JP2003343633A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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JP2003343633A JP2002153545A JP2002153545A JP2003343633A JP 2003343633 A JP2003343633 A JP 2003343633A JP 2002153545 A JP2002153545 A JP 2002153545A JP 2002153545 A JP2002153545 A JP 2002153545A JP 2003343633 A JP2003343633 A JP 2003343633A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロッドガイドとメインシールとを近接して配
置してもメインシールとピストンロッドとの摺接部分を
介してシリンダ内の作動油が外部に漏れることのないロ
ッドガイドの構造を備えた油圧緩衝器を提供する。 【解決手段】 アウターシェル2とシリンダ1を同芯に
配設し、アウターシェルの端部とシリンダの端部と亘っ
てロッドガイド3を設け、このロッドガイドはその中央
にピストンロッドを案内する案内部を有し、ロッドガイ
ドの上部にメインシールを配置し、シリンダ及びアウタ
ーシェル間に隔成したリザーバ室を、ロッドガイドに形
成したドレイン孔と、ロッドガイド及びメインシール間
に設けた油路と、案内部及びピストンロッド10間の摺
動隙間とを介してシリンダ内の油室に接続し、この油路
の途中にリザーバ室Rからの気体がシリンダ内の油室に
浸入するのを防止するチェックシール13を設けた油圧
緩衝器において、前記案内部先端に前記摺動隙間と前記
油路を接続するとともに摺動隙間より開口面積の大きい
噴流速度分散用の作動油排出路22を設けるとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に使用され
る油圧緩衝器に関し、特に、シリンダ内の作動油をメイ
ンシールから外部に漏らすことなくリザーバ室に戻すこ
とができるロッドガイドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧緩衝器としては、図3,図
4に示すものが提案されている。
【0003】即ち、アウターシェル2とシリンダ1とを
同芯に配設し、アウターシェル2の上端部内周とシリン
ダ1の端部とに亘ってピストンロッド10を案内するロ
ッドガイド3を設け、このロッドガイド3の上端にメイ
ンシール4を載置し、アウターシェル2の上端2aを内
側に折り曲げることにより、このアウターシェル2,メ
インシール4及びロッドガイド3を一体的に加締め固定
している。
【0004】前記メインシール4は、ピストンロッド1
0の外周に摺接するダストリップ6及びオイルリップ7
からなる内周リップ11と、この内周リップ11と一体
形成されたインサートメタル5と、インサートメタル5
の外周側下面に同じく一体形成された外周リップ8とか
ら構成されている。
【0005】尚、内周リップ11の外周にはこのリップ
11のピストンロッド10に対する締め代を調整するた
めのガータスプリング12が設けられている。
【0006】前記ロッドガイド3は、全体がプレス加工
により形成されるとともに、中央の円筒状をなす案内部
14と、その外周に設けられた同じく円筒状をなす取付
部15と、これらを連結する連結部16と、前記取付部
15の外周に設けられた断面略山形状をなすフランジ部
17とから構成され、前記案内部14,連結部16,取
付部15及び前記メインシール4によって油路を構成す
る環状空間Sが形成されている。
【0007】又、案内部14上端には内方に向かって折
曲形成された鍔部18が全周に亘って設けられ、この案
内部14内には内周がピストンロッド10に摺接する筒
状のブッシュ19が下方から圧入されるとともに、その
先端を前記鍔部18に当接させることによって案内部1
4に対する位置決め及び抜け止め作用を果たすようにな
っている。
【0008】前記フランジ部17は、その外周及び裏面
がそれぞれアウターシェル2内周面及びシリンダ1端部
に当接するとともに、前記取付部15外周面がシリンダ
1内周面に当接することにより、ロッドガイド3がシリ
ンダ1及びアウターシェル2の径方向に対して位置決め
されるようになっている。
【0009】又、フランジ部17にはアウターシェル2
とシリンダ1とで隔成されたリザーバ室Rに連通する4
個のドレイン孔21が設けられ、このドレイン孔21,
前記環状空間S,ピストンロッド10とブッシュ19と
の摺動隙間を介してロッド側油室20に接続されるとと
もに、この環状空間Sと対向する内周リップ11には前
記取付部15上面に当接することによってリザーバ室R
からの気体が前記ロッド側油室20に浸入するのを防止
するチェックシール13が設けられている。
【0010】上記のように構成された油圧緩衝器は、実
際の走行状態において、路面の凹凸等によってピストン
ロッド10が進退動作を繰り返し、その際、図示しない
ピストン部又はベースバルブ部で所定の減衰力を発生し
て乗り心地、操縦安定性を向上させる。
【0011】ところが、ロッドガイド3は、その案内部
14内に圧入したブッシュ19を介してピストンロッド
10を摺動自在に支持しているので、両者は所謂メタル
コンタクトの状態となる。
【0012】従って、ピストンロッド10の進退動作が
繰り替えされ、例えば、ロッド側室20が圧縮状態にな
ると、この内圧によってこれらの摺接隙間を作動油が通
過し、ついには、ピストンロッド10と鍔部18との微
小隙間からロッドガイド3の上方へ噴流となって流出さ
れる。
【0013】通常、この流出した作動油は、前記環状空
間S、チェックシール13、ドレイン孔21を通ってリ
ザーバ室Rに戻され、メインシール4から油圧緩衝器の
外部に漏れるのを防止している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、油圧
緩衝器は軽量化,小型化,製造コスト削減等の要求によ
ってロッドガイド3とメインシール4との間隔(図にX
として示す)をできる限り短く設定する傾向にあり、こ
の場合には次のような問題点が考えられる。
【0015】即ち、ピストンロッド10の進退動作に伴
い流出する作動油は、ピストンロッド10と鍔部18と
の微小隙間から噴流状態で流出するので、その微小隙間
の形状からすると、当然、真上に向かって噴出すること
になる。
【0016】従って、内周リップ11と、ロッドガイド
3とが近接していると、噴流状態の作動油がピストンロ
ッド10と内周リップ11との摺接部分、言い変えると
境界部分に直接噴出(図に矢印Yとして示す)されるこ
とになり、噴流圧によっては上記の摺接部分を通過して
作動油が外部に漏れる虞がある。
【0017】そこで、本発明の目的は、ロッドガイドと
メインシールとを近接して配置してもメインシールとピ
ストンロッドとの摺接部分を介してシリンダ内の作動油
が外部に漏れることのないロッドガイドの構造を備えた
油圧緩衝器を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の一つの手段は、アウターシェルとシリンダ
を同芯に配設し、アウターシェルの端部とシリンダの端
部と亘ってロッドガイドを設け、このロッドガイドはそ
の中央にピストンロッドを案内する案内部を有し、ロッ
ドガイドの上部にメインシールを配置し、シリンダ及び
アウターシェル間に隔成したリザーバ室を、ロッドガイ
ドに形成したドレイン孔と、ロッドガイド及びメインシ
ール間に設けた油路と、案内部及びピストンロッド間の
摺動隙間とを介してシリンダ内の油室に接続し、この油
路の途中にリザーバ室からの気体がシリンダ内の油室に
浸入するのを防止するチェックシールを設けた油圧緩衝
器において、前記案内部先端に前記摺動隙間と前記油路
を接続する噴流速度分散用の作動油排出路を設けたこと
を特徴とするものである。
【0019】この場合、作動油排出路が案内部先端方向
に向けて拡径するラッパ型に成形されているのが好まし
い。
【0020】同じく他の手段は、アウターシェルとシリ
ンダを同芯に配設し、アウターシェルの端部とシリンダ
の端部とに亘ってロッドガイドを設け、このロッドガイ
ドはその中央にピストンロッドを案内する案内部を有
し、ロッドガイドの上部にメインシールを配置し、シリ
ンダ及びアウターシェル間に隔成したリザーバ室を、ロ
ッドガイドに形成したドレイン孔と、ロッドガイド及び
メインシール間に設けた油路と、案内部及びピストンロ
ッド間の摺動隙間とを介してシリンダ内の油室に接続
し、この油路の途中にリザーバ室からの気体がシリンダ
内の油室に浸入するのを防止するチェックシールを設け
た油圧緩衝器において、前記案内部に一端が前記摺動隙
間に接続するとともに他端がメインシールとピストンロ
ッドとの摺接部分に対向しない位置で前記油路に開口す
る作動油排出路を設けたことを特徴とする。
【0021】上記各手段において、前記ロッドガイドは
プレス成形により形成され、中央に設けた筒状の案内部
と、その外周に設けた同じく筒状の取付部と、両者を連
結する連結部と、この取付部の外周に設けられたフラン
ジ部とから構成され、前記取付部及びフランジ部の外周
を各々シリンダ及びアウターシェルの内周に当接するこ
とによって径方向に位置決めされているのが好ましい。
【0022】同じく、ロッドガイドにはその案内部内に
内周がピストンロッドの外周と摺接する筒状のブッシュ
が圧入され、当該ブッシュの先端は案内部先端に内側に
向かって折曲形成された鍔部に当接されているのが好ま
しい。
【0023】同じく、前記案内部先端に形成した鍔部を
円弧状に切り欠いて前記作動油排出路を形成するのが好
ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を車両用の油圧緩
衝器に具体化した実施の形態を図に基づいて説明する。
【0025】この油圧緩衝器は、ロッドガイド3の案内
部14先端に作動油排出路22を設けた点に特徴を有し
ており、その他の構成については、前述した図3,4に
示す従来の油圧緩衝器と同様なので、図中に同一の符号
を付するのみとし、その説明を省略する。
【0026】即ち、ロッドガイド3の案内部14先端に
形成された鍔部18を上方に行くほど外方に拡径させて
ラッパ型状に円周方向に沿って切り欠き、その下端をピ
ストンロッド10とブッシュ19との摺動隙間へ接続す
るとともに、上端は内周リップ11とピストンロッド1
0との摺接部分に対向しない位置に開口された開口部を
形成して前記油路を構成する環状空間Sに接続されてい
る。
【0027】そして、この切り欠き部分が本発明の噴流
速度分散用の作動油排出路22とされ、本実施の形態で
は、ピストンロッド10と鍔部18との微小隙間よりも
遥かに大きな通路断面積を有する作動油排出路22を5
個所均等に設けている。
【0028】但し、上記のように、作動油排出路22の
開口部角度をオイルシールとピストンロッド10との摺
接部分に対向しないように形成した場合はその開口部断
面積は上記微小隙間より小さくてもよく、同じであって
もよい。
【0029】次に、上記のように構成された油圧緩衝器
では、ピストンロッド10の進退動作のうち、特にピス
トンロッド10の伸長行程おいてそのロッド側室20の
圧縮に伴う内圧増加により、ロッド側室20内の作動油
がピストンロッド10とブッシュ19との摺動隙間を通
過し、前記環状空間Sに噴出しようとする。
【0030】このとき、従来であれば、噴出する作動油
は、ピストンロッド10と鍔部18との微小隙間からの
みとなるので、当然、真上、即ちピストンロッド10と
内周リップ11との摺接部分にジェット噴流となって直
接噴出されることになるが、本実施の形態では前記鍔部
18に上記の微小隙間よりも大きな通路断面積を有する
と共にラッパ型に拡径する複数の作動油排出路22が形
成されているので、噴出される作動油は減圧され且つ噴
流速度が分散されながらこの作動油排出路22を通過す
ることになる。
【0031】しかも、この作動油排出路22を通過する
作動油はちょうどガータスプリング12方向に噴出さ
れ、その後、チェックシール13を通過してリザーバ室
Rに流れる。
【0032】以上のように本実施の形態では、ピストン
ロッド10とブッシュ19との摺動隙間を通過した作動
油の殆どを作動油排出路22を通ってリザーバ室Rに導
けるので、内周リップ11とピストンロッド10との摺
接部分に作動油が直接噴出されるのを確実に防止でき
る。
【0033】従って、内周リップ11とピストンロッド
10との摺接部分に直接作動油が噴射され、この部分を
通過して外部に漏れると言った虞を確実に防止できる。
【0034】又、ロッドガイド3の上端に形成された鍔
部18を切り欠くことで作動油排出路22を形成したの
で、従来構造のロッドガイドに最小限の加工を施すのみ
で実施化でき、特に、本実施の形態ではロッドガイド3
をプレス成形により形成したので、成形工程的には殆ん
ど工程が増えず、安価に実施化できる。
【0035】又、ロッドガイド3に対してプレス成形で
取付部15と、その外周のフランジ部17とを一体的に
形成したので、この取付部15及びフランジ部17の外
周を各々シリンダ1及びアウターシェル2の内周に当接
させることによって径方向の位置決めができる。
【0036】又、ロッドガイド3の案内部14先端に内
側に向かって折曲形成された鍔部18を設けたので、案
内部14内にブッシュ19を圧入する際、ブッシュ19
の先端をこの鍔部18に当接させることによって、位置
決めと抜け止めの両方の作用を果たすことができる。
【0037】尚、本発明は、前記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、次のように変更して具体化す
ることもできる。
【0038】一つには、前記実施の形態では作動油排出
路22を鍔部18を切り欠くことによって形成したが、
鍔部18や案内部14に貫通孔を設け、この貫通孔をピ
ストンロッド10とブッシュ19との摺接隙間に接続す
るようにしても良い。
【0039】この場合にはブッシュ19に前記貫通孔に
連通するブッシュ側貫通孔を設ける必要があるが、作動
油排出路22の開口部の開口位置を比較的自由に設定で
きる点において有効である。
【0040】次に、前記実施の形態ではロッドガイド3
をプレス成形で形成したが、燒結等の他の成形方法を用
いてロッドガイド3を形成しても良い。
【0041】更に、前記実施の形態ではロッドガイド3
の案内部14内にブッシュ19を圧入したが、ブッシュ
19を圧入しないロッドガイド3に本件発明を具体化し
ても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば次の効果がある。
【0043】1)請求項1,2の発明によれば、ロッド
ガイドの案内部とピストンロッドとの摺動隙間を通過し
た作動油は作動油排出路の出口で減圧され且つ噴流速度
が分散されながら通過して油路に流れるので、メインシ
ールとピストンロッドとの摺接部分に直接噴出されるの
を防止でき、上記の作動油を外部に漏らすことなく確実
にリザーバ室に戻すことができる。
【0044】2)請求項3の発明によれば、ロッドガイ
ドの案内部とピストンロッドとの摺動隙間を通過した作
動油は作動油排出路を通過して油路に流れるので、メイ
ンシールとピストンロッドとの摺接部分に直接噴出され
るのを防止できるばかりでなく、メインシールとロッド
ガイドを近接して配置しても上記の作動油を外部に漏ら
すことなく確実にリザーバ室に戻すことができる。
【0045】3)請求項4の発明によれば、ロッドガイ
ドにプレス成形により形成された取付部及びフランジ部
の外周を各々シリンダ及びアウターシェルの内周に当接
させることにより、容易に径方向の位置決めができる。
【0046】4)請求項5の発明によれば、ロッドガイ
ドの案内部に内側に向かって折曲形成された鍔部を設け
たので、案内部内にブッシュを圧入する際、ブッシュの
先端をこの鍔部に当接させることによって、位置決めと
抜け止めの両方の作用を果たすことができる。
【0047】5)請求項6の発明によれば、ロッドガイ
ドの上端に形成された鍔部を切り欠くことで作動油排出
路を形成したので、従来構造のロッドガイドに最小限の
加工を施すのみで本発明を実施化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す油圧緩衝器の要部
破断正面図である。
【図2】図1のロッドガイドを示す平面図である。
【図3】従来の油圧緩衝器を示す要部破断正面図であ
る。
【図4】図3のロッドガイドを示す平面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 アウターシェル 3 ロッドガイド 4 メインシール 10 ピストンロッド 13 チェックシール 14 案内部 15 取付部 16 連結部 17 フランジ部 18 鍔部 21 ドレイン孔 22 作動油排出路 R リザーバ室 X 環状空間(油室)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターシェルとシリンダを同芯に配設
    し、アウターシェルの端部とシリンダの端部と亘ってロ
    ッドガイドを設け、このロッドガイドはその中央にピス
    トンロッドを案内する案内部を有し、ロッドガイドの上
    部にメインシールを配置し、シリンダ及びアウターシェ
    ル間に隔成したリザーバ室を、ロッドガイドに形成した
    ドレイン孔と、ロッドガイド及びメインシール間に設け
    た油路と、案内部及びピストンロッド間の摺動隙間とを
    介してシリンダ内の油室に接続し、この油路の途中にリ
    ザーバ室からの気体がシリンダ内の油室に浸入するのを
    防止するチェックシールを設けた油圧緩衝器において、
    前記案内部先端に前記摺動隙間と前記油路を接続する噴
    流速度分散用の作動油排出路を設けたことを特徴とする
    油圧緩衝器。
  2. 【請求項2】 作動油排出路が案内部先端方向に向けて
    拡径するラッパ型に成形されている請求項1に記載の油
    圧緩衝器。
  3. 【請求項3】 アウターシェルとシリンダを同芯に配設
    し、アウターシェルの端部とシリンダの端部とに亘って
    ロッドガイドを設け、このロッドガイドはその中央にピ
    ストンロッドを案内する案内部を有し、ロッドガイドの
    上部にメインシールを配置し、シリンダ及びアウターシ
    ェル間に隔成したリザーバ室を、ロッドガイドに形成し
    たドレイン孔と、ロッドガイド及びメインシール間に設
    けた油路と、案内部及びピストンロッド間の摺動隙間と
    を介してシリンダ内の油室に接続し、この油路の途中に
    リザーバ室からの気体がシリンダ内の油室に浸入するの
    を防止するチェックシールを設けた油圧緩衝器におい
    て、前記案内部に一端が前記摺動隙間に接続するととも
    に他端がメインシールとピストンロッドとの摺接部分に
    対向しない位置で前記油路に開口する作動油排出路を設
    けたことを特徴とする油圧緩衝器。
  4. 【請求項4】 前記ロッドガイドはプレス成形により形
    成され、中央に設けた筒状の案内部と、その外周に設け
    た同じく筒状の取付部と、両者を連結する連結部と、こ
    の取付部の外周に設けられたフランジ部とから構成さ
    れ、前記取付部及びフランジ部の外周を各々シリンダ及
    びアウターシェルの内周に当接することによって径方向
    に位置決めされている請求項1,2又は3に記載の油圧
    緩衝器。
  5. 【請求項5】 ロッドガイドにはその案内部内に内周が
    ピストンロッドの外周と摺接する筒状のブッシュが圧入
    され、当該ブッシュの先端は案内部先端に内側に向かっ
    て折曲形成された鍔部に当接されている請求項1,2,
    3又は4に記載の油圧緩衝器。
  6. 【請求項6】 前記案内部先端に形成した鍔部を円周方
    向に沿って切り欠いて前記作動油排出路を形成した請求
    項5に記載の油圧緩衝器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045595A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Kayaba Ind Co Ltd チェックシール構造
US7793584B2 (en) 2006-08-11 2010-09-14 Kayaba Industry Co., Ltd. Check valve structure of hydraulic damper

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