JP2003342105A - キトサンを含む植物の耐病性及び成長を向上する組成物 - Google Patents

キトサンを含む植物の耐病性及び成長を向上する組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キトサンを主要な効果成分とし、これまでよ
りも効果が増強され、安定した効果を有する植物の耐病
性及び成長を向上する組成物および該組成物の使用方法
を提供することを課題とする。 【解決手段】 (A)分子量3000〜60000のキ
トサン、(B)分子量35000〜90000のキトサ
ン(但し、(A)のキトサンの分子量と(B)のキトサ
ンは分子量が異なるように選択するものとする。)並び
に(C)乳酸及び/又はコハク酸を含有することを特徴
とする組成物により、植物の耐病性及び成長を向上効果
を増強し、安定に発現させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キトサンを主成分
とし、有機酸を含有する組成物を利用することによる、
植物の病害防除及び植物の成長の分野に関する。
【0002】本発明は、現在使用されている農薬(殺菌
剤)に比較して、環境安全面で遥かに優れており、更に
病原体に対する効果は農薬(殺菌剤)に劣らない。
【0003】
【従来の技術】キトサンと有機酸の組成物を植物成長調
節剤、病害防除剤として、農業用に利用する技術は既に
知られている(米国特許第4,812,159号、特開
平10−309129号、特表2001−507361
号、及びロシア国特許第2158510号、それぞれ、
特許文献1〜4を参照のこと)。これらに示された組成
物は、キトサンにグルタミン酸、乳酸、コハク酸等の有
機酸を1種又は2種以上使用したものである。キトサン
のアミノ基に対しカルボキシル基が1.02倍量以上の
量から質量でキトサンと同量までの量を使用して、組成
物を製造し、植物成長調製剤として使用している。しか
しながら、分子量の異なるキトサンを2種類以上使用し
ている例は、報告されていない。
【0004】
【特許文献1】米国特許第4,812,159号
【特許文献2】特開平10−309129号
【特許文献3】特表平2001−507361号
【特許文献4】ロシア国特許第2158510号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記文献は、キトサン
と有機酸を含む組成物として、植物成長調整剤、病害防
除剤等として、使用しているが、適用範囲が狭い、効果
が安定しない等の問題点を有していた。本発明は、この
様な状況の中、キトサンを成分とし、効果の増強され
た、植物の耐病性及び成長を向上する組成物及び当該組
成物の使用方法を提供することを課題の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、植物の耐
病性及び成長を向上する組成物の適用範囲を広げるた
め、検討した結果、キトサンの分子量の異なるものを少
なくとも2種用いることにより、植物種や処理方法によ
る効果の差を少なくすることができ、植物耐病性及び成
長を向上する効果を増強できることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は例えば、下記の項目よ
りなる。
【0008】[1](A)分子量3000〜60000
のキトサン、(B)分子量35000〜90000のキ
トサン(但し、(A)のキトサンの分子量と(B)のキ
トサンは分子量が異なるように選択するものとする。)
並びに(C)乳酸及び/又はコハク酸を含有することを
特徴とする、植物の耐病性及び成長を向上する組成物。
【0009】[2](A)及び(B)のキトサンの脱ア
セチル化度が60%〜90%(但し、(A)、(B)で
脱アセチル化度は同一でも異なっていてもよい。)であ
ることを特徴とする、[1]に記載の組成物。
【0010】[3](A)及び(B)のキトサンの含有
量の比率が、1:0.9〜1.1であることを特徴とす
る、[1]又は[2]に記載の組成物。
【0011】[4](A)及び(B)のキトサンの含有
量が合計で組成物の5質量%〜15質量%であることを
特徴とする、[1]〜[3]のいずれかに記載の組成
物。
【0012】[5](C)乳酸及び/又はコハク酸を2
質量%以上15質量%未満含有することを特徴とする、
[1]〜[4]のいずれかに記載の組成物。
【0013】[6]コハク酸を組成物の0.5〜5質量
%、乳酸を組成物の1〜10質量%含有し、その合計量
がキトサンの0.4質量倍以上1.0質量倍未満である
ことを特徴とする、[1]〜[5]のいずれかに記載の
組成物。
【0014】[7]乳酸及びコハク酸以外の(D)有機
カルボン酸を含有することを特徴とする、[1]〜
[6]のいずれかに記載の組成物。
【0015】[8](D)有機カルボン酸が、グルタミ
ン酸、サリチル酸、アラキドン酸及びインドール酢酸か
らなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴
とする、[7]に記載の組成物。
【0016】[9](D)有機カルボン酸の含有量が組
成物の0.0001質量%〜5質量%であることを特徴
とする、[7]又は[8]に記載の組成物。
【0017】[10](E)無機塩を含有することを特
徴とする、[1]〜[9]のいずれかに記載の組成物。
【0018】[11](E)がケイ酸塩、亜リン酸塩及
びリン酸塩から選ばれる少なくとも一つであることを特
徴とする、[10]に記載の組成物。
【0019】[12](E)の含有量が組成物の1質量
%〜5質量%であることを特徴とする、[10]又は
[11]に記載の組成物。
【0020】[13](F)ジメチルスルフォキシドを
組成物の3〜15質量%含有することを特徴とする、
[1]〜[12]のいずれかに記載の組成物。
【0021】[14](G)炭素数1〜8の枝分かれし
ていてもよいアルキル基を有するアルコールを含有する
ことを特徴とする、[1]〜[13]のいずれかに記載
の組成物。
【0022】[15](G)アルコールがイソアミルア
ルコールであることを特徴とする、[14]に記載の組
成物。
【0023】[16](G)アルコールの含有量が組成
物の0.5質量%〜5質量%であることを特徴とする、
[14]又は[15]に記載の組成物。
【0024】[17](H)界面活性剤を含むことを特
徴とする、[1]〜[16]のいずれかに記載の組成
物。
【0025】[18](H)界面活性剤がポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリアルキレングリコールアルキル
エーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレンヘキ
シタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステルからなる
群の少なくとも1種であることを特徴とする、[17]
に記載の組成物。
【0026】[19](H)界面活性剤の含有量が組成
物の0.5質量%〜3質量%であることを特徴とする、
[17]又は[18]に記載の組成物。
【0027】[20](I)水を含有することを特徴と
する、[1]〜[19]のいずれかに記載の組成物。
【0028】[21](I)水含有量が40質量%〜9
3質量%であることを特徴とする、[20]に記載の組
成物。
【0029】[22]水で希釈して使用することを特徴
とする、[1]〜[21]のいずれかに記載の組成物の
使用方法。
【0030】[23]水による希釈倍率が30質量倍〜
700質量倍であることを特徴とする、[22]に記載
の使用方法。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明で用いるキトサンは、天然
多糖類である下記式(1)で表されるキチンのアセトア
ミド基を加水分解し、脱アセチル化し、アミノ基とした
ものである。
【0032】
【化1】
【0033】加水分解の程度により、アセトアミド基と
アミノ基の比率が異なり、
【0034】アミノ基の数/(アセトアミド基の数+ア
ミノ基の数)×100
【0035】を脱アセチル化度(%で表す。測定方法は
後述する。)という。
【0036】本発明で用いるキトサンは、脱アセチル化
度が60%〜90%であるものを使用する。より好まし
くは、脱アセチル化度65%〜80%である。脱アセチ
ル化度が低すぎるとキトサンの水への溶解度が低下する
ため、使用し難くなり、効力も低下する。また、脱アセ
チル化度が高すぎる場合にも安定した効力は得られな
い。
【0037】本発明のキトサンは、天然のキチンから得
られたキトサンを加水分解し、濾過し、乾燥して得られ
る。加水分解条件により所望の分子量のキトサンを得る
ことができる。また、キトサンは、大日精化工業株式会
社、焼津水産化学工業株式会社等の市販のものを使用す
ることもできる。この様にして得られたキトサンの分子
量とは質量平均分子量を指し、そのキトサンの分子量
は、オストワルド粘度測定法により求めた粘度から換算
して求める(測定方法は後述する。)。
【0038】本発明では、上記の様に定義した分子量
で、少なくとも(A)分子量3000〜60000のキ
トサン、(B)分子量35000〜90000のキトサ
ンの2種類以上を使用する。但し、(A)として選択し
たキトサンと(B)として選択したキトサンの分子量が
同じにならないように選択する。この時、(A)及び
(B)のキトサンの分子量の差は、10000以上であ
ることが好ましく、より好ましくは20000以上であ
る。また、分子量の範囲としては、(A)の分子量が3
000〜30000、(B)の分子量が35000〜8
0000が好ましく、より好ましくは(A)の分子量が
5000〜20000であり、(B)の分子量が400
00〜70000である。分子量が2種以上のキトサン
を使用することにより、1種類の分子量のキトサンを使
用した場合よりも植物を病害から守る効果が増強され
る。また、植物病原体の抗菌スペクトラムが広くなり、
充分な耐病性及び成長を向上する効果が得られる。
【0039】本発明では、キトサンに対して、(C)乳
酸及び/又はコハク酸を併用する必要がある。乳酸及び
/又はコハク酸の使用量は、キトサンを溶解する必要が
あるため、キトサンのアミノ基に対し、カルボキシル基
が等モル以上使用する必要がある。また、多すぎると酸
性度が上がるため、植物に悪影響を及ぼす可能性がある
ため、好ましくない。
【0040】好ましい使用量は、組成物に対し、2質量
%以上15質量%未満であり、特に、コハク酸、乳酸成
分として好ましい使用範囲は、コハク酸を組成物の0.
5〜5質量%、乳酸を組成物の1〜10質量%使用する
のが望ましい。さらに、乳酸及びコハク酸の合計量とし
て、キトサン使用量に対し、0.4質量倍以上1質量倍
未満であることが望ましい。ここでの使用量は、カルボ
キシル基が遊離の状態の酸の量であり、アルカリで中和
した場合にはその分の量は除いた量である。
【0041】本発明では、植物に悪影響を及ぼさないも
のであれば、耐病性及び成長を向上する効果を増強する
ために、乳酸、コハク酸以外の(D)有機カルボン酸を
単独又は併用して使用してもよい。有機カルボン酸とし
ては、生物に生理活性作用を有するものが、より有効で
あり好ましい。この様な有機カルボン酸としては、グル
タミン酸、サリチル酸、アラキドン酸、インドール酢酸
が例示され、これらは1種又は2種以上を使用してもよ
い。
【0042】(D)有機カルボン酸は、植物に悪影響を
与える程の量を使用しなければ、使用量に特に制限はな
いが、その作用性により、使用量は自ずと制限される。
例えば、植物ホルモン作用を有する化合物では、多くを
使用することは、逆効果となる。一般的には、組成物の
0.0001質量%〜5質量%使用することが好まし
い。
【0043】本発明は、(E)無機塩を使用することが
できる。無機塩として、特に植物に対して、有効なケイ
酸塩、亜リン酸塩、リン酸塩が好ましく、これらは単独
で使用しても又は併用してもよい。ケイ酸塩は特にイネ
科植物には、有用であり、収量増加等の作用が期待でき
る。無機塩は、組成物の1質量%〜5質量%使用するこ
とが好ましい。
【0044】本発明では、(F)ジメチルスルフォキシ
ド(DMSO)を使用することができる。DMSOは本
発明のキトサン等の組成物成分を植物に吸収し易くし、
作用を発現しやすくするために有用である。DMSO
は、植物に影響が出ず、上記の無機塩の溶解性が保たれ
る量を使用することができる。好ましくは、組成物の3
質量%〜15質量%であり、より好ましくは5質量%〜
10質量%である。
【0045】本発明では、(G)炭素数1〜8の枝分か
れしていてもよいアルキル基を有するアルコールを使用
することができる。このアルコールは、組成物の泡立ち
を抑制し、組成物の安定性を保つために有効である。特
に炭素数4〜6のアルキルアルコールが好ましく、イソ
アミルアルコールが特に好ましい。アルコールの含有量
は、組成物の0.5質量%〜5質量%が好ましい。
【0046】本発明では、(H)界面活性剤を使用する
ことができる。界面活性剤はキトサン等の薬剤の植物表
面への定着性を良くするという効果がある。界面活性剤
としては、植物に影響のないものであれば、特に制限な
く使用できるが、農薬の展着剤用に使用可能なものが好
ましい。より好ましくはノニオン系の界面活性剤であ
り、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリアルキレング
リコールアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオ
キシエチレンヘキシタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エ
ステルが例示される。
【0047】(H)界面活性剤は、組成物の0.5質量
%〜3質量%使用するのが好ましい。
【0048】本発明の組成物には、植物に影響がなけれ
ば、その他の溶媒を使用し、組成物の安定性を増すこと
も可能であるが、残りの成分は実質的には、(I)水で
あり、水の含有量は、上記成分と合計で100質量%に
なるように使用される。具体的には、使用する成分によ
り異なるが、40質量%〜93質量%使用するのが好ま
しい。
【0049】本発明の組成物は、キトサンの水への溶解
状態の安定性と植物への安全性の面から組成物のpHが
重要である。市販のpHメーターを使用し、pHとして
通常4.0〜5.5であることが好ましいが、上記の成
分を用い、上記の使用量の範囲内であれば、特段pHを
調整する必要はない。但し、使用する水のpHがかなり
酸性又はアルカリ性にずれている場合、酸性度の強い有
機カルボン酸を使用した場合、キトサンを溶解しやすく
するため大量の酸(乳酸、コハク酸等)を使用した場合
の様に組成物のpHが上記範囲を大きく外れる場合に
は、アルカリ性の場合には、乳酸、コハク酸により、酸
性の場合には炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリによりpHを調整する。
【0050】本発明の組成物は、上記の必要成分を均一
の水溶液にすることができれば、混合の順番等は問わ
ず、どの様に混合してもかまわない。但し、通常はキト
サンが中性の水に溶解し難いため、乳酸及び/又はコハ
ク酸を水(蒸留水、精製水を使用することが好まし
い。)に溶解しておき、撹拌しながらキトサンを添加、
溶解し、その後にその他の必要成分を、必要により水等
に溶解して添加し、製造するのが好ましい。
【0051】本発明の組成物を実際に植物体に使用、処
理する場合は、必要量の水に希釈して使用する。この時
の希釈倍率は、植物の種類によっても異なるが、通常3
0質量倍〜700質量倍であり、より好ましくは50質
量倍から350質量倍である。
【0052】<脱アセチル化度の測定方法>財団法人日
本健康・栄養食品協会「健康食品規格基準の公示」(平
成7年6月1日発行)の方法に準じた下記方法を用い
る。ポリビニール硫酸カリウム(PVSK)を使用した
コロイド滴定によって遊離アミノ基を測定し、キトサン
の脱アセチル化度を求める。200mlメスフラスコ中
に乾燥減量試験法にしたがった乾燥後、キトサン試料
1.0gを精密採取し、0.5%酢酸溶液を加えて溶解
し、正確に200mlとする。キトサン試料溶液1.0
gを正確に滴定容器に採取し、水50mlとトルイジン
ブルー(指示薬)試料溶液0.2mlを加えて充分混合
後、ポリビニール硫酸カリウム溶液で滴定する。終点は
青色が赤紫色に変わる点とする。滴定量をVmlとす
る。
【0053】同様にキトサン試料を加えない溶液を滴定
する。滴定量をBmlとする。ポリビニール硫酸カリウ
ム溶液は、約1/400Nで精密に求めておく。その濃
度を[PVSK]とする。
【0054】キトサン中の遊離アミノ基質量(X)(グ
ルコサミン残基の質量に相当)と結合アミノ基質量
(Y)(N−アセチルグルコサミン残基の質量に相当)
は、
【0055】X=キトサン中の遊離アミノ基質量=[P
VSK]×161/1000×(V−B)
【0056】Y=キトサン中の結合アミノ基質量=0.
5×1/100―X
【0057】となり、脱アセチル化度は下記式:
【0058】脱アセチル化度(%)=(X/161)/
(X/161+Y/203)×100
【0059】に従って計算される。
【0060】尚、161はグルコサミン残基の当量分子
量であり、203はN−アセチルグルコサミン残基の当
量分子量である。
【0061】<キトサン分子量の測定方法>オストワル
ド粘度計を用い、比粘度を測定し、以下の表1の換算表
を用いて、求める。測定溶液は、キトサン試料50mg
に4%酢酸水溶液50ml、0.6M/Lの食塩水50
mlを加え、溶解して調製する。シバタ製オストワルド
粘度計の内径0.5mmの毛細管を使用し、刻線aから
刻線bの通過時間を測定し、この時間をtとする。
【0062】キトサンを溶解しない溶液を調製し、同様
に刻線aから刻線bの通過時間を測定し、この時間をt
0とする。
【0063】t、t0ともに3回測定し、平均値を使用
する。
【0064】比粘度は、下記式: 比粘度=t/t0−1
【0065】で計算される。
【0066】
【表1】
【0067】
【実施例】 <組成物例1> 成分名 成分含有量 (質量%) (A)キトサン(分子量16,000 脱アセチル化度85.1%) 3.5% (B)キトサン(分子量40,000 脱アセチル化度78.8%) 3.5% (C)乳酸 0.7% コハク酸 2.8% (D)サリチル酸 2.0% (E)リン酸二水素ナトリウム 2.1% (F)ジメチルスルフォキシド 7% (G)イソアミルアルコール 0.7% (H)界面活性剤(*) 0.7% (*)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート (I)水 77%
【0068】 <組成物例2> 成分名 成分含有量 (質量%) (A)キトサン(分子量16,000 脱アセチル化度85.1%) 3.5% (B)キトサン(分子量40,000 脱アセチル化度78.8%) 3.5% (C)乳酸 4% コハク酸 0.7% (D)アラキドン酸 0.5% (F)ジメチルスルフォキシド 7% (G)イソペンチルアルコール 0.7% (H)界面活性剤(*) 0.7% (*)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート (I)水 79.4%
【0069】 <組成物例3> 成分名 成分含有量 (質量%) (A)キトサン(分子量16,000 脱アセチル化度85.1%) 3.5% (B)キトサン(分子量40,000 脱アセチル化度78.8%) 3.5% (C)乳酸 2.8% コハク酸 2.5% (E)珪酸ナトリウム 1.4% (F)ジメチルスルフォキシド 7% (G)イソアミルアルコール 0.7% (H)界面活性剤(*) 0.7% (*)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート (I)水 77.9%
【0070】 <組成物例4> 成分名 成分含有量 (質量%) (A)キトサン(分子量10,000 脱アセチル化度70%) 3.5% (B)キトサン(分子量40,000 脱アセチル化度70%) 3.5% (C)乳酸 6.2% コハク酸 1.5% (D)アラキドン酸 2.0% (E)リン酸二水素ナトリウム 2.1% (F)ジメチルスルフォキシド 7% (G)イソアミルアルコール 0.7% (H)界面活性剤(*) 0.7% (*)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート (I)水 72.8%
【0071】 <組成物例5> 成分名 成分含有量 (質量%) (A)キトサン(分子量10,000 脱アセチル化度85.1%) 3.5% (B)キトサン(分子量80,000 脱アセチル化度78.8%) 3.5% (C)乳酸 0.7% コハク酸 2.8% (D)サリチル酸 2.0% (E)リン酸二水素ナトリウム 2.1% (F)ジメチルスルフォキシド 7% (G)イソアミルアルコール 0.7% (H)界面活性剤(*) 0.7% (*)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート (I)水 77.0%
【0072】 <組成物例6> 成分名 成分含有量 (質量%) (A)キトサン(分子量50,000 脱アセチル化度85.1%) 3.5% (B)キトサン(分子量80,000 脱アセチル化度78.8%) 3.5% (C)乳酸 0.7% コハク酸 2.8% (D)サリチル酸 2.0% (E)リン酸二水素ナトリウム 2.1% (F)ジメチルスルフォキシド 7% (G)イソアミルアルコール 0.7% (H)界面活性剤(*) 0.7% (*)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート (I)水 77.0%
【0073】 <比較組成物例1> 成分名 成分含有量 (質量%) キトサン(分子量16,000 脱アセチル化度85.1%) 3.5% (C)乳酸 0.7% コハク酸 2.8% (D)サリチル酸 2.0% (E)リン酸二水素ナトリウム 2.1% (F)ジメチルスルフォキシド 7% (G)イソアミルアルコール 0.7% (H)界面活性剤(*) 0.7% (*)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート (I)水 77%
【0074】 <比較組成物例2> 成分名 成分含有量 (質量%) キトサン(分子量40,000 脱アセチル化度78.8%) 3.5% (C)乳酸 0.7% コハク酸 2.8% (D)サリチル酸 2.0% (E)リン酸二水素ナトリウム 2.1% (F)ジメチルスルフォキシド 7% (G)イソアミルアルコール 0.7% (H)界面活性剤(*) 0.7% (*)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート (I)水 77%
【0075】 <比較組成物例3> 成分名 成分含有量 (質量%) キトサン(分子量6,400 脱アセチル化度85%) 2.7% 酢酸 5.4% 水 91.9%
【0076】 <比較組成物例4> 成分名 成分含有量 (質量%) キトサン(分子量10,000 脱アセチル化度85.1%) 7.0% (C)乳酸 0.7% コハク酸 2.8% (D)サリチル酸 2.0% (E)リン酸二水素ナトリウム 2.1% (F)ジメチルスルフォキシド 7% (G)イソアミルアルコール 0.7% (H)界面活性剤(*) 0.7% (*)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート (I)水 77.0%
【0077】 <比較組成物例5> 成分名 成分含有量 (質量%) キトサン(分子量50,000 脱アセチル化度85.1%) 7.0% (C)乳酸 0.7% コハク酸 2.8% (D)サリチル酸 2.0% (E)リン酸二水素ナトリウム 2.1% (F)ジメチルスルフォキシド 7% (G)イソアミルアルコール 0.7% (H)界面活性剤(*) 0.7% (*)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート (I)水 77.0%
【0078】 <比較組成物例6> 成分名 成分含有量 (質量%) キトサン(分子量80,000 脱アセチル化度78.8%) 7.0% (C)乳酸 0.7% コハク酸 2.8% (D)サリチル酸 2.0% (E)リン酸二水素ナトリウム 2.1% (F)ジメチルスルフォキシド 7% (G)イソアミルアルコール 0.7% (H)界面活性剤(*) 0.7% (*)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート (I)水 77.0%
【0079】<実施例1>ポット植えの2、3葉期のキ
ュウリ(品種:ときわ光3号P型)に組成物例1、比較組
成物例1、比較組成物例2をそれぞれ水で200倍に希
釈し、供試作物の第1葉と第2葉の表裏面ともに、45
ミリリットル/3ポット散布処理した。翌日、第1葉、
第2葉表裏面に灰色カビ病菌(Botrytis ci
nerea)胞子懸濁液(最終濃度3×105個/ミリ
リットル、DIFCO Potato Dextros
e Broth 1.2%)を噴霧接種した。5日後、
本葉2、3、4葉について、各発病面積率を調査し、発
病度を求めた。更に無処理区との比較により防除価を算
出した。3ポットの平均の結果を下記に示す。
【0080】 使用薬剤 希釈倍率 発病面積率 防除価 組成物例1 200倍 13.3% 86.7% 比較組成物例1 200倍 33.3% 66.7% 比較組成物例2 200倍 80.0% 20.0% 無処理区 100% 0%
【0081】<実施例2>ポット植えの2、3葉期のキ
ュウリ(品種:ときわ光3号P型)に組成物例1、比較組
成物例3それぞれ水道水で50倍に希釈し、供試作物へ
50ミリリットル/2ポット散布処理した。翌日、灰色
カビ病菌(Botrytis cinerea)の胞子
懸濁液(2×106/ミリリットル )を噴霧接種した。
直ちに20℃、100RH条件の湿室に入れ、3日間保
持した。第1、2本葉について、各発病面積率を調査
し、発病度を求めた。更に無処理区との比較により防除
価を算出した。6ポットの平均の結果を下記に示す。
【0082】 使用薬剤 希釈倍率 発病面積率 防除価 組成物例1 50倍 23.5% 74.1% 比較組成物例3 50倍 61.7% 32.1% 無処理区 90.8% 0%
【0083】<実施例3>実圃場で春キャベツの灰色カ
ビ病に対する予防効果試験を実施した。組成物例1を育
苗中は水で50倍に希釈して1回散布し、定植後は水で
200倍に希釈して2回散布した。比較として、慣行の
農薬(育苗中はジマンダイセン(商標)、ベンレート
(商標)を使用し、定植後はロブラール(商標)、ベン
レート(商標))を用い、また、組成物例1と農薬を併
用して、効果を調べた。それぞれ3区画について、10
0株に対する発病株数を求めた。3区画ずつ調査した平
均値を下記に示す。
【0084】 使用薬剤 希釈倍率 発病株数 組成物例1 200倍 5.3 慣行農薬 10.3 組成物例1+慣行農薬 200倍 2.7
【0085】<実施例4>イネのイモチ病に対する予防
効果を調べた。イネ種子(品種:コシヒカリ)をベンレ
ートT水和剤20(商標)により湿粉衣処理(乾籾重1
%)を行い風乾後、15℃、浴比1:2の条件で6日間
浸種し、30℃で1日間催芽を行い、9cm径プラスチ
ックポットに4gずつ播種した。播種後覆土前の時点で
ダコニール1000(商標)の500倍液を通常育苗箱
あたり500ミリリットル相当の割合で灌注した。出芽
は30℃を3日間保つことで行い、出芽後は過度の潅水
を避け、試験終了時までガラス温室内で管理した。試験
液は、組成物例3を35倍と70倍に希釈したものを用
い、イネの生育ステージで2葉期と3葉期の2回、小型
霧吹きを用いて、1ポット当たり6ミリリットルずつ株
全体に散布した。試験液最終散布日から2日後に、2×
105個/ミリリットルに調整したイモチ病胞子懸濁液
を葉裏面を中心にポット当たり5.6ミリリットルの割
合で噴霧した。接種後3日間加湿状態に置き、発病を促
した。試験液最終散布日から9日後に、各ポットの各1
00茎について第2葉及び第3葉上の病斑の有無と病斑
数を調査し、発病株率並びに総病斑数、防除価を算出し
た。結果を下記に示す。
【0086】 使用薬剤 希釈倍率 発病株率 総病斑数 防除価 組成物例3 35倍 25.0% 50.0 41.0 組成物例3 70倍 23.3% 41.7 50.8 無処理区 37.0% 84.7 − 尚、薬害は特に見られなかった。
【0087】<実施例5>実圃場で組成物例2を用い
て、馬鈴薯(農林1号)の収穫量への影響を調べた。組
成物例2の200ミリリットルを35倍に薄め、3アー
ル当たりに、慣行の殺菌剤処理に合わせて、表2の様に
処理した。収穫時に1.65m2(9株)の堀取り調査
を行い、総重量(3カ所の平均)を求めた。結果を下記
に示す。
【0088】 使用薬剤 希釈倍率 総重量 10アール当たり換算収量 組成物例2 35倍 8.5kg 5,100kg 無処理区 7.2kg 4,320kg また、生育中の茎葉には特に明確な病害の症状は無かっ
た。
【0089】
【表2】
【0090】<実施例6>実圃場で組成物例4を用い
て、馬鈴薯(メークイン)の収穫量への影響を調べた。
組成物例4を300倍に希釈し、6アール当たりに、開
花前に1回、開花後10日間隔で、2回散布した。収穫
時に1.65m2(9株)の堀取り調査を行い、総重量
(3カ所の平均)を求めた。結果を下記に示す。
【0091】 使用薬剤 希釈倍率 総重量 10アール当たり換算収量 組成物例4 300倍 10.4kg 6,240kg 無処理区 8.9kg 5,340kg
【0092】<実施例7>本葉3葉期キュウリ幼苗(品
種:光3号P型、プラストカップ植え)に組成物例5、
6、比較組成物例4〜6をそれぞれ水で70倍に希釈調
整したサンプル45ml/3ポットを、ハンドスプレイヤ
ーを用いて、第1葉、第2葉表裏面に散布処理した。室
内にて48時間風乾放置の後、PDA培地上で形成され
たキュウリ灰色カビ病菌(Botrytis cine
rea)分生胞子懸濁液(最終濃度1×105個/ミリ
リットル、DIFCO Potato Dextros
eBroth 1.2%)を噴霧し、20℃湿度100
%条件下に3日間保持した。室内に移して風乾後、第1
葉、第2葉について、発病(病斑)面積率を調査して発
病度を求め、防除価を算出した。
【0093】3ポットの平均の結果を下記に示す。
【0094】 使用薬剤 希釈倍率 防除価 組成物例5 70倍 58.7% 組成物例6 70倍 57.8% 比較組成物例4 70倍 25.1% 比較組成物例5 70倍 26.1% 比較組成物例6 70倍 14.3%
【0095】
【発明の効果】2種類の分子量のキトサンを用いること
により、植物に対して、安定した、高い耐病性及び成長
を向上させる効果を発現できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 37/38 A01N 37/38 37/44 37/44 43/38 43/38 (72)発明者 安齊 福実 福島県河沼郡河東町大字東長原字長谷地 111 昭和電工株式会社ガス・化成品生 産・技術統括部内 Fターム(参考) 4H011 AA05 BA01 BA06 BB06 BB08 BB09 BC03 BC06 BC07 DA15 DC05 DD03 DG05

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)分子量3000〜60000のキ
    トサン、(B)分子量35000〜90000のキトサ
    ン(但し、(A)のキトサンの分子量と(B)のキトサ
    ンは分子量が異なるように選択するものとする。)並び
    に(C)乳酸及び/又はコハク酸を含有することを特徴
    とする、植物の耐病性及び成長を向上する組成物。
  2. 【請求項2】 (A)及び(B)のキトサンの脱アセチ
    ル化度が60%〜90%(但し、(A)、(B)で脱ア
    セチル化度は同一でも異なっていてもよい。)であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 (A)及び(B)のキトサンの含有量の
    比率が、1:0.9〜1.1であることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 (A)及び(B)のキトサンの含有量が
    合計で組成物の5質量%〜15質量%であることを特徴
    とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 (C)乳酸及び/又はコハク酸を2質量
    %以上15質量%未満含有することを特徴とする、請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 コハク酸を組成物の0.5〜5質量%、
    乳酸を組成物の1〜10質量%含有し、その合計量がキ
    トサンの0.4質量倍以上1.0質量倍未満であること
    を特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】 乳酸及びコハク酸以外の(D)有機カル
    ボン酸を含有することを特徴とする、請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 (D)有機カルボン酸が、グルタミン
    酸、サリチル酸、アラキドン酸及びインドール酢酸から
    なる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴と
    する、請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 (D)有機カルボン酸の含有量が組成物
    の0.0001質量%〜5質量%であることを特徴とす
    る、請求項7又は8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 (E)無機塩を含有することを特徴と
    する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 (E)がケイ酸塩、亜リン酸塩及びリ
    ン酸塩から選ばれる少なくとも一つであることを特徴と
    する、請求項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 (E)の含有量が組成物の1質量%〜
    5質量%であることを特徴とする、請求項10又は11
    に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 (F)ジメチルスルフォキシドを組成
    物の3〜15質量%含有することを特徴とする、請求項
    1〜12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 (G)炭素数1〜8の枝分かれしてい
    てもよいアルキル基を有するアルコールを含有すること
    を特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の組成
    物。
  15. 【請求項15】 (G)アルコールがイソアミルアルコ
    ールであることを特徴とする、請求項14に記載の組成
    物。
  16. 【請求項16】 (G)アルコールの含有量が組成物の
    0.5質量%〜5質量%であることを特徴とする、請求
    項14又は15に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 (H)界面活性剤を含むことを特徴と
    する、請求項1〜16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 (H)界面活性剤がポリオキシエチレ
    ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアル
    キルエーテル、ポリアルキレングリコールアルキルエー
    テル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシ
    エチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレンヘキシタ
    ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
    酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステルからなる群の
    少なくとも1種であることを特徴とする、請求項17に
    記載の組成物。
  19. 【請求項19】 (H)界面活性剤の含有量が組成物の
    0.5質量%〜3質量%であることを特徴とする、請求
    項17又は18に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 (I)水を含有することを特徴とす
    る、請求項1〜19のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 (I)水含有量が40質量%〜93質
    量%であることを特徴とする、請求項20に記載の組成
    物。
  22. 【請求項22】 水で希釈して使用することを特徴とす
    る、請求項1〜21のいずれか1項に記載の組成物の使
    用方法。
  23. 【請求項23】 水による希釈倍率が30質量倍〜70
    0質量倍であることを特徴とする、請求項22に記載の
    使用方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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