カップホルダの第1の実施の
形態における検体カップを解放しているときの状態を上
方側から見た斜視図
【図3】図2に示す解放状態を下方側から見た斜視図
【図4】本発明による検体カップホルダの第1の実施の
形態における検体カップを固定しているときの状態を上
方側から見た斜視図
【図5】図4に示す固定状態を下方側から見た斜視図
【図6】図6(a)は図2および図3に示す解放状態を
一部を断面として示す拡大側面図、図6(b)は図4お
よび図5に示す固定状態を一部を断面として示す拡大側
面図
【図7】図6(b)の固定状態を示す要部拡大断面図
【図8】本発明による検体カップホルダの第2の実施の
形態における検体カップを解放しているときの状態を示
す平面図
【図9】図8の解放状態を上方側から見た斜視図
【図10】本発明による検体カップホルダの第2の実施
の形態における検体カップを固定しているときの状態を
示す平面図
【図11】図10の固定状態を上方側から見た斜視図
【図12】図10および図11の固定状態を示す要部拡
大断面図
【図13】従来の96穴タイタープレートの平面図
【図14】図1と同様の構成を有する検体カップにおけ
る光透過部分を示す正面図
【図15】図14の検体カップを装着したタイタープレ
ートの一例構成を示す平面図
【図16】図13のタイタープレートに装着することが
可能な可能な、複数の検体ウエルを備えた検体カップを
示す図
【図17】図16の検体カップを図13のタイタープレ
ートに装着した状態を示す平面図
【図18】表面プラズモンセンサの概念図
【符号の説明】
20 検体カップ 21 誘電体ブロック 23 検体ウエル 24 第1フランジ 25 第2フランジ 30,50 検体カップホルダ 31,51 ホルダ本体 33 透孔 34 位置決めブロック(第1位置決め部材) 35 位置決めピン(第2位置決め部材) 36 第1スライド部材(第1押圧部材) 37 第2スライド部材(第2押圧部材) 41,42 斜面 52 切欠き 53 位置決めピン(第3位置決め部材) 54 位置決めピン(第4位置決め部材) 56 第1回動アーム(第3押圧部材) 58,62 押圧ピン 60 第2回動アーム(第4押圧部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全反射光を利用した測定装置に用いられ
    る検体カップを支持するための検体カップホルダであっ
    て、 前記検体カップが、誘電体ブロックの平坦な上面に開口
    する検体ウエルと、該誘電体ブロックから左右方向に延
    出する第1および第2フランジとを備えてなり、 前記検体カップホルダが、前記検体ウエルを上方に臨ま
    せた態様で前記誘電体ブロックの平坦な上面を受ける下
    側受け面を備えたホルダ本体と、前記誘電体ブロックの
    第1および第2フランジをそれぞれ押圧して、前記検体
    カップを前記ホルダ本体の前記下側受け面の所定位置に
    位置決めする第1および第2押圧部材とを備えてなるこ
    とを特徴とする検体カップホルダ。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ本体が、前記検体カップの固
    定時に前記検体ウエルを上方に臨ませる透孔と、前記誘
    電体ブロックの上面の左右方向に延びる側縁の位置を規
    定するための第1位置決め部材と、前記誘電体ブロック
    の第1フランジの延出方向端面の位置を規定するための
    第2位置決め部材とを備え、 前記第1押圧部材が、前記誘電体ブロックの上面を前記
    ホルダ本体の下側受け面に押し当て、かつ前記誘電体ブ
    ロックの上面側縁を前記第1位置決め部材に押し当て、
    さらに前記第2フランジの延出方向端面を前記第2位置
    決め部材に押し当てるように前記第1フランジに作用す
    る斜面を備えてなり、 前記第2押圧部材が、前記誘電体ブロックの上面を前記
    ホルダ本体の下側受け面に押し当て、かつ前記誘電体ブ
    ロックの上面側縁を前記第1位置決め部材に押し当てる
    ように前記第2フランジに作用する斜面を備えてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の検体カップホルダ。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2押圧部材部材はそれ
    ぞれ、前記検体カップホルダに対する前記検体カップの
    ロード・アンロードが可能な状態に前記第1および第2
    フランジを支持する解放位置と、前記第1および第2フ
    ランジを押圧して前記検体カップを前記ホルダ本体の前
    記下側受け面の所定位置に位置決めする固定位置との間
    で摺動可能に、かつ該固定位置に向かってバネ付勢され
    た態様で前記ホルダ本体に設けられてなることを特徴と
    する請求項2記載の検体カップホルダ。
  4. 【請求項4】 全反射光を利用した測定装置に用いられ
    る検体カップを支持するための検体カップホルダであっ
    て、 前記検体カップが、誘電体ブロックの上面に開口する検
    体ウエルと、該誘電体ブロックから左右方向に延出する
    第1および第2フランジとを備えてなり、 前記検体カップホルダが、前記誘電体ブロックの第1お
    よび第2フランジを載置する上側受け面を備えたホルダ
    本体と、前記第1および第2フランジをそれぞれ押圧し
    て前記検体カップを前記ホルダ本体の上側受け面の所定
    位置に位置決めする第3および第4押圧部材とを備えて
    なることを特徴とする検体カップホルダ。
  5. 【請求項5】 前記ホルダ本体が、前記検体カップの誘
    電体ブロックを落とし込むための切欠きを備え、該切欠
    きの両側縁部に前記上側受け面が形成され、かつ前記両
    側縁部の近傍に、前記第1および第2フランジの前後方
    向の位置をそれぞれ規定する斜め下方に面する斜面を備
    えた第3および第4位置決め部材がそれぞれ設けられて
    なり、 前記第3押圧部材が、前記第1フランジを前記第3位置
    決め部材の斜面に押し当てかつ該第3位置決め部材の斜
    面と協働して前記第1フランジの下面を前記ホルダ本体
    の上側受け面に押し当て、さらに前記誘電体ブロックの
    前記第2フランジ側の端面を前記切欠きの一方の縁部に
    押し当てるように前記第1フランジに作用する斜面を備
    えてなり、 前記第4押圧部材が、前記第2フランジを前記第4位置
    決め部材の斜面に押し当てかつ該第4位置決め部材の斜
    面と協働して前記第2フランジの下面を前記ホルダ本体
    の上側受け面に押し当てるように前記第2フランジに作
    用する斜面を備えてなることを特徴とする請求項4記載
    の検体カップホルダ。
  6. 【請求項6】 前記第3および第4押圧部材はそれぞ
    れ、前記検体カップホルダに対する前記検体カップのロ
    ード・アンロードが可能な状態に前記第1および第2フ
    ランジを解放する解放位置と、該第1および第2フラン
    ジを押圧して前記検体カップを前記ホルダ本体の前記上
    側受け面の所定位置に位置決めする固定位置との間で移
    動可能に、かつ該固定位置に向かってバネ付勢された態
    様で前記ホルダ本体に設けられてなることを特徴とする
    請求項5記載の検体カップホルダ。
JP2002155216A 2002-05-29 2002-05-29 全反射光を利用した測定装置の検体カップホルダ Withdrawn JP2003344275A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002155216A JP2003344275A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 全反射光を利用した測定装置の検体カップホルダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002155216A JP2003344275A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 全反射光を利用した測定装置の検体カップホルダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003344275A true JP2003344275A (ja) 2003-12-03

Family

ID=29771788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002155216A Withdrawn JP2003344275A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 全反射光を利用した測定装置の検体カップホルダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003344275A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322851A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Fujifilm Holdings Corp 全反射減衰を利用した測定装置及びその測定方法
WO2016117570A1 (ja) * 2015-01-20 2016-07-28 コニカミノルタ株式会社 分析チップおよび分析装置
CN115414701A (zh) * 2022-07-22 2022-12-02 黄淮学院 一种基于生物医学的生物组织提取装置及方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322851A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Fujifilm Holdings Corp 全反射減衰を利用した測定装置及びその測定方法
JP4516477B2 (ja) * 2005-05-19 2010-08-04 富士フイルム株式会社 全反射減衰を利用した測定装置及びその測定方法
WO2016117570A1 (ja) * 2015-01-20 2016-07-28 コニカミノルタ株式会社 分析チップおよび分析装置
US10379044B2 (en) 2015-01-20 2019-08-13 Konica Minolta, Inc. Analysis chip and analysis apparatus
CN115414701A (zh) * 2022-07-22 2022-12-02 黄淮学院 一种基于生物医学的生物组织提取装置及方法
CN115414701B (zh) * 2022-07-22 2023-08-08 黄淮学院 一种基于生物医学的生物组织提取装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7535570B2 (en) One dimensional measuring unit having a dielectric block
US20030156292A1 (en) Sensor utilizing evanescent wave
JP2005257455A (ja) 測定装置および測定ユニット
JP2005077317A (ja) 測定装置
EP1319940B1 (en) Measuring chip for a surface plasmon resonance measurement apparatus
JP2003139694A (ja) 測定プレート
JP2003344275A (ja) 全反射光を利用した測定装置の検体カップホルダ
JP2002372490A (ja) 全反射減衰を利用したセンサーおよび測定チップアセンブリ
JP3883926B2 (ja) 測定装置
US6788415B2 (en) Turntable measuring apparatus utilizing attenuated total reflection
JP4173725B2 (ja) エバネッセント波を利用したセンサー
JP2002277390A (ja) 測定チップ
JP2003139687A (ja) 測定チップ集合体および測定チップ取出し装置
JP2003114188A (ja) 全反射減衰を利用したセンサの検体カップホルダ
JP2005098793A (ja) センサウェルユニットおよび測定装置
JP2005091258A (ja) 全反射光を利用した測定装置およびその蒸発防止構造
JP4170350B2 (ja) 全反射減衰を利用したセンサー
JP2003194712A (ja) 全反射減衰を利用した測定装置および測定チップ
JP2005098747A (ja) 測定装置
JP3910498B2 (ja) 測定装置
JP3761080B2 (ja) 全反射減衰を利用した測定方法および測定装置
JP2006220605A (ja) 測定方法および測定装置
JP4397782B2 (ja) 全反射減衰を利用した測定システム
JP2005265693A (ja) 測定装置
JP3776371B2 (ja) 測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802