JP2004107356A - 環境保全型有害生物防除剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬害や薬剤抵抗性の問題もなく、人畜に対する安全性が高く、環境への負荷を軽減することができる有害生物防除剤を提供する。
【解決手段】還元澱粉糖化物を植物に付着する有害生物に対する防除剤の有効主成分として含有し、液剤、水溶剤または水和剤であることを特徴とする、環境保全型有害生物防除剤。
【選択図】 なし
【解決手段】還元澱粉糖化物を植物に付着する有害生物に対する防除剤の有効主成分として含有し、液剤、水溶剤または水和剤であることを特徴とする、環境保全型有害生物防除剤。
【選択図】 なし
Description
本発明は環境保全型有害生物防除剤に関するものである。
農園芸作物の品質や収量を向上させるために有害生物の防除は重要な要因の一つである。
現在、農園芸作物を害する有害生物の防除剤として、殺虫剤では有機リン系,カーバメイト系,ピレスロイド系などが、殺ダニ剤ではピラゾール系,IGR系(昆虫成長制御剤)などが、殺菌剤ではベンゾイミダゾール系,EBI系(エルゴステロール生合成阻害剤)などが使用されている。
これら防除剤の多くは化学的合成品で経済性や防除効果が優れており、多種の有害生物に対して単用又は混用などによりそれぞれの防除剤が有効に使用されている。
また、農園芸作物の種類や栽培方法の多様化や、薬剤抵抗性有害生物の出現に対応するためにより安全性の高い有害生物防除剤が開発されている。
しかしながら、有害生物が薬剤に対する抵抗性を容易に獲得し、これら有害生物防除剤の効果が次第に不足する事態となる場合がある。
現在、農園芸作物を害する有害生物の防除剤として、殺虫剤では有機リン系,カーバメイト系,ピレスロイド系などが、殺ダニ剤ではピラゾール系,IGR系(昆虫成長制御剤)などが、殺菌剤ではベンゾイミダゾール系,EBI系(エルゴステロール生合成阻害剤)などが使用されている。
これら防除剤の多くは化学的合成品で経済性や防除効果が優れており、多種の有害生物に対して単用又は混用などによりそれぞれの防除剤が有効に使用されている。
また、農園芸作物の種類や栽培方法の多様化や、薬剤抵抗性有害生物の出現に対応するためにより安全性の高い有害生物防除剤が開発されている。
しかしながら、有害生物が薬剤に対する抵抗性を容易に獲得し、これら有害生物防除剤の効果が次第に不足する事態となる場合がある。
一方、近年になり消費者の食品に対する安全性への意識が高まり、より安全性の高い農園芸作物の提供が要望されるようになった。
また、自然環境への意識も高まり、環境保全への取り組みも各方面でなされている。
このような中で新規の農園芸用有害生物防除剤を開発するに当たっては人畜に対する安全性の確保に加え、自然環境に対する影響の配慮が必要である。
このような状況を考慮した防除剤の例としては、特開平7−126105号公報に記載されているように、澱粉、海藻抽出物、植物性粘質物などの天然水溶性高分子を含有する有害生物防除剤が挙げられる。
また、特開平10−218703号公報には、α化ヒドロキシプロピル澱粉を含有する有害生物防除剤の記載がある。
特開平7−126105号公報
特開平10−218703号公報
また、自然環境への意識も高まり、環境保全への取り組みも各方面でなされている。
このような中で新規の農園芸用有害生物防除剤を開発するに当たっては人畜に対する安全性の確保に加え、自然環境に対する影響の配慮が必要である。
このような状況を考慮した防除剤の例としては、特開平7−126105号公報に記載されているように、澱粉、海藻抽出物、植物性粘質物などの天然水溶性高分子を含有する有害生物防除剤が挙げられる。
また、特開平10−218703号公報には、α化ヒドロキシプロピル澱粉を含有する有害生物防除剤の記載がある。
ところで、実用的な商品を開発するには消費者のニーズに適合した製剤化とコストの検討が必要である。
家庭農園芸分野ではあらかじめ散布薬液を調製した無希釈直接散布剤の需要があり、農業分野では水で希釈して使用するために粉末・顆粒などの固体状や濃厚化した液状製剤品が流通している。
しかしながら、水溶性高分子、特に、加工澱粉を含有する固体状製剤品は保管中に吸湿により固結やママコ(凝集粒)を生じ水への分散が劣る原因となる。
一方、加工澱粉を含有する液状製剤品は保管中に分離やゲル化が生じたり、あるいはカビが発生するなど長期間の安定性に欠ける面がある。
また、加工澱粉を含有する濃厚水溶液は、粘度が高く、計量時の不便さや容器内付着による残留が生ずる。
前記の特開平7−126105号公報に記載のα化澱粉は、長期間の安定性が必ずしも良くなく、その改善方法としてα化澱粉をヒドロキシプロピル化して保存安定化を図り、特開平10−218703号公報に記載の有害生物防除剤に至っている。
しかしながら、特開平10−218703号公報では加工澱粉を水素還元した還元澱粉糖化物については示唆していない。
家庭農園芸分野ではあらかじめ散布薬液を調製した無希釈直接散布剤の需要があり、農業分野では水で希釈して使用するために粉末・顆粒などの固体状や濃厚化した液状製剤品が流通している。
しかしながら、水溶性高分子、特に、加工澱粉を含有する固体状製剤品は保管中に吸湿により固結やママコ(凝集粒)を生じ水への分散が劣る原因となる。
一方、加工澱粉を含有する液状製剤品は保管中に分離やゲル化が生じたり、あるいはカビが発生するなど長期間の安定性に欠ける面がある。
また、加工澱粉を含有する濃厚水溶液は、粘度が高く、計量時の不便さや容器内付着による残留が生ずる。
前記の特開平7−126105号公報に記載のα化澱粉は、長期間の安定性が必ずしも良くなく、その改善方法としてα化澱粉をヒドロキシプロピル化して保存安定化を図り、特開平10−218703号公報に記載の有害生物防除剤に至っている。
しかしながら、特開平10−218703号公報では加工澱粉を水素還元した還元澱粉糖化物については示唆していない。
本発明の目的は、有害生物の防除に優れた効果を有し、有効成分が安価で入手でき製剤調製に特別の工夫を必要とせず、製剤品の保存安定性が良好で、かつ、人畜に対する安全性の向上に加え自然環境に対する負荷を軽減し、薬剤抵抗性を有害生物が獲得しにくく、薬害のない有害生物防除剤を提供することである。
本発明者等はこれらの課題を解決すべく種々検討したところ、従来、食品分野で保湿成分などとして広く用いられているがそれ自体を含む組成物の有害生物防除効果が知られていない還元澱粉糖化物が意外なことに有害生物の防除に有用で、且つ有害生物が還元澱粉糖化物を含有する本発明防除剤の防除効果に対する耐性をほとんど獲得しないことを見出し、更に、本発明防除剤は保存安定性が良好で且つ保存中や散布後の腐敗の心配もないことを見出して本発明を完成した。
すなわち、本発明の課題を解決するための手段は下記のとおりである。
第1に、還元澱粉糖化物を植物に付着する有害生物に対する防除剤の有効主成分として含有し、液剤、水溶剤または水和剤であることを特徴とする、環境保全型有害生物防除剤。
第2に、植物に付着する有害生物が、果樹、野菜または花卉に発生するハダニ類、サビダニ類、ホコリダニ類、アブラムシ類、コナジラミ類、アザミウマ類、カイガイムシ類、ウドンコ病菌、麦などの穀物やネギに発生するサビ病菌である、上記第1記載の環境保全型有害生物防除剤。
第2に、植物に付着する有害生物が、果樹、野菜または花卉に発生するハダニ類、サビダニ類、ホコリダニ類、アブラムシ類、コナジラミ類、アザミウマ類、カイガイムシ類、ウドンコ病菌、麦などの穀物やネギに発生するサビ病菌である、上記第1記載の環境保全型有害生物防除剤。
本発明において用いられる還元澱粉糖化物とは、澱粉をαアミラーゼや酸で液化した後、βアミラーゼなどの酵素で部分的に加水分解することにより製造された糖化液をそれ自体は公知の方法により水素加圧下で接触還元することにより製造されたものである。
本発明において使用される還元澱粉糖化物としては、還元澱粉糖化物または還元麦芽糖水飴の名称で食品用または一般用に市販されている還元澱粉糖化物が挙げられる。
本発明に好適に採用できる還元澱粉糖化物としては、例えば東和化成工業株式会社製のPO−10(商品名)、PO−20(商品名)、PO−30(商品名)、PO−40(商品名)、アマルティシロップ(商品名)などが挙げられる。
本発明に好適に採用できる還元澱粉糖化物のひとつであるPO−10は、デキストロース当量が12未満のデキストリンを還元したものであり、その糖組成は概ね、ソルビトール0.1〜2%(以下、特に断らない限り%は重量%を意味する。)、水素化二糖類0.1〜5%、水素化三糖類0.15%、重合度(DP)20以上の水素化ポリオール50〜80%、残余が重合度4〜19の水素化ポリオールである。
また、本発明に好適に採用できる還元澱粉糖化物で、還元麦芽糖水飴とも呼称されるアマルティシロップは、市販の麦芽糖水飴を還元したものであり、その糖組成は概ね、ソルビトール1〜4%、水素化二糖類75〜80%、水素化三糖類10〜17%、重合度(DP)4以上の水素化ポリオール6〜12%である。
本発明において使用される還元澱粉糖化物としては、還元澱粉糖化物または還元麦芽糖水飴の名称で食品用または一般用に市販されている還元澱粉糖化物が挙げられる。
本発明に好適に採用できる還元澱粉糖化物としては、例えば東和化成工業株式会社製のPO−10(商品名)、PO−20(商品名)、PO−30(商品名)、PO−40(商品名)、アマルティシロップ(商品名)などが挙げられる。
本発明に好適に採用できる還元澱粉糖化物のひとつであるPO−10は、デキストロース当量が12未満のデキストリンを還元したものであり、その糖組成は概ね、ソルビトール0.1〜2%(以下、特に断らない限り%は重量%を意味する。)、水素化二糖類0.1〜5%、水素化三糖類0.15%、重合度(DP)20以上の水素化ポリオール50〜80%、残余が重合度4〜19の水素化ポリオールである。
また、本発明に好適に採用できる還元澱粉糖化物で、還元麦芽糖水飴とも呼称されるアマルティシロップは、市販の麦芽糖水飴を還元したものであり、その糖組成は概ね、ソルビトール1〜4%、水素化二糖類75〜80%、水素化三糖類10〜17%、重合度(DP)4以上の水素化ポリオール6〜12%である。
本発明の環境保全型有害生物防除剤は、通常、還元澱粉糖化物を、防除剤中に固形分濃度として0.1〜100%含有する。
本発明の環境保全型有害生物防除剤は、植物に付着した有害生物に対して、希釈散布液または無希釈散布液を動力噴霧機やハンドスプレー等で散布することで使用できる。
本発明防除剤を希釈して散布する場合、本発明防除剤中の還元澱粉糖化物濃度は固形分として10〜100%含有するように調整することが好ましい。
希釈散布液中の還元澱粉糖化物濃度は、有害生物の付着状況や種類によって異なるが、通常、希釈散布液中に還元澱粉糖化物の固形分濃度が0.1〜5.0%となるように希釈・調整することが好ましい。
また、本発明防除剤を希釈せず直接散布する場合、本発明防除剤中の還元澱粉糖化物濃度は、固形分として0.1〜5.0%含有するように調整し、植物の葉面が濡れるよう十分な量を散布することが好ましい。
本発明の環境保全型有害生物防除剤は、植物に付着した有害生物に対して、希釈散布液または無希釈散布液を動力噴霧機やハンドスプレー等で散布することで使用できる。
本発明防除剤を希釈して散布する場合、本発明防除剤中の還元澱粉糖化物濃度は固形分として10〜100%含有するように調整することが好ましい。
希釈散布液中の還元澱粉糖化物濃度は、有害生物の付着状況や種類によって異なるが、通常、希釈散布液中に還元澱粉糖化物の固形分濃度が0.1〜5.0%となるように希釈・調整することが好ましい。
また、本発明防除剤を希釈せず直接散布する場合、本発明防除剤中の還元澱粉糖化物濃度は、固形分として0.1〜5.0%含有するように調整し、植物の葉面が濡れるよう十分な量を散布することが好ましい。
本発明防除剤は、通常、還元澱粉糖化物に界面活性剤および水を添加し、必要に応じて製剤助剤を加えて攪拌し液剤として用いるか、または、還元澱粉糖化物単独もしくは還元澱粉糖化物に界面活性剤、必要に応じて増量剤や製剤助剤を加えて混合し水溶剤、または水和剤として、水で溶解・希釈して用いることができる。
なお、製剤助剤または増量剤としては、従来から防除剤の製剤助剤または増量剤として知られている鉱物質担体、水溶性担体、凍結防止剤、防腐剤、色素、香料などが挙げられ、必要に応じて添加することができる。
なお、製剤助剤または増量剤としては、従来から防除剤の製剤助剤または増量剤として知られている鉱物質担体、水溶性担体、凍結防止剤、防腐剤、色素、香料などが挙げられ、必要に応じて添加することができる。
本発明において用いられる界面活性剤の組成は、特に限定されないが、例えば、ジアルキルスルホサクシネート系界面活性剤(例えばネオコールSW−CP;第一工業製薬製)、シリコーン系界面活性剤(例えばSilwet408;Witco製)、アルキルベンゼンスルホン酸系界面活性剤(例えばネオペレックスF−65;花王製)などが挙げられる。
通常、界面活性剤は、本発明防除剤を希釈せず直接散布する場合には0.005〜0.10%添加し、本発明防除剤を希釈して散布する場合には0.5〜5.0%添加することが好ましい。
通常、界面活性剤は、本発明防除剤を希釈せず直接散布する場合には0.005〜0.10%添加し、本発明防除剤を希釈して散布する場合には0.5〜5.0%添加することが好ましい。
ところで、本発明防除剤の有効成分である還元澱粉糖化物は、食品として使用基準の制限がなく広く利用されており、特に取り扱いに注意を要せず、人畜に対する安全性は非常に高く、環境汚染の問題もない。
また、本発明防除剤の有効成分である還元澱粉糖化物は、耐熱性、耐寒性、難醗酵性を有し、澱粉水溶液のように沈殿物の発生や腐敗、カビの増殖による品質低下も見られず、長期間の保存安定性に優れている。
本発明防除剤の作用は、有効成分である還元澱粉糖化物の造膜性により、有害生物に付着して窒息や行動の制限により死に至らしめるものと考えられる。
また、植物葉面や植物病害菌に付着して増殖を抑制し予防的、治療的効果を発現するものと考えられ、害虫および植物病害菌に対する薬剤抵抗性の発現がない。
従って、本発明防除剤単用でも有害生物の防除に優れた効果を示すが、殺虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤等の有害生物防除成分を混合して製剤化することは有害生物の防除対象が広がりより効果的である。
また、本発明防除剤の有効成分である還元澱粉糖化物は、耐熱性、耐寒性、難醗酵性を有し、澱粉水溶液のように沈殿物の発生や腐敗、カビの増殖による品質低下も見られず、長期間の保存安定性に優れている。
本発明防除剤の作用は、有効成分である還元澱粉糖化物の造膜性により、有害生物に付着して窒息や行動の制限により死に至らしめるものと考えられる。
また、植物葉面や植物病害菌に付着して増殖を抑制し予防的、治療的効果を発現するものと考えられ、害虫および植物病害菌に対する薬剤抵抗性の発現がない。
従って、本発明防除剤単用でも有害生物の防除に優れた効果を示すが、殺虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤等の有害生物防除成分を混合して製剤化することは有害生物の防除対象が広がりより効果的である。
本発明防除剤の防除対象となる有害生物は、果樹、野菜、花卉に発生するナミハダニ、カンザワハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニなどのハダニ類、サビダニ類、ホコリダニ類、ワタアブラムシ、モモアカアブラムシなどのアブラムシ類、オンシツコナジラミ、タバココナジラミなどのコナジラミ類、ミカンキイロアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ、チャノキイロアザミウマなどのアザミウマ類、コナカイガラムシなどのカイガラムシ類などが挙げられる。
また、野菜や花卉や果樹に発生するウドンコ病、麦類やネギに発生するサビ病などの防除にも効果的である。
また、野菜や花卉や果樹に発生するウドンコ病、麦類やネギに発生するサビ病などの防除にも効果的である。
本発明の防除剤は、有害生物の防除に優れた効果を有し、有効成分が安価で入手でき製剤調製に特別の工夫を必要とせず、製剤品の保存安定性が良好で、かつ、人畜に対する安全性の向上に加え自然環境に対する負荷を軽減し、薬害がなく薬剤抵抗性を有害生物が獲得しにくいものである。
以下に、本発明の環境保全型有害生物防除剤の実施例について説明するが、実施例中では、以下のものを用いた。
還元澱粉糖化物として用いるPO−10,PO−20,PO−30,PO−40は、いずれも商品名であり、東和化成工業製である。
還元麦芽糖水飴として用いるアマルティシロップ(商品名)は、東和化成工業製である。
ソルビットDパウダーは、東和化成工業製である。
ジアルキルスルホサクシネート系界面活性剤として用いるネオコールSW−CP(商品名)は、第一工業製薬製である。
ジアルキルスルホサクシネート系界面活性剤として用いるニューカルゲンEX−70(商品名)は、竹本油脂製である。
アルキルベンゼンスルホン酸系界面活性剤として用いるネオペレックスF−65(商品名)は、花王製である。
デヒドロ酢酸ナトリウムは、タイショーテクノス製である。
還元澱粉糖化物として用いるPO−10,PO−20,PO−30,PO−40は、いずれも商品名であり、東和化成工業製である。
還元麦芽糖水飴として用いるアマルティシロップ(商品名)は、東和化成工業製である。
ソルビットDパウダーは、東和化成工業製である。
ジアルキルスルホサクシネート系界面活性剤として用いるネオコールSW−CP(商品名)は、第一工業製薬製である。
ジアルキルスルホサクシネート系界面活性剤として用いるニューカルゲンEX−70(商品名)は、竹本油脂製である。
アルキルベンゼンスルホン酸系界面活性剤として用いるネオペレックスF−65(商品名)は、花王製である。
デヒドロ酢酸ナトリウムは、タイショーテクノス製である。
還元澱粉糖化物PO−40(固形分濃度70%)2.86%、ネオコールSW−CP0.03%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及び水97.01%を混合攪拌して液剤を調製し、本発明品1の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−30(固形分濃度70%)2.86%、ネオコールSW−CP0.03%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及び水97.01%を混合攪拌して液剤を調製し、本発明品2の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−20(固形分濃度70%)2.86%、ネオコールSW−CP0.03%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及び水97.01%を混合攪拌して液剤を調製し、本発明品3の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−10(固形分濃度100%)2.00%、ネオコールSW−CP0.03%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及び水97.87%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品4の防除剤を得た。
還元麦芽糖水飴アマルティシロップ(固形分濃度75%)2.67%、ネオコールSW−CP0.03%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及び水97.20%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品5の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−30(固形分濃度70%)2.86%、ネオペレックスF−65を0.10%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及び水96.94%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品6の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−30(固形分濃度70%)1.43%、ネオコールSW−CP0.03%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及び水98.44%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品7の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−30(固形分濃度70%)5.72%、ネオコールSW−CP0.03%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及び水94.15%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品8の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−30(固形分濃度70%)42.86%、ネオコールSW−CP1.50%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及び水55.54%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品9の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−30(固形分濃度70%)85.72%、ネオコールSW−CP3.00%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及び水11.18%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品10の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−10(固形分濃度100%)60.00%、ニューカルゲンEX−70を3.00%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及びソルビットDパウダー36.90%を混合して水溶剤を調製し、本発明品11の防除剤を得た。
還元麦芽糖水飴アマルティシロップ(固形分濃度75%)80.00%、ネオコールSW−CP3.00%、デヒドロ酢酸ナトリウム0.10%及び水16.90%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品12の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−40(固形分濃度70%)2.86%、ネオコールSW−CP0.03%及び水97.11%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品13の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−30(固形分濃度70%)2.86%、ネオコールSW−CP0.03%及び水97.11%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品14の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−20(固形分濃度70%)2.86%、ネオコールSW−CP0.03%及び水97.11%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品15の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−10(固形分濃度100%)2.00%、ネオコールSW−CP0.03%及び水97.97%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品16の防除剤を得た。
還元麦芽糖水飴アマルティシロップ(固形分濃度75%)2.67%、ネオコールSW−CP0.03%及び水97.30%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品17の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−30(固形分濃度70%)2.86%、ネオペレックスF−65を0.10%及び水97.04%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品18の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−30(固形分濃度70%)42.86%、ネオコールSW−CP1.50%及び水55.64%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品19の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−30(固形分濃度70%)85.72%、ネオコールSW−CP3.00%及び水11.28%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品20の防除剤を得た。
還元澱粉糖化物PO−10(固形分濃度100%)97.00%と、ニューカルゲンEX−70を3.00%とを混合して水溶剤を調製し、本発明品21の防除剤を得た。
還元麦芽糖水飴アマルティシロップ(固形分濃度75%)80.00%、ネオコールSW−CP3.00%及び水17.00%を混合撹拌して液剤を調製し、本発明品22の防除剤を得た。
[参考例1]
実施例13において、還元澱粉糖化物PO−40の2.86%(固形分換算で2.00%)に代わり、加工澱粉として松谷化学工業製のパインデックスY(商品名)2.00%を用いる以外(全量が100%となるように水で調整する)は全て実施例13と同様にして、参考品1の防除剤を得た。
[試験例]
次に、本発明の防除剤が有用であることを試験例で示す。
[試験例1]モモアカアブラムシ幼虫に対する殺虫試験
まず、所定の大きさに切り取ったダイコン葉に1葉当たり5頭の雌を寄生させ、水を入れた20ミリリットルのスクリュー管に挿し、24時間恒温室(25℃)内において産仔させた。
産仔されたダイコン葉から雌成虫を取り除き幼虫数を調査した。
調査後、本発明区として、実施例1〜8で得た本発明品1〜8の防除剤の無希釈液に、ダイコン葉を約5秒間浸漬処理した。
また、比較区として、参考例1で得た参考品1の防除剤の無希釈液にダイコン葉を約5秒間浸漬処理したものと、対照薬剤としてのアディオン乳剤(住友化学工業製)の1000倍希釈液にダイコン葉を約5秒間浸漬処理した。
さらに、無処理区として、ダイコン葉を水のみで浸漬処理したものを用意した。
各区のダイコン葉は、風乾後、恒温室内(25℃)に静置し、48時間後に幼虫の生死を観察し、死虫率(%)を算出した。
なお、試験は1区3連制で行った。
結果を表1に示す。
産仔されたダイコン葉から雌成虫を取り除き幼虫数を調査した。
調査後、本発明区として、実施例1〜8で得た本発明品1〜8の防除剤の無希釈液に、ダイコン葉を約5秒間浸漬処理した。
また、比較区として、参考例1で得た参考品1の防除剤の無希釈液にダイコン葉を約5秒間浸漬処理したものと、対照薬剤としてのアディオン乳剤(住友化学工業製)の1000倍希釈液にダイコン葉を約5秒間浸漬処理した。
さらに、無処理区として、ダイコン葉を水のみで浸漬処理したものを用意した。
各区のダイコン葉は、風乾後、恒温室内(25℃)に静置し、48時間後に幼虫の生死を観察し、死虫率(%)を算出した。
なお、試験は1区3連制で行った。
結果を表1に示す。
[試験例2]抵抗性ナミハダニ雌成虫に対する殺ダニ試験
まず、直径9cmのスチロール製カップで育成したインゲン(初生葉期)に抵抗性ナミハダニ30頭前後を接種し、ダニを定着させた。
ダニが定着した後、本発明区として、実施例2〜8で得た本発明品2〜8の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレーで十分量散布した。
また、比較区として、参考例1で得た参考品1の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレーで十分量散布した。
同様に、対照薬剤としてのダニトロンフロアブル(日本農薬製)の1000倍希釈液を、ハンドスプレーで十分量散布した。
さらに、無処理区として、水のみを散布したものを用意した。
各区の葉は、風乾後、恒温室内(25℃)に静置し、48時間後にダニの生死を観察し、死虫率(%)を算出した。
なお、試験は1区3連制で行った。
結果を表2に示す。
ダニが定着した後、本発明区として、実施例2〜8で得た本発明品2〜8の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレーで十分量散布した。
また、比較区として、参考例1で得た参考品1の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレーで十分量散布した。
同様に、対照薬剤としてのダニトロンフロアブル(日本農薬製)の1000倍希釈液を、ハンドスプレーで十分量散布した。
さらに、無処理区として、水のみを散布したものを用意した。
各区の葉は、風乾後、恒温室内(25℃)に静置し、48時間後にダニの生死を観察し、死虫率(%)を算出した。
なお、試験は1区3連制で行った。
結果を表2に示す。
[試験例3]抵抗性ミカンハダニに対する殺ダニ試験
本試験例では、鉢植え温州みかん(品種;青島,3年生)を使用した。
本発明区として、実施例9で得た本発明品9の防除剤を水で50倍に希釈した薬液を、噴霧器で鉢植え温州みかんに十分量散布した。
同様に、実施例10〜12で得た本発明品10〜12の防除剤を水で100倍に希釈した薬液を、噴霧器で鉢植え温州みかんに十分量散布した。
また、比較区として、参考例1で得た参考品1の防除剤の無希釈液を、噴霧器で鉢植え温州みかんに十分量散布した。
同様に、対照薬剤としてのダニカット乳剤(日産化学製)の1000倍希釈液を、噴霧器で鉢植え温州みかんに十分量散布した。
さらに、無処理区として、何も散布しないものを用意した。
各区について、散布前及び経時的に3,7,14日後に1樹当たり20葉(1区,1鉢,2連制)に寄生する抵抗性ミカンハダニ雌成虫数を調査した。
結果(100葉当たりに換算した値)を表3に示す。
本発明区として、実施例9で得た本発明品9の防除剤を水で50倍に希釈した薬液を、噴霧器で鉢植え温州みかんに十分量散布した。
同様に、実施例10〜12で得た本発明品10〜12の防除剤を水で100倍に希釈した薬液を、噴霧器で鉢植え温州みかんに十分量散布した。
また、比較区として、参考例1で得た参考品1の防除剤の無希釈液を、噴霧器で鉢植え温州みかんに十分量散布した。
同様に、対照薬剤としてのダニカット乳剤(日産化学製)の1000倍希釈液を、噴霧器で鉢植え温州みかんに十分量散布した。
さらに、無処理区として、何も散布しないものを用意した。
各区について、散布前及び経時的に3,7,14日後に1樹当たり20葉(1区,1鉢,2連制)に寄生する抵抗性ミカンハダニ雌成虫数を調査した。
結果(100葉当たりに換算した値)を表3に示す。
[試験例4]コムギ赤さび病に対する効力試験
本試験例では、無加温アクリルハウス内で育成した2.5〜3.0葉期のポット植えコムギ(品種:農林61号)を使用した。
本発明区として、実施例13〜18で得た本発明品13〜18の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えコムギに十分量散布した。
同様に、実施例19で得た本発明品19の防除剤の15倍希釈液、実施例20及び22で得た本発明品20及び22の防除剤の30倍希釈液、実施例21で得た本発明品21の防除剤の50倍希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えコムギに十分量散布した。
比較区として、参考例1で得た参考品1の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えコムギに十分量散布した。
同様に、対照薬剤としてのバシタック水和剤75(クミアイ化学工業製)の1000倍希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えコムギに十分量散布した。
各区について、散布翌日、赤さび病菌の胞子懸濁液(2.0×105 個/ミリリットル)をコムギに接種(2ミリリットル/ポット)し、24時間23℃、多湿条件下で保った後、アクリルハウス内で育成した。
散布8日後に、1株当たり第1葉目の赤さび病病斑数を調査した(1区10株/ポット、反復4ポット)。
また、防除価を次式により算出した。
本発明区として、実施例13〜18で得た本発明品13〜18の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えコムギに十分量散布した。
同様に、実施例19で得た本発明品19の防除剤の15倍希釈液、実施例20及び22で得た本発明品20及び22の防除剤の30倍希釈液、実施例21で得た本発明品21の防除剤の50倍希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えコムギに十分量散布した。
比較区として、参考例1で得た参考品1の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えコムギに十分量散布した。
同様に、対照薬剤としてのバシタック水和剤75(クミアイ化学工業製)の1000倍希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えコムギに十分量散布した。
各区について、散布翌日、赤さび病菌の胞子懸濁液(2.0×105 個/ミリリットル)をコムギに接種(2ミリリットル/ポット)し、24時間23℃、多湿条件下で保った後、アクリルハウス内で育成した。
散布8日後に、1株当たり第1葉目の赤さび病病斑数を調査した(1区10株/ポット、反復4ポット)。
また、防除価を次式により算出した。
・防除価={[(無処理区病斑数/葉)−(処理区病斑数/葉)]/(無処理区病斑数/葉)}×100
散布8日後の結果を表4に示す。
[試験例5]キュウリうどんこ病に対する効力試験
本試験例では、無加温アクリルハウス内で育成したうどんこ病無発生のポット植えキュウリ(品種:ときわ光3号P型)を使用した。
本発明区として、実施例13〜15で得た本発明品13〜15の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えキュウリに十分量散布した。
同様に、実施例19で得た本発明品19の防除剤の15倍希釈液、実施例20で得た本発明品20の防除剤の30倍希釈液、実施例21で得た本発明品21の防除剤の50倍希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えキュウリに十分量散布した。
比較区として、参考例1で得た参考品1の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えキュウリに十分量散布した。
同様に、対照薬剤としてのハ−モメイト水溶剤(明治製菓製)の800倍希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えキュウリに十分量散布した。
各区について、散布12日後に、1株当たり下位2葉の自然発生したうどんこ病発病程度を調査した(1区6株)。
また、発病度、防除価を次式により算出した。
本発明区として、実施例13〜15で得た本発明品13〜15の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えキュウリに十分量散布した。
同様に、実施例19で得た本発明品19の防除剤の15倍希釈液、実施例20で得た本発明品20の防除剤の30倍希釈液、実施例21で得た本発明品21の防除剤の50倍希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えキュウリに十分量散布した。
比較区として、参考例1で得た参考品1の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えキュウリに十分量散布した。
同様に、対照薬剤としてのハ−モメイト水溶剤(明治製菓製)の800倍希釈液を、ハンドスプレ−でポット植えキュウリに十分量散布した。
各区について、散布12日後に、1株当たり下位2葉の自然発生したうどんこ病発病程度を調査した(1区6株)。
また、発病度、防除価を次式により算出した。
・発病度=[Σ(発病指数×発病程度別葉数)/(4×調査葉数)]×100
ここでの発病指数を次に示す。
0:発病無し
1:発病葉面積率5%以下
2:発病葉面積率5〜25%
3:発病葉面積率25〜50%
4:発病葉面積率50%以上
0:発病無し
1:発病葉面積率5%以下
2:発病葉面積率5〜25%
3:発病葉面積率25〜50%
4:発病葉面積率50%以上
・防除価=[(無処理区発病度−処理区発病度)/無処理区発病度]×100
散布12日後の結果を表5に示す。
[試験例6]散布性試験
実施例1〜8で得た本発明品1〜8の防除剤を、ハンドスプレーで散布し、散布液の状態を観察したところ、霧状となり散布性はいずれも良好であった。
一方、参考例1で得た参考品1の防除剤を、ハンドスプレーで散布し、散布液の状態を観察したところ、シャワー状となり散布性は不良であった。
一方、参考例1で得た参考品1の防除剤を、ハンドスプレーで散布し、散布液の状態を観察したところ、シャワー状となり散布性は不良であった。
[試験例7]製剤保存試験
実施例1〜10、実施例12〜20、実施例22および参考例1で得た各防除剤の各々100ミリリットルを、100ミリリットル容量のポリエチレン容器に充填し、−5℃、40℃及び室温でそれぞれ3ケ月間保存した。
保存後、室温で性状を観察したところ、実施例1〜10、実施例12〜20、実施例22で得た本発明の防除剤は、沈殿、分離、カビの発生などの外観変化は見られなかった。
一方、参考例1で得た防除剤は、−5℃で白色の沈降物が生じ、40℃で分離が生じ、また、室温保存では液面にカビの発生が認められた。
なお、同様に実施例11及び実施例21で得た防除剤の各々100gを、アルミ袋に充填し−5℃、40℃及び室温でそれぞれ3ケ月間保存した。
保存後、室温で性状を観察したところ、いずれも塊状の固結がなく流動性があり、本発明の防除剤は水へ速やかに溶解した。
従って、本発明の防除剤は、長期間の保存安定性が良好である。
保存後、室温で性状を観察したところ、実施例1〜10、実施例12〜20、実施例22で得た本発明の防除剤は、沈殿、分離、カビの発生などの外観変化は見られなかった。
一方、参考例1で得た防除剤は、−5℃で白色の沈降物が生じ、40℃で分離が生じ、また、室温保存では液面にカビの発生が認められた。
なお、同様に実施例11及び実施例21で得た防除剤の各々100gを、アルミ袋に充填し−5℃、40℃及び室温でそれぞれ3ケ月間保存した。
保存後、室温で性状を観察したところ、いずれも塊状の固結がなく流動性があり、本発明の防除剤は水へ速やかに溶解した。
従って、本発明の防除剤は、長期間の保存安定性が良好である。
[試験例8]薬害試験
実施例2で得た本発明品2の防除剤の無希釈液を、ハンドスプレーで、キュウリ(光3号P型;1.5葉),インゲン(長うずら;2.1葉),トマト(大型福寿;6葉),温州みかん(青島;3年生),茶(やぶきた;2年生),稲(短銀坊主;6葉)に、十分量散布した。
同様に、実施例5で得た本発明品5の防除剤の無希釈液を、それぞれハンドスプレーで十分量散布した。
散布7日後に、各作物の薬害の有無を調査した。
結果は、いずれの作物についても、薬害は見られなかった。
同様に、実施例5で得た本発明品5の防除剤の無希釈液を、それぞれハンドスプレーで十分量散布した。
散布7日後に、各作物の薬害の有無を調査した。
結果は、いずれの作物についても、薬害は見られなかった。
Claims (2)
- 還元澱粉糖化物を植物に付着する有害生物に対する防除剤の有効主成分として含有し、液剤、水溶剤または水和剤であることを特徴とする、環境保全型有害生物防除剤。
- 植物に付着する有害生物が、果樹、野菜または花卉に発生するハダニ類、サビダニ類、ホコリダニ類、アブラムシ類、コナジラミ類、アザミウマ類、カイガイムシ類、ウドンコ病菌、麦などの穀物やネギに発生するサビ病菌である、請求項1記載の環境保全型有害生物防除剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003421980A JP2004107356A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 環境保全型有害生物防除剤 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003421980A JP2004107356A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 環境保全型有害生物防除剤 |
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JP31489999A Division JP3677648B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 環境保全型有害生物防除剤 |
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JP2003421980A Pending JP2004107356A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 環境保全型有害生物防除剤 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009057317A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Kyoyu Agri Kk | 有害生物防除剤 |
WO2024075782A1 (ja) * | 2022-10-05 | 2024-04-11 | 住友化学株式会社 | 安定化有害生物防除剤、及び、安定化有害生物防除剤の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3677648B2 (ja) * | 1999-11-05 | 2005-08-03 | 協友アグリ株式会社 | 環境保全型有害生物防除剤 |
-
2003
- 2003-12-19 JP JP2003421980A patent/JP2004107356A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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WO2024075782A1 (ja) * | 2022-10-05 | 2024-04-11 | 住友化学株式会社 | 安定化有害生物防除剤、及び、安定化有害生物防除剤の製造方法 |
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