JP2003341044A - カラーインクジェット記録装置 - Google Patents

カラーインクジェット記録装置

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JP2003341044A
JP2003341044A JP2002156092A JP2002156092A JP2003341044A JP 2003341044 A JP2003341044 A JP 2003341044A JP 2002156092 A JP2002156092 A JP 2002156092A JP 2002156092 A JP2002156092 A JP 2002156092A JP 2003341044 A JP2003341044 A JP 2003341044A
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color
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JP2002156092A
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Yuko Nagata
優子 永田
Hidehiro Watanabe
英博 渡邉
Noriyuki Kikuchi
紀行 菊地
Megumi Shimizu
恵 清水
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度むらを視覚的に低減して記録画像の品質
を向上し、ヘッドユニット内のヘッドモジュール数が多
くなっても処理の遅延を防止するカラーインクジェット
記録装置を提供する。 【解決手段】 画像信号が入力されると、領域判定部6
1で、ヘッドモジュールの端部領域に対応する信号か非
端部領域に対応する信号かを判断すると共に信号値判定
部62において画像信号の信号値と所定の閾値との比較
を行い低階調の信号であるか否かを判断する。この判断
に基づいて変換テーブル制御部63は、端部領域でかつ
低階調の信号でないときは端部専用色変換テーブルを、
端部領域かつ低階調の信号のとき、及び非端部領域の信
号のときは非端部専用色変換テーブルを色変換テーブル
部523aから受け取り、色変換処理部64はその色変
換テーブルに基づいて画像信号の色変換処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のインク吐出
口を並べて設けたヘッドモジュールを複数個配置して形
成したヘッドユニットを、カラー記録を行うために複数
備えたカラーインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーインクジェット記録装置として
は、例えば、オンデマンド型のインクジェットプリンタ
が知られている。このようなインクジェットプリンタで
は高速化を図ることが重要で、インクジェットヘッドの
インク吐出口の数が多いほど高速印字が可能になる。イ
ンク吐出口の数を増やす技術としては、多数のインク吐
出口を並べて設けたヘッドモジュールを複数個、この各
ヘッドモジュールのインク吐出口の並びが略平行になる
ように一体配置して1個の長尺なインクジェットヘッド
ユニットを形成する技術がある。このようなインクジェ
ットヘッドユニットの長さを記録用紙の幅に対応させる
ことでラインヘッドとなり、高速印字が実現できる。な
お、カラー記録を行うためには、例えば、記録媒体の搬
送方向にシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー
(Y)、ブラック(K)の色のインクジェットヘッドユ
ニットを並べて配置する。
【0003】ところでヘッドモジュールは、図12に示
すように多数のインク室1を設けたノズル部2と、各イ
ンク室1にインクを供給する共通インク室3を設けた本
体部4と、共通インク室3にインクを供給するインク供
給路5を備え、インク室1内に体積変動を与えることで
インク室1のインク吐出口6からインク滴が吐出してド
ット印字を行うようになっている。また、インク室1で
消費されたインクは共通インク室3から補充されるよう
になっている。
【0004】インク室1内に体積変動を与える制御方式
としては、圧電部材の歪み変形を利用した圧電制御方式
や発熱体の発熱を利用した熱制御方式などがある。この
ような制御方式により体積変動を各インク室1毎に任意
に与えることでオンデマンドに印字を行うことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヘッドモジ
ュールにおいて、インク吐出動作時のインク室1内での
体積変動は、圧力変動となってインク室内を伝わり共通
インク室3内にも伝播する。そして、複数のインク室が
インク吐出を行った場合、ヘッド構造にも依存するが、
特にヘッドモジュールの端部のインク室1付近で共通イ
ンク室3からの影響が大きく、端部にある一定数のイン
ク室1からのインク吐出体積が、端部以外の、すなわ
ち、非端部にあるインク室1からのインク吐出体積に比
べて増加したり、減少したりする。
【0006】このようにインク室1からのインク吐出体
積が増加したり、減少したりしてインクドットを形成す
ると、ヘッドモジュールの端部からのインク吐出体積が
非端部からのインク吐出体積に比べて大きくなってしま
うという特性(クロストーク)の影響から、端部から吐
出された印字面の印字濃度が非端部の印字面の印字濃度
に比べ大きくなってしまうという現象が生じる。
【0007】このような現象が発生しても1個のヘッド
モジュールで構成されるインクジェットヘッドユニット
の場合は、端部にある一定数のインク室からのインクの
吐出体積が変化して多少の濃度変化が生じても印字部分
が端部となるため濃度むらが目立ちにくい。しかしなが
ら、複数個のヘッドモジュールを並べて一体配置したイ
ンクジェットヘッドユニットの場合は、互いに隣接する
ヘッドモジュールの端部が印字のライン方向に対して途
中の位置となるので、この部分で濃度むらが生じるとす
じ状の濃度むらとして目立つことになる。
【0008】例えば、図13に示すように、3個のヘッ
ドモジュール7,8,9を基板10上に一体配置したイ
ンクジェットヘッドユニットを使用して一定値の画像信
号により印字した場合に、ヘッドモジュール7と8の境
目、ヘッドモジュール8と9の境目において、例えば、
インクの吐出体積が増加して印字濃度が高くなり、この
部分がすじ状の濃度むらとして見えることになる。
【0009】このような部分的な濃度変化が生じてすじ
状の濃度むらとなって現れるという問題を解決する手段
としては、上記のカラーインクジェット記録装置に、M
階調の画像信号を、ディザマトリクスを使用してN(但
しM>N)階調の画像信号に変換する擬似階調処理部を
設けたものが知られている。
【0010】このように擬似階調処理部を設けたカラー
インクジェット記録装置の画像処理は、図14に示すよ
うに、例えば、入力された各色8ビットのモニタなどで
標準的なRGB信号を、先ず色変換処理部11におい
て、カラーインクジェット記録装置の色再現色のCMY
色に変換する。
【0011】この色変換処理は、例えば、第1の表色系
の色信号を、ルック・アップ・テーブルにアドレス色信
号として入力しそのルック・アップ・テーブルから直接
に第2の表色系の色信号を得るようにするダイレクト・
マッピング・テーブル方式が知られている。このルック
・アップ・データ・テーブルのデータ設定方法は、例え
ば、信号源である第1の表色系がL色空間
(Lは明度、a及びbの組合せは色相と彩度であ
る。)で、カラー画像を出力するカラーインクジェット
記録装置のYMC色空間が第2の表色系であるとしたと
き、先ず、第2の表色系であるYMC値の組合せを種々
に変形させてカラーインクジェット記録装置に供給し、
その出力を実測することで第1の表色系の色信号である
値を得る。次いで、
【数1】 (1)式に示すような、多次多項の近似式の係数K11
〜K310を上記実測データから最小自乗法で求める。
そして、ルック・アップ・テーブルの各アドレスに相当
する第1の表色系における色信号であるL
から近似式に入力し、ルック・アップ・テーブルの各ア
ドレスに記憶すべき第2の表色系の色信号YMC値を求
め、データの設定を行う。
【0012】そして、UCR処理部12において、CM
Y色から墨成分を抽出し、かつその後のCMY色を決定
して最終的にCMYK色に変換し、ガンマ補正部13に
おいて、プリンタの実質出力特性に応じた濃度補正を行
う。そして、擬似階調処理部14において、各ヘッドモ
ジュールの端部におけるP個のインク吐出口に対応する
画像信号を、この画像信号により形成する画像領域の平
均濃度が一定の割合で変化するようにヘッドモジュール
の端部のP個のインク吐出口に対する画像信号とそのP
個以外のインク吐出口に対する画像信号とで異なるディ
ザマトリクスを使用し、各色毎に1画素の信号をカラー
インクジェット記録装置の印字能力に合わせた各色2〜
4ビット程度のより小さい階調数の多値画像信号に変換
する処理を行う。ところが、この画像処理の技術では、
画像領域の平均濃度が一定となっても、ディザパターン
が異なるため、視覚的な濃度が一定とならないという問
題があった。
【0013】また、上述したすじ状の濃度むらを解決す
る他の手段として、画像領域の境界部分に相当する画像
データに応じて変換特性を切替えて補正する変換特性制
御部を設けたカラーインクジェット記録装置がある。と
ころが、このカラーインクジェット記録装置では、変換
特性制御部は画像全体に対して変換特性の切替えを行う
ため、ヘッドユニットのヘッドモジュールが多くなるほ
ど処理が遅くなってしまうという問題があった。
【0014】そこで、本願発明は、各ヘッドモジュール
の端部のインク吐出口からのインク吐出体積の変動によ
る濃度むらを視覚的に低減して記録画像の品質を向上で
きると共にヘッドユニット内のヘッドモジュール数が多
くなっても処理の遅延を防止できるカラーインクジェッ
ト記録装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数のインク
吐出口を並べて設けたヘッドモジュールを複数個、それ
ぞれのインク吐出口の並びが略平行になるように一体的
に配置して形成したヘッドユニットを、異なる色のイン
クを吐出するために複数備え、この複数のヘッドユニッ
トに対して、その各インク吐出口の並びの方向であるラ
イン方向と交叉する方向に記録媒体を相対移動させつつ
画像信号に基づいて各ヘッドユニットを駆動し、各イン
ク吐出口から記録媒体に選択的にインクを吐出してカラ
ー画像記録を行うカラーインクジェット記録装置におい
て、画像信号が各ヘッドモジュールの端部のP個(P≧
1)のインク吐出口で形成する端部領域に対応する信号
か端部領域以外の非端部領域に対応する信号かを判定す
る領域判定部と、画像信号の信号値を予め設定された所
定の閾値と比較し、画像信号が低階調の信号か否かを判
断する信号値判定部と、端部領域の画像信号の色変換を
行う色特性を格納した端部領域専用色変換テーブル及び
非端部領域の画像信号の色変換を行う色特性を格納した
非端部領域専用色変換テーブルを設けた色変換テーブル
部と、画像信号が領域判定部で端部領域に対応する信号
と判定され、かつ、信号値判定部で低階調以外の信号で
あると判定されたときは端部領域専用色変換テーブルを
選択し、画像信号が領域判定部で端部領域に対応する信
号と判定され、かつ、信号値判定部で低階調の信号であ
ると判定されたとき、及び画像信号が領域判定部で非端
部領域に対応する信号と判定されたときは非端部領域専
用色変換テーブルを選択する色変換テーブル制御部と、
この色変換テーブル制御部で選択した色変換テーブルに
基づいて画像信号の色変換を行う色変換処理部とを設け
たものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して説明する。
【0017】(第1の実施の形態)図1はカラーインク
ジェット記録装置の機構部を示す図で、本体ケース21
内に、一定の周速度で図中矢印方向に回転するドラム2
2を設け、このドラム22に給紙ローラ23,24を介
して給紙される記録媒体、例えば、記録紙25を巻付け
るようになっている。
【0018】すなわち、本体ケース21の底部に給紙カ
セット26を設け、この給紙カセット26の載置板27
の上に載置した記録紙25を給送ローラ28により1枚
ずつ取出して給紙ローラ23,24に給送し、また、本
体ケース21の側方に開閉自在に装着した手差トレイ2
9から手差した記録紙25を給送ローラ30により給紙
ローラ23,24に給送するようになっている。給送ロ
ーラ28による給送と給送ローラ30による給送の切替
えを給送切替え手段31で行っている。
【0019】ドラム22には、給紙ローラ23,24か
ら給紙される記録紙25をドラム面に吸着させる帯電ロ
ーラ32が対向配置されている。また、ドラム22に
は、ライン状に多数のインク吐出口を配列した4本のイ
ンクジェット記録ヘッドユニット331,332,33
3,334が、この各ヘッドユニット331〜334の
インク吐出口の配列方向であるドラム22の回転軸方向
に移動自在に配置した印字機構34に組み込まれて対向
配置されている。従って、記録紙25はドラム22の回
転によりインクジェット記録ヘッドユニット331〜3
34のインク吐出口の配列方向と略直交する方向に搬送
されることになる。
【0020】各ヘッドユニット331〜334は、ヘッ
ドユニット331がシアン(C)インクを吐出し、ヘッ
ドユニット332がマゼンタ(M)インクを吐出し、ヘ
ッドユニット333がイエロー(Y)インクを吐出し、
ヘッドユニット334がブラック(K)インクを吐出す
るもので、ドラム22に巻き付けられて搬送される記録
紙25の、搬送方向の上流から、ヘッドユニット33
1、ヘッドユニット332、ヘッドユニット333、ヘ
ッドユニット334の順に、所定の間隔をあけて配置さ
れている。
【0021】各ヘッドユニット331〜334は、図2
及び図3に示すように、多数のインク吐出口33aを所
定のピッチd(例えば、1/150インチ)で並べて設
けた3個のヘッドモジュール3311,3312,33
13を共通基板3314の両面に、ヘッドモジュール3
312を一面側の中央部に、ヘッドモジュール331
1,3313を他面側の端側部にして張り合わせてユニ
ット化したもので、ヘッドモジュール3312とヘッド
モジュール3311,3313との位置関係は、全ての
インク吐出口がその配列方向に等間隔に並ぶように配置
されている。
【0022】すなわち、ヘッドモジュール3311とヘ
ッドモジュール3312を、互いに隣接する端のインク
吐出口間のピッチがそれぞれのインク吐出口間のピッチ
dと一致するように配置し、ヘッドモジュール3312
とヘッドモジュール3313を、互いに隣接する端のイ
ンク吐出口間のピッチがそれぞれのインク吐出口間のピ
ッチdと一致するように配置している。
【0023】なお、ヘッドモジュール3311,331
3のインク吐出口33aとヘッドモジュール3312の
インク吐出口33aはライン方向に対して直線上に並ば
ないが、これに対してはヘッドモジュール3311,3
313とヘッドモジュール3312のインク吐出タイミ
ングを調整することで各ヘッドモジュール3311,3
312,3313の各インク吐出口33aが直線上に並
んだときと同じ印字結果が得られるように制御すること
は容易にできる。
【0024】さらに、各ヘッドユニット331〜334
の位置関係は図4に示すように、各ヘッドユニット33
1〜334のヘッドモジュールの端部33bが記録紙2
5の搬送方向であるY方向に揃うように配置されてい
る。なお、この実施の形態においては各ヘッドモジュー
ルの端部の2個のインク吐出口で形成する領域を端部領
域とし、それ以外のインク吐出口で形成する領域を非端
部領域としている。
【0025】また、各ヘッドユニット331〜334の
各インク吐出口33aからのインク吐出は、同一体積の
インク滴を複数個吐出させる構成とし、吐出するインク
滴の数を制御することで階調印字する、いわゆる、マル
チドロップ方式を採用している。各インク吐出口33a
から吐出するインク吐出体積は、図5に示すように、イ
ンク室に体積変動を与える通電時間tを可変することに
より変化させることができ、通電時間とインク吐出体積
とが比例するt1からt2の間の通電時間を7分割する
ことで1から7階調のインク吐出体積の印字制御を行
い、これに、インクを吐出させない0階調を含めて8階
調の制御ができるようになっている。また、この実施の
形態のカラーインクジェット記録装置は、0〜7の8階
調に変換された画像信号により、図6に示すように、印
字媒体に出力されるドット径を可変することにより階調
を表現するようになっている。
【0026】印字機構34は、各ヘッドユニット331
〜334を載置した往復移動機構35と、往復移動ロッ
ド及びリニアモータを有するモータユニット36と、進
退移動手段37からなり、進退移動手段37により各イ
ンクジェット記録ヘッドユニット331〜334をドラ
ム22に対して進退移動させるようになっている。ま
た、モータユニット36により往復移動機構35をドラ
ム22の回転軸方向に移動制御して各ヘッドユニット3
31〜334をドラム22の回転軸方向、すなわち、記
録のライン方向に往復移動させるようになっている。
【0027】また、ドラム22には、このドラム面と記
録紙25との間に挿入可能な剥離爪38が配置され、こ
の剥離爪38によって剥離した記録紙25を記録紙排出
搬送機構39に排出するようになっている。記録紙排出
搬送機構39は、記録紙25の非記録面に接するベルト
コンベア40と記録紙25をベルトコンベア40の面に
押圧する押圧手段41とで構成している。
【0028】ベルトコンベア40の終端部に、このベル
トコンベア40により搬送される記録紙25を、本体ケ
ース21の上部に形成した上部排出トレイ42に排出す
るか、本体ケース21の側面に設けた着脱自在な排出ト
レイ43に排出するかを切替える、方向切替え器44を
設けている。また、本体ケース21内には、各部に回転
駆動を与えるメインモータ45、インク供給源となるイ
ンクカセット46、このインクカセット46からのイン
クを一時蓄えるインクバッファ47、このインクバッフ
ァ47のインクを各ヘッドユニット331〜334に供
給するインク供給チューブ48等が収納されている。
【0029】このような構成のカラーインクジェット記
録装置は、印刷時には、例えば、給紙カセット26から
給紙ローラ28により記録紙25を取出して給紙ローラ
23、24に送出する。そして、給紙ローラ23、24
により記録紙25を回転するドラム22に給送し、巻き
付ける。すなわち、記録紙25は帯電ローラ32により
ドラム22の表面に吸着され巻き付けられる。
【0030】そして、ドラム22の回転により記録紙2
5は、図7に示すように、各ヘッドユニット331〜3
34における各インク吐出口の並びの方向であるライン
方向xとは直交する方向yに回転移動し、各ヘッドユニ
ット331〜334の各インク吐出口33aから記録紙
25に画像信号に基づいて所定のタイミングで選択的に
インクを吐出してカラー画像記録を行う。
【0031】また、各ヘッドユニット331〜334の
各インク吐出口33aのピッチdは画像記録の解像度に
比べて粗い場合には、ドラム22が回転したときに各ヘ
ッドユニット331〜334がドラム22のライン方向
xに例えば、インク吐出口のピッチdの1/2だけ移動
するように制御し、ドラム22の回転で1枚の記録紙2
5に対する印刷を行うことでインク吐出口のピッチdの
2倍の解像度で画像記録を行うようにする。そして、画
像記録を終了した記録紙25は剥離爪38によって剥離
され、記録紙排出搬送機構39により搬送された後、排
出ローラにより外部に排出されることになる。
【0032】図8は、システム全体の構成を示すブロッ
ク図で、ホストコンピュータ51とカラーインクジェッ
ト記録装置52をケーブル53によって接続している。
そして、ホストコンピュータ51からカラーインクジェ
ット記録装置52にカラー画像信号を転送するようにな
っている。
【0033】カラーインクジェット記録装置52は、制
御部本体を構成するCPU(中央処理装置)521、C
PU521が処理を行うときのワークメモリや画像信号
を一時保存する一時保存メモリ等を設けたRAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)522、CPU421が各部
を制御するプログラムデータ等を格納したROM(リー
ド・オンリー・メモリ)523等を設けている。
【0034】ROM523には、また、画像信号の色特
性の変換を行う色特性を格納した色変換テーブル部52
3a及びこの色変換テーブル部523aに格納された色
変換テーブルを用いた処理を含む画像信号の画像処理を
実行するプログラム等を格納した画像処理プログラム格
納部523bが設けられている。
【0035】前記色変換テーブル部523aには、各ヘ
ッドモジュールの端部33bのインク吐出口で形成する
端部領域に対応する画像信号の色変換を行う色特性を格
納した端部領域専用色変換テーブル及び端部領域以外の
非端部領域に対応する画像信号の色変換を行う色特性を
格納した非端部領域専用色変換テーブルが設けられてい
る。また、それぞれの色変換テーブルは、通常の紙面を
コーティングしない記録紙、光沢紙のように紙面をコー
ティングした記録紙などの記録紙の種類に応じた色変換
テーブルが色変換テーブル部523aに格納されてい
る。
【0036】なお、従来例で説明したルック・アップ・
テーブルは、非端部領域にてymc値の組合せを種々に
変化させた信号を印字させ、その出力を実測して得られ
た値をテーブルに使用するが、この実施の形態の色変換
テーブルはヘッドユニットの端部領域にて種々に変化さ
せた信号を印字させその出力を実測することで得られた
値を端部領域専用色変換テーブルに使用し、非端部領域
にて種々に変化させた信号を印字させその出力を実測す
ることで得られた値を非端部領域専用色変換テーブルに
使用している。
【0037】CPU521は、図8に示す印字機構部5
24を駆動制御して印字を行う。すなわち、CPU52
1は、ホストコンピュータ51からカラー画像信号を取
込むと、この画像信号をRAM522で一時保存した
後、画像信号の画像処理を行い、この画像処理を施した
画像信号を印字機構部524へ供給してカラー画像記録
を行うようにしている。
【0038】図9は、ROM523の画像処理プログラ
ム格納部523bに格納された画像処理プログラムが実
行する画像処理機能を機能ブロックで示したもので、画
像処理プログラムは、領域判定部61、信号値判定部6
2、変換テーブル制御部63、色変換処理部64、UC
R処理部65、ガンマ補正部66、擬似階調処理部67
からなる。
【0039】この画像処理においては例えば、先ず、入
力された各色8ビットのモニタなどで標準的なRGB画
像信号が、領域判定部61において、端部領域に対応す
る画像信号か非端部領域に対応する画像信号かを判定す
る。この判定は、例えば、ヘッドモジュールの印字可能
なインク吐出ノズル数をN、ヘッドユニットに設けられ
たヘッドモジュール数をH、使用する最端ノズル番号を
M(I)(Iは、ヘッドモジュール番号)、画像のライ
ン方向画素数をX及び濃度むらが発生する端部領域のイ
ンク吐出ノズル数をPとすると、カウンタCと累積カウ
ンタLを用いて比較的容易に行うことができる。具体的
には、領域判定部61は、N=300、H=3、X=9
00、P=2の場合は、入力画像信号をN(=300)
毎にカウントし、カウンタCがP以下及び(N−P+
1)以上(すなわち、1,2,299,300)の場合
は端部領域に対応する信号と判定し、カウンタCがP<
C<(N−P+1)(すなわち、3〜298)の場合は
非端部領域に対応する信号と判定する。また、N=30
0、H=3、M=150、X=450、P=2の場合
は、領域判定部61は、カウンタCの初期値をM(=1
50)に設定してカウントを始め、上記場合と同様の判
定を行う。但し、1ヘッドユニット内の全てのインク吐
出ノズルを使用しない場合には、ライン方向の画素数を
カウントする累積カウンタLを使用し、L=Xとなった
時点でカウンタCを初期値Mに戻す。これにより、入力
された画像信号が1ヘッドに満たない場合には色変換テ
ーブルの変換を行わなくて済む。
【0040】また、上記領域判定部61の判定と平行し
て、RGB信号が信号値判定部62に入力されるように
なっている。この信号値判定部62において、入力され
たRGB信号の信号値と予め設定された所定の閾値Tと
の大小比較を行う。例えば、R≧TかつG≧TかつB≧
Tの場合は閾値Tより大きい、それ以外の場合は閾値T
より小さいと判定する。
【0041】なお、この閾値Tは、RGB信号におい
て、例えば白を255、黒を0と表現する場合に、白に
近い値を設定することによって、クロストークの影響の
目立ちにくい低階調部の色変換テーブルの切替えを少な
くできる。つまり、この閾値Tを255に設定した場合
は、ヘッドモジュールの端部にどのようなRGB信号が
入力されても信号の位置情報が非端部領域から端部領域
になった時点で非端部専用色変換テーブルから端部専用
色変換テーブルへ切替えが行われ、同様に、信号の位置
情報が端部領域から非端部領域に変った時点でも、端部
専用色変換テーブルから非端部専用色変換テーブルの切
替えが行われるため、色変換テーブルの切替えを頻繁に
行うことになる。しかしながら、実際の印字において低
階調部ではクロストークの影響は小さいため、入力され
たRGB信号が低階調である場合は位置情報が端部領域
であっても色変換テーブルの切替えを行わず、非端部専
用色変換テーブルを用いて端部領域の色変換処理を行っ
ても同等の画質を得ることができる。これを実現するた
めに、例えば閾値Tを白に近い180程度に設定する。
このように、閾値Tが設定可能な信号値判定部62を持
つことで低階調時の色変換テーブルの切替え回数を減ら
すことができるため、処理を速くできる。そして、前記
領域判定部61で判定された領域判定情報と前記信号値
判定部62で判定された信号値判定情報が変換テーブル
制御部63に入力される。
【0042】変換テーブル制御部63は、領域判定情
報、信号値判定情報及び記録媒体の種類を示す記録媒体
情報とに基づいて以下のように色変換テーブルを選択す
る選択制御情報を作成して色変換テーブル部523aに
入力する。なお、記録媒体情報は、ユーザが記録媒体を
選択する時点でホストコンピュータ51から変換テーブ
ル制御部63に入力されているものとする。
【0043】入力された画像信号が端部領域に対応する
信号と判定され、かつ、閾値Tより値が小さいと判定さ
れた情報を受け取ったときは、変換テーブル制御部63
は記録媒体情報に基づいて該当する端部領域専用色変換
テーブルを選択するテーブル選択制御情報を作成して色
変換テーブル部523aに入力する。また、入力された
画像信号が端部領域に対応する信号と判定され、かつ、
閾値Tより値が大きいと判定された情報を受け取ったと
き、及び入力された画像信号が非端部領域に対応する信
号と判定された情報を受け取ったときは、変換テーブル
制御部63は記録媒体情報に基づいて該当する非端部専
用色変換テーブルを選択するテーブル選択制御情報を作
成して色変換テーブル部523aに入力する。
【0044】そして、色変換テーブル部523aから変
換テーブル制御部63にテーブル選択制御情報に基づい
て選択された色変換テーブルが渡される。そして、色変
換処理部64において、入力されたRGB信号が、変換
テーブル制御部63に渡された色変換テーブルに基づい
てカラーインクジェット記録装置52の色再現色のCM
Y色に変換する色変換処理が行われる。
【0045】次にUCR処理部65において、入力され
たCMY色から墨成分を抽出し、かつその後のCMY色
を決定し、最終的にCMYK色に変換する。次に、ガン
マ補正部66において、プリンタの実質特性に応じた濃
度補正が行われる。擬似階調処理部67において、各色
毎に1画素のデータをカラーインクジェット記録装置5
2の印字能力に合わせた、例えば、3ビットのより小さ
い階調数の多値画像信号に変換するようになっている。
【0046】以上のようにカラーインクジェット記録装
置52にホストコンピュータ51から入力されたカラー
画像信号を、領域判定情報と信号値判定情報とに応じて
色変換テーブル部523aから色変換テーブルを選択
し、その色変換テーブルに基づいて色変換処理部64に
おいて色変換処理することにより、カラーインクジェッ
ト記録装置52は、クロストークの影響によって端部領
域の色味が非端部領域の色味とかわらず、同等なカラー
画像記録を行うことができる。つまり、カラーインクジ
ェット記録装置52は各ヘッドモジュールの端部33b
のインク吐出口33aからのインク吐出体積の変動によ
る濃度むらを視覚的に低減して記録画像の品質を向上す
ることができる共にヘッドユニット内のヘッドモジュー
ル数が多くなっても処理の遅延を防止することができ
る。
【0047】また、カラーインクジェット記録装置52
は記録媒体情報に基づいて該当する色変換テーブルを選
択できるので、記録媒体毎のインクのにじみの違いなど
を考慮して色変換処理をすることができる。
【0048】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態について述べる。なお、この第2の実施の形態のカ
ラーインクジェット記録装置は前記第1の実施の形態の
カラーインクジェット記録装置52と同一の部分には同
一の符号を付し詳細な説明は省略する。
【0049】この第2の実施の形態のカラーインクジェ
ット記録装置52のROM523には、さらに、ガンマ
変換テーブル部523cを設けている。このガンマ変換
テーブル部523cには、端部領域の画像信号のガンマ
補正を行うガンマ特性を格納した端部領域専用ガンマ変
換テーブル、非端部領域の画像信号のガンマ補正を行う
ガンマ特性を格納した非端部領域専用ガンマ変換テーブ
ルが設けられている。また、それぞれのガンマ変換テー
ブルは、前記実施の形態と同様に、記録紙の種類に応じ
たガンマ変換テーブルが格納されている。
【0050】次に、ガンマ変換テーブル部523cに格
納されるガンマ変換テーブルの作成方法について説明す
る。端部領域専用ガンマ変換テーブルは、各ヘッドユニ
ット331〜334のヘッドモジュールの端部において
基本色に相当する信号を様々な記録媒体に印字させ、そ
の出力を実測し濃度補正を算出することにより作成さ
れ、非端部領域専用ガンマ変換テーブルは各ヘッドユニ
ットのヘッドモジュールの非端部において基本色に相当
する信号を様々な記録媒体に印字させ、その出力を実測
し濃度補正を算出することにより作成される。したがっ
て、端部領域専用ガンマ変換テーブルは、ヘッドモジュ
ールの端部における出力特性に応じた濃度補正を記録し
たテーブルであり、非端部領域専用ガンマ変換テーブル
はヘッドモジュールの非端部における出力特性に応じた
濃度補正を記録したテーブルである。
【0051】このカラーインクジェット記録装置52の
画像処理は、領域判定部61による画像信号が端部領域
に対応する信号か非端部領域に対応する信号かを判定し
た領域判定情報、信号値判定部62による画像信号と所
定の閾値Tとの比較判定を行った信号値判定情報及びホ
ストコンピュータ51から記録媒体の種類に関する記録
媒体情報が変換テーブル制御部63に入力され、変換テ
ーブル制御部63が色変換テーブルを選択するまでの処
理は前記第1の実施の形態と同様な処理なので、ここで
は説明を省略し、領域判定情報、信号値判定情報及び記
録媒体情報に応じて変換テーブル制御部63がガンマ変
換テーブルを選択する処理について説明する。
【0052】変換テーブル制御部63は、領域判定情
報、信号値判定情報及び記録媒体情報とに基づいて以下
のようにガンマ変換テーブルを選択して選択制御情報を
作成してガンマ変換テーブル部523cに入力する。
【0053】入力された画像信号が端部領域に対応する
信号と判定され、かつ、閾値Tより値が小さいと判定さ
れた情報を受け取ったときは、変換テーブル制御部63
は記録媒体情報に基づいて該当する端部領域専用ガンマ
変換テーブルを選択するテーブル選択制御情報を作成し
てガンマ変換テーブル部523cに入力する。また、入
力された画像信号が端部領域に対応する信号と判定さ
れ、かつ、閾値Tより値が大きいと判定された情報を受
け取ったとき、及び入力された画像信号が非端部領域に
対応する信号と判定された情報を受け取ったときは、変
換テーブル制御部63は記録媒体情報に基づいて非端部
領域専用ガンマ変換テーブルを選択するテーブル選択制
御情報を作成してガンマ変換テーブル部523cに入力
する。そして、ガンマ変換テーブル部523cから変換
テーブル制御部63にテーブル選択制御情報に基づいて
選択されたガンマ変換テーブルが渡される。そして、ガ
ンマ補正部66において、UCR処理部65において処
理されたCMYK色の信号が、変換テーブル制御部63
に渡されたガンマ変換テーブルに基づいてガンマ補正さ
れる。
【0054】この第2の実施の形態においても前記実施
の形態と同様な効果を奏することができる。
【0055】さらに、カラーインクジェット記録装置5
2にホストコンピュータ51から入力されたカラー画像
信号を、第1の実施の形態の色変換処理に加え、領域判
定情報、信号値判定情報及び記録媒体情報とに基づいて
ガンマ変換テーブル部523cからガンマ変換テーブル
を選択し、そのガンマ変換テーブルに基づいてガンマ補
正することにより、カラーインクジェット記録装置52
は、さらに各ヘッドモジュールの端部のインク吐出口か
らのインク吐出体積の変動による濃度むらを視覚的に低
減して記録画像の品質を向上することができると共にヘ
ッドユニット内のヘッドモジュール数が多くなっても処
理の遅延を防止することができる。
【0056】なお、前述した各実施の形態において、各
ヘッドユニット331〜334の端部33bがライン方
向とは交叉する方向に揃っているものとしたが、必ずし
もこれに限定するものではなく、各ヘッドユニット33
1〜334の両端部が揃わない場合、例えば、図11で
示すように、C及びY色のヘッドユニット331,33
3の端部33cとM及びK色のヘッドユニット332,
334の端部33dとがY方向に一致しないように配置
するようにしても良い。このようにヘッドユニット33
1〜334を配置した場合、上述した端部領域及び非端
部領域専用色変換テーブル、端部領域及び非端部領域専
用ガンマ変換テーブルを、C及びY色のヘッドユニット
用とM及びK色のヘッドユニット用とをそれぞれROM
523の色変換テーブル部523a、ガンマ変換テーブ
ル部523cに格納して変換テーブル制御部63により
選択するようにすれば良い。
【0057】なお、濃度むらの発生するヘッドモジュー
ルの端部のインク吐出ノズル数P=2の場合で説明して
いるが、必ずしもこれに限定するものではなく、P=
1、あるいは、P=3以上の数字であっても信号値判定
部62のカウンタCの設定値を変更することにより対処
することができる。
【0058】また、記録媒体情報を通常の記録紙と光沢
紙との2種類としたが、3種類以上としても良く、1種
類として記録媒体情報に基づいた選択を行わないように
しても良い。
【0059】また、この実施の形態は、3個のヘッドモ
ジュールを並べて配置して1つのインクジェット記録ヘ
ッドユニットを構成したものについて述べたがこれに限
定するものではなく、2個のヘッドモジュールを並べて
配置して1つのインクジェット記録ヘッドユニットを構
成したものでも、また、4個以上のヘッドモジュールを
並べて配置して1つのインクジェット記録ヘッドユニッ
トを構成したものであってもよい。
【0060】また、この実施の形態においてはインクジ
ェット記録ヘッドユニットを記録紙25の搬送方向に対
して直交するように配置した場合について述べたがこれ
に限定するものではなく、インクジェット記録ヘッドユ
ニットを記録紙25の搬送方向に対して斜めに配置して
もよく、要は、インクジェット記録ヘッドユニットを記
録紙の搬送方向に対して交叉するように配置すればよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、各
ヘッドモジュールの端部のインク吐出口からのインク吐
出体積の変動による濃度むらを視覚的に低減して記録画
像の品質を向上できると共にヘッドユニット内のヘッド
モジュール数が多くなっても処理の遅延を防止できるカ
ラーインクジェット記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカラーインク
ジェット記録装置の機構部の構成を示す図。
【図2】同実施の形態におけるインクジェット記録ヘッ
ドユニットの外観を示す斜視図。
【図3】同実施の形態におけるインクジェット記録ヘッ
ドユニットの各ヘッドモジュールのインク吐出口の位置
関係を示す図。
【図4】同実施の形態におけるインクジェットヘッドユ
ニット及びヘッドモジュールの端部の位置関係を示す
図。
【図5】同実施の形態におけるインク吐出における電圧
とインク吐出体積との関係を示す図。
【図6】同実施の形態におけるインクの出力ドットサイ
ズを示す図。
【図7】同実施の形態におけるインクジェット記録ヘッ
ドユニットの配置と記録紙の搬送方向との関係を示す
図。
【図8】同実施の形態におけるシステム全体の構成を示
すブロック図。
【図9】同実施の形態における画像処理プログラムが実
行する画像処理機能を示す機能ブロック図。
【図10】本発明の第2の実施の形態における画像処理
プログラムが実行する画像処理機能を示すブロック図。
【図11】同実施の形態におけるインクジェットヘッド
ユニット及びヘッドモジュールの配置の構成を示す図。
【図12】ヘッドモジュールの構成例を示す断面図。
【図13】従来における課題を説明するための図。
【図14】従来の画像処理の機能ブロックを示す図。
【符号の説明】
331〜334…インクジェット記録ヘッドユニット 3311〜3313…ヘッドモジュール 33a…インク吐出口 523a…色変換テーブル部 423b…画像処理プログラム格納部 423c…ガンマ変換テーブル部 61…領域判定部 62…信号値判定部 63…変換テーブル制御部 64…色変換処理部 66…ガンマ補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 紀行 静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株 式会社三島事業所内 (72)発明者 清水 恵 静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株 式会社三島事業所内 Fターム(参考) 2C056 EA06 EA11 EB13 EB45 EB58 EC76 ED03 EE03 FA13 2C057 AF24 AF26 AF39 AF91 AM15 AM28 AN05 CA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のインク吐出口を並べて設けたヘッ
    ドモジュールを複数個、それぞれのインク吐出口の並び
    が略平行になるように一体的に配置して形成したヘッド
    ユニットを、異なる色のインクを吐出するために複数備
    え、この複数のヘッドユニットに対して、その各インク
    吐出口の並びの方向であるライン方向と交叉する方向に
    記録媒体を相対移動させつつ画像信号に基づいて前記各
    ヘッドユニットを駆動し、各インク吐出口から前記記録
    媒体に選択的にインクを吐出してカラー画像記録を行う
    カラーインクジェット記録装置において、 画像信号が前記各ヘッドモジュールの端部のP個(P≧
    1)のインク吐出口で形成する端部領域に対応する信号
    か前記端部領域以外の非端部領域に対応する信号かを判
    定する領域判定部と、 画像信号の信号値を予め設定された所定の閾値と比較
    し、画像信号が低階調の信号か否かを判断する信号値判
    定部と、 前記端部領域の画像信号の色変換を行う色特性を格納し
    た端部領域専用色変換テーブル及び前記非端部領域の画
    像信号の色変換を行う色特性を格納した非端部領域専用
    色変換テーブルを設けた色変換テーブル部と、 画像信号が前記領域判定部で端部領域に対応する信号と
    判定され、かつ、前記信号値判定部で低階調以外の信号
    であると判定されたときは前記端部領域専用色変換テー
    ブルを選択し、画像信号が前記領域判定部で端部領域に
    対応する信号と判定され、かつ、前記信号値判定部で低
    階調の信号であると判定されたとき、及び画像信号が前
    記領域判定部で非端部領域に対応する信号と判定された
    ときは前記非端部領域専用色変換テーブルを選択する色
    変換テーブル制御部と、 この色変換テーブル制御部で選択した色変換テーブルに
    基づいて画像信号の色変換を行う色変換処理部とを設け
    たことを特徴とするカラーインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 色変換テーブル部は、端部領域専用色変
    換テーブル及び非端部領域専用色変換テーブルを記録媒
    体の種類に応じて複数設け、色変換テーブル制御部は、
    記録媒体の種類を示す記録媒体情報に基づいて前記色変
    換テーブル部から該当する色変換テーブルを選択するこ
    とを特徴とする請求項1記載のカラーインクジェット記
    録装置。
  3. 【請求項3】 多数のインク吐出口を並べて設けたヘッ
    ドモジュールを複数個、それぞれのインク吐出口の並び
    が略平行になるように一体的に配置して形成したヘッド
    ユニットを、異なる色のインクを吐出するために複数備
    え、この複数のヘッドユニットに対して、その各インク
    吐出口の並びの方向であるライン方向と交叉する方向に
    記録媒体を相対移動させつつ画像信号に基づいて前記各
    ヘッドユニットを駆動し、各インク吐出口から前記記録
    媒体に選択的にインクを吐出してカラー画像記録を行う
    カラーインクジェット記録装置において、 画像信号が前記各ヘッドモジュールの端部のP個(P≧
    1)のインク吐出口で形成する端部領域に対応する信号
    か前記端部領域以外の非端部領域に対応する信号かを判
    定する領域判定部と、 画像信号の信号値を予め設定された所定の閾値と比較
    し、画像信号が低階調の信号か否かを判断する信号値判
    定部と、 前記端部領域の画像信号の色変換を行う色特性を格納し
    た端部領域専用色変換テーブル及び前記非端部領域の画
    像信号の色変換を行う色特性を格納した非端部領域専用
    色変換テーブルを設けた色変換テーブル部と、 前記端部領域の画像信号のガンマ補正を行うガンマ特性
    を格納した端部領域専用ガンマ変換テーブル及び前記非
    端部領域の画像信号のガンマ補正を行うガンマ特性を格
    納した非端部領域専用ガンマ変換テーブルを設けたガン
    マ変換テーブル部と、 画像信号が前記領域判定部で端部領域に対応する信号と
    判定され、かつ、前記信号値判定部で低階調以外の信号
    であると判定されたときは前記端部領域専用色変換テー
    ブルを選択し、画像信号が前記領域判定部で端部領域に
    対応する信号と判定され、かつ、前記信号値判定部で低
    階調の信号であると判定されたとき、及び画像信号が前
    記領域判定部で非端部領域に対応する信号と判定された
    ときは前記非端部領域専用色変換テーブル選択する色変
    換テーブル制御部と、 この色変換テーブル制御部で選択した色変換テーブルに
    基づいて画像信号の色変換を行う色変換処理部と、 画像信号が前記領域判定部で端部領域に対応する信号と
    判定され、かつ、前記信号値判定部で低階調以外の信号
    であると判定されたときは前記端部領域専用ガンマ変換
    テーブルを選択し、画像信号が前記領域判定部で端部領
    域に対応する信号と判定され、かつ、前記信号値判定部
    で低階調の信号であると判定されたとき、及び前記画像
    信号が前記領域判定部で非端部領域に対応する信号と判
    定されたときは前記非端部領域専用ガンマ変換テーブル
    を選択するガンマ変換テーブル制御部と、 このガンマ変換テーブル制御部で選択したガンマ変換テ
    ーブルに基づいて画像信号のガンマ補正を行うガンマ補
    正部とを設けたことを特徴とするカラーインクジェット
    記録装置。
  4. 【請求項4】 色変換テーブル部は、端部領域専用色変
    換テーブル及び非端部領域専用色変換テーブルを記録媒
    体の種類に応じて複数設け、色変換テーブル制御部は、
    記録媒体の種類を示す記録媒体情報に基づいて色変換テ
    ーブル部から色変換テーブルを選択し、ガンマ変換テー
    ブル部は、端部領域専用ガンマ変換テーブル及び非端部
    領域専用ガンマ変換テーブルを記録媒体の種類に応じて
    複数設け、ガンマ変換テーブル制御部は、前記記録媒体
    情報に基づいてガンマ変換テーブル部からガンマ変換テ
    ーブルを選択することを特徴とする請求項3記載のカラ
    ーインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 信号値判定部に設定される所定の閾値
    は、画像信号がRGB信号のとき白に近い値に設定した
    ことを特徴とする請求項1又は3記載のカラーインクジ
    ェット記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006021446A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Toshiba Tec Corp インクジェット記録装置
JP2007176112A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2015168209A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 株式会社Screenホールディングス インクジェットプリンタおよび画像記録方法

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