JP3233790B2 - 超音波洗浄装置 - Google Patents
超音波洗浄装置Info
- Publication number
- JP3233790B2 JP3233790B2 JP20007894A JP20007894A JP3233790B2 JP 3233790 B2 JP3233790 B2 JP 3233790B2 JP 20007894 A JP20007894 A JP 20007894A JP 20007894 A JP20007894 A JP 20007894A JP 3233790 B2 JP3233790 B2 JP 3233790B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- ultrasonic spray
- cylindrical body
- brush
- spray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B17/00—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
- B05B17/04—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
- B05B17/06—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
- B05B17/0692—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by a fluid
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Special Spraying Apparatus (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波噴霧を利用した
洗浄効果の非常に高い洗浄装置に関する。
洗浄効果の非常に高い洗浄装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】超音波は、従来から各種の工業方面、例
えば洗浄分野、微細な溶接、傷探界面検出の分野など各
種分野で広く使用されている。また、超音波を発生させ
る方法としては、例えば、容器に洗浄液を収納し、容
器に超音波発生装置をセットして容器全体を発振させ容
器に収納した洗浄剤を超音波振動させる方法と、液体
に振動を与えて微細噴霧状にし、この微細噴霧を外部に
取り出し、これを被洗浄物に衝突させ、被洗浄物の表面
で前記噴出された泡を破裂させ、その破裂時の衝撃波で
超音波を発生させ、被洗浄物の表面を洗浄する方法とが
ある。
えば洗浄分野、微細な溶接、傷探界面検出の分野など各
種分野で広く使用されている。また、超音波を発生させ
る方法としては、例えば、容器に洗浄液を収納し、容
器に超音波発生装置をセットして容器全体を発振させ容
器に収納した洗浄剤を超音波振動させる方法と、液体
に振動を与えて微細噴霧状にし、この微細噴霧を外部に
取り出し、これを被洗浄物に衝突させ、被洗浄物の表面
で前記噴出された泡を破裂させ、その破裂時の衝撃波で
超音波を発生させ、被洗浄物の表面を洗浄する方法とが
ある。
【０００３】工業的超音波洗浄分野では一般的にに示
す方法が採用されており、例えばトリクレンのような洗
浄液を容器に入れ、超音波発生装置でこのトリクレンに
超音波振動を与え、トリクレンの中に浸漬された被洗浄
物を洗浄するというような方法が一般的であった。しか
しながらこのように洗浄液を容器に入れ、容器に超音波
振動を与えて収納された洗浄液を超音波振動させ、被洗
浄物を洗浄するというような方法では、被洗浄物を容器
に入れて洗浄する方法に限定されてしまい、用途が非常
に狭いという問題がある。
す方法が採用されており、例えばトリクレンのような洗
浄液を容器に入れ、超音波発生装置でこのトリクレンに
超音波振動を与え、トリクレンの中に浸漬された被洗浄
物を洗浄するというような方法が一般的であった。しか
しながらこのように洗浄液を容器に入れ、容器に超音波
振動を与えて収納された洗浄液を超音波振動させ、被洗
浄物を洗浄するというような方法では、被洗浄物を容器
に入れて洗浄する方法に限定されてしまい、用途が非常
に狭いという問題がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、超音
波を手軽に利用する事ができて、非常に高い洗浄効果を
発揮させる事ができるようにする事にある。
波を手軽に利用する事ができて、非常に高い洗浄効果を
発揮させる事ができるようにする事にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の超音波
洗浄装置(A1)は、流体流入口(4)と超音波噴霧流出口
(12)とを備えた筒体(1)と、筒体(1)内に配設され、細
径孔(9)が穿設されている超音波噴霧(c)発生用の抵抗壁
(8)と、流体流入口(4)側に配設され、抵抗壁(8)に向
かって噴流体(a)を噴出させる噴出ノズル(3a)と、超
音波噴霧流出口(12)に接続されるブラシ(20)とで構成さ
れ、該ブラシ(20)に超音波噴霧流路(22a)が穿設され
たブラシ毛(21)が植毛されている事を特徴とする。
洗浄装置(A1)は、流体流入口(4)と超音波噴霧流出口
(12)とを備えた筒体(1)と、筒体(1)内に配設され、細
径孔(9)が穿設されている超音波噴霧(c)発生用の抵抗壁
(8)と、流体流入口(4)側に配設され、抵抗壁(8)に向
かって噴流体(a)を噴出させる噴出ノズル(3a)と、超
音波噴霧流出口(12)に接続されるブラシ(20)とで構成さ
れ、該ブラシ(20)に超音波噴霧流路(22a)が穿設され
たブラシ毛(21)が植毛されている事を特徴とする。
【０００６】これによれば、噴出ノズル(3a)から噴出さ
れた噴流体(a)は抵抗壁(8)に向かって高圧で噴出され、
抵抗壁(8)の衝突面(10)に衝突し、微細な噴霧状とな
る。この微細噴霧流体(b)は抵抗壁(8)の細径孔(9)内を
通過し、超音波噴霧(c)となって超音波噴霧流出口(12)
に接続されているブラシ(20)のブラシ毛(21)に穿設され
た超音波噴霧流路(22a)から流出してくる。従って、ブ
ラシ毛(21)にて被洗浄物を機械的に擦りながらその擦り
部分にこのブラシ毛(21)の先端から噴出する微細超音波
噴霧(c)がダイレクトに吹き付けられることになる。こ
の微細超音波噴霧(c)は、被洗浄物（例えば、頭髪や
体）に接触して砕け超音波を発生する。これにより生成
された水滴は高圧で被洗浄物の表面を激しく叩き、被洗
浄物の表面に付着している汚れを剥離する事になる。そ
の結果効果的な洗浄が可能となる。
れた噴流体(a)は抵抗壁(8)に向かって高圧で噴出され、
抵抗壁(8)の衝突面(10)に衝突し、微細な噴霧状とな
る。この微細噴霧流体(b)は抵抗壁(8)の細径孔(9)内を
通過し、超音波噴霧(c)となって超音波噴霧流出口(12)
に接続されているブラシ(20)のブラシ毛(21)に穿設され
た超音波噴霧流路(22a)から流出してくる。従って、ブ
ラシ毛(21)にて被洗浄物を機械的に擦りながらその擦り
部分にこのブラシ毛(21)の先端から噴出する微細超音波
噴霧(c)がダイレクトに吹き付けられることになる。こ
の微細超音波噴霧(c)は、被洗浄物（例えば、頭髪や
体）に接触して砕け超音波を発生する。これにより生成
された水滴は高圧で被洗浄物の表面を激しく叩き、被洗
浄物の表面に付着している汚れを剥離する事になる。そ
の結果効果的な洗浄が可能となる。
【０００７】請求項２に記載の超音波洗浄装置(A2)は、
流体流入口(4)と超音波噴霧流出口(12)とを備えた筒
体(1)と、筒体(1)内に配設され、細径孔(9)が穿設さ
れている超音波噴霧(c1)発生用の抵抗壁(8)と、流体
流入口(4)側に配設され、抵抗壁(8)に向かって噴流体
(a)を噴出させる噴出ノズル(3a)と、筒体(1)の超音波
噴霧流出口(12)側の端部(31)が挿入され、超音波噴霧流
出口(12)から噴出した１次超音波噴霧(c1)が衝突する２
次側衝突壁(33a)を有し、２重に霧化された２次超音波
噴霧(c2)を噴出させる第２超音波噴霧流出口(22)を備え
た第２筒体(34)とで構成され、第２超音波噴霧流出口
(22)の噴出面にブラシ毛(21)が植毛されている事を特徴
とする。
流体流入口(4)と超音波噴霧流出口(12)とを備えた筒
体(1)と、筒体(1)内に配設され、細径孔(9)が穿設さ
れている超音波噴霧(c1)発生用の抵抗壁(8)と、流体
流入口(4)側に配設され、抵抗壁(8)に向かって噴流体
(a)を噴出させる噴出ノズル(3a)と、筒体(1)の超音波
噴霧流出口(12)側の端部(31)が挿入され、超音波噴霧流
出口(12)から噴出した１次超音波噴霧(c1)が衝突する２
次側衝突壁(33a)を有し、２重に霧化された２次超音波
噴霧(c2)を噴出させる第２超音波噴霧流出口(22)を備え
た第２筒体(34)とで構成され、第２超音波噴霧流出口
(22)の噴出面にブラシ毛(21)が植毛されている事を特徴
とする。
【０００８】この場合は、筒体(1)の１次出口側端部(3
1)から噴出した１次超音波噴霧(c1)は１次出口側端部(3
1)の対向面に配設された２次の衝突壁(33a)に衝突して
更に微細な２次超音波噴霧(c2)となり、第２超音波噴霧
流出口(22b)から噴出する事になり、更に高い洗浄効果
が期待できることになる。
1)から噴出した１次超音波噴霧(c1)は１次出口側端部(3
1)の対向面に配設された２次の衝突壁(33a)に衝突して
更に微細な２次超音波噴霧(c2)となり、第２超音波噴霧
流出口(22b)から噴出する事になり、更に高い洗浄効果
が期待できることになる。
【０００９】請求項３に記載の超音波洗浄装置(A)は、
請求項２の超音波洗浄装置(A2)において、『超音波噴霧
流路(22a)がブラシ毛(21)に穿設されている』事を特徴
とするもので、請求項１の超音波洗浄装置(A)と同様
に、ブラシ毛(21)の機械的洗浄効果と超音波洗浄効果と
が相乗的に働く。
請求項２の超音波洗浄装置(A2)において、『超音波噴霧
流路(22a)がブラシ毛(21)に穿設されている』事を特徴
とするもので、請求項１の超音波洗浄装置(A)と同様
に、ブラシ毛(21)の機械的洗浄効果と超音波洗浄効果と
が相乗的に働く。
【００１０】
【００１１】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って説明す
る。超音波洗浄装置(A)はここでは大別して２つの実施
例が紹介されており、図１は本発明に係る超音波洗浄装
置(A)の第１実施例(A1)である。筒状の筒体(1)の中央に
は細径孔(9)が穿設された抵抗壁(8)が嵌め込まれてお
り、筒体(1)の入口側に入口継手(2)が螺入されており、
入口継手(2)にノズル体(3)が螺着されている。入口継手
(2)からノズル体(3)にかけては流体流入路(5)が穿設さ
れており、流体流入路(5)の先端は細く絞られて流体噴
出孔(6)となっている。
る。超音波洗浄装置(A)はここでは大別して２つの実施
例が紹介されており、図１は本発明に係る超音波洗浄装
置(A)の第１実施例(A1)である。筒状の筒体(1)の中央に
は細径孔(9)が穿設された抵抗壁(8)が嵌め込まれてお
り、筒体(1)の入口側に入口継手(2)が螺入されており、
入口継手(2)にノズル体(3)が螺着されている。入口継手
(2)からノズル体(3)にかけては流体流入路(5)が穿設さ
れており、流体流入路(5)の先端は細く絞られて流体噴
出孔(6)となっている。
【００１２】ノズル体(3)の先端には噴出ノズル(3a)が
形成されている。抵抗壁(8)とノズル体(3)との間には流
体噴出側空間(7)が形成されるようになっており、この
流体噴出側空間(7)内に空気孔(13)が開口するようにな
っている。｛空気孔(13)は必ずしも必要ではない。｝流
体噴出側空間(7)に噴流体(a)が噴出した時に流体噴出側
空間(7)内が負圧になり、空気孔(13)から外気が取り入
れられ、噴流体(a)に混入して霧化の促進がなされる。
筒体(1)の先端側は若干絞られて超音波噴霧流出口(12)
となっており、超音波噴霧流出口(12)と抵抗壁(8)との
間に噴霧空間(11)が形成されている。
形成されている。抵抗壁(8)とノズル体(3)との間には流
体噴出側空間(7)が形成されるようになっており、この
流体噴出側空間(7)内に空気孔(13)が開口するようにな
っている。｛空気孔(13)は必ずしも必要ではない。｝流
体噴出側空間(7)に噴流体(a)が噴出した時に流体噴出側
空間(7)内が負圧になり、空気孔(13)から外気が取り入
れられ、噴流体(a)に混入して霧化の促進がなされる。
筒体(1)の先端側は若干絞られて超音波噴霧流出口(12)
となっており、超音波噴霧流出口(12)と抵抗壁(8)との
間に噴霧空間(11)が形成されている。
【００１３】入口継手(2)又は筒体(1)の入り口側（図５
の場合は、入口継手(2)を使用せず、筒体(1)の入り口側
に接続している。）は、例えば開閉継手(25)を介してホ
ース(29)に接続されるようになっており、超音波噴霧流
出口(12)はブラシ(20)に一体的に又は別体のブラシ(20)
に接続されるようになっている。図５の実施例では一体
的に形成されているが、勿論これに限られず、別体のブ
ラシ(20)を筒体(1)の先端に螺着するようにしてもよ
い。
の場合は、入口継手(2)を使用せず、筒体(1)の入り口側
に接続している。）は、例えば開閉継手(25)を介してホ
ース(29)に接続されるようになっており、超音波噴霧流
出口(12)はブラシ(20)に一体的に又は別体のブラシ(20)
に接続されるようになっている。図５の実施例では一体
的に形成されているが、勿論これに限られず、別体のブ
ラシ(20)を筒体(1)の先端に螺着するようにしてもよ
い。
【００１４】第１実施例の超音波洗浄装置(A1)をブラシ
(20)に直接接続した場合の例を図５にて説明する。超音
波洗浄装置(A1)は前述のように開閉継手(25)を介してホ
ース(29)に接続されており、ハンドル(28)にて閉子(27)
を回転させ、開閉座(26)の連通孔を閉子(27)で開閉する
ようになっている。(30)は、ホース(29)と開閉継手(25)
とを繋ぐ流水孔である。
(20)に直接接続した場合の例を図５にて説明する。超音
波洗浄装置(A1)は前述のように開閉継手(25)を介してホ
ース(29)に接続されており、ハンドル(28)にて閉子(27)
を回転させ、開閉座(26)の連通孔を閉子(27)で開閉する
ようになっている。(30)は、ホース(29)と開閉継手(25)
とを繋ぐ流水孔である。
【００１５】
【００１６】
【００１７】図６に示すように、ブラシ(20)のブラシ面
は閉塞されており、ブラシ面からブラシ毛(21)が突設さ
れていて、ブラシ毛(21)の中心に超音波噴霧流路(22a)
が穿設されている。ここで超音波噴霧流路(22a)の先端
開口が超音波噴霧流出口(22)となる。
は閉塞されており、ブラシ面からブラシ毛(21)が突設さ
れていて、ブラシ毛(21)の中心に超音波噴霧流路(22a)
が穿設されている。ここで超音波噴霧流路(22a)の先端
開口が超音波噴霧流出口(22)となる。
【００１８】次に本発明の第１実施例(A1)の作用につい
て説明する。ハンドル(28)を捩って開閉座(26)をひね
り、閉子(27)を開閉座(26)に一致させるとホース(29)か
ら流体（例えば水や石鹸水などの洗浄液）が流入し、噴
出ノズル(3a)の流体噴出孔(6)から抵抗壁(8)に向かって
高圧で噴出される。高圧で噴出された噴流体(a)は抵抗
壁(8)の衝突面(10)に衝突し、微細な噴霧状となる。同
時にこの噴霧状となった流体(b)は細径孔(9)内を通過
し、ブラシ(20)の噴霧空間(11)内に超音波噴霧(c)とな
って流出してくる。噴霧空間(11)内に流出した超音波噴
霧(c)は、泡状の細かい霧となっており、ブラシ毛(21)
の先端に開口した超音波噴霧流出口(22)から噴出するこ
ととなる。
て説明する。ハンドル(28)を捩って開閉座(26)をひね
り、閉子(27)を開閉座(26)に一致させるとホース(29)か
ら流体（例えば水や石鹸水などの洗浄液）が流入し、噴
出ノズル(3a)の流体噴出孔(6)から抵抗壁(8)に向かって
高圧で噴出される。高圧で噴出された噴流体(a)は抵抗
壁(8)の衝突面(10)に衝突し、微細な噴霧状となる。同
時にこの噴霧状となった流体(b)は細径孔(9)内を通過
し、ブラシ(20)の噴霧空間(11)内に超音波噴霧(c)とな
って流出してくる。噴霧空間(11)内に流出した超音波噴
霧(c)は、泡状の細かい霧となっており、ブラシ毛(21)
の先端に開口した超音波噴霧流出口(22)から噴出するこ
ととなる。
【００１９】従って被洗浄物（例えば、頭髪や体）を洗
う場合、ブラシ毛(21)による物理的な洗浄作用と同時に
以下の作用が奏される。すなわち、超音波噴霧流出口(2
2)から噴出してきた超音波噴霧(c)が被洗浄物の表面に
当たって砕け、超音波又はこれに近い音波振動を発生す
る。これにより、生成された水滴は高圧で被洗浄物の表
面を激しく叩き、被洗浄物の表面に付着している汚れ
（頭髪洗浄の場合は毛根に付着する分泌物など）を剥離
乃至分離除去する事になる。従って、ブラシ毛(21)よる
物理的効果と超音波洗浄効果とがよくマッチし、より高
い洗浄効果を上げることができる。
う場合、ブラシ毛(21)による物理的な洗浄作用と同時に
以下の作用が奏される。すなわち、超音波噴霧流出口(2
2)から噴出してきた超音波噴霧(c)が被洗浄物の表面に
当たって砕け、超音波又はこれに近い音波振動を発生す
る。これにより、生成された水滴は高圧で被洗浄物の表
面を激しく叩き、被洗浄物の表面に付着している汚れ
（頭髪洗浄の場合は毛根に付着する分泌物など）を剥離
乃至分離除去する事になる。従って、ブラシ毛(21)よる
物理的効果と超音波洗浄効果とがよくマッチし、より高
い洗浄効果を上げることができる。
【００２０】
【００２１】図７は本発明に係る超音波洗浄装置(A)の
第２実施例(A2)で、この場合は筒体(1)の１次出口側端
部(31)を第２筒部(34)内に挿入し、１次出口側端部(31)
から噴出した１次超音波噴霧(c1)が１次出口側端部(31)
の対向面に配設されたキャップ状の２次側衝突部材(33)
の衝突壁(33a)に衝突し、更に微細な２次超音波噴霧(c
2)となって第２超音波噴霧流出口(22b)から噴出する事
になり、更に高い洗浄効果が期待できることになる。
第２実施例(A2)で、この場合は筒体(1)の１次出口側端
部(31)を第２筒部(34)内に挿入し、１次出口側端部(31)
から噴出した１次超音波噴霧(c1)が１次出口側端部(31)
の対向面に配設されたキャップ状の２次側衝突部材(33)
の衝突壁(33a)に衝突し、更に微細な２次超音波噴霧(c
2)となって第２超音波噴霧流出口(22b)から噴出する事
になり、更に高い洗浄効果が期待できることになる。
【００２２】本実施例では２次側衝突部材(33)が装着さ
れる２次部材装着孔(34a)に挿入・固着されるようにな
っており、必要があれば取り外す事ができるようになっ
ている。取り外した場合には、２次部材装着孔(34a)か
ら超音波噴霧(c1)が噴出するようになる。(34b)は２次
側衝突部材(33)に取り付けられたチェーンである。
れる２次部材装着孔(34a)に挿入・固着されるようにな
っており、必要があれば取り外す事ができるようになっ
ている。取り外した場合には、２次部材装着孔(34a)か
ら超音波噴霧(c1)が噴出するようになる。(34b)は２次
側衝突部材(33)に取り付けられたチェーンである。
【００２３】なお、本実施例において超音波噴霧流出口
(22)はブラシ毛(21)には穿設されていなく、ブラシ毛(2
1)が設けられた第２筒部(34)のブラシ面に穿設されてい
る。
(22)はブラシ毛(21)には穿設されていなく、ブラシ毛(2
1)が設けられた第２筒部(34)のブラシ面に穿設されてい
る。
【００２４】次ぎに図２から図４に記載した抵抗壁(8)
の他の実施例について説明する。図２の場合は抵抗壁
(8)の衝突壁(10a)がテーパー状に形成されている例であ
る。これにより、噴流体(a)はテーパに沿って進み、抵
抗壁(10a)と筒体(1)の入隅部分に入り込んで効果的に霧
化する事ができる。
の他の実施例について説明する。図２の場合は抵抗壁
(8)の衝突壁(10a)がテーパー状に形成されている例であ
る。これにより、噴流体(a)はテーパに沿って進み、抵
抗壁(10a)と筒体(1)の入隅部分に入り込んで効果的に霧
化する事ができる。
【００２５】図３は噴出ノズル(3a)の他の例で、細いス
トレートの管状に形成された例を示す。図４は抵抗壁
(8)を設ける代わりに噴流体(a)が衝突して超音波噴霧
(c)を形成するように筒体(1)をエルボにした例であり、
噴流体(a)は筒体(1)のエルボ部分に衝突し、超音波噴霧
(c)を発生させる事になる。
トレートの管状に形成された例を示す。図４は抵抗壁
(8)を設ける代わりに噴流体(a)が衝突して超音波噴霧
(c)を形成するように筒体(1)をエルボにした例であり、
噴流体(a)は筒体(1)のエルボ部分に衝突し、超音波噴霧
(c)を発生させる事になる。
【発明の効果】本発明によれば、細径孔が穿設されてい
る超音波噴霧発生用の抵抗壁に噴流体を噴出するので、
噴流体は抵抗壁に衝突して微細な噴霧状となり、前記細
径孔を通過して超音波噴霧流出口から噴出される。その
結果被洗浄物に接触して砕け超音波又はこれに近い周波
数の音波振動を発生して被洗浄物の表面に付着している
汚れを剥離し効果的な洗浄を達成する。第２実施例の超
音波洗浄装置(A2)では、１次超音波噴霧(c1)を再度２次
の衝突壁(33a)に衝突させて２次超音波噴霧(c2)となす
ものであり、更に高い洗浄効果が期待できることにな
る。
る超音波噴霧発生用の抵抗壁に噴流体を噴出するので、
噴流体は抵抗壁に衝突して微細な噴霧状となり、前記細
径孔を通過して超音波噴霧流出口から噴出される。その
結果被洗浄物に接触して砕け超音波又はこれに近い周波
数の音波振動を発生して被洗浄物の表面に付着している
汚れを剥離し効果的な洗浄を達成する。第２実施例の超
音波洗浄装置(A2)では、１次超音波噴霧(c1)を再度２次
の衝突壁(33a)に衝突させて２次超音波噴霧(c2)となす
ものであり、更に高い洗浄効果が期待できることにな
る。
【図１】本発明に係る超音波洗浄装置の第１実施例の要
部断面図
部断面図
【図２】本発明に利用する超音波発生用の抵抗壁の第２
実施例の断面図
実施例の断面図
【図３】本発明に利用する超音波発生用の抵抗壁の第３
実施例の断面図
実施例の断面図
【図４】本発明に利用する超音波発生用の抵抗壁の第４
実施例の断面図
実施例の断面図
【図５】本発明に係る超音波洗浄装置の第１実施例の断
面図
面図
【図６】図５のＸ部分の拡大断面図
【図７】本発明に係る超音波洗浄装置の第２実施例の断
面図
面図
(1)…筒体 (3a)…噴出ノズル (4)…流体流入口 (8)…抵抗壁 (9)…細径孔 (12)…超音波噴霧流出口 (a)…噴流体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B08B 3/02 B05B 1/02 B05B 17/06 A47K 3/22
Claims (3)
- 【請求項１】 流体流入口と超音波噴霧流出口とを備
えた筒体と、筒体内に配設され、細径孔が穿設されてい
る超音波噴霧発生用の抵抗壁と、流体流入口側に配設さ
れ、抵抗壁に向かって噴流体を噴出させる噴出ノズル
と、超音波噴霧流出口に接続されるブラシとで構成さ
れ、該ブラシに超音波噴霧流路が穿設されたブラシ毛が
植毛されている事を特徴とする超音波洗浄装置。 - 【請求項２】 流体流入口と超音波噴霧流出口とを備
えた筒体と、筒体内に配設され、細径孔が穿設されてい
る超音波噴霧発生用の抵抗壁と、流体流入口側に配設さ
れ、抵抗壁に向かって噴流体を噴出させる噴出ノズル
と、筒体の超音波噴霧流出口側が挿入され、超音波噴霧
流出口から噴出した１次超音波噴霧が衝突する２次側衝
突壁を有し、２重に霧化された２次超音波噴霧を噴出さ
せる第２超音波噴霧流出口を備えた第２筒体とで構成さ
れ、第２超音波噴霧流出口の噴出面にブラシ毛が植毛さ
れている事を特徴とする超音波洗浄装置。 - 【請求項３】 超音波噴霧流路がブラシ毛に穿設され
ている事を特徴とする請求項２記載の超音波洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20007894A JP3233790B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 超音波洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20007894A JP3233790B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 超音波洗浄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0839028A JPH0839028A (ja) | 1996-02-13 |
| JP3233790B2 true JP3233790B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=16418492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20007894A Expired - Fee Related JP3233790B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 超音波洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3233790B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6340117B1 (en) | 1994-04-19 | 2002-01-22 | Smartdisk Corporation | Apparatus and method for transferring information between a removable memory and a computer |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105201697B (zh) * | 2015-11-12 | 2018-06-01 | 厦门大学 | 频率可调气动式超声波雾化装置 |
| CN112893305B (zh) * | 2021-01-19 | 2022-02-18 | 青岛大学附属医院 | 一种医疗检验科用器皿的清洗消毒设备 |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP20007894A patent/JP3233790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6340117B1 (en) | 1994-04-19 | 2002-01-22 | Smartdisk Corporation | Apparatus and method for transferring information between a removable memory and a computer |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0839028A (ja) | 1996-02-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20060021642A1 (en) | Apparatus and method for delivering acoustic energy through a liquid stream to a target object for disruptive surface cleaning or treating effects | |
| US6267305B1 (en) | Shower head | |
| JPH05184511A (ja) | 皿洗い器における液体を送給する方法及びその方法を実施する装置 | |
| US20100236585A1 (en) | High-pressure liquid atomisation nozzle for a machine for cleaning optical lenses or other substrates | |
| JP3233790B2 (ja) | 超音波洗浄装置 | |
| JP2548635Y2 (ja) | 浴室用シャワーヘッド | |
| JP3297225B2 (ja) | ウォータジェットノズル | |
| JP3462398B2 (ja) | シャワー装置 | |
| JP2003340387A (ja) | 洗浄装置 | |
| JP2607660Y2 (ja) | 有低状パイプ洗浄装置 | |
| JP3736153B2 (ja) | 衛生洗浄装置 | |
| TWI688430B (zh) | 脈動流體或斷續流體的生成裝置、包含脈動流體或斷續流體的生成裝置的機械裝置及脈動流體或斷續流體的生成方法 | |
| JPH08252497A (ja) | ２相流体ノズル | |
| WO2021014610A1 (ja) | ノズル、および液体噴射装置 | |
| JPH10115305A (ja) | 気液噴射機用ノズル | |
| JP7335145B2 (ja) | 肌洗浄装置及び肌洗浄方法 | |
| JPS6034908B2 (ja) | 超音波噴霧装置 | |
| JPH09192081A (ja) | 浴室の洗浄装置 | |
| JPH10267806A (ja) | 超音波霧化装置 | |
| JP3230722B2 (ja) | スプレーガンのガン先洗浄方法および装置 | |
| JPH06134414A (ja) | ワークの洗浄装置 | |
| JPS58141124A (ja) | 身体洗浄器 | |
| KR100693177B1 (ko) | 스크린 프린터용 마스크 세척기 | |
| JP3191017B2 (ja) | 洗浄水用可変エジェクター | |
| JP2000024606A (ja) | 超音波式洗浄装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080921 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080921 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090921 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090921 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130921 Year of fee payment: 12 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |