JP2003341324A - サスペンションアーム補剛構造 - Google Patents
サスペンションアーム補剛構造Info
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- JP2003341324A JP2003341324A JP2002152407A JP2002152407A JP2003341324A JP 2003341324 A JP2003341324 A JP 2003341324A JP 2002152407 A JP2002152407 A JP 2002152407A JP 2002152407 A JP2002152407 A JP 2002152407A JP 2003341324 A JP2003341324 A JP 2003341324A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トレーリングリンクなどのサスペンションア
ームの剛性を向上させる補剛構造を提供する。 【解決手段】 断面略コの字状のサスペンションアーム
(例えば、トレーリングリンク10)における開口の開
口側端部が各々長手方向に逆向きに移動することを規制
するように、サスペンションアームの捩りの節部近傍
に、補剛部材(例えば、補剛ブラケット20)を取り付
け、サスペンションアームの剛性を向上させるようにし
た。
ームの剛性を向上させる補剛構造を提供する。 【解決手段】 断面略コの字状のサスペンションアーム
(例えば、トレーリングリンク10)における開口の開
口側端部が各々長手方向に逆向きに移動することを規制
するように、サスペンションアームの捩りの節部近傍
に、補剛部材(例えば、補剛ブラケット20)を取り付
け、サスペンションアームの剛性を向上させるようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サスペンションア
ームの剛性を向上させるサスペンションアーム補剛構造
に関する。
ームの剛性を向上させるサスペンションアーム補剛構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サスペンションアームを備えた自
動車の車輪懸架装置として、例えば、図9に示すよう
な、一端が車体側に他端が車輪側に各々枢着されたトレ
ーリングリンクを備えたトレーリング式車輪懸架装置が
知られている。このトレーリングリンクは、主に車体の
前後方向(トレーリングリンクの長手方向)の力を分担
しているので、長手方向の剛性を有する形状であること
を第一に形成されている。また、トレーリングリンクは
タイヤ等を避けるために湾曲した形状であることが多
い。
動車の車輪懸架装置として、例えば、図9に示すよう
な、一端が車体側に他端が車輪側に各々枢着されたトレ
ーリングリンクを備えたトレーリング式車輪懸架装置が
知られている。このトレーリングリンクは、主に車体の
前後方向(トレーリングリンクの長手方向)の力を分担
しているので、長手方向の剛性を有する形状であること
を第一に形成されている。また、トレーリングリンクは
タイヤ等を避けるために湾曲した形状であることが多
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この湾曲し
たトレーリングリンクの捩り剛性が低く、捩れてしまう
と図10に示すように、並進の動きも生じるようになる
ため、車体に入力された振動が増幅しやすくなるという
問題があった。一方、トレーリングリンクの捩り剛性を
高めるためにトレーリングリンクを肉厚にしたり、閉断
面構造としたりすると、トレーリングリンクの重量増加
やコスト増加を招いてしまうという問題があった。
たトレーリングリンクの捩り剛性が低く、捩れてしまう
と図10に示すように、並進の動きも生じるようになる
ため、車体に入力された振動が増幅しやすくなるという
問題があった。一方、トレーリングリンクの捩り剛性を
高めるためにトレーリングリンクを肉厚にしたり、閉断
面構造としたりすると、トレーリングリンクの重量増加
やコスト増加を招いてしまうという問題があった。
【0004】本発明の課題は、トレーリングリンクなど
のサスペンションアームの剛性を重量増加やコスト増加
を抑えつつ向上させるサスペンションアーム補剛構造を
提供することである。
のサスペンションアームの剛性を重量増加やコスト増加
を抑えつつ向上させるサスペンションアーム補剛構造を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、第1の面部と、この第1の
面部の幅方向両端部から立設する一対の第2、第3の面
部とにより一側に開口が形成される断面略コの字状のサ
スペンションアームを補剛するサスペンションアーム補
剛構造であって、前記サスペンションアームの長手方向
の所定位置に、捩りにより前記第2、第3の面部の開口
側端部が各々長手方向に逆向きに移動することを規制す
るための補剛部材が固定されていることを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、第1の面部と、この第1の
面部の幅方向両端部から立設する一対の第2、第3の面
部とにより一側に開口が形成される断面略コの字状のサ
スペンションアームを補剛するサスペンションアーム補
剛構造であって、前記サスペンションアームの長手方向
の所定位置に、捩りにより前記第2、第3の面部の開口
側端部が各々長手方向に逆向きに移動することを規制す
るための補剛部材が固定されていることを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、補剛部材に
より、断面略コの字状のサスペンションアームにおける
第2、第3の面部の開口側端部が各々長手方向に逆向き
に移動することを規制することにより、そのような動き
によるサスペンションアームの変形を防ぐことができる
ので、サスペンションアームがより効率的に補剛される
こととなって、重量増加やコスト増加を抑えつつサスペ
ンションアームの剛性を向上させることができる。
より、断面略コの字状のサスペンションアームにおける
第2、第3の面部の開口側端部が各々長手方向に逆向き
に移動することを規制することにより、そのような動き
によるサスペンションアームの変形を防ぐことができる
ので、サスペンションアームがより効率的に補剛される
こととなって、重量増加やコスト増加を抑えつつサスペ
ンションアームの剛性を向上させることができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のサ
スペンションアーム補剛構造において、前記補剛部材
は、前記サスペンションアームの捩りの節部近傍に固定
されることを特徴とする。
スペンションアーム補剛構造において、前記補剛部材
は、前記サスペンションアームの捩りの節部近傍に固定
されることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、補剛部材を固定する位置が、サスペンションアーム
の捩りの節部近傍であるので、捩り変形をより効果的に
防ぐことができる。
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、補剛部材を固定する位置が、サスペンションアーム
の捩りの節部近傍であるので、捩り変形をより効果的に
防ぐことができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載のサスペンションアーム補剛構造において、前記
補剛部材は、前記第2の面部の外面と、前記第3の面部
の内面とに固定されることを特徴とする。
に記載のサスペンションアーム補剛構造において、前記
補剛部材は、前記第2の面部の外面と、前記第3の面部
の内面とに固定されることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論
のこと、特に、補剛部材は、サスペンションアームの第
2の面部の外面と、第3の面部の内面とに固定され、補
剛部材とサスペンションアームとが互いに咬み合わさる
状態となり、固定する力がバランスよく作用するので、
よりサスペンションアームの剛性を向上させることがで
きる。
たは2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論
のこと、特に、補剛部材は、サスペンションアームの第
2の面部の外面と、第3の面部の内面とに固定され、補
剛部材とサスペンションアームとが互いに咬み合わさる
状態となり、固定する力がバランスよく作用するので、
よりサスペンションアームの剛性を向上させることがで
きる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載のサスペンションアーム補剛構造において、
前記補剛部材は、ハーネスを固定するハーネス固定部を
備えることを特徴とする。
れかに記載のサスペンションアーム補剛構造において、
前記補剛部材は、ハーネスを固定するハーネス固定部を
備えることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、特に、補剛部材は、ハーネスを固定するハ
ーネス固定部を備えているので、サスペンションアーム
の剛性を向上させるとともに、ハーネスを固定すること
ができる。即ち、補剛部材は、サスペンションアームの
補剛とハーネス固定という2つの機能をもつこととなっ
て、部品点数を増やすことなくサスペンションアームの
補剛を行うことができる。
3の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、特に、補剛部材は、ハーネスを固定するハ
ーネス固定部を備えているので、サスペンションアーム
の剛性を向上させるとともに、ハーネスを固定すること
ができる。即ち、補剛部材は、サスペンションアームの
補剛とハーネス固定という2つの機能をもつこととなっ
て、部品点数を増やすことなくサスペンションアームの
補剛を行うことができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載のサスペンションアーム補剛構造において、
前記補剛部材には、ビードが形成されていることを特徴
とする。
れかに記載のサスペンションアーム補剛構造において、
前記補剛部材には、ビードが形成されていることを特徴
とする。
【0014】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、特に、補剛部材には、ビードが形成されて
いるので、補剛部材の面外剛性が向上することとなっ
て、それに伴いサスペンションアームの剛性をより向上
させることができる。
4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、特に、補剛部材には、ビードが形成されて
いるので、補剛部材の面外剛性が向上することとなっ
て、それに伴いサスペンションアームの剛性をより向上
させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の補剛部材をブ
ラケットに適応した補剛ブラケットと、その補剛ブラケ
ットを取り付けるトレーリングリンクを示した分解斜視
図である。図2はその補剛ブラケットをトレーリングリ
ンクに取り付けた状態を示した要部拡大平面図であり、
本発明の補剛構造をトレーリングリンクの補剛構造とし
て適応したものである。図3は図2の側面図である。
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の補剛部材をブ
ラケットに適応した補剛ブラケットと、その補剛ブラケ
ットを取り付けるトレーリングリンクを示した分解斜視
図である。図2はその補剛ブラケットをトレーリングリ
ンクに取り付けた状態を示した要部拡大平面図であり、
本発明の補剛構造をトレーリングリンクの補剛構造とし
て適応したものである。図3は図2の側面図である。
【0016】図1から図3に示すように、例えば、トレ
ーリング式車輪懸架装置におけるトレーリングリンク1
0には、長手方向略中央部に補剛ブラケット20が固定
される。トレーリングリンク10は、側面部(第1の面
部)11と、この側面部の幅方向両端部から立設する一
対の面部である、上面部(第2面部)12と下面部(第
3の面部)13とにより一側に開口を形成する断面略コ
の字状の長尺部材であって、一端が車体側に他端が車輪
側に各々枢着される。上面部12の長手方向略中央部に
は、補剛ブラケット20を取り付けるためのボルト孔1
4が設けられており、下面部13の長手方向略中央部に
は、補剛ブラケット20を取り付けるための係止孔15
が設けられている。
ーリング式車輪懸架装置におけるトレーリングリンク1
0には、長手方向略中央部に補剛ブラケット20が固定
される。トレーリングリンク10は、側面部(第1の面
部)11と、この側面部の幅方向両端部から立設する一
対の面部である、上面部(第2面部)12と下面部(第
3の面部)13とにより一側に開口を形成する断面略コ
の字状の長尺部材であって、一端が車体側に他端が車輪
側に各々枢着される。上面部12の長手方向略中央部に
は、補剛ブラケット20を取り付けるためのボルト孔1
4が設けられており、下面部13の長手方向略中央部に
は、補剛ブラケット20を取り付けるための係止孔15
が設けられている。
【0017】補剛ブラケット20は、板金を折り曲げて
加工することにより作成されており、トレーリングリン
ク補剛部1と、ハーネス固定部2とから構成されてい
る。トレーリングリンク補剛部1は、幅方向両端部を折
り曲げることにより形成された2つの取付端部4、7を
備え、取り付け時にトレーリングリンク10側が開口す
る断面コの字状に形成されている。トレーリングリンク
補剛部1の一方の取付端部(図示中、下側の取付端部)
4には、一部が切り欠かれて内側に折り曲げられた固定
用の係止爪部3が形成されている。この取付端部4は、
係止取付端部4として、トレーリングリンク10の下面
部13の外面と接して、この係止爪部3をトレーリング
リンク20側の係止孔15に外側から嵌め止めることで
トレーリングリンク10に固定される。
加工することにより作成されており、トレーリングリン
ク補剛部1と、ハーネス固定部2とから構成されてい
る。トレーリングリンク補剛部1は、幅方向両端部を折
り曲げることにより形成された2つの取付端部4、7を
備え、取り付け時にトレーリングリンク10側が開口す
る断面コの字状に形成されている。トレーリングリンク
補剛部1の一方の取付端部(図示中、下側の取付端部)
4には、一部が切り欠かれて内側に折り曲げられた固定
用の係止爪部3が形成されている。この取付端部4は、
係止取付端部4として、トレーリングリンク10の下面
部13の外面と接して、この係止爪部3をトレーリング
リンク20側の係止孔15に外側から嵌め止めることで
トレーリングリンク10に固定される。
【0018】また、トレーリングリンク補剛部1のもう
一方の取付端部(図示中、上側の取付端部)7には、ボ
ルトを通すボルト挿入孔5が設けられ、更に内面側のボ
ルト挿入孔5部分にウェルディングナット6が溶接など
により固定されている。この取付端部7は、ボルト取付
端部7として、ボルト30によりトレーリングリンク1
0の上面部12の内面に接してボルト孔14及びボルト
挿入孔5を貫通するボルト30とウェルディングナット
6により固定される。また、トレーリングリンク補剛部
1の外面側には、補剛ブラケット20の面外剛性を向上
させるための縦ビード8…が幅方向に沿って、所定の間
隔で施されている。この縦ビード8…は、上面部12及
び下面部13に対して略垂直となるように形成されてお
り、補剛ブラケット20の面外剛性を向上させる。ハー
ネス固定部2は、トレーリングリンク補剛部1の長手方
向両端部から突出して設けられ、車輪速検出センサ用ハ
ーネス等のハーネスをその内側に保持するため、Cの字
断面(パイプ状)に加工されている。
一方の取付端部(図示中、上側の取付端部)7には、ボ
ルトを通すボルト挿入孔5が設けられ、更に内面側のボ
ルト挿入孔5部分にウェルディングナット6が溶接など
により固定されている。この取付端部7は、ボルト取付
端部7として、ボルト30によりトレーリングリンク1
0の上面部12の内面に接してボルト孔14及びボルト
挿入孔5を貫通するボルト30とウェルディングナット
6により固定される。また、トレーリングリンク補剛部
1の外面側には、補剛ブラケット20の面外剛性を向上
させるための縦ビード8…が幅方向に沿って、所定の間
隔で施されている。この縦ビード8…は、上面部12及
び下面部13に対して略垂直となるように形成されてお
り、補剛ブラケット20の面外剛性を向上させる。ハー
ネス固定部2は、トレーリングリンク補剛部1の長手方
向両端部から突出して設けられ、車輪速検出センサ用ハ
ーネス等のハーネスをその内側に保持するため、Cの字
断面(パイプ状)に加工されている。
【0019】このように構成されている補剛ブラケット
20をトレーリングリンク10に取り付けるには、図
2、図3に示すように、係止取付端部4に形成されてい
る係止爪部3をトレーリングリンク10側の係止孔15
にトレーリングリンク10の外側より、係止取付端部4
がトレーリングリンク10に外接するように嵌め止め
る。次いで、ボルト取付端部5をトレーリングリンク1
0に内接するように、ボルト取付端部5のボルト挿入孔
5と、トレーリングリンク10側のボルト孔14を合わ
せ、ボルト30をウェルディングナット6に螺合して固
定することによりトレーリングリンク10に補剛ブラケ
ット20を取り付ける。なお、図4に示すように、ボル
ト30の締め付けにより、ボルト取付端部7を上面部1
2にしっかり当接させるために、補剛ブラケット20の
ウェルディングナット6の周囲を、僅かにくぼませてお
くことが好ましい。
20をトレーリングリンク10に取り付けるには、図
2、図3に示すように、係止取付端部4に形成されてい
る係止爪部3をトレーリングリンク10側の係止孔15
にトレーリングリンク10の外側より、係止取付端部4
がトレーリングリンク10に外接するように嵌め止め
る。次いで、ボルト取付端部5をトレーリングリンク1
0に内接するように、ボルト取付端部5のボルト挿入孔
5と、トレーリングリンク10側のボルト孔14を合わ
せ、ボルト30をウェルディングナット6に螺合して固
定することによりトレーリングリンク10に補剛ブラケ
ット20を取り付ける。なお、図4に示すように、ボル
ト30の締め付けにより、ボルト取付端部7を上面部1
2にしっかり当接させるために、補剛ブラケット20の
ウェルディングナット6の周囲を、僅かにくぼませてお
くことが好ましい。
【0020】また、ボルト30の締め付けにより、係止
取付端部4を下面部13にしっかり当接させるために、
補剛ブラケット20の略コの字開口の幅を、トレーリン
グリンク10の略コの字開口の幅に対して、若干小さめ
(狭め)にしておくことが好ましい。
取付端部4を下面部13にしっかり当接させるために、
補剛ブラケット20の略コの字開口の幅を、トレーリン
グリンク10の略コの字開口の幅に対して、若干小さめ
(狭め)にしておくことが好ましい。
【0021】この補剛ブラケット20をトレーリングリ
ンク10に取り付ける箇所は、トレーリングリンク10
の捩り剛性を向上させる効果的な箇所であることが好ま
しく、それはトレーリングリンク10の一節捩り共振モ
ードにおける節周辺部である。
ンク10に取り付ける箇所は、トレーリングリンク10
の捩り剛性を向上させる効果的な箇所であることが好ま
しく、それはトレーリングリンク10の一節捩り共振モ
ードにおける節周辺部である。
【0022】一般に、車体の振動は、トレーリングリン
ク10の振動モードにおける一節捩り共振モードによる
ものであり、ここでいう節とは歪エネルギーが集中する
部位である。この一節捩りの節は、例えば、図5に示す
ような、同一開断面形状の柱状構造物の場合、その長さ
方向の中心部分に相当する。このように、一節捩りの節
はその歪エネルギーが加わる部材の形状に基づき、一意
的にその位置が決定される。このようなトレーリングリ
ンク10の長手方向の所定位置である一節捩りの節に、
補剛ブラケット20を取り付けることで、トレーリング
リンク10の上面部12と下面部13の開口側端部が各
々長手方向に逆向きに移動することを規制し、周辺の剛
性を向上させることができ、トレーリングリンク10の
捩りを抑える補剛構造が設けられる。
ク10の振動モードにおける一節捩り共振モードによる
ものであり、ここでいう節とは歪エネルギーが集中する
部位である。この一節捩りの節は、例えば、図5に示す
ような、同一開断面形状の柱状構造物の場合、その長さ
方向の中心部分に相当する。このように、一節捩りの節
はその歪エネルギーが加わる部材の形状に基づき、一意
的にその位置が決定される。このようなトレーリングリ
ンク10の長手方向の所定位置である一節捩りの節に、
補剛ブラケット20を取り付けることで、トレーリング
リンク10の上面部12と下面部13の開口側端部が各
々長手方向に逆向きに移動することを規制し、周辺の剛
性を向上させることができ、トレーリングリンク10の
捩りを抑える補剛構造が設けられる。
【0023】このトレーリングリンク10の捩りにより
生ずる並進方向の振幅に基づく捩り共振周波数は、ロー
ドノイズにおけるサスペンションからの振動伝達音周波
数領域(400ヘルツ以下、特に200〜300ヘル
ツ)に存在しやすく、ロードノイズに悪影響を与えるも
のである。そこで、このトレーリングリンク10の一部
分である一節捩りの節周辺の剛性を向上させ、トレーリ
ングリンク10の剛性を向上させることにより、トレー
リングリンク10の捩りにより生ずる並進方向の振幅に
基づく捩り共振周波数を、振動伝達音周波数領域から遠
ざけることができ、効果的にロードノイズを低減するこ
とができる。
生ずる並進方向の振幅に基づく捩り共振周波数は、ロー
ドノイズにおけるサスペンションからの振動伝達音周波
数領域(400ヘルツ以下、特に200〜300ヘル
ツ)に存在しやすく、ロードノイズに悪影響を与えるも
のである。そこで、このトレーリングリンク10の一部
分である一節捩りの節周辺の剛性を向上させ、トレーリ
ングリンク10の剛性を向上させることにより、トレー
リングリンク10の捩りにより生ずる並進方向の振幅に
基づく捩り共振周波数を、振動伝達音周波数領域から遠
ざけることができ、効果的にロードノイズを低減するこ
とができる。
【0024】このように、トレーリング式車輪懸架装置
におけるのトレーリングリンク10において、トレーリ
ングリンク10の一部分である一節捩りの節周辺の剛性
を向上させることにより、トレーリングリンク10の捩
りを抑え、トレーリングリンク10の剛性を向上させる
とともに、ロードノイズへ悪影響を与える捩り共振周波
数を振動伝達音周波数領域から遠ざけることができ、効
果的にロードノイズを低減することができる。特に、そ
の剛性の向上をトレーリングリンク10にハーネスを固
定する補剛ブラケット20の取り付けにより行っている
ので、部品点数の増加は行わずにロードノイズを低減す
ることができる。また、補剛ブラケット20には、長手
方向に所定の間隔で、面外剛性を向上させる縦ビード8
が形成されているので、トレーリングリンクの剛性をよ
り向上させることができる。
におけるのトレーリングリンク10において、トレーリ
ングリンク10の一部分である一節捩りの節周辺の剛性
を向上させることにより、トレーリングリンク10の捩
りを抑え、トレーリングリンク10の剛性を向上させる
とともに、ロードノイズへ悪影響を与える捩り共振周波
数を振動伝達音周波数領域から遠ざけることができ、効
果的にロードノイズを低減することができる。特に、そ
の剛性の向上をトレーリングリンク10にハーネスを固
定する補剛ブラケット20の取り付けにより行っている
ので、部品点数の増加は行わずにロードノイズを低減す
ることができる。また、補剛ブラケット20には、長手
方向に所定の間隔で、面外剛性を向上させる縦ビード8
が形成されているので、トレーリングリンクの剛性をよ
り向上させることができる。
【0025】また、上記実施の形態における補剛ブラケ
ット20のハーネス固定部2は、ハーネスをその内側に
ガードするよう保持するため、Cの字断面(パイプ状)
に形成される構成にしたが、これに限らず、様々の構成
にしてもよい。
ット20のハーネス固定部2は、ハーネスをその内側に
ガードするよう保持するため、Cの字断面(パイプ状)
に形成される構成にしたが、これに限らず、様々の構成
にしてもよい。
【0026】具体的には、例えば、図6に示された変形
例のように、ハーネス固定部2をJ或いはUの字断面に
形成して、ハーネス40を保持するようにしてもよい。
また、図7に示された変形例のように、ハーネス固定部
2を単に平板状、或いはハーネス40を保持できない程
度湾曲させた板状にし、ハーネス40をクリップ50に
よりハーネス固定部2に固定するというようにしてもよ
い。ハーネス40の全面を保護、ガードする必要がなけ
れば、このような形状のハーネス固定部2でもよく、こ
のように、ハーネス固定部2の断面の円弧角が180度
以下なら、板金を一発成型することによりハーネス固定
部2を形成することができ、その製造コストの低減が図
られる。
例のように、ハーネス固定部2をJ或いはUの字断面に
形成して、ハーネス40を保持するようにしてもよい。
また、図7に示された変形例のように、ハーネス固定部
2を単に平板状、或いはハーネス40を保持できない程
度湾曲させた板状にし、ハーネス40をクリップ50に
よりハーネス固定部2に固定するというようにしてもよ
い。ハーネス40の全面を保護、ガードする必要がなけ
れば、このような形状のハーネス固定部2でもよく、こ
のように、ハーネス固定部2の断面の円弧角が180度
以下なら、板金を一発成型することによりハーネス固定
部2を形成することができ、その製造コストの低減が図
られる。
【0027】また、図8に示すように、上記実施の形態
における補剛ブラケット20のハーネス固定部2を取り
除き、トレーリングリンク補剛部1部分のみとした形状
の補剛部材であれば、トレーリングリンク10にハーネ
スを取り付けることはできないが、トレーリングリンク
の補剛効果を向上させる機能を有するトレーリングリン
ク補剛部材100となる。従って、例えば、トレーリン
グリンク10にハーネス40が既存のブラケットにより
取り付けられている既存の車両においても、トレーリン
グリンク補剛部材100の取り付けにより、トレーリン
グリンク10の剛性を向上させるとともに、ロードノイ
ズへ悪影響を与える捩り共振周波数を振動伝達音周波数
領域から遠ざけることができ、効果的にロードノイズを
低減することができる。
における補剛ブラケット20のハーネス固定部2を取り
除き、トレーリングリンク補剛部1部分のみとした形状
の補剛部材であれば、トレーリングリンク10にハーネ
スを取り付けることはできないが、トレーリングリンク
の補剛効果を向上させる機能を有するトレーリングリン
ク補剛部材100となる。従って、例えば、トレーリン
グリンク10にハーネス40が既存のブラケットにより
取り付けられている既存の車両においても、トレーリン
グリンク補剛部材100の取り付けにより、トレーリン
グリンク10の剛性を向上させるとともに、ロードノイ
ズへ悪影響を与える捩り共振周波数を振動伝達音周波数
領域から遠ざけることができ、効果的にロードノイズを
低減することができる。
【0028】なお、以上の実施の形態においては、トレ
ーリング式車輪懸架装置におけるトレーリングリンクの
補剛構造について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、他のサスペンション形式、例えば、ダ
ブルウィッシュボーン式のサスペンションアーム部の補
剛構造に用いてもよい。即ち、断面コ字状のアームが用
いられ、捩り剛性が作用する状態で使用される部位のサ
スペンションアームにおいて全て適用可能である。ま
た、ビードは、上面部12及び下面部13に対して略垂
直な縦ビードとしたがこれに限られず、面外剛性の向上
が得られる形態であれば、その形状や角度は任意であ
る。また、補剛ブラケット20やトレーリングリンク補
剛部1のサイズ形状等は補剛効果を有する範囲で任意で
あり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変
更可能であることは勿論である。
ーリング式車輪懸架装置におけるトレーリングリンクの
補剛構造について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、他のサスペンション形式、例えば、ダ
ブルウィッシュボーン式のサスペンションアーム部の補
剛構造に用いてもよい。即ち、断面コ字状のアームが用
いられ、捩り剛性が作用する状態で使用される部位のサ
スペンションアームにおいて全て適用可能である。ま
た、ビードは、上面部12及び下面部13に対して略垂
直な縦ビードとしたがこれに限られず、面外剛性の向上
が得られる形態であれば、その形状や角度は任意であ
る。また、補剛ブラケット20やトレーリングリンク補
剛部1のサイズ形状等は補剛効果を有する範囲で任意で
あり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変
更可能であることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、補剛部材により、断面
略コの字状のサスペンションアームにおける第2、第3
の面部の開口側端部が各々長手方向に逆向きに移動する
ことを規制することにより、そのような動きによるサス
ペンションアームの変形を防ぐことができるので、サス
ペンションアームがより効率的に補剛されることとなっ
て、重量増加やコスト増加を抑えつつサスペンションア
ームの剛性を向上させることができる。また、特に、補
剛部材を固定する位置が、サスペンションアームの捩り
の節部近傍であるので、捩り変形を効果的に防ぐことが
できる。
略コの字状のサスペンションアームにおける第2、第3
の面部の開口側端部が各々長手方向に逆向きに移動する
ことを規制することにより、そのような動きによるサス
ペンションアームの変形を防ぐことができるので、サス
ペンションアームがより効率的に補剛されることとなっ
て、重量増加やコスト増加を抑えつつサスペンションア
ームの剛性を向上させることができる。また、特に、補
剛部材を固定する位置が、サスペンションアームの捩り
の節部近傍であるので、捩り変形を効果的に防ぐことが
できる。
【0030】更に、補剛部材は、サスペンションアーム
の第2の面部の外面と、第3の面部の内面とに固定さ
れ、補剛部材とサスペンションアームとが互いに咬み合
わさる状態となり、固定する力がバランスよく作用する
ので、よりサスペンションアームの剛性を向上させるこ
とができる。
の第2の面部の外面と、第3の面部の内面とに固定さ
れ、補剛部材とサスペンションアームとが互いに咬み合
わさる状態となり、固定する力がバランスよく作用する
ので、よりサスペンションアームの剛性を向上させるこ
とができる。
【0031】また、補剛部材は、ハーネスを固定するハ
ーネス固定部を備えているので、サスペンションアーム
の剛性を向上させる補剛構造を設けるとともに、ハーネ
スを固定することができる。また、補剛部材には、所定
の間隔で、第2の面部及び第3の面部に対して略垂直と
なる縦ビードが形成されているので、補剛部材の面外剛
性が向上することとなって、それに伴いサスペンション
アームの剛性をより向上させる補剛構造を設けることが
できる。
ーネス固定部を備えているので、サスペンションアーム
の剛性を向上させる補剛構造を設けるとともに、ハーネ
スを固定することができる。また、補剛部材には、所定
の間隔で、第2の面部及び第3の面部に対して略垂直と
なる縦ビードが形成されているので、補剛部材の面外剛
性が向上することとなって、それに伴いサスペンション
アームの剛性をより向上させる補剛構造を設けることが
できる。
【図1】本発明にかかる補剛部材である補剛ブラケット
と、その補剛ブラケットを取り付けるトレーリングリン
クを示した分解斜視図である。
と、その補剛ブラケットを取り付けるトレーリングリン
クを示した分解斜視図である。
【図2】本発明にかかる補剛ブラケットをトレーリング
リンクに取り付けた補剛構造を示した平面図である。
リンクに取り付けた補剛構造を示した平面図である。
【図3】図2の補剛ブラケットとトレーリングリンクの
側面図である。
側面図である。
【図4】図3のIV部分の拡大図である。
【図5】柱状物に生じる一節捩りの節を示した模式図で
ある。
ある。
【図6】(a)は、本発明にかかる補剛ブラケットの第
1の変形例を示す斜視図であり、(b)は、ハーネスと
ハーネス固定部の拡大側面図である。
1の変形例を示す斜視図であり、(b)は、ハーネスと
ハーネス固定部の拡大側面図である。
【図7】(a)は、本発明にかかる補剛ブラケットの第
2の変形例を示す斜視図であり、(b),(c)はハー
ネスをクリップで固定したハーネス固定部の拡大側面図
である。
2の変形例を示す斜視図であり、(b),(c)はハー
ネスをクリップで固定したハーネス固定部の拡大側面図
である。
【図8】本発明にかかる補剛ブラケットの変形例である
補剛部材を示す斜視図である。
補剛部材を示す斜視図である。
【図9】従来のトレーリングアーム式車輪懸架装置にお
けるトレーリングリンクにハーネスがハーネス取付ブラ
ケットにより取り付けられている状態を示す要部拡大図
である。
けるトレーリングリンクにハーネスがハーネス取付ブラ
ケットにより取り付けられている状態を示す要部拡大図
である。
【図10】湾曲した柱状物が捩れる際に並進の動きが生
じることを示す模式図である。
じることを示す模式図である。
1 トレーリングリンク補剛部
2 ハーネス固定部
3 係止爪部
4 係止取付端部
5 ボルト挿入孔
6 ウェルディングナット
7 ボルト取付端部
8 縦ビード
10 トレーリングリンク
11 側面部
12 上面部
13 下面部
14 ボルト孔
15 係止孔
20 補剛ブラケット
30 ボルト
40 ハーネス
50 クリップ
100 トレーリングリンク補剛部材
Claims (5)
- 【請求項1】第1の面部と、この第1の面部の幅方向両
端部から立設する一対の第2、第3の面部とにより一側
に開口が形成される断面略コの字状のサスペンションア
ームを補剛するサスペンションアーム補剛構造であっ
て、 前記サスペンションアームの長手方向の所定位置に、捩
りにより前記第2、第3の面部の開口側端部が各々長手
方向に逆向きに移動することを規制するための補剛部材
が固定されていることを特徴とするサスペンションアー
ム補剛構造。 - 【請求項2】前記補剛部材は、前記サスペンションアー
ムの捩りの節部近傍に固定されることを特徴とする請求
項1記載のサスペンションアーム補剛構造。 - 【請求項3】前記補剛部材は、前記第2の面部の外面
と、前記第3の面部の内面とに固定されることを特徴と
する請求項1または2に記載のサスペンションアーム補
剛構造。 - 【請求項4】前記補剛部材は、ハーネスを固定するハー
ネス固定部を備えることを特徴とする請求項1〜3の何
れかに記載のサスペンションアーム補剛構造。 - 【請求項5】前記補剛部材には、ビードが形成されてい
ることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のサス
ペンションアーム補剛構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002152407A JP2003341324A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | サスペンションアーム補剛構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002152407A JP2003341324A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | サスペンションアーム補剛構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003341324A true JP2003341324A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29769747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002152407A Pending JP2003341324A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | サスペンションアーム補剛構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003341324A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012078648A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Canon Inc | 画像形成装置及び像担持体ユニット |
-
2002
- 2002-05-27 JP JP2002152407A patent/JP2003341324A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012078648A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Canon Inc | 画像形成装置及び像担持体ユニット |
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