JP2003344116A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003344116A
JP2003344116A JP2002159187A JP2002159187A JP2003344116A JP 2003344116 A JP2003344116 A JP 2003344116A JP 2002159187 A JP2002159187 A JP 2002159187A JP 2002159187 A JP2002159187 A JP 2002159187A JP 2003344116 A JP2003344116 A JP 2003344116A
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light
emitting diode
display plate
light emitting
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JP2002159187A
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English (en)
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Seiya Oba
清也 大葉
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り返し反射された光であっても光源から離
れた表示板箇所を明るく透過照明し、表示部の視認性を
高めた表示装置を提供する。 【解決手段】 発光ダイオード8と、この発光ダイオー
ド8の前方に配置され表示部6を有する表示板7と、こ
の表示板7の後方に配置され表示板7で反射した発光ダ
イオード8の光を表示板7側に反射させる反射部材11
とを備え、反射部材11は発光ダイオード8から遠ざか
るに従って表示板7に接近するとともに、表示板7と略
平行な面からなる階段状の反射面26を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用の表
示装置に用いられる表示板の背後に反射部材を配置し、
光源の光を表示板と反射部材との間で繰り返し反射させ
て表示板を透過照明するようにした表示装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の表示(照明)装置として、例え
ば特開平11−101666号公報がある。この照明装
置は、光源4の光を表示板1とライトケース5の平面部
6との間で繰り返し反射させて、表示板1全体に光を導
いて表示板1の表示2部を透過照明するものであり、さ
らに、光源4から離れた表示2部に比較的強い光を導い
て表示板1全体を均一に照明できるように、光源4の周
囲に傾斜した反射面9を設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報の図4(b)に矢印で示されるように、光源4の光は
表示板1の裏面箇所(仮にP点とすると)に反射した
後、ライトケース5の平面部6に反射して再び表示板1
の裏面箇所(P1点とする)に反射し、さらに平面部6
に反射した後、表示板1の裏面箇所(P2点とする)を
照射するようになっているが、前記照明装置は表示板1
とライトケース5の平面部6との隙間が一定のため、反
射によって光が広がる距離、すなわち、P点とP1点間
の距離と、P1点とP2点間の距離とはほぼ等ピッチで
ある。そのため、光源4から離れた表示2部に比較的強
い光を導くようにしているものの、表示板1と平面部6
との間で反射を繰り返しながら進むため、徐々に反射率
が落ちてしまう。従って、光源4から離れた表示2程、
その明るさが低下してしまいがちである。
【0004】また、前記公報の図8に示されているよう
に、表示板Aの背後に光源Cを囲むようにライトケース
Eと一体の傾斜壁を設けた場合、表示板Aの裏面で反射
した後傾斜壁で反射して、再び表示板Aの裏面側に向か
おうとする光の方向は、表示板Aの周縁側に向かいにく
い。これは表示板Aから傾斜壁に向かう光の進む方向に
対する傾斜壁の傾斜面が垂直に近い状態に傾いているた
めである。そのために傾斜壁で反射した光は、傾斜壁に
反射する前の表示板Aの裏面箇所付近側に反射する(戻
ろうとする)。
【0005】本発明はこの様な点に鑑みなされたもの
で、繰り返し反射された光であっても光源から離れた表
示板箇所を明るく透過照明し、表示部の視認性を高めた
表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、光源と、この光源の前方に配置され表示部を
有する表示板と、この表示板の後方に配置され前記表示
板で反射した前記光源の光を前記表示板側に反射させる
反射部材とを備え、前記反射部材は前記光源から遠ざか
るに従って前記表示板に接近する階段状の反射面を有し
ているものである。
【0007】また、前記反射面の幅が各反射面間の高さ
より広いものである。
【0008】また、前記反射部材が前記光源から最も離
れた表示部に向かって延びているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を車両用の表示装置を実施
形態として説明する。図1〜図4は本発明の第1実施形
態を示す。図1は、表示装置における回転計の意匠(表
示部)を示し、図2は回転計部分の断面を示す(図1に
おけるA−A断面)。図3は表示装置に用いられるケー
スの回転計部分と発光ダイオードの配置を示す正面図で
ある。図4は図1におけるB−B断面であり、図3にお
けるB’−B’断面に表示板を加えた断面図でもある。
【0010】表示装置は、硬質な回路基板1と、この回
路基板1の裏面側に回路基板1と導通状態で装着され、
回路基板1を貫通して前方に延びる回動軸2を有する回
転計用の表示器本体3と、回動軸2の先端側に固着され
た指針4と、この指針4の後方に配置され指針4の指示
部5の動作に対応する目盛,数字などの表示部6を設け
た表示板7と、回路基板1上に実装され表示部6を背後
から透過照明する光源としての発光ダイオード8と、指
針4を照明する光源としての発光ダイオード8Aと、表
示板7に設けられたウォーニング表示部9などを背後か
ら照明する光源としての発光ダイオード8Bと、表示板
6と回路基板1との間に配置されたケース10と、ケー
ス10と一体形成された反射部材11と、回路基板1の
裏面側を覆うカバー12と、表示板7の前方側に配置さ
れ表示板7の可視領域を定める開口部13を有する覆い
部材14と、指針4や表示板7などの前方側を覆う無色
透明な透視板15を備えている。
【0011】表示板7は、光透過性である無色透明な基
板16の表面側に、表示部6を形成するための例えば白
色の透過性表示層17を印刷によって設け、この透過性
着色層17の上に目盛,数字となる部分を除いて例えば
黒色の不透過性地色層18を設けてある。この様にする
ことによって表示部6が形成される。また、表示部6と
対応する箇所を除いた基板16の裏面に反射率を高める
ための反射層19(白色や銀色など)が設けてある。ま
た、指針4周囲の表示板7箇所には、図示しないがエン
ジンオイル,燃料,シートベルトなどの各種ウォーニン
グ表示部9が設けてあり、その詳細説明は省略するが、
ウォーニング表示部9用の発光ダイオード8Bが点灯し
た時のみ、ウォーニング表示部9が視認されるようにし
てある。また、表示板7に設けてある回転計の単位を表
す×1000rpmという表示文字は、本実施形態においては
不透過としてある。
【0012】指針4は、無色透明な合成樹脂からなる指
示部5と、指針軸20と、指示部5の基部周囲(指針軸
20の上方)を覆う遮光部材としての黒色の指針キャッ
プ21を備えている。この指針4は指針軸20を表示器
本体3の回動軸2の先端側に圧入することによって表示
器本体3に固着されている。指針4は、夜間など周囲が
暗い時には指針4照明用の発光ダイオード8Aを点灯さ
せることによって指示部5が発光ダイオード8Aの発光
色で視認されるようになっている。
【0013】ケース10は、遮光性のある白色の合成樹
脂からなり、回動軸2の周囲に実装された指針4照明用
の発光ダイオード8Aを囲む円筒部22と、ウォーニン
グ表示部9に対応して配置されているウォーニング表示
部9用の発光ダイオード8Bを囲む筒部23と、表示板
7が載置される前面部24を備えている。また、表示板
7の表示部6を照明する発光ダイオード8の周囲には反
射部材11と反射壁25が設けられている。本実施形態
の場合、この反射部材11と反射壁25とは一体となっ
ており、図4に示す様に、反射部材11は発光ダイオー
ド8近辺から表示板7の裏面側に傾斜させて設けてあ
る。なお、反射部材11はケース10と別体でも良い。
【0014】反射壁25は、各表示部6に沿って表示部
6の内側(指針4側)と外側(表示板7の周囲側)に対
応した位置に回動軸2を中心としてほぼ円弧状の僅かに
傾斜した壁として設けてある。反射部材11は、発光ダ
イオード8から最も離れた表示部にほぼ対応した表示板
7の裏面箇所側に向かって延設されている。図1に示す
様に、各表示部6が連続的に設けられている場合は、発
光ダイオード8と発光ダイオード8のほぼ中間の表示板
7の裏面箇所側に向かって延設される。
【0015】反射部材11の発光ダイオード8側の壁面
は、図4に示す様に、発光ダイオード8から遠ざかるに
つれて、表示板7と略平行である反射面26と、発光ダ
イオード8から表示板7側に接近する立ち上がり面27
とが交互に形成してある。従って、反射部材11は階段
状の複数の反射面26を有しながら発光ダイオード8か
ら遠ざかる表示部6側に向かって延びている。また、反
射面26の幅Wが立ち上がり面27の高さH(各反射面
26間の段差高さ)より広くしてあり、また、反射面2
6と立ち上がり面27との成す角度が鈍角としてある。
【0016】この様に構成した表示装置において、表示
板7の表示部6は発光ダイオード8が点灯しない昼間時
には白色で視認される。また、夜間など周囲が暗い時に
は発光ダイオード8を点灯させることによって、表示部
6は発光ダイオード8からの直射光により、あるいは反
射部材11の反射面26に反射した光を受けて、発光ダ
イオード8の発光色と透過性表示層17である白色との
混合色(例えば、発光色が赤色の場合は薄赤色)で透過
照明(透過表示)される。
【0017】発光ダイオード8の光が表示部6に導かれ
る過程を図4に基づいて説明する。発光ダイオード8の
前方に向かった光は、発光ダイオード8の真上に近い表
示部6aを透過照明し、表示部6aに対応した箇所以外
の表示板7裏面を照射した光は、反射層19に反射して
反射部材11側に向かう。そして、反射部材11の反射
面26で反射して表示板7の裏面側に向かい、反射層1
9で反射した後反射部材11側に向かう。そして、反射
面26で反射して再び表示板7側に向かう。この様に、
反射層19と反射面26との間で反射を繰り返しながら
発光ダイオード8から離れた表示部6b側に導かれて、
表示部6bを透過照明する。
【0018】この際、表示板7と各反射面26とが平行
であるため、反射層19および反射面26で反射した光
は発光ダイオード8から遠ざかる方向に向かう。従っ
て、発光ダイオード8から離れた表示部6bであって
も、繰り返し反射しながら導かれた光で表示部6bが透
過照明される。また、反射面26が発光ダイオード8か
ら遠ざかるに従い表示板7に接近しているため、反射ピ
ッチが徐々に狭まる(従来技術で述べたP点とP1点間
の距離に比べて、P1点とP2点間の距離の方が短くな
る)。つまり、発光ダイオード8から離れるほど表示板
7の裏面を照射する光が密集するようになる。従って、
反射を繰り返しながら進むことにより反射率が徐々に落
ちるが、反面、徐々に光が密集するようになるため、従
来技術に比べて、発光ダイオード8から離れた表示部6
bであっても、明るく透過照明できるものである。
【0019】また、反射面26の幅Wが反射面26間の
高さHより広くなるように形成し、また、反射面26と
立ち上がり面27との成す角度が鈍角となるように形成
したことにより、反射面26で反射して表示板7側に向
かう光の進行が阻害されにくくなる。また、反射部材1
1が発光ダイオード8から最も離れた表示部6bにほぼ
対応した表示板7の裏面箇所側に向かって延設されてい
るため、発光ダイオード8から離れた表示部6bであっ
ても光を導くことができる。従って、光を遠くまで効率
よく導くための導光部材などを用いる必要がない。な
お、表示部6全体の透過バランスを取るために、基板1
6の裏面側に網点などの調光層を設けても良い。
【0020】図5は、本発明の第2実施形態を示す表示
装置の部分断面図である。本実施形態における表示板7
には、前記第1実施形態で示したようなウォーニング表
示部が設けられていない。そして、表示板7を照明する
発光ダイオード8が指針4照明用の発光ダイオード8A
を囲む円筒部22の周囲に配置してあるものである。
【0021】ケース10は、遮光性のある白色の合成樹
脂からなり、回動軸2周囲の指針4照明用の発光ダイオ
ード8Aと表示板6を照明する発光ダイオード8との間
に立設した円筒部22と、発光ダイオード8周辺から円
筒部22を取り巻くように表示板7の周囲側に向かって
放射状に傾斜して形成された反射部材11を備えてい
る。
【0022】反射部材11は、前記第1実施形態と同様
に発光ダイオード8から遠ざかるにつれて、表示板7と
略平行である反射面26と、発光ダイオード8から表示
板7側に接近する立ち上がり面27とが交互に形成して
ある。従って、反射部材11は階段状の複数の反射面2
6を有しながら発光ダイオード8から遠ざかる表示板7
側の周囲に向かって延びている。この様に構成した表示
装置における光の作用は、前記第1実施形態と同様であ
り、その効果も同じである。
【0023】なお、各実施形態では表示部6が透過する
ようにしたが、表示部6の背景が透過するようにしても
良い。また、表示部6と対応する箇所を除いた基板16
の裏面に反射率を高めるための反射層19を設けたが、
反射層19を設けることなく、白色の透過性表示層17
を基板16の表示部6と対応する箇所以外の表面にも設
けるようにしても良い。その場合、基板16の裏面で反
射する光と、基板16を透過して白色の透過性表示層1
7で反射する光とがある。また、図4において反射層1
9を設けない状態の表示板としておいて、基板16の裏
面で反射させるようにしても良いが、前記両者に比べる
と反射率は低下する。
【0024】また、各反射面26の幅Wおよび各立ち上
がり面27の高さHは、表示部6の位置や大きさ、発光
ダイオード8の配置などを考慮して適宜設定すればよ
い。また、反射面26の幅Wが立ち上がり面27の高さ
Hがより狭くても良いが、前述した理由に加え、広い方
が多くの光を発光ダイオード8から離れた方向に反射さ
せることができる。また、反射面26と立ち上がり面2
7との成す角度は直角でも良い。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
繰り返し反射された光であっても光源から離れた表示板
箇所を明るく透過照明し、表示部の視認性を高めた表示
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す表示装置の部分正
面図。
【図2】同表示装置の部分断面図(図1におけるA−A
断面)。
【図3】同表示装置に用いられるケースの部分正面図。
【図4】同表示装置の要部断面図(図1におけるB−B
断面)。
【図5】本発明の第2実施形態を示す表示装置の部分断
面図。
【符号の説明】
6,6a,6b 表示部 7 表示板 8,8A,8B 発光ダイオード(光源) 10 ケース 11 反射部材 19 反射層 26 反射面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源の前方に配置され表示
    部を有する表示板と、この表示板の後方に配置され前記
    表示板で反射した前記光源の光を前記表示板側に反射さ
    せる反射部材とを備え、前記反射部材は前記光源から遠
    ざかるに従って前記表示板に接近する階段状の反射面を
    有していることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記反射面の幅が各反射面間の高さより
    広いことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記反射部材が前記光源から最も離れた
    表示部に向かって延びていることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の表示装置。
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