JP2003340387A - 洗浄装置 - Google Patents
洗浄装置Info
- Publication number
- JP2003340387A JP2003340387A JP2002149306A JP2002149306A JP2003340387A JP 2003340387 A JP2003340387 A JP 2003340387A JP 2002149306 A JP2002149306 A JP 2002149306A JP 2002149306 A JP2002149306 A JP 2002149306A JP 2003340387 A JP2003340387 A JP 2003340387A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- main body
- vibrating
- body case
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Special Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 超音波振動装置による超音波振動を、装
置内を流れる水に効果的に伝播して、洗浄能力を高める
とともに、吐出部を自由に移動でき、コンパクトなキッ
チンや洗面台に取付可能な洗浄装置を実現する。 【解決手段】 洗浄装置1は、水供給源からの水を、可
撓性のある配管部2から本体ケース3内に導入し、この
水を、本体ケース3内に内蔵した振動部6の周囲を通し
て流して超音波振動を与え、吐出ノズル4の先端のノズ
ルヘッド5から被洗浄物に噴射させて洗浄する。或い
は、容器30に被洗浄物を入れて水を吐出して満たし、
この水にノズルヘッド5を浸し水を超音波振動の伝達媒
体として被洗浄物に作用させ洗浄を行う。
置内を流れる水に効果的に伝播して、洗浄能力を高める
とともに、吐出部を自由に移動でき、コンパクトなキッ
チンや洗面台に取付可能な洗浄装置を実現する。 【解決手段】 洗浄装置1は、水供給源からの水を、可
撓性のある配管部2から本体ケース3内に導入し、この
水を、本体ケース3内に内蔵した振動部6の周囲を通し
て流して超音波振動を与え、吐出ノズル4の先端のノズ
ルヘッド5から被洗浄物に噴射させて洗浄する。或い
は、容器30に被洗浄物を入れて水を吐出して満たし、
この水にノズルヘッド5を浸し水を超音波振動の伝達媒
体として被洗浄物に作用させ洗浄を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波を利用した洗
浄装置に関し、特に、キッチンに設けて食器やシンクの
ゴミ受け部等の洗浄や、洗面化粧台に設けて歯磨き等、
その他多方面に利用可能な超音波洗浄装置に関する。
浄装置に関し、特に、キッチンに設けて食器やシンクの
ゴミ受け部等の洗浄や、洗面化粧台に設けて歯磨き等、
その他多方面に利用可能な超音波洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キッチンの流し台等で超音波洗浄
装置が利用されている例はすでに知られているところで
あり、流し槽自体が超音波洗浄槽として使用可能なもの
(例.特開平5−171667号公報、実開平7−33
137号公報、特開平11−276403号公報参
照)、流し用カウンターに超音波洗浄槽が設けられてい
るもの(実開平7−10069号公報参照)等がある。
装置が利用されている例はすでに知られているところで
あり、流し槽自体が超音波洗浄槽として使用可能なもの
(例.特開平5−171667号公報、実開平7−33
137号公報、特開平11−276403号公報参
照)、流し用カウンターに超音波洗浄槽が設けられてい
るもの(実開平7−10069号公報参照)等がある。
【0003】又、便器の洗浄対象箇所に超音波振動子を
作用するもの(特開平10−15510号公報参照)も
ある。さらに、吐出する水に超音波振動を与えて超音波
洗浄水を生成し、これを吐水して洗浄対象箇所に当てて
洗浄を行うもの(特開平11−300299号公報)も
ある。
作用するもの(特開平10−15510号公報参照)も
ある。さらに、吐出する水に超音波振動を与えて超音波
洗浄水を生成し、これを吐水して洗浄対象箇所に当てて
洗浄を行うもの(特開平11−300299号公報)も
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】キッチンや洗面台等に
おいて、食器や汚れた箇所を洗浄するために、洗剤をつ
けたスポンジ等で手洗いで洗浄することが行われている
が、奥まったところ、隅、手の届きにくい細かい箇所
等、十分汚れを取れにくいという問題がある。そこで、
水を高圧にして噴射する手段もあるが、コストも高い
し、噴射した水が飛び散ってしまい周囲を汚してしまう
等も問題も生じる。
おいて、食器や汚れた箇所を洗浄するために、洗剤をつ
けたスポンジ等で手洗いで洗浄することが行われている
が、奥まったところ、隅、手の届きにくい細かい箇所
等、十分汚れを取れにくいという問題がある。そこで、
水を高圧にして噴射する手段もあるが、コストも高い
し、噴射した水が飛び散ってしまい周囲を汚してしまう
等も問題も生じる。
【0005】そこで、超音波洗浄水をホースを通して供
給し、ホースの先端から汚れた箇所に噴射するという手
段が考えられる。即ち、水栓部に超音波振動装置を設け
て、この超音波振動装置で貯留された水に超音波振動を
与えてから、吐出口に接続されたノズルで噴射するとい
う構成である。このような構成は、上記特開平11−3
00299号公報に開示されている。
給し、ホースの先端から汚れた箇所に噴射するという手
段が考えられる。即ち、水栓部に超音波振動装置を設け
て、この超音波振動装置で貯留された水に超音波振動を
与えてから、吐出口に接続されたノズルで噴射するとい
う構成である。このような構成は、上記特開平11−3
00299号公報に開示されている。
【0006】しかしながら、上記特開平11−3002
99号公報記載の発明は、容器内に導入された水に片側
から振動子で超音波振動を付与し、これを吐出口に接続
されたノズルを通して吐水するものである。従って、次
のような問題が考えられる。 (1)容器内の水を片側から振動子で超音波を付与する
から十分超音波を水に付与することができない。 (2)容器で超音波振動を付与した水を、さらにノズル
を通して外に吐水しているので、間があいてしまい超音
波の振動エネルギーが弱まり、洗浄対象箇所当てても超
音波の振動が効果的に利用できない。 (3)水栓に超音波振動装置を超音波振動を水に付与す
るための容器を設けているから、全体の構造が大きく、
複雑となり、キッチンや洗面台に設けて、手持ちで操作
してコンパクトに使用するためには大きすぎてしまう。
99号公報記載の発明は、容器内に導入された水に片側
から振動子で超音波振動を付与し、これを吐出口に接続
されたノズルを通して吐水するものである。従って、次
のような問題が考えられる。 (1)容器内の水を片側から振動子で超音波を付与する
から十分超音波を水に付与することができない。 (2)容器で超音波振動を付与した水を、さらにノズル
を通して外に吐水しているので、間があいてしまい超音
波の振動エネルギーが弱まり、洗浄対象箇所当てても超
音波の振動が効果的に利用できない。 (3)水栓に超音波振動装置を超音波振動を水に付与す
るための容器を設けているから、全体の構造が大きく、
複雑となり、キッチンや洗面台に設けて、手持ちで操作
してコンパクトに使用するためには大きすぎてしまう。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを目的とするものであり、次の点を課題とす
る。 (1)超音波振動子からの振動を効果的に吐出される水
に伝播することにより、超音波振動駆動電力の割には強
力な振動の伝播された超音波洗浄水を得ることができ、
これにより、超音波振動装置をコンパクトにして省エネ
ルギー性にすぐれたものとする。 (2)超音波振動の振幅が最大となる、もしくは拡大傾
向にあるポイントに、吐水ノズルヘッドが位置するよう
にして、ノズルから噴射する寸前あるいはその先で最大
の振幅の振動を水に付与することにより、超音波振動を
最大限に水に伝播できるようにする。 (3)超音波振動装置で超音波が付与される箇所の水と
被洗浄物に接触する水が連続的であるようにして、超音
波振動を水を媒体として伝播させて、被洗浄物に有効に
作用させる。 (4)全体構造を簡単にして、キッチンや洗面台におい
て、給水ホースに接続して、使用者は手に持って、食
器、キッチンのシンク廻り、ゴミ受けをはじめとして、
歯磨き等の洗浄にまで自由に扱えるコンパクトな洗浄装
置を実現する。
することを目的とするものであり、次の点を課題とす
る。 (1)超音波振動子からの振動を効果的に吐出される水
に伝播することにより、超音波振動駆動電力の割には強
力な振動の伝播された超音波洗浄水を得ることができ、
これにより、超音波振動装置をコンパクトにして省エネ
ルギー性にすぐれたものとする。 (2)超音波振動の振幅が最大となる、もしくは拡大傾
向にあるポイントに、吐水ノズルヘッドが位置するよう
にして、ノズルから噴射する寸前あるいはその先で最大
の振幅の振動を水に付与することにより、超音波振動を
最大限に水に伝播できるようにする。 (3)超音波振動装置で超音波が付与される箇所の水と
被洗浄物に接触する水が連続的であるようにして、超音
波振動を水を媒体として伝播させて、被洗浄物に有効に
作用させる。 (4)全体構造を簡単にして、キッチンや洗面台におい
て、給水ホースに接続して、使用者は手に持って、食
器、キッチンのシンク廻り、ゴミ受けをはじめとして、
歯磨き等の洗浄にまで自由に扱えるコンパクトな洗浄装
置を実現する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、水供給源からの水を通す配管部と、該配管
部に接続された振動部と、該振動部の先端に取り付けら
れて水を吐出する吐出部とからなる洗浄装置であって、
前記振動部の振動により水に超音波振動を与えて被洗浄
物を洗浄し、前記配管部が可撓性を有し、前記振動部と
前記吐出部を移動可能であることを特徴とする洗浄装置
を提供する。
するために、水供給源からの水を通す配管部と、該配管
部に接続された振動部と、該振動部の先端に取り付けら
れて水を吐出する吐出部とからなる洗浄装置であって、
前記振動部の振動により水に超音波振動を与えて被洗浄
物を洗浄し、前記配管部が可撓性を有し、前記振動部と
前記吐出部を移動可能であることを特徴とする洗浄装置
を提供する。
【0009】本発明は上記課題を解決するために、水供
給源からの水を通す配管部と、該配管部に接続された本
体ケースと、該本体ケースに接続された吐出部と、前記
本体ケースから吐出部にかけてその内部に取り付けられ
た振動部とを備え、前記振動部の周囲と本体ケース及び
吐出部との間に、上記水を流す流路となる隙間を形成し
た洗浄装置であって、前記振動部の振動により、上記流
路を通る水に超音波振動を与え、該水を被洗浄物に吐出
して洗浄可能であり、前記配管部が可撓性を有し、前記
本体ケース及び吐出部が移動可能であることを特徴とす
る洗浄装置を提供する。
給源からの水を通す配管部と、該配管部に接続された本
体ケースと、該本体ケースに接続された吐出部と、前記
本体ケースから吐出部にかけてその内部に取り付けられ
た振動部とを備え、前記振動部の周囲と本体ケース及び
吐出部との間に、上記水を流す流路となる隙間を形成し
た洗浄装置であって、前記振動部の振動により、上記流
路を通る水に超音波振動を与え、該水を被洗浄物に吐出
して洗浄可能であり、前記配管部が可撓性を有し、前記
本体ケース及び吐出部が移動可能であることを特徴とす
る洗浄装置を提供する。
【0010】本発明は上記課題を解決するために、水供
給源からの水を通す配管部と、該配管部に接続された振
動部と、該振動部の先端に取り付けられて水を吐出する
吐出部と、該吐出部から吐出する水を受ける容器とから
なる洗浄装置であって、前記振動部の振動により前記容
器内で水に超音波振動を与えて被洗浄物を洗浄し、前記
配管部が可撓性を有し、前記振動部と前記吐出部を移動
可能であることを特徴とする洗浄装置を提供する。
給源からの水を通す配管部と、該配管部に接続された振
動部と、該振動部の先端に取り付けられて水を吐出する
吐出部と、該吐出部から吐出する水を受ける容器とから
なる洗浄装置であって、前記振動部の振動により前記容
器内で水に超音波振動を与えて被洗浄物を洗浄し、前記
配管部が可撓性を有し、前記振動部と前記吐出部を移動
可能であることを特徴とする洗浄装置を提供する。
【0011】本発明は上記課題を解決するために、水供
給源からの水を通す配管部と、該配管部に接続された本
体ケースと、該本体ケースに接続された吐出部と、前記
本体ケースから吐出部にかけてその内部に取り付けられ
た振動部と、前記吐出部から吐出する水を受ける容器を
備え、前記振動部の周囲と本体ケース及び吐出部との間
に、上記水を流す流路となる隙間を形成した洗浄装置で
あって、前記振動部の振動により、上記流路を通る水に
超音波振動を与え、該水を被洗浄物に吐出して洗浄可能
であり、前記配管部が可撓性を有し、前記本体ケース及
び吐出部が移動可能であることを特徴とする洗浄装置を
提供する。
給源からの水を通す配管部と、該配管部に接続された本
体ケースと、該本体ケースに接続された吐出部と、前記
本体ケースから吐出部にかけてその内部に取り付けられ
た振動部と、前記吐出部から吐出する水を受ける容器を
備え、前記振動部の周囲と本体ケース及び吐出部との間
に、上記水を流す流路となる隙間を形成した洗浄装置で
あって、前記振動部の振動により、上記流路を通る水に
超音波振動を与え、該水を被洗浄物に吐出して洗浄可能
であり、前記配管部が可撓性を有し、前記本体ケース及
び吐出部が移動可能であることを特徴とする洗浄装置を
提供する。
【0012】前記振動部に、振動子と振動子の振幅を拡
大させる振幅拡大器を設け、前記振動子及び前記振幅拡
大器の一部を防水ケースに格納するように形成されてい
る構成としてもよい。
大させる振幅拡大器を設け、前記振動子及び前記振幅拡
大器の一部を防水ケースに格納するように形成されてい
る構成としてもよい。
【0013】前記吐出部から水を吐出するまで、前記振
幅拡大器の一部が常時上記水に触れるように形成されて
いる構成としてもよい。
幅拡大器の一部が常時上記水に触れるように形成されて
いる構成としてもよい。
【0014】前記振動部の振動と、前記吐出部の吐出を
制御する操作部を前記振動部または吐出部に備えた構成
としてもよい。
制御する操作部を前記振動部または吐出部に備えた構成
としてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る洗浄装置の実施の形
態を実施例に基づいて図面を参照して以下説明する。
態を実施例に基づいて図面を参照して以下説明する。
【0016】(実施例1)図1、2は本発明の洗浄装置
の実施例1を説明する図であり、図1(a)は洗浄装置
の全体構造を示す図であり、図1(b)はその電源、電
磁弁の回路概要を示す。図2(a)は洗浄装置の構造を
示し、図2(b)は図2(a)の要部拡大図であり、図
2(c)は振動部の振幅特性を説明するための図であ
る。
の実施例1を説明する図であり、図1(a)は洗浄装置
の全体構造を示す図であり、図1(b)はその電源、電
磁弁の回路概要を示す。図2(a)は洗浄装置の構造を
示し、図2(b)は図2(a)の要部拡大図であり、図
2(c)は振動部の振幅特性を説明するための図であ
る。
【0017】本発明に係る洗浄装置の特徴は、振動子、
コーン及びホーンを有する構造の超音波振動装置を有
し、このような構造の超音波振動装置では、後述する
が、ホーンの先端に向かって超音波の振幅が拡大する点
に着目し、振動子、コーン及びホーンの周囲に沿って水
を流し、ホーンの先端部で超音波の振幅が最大となる、
もしくは拡大傾向にある位置で水をノズルヘッドから被
洗浄物に吐出することにより、又は被洗浄物を収容した
容器内の水にノズルヘッドを浸しながら水を吐出するこ
とにより、超音波振動装置で超音波が付与される箇所の
水と被洗浄物に接触する水が連続的であるようにして、
超音波振動を水を媒体として伝播させて、効果的に被洗
浄物に超音波を作用させ洗浄するという構成である。
コーン及びホーンを有する構造の超音波振動装置を有
し、このような構造の超音波振動装置では、後述する
が、ホーンの先端に向かって超音波の振幅が拡大する点
に着目し、振動子、コーン及びホーンの周囲に沿って水
を流し、ホーンの先端部で超音波の振幅が最大となる、
もしくは拡大傾向にある位置で水をノズルヘッドから被
洗浄物に吐出することにより、又は被洗浄物を収容した
容器内の水にノズルヘッドを浸しながら水を吐出するこ
とにより、超音波振動装置で超音波が付与される箇所の
水と被洗浄物に接触する水が連続的であるようにして、
超音波振動を水を媒体として伝播させて、効果的に被洗
浄物に超音波を作用させ洗浄するという構成である。
【0018】要するに、本発明は、超音波振動装置の振
動特性を最大限に活用して水に超音波振動を効果的に伝
播して、超音波駆動電力が少なくても強い超音波振動を
水を伝播して被洗浄物に作用させるという構成を特徴と
するものである。
動特性を最大限に活用して水に超音波振動を効果的に伝
播して、超音波駆動電力が少なくても強い超音波振動を
水を伝播して被洗浄物に作用させるという構成を特徴と
するものである。
【0019】本発明に係る洗浄装置の実施例1を図1、
2で説明する。図1(a)に示すように、この超音波洗
浄装置1は、水供給源からの水を通す配管部2と、配管
部2の先端に接続された本体ケース3と、本体ケース3
の先端に接続された吐出ノズル(吐出部)4とを備える
とともに、本体ケース3から吐出ノズル4の先端のノズ
ルヘッド5まで伸びるように振動部6が設けられてい
る。
2で説明する。図1(a)に示すように、この超音波洗
浄装置1は、水供給源からの水を通す配管部2と、配管
部2の先端に接続された本体ケース3と、本体ケース3
の先端に接続された吐出ノズル(吐出部)4とを備える
とともに、本体ケース3から吐出ノズル4の先端のノズ
ルヘッド5まで伸びるように振動部6が設けられてい
る。
【0020】配管部2は、図2(a)、(b)に示すよ
うに、電磁弁7を介して本体ケース3に水を供給するも
のであり、その構造は、可撓性の内管8と、この内管8
を被覆する可撓性の外管9とから成る。あるいは、内管
8を可撓性で伸縮自在の例えば、蛇腹管等で形成し、内
管8を被覆する外管9を可撓性で伸縮自在な例えば、軟
質高分子チューブ等で形成してもよい。配管部2は、こ
のように可撓性(又は、可撓性且つ伸縮自在)を有して
いるので、その先端に取り付けられた本体ケース3及び
吐出ノズル4は、洗浄対象物に対して手で操作すること
により自由に移動することができる。
うに、電磁弁7を介して本体ケース3に水を供給するも
のであり、その構造は、可撓性の内管8と、この内管8
を被覆する可撓性の外管9とから成る。あるいは、内管
8を可撓性で伸縮自在の例えば、蛇腹管等で形成し、内
管8を被覆する外管9を可撓性で伸縮自在な例えば、軟
質高分子チューブ等で形成してもよい。配管部2は、こ
のように可撓性(又は、可撓性且つ伸縮自在)を有して
いるので、その先端に取り付けられた本体ケース3及び
吐出ノズル4は、洗浄対象物に対して手で操作すること
により自由に移動することができる。
【0021】本体ケース3内には、図2(a)、(b)
で示すように、防水ケース10が、後述する支持スペー
サ10’を介して設けられている。振動部6は、超音波
を発生し、その振幅を拡大する機能を有するものであ
り、振動子11とこの振動子11の振幅を拡幅させる振
幅拡大器12とを備えている。振幅拡大器12は、振動
子11に連成するコーン13と、このコーン13と一体
に形成されたホーン14とから成る。
で示すように、防水ケース10が、後述する支持スペー
サ10’を介して設けられている。振動部6は、超音波
を発生し、その振幅を拡大する機能を有するものであ
り、振動子11とこの振動子11の振幅を拡幅させる振
幅拡大器12とを備えている。振幅拡大器12は、振動
子11に連成するコーン13と、このコーン13と一体
に形成されたホーン14とから成る。
【0022】振動子11と、コーン13と、ホーン14
の一部は、防水ケース10内に格納されている。即ち、
振動子11と振幅拡大器12の一部は、防水ケース10
内に格納されている。ホーン14は、防水ケース10の
先端開口15及び本体ケース10の先端開口16を貫通
して吐出ノズル4内を先端側に延びている。防水ケース
10の先端開口15とホーン14との間は、防水シール
部17により水密的に封止されている。
の一部は、防水ケース10内に格納されている。即ち、
振動子11と振幅拡大器12の一部は、防水ケース10
内に格納されている。ホーン14は、防水ケース10の
先端開口15及び本体ケース10の先端開口16を貫通
して吐出ノズル4内を先端側に延びている。防水ケース
10の先端開口15とホーン14との間は、防水シール
部17により水密的に封止されている。
【0023】防水ケース10の外面には、その長手方向
に延びるスペーサ10’が形成されており、これによ
り、本体ケース3と防水ケース10との間には、配管部
2から供給される水を防水ケース10の周面を接触させ
ながら流す流路となる間隙18が、形成されている。
に延びるスペーサ10’が形成されており、これによ
り、本体ケース3と防水ケース10との間には、配管部
2から供給される水を防水ケース10の周面を接触させ
ながら流す流路となる間隙18が、形成されている。
【0024】吐出ノズル4は、本体ケース3と一体に、
又は別体であるが水密的に結合されて、設けられてい
る。吐出ノズル4とホーン14の周面との間には、本体
ケース3から送られてくる水をホーン14の周面に接触
させながら吐出ヘッド5まで流すための流路を形成する
間隙19が設けられている。
又は別体であるが水密的に結合されて、設けられてい
る。吐出ノズル4とホーン14の周面との間には、本体
ケース3から送られてくる水をホーン14の周面に接触
させながら吐出ヘッド5まで流すための流路を形成する
間隙19が設けられている。
【0025】ノズルヘッドヘッド5は、吐出ノズル4の
先端に略球状に形成され、このノズルヘッド5には複数
の吐出用の小孔21が形成されている。吐出ノズル4と
ホーン14の周面との間の間隙19、及びノズルヘッド
5の内部は、流水時には必ず水で充満されるように、本
体ケース3の先端開口16とホーン14の間の間隙20
の寸法、及び小孔21の全開口面積を考慮して、本体ケ
ース3の先端開口16の寸法及び小孔21の開口寸法並
びに小孔21の開口数が選定されており、この小孔21
から水は洗浄対象に向けて噴射される。
先端に略球状に形成され、このノズルヘッド5には複数
の吐出用の小孔21が形成されている。吐出ノズル4と
ホーン14の周面との間の間隙19、及びノズルヘッド
5の内部は、流水時には必ず水で充満されるように、本
体ケース3の先端開口16とホーン14の間の間隙20
の寸法、及び小孔21の全開口面積を考慮して、本体ケ
ース3の先端開口16の寸法及び小孔21の開口寸法並
びに小孔21の開口数が選定されており、この小孔21
から水は洗浄対象に向けて噴射される。
【0026】配管部2の内管8と外管9の間には配線2
2が伸設されている。この配線22は、振動子11に超
音波駆動用の電流(高周波電流)を供給する配線22で
あり、図2(a)、(b)に示すように、本体ケース3
と防水ケース10との間隙18内の延ばされ、途中にス
イッチ23(洗浄装置の「操作部」に相当するものであ
る。)の一端に接続されている。このスイッチ23は、
本体ケース3に設けられており、本体ケース3の外側か
ら使用者が操作できる押しボタンスイッチ等の構造のス
イッチ23である。なお、スイッチ23は吐出ノズル4
に設ける構成としてもよい。
2が伸設されている。この配線22は、振動子11に超
音波駆動用の電流(高周波電流)を供給する配線22で
あり、図2(a)、(b)に示すように、本体ケース3
と防水ケース10との間隙18内の延ばされ、途中にス
イッチ23(洗浄装置の「操作部」に相当するものであ
る。)の一端に接続されている。このスイッチ23は、
本体ケース3に設けられており、本体ケース3の外側か
ら使用者が操作できる押しボタンスイッチ等の構造のス
イッチ23である。なお、スイッチ23は吐出ノズル4
に設ける構成としてもよい。
【0027】スイッチ23の他端に接続された配線22
は、さらに間隙18を通過し、防水ケース10の基端面
24に形成された配線用小孔25から防水ケース10内
に入り、振動子11の正極に接続される。負極接続され
た配線22は、防水ケース10の配線用小孔25から防
水ケース10外に延びて配管部2の内管8と外管9の間
を通過して電源26側に伸びる構成となっている。配線
用小孔25と配線22の間の隙間は防水シール部27で
水密的に封止されている。
は、さらに間隙18を通過し、防水ケース10の基端面
24に形成された配線用小孔25から防水ケース10内
に入り、振動子11の正極に接続される。負極接続され
た配線22は、防水ケース10の配線用小孔25から防
水ケース10外に延びて配管部2の内管8と外管9の間
を通過して電源26側に伸びる構成となっている。配線
用小孔25と配線22の間の隙間は防水シール部27で
水密的に封止されている。
【0028】図1(b)に示すように、スイッチ23を
操作して閉じることにより、振動子11に超音波駆動用
の電流を供給するが、この電流が流れると、この電流の
流れを検知して、配管部2の基端に接続されている電磁
弁7の電源スイッチ28を閉じ、電磁弁7を開くように
動作するための制御回路29が設けられている。
操作して閉じることにより、振動子11に超音波駆動用
の電流を供給するが、この電流が流れると、この電流の
流れを検知して、配管部2の基端に接続されている電磁
弁7の電源スイッチ28を閉じ、電磁弁7を開くように
動作するための制御回路29が設けられている。
【0029】実施例1の作用:このような構造の実施例
1の洗浄装置1の作用について説明する。使用者がスイ
ッチ23を閉じると、振動子11に超音波駆動用の電流
を供給する回路が閉じ、且つ制御回路29により電磁弁
7の電源スイッチ28を閉じて電磁弁7を開き配管部2
を通して水が供給される。水は、本体ケース3と防水ケ
ース10の間隙18からさらに吐出ノズル4とホーン1
4の間の間隙19を通過してノズルヘッド5から吐出さ
れる。
1の洗浄装置1の作用について説明する。使用者がスイ
ッチ23を閉じると、振動子11に超音波駆動用の電流
を供給する回路が閉じ、且つ制御回路29により電磁弁
7の電源スイッチ28を閉じて電磁弁7を開き配管部2
を通して水が供給される。水は、本体ケース3と防水ケ
ース10の間隙18からさらに吐出ノズル4とホーン1
4の間の間隙19を通過してノズルヘッド5から吐出さ
れる。
【0030】一方、電磁弁7が開くと同時に振動子11
が動作を開始するので、振動子11によって生じる超音
波振動が、間隙18及び間隙19を流れている水に伝播
される。このように超音波振動の伝播された水がノズル
ヘッド5から被洗浄物に噴射されると、被洗浄物には水
の濯ぎに加えて超音波振動が作用し、物体に付着したゴ
ミや汚れは効果的に除去される。
が動作を開始するので、振動子11によって生じる超音
波振動が、間隙18及び間隙19を流れている水に伝播
される。このように超音波振動の伝播された水がノズル
ヘッド5から被洗浄物に噴射されると、被洗浄物には水
の濯ぎに加えて超音波振動が作用し、物体に付着したゴ
ミや汚れは効果的に除去される。
【0031】本発明の洗浄装置は、上記の通り洗浄装置
1により超音波振動の付与された水を被洗浄物に噴射し
て洗浄を行ってもよいが、この洗浄装置1とセットで洗
浄用の容器30を図1(a)に示すように組み合わせて
設けて洗浄装置(洗浄装置セット)としてもよい。この
場合は、次に述べるように、より強力な洗浄効果が生じ
る。
1により超音波振動の付与された水を被洗浄物に噴射し
て洗浄を行ってもよいが、この洗浄装置1とセットで洗
浄用の容器30を図1(a)に示すように組み合わせて
設けて洗浄装置(洗浄装置セット)としてもよい。この
場合は、次に述べるように、より強力な洗浄効果が生じ
る。
【0032】この洗浄装置セットを使用する場合には、
被洗浄物をこの容器30内に入れて、洗浄装置1を始動
させて水を容器30内に吐出して満たしてから、ノズル
ヘッド5を、図1(a)に示すように、この容器30の
水に浸して振動部6の動作を続ける。すると、洗浄装置
1内を流れる水と容器内30の水は連続している(切れ
目がない)から、水が洗浄装置1の間隙18、19を通
過する際に振動部6で付与される振動は、連続した水を
振動伝達媒体として伝播され、超音波が被洗浄物に対し
てより強力に作用し、洗浄効果が上がる。
被洗浄物をこの容器30内に入れて、洗浄装置1を始動
させて水を容器30内に吐出して満たしてから、ノズル
ヘッド5を、図1(a)に示すように、この容器30の
水に浸して振動部6の動作を続ける。すると、洗浄装置
1内を流れる水と容器内30の水は連続している(切れ
目がない)から、水が洗浄装置1の間隙18、19を通
過する際に振動部6で付与される振動は、連続した水を
振動伝達媒体として伝播され、超音波が被洗浄物に対し
てより強力に作用し、洗浄効果が上がる。
【0033】ここで、振動子11の超音波振動による、
振動装置の長手方向に沿った振幅分布を図2(a)に対
応して図2(c)で示す。この図によると、ホーン14
を設けることで、振動子11により生じた超音波振動の
振幅は、ホーン14によって吐出ノズル4の先端に向け
て序々に拡大されている。
振動装置の長手方向に沿った振幅分布を図2(a)に対
応して図2(c)で示す。この図によると、ホーン14
を設けることで、振動子11により生じた超音波振動の
振幅は、ホーン14によって吐出ノズル4の先端に向け
て序々に拡大されている。
【0034】従って、吐出ノズル4とホーン14の間の
間隙19を流れる水には大きな振幅の超音波振動が伝播
される。しかも、流水時には、吐出ノズル4とホーン1
4の間の間隙19が水で充満されるような間隙(本体ケ
ース3の先端開口16とホーン14との間の間隙20)
を考慮して先端開口16の寸法が形成されているので、
充満された水に効果的に超音波が伝播される。
間隙19を流れる水には大きな振幅の超音波振動が伝播
される。しかも、流水時には、吐出ノズル4とホーン1
4の間の間隙19が水で充満されるような間隙(本体ケ
ース3の先端開口16とホーン14との間の間隙20)
を考慮して先端開口16の寸法が形成されているので、
充満された水に効果的に超音波が伝播される。
【0035】このように、振動子11、コーン13及び
ホーン14を有する構造の本発明の超音波振動装置で
は、ホーン14の先端に向かって超音波の振幅が拡大す
るという点に着目し、この振動子11、コーン13及び
ホーン14の一部(基端側)を防水ケース10内に装入
し、その周面に沿って水を流し、さらにホーン14の先
端側をノズル4内に装入してホーン14の周囲に水を流
し、ホーン14の先端において最大の振幅が得られた箇
所にノズルヘッド5ヘッドを設けて、この小孔21から
水を吐出するユニークな構造としたので、超音波の振動
エネルギーがきわめて効果的に水に伝播される。
ホーン14を有する構造の本発明の超音波振動装置で
は、ホーン14の先端に向かって超音波の振幅が拡大す
るという点に着目し、この振動子11、コーン13及び
ホーン14の一部(基端側)を防水ケース10内に装入
し、その周面に沿って水を流し、さらにホーン14の先
端側をノズル4内に装入してホーン14の周囲に水を流
し、ホーン14の先端において最大の振幅が得られた箇
所にノズルヘッド5ヘッドを設けて、この小孔21から
水を吐出するユニークな構造としたので、超音波の振動
エネルギーがきわめて効果的に水に伝播される。
【0036】これにより、超音波振動発生に必要な駆動
電力の割には大きな超音波振動が水に伝播されるから、
省エネルギー効果が高く、しかも効果的な洗浄が可能と
なる。
電力の割には大きな超音波振動が水に伝播されるから、
省エネルギー効果が高く、しかも効果的な洗浄が可能と
なる。
【0037】(実施例2)図3は、本発明に係る洗浄装
置の実施例2であり、この実施例2は、実施例1の洗浄
装置1をキッチンで使用される洗浄装置として適用した
例である。図3(a)は非使用時であって、洗浄装置を
収納している状態を示す図である。図3(b)は、使用
状態を示す図であり、図3(c)はその平面図である。
置の実施例2であり、この実施例2は、実施例1の洗浄
装置1をキッチンで使用される洗浄装置として適用した
例である。図3(a)は非使用時であって、洗浄装置を
収納している状態を示す図である。図3(b)は、使用
状態を示す図であり、図3(c)はその平面図である。
【0038】キッチンのシンク31の背後のカウンター
32に水栓が設けられているが、その近くに洗浄装置1
の支持案内具33を取り付ける。この支持案内具33
に、洗浄装置1の配管部2が挿通されており、不使用時
には図3(a)に示すように、配管部2を支持案内具3
3を通してキッチンキャビネット34内に収納可能と
し、配管部2は電磁弁7からキッチンキャビネット34
内にU字状に吊り下がった状態とする。
32に水栓が設けられているが、その近くに洗浄装置1
の支持案内具33を取り付ける。この支持案内具33
に、洗浄装置1の配管部2が挿通されており、不使用時
には図3(a)に示すように、配管部2を支持案内具3
3を通してキッチンキャビネット34内に収納可能と
し、配管部2は電磁弁7からキッチンキャビネット34
内にU字状に吊り下がった状態とする。
【0039】使用時には図3(b)、(c)に示すよう
に、配管部2を支持案内具33からシンク31側に引き
出し可能な構成である。洗浄装置1の本体ケース3は支
持案内具33に着脱可能に装着できるように構成されて
いる。要するに、通常使用されている引き出し・収納式
のシャワーのように、引き出して使用でき、不使用時に
はキャビネット34内に収納できるものである。
に、配管部2を支持案内具33からシンク31側に引き
出し可能な構成である。洗浄装置1の本体ケース3は支
持案内具33に着脱可能に装着できるように構成されて
いる。要するに、通常使用されている引き出し・収納式
のシャワーのように、引き出して使用でき、不使用時に
はキャビネット34内に収納できるものである。
【0040】図3(b)に示すように、コップ35内の
汚れを洗浄する際には、配管部2を支持案内具33から
引き出し、スイッチ23を閉じると、洗浄装置のノズル
ヘッド5から超音波の付与された水が吐出する。吐出ノ
ズル4の先端をコップ内に挿入し、コップ内の汚れた箇
所に水を噴射させるこれにより、コップ内の汚れた箇所
に、水による濯ぎと同時に超音波振動が水を介して伝播
されて作用し、汚れが落ちる。
汚れを洗浄する際には、配管部2を支持案内具33から
引き出し、スイッチ23を閉じると、洗浄装置のノズル
ヘッド5から超音波の付与された水が吐出する。吐出ノ
ズル4の先端をコップ内に挿入し、コップ内の汚れた箇
所に水を噴射させるこれにより、コップ内の汚れた箇所
に、水による濯ぎと同時に超音波振動が水を介して伝播
されて作用し、汚れが落ちる。
【0041】或いは、コップ5内に水を吐出し満たした
状態でノズルヘッド5を水に浸すことにより、洗浄装置
1内を流れる水からコップ35内の水が連続しており、
この水を振動伝達媒体として洗浄装置1内で生じた超音
波振動が伝播して、コップ35内の奥まった汚れ部分に
も作用して汚れを効果的に落とすことができる。この場
合の被洗浄物であるコップ35は、実施例1における容
器30と同様に、超音波振動を伝播させる水を満たして
おく機能を果たすものである。
状態でノズルヘッド5を水に浸すことにより、洗浄装置
1内を流れる水からコップ35内の水が連続しており、
この水を振動伝達媒体として洗浄装置1内で生じた超音
波振動が伝播して、コップ35内の奥まった汚れ部分に
も作用して汚れを効果的に落とすことができる。この場
合の被洗浄物であるコップ35は、実施例1における容
器30と同様に、超音波振動を伝播させる水を満たして
おく機能を果たすものである。
【0042】そして、洗浄装置1が不使用の際には、ス
イッチ23を開として、電磁弁7を閉じるとともに振動
子11の動作も終了する。そして、図3(a)に示すよ
うに、配管部2を支持案内具33を通してキッチンキャ
ビネット34内に挿入し、洗浄装置1の本体ケース3を
支持案内具33に装着して収納状態とする。このよう
に、洗浄装置を収納することにより、シンク31の廻り
がすっきりする。
イッチ23を開として、電磁弁7を閉じるとともに振動
子11の動作も終了する。そして、図3(a)に示すよ
うに、配管部2を支持案内具33を通してキッチンキャ
ビネット34内に挿入し、洗浄装置1の本体ケース3を
支持案内具33に装着して収納状態とする。このよう
に、洗浄装置を収納することにより、シンク31の廻り
がすっきりする。
【0043】図4は、実施例2の洗浄装置1を利用し
て、シンク31のゴミ受け部36の洗浄を行っている使
用例を示す図である。この使用例では、洗浄装置1から
ゴミ受け部36内の汚れた箇所に洗浄水を吐出し噴射さ
せるこれにより、ゴミ受け部36内の汚れた箇所に、水
による濯ぎと同時に超音波振動が水を介して伝播して作
用し、汚れが落ちる。
て、シンク31のゴミ受け部36の洗浄を行っている使
用例を示す図である。この使用例では、洗浄装置1から
ゴミ受け部36内の汚れた箇所に洗浄水を吐出し噴射さ
せるこれにより、ゴミ受け部36内の汚れた箇所に、水
による濯ぎと同時に超音波振動が水を介して伝播して作
用し、汚れが落ちる。
【0044】或いは、図4に示すように、洗浄装置1の
ノズルヘッド5から水を吐出してゴミ受け部36内に水
を満たしながら、ノズルヘッド5をこのゴミ受け部内3
6内の水に浸して、洗浄装置1内で生じた超音波振動
を、洗浄装置1の流路内の水にからゴミ受け部36内ま
で連続する水を媒体として伝播し、ゴミ受け部36の汚
れた箇所に作用させて洗浄を行う。これにより、汚れの
除去だけでなく、ゴミ受け部に付着し取りにくいぬめり
も除去できる。
ノズルヘッド5から水を吐出してゴミ受け部36内に水
を満たしながら、ノズルヘッド5をこのゴミ受け部内3
6内の水に浸して、洗浄装置1内で生じた超音波振動
を、洗浄装置1の流路内の水にからゴミ受け部36内ま
で連続する水を媒体として伝播し、ゴミ受け部36の汚
れた箇所に作用させて洗浄を行う。これにより、汚れの
除去だけでなく、ゴミ受け部に付着し取りにくいぬめり
も除去できる。
【0045】(実施例3)図5は、本発明に係る洗浄装
置の実施例3を示す図であり、歯磨き用に洗浄装置を適
用した例である。この実施例3で使用する洗浄装置1の
構造は、実施例1、2と同様である。この実施例3にお
いても、実施例2において洗浄装置1をキッチンカウン
ター32に支持案内具33によって設けた構造と同様
に、図示はしないが、洗浄装置1を支持案内具で洗面化
粧台に取り付ける。
置の実施例3を示す図であり、歯磨き用に洗浄装置を適
用した例である。この実施例3で使用する洗浄装置1の
構造は、実施例1、2と同様である。この実施例3にお
いても、実施例2において洗浄装置1をキッチンカウン
ター32に支持案内具33によって設けた構造と同様
に、図示はしないが、洗浄装置1を支持案内具で洗面化
粧台に取り付ける。
【0046】上記のとおり、洗浄装置1は実施例1と同
じ構造であるが、歯磨き用の洗浄装置として、ノズルヘ
ッド5を人の口37及び歯38の大きさを考慮した寸法
とするとともに、歯磨き用に適した水量を吐出するよう
に、本体ケース3の先端部開口16とホーン14の間の
間隙20の寸法及びノズルヘッド5の小孔の大きさやそ
の数等を形成する。
じ構造であるが、歯磨き用の洗浄装置として、ノズルヘ
ッド5を人の口37及び歯38の大きさを考慮した寸法
とするとともに、歯磨き用に適した水量を吐出するよう
に、本体ケース3の先端部開口16とホーン14の間の
間隙20の寸法及びノズルヘッド5の小孔の大きさやそ
の数等を形成する。
【0047】この実施例4では、洗浄装置1のノズルヘ
ッド5を歯38に近づけて、歯38に水を噴射させるこ
とにより、水による濯ぎと同時に、洗浄装置1で生じた
超音波振動を水に伝播して歯の汚れた箇所に作用させ、
汚れを落すことができる。
ッド5を歯38に近づけて、歯38に水を噴射させるこ
とにより、水による濯ぎと同時に、洗浄装置1で生じた
超音波振動を水に伝播して歯の汚れた箇所に作用させ、
汚れを落すことができる。
【0048】なお、本発明に係る洗浄装置は、以上の用
途以外にもシャツの襟洗い等の洗濯用途、その他の各種
の洗浄用途に使用できる。
途以外にもシャツの襟洗い等の洗濯用途、その他の各種
の洗浄用途に使用できる。
【0049】以上、本発明に係る洗浄装置の実施形態を
実施例に基づいて説明したが、本発明は特にこのような
実施例に限定されることなく、特許請求の範囲記載の技
術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることはいう
までもない。
実施例に基づいて説明したが、本発明は特にこのような
実施例に限定されることなく、特許請求の範囲記載の技
術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることはいう
までもない。
【0050】
【発明の効果】以上のような構成の本発明に係る洗浄装
置によると、次のような効果が生じる。(1)振動子1
1、コーン13及びホーン14の周囲に沿って水を流
し、超音波の最大の振幅が得られるホーン14の先端に
吐出ノズル4ヘッドを設けたので、吐出時の水には最大
の超音波の振動エネルギーが伝播されるから、超音波振
動発生に必要な駆動電力の割には大きな振幅の超音波振
動が水に伝播され、省エネルギー効果が高く、しかも効
果的な洗浄が可能となる。この点で、水の超音波振動に
比して超音波発生装置を低電力でコンパクトなものとす
ることができる。
置によると、次のような効果が生じる。(1)振動子1
1、コーン13及びホーン14の周囲に沿って水を流
し、超音波の最大の振幅が得られるホーン14の先端に
吐出ノズル4ヘッドを設けたので、吐出時の水には最大
の超音波の振動エネルギーが伝播されるから、超音波振
動発生に必要な駆動電力の割には大きな振幅の超音波振
動が水に伝播され、省エネルギー効果が高く、しかも効
果的な洗浄が可能となる。この点で、水の超音波振動に
比して超音波発生装置を低電力でコンパクトなものとす
ることができる。
【0051】(2)上記の通り超音波発生装置の周囲に
水を流す構造としたので、超音波発生装置を、水の供給
源から水を供給する配管部2と吐出ノズル4の間に一直
線上に組み込むことができ、全体としてコンパクトな構
造となり、キッチンや洗面所に設けて、使用者が手持ち
で、手軽に使用できる。
水を流す構造としたので、超音波発生装置を、水の供給
源から水を供給する配管部2と吐出ノズル4の間に一直
線上に組み込むことができ、全体としてコンパクトな構
造となり、キッチンや洗面所に設けて、使用者が手持ち
で、手軽に使用できる。
【0052】(3)上記洗浄装置とセットで容器を設
け、この容器内に被洗浄物を入れて、この容器内に洗浄
装置から水を吐出して満たし、この容器内の水に浸しな
がら洗浄装置の動作を続けると、洗浄装置内を流れる水
に伝播された振動が容器内まで連続した水を媒体として
伝わり、被洗浄物を効果的に洗浄することができる。
け、この容器内に被洗浄物を入れて、この容器内に洗浄
装置から水を吐出して満たし、この容器内の水に浸しな
がら洗浄装置の動作を続けると、洗浄装置内を流れる水
に伝播された振動が容器内まで連続した水を媒体として
伝わり、被洗浄物を効果的に洗浄することができる。
【図1】本発明に係る洗浄装置の実施例1の全体構成を
説明する図である。
説明する図である。
【図2】本発明に係る洗浄装置の実施例1の構成及び作
用を説明する図である。
用を説明する図である。
【図3】本発明に係る洗浄装置の実施例2を説明する図
である。
である。
【図4】本発明に係る洗浄装置の実施例3を説明する図
である。
である。
【図5】本発明に係る洗浄装置の実施例4を説明する図
である。
である。
1 洗浄装置
2 配管部
3 本体ケース
4 吐出ノズル(吐出部)
5 ノズルヘッド
6 振動部
7 電磁弁
8 内管
9 外管
10 防水ケース
10’ スペーサ
11 振動子
12 振幅拡大器
13 コーン
14 ホーン
15 防水ケースの先端開口
16 本体ケースの先端開口
17 防水シール部
18 本体ケースと防水ケースとの間の間隙
19 吐出ノズルとホーンとの間の間隙
20 先端開口とホーンの間の間隙
21 ノズルヘッドの吐出用の小孔
22 配線
23 スイッチ
24 防水ケースの基端面
25 配線用小孔
26 電源
27 防水シール部
28 電源スイッチ
29 制御回路
30 容器
31 シンク
32 カウンター
33 支持案内具
34 キッチンキャビネット
35 コップ
36 ゴミ受け部
37 人の口
38 人の歯
Claims (7)
- 【請求項1】 水供給源からの水を通す配管部と、該
配管部に接続された振動部と、該振動部の先端に取り付
けられて水を吐出する吐出部とからなる洗浄装置であっ
て、 前記振動部の振動により水に超音波振動を与えて被洗浄
物を洗浄し、前記配管部が可撓性を有し、前記振動部と
前記吐出部を移動可能であることを特徴とする洗浄装
置。 - 【請求項2】 水供給源からの水を通す配管部と、該
配管部に接続された本体ケースと、該本体ケースに接続
された吐出部と、前記本体ケースから吐出部にかけてそ
の内部に取り付けられた振動部とを備え、前記振動部の
周囲と本体ケース及び吐出部との間に、上記水を流す流
路となる隙間を形成した洗浄装置であって、 前記振動部の振動により、上記流路を通る水に超音波振
動を与え、該水を被洗浄物に吐出して洗浄可能であり、 前記配管部が可撓性を有し、前記本体ケース及び吐出部
が移動可能であることを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項3】 水供給源からの水を通す配管部と、該
配管部に接続された振動部と、該振動部の先端に取り付
けられて水を吐出する吐出部と、該吐出部から吐出する
水を受ける容器とからなる洗浄装置であって、 前記振動部の振動により前記容器内で水に超音波振動を
与えて被洗浄物を洗浄し、前記配管部が可撓性を有し、
前記振動部と前記吐出部を移動可能であることを特徴と
する洗浄装置。 - 【請求項4】 水供給源からの水を通す配管部と、該
配管部に接続された本体ケースと、該本体ケースに接続
された吐出部と、前記本体ケースから吐出部にかけてそ
の内部に取り付けられた振動部と、前記吐出部から吐出
する水を受ける容器を備え、前記振動部の周囲と本体ケ
ース及び吐出部との間に、上記水を流す流路となる隙間
を形成した洗浄装置であって、 前記振動部の振動により、上記流路を通る水に超音波振
動を与え、該水を被洗浄物に吐出して洗浄可能であり、 前記配管部が可撓性を有し、前記本体ケース及び吐出部
が移動可能であることを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項5】 前記振動部に、振動子と振動子の振幅
を拡大させる振幅拡大器を設け、前記振動子及び前記振
幅拡大器の一部を防水ケースに格納するように形成され
ていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
洗浄装置。 - 【請求項6】 前記吐出部から水を吐出するまで、前
記振幅拡大器の一部が常時上記水に触れるように形成さ
れていることを特徴とする請求項5記載の洗浄装置。 - 【請求項7】 前記振動部の振動と、前記吐出部の吐
出を制御する操作部を前記振動部または吐出部に備えた
ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の洗
浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002149306A JP2003340387A (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002149306A JP2003340387A (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003340387A true JP2003340387A (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=29767519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002149306A Pending JP2003340387A (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003340387A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054238A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 洗面化粧台 |
US7581553B2 (en) | 2005-06-17 | 2009-09-01 | Woongjin Coway Co., Ltd. | Domestic injection type ultrasonic washing apparatus |
CN103008279A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-03 | 上海远跃制药机械股份有限公司 | 用于医药设备清洗的高压超声水枪装置 |
CN105750263A (zh) * | 2016-02-04 | 2016-07-13 | 湖北瑜晖超声科技有限公司 | 一种换热器冷却管超声波清洗装置 |
KR101641659B1 (ko) * | 2015-03-31 | 2016-07-21 | 심성주 | 텀블러 세척장치 |
JP2020040019A (ja) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | 株式会社ディスコ | 超音波水噴射装置 |
KR102123934B1 (ko) * | 2018-12-11 | 2020-06-17 | 황민상 | 다목적 초음파 세척장치 |
CN112108451A (zh) * | 2019-06-20 | 2020-12-22 | 苏州嘉辉超声波科技有限公司 | 一种清洗装置 |
-
2002
- 2002-05-23 JP JP2002149306A patent/JP2003340387A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7581553B2 (en) | 2005-06-17 | 2009-09-01 | Woongjin Coway Co., Ltd. | Domestic injection type ultrasonic washing apparatus |
JP2007054238A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 洗面化粧台 |
CN103008279A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-03 | 上海远跃制药机械股份有限公司 | 用于医药设备清洗的高压超声水枪装置 |
KR101641659B1 (ko) * | 2015-03-31 | 2016-07-21 | 심성주 | 텀블러 세척장치 |
CN105750263A (zh) * | 2016-02-04 | 2016-07-13 | 湖北瑜晖超声科技有限公司 | 一种换热器冷却管超声波清洗装置 |
JP2020040019A (ja) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | 株式会社ディスコ | 超音波水噴射装置 |
JP7222635B2 (ja) | 2018-09-11 | 2023-02-15 | 株式会社ディスコ | 超音波水噴射装置 |
KR102123934B1 (ko) * | 2018-12-11 | 2020-06-17 | 황민상 | 다목적 초음파 세척장치 |
CN112108451A (zh) * | 2019-06-20 | 2020-12-22 | 苏州嘉辉超声波科技有限公司 | 一种清洗装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6962624B2 (ja) | ビデの振動ノズル | |
JP2003340387A (ja) | 洗浄装置 | |
JP2007154446A (ja) | 洗浄装置およびそれを備えたトイレ装置 | |
JP3462398B2 (ja) | シャワー装置 | |
JP2006274604A (ja) | 局部洗浄装置 | |
JPH11169804A (ja) | 超音波洗浄装置 | |
JP2000308788A (ja) | 部分洗い装置付き洗濯機 | |
JP2000024606A (ja) | 超音波式洗浄装置 | |
KR20110134656A (ko) | 케비테이션 토출 기능을 구비한 비데 | |
JP2000317188A (ja) | 部分洗い装置付き洗濯機 | |
JP2001113087A (ja) | 超音波洗浄機 | |
JP3686956B2 (ja) | 洗面化粧台 | |
JP3436890B2 (ja) | 布類の洗浄装置 | |
JPH09206130A (ja) | ハンドル式超音波洗浄器及び超音波歯ブラシ | |
JP2533222Y2 (ja) | 洗浄水吐出用ノズル | |
JP3233790B2 (ja) | 超音波洗浄装置 | |
KR20030003574A (ko) | 분사식 초음파 세정장치 | |
JPH1147061A (ja) | 洗浄装置 | |
KR200268337Y1 (ko) | 신체 청정용품을 구비한 샤워기 헤드 | |
JP3057894B2 (ja) | 洗面器 | |
JPH0810729A (ja) | 超音波洗浄装置 | |
JPS5895574A (ja) | 超音波洗滌装置 | |
KR101750437B1 (ko) | 목욕장치 | |
JPH03253629A (ja) | サイホンジェット式便器 | |
JP2004263397A (ja) | 便器洗浄装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040830 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040907 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |