JP2003343179A - ブラインド装置 - Google Patents

ブラインド装置

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JP2003343179A
JP2003343179A JP2002153607A JP2002153607A JP2003343179A JP 2003343179 A JP2003343179 A JP 2003343179A JP 2002153607 A JP2002153607 A JP 2002153607A JP 2002153607 A JP2002153607 A JP 2002153607A JP 2003343179 A JP2003343179 A JP 2003343179A
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Hidetaka Sekio
英隆 関尾
Mamoru Oishi
守 大石
Tetsuya Hiratsuka
鉄也 平塚
Takashi Hasegawa
貴史 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部の開放において複数のスラットを下方
に重ね合わせて束ね合わせるようにして、開口部の開放
においても十分な開放感を得ることができる上に、開口
部内の下方を他の構成部材のために効果的に利用できる
ブラインド装置を提供すること。 【解決手段】 ブラインド装置1は、窓の開口部2を画
成する左右の縦枠3と、開口部2外であって外部141
において開口部2を簾状に遮蔽するスラット本体4を夫
々有した複数のスラット5と、各スラット4を連結する
リンク機構6と、最上位のスラット5を回動させるチル
ト機構7と、最上位のスラット5を昇降させる昇降機構
8と、スラット4のR1方向の回動を規制する規制手段
9とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物、特に事務所
ビル、戸建住宅又は集合住宅において窓等の開口部を開
放又は遮蔽するためのブラインド装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種のブラインド装
置は、窓の左右の縦枠又は窓の外側に併設された左右の
縦枠等の間に複数のスラットを配し、これら複数のスラ
ットを昇降させて窓等の開口部を開放又は遮蔽してい
る。
【0003】ところで、斯かるブラインド装置では、通
常、開口部の開放においては複数のスラットを開口部の
上方に重ね合わせて束ね、開口部の遮蔽においては束ね
られた複数のスラットのうちの下方側のスラットを次々
と下降させているので、開口部の開放において上方に重
ね合わせて束ね合わされた複数のスラットが開口部の視
界を遮って、室内の居住者は開口部の開放において十分
な開放感を得ることができない。
【0004】また、開口部の開放において十分な開放感
を得るために、複数のスラットのうちの最上位のスラッ
トの昇降に従属させて最上位のスラットに続く下方の他
のスラットを昇降させると共に開口部の開放において複
数のスラットを開口部内の下方に重ね合わせて束ねるよ
うにすると、開口部内の下方空間を束ね合わされた複数
のスラットのために常に空けておかなければならず、開
口部内の空間の利用効率が悪いという問題がある。
【0005】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、開口部の開放にお
いて複数のスラットを下方に重ね合わせて束ね合わせる
ようにして、開口部の開放においても十分な開放感を得
ることができる上に、開口部内の下方を他の構成部材の
ために効果的に利用できるブラインド装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様のブ
ラインド装置は、開口部を画成する縦枠と、開口部外に
おいて開口部を遮蔽するスラット本体を夫々有した複数
のスラットと、各スラットを連結するリンク機構と、最
上位のスラットを回動させるチルト機構と、最上位のス
ラットを昇降させる昇降機構とを具備しており、ここ
で、最上位のスラットに続く他のスラットは、昇降機構
による最上位のスラットの昇降と共にリンク機構を介し
て昇降されるようになっていると共に、チルト機構によ
る最上位のスラットの回動と共にリンク機構を介して回
動されるようになっている。
【0007】第一の態様のブラインド装置によれば、昇
降機構が最上位のスラットを昇降させるようになってい
るために、開口部の開放において複数のスラットを下方
の床レベル近傍で重ね合わせて束ね合わせることがで
き、而して、開口部の開放において開口部からの外部へ
の視界がスラットによって遮られることがなくなる結
果、開口部の開放において室内の居住者に十分な開放感
を与えることができる上に、スラット本体が開口部外に
おいて開口部を遮蔽するために、開口部を画成する縦枠
間、例えば縦枠間の下方を他の構成部材、例えば昇降機
構の電動モータの設置空間として用いることができ、而
して、他の構成部材を開口部の上方に設置する必要がな
くなるために開口部の上方を十分に広くできる。
【0008】本発明の第二の態様のブラインド装置で
は、第一の態様のブラインド装置において、各スラット
は、スラット本体の後縁よりも更に後方に伸びたアーム
を有しており、縦枠は、スラットの昇降において各スラ
ットのアームの後端を直線的に案内する案内路を有して
いる。
【0009】本発明の第三の態様のブラインド装置で
は、第一又は第二の態様のブラインド装置において、リ
ンク機構は、開口部外において各スラットを貫通して各
スラットを連結する前方のリンクと、開口部内において
各スラットの後端を連結する後方のリンクとを具備して
いる。
【0010】本発明において、リンクは、複数対の長尺
板又は細棒からなっていてもよいが、これに代えて可撓
性の紐状体であってもよく、要は、開口部が開放される
際にはスラット本体の互いの重ね合わせを許容し、開口
部が遮蔽される際には最上位のスラットの上昇を後続の
スラットに伝達して、次々に後続のスラットを上昇させ
ることができるようになっていればよい。
【0011】本発明の第四の態様のブラインド装置で
は、第一から第三のいずれかの態様のブラインド装置に
おいて、チルト機構は、最上位のスラットに連結された
チルトアームと、このチルトアームの後端を案内してチ
ルトアームを回動させる案内面とを具備しており、案内
面は縦枠に設けられている。
【0012】本発明の第五の態様のブラインド装置は、
第一から第四のいずれかの態様のブラインド装置におい
て、スラットの回動を規制する規制手段を更に具備して
いる。
【0013】規制手段は、好ましくは本発明の第六の態
様のブラインド装置のように、チルト機構に設けられた
円弧溝と、昇降機構に設けられていると共に円弧溝に係
合した係合部材とを具備している。
【0014】本発明の第七の態様のブラインド装置で
は、第一から第六のいずれかの態様のブラインド装置に
おいて、昇降機構は、一端部で最上位のスラットに連結
されたチェーンと、このチェーンに掛け回されたスプロ
ケットホイールと、チェーンを走行させる電動モータと
を具備しており、縦枠は、チェーンを直線的に案内する
案内路を有している。
【0015】本発明の第八の態様のブラインド装置で
は、第七の態様のブラインド装置において、チェーンは
他端部で自由端となっており、スプロケットホイールは
一対からなり、一方のスプロケットホイールは、最上位
のスラットに連結された一端部から上方に伸びるチェー
ンを下方に伸びるように転向させており、他方のスプロ
ケットホイールは、一方のスプロケットホイールによっ
て転向させられたチェーンを上方に伸びるように転向さ
せており、電動モータは、チェーンを走行させるべく、
他方のスプロケットホイールを回転させるようになって
いる。
【0016】次に本発明及びその実施の形態を、図に示
す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本
発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1から図5において、本例のブ
ラインド装置1は、窓の開口部2を画成する左右の縦枠
3と、開口部2外であって外部141において開口部2
を簾状に遮蔽するスラット本体4を夫々有した複数のス
ラット5と、各スラット5を連結するリンク機構6と、
最上位のスラット5を回動させるチルト機構7と、最上
位のスラット5を昇降させる昇降機構8と、スラット4
のR1方向の回動を規制する規制手段9とを具備してい
る。
【0018】縦枠3の上端面には庇部材10が配されて
おり、縦枠3の上方前面にはカバー部材11が固着され
ている。縦枠3、リンク機構6、チルト機構7、昇降機
構8及び規制手段9の夫々は、昇降機構8の電動モータ
12の配置を除いて左右の縦枠3側において互いに実質
的に同様に構成されているので、以下、左の縦枠3側に
ついて主に説明する。
【0019】縦枠3は、複層の窓ガラス15を支持する
縦枠本体16と、縦枠本体16にねじなどにより固定さ
れた中空のガイド枠17とを具備しており、ガイド枠1
7は、左側壁部18、右側壁部19及び後壁部20を有
しており、左側壁部18及び後壁部20には、夫々一対
からなるチェーン案内用の突起21、22及び23並び
にローラ案内用の突起24が一体的に形成されており、
右側壁部19には、傾斜したローラ案内溝25を形成す
る突起26が一体的に形成されている。
【0020】縦枠3は、一対の突起21、22及び23
の夫々で規定された案内路31並びにチェーン案内路3
2及び33を具備すると共に一対の突起24で規定され
ていると共にスラット5の昇降においてチェーン91の
一端部95(図10参照)を案内路31と協働して直線
的に案内する案内路36を有している。
【0021】複数のスラット5において、最上位のスラ
ット5は、特に図6に詳細に示すように、長手方向に直
交する断面において湾曲した形状を有するスラット本体
4に加えて、スラット本体4の左右両端にねじ等により
固着されているスラットホルダ41を具備しており、各
スラットホルダ41は、スラット本体4の一端にねじ等
により固着されているホルダ本体42と、ホルダ本体4
2に一体成形されていると共にスラット本体4の後縁4
3よりも更に後方に伸びたアーム35とを有している。
本例では、ホルダ本体42にアーム35と同様に一体成
形されてスラット本体4に連結されていると共にアーム
35と同様にスラット本体4の後縁43よりも更に後方
に伸びたチルトアーム45がアーム35と一体となるよ
うに形成されており、チルトアーム45の後端には、ロ
ーラ46が回転自在に取り付けられている。ホルダ本体
42の下面側には、各スラット5を連結する前方のリン
ク51において、最上位のリンク部材52の上端部53
が回転自在に連結される軸ピン54が取り付けられてい
る。
【0022】最上位のスラット5を除く他のスラット5
の夫々は、特に図7に詳細に示すように、長手方向に直
交する断面において湾曲した形状を有するスラット本体
4に加えて、スラット本体4の左右両端にねじ等により
固着されているスラットホルダ61を具備しており、各
スラットホルダ61は、スラット本体4の一端にねじ等
により固着されているホルダ本体62と、ホルダ本体6
2に一体成形されていると共にスラット本体4の後縁4
3よりも更に後方に伸びたアーム35と、アーム35の
後端に軸ピン76を介して回転自在に取り付けられたロ
ーラ63とを有しており、ホルダ本体62には、リンク
51が貫通する矩形状の孔64が形成されており、孔6
4においてホルダ本体62には、リンク51のリンク部
材52の端部が回転自在に連結される軸ピン65が取り
付けられており、ローラ63は、案内路31に配されて
いる。
【0023】案内路31は、チェーン91の走行による
スラット5の昇降においてチェーン91の一端部95及
びローラ63を直線的に案内する結果、各スラット5の
アーム35の後端を直線的に案内するようになってい
る。
【0024】最下位のスラット5のホルダ本体62の側
面には、一端が左側壁部18の下端に固着された固定部
材67の他端が固着されており、これにより最下位のス
ラット5は、リンク機構6を介する他のスラット5の上
昇においても上昇されないようになっている。
【0025】リンク機構6は、開口部2外の外部141
において孔64を介して各スラット5のホルダ本体62
を貫通して各スラット5を連結する前方のリンク51
と、開口部2内において各スラット5の後縁部であるア
ーム35の後端部を連結する後方のリンク71とを具備
している。
【0026】リンク51は、特に図8(a)に詳細に示
すように、軸ピン65に加えて軸ピン72により互いに
回動自在に連結されていると共に夫々が並置された一対
の板部材からなっている複数のリンク部材52を具備し
ており、最上位のリンク部材52は、その上端部53で
最上位のホルダ本体42の下面に軸ピン54を介して回
転自在に連結されており、最上位のリンク部材52を除
く他のリンク部材52は、その上端部及び下端部で軸ピ
ン65を介してホルダ本体62に回転自在に連結されて
いる。リンク51は、その折り畳みにおいて、各スラッ
ト5がほぼ隙間なしに互いに重ね合わされるように、ホ
ルダ本体42及び62の下面に収容されるようになって
いる。
【0027】リンク71は、特に図8(b)に詳細に示
すように、軸ピン75及び76により互いに回動自在に
連結されていると共に夫々が並置された一対の板部材か
らなっている複数のリンク部材77を具備しており、最
上位のリンク部材77は、その上端部78で最上位のア
ーム35の後端部の孔79に嵌着された軸ピン80を介
して最上位のアーム35の後端部に回動自在に連結され
ており、最上位のリンク部材77を除く他のリンク部材
77は、その上端部及び下端部で軸ピン76を介して最
上位のアーム35を除く他のアーム35の後端部に回動
自在に連結されている。
【0028】リンク51及び71においてその折り畳み
方向を特定するために、一つおきのリンク部材52及び
77の夫々には、規制片81及び82が一体的に設けら
れている。斯かる規制片81及び82は、全てのリンク
部材52及び77に設けてもよい。
【0029】チルト機構7は、ホルダ本体42に一体成
形されてスラット本体4に連結されているチルトアーム
45と、チルトアーム45の後端に回転自在に取り付け
られたローラ46と、ローラ46を介してチルトアーム
45の後端を案内してチルトアーム45を回動させる案
内面85とを具備している。
【0030】案内面85は、特に図9に示すように、ロ
ーラ案内溝25を形成する突起26の内面で構成されて
おり、案内面85はこうして縦枠3に設けられている。
【0031】昇降機構8は、チェーン91と、チェーン
91に掛け回された一対のスプロケットホイール92及
び93と、チェーン91を走行させる電動モータ12と
を具備している。
【0032】チェーン91は、特に図10に詳細に示す
ように、一端部95で軸ピン80を介して最上位のアー
ム35の後端部に相対的に回転自在に連結されており、
こうしてチェーン91は、一端部95で軸ピン80、ア
ーム35を介して最上位のスラット5に連結されてい
る。他端部100で自由端となっているチェーン91の
一端部95には、軸ピン80及び96を介して連結板9
7が取り付けられており、連結板97には、軸ピン98
を介して一対のローラ99が回転自在に装着されてい
る。
【0033】チェーン91は、縦枠3の案内路31並び
にチェーン案内路32及び33に配されて、案内路31
並びにチェーン案内路32及び33により直線的に案内
されるようになっており、一対のローラ99もまた案内
路36に配されており、これにより、スラット5の昇降
においてチェーン91の一端部95は、案内路36によ
り直線的に案内されるようになっている。
【0034】スプロケットホイール92は回転軸111
に固着されており、回転軸111は、その両端で左右の
ガイド枠17の上方部に夫々回転自在に支持されてい
る。スプロケットホイール93は回転軸112に固着さ
れており、回転軸112は、その両端で左右のガイド枠
17の下方部に夫々回転自在に支持されている。スプロ
ケットホイール92は、最上位のスラット5から上方に
伸びるチェーン91を下方に伸びるように転向させてお
り、スプロケットホイール93は、スプロケットホイー
ル92によって転向させられたチェーン91を上方に伸
びるように転向させている。スプロケットホイール93
の周りには、チェーン91の垂れ下がりを防止するチェ
ーン案内部材113が左側壁部18に固着されて設けら
れている。なお、チェーン案内部材113と同等のチェ
ーン案内部材であってチェーンの持ち上がりを防止する
チェーン案内部材をスプロケットホイール92の周りに
左側壁部18に固着して設けてもよい。
【0035】縦枠3が立設された底板121にブラケッ
ト122を介して左右の縦枠3間の下方において固着さ
れた電動モータ12は、その出力回転軸が図示しない減
速歯車機構を介して回転軸112に連結されており、そ
の作動でチェーン91を走行させるべく、スプロケット
ホイール93を回転させるようになっている。
【0036】電動モータ12及び回転軸112は、図1
1に示すように、左右の縦枠3間に配された上カバー1
25及び前カバー126で覆われており、上カバー12
5及び前カバー126により電動モータ12及び回転軸
112は外部141から見えないようになっている。
【0037】規制手段9は、チルトアーム45に設けら
れた円弧溝131と、昇降機構8のチェーン91に設け
られていると共に円弧溝131に係合した係合部材とし
ての軸ピン96とを具備しており、円弧溝131の一端
132でのチルトアーム45への軸ピン96の当接でチ
ルトアーム45のR1方向の回動を禁止してスラット5
の同方向の回動を規制するようになっている。
【0038】以上のブラインド装置1では、最上位のス
ラット5が完全に降下されている場合には、リンク51
及び71は互いに折り畳まれて、各スラット5は図11
に示すように重ね合わされており、これにより、開口部
2は開放された状態となっている。
【0039】この状態で、電動モータ12が作動されて
スプロケットホイール93が回転されると、チェーン9
1は、最上位のスラット5を上昇させるように回転され
る。最上位のスラット5が上昇され始めるとリンク51
及び71は伸ばされ始め、リンク51及び71の伸長で
最上位のスラット5に続く下位のスラット5がリンク5
1及び71に引っ張られて上昇され始める。最上位のス
ラット5の上昇では、当該最上位のスラット5は、軸ピ
ン96が円弧溝131の一端132に当接するまで最上
位のスラット5に続く下位のスラット5等の重量により
R1方向に回動されて、図9に示すように傾斜された状
態となり、最上位のスラット5に続く下位のスラット5
もまた、最上位のスラット5の傾斜状態に対応して傾斜
されて上昇される。
【0040】最下位のスラット5を除く他の全てのスラ
ット5が傾斜状態で上昇されると、チルトアーム45の
後端のローラ46が図9に示すようにローラ案内溝25
の始端に配され、この状態で更に最上位のスラット5が
上昇されると、ローラ46が案内面85を転動しながら
案内面85に案内されてローラ案内溝25に沿って上昇
される。ローラ46のローラ案内溝25に沿う上昇によ
り、チルトアーム45は、軸ピン80を中心としてR2
方向に回転される結果、図12に示すようにスラット5
の傾斜状態は解消されてスラット5はほぼ水平状態にさ
れる。こうして、開口部2は、図1及び図2に示すよう
に、ほぼ水平状態にされたスラット5でもって簾状に遮
蔽されることになる。その後、チェーン91の一端部9
5の所定位置への上昇を検出する検出器からの検出信号
でもって電動モータ12の作動が停止される。
【0041】図1及び図2に示すスラット5による開口
部2の遮蔽状態で、電動モータ12が前記と逆に作動さ
れて、チェーン91が最上位のスラット5を下降させる
ように走行されると、スラット5、リンク6、チルトア
ーム45等は上記と逆に動作されて、最後に、開口部2
は、図11に示すように開放された状態なる。
【0042】最上位のスラット5に続く他のスラット5
が昇降機構8による最上位のスラット5の昇降と共にリ
ンク機構6を介して昇降されるようになっていると共
に、チルト機構7による最上位のスラット5の回動と共
にリンク機構6を介して回動されるようになっている以
上のブラインド装置1では、昇降機構8が最上位のスラ
ット5を昇降させるようになっているために、開口部2
の開放において複数のスラット5を図11に示すように
下方の床レベル近傍で重ね合わせて束ね合わせることが
でき、而して、開口部2の開放において開口部2からの
外部141への視界がスラット5によって遮られること
がなくなる結果、開口部2の開放において室内142の
居住者に十分な開放感を与えることができる上に、スラ
ット本体4が開口部2外の外部141において開口部2
を遮蔽するために、開口部2を画成する縦枠3間、例え
ば縦枠3間の下方を他の構成部材、例えば図3に示すよ
うに昇降機構8の電動モータ12の設置空間として用い
ることができ、而して、昇降機構8の電動モータ12を
開口部2の上方に設置する必要がなくなり、開口部2の
上方を十分に広くできる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、開口部の開放において
複数のスラットを下方に重ね合わせて束ね合わせるよう
にして、開口部の開放においても十分な開放感を得るこ
とができる上に、開口部内の下方を他の構成部材のため
に効果的に利用できるブラインド装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の好ましい一例の上方部に
斜視図である。
【図2】図1に示す例の下方部に斜視図である。
【図3】図1に示す例の縦断面図である。
【図4】図3に示すIV−IV線矢視断面図である。
【図5】図3に示すV−V線矢視断面図である。
【図6】図1に示す例の最上位のスラット等の斜視図で
ある。
【図7】図1に示す例の最上位のスラットに続く他のス
ラットの斜視図である。
【図8】図1に示す例のリンクの詳細説明図である。
【図9】図1に示す例の一部の説明図である。
【図10】図1に示す例の一部の説明図である。
【図11】図1に示す例の動作説明図である。
【図12】図1に示す例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ブラインド装置 2 開口部 3 縦枠 4 スラット本体 5 スラット 6 リンク機構 7 チルト機構 8 昇降機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村尾 忠彦 東京都文京区後楽1丁目4番27号 株式会 社日建設計内 (72)発明者 関尾 英隆 東京都文京区後楽1丁目4番27号 株式会 社日建設計内 (72)発明者 大石 守 滋賀県栗東市出庭1118番地 オイレス工業 株式会社滋賀事業場内 (72)発明者 平塚 鉄也 滋賀県栗東市出庭1118番地 オイレス工業 株式会社滋賀事業場内 (72)発明者 長谷川 貴史 東京都品川区大崎1丁目19番12号 オイレ ス工業株式会社建機カンパニー内 Fターム(参考) 2E043 AA01 AA04 BC06 BD04 BE04 BE14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を画成する縦枠と、開口部外にお
    いて開口部を遮蔽するスラット本体を夫々有した複数の
    スラットと、各スラットを連結するリンク機構と、最上
    位のスラットを回動させるチルト機構と、最上位のスラ
    ットを昇降させる昇降機構とを具備しており、最上位の
    スラットに続く他のスラットは、昇降機構による最上位
    のスラットの昇降と共にリンク機構を介して昇降される
    ようになっていると共に、チルト機構による最上位のス
    ラットの回動と共にリンク機構を介して回動されるよう
    になっているブラインド装置。
  2. 【請求項2】 各スラットは、スラット本体の後縁より
    も更に後方に伸びたアームを有しており、縦枠は、スラ
    ットの昇降において各スラットのアームの後端を直線的
    に案内する案内路を有している請求項1に記載のブライ
    ンド装置。
  3. 【請求項3】 リンク機構は、開口部外において各スラ
    ットを貫通して各スラットを連結する前方のリンクと、
    開口部内において各スラットの後端を連結する後方のリ
    ンクとを具備している請求項1又は2に記載のブライン
    ド装置。
  4. 【請求項4】 チルト機構は、最上位のスラットに連結
    されたチルトアームと、このチルトアームの後端を案内
    してチルトアームを回動させる案内面とを具備してお
    り、案内面は縦枠に設けられている請求項1から3のい
    ずれか一項に記載のブラインド装置。
  5. 【請求項5】 スラットの回動を規制する規制手段を更
    に具備している請求項1から4のいずれか一項に記載の
    ブラインド装置。
  6. 【請求項6】 規制手段は、チルト機構に設けられた円
    弧溝と、昇降機構に設けられていると共に円弧溝に係合
    した係合部材とを具備している請求項5に記載のブライ
    ンド装置。
  7. 【請求項7】 昇降機構は、一端部で最上位のスラット
    に連結されたチェーンと、このチェーンに掛け回された
    スプロケットホイールと、チェーンを走行させる電動モ
    ータとを具備しており、縦枠は、チェーンを直線的に案
    内する案内路を有している請求項1から6のいずれか一
    項に記載のブラインド装置。
  8. 【請求項8】 チェーンは他端部で自由端となってお
    り、スプロケットホイールは一対からなり、一方のスプ
    ロケットホイールは、最上位のスラットに連結された一
    端部から上方に伸びるチェーンを下方に伸びるように転
    向させており、他方のスプロケットホイールは、一方の
    スプロケットホイールによって転向させられたチェーン
    を上方に伸びるように転向させており、電動モータは、
    チェーンを走行させるべく、他方のスプロケットホイー
    ルを回転させるようになっている請求項7に記載のブラ
    インド装置。
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