JP2003340344A - 塗布装置および塗布方法 - Google Patents
塗布装置および塗布方法Info
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Abstract
場合に、塗布膜に同伴エアに起因する膜切れなどの欠陥
が生じることがなく、安定した塗布が行なえる塗布装置
および塗布方法の提供。 【解決手段】前記帯状体の搬送経路である搬送面の幅方
向に沿って延在する一次側バーと、前記一次側バーの下
流側に位置する二次側バーと、前記一次側バーにおける
上流側に前記塗布液を供給する一次側塗布液供給流路
と、前記一次側バーと二次側バーとの間に位置し、前記
塗布液の塗布時において前記塗布液が貯留される塗布液
溜り部とを備える塗布装置、塗布方法。
Description
布方法に関し、特に、帯状体を高速で搬送しつつ、高粘
度の塗布液を塗布する場合においても、前記帯状体に同
伴して持ち込まれる同伴エアによる液切れが生じること
のない塗布装置および塗布方法に関する。
たはアルミニウム合金からなるアルミニウムウェブにお
ける少なくとも一方の面を目立てし、前記面に必要に応
じて陽極酸化皮膜を形成して支持体ウェブを形成し、次
いで、前記支持体ウェブにおける目立てされた側の面に
感光層形成液や感熱層形成液などの製版層形成液を塗布
して乾燥し、感光性または感熱性の製版面を形成するこ
とにより、製造される。
成液および感熱層形成液などの塗布液を塗布するのに、
バーコータを使用することが一般的である。
行しているウェブの下面に接触しつつ、前記ウェブの走
行方向に対して同方向または反対方向に回転するバー
と、前記ウェブの走行時において、前記バーよりも、前
記ウェブの走行方向に対して上流側(以下、単に「上流
側」という。)に塗布液を吐出して塗布液溜りを形成
し、前記ウェブの下面に前記塗布液を塗布する塗布部と
を備えるものが一般的に使用されてきた。
上流側において、前記バーに近接して設けられていると
ともに、上端部において、前記ウェブの走行方向に対し
て下流側(以下、単に「下流側」という。)に向かって
厚みが薄くなるように形成された第1の堰板を有し、第
1の堰板の上端部が前記バーに向かって屈曲し、頂部に
長さ0.1〜1mmのフラット面を有するSLB型バー
コータ(実願昭63−126213号明細書)、およ
び、上端部において下流側に向かって厚みが薄くなるよ
うに形成された第1堰板とバーとを有し、前記バーの下
流側に第2の堰板を設けたPBS型バーコータ(特公昭
58−004589号公報)などが一般的に使用されて
きた。
ウェブの走行速度を高くすると、前記支持体ウェブに追
従して走行する空気すなわち同伴エアの膜である同伴エ
ア膜が、前記支持体ウェブの表面に形成されるようにな
る。
ーコータの何れにおいても、前記支持体ウェブの表面に
同伴エア膜が形成されると、前記同伴エア膜は前記塗布
液溜りに持ち込まれるので、前記支持体ウェブの表面に
前記塗布液が均一に付着しなくなり、膜切れなどの欠陥
を生じて前記塗布液の塗布が安定に行なわれなくなると
いう問題があった。
程度の高速で前記支持体ウェブなどの帯状体を走行させ
て塗布を行なった場合においても、塗布膜に膜切れなど
の欠陥が生じることがなく、安定した塗布が行なえる塗
布装置および塗布方法の提供を目的とする。
は、一定方向に搬送される帯状体の表面に塗布液を塗布
する塗布装置であって、前記帯状体の搬送経路である搬
送面の幅方向に沿って延在する一次側バーと、前記一次
側バーよりも下流側において前記一次側バーに対して平
行に延在する二次側バーと、前記一次側バーにおける上
流側に前記塗布液を供給する一次側塗布液供給流路と、
前記一次側バーと二次側バーとの間に位置し、前記塗布
液の塗布時において前記塗布液が貯留されるバー間液溜
り部とを備えてなることを特徴とする塗布装置に関す
る。
液供給流路から供給された塗布液は、前記一次側バーに
よって掻き上げられ、一部が前記帯状体の表面に付着
し、残りが前記帯状体と前記一次側バーとの間を通過し
てバー間液溜り部に貯留される。
記二次側バーにおいて所定の塗布量に調整される。換言
すれば、前記一次側バーにおいて塗布液が過剰に塗布さ
れた場合には、前記二次側バーにおいて塗布面から塗布
液が掻き落とされ、前記一次側バーにおける前記塗布液
の塗布量が不充分な場合は、前記二次側バーにおいて、
前記塗布面に塗布液が補充される。ここで、塗布面は、
前記帯状体において前記塗布液を塗布した面である。
液が均一に塗布されなかった場合においても、前記塗布
液の塗布量は、前記二次側バーにおいて一定に保持され
るから、均一な塗布面が得られる。
の上流側から導入された同伴エアは、前記バー間液溜り
部に貯留された塗布液の圧力によって上流方向に押し返
され、換言すればカットされるから、前記帯状体の搬送
速度を上げた場合においても前記同伴エアに起因する液
切れが生じることがなく、均一な塗布面が得られる。
が平滑な平滑バーであってもよく、円周方向の溝が形成
された溝付バーや、表面に直径0.1mm程度の金属線
を所定のピッチで巻回し、または密に巻回したワイヤバ
ーであってもよい。
り、可撓性を有する基材が挙げられ、具体的には、前記
支持体ウェブのほか、感光材料や磁気記録材料に使用さ
れる基材が挙げられる。前記基材としては、たとえば前
記支持体ウェブ、写真フィルム用基材、印画紙用バライ
タ紙、録音テープ用基材、ビデオテープ用基材、フロッ
ピー(R)ディスク用基材などが挙げられる。他には、
カラー鉄板などの塗装金属板に使用される金属薄板など
が挙げられる。
で述べた製版層形成液のほか、銀塩写真用の感光層を形
成するのに使用される感光剤コロイド液、前記磁気記録
材料における磁性層の形成に使用される磁性層形成液、
および前記塗装金属薄板の下塗り層、中塗り層、上塗り
層に使用される各種塗料などが挙げられる。
気との界面である気液界面を前記帯状体と前記バー間液
溜り部との間に形成する気液界面形成手段を備えてなる
塗布装置に関する。
り部に気液界面を形成することにより、二次側バーに対
して上流側に安定な塗布液ビードが形成されるから、前
記帯状体を高速で搬送したり、塗布液として粘度の高い
ものを用いたりした場合においても、安定して前記塗布
液の塗布が行われる。これにより、前記帯状体の幅方向
に現れる波状の不均一部であるリップルスジや、同じく
前記帯状体の幅方向に現れる筋状の欠陥であって、前記
塗布液が充分に付着しないことにより発生する白抜けス
ジ、前記帯状体の前面に薄く等ピッチで発生する等ピッ
チスジ、および前記一次側バーと二次側バーとの間で塗
布液面が盛り上がることにより、前記塗布液が過剰に付
着して生じる黒ムラなどの筋状欠陥の発生を、請求項1
に記載の塗布装置に比較して更に効果的に防止できる。
ば、前記バー間液溜り部における塗布液の液面を下降さ
せることによって前記気液界面を発生させる塗布液面下
降手段が挙げられる。
ば、塗布液を前記バー間液溜り部の外部に導出する塗布
液導出流路などが上げられる。
における下流側に前記塗布液を供給する二次側塗布液供
給流路を有してなり、前記二次側塗布液供給流路におけ
る前記塗布液の供給量を、前記一次側供給流路における
前記塗布液の供給量とは独立に制御する塗布装置に関す
る。
流路における塗布液の供給量が変動しても、前記に時側
供給流路における塗布液の供給量は安定に保持される。
したがって、二次側バーの周囲に形成されるビードは、
一次側供給流路における塗布液の供給量が変動しても安
定に保持されるから、前記ビードの不安定さに起因する
塗布面の欠陥の発生を効果的に防止できる。
成手段が、前記バー間液溜り部と前記一次側塗布液供給
流路とを連通する連通流路である塗布装置に関する。
部に開口し、他端が前記一次側塗布液供給流路に開口し
ている。そして、前記一次側塗布液流路においては、前
記一次側バーに向かって塗布液が高速で流れている。し
たがって、前記連通流路内の塗布液は、前記他端側の開
口から前記一次側塗布液流路に向かって吸い出されるか
ら、前記バー間液溜り部内の塗布液は、前記一端側の開
口から前記連通流路内に吸い込まれる。このように、前
記連通流路は、請求項2のところで述べた塗布液導出流
路として機能するから、塗布液面下降手段に包含され
る。
内に気液界面を形成するのに、前記一次側塗布液流路内
の塗布液の流れによる吸い出し効果を利用しているか
ら、構成が簡略であり、しかも確実に作動する。
が、前記バー間液溜り部の幅方向に沿って前記バー間液
溜り部の略全幅に亘って開口する塗布液吸引開口部を有
してなる塗布装置に関する。
の幅方向に沿った塗布液の液面高さの均一性が高いか
ら、前記筋状欠陥の発生を効果的に防止できる。
前記一次側バーの延在する方向とも換言できる。
開口部が、連続したスリット状開口部である塗布装置に
関する。
に沿った塗布液の液面高さが特に均一であるから、前記
筋状欠陥の発生を特に効果的に防止できる。
に対して上流側に立設され、前記一次側塗布液供給流路
の壁面の一部を形成する一次側堰状部材を備え、前記一
次側堰状部材の頂部の前記一次側バーに対する高さ方向
の位置関係を設定することにより、前記気液界面の高さ
方向の位置を設定可能に形成されてなる塗布装置に関す
る。
か1項に記載された塗布装置において、前記一次側堰状
部材を設けた例である。
液面高さは、前記バー間液溜り部における前記連通流路
の開口部近傍の液面高さである。
流路によって前記一次側塗布液供給流路に連通している
から、前記気液界面の液面高さは、前記一次側塗布液供
給流路の液面高さに等しい。
の一部は前記一次側堰状部材によって形成されているか
ら、前記一次側塗布液供給流路の液面高さは、前記一次
側液状部材の頂部の高さである。
た、前記一次側堰状部材の頂部の高さに等しい。
堰状部材の頂部の高さを設定することにより、前記気液
界面における塗布液の液面高さを設定できるから、前記
気液界面の液面高さの設定が容易である。
される帯状体の表面に、前記搬送面の幅方向に沿って延
在する一次側バーと、前記一次側バーの下流側に前記一
次側バーに対して平行に延在する二次側バーとを用いて
塗布液を塗布する塗布方法であって、前記一次側バーと
二次側バーとの間にバー間液溜り部を形成しつつ前記塗
布を行なうことを特徴とする塗布方法に関する。
で述べたのと同様の理由により、前記帯状体の搬送速度
が高い場合においても同伴エアに起因する液切れが生じ
ることがなく、均一な塗布面が得られる。
布時において、前記バー間液溜り部に前記塗布液と空気
との界面である気液界面を形成する塗布方法である。
法において、気液界面を形成しつつ塗布液の塗布を行う
例である。
で述べたのと同様の理由により、筋状欠陥の発生が効果
的に防止できる。
に示すように、本発明における帯状態の一例であり、矢
印aで示す方向に沿って搬送される支持体ウェブWの粗
面化面に製版層形成液を塗布する塗布装置であって、前
記帯状体の搬送経路である搬送面の支持体ウェブWの搬
送方向aに対して直角の方向に延在する一次側バー2
と、一次側バー2よりも下流側において、一次側バー2
に対して平行に、しかも同一の高さに設けられた二次側
バー4と、一次側バー2と二次側バー4との間に位置す
るバー間液溜り部6とを有する。
支持体ウェブWの搬送経路である搬送面Tから見て搬送
方向aと同方向に回転する。
間隔は、製版層形成液の組成および粘度に応じて適宜定
めることができるが、通常は、一次側バー2を通過した
支持体ウェブWが二次側バー4を通過するまでの時間が
0.02秒以下になるように定める。
8によって下方から支持されている。バー間液溜り部6
は、基台8の上方に形成されている。
る堰状部材の一例である一次側堰板10が立設され、基
台8に対して下流側には、二次側堰状部材12が立設さ
れている。一次側堰状部材10および二次側堰状部材1
2の何れも、基台8に対して平行に立設されている。
供給流路14が形成され、二次側流路12と基台8との
間には二次側供給流路16が形成されている。製版層形
成液は、一次側供給流路14においては、下方から一次
側バー2に向かって供給され、二次側供給流路16にお
いては、下方から二次側バーに向かって供給される。な
お、一次側供給流路14と二次側供給流路16とには、
それぞれ独立に製版層形成液が供給される。
給流路14とを連通する連通流路18が設けられてい
る。
間液溜り部6において搬送方向aに対して直角な方向に
沿って連続したスリット状に開口するとともに、バー間
液溜り部6から垂直方向に沿って下方に伸びる流路であ
る垂直流路18Aと、垂直流路18Aの下端から一次側
供給流路14に向かって水平方向に設けられた水平流路
18Bとを備える。水平流路18Bは、幅方向に沿って
2以上に分割された分割スリット状に形成してもよく、
また、互いに平行な多数の小孔からなる流路であっても
よい。
に、バー間液溜り部6において分割スリット状に開口し
てもよく、また、図4に示すように1列または2列以上
に配列された小孔状の開口を有してもよい。
よりも低くなるように形成されている。
路14から供給された製版層形成液は、一次側バー2に
よって上方に掻き揚げられて支持体ウェブWの粗面化面
に付着する。
によって下流側に送られ、バー間液溜り部6に貯留され
る。
は、バー間液溜り部6を通過する。
Wは、次いで二次側バー4上を通過する。二次側バー4
においては、支持体ウェブWに塗布された製版層形成液
が、所定の塗布量に調整される。
16から製版層形成液が供給されている。そして、二次
側供給流路16には、一次側供給流路14とは独立の流
路で製版層形成液が供給される。したがって、何らかの
事情で一次側供給流路14における供給流量が変動して
も、二次側供給流路16においては、供給流量は安定に
保持される。
定なビードが形成されるから、前記ビードの不安定さに
起因する欠陥の発生が効果的に防止される。
すると、バー間液溜り部6に貯留された塗布液によって
支持体ウェブWの表面の同伴エアがカットされるから、
塗布膜に液切れなどの欠陥が生じることはない。
成液は、上方に向かって流通するから、水平流路18B
における一次側供給流路14側の開口部は減圧になる。
水平流路18Bは、垂直流路18Aを介してバー間液溜
り部6に連通しているから、バー間液溜り部6内の製版
層形成液は、垂直流路18Aに流入し、水平流路18B
を通って一次側供給流路14に流出する。したがって、
図1において矢印bで示すように、バー間液溜り部6か
ら連通流路18を通って1次側流路14に到る流れが生
じる。
次側堰状部材10の高さに等しく、一次側堰状部材10
の高さは、搬送面Tの高さ、即ち一次側バー2の頂部の
高さTよりも低いから、バー間液溜り部6の液面は、一
次側堰状部材10の高さまで低下し、支持体ウェブWと
の間に空間が形成される。これにより、バー間液溜り部
6に気液界面が形成される。
面が形成されることにより、二次側バー4に対して上流
側に、製版層形成液の安定なビードが形成されるから、
支持体ウェブWを高速で搬送したり、一次側供給流路1
4から高粘度の製版層形成液を供給したりした場合にお
いても、リップルスジや、白抜けスジ、等ピッチスジ、
黒ムラなどの筋状欠陥のない安定な塗布面が得られる。
いて、図1および図2と同一の符号は、前記符号が前記
図面において示す構成要素と同一の要素を示す。
に示すように、基台8に連通流路18を設けなかった以
外は、実施形態1に係る塗布装置と同様の構成を有して
いる。
路14から供給された製版層形成液は、一次側バー2に
よって上方に掻き揚げられて支持体ウェブWの粗面化面
に付着する。
は、バー間液溜り部6を通過する。
Wは、次いで二次側バー4上を通過する。二次側バー4
においては、支持体ウェブWに塗布された製版層形成液
が、所定の塗布量に調整される。
すると、バー間液溜り部6に貯留された塗布液によって
支持体ウェブWの表面の同伴エアがカットされるから、
塗布膜に液切れなどの欠陥が生じることはない。
いから、構成が簡略化できる。
装置を用い、感光層形成液を支持体ウェブの粗面化面に
塗布した。前記感光層塗布液の塗布条件は以下の通りで
あった。
黒ムラの発生が認められなかったことを示し、「△」
は、前記黒ムラの発生がやや認められたことを示す。
は、気液界面形成手段を設けなかった参考例1の塗布装
置においてはスジ状欠陥が発生したが、気液界面形成手
段を設けた実施例1および実施例2の塗布装置において
は、スジ状欠陥の発生を防止できることが解る。
ことは、高粘度の製版層形成液を高速で塗布する場合に
おいて、スジ状欠陥の発生を防止するのに効果的である
ことがわかる。
は、スジ状欠陥の発生が見られたが、感光層形成液の粘
度や表面張力が異なる場合には、前記スジ状欠陥の発生
は見られないと考えられる。
れの塗布装置においても、製版層形成液の液切れは見ら
れなかった。
用したのと同様の製版層形成液を、120m/分の搬送
速度で塗布した。但し、一次側バーと二次側バーとの中
心間距離は、20mm、40mm、および50mmの3
段階に変化させた。このときの結果を表2に示す。
との中心間距離を示し、バー間通過時間は、支持体ウェ
ブWが一次側バーの上方を通過してから二次側バーの上
方を通過するまでの時間である。
実施例3よび実施例4においては、白スジ、黒ムラ、お
よび厚塗りの何れも発生しなかったのに対し、バー間通
過時間が0,02秒を超えた参考例2においては、これ
らのスジ状欠陥の何れも発生が見られた。
光層形成液の表面張力および粘度が異なる場合や、搬送
速度が更に高い場合には、前記スジ状欠陥の発生は見ら
れないものと考えられる。
高速で帯状体を走行させて塗布を行なった場合において
も、塗布膜に膜切れなどの欠陥が生じることがなく、安
定した塗布が行なえる塗布装置および塗布方法が提供さ
れる。
す断面図である。
た斜視図である。
示す形態とは異なる形態の連通流路を有する例を示す斜
視図である。
よび図2に示す形態とは異なる形態の連通流路を有する
例を示す斜視図である。
す断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 一定方向に搬送される帯状体の表面に
塗布液を塗布する塗布装置であって、 前記帯状体の搬送経路である搬送面の幅方向に沿って延
在する一次側バーと、 前記一次側バーよりも下流側において、前記一次側バー
に対して平行に延在する二次側バーと、 前記一次側バーにおける上流側に前記塗布液を供給する
一次側塗布液供給流路と、 前記一次側バーと二次側バーとの間に位置し、前記塗布
液の塗布時において前記塗布液が貯留されるバー間液溜
り部とを備えてなることを特徴とする塗布装置。 - 【請求項2】 前記塗布液と空気との界面である気液
界面を前記帯状体と前記バー間液溜り部との間に形成す
る気液界面形成手段を備えてなる請求項1に記載の塗布
装置。 - 【請求項3】 前記二次側バーにおける下流側に前記
塗布液を供給する二次側塗布液供給流路を有してなり、
前記二次側塗布液供給流路における前記塗布液の供給量
を、前記一次側供給流路における前記塗布液の供給量と
は独立に制御する請求項1または2に記載の塗布装置。 - 【請求項4】 前記気液界面形成手段は、前記バー間
液溜り部と前記一次側塗布液供給流路とを連通する連通
流路である請求項2または3に記載の塗布装置。 - 【請求項5】 前記連通流路は、前記バー間液溜り部
の幅方向に沿って前記バー間液溜り部の略全幅に亘って
開口する塗布液吸引開口部を有してなる請求項4に記載
の塗布装置。 - 【請求項6】 前記塗布液吸引開口部は、連続したス
リット状開口部である請求項5に記載の塗布装置。 - 【請求項7】 前記一次側バーに対して上流側に立設
され、前記一次側塗布液供給流路の壁面の一部を形成す
る一次側堰状部材を備え、前記一次側堰状部材の頂部
は、前記バー間液溜り部の底面の高さと同じかそれより
も高く、前記搬送面よりも低い請求項2〜6の何れか1
項に記載の塗布装置。 - 【請求項8】 一定方向に搬送される帯状体の表面
に、前記搬送面の幅方向に沿って延在する一次側バー
と、前記一次側バーの下流側に前記一次側バーに対して
平行に延在する二次側バーとを用いて塗布液を塗布する
塗布方法であって、 前記一次側バーと二次側バーとの間にバー間液溜り部を
形成しつつ前記塗布を行なうことを特徴とする塗布方
法。 - 【請求項9】 前記塗布液の塗布時において、前記バ
ー間液溜り部に前記塗布液と空気との界面である気液界
面を形成する請求項8に記載の塗布方法。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP2002147940A JP4057841B2 (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 塗布装置および塗布方法 |
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