JP2003340180A - 車両用シートの表面構造 - Google Patents
車両用シートの表面構造Info
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- JP2003340180A JP2003340180A JP2002158699A JP2002158699A JP2003340180A JP 2003340180 A JP2003340180 A JP 2003340180A JP 2002158699 A JP2002158699 A JP 2002158699A JP 2002158699 A JP2002158699 A JP 2002158699A JP 2003340180 A JP2003340180 A JP 2003340180A
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Abstract
品質に優れた車両用シートを提供することである。 【構成】パッド4の着座面側における端縁に沿って切欠
部40を設け、該切欠部40内に、パッド4の着座面を
被覆するトリムカバーの身頃部1より外方に略U字状に
延設して形成した装飾用帯体Aを収容することを特徴と
する。
Description
席)などの車両用シート、詳しくは、装飾を施した車両
用シートに関する。
するトリムカバーに玉縁を設けたり、装飾用のミシン目
を設けたり、或いは、起毛等を表面に有するトリムカバ
ーを使用したりして、外観品質を向上している。
造、例えば、トリムカバーによって被覆される発泡体製
のパッド形態をフレーム等の形状に合わせて変えたり、
或いは、シート本体上に座布団状のクッション体を一体
に載置することにより、シートの外観品質を向上させて
いるものがある。
えることなくシートの外観品質を向上させるためには、
前述の如く、シートのトリムカバー自体に装飾を施す必
要がある。
或いは、トリムカバーに設ける装飾用玉縁又はミシン目
によっては、斬新な外観を呈するシートを提供できな
い。
おいて、シートの内部構造を大幅に変えることなく、シ
ートの外観品質を向上させることを目的とする。
めの本発明は、発泡体製のパッドをトリムカバーで被覆
して形成する車両用シートであって、前記パッドにはそ
の着座面側における端縁に沿って切欠部を有し、前記ト
リムカバーは前記パッドの着座面を被覆する身頃部とこ
の身頃部に接ぎ合わせてパッドの側面を被覆するまち部
とから構成し、前記身頃部にはパッドの外方に向けて略
U字状に翼状に延設して前記まち部を接ぎ合わせると共
に前記パッドの切欠部内に一部を収容する装飾用の帯体
を設けてなる構成である。
る端縁側に装飾用の帯体が翼状に形成できるため、シー
トの外観品質が向上し得る。
字状に折曲形成し、保形布を帯体の端末とまち部の端末
と共に一体に縫着することにより、帯体が保形布によっ
て略U字状に保持される。
置決めする位置決め手段を帯体の端末方向に向けて設け
てなることにより、帯体が所定の略U字状に容易且つ的
確に折曲形成される。
略U字状に折曲して身頃部の内側に一体に縫着して前記
帯体を形成し、該帯体の端末側に前記まち部を接ぎ合わ
せることにより、帯体の縫製作業が簡単になる。
を略U字状に折曲して身頃部の内側に一体に縫着して前
記帯体を形成し、該帯体の端末側に連結布を介して前記
まち部を一体に縫着することにより、帯体の形状出しが
容易になる。
略U字状に折曲して折り返し部を身頃部側に一体に縫着
して前記帯体を形成し、この帯体の折り返し部と身頃部
側に前記まち部を一体に縫着することにより、身頃部、
帯体、まち部の一体化が強固になり、帯体がシートの長
期使用によっても変形等することがない。
に基づいて説明する。図1は本発明に係る構造を備えた
自動車用シートを示し、図中SCはシートクッション、
SBはシートバックを各々示し、このシートクッション
SCとシートバックSBのアウター側である車両のドア
側には翼状に形成されている装飾用の帯体A、Aが設け
てある。
カバーの身頃部1に延設部10を設け、この延設部10
が外方に突出するように形成されている。そして、延設
部10は略U字状に折曲され、内面側に介在させた保形
布3を縫糸13、31で一体に縫着することにより、U
字状にトリムカバーの身頃部の弾性により保持してい
る。
ムカバーのまち部2が縫糸23で接ぎ合わされている。
構成する発泡体製のパッド4の上面側、シートバックS
Bを構成する発泡体製のパッド(不図示)の前面側であ
る着座面側を被覆し、従来品と同様に、即ち、図4乃至
図6に示すように、表皮1A、発泡体製のワディング1
B、不織布等からなるワディングカバー1Cを各々接着
した積層体から構成されている。
ド4の側面を被覆する身頃部1の表皮1Aと同様の布地
等から構成され、前記保形布3は伸縮性がない布地で形
成されている。
着され、パッド4の着座面側におけるドア側の一端縁に
沿って図3に示すように切欠部40が形成され、この切
欠部40に前記帯体Aにおけるまち部2の接ぎ合わせ個
所及び保形布3が収容され、帯体Aが上方に突出するこ
となく身頃部1の帯体A側と略同一平面になるように構
成されている。
示し、裏返した身頃部1の延設部10上に、図4に示す
ように保形布3の先端縁を延設部10の先端縁10Aに
揃えて載置し、保形布3の基端縁に沿って縫糸13によ
って縫着する。なお、以上の保形布3にはあらかじめ多
数の通孔30、30…などの位置決め手段が先端縁に平
行に施されている。
3によって縫着した身頃部1を表皮1Aが上になるよう
にひっくり返して、延設部10の先端縁10Aが通孔3
0…上に位置するように、延設部10を折曲させて延設
部10の先端縁10A側を縫糸31によって保形布3に
縫着する。これにより、延設部10は略U字状に保持さ
れ、帯体(A)が形成される。
末3A側を折り返し、延設部10の先端縁10A側にま
ち部2を重ねて、折り返した部分の保形布3、延設部1
0の先端縁10A側、まち部2の端末を縫糸23で一体
に縫着する。
るトリムカバーが縫製される。
図7に示す帯体A1は、保形布3の端末3Aとまち部2
の端末2Aを延設部10の先端縁10Aに縫糸21で一
体に縫着して形成したものであり、保形布3の基端側の
端末3Bは、縫糸13によって前記実施例と同様に保形
布3に縫着されている。
ずに、帯体A2、A3、A4を形成した場合を示す。
よって折り返し部分11を縫着し、この折り返し部分に
連結布5を縫糸35で縫着して帯体A2を形成したもの
であり、連結布5にはまち部2が縫糸25で一体に縫着
されている。以上の連結布5を前記パッド4の切欠部4
0内に収容するようにトリムカバーでパッド4を被覆す
る。
糸21でその延設部10の折り返し部分11を縫着して
帯体A3を形成し、延設部10の先端縁10A側にまち
部2を縫糸24で一体に縫着したものであり、延設部1
0のまち部2を接ぎ合わせた個所が、前記パッド4の切
欠部40内に収容されるようにトリムカバーでパッド4
を被覆する。
り返し部分11と共にまち部2を縫糸14によって一体
に縫着した後、縫糸14の外側における折り返し部分1
1を縫糸16によって縫着したものであり、まち部2は
図10の鎖線に示すように縫糸14の代わりに、折り返
し部分11と共に延設部10に縫糸15で縫着するよう
にしても良い。
ドに切欠部を設け、この切欠部内に、トリムカバーの身
頃部より延設して形成した装飾用の帯体を収容する構成
であるから、従来のシートの内部構造等を大幅に変える
ことなく、外観品質に優れた斬新な車両用シートを提供
できる。
る。
着した状態の断面図である。
面図である。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 発泡体製のパッドをトリムカバーで被覆
して形成する車両用シートであって、 前記パッドにはその着座面側における端縁に沿って切欠
部を有し、 前記トリムカバーは前記パッドの着座面を被覆する身頃
部とこの身頃部に接ぎ合わせてパッドの側面を被覆する
まち部とから構成し、 前記身頃部にはパッドの外方に向けて略U字状に翼状に
延設して前記まち部を接ぎ合わせると共に前記パッドの
切欠部内に一部を収容する装飾用の帯体を設けてなる車
両用シートの表面構造。 - 【請求項2】 前記帯体は保形布の縫着より略U字状に
折曲形成し、保形布を帯体の端末とまち部の端末と共に
一体に縫着する請求項1記載の車両用シートの表面構
造。 - 【請求項3】 前記保形布には前記帯体の端末を位置決
めする位置決め手段を帯体の端末方向に向けて設けてな
る前記請求項2記載の車両用シートの表面構造。 - 【請求項4】 前記身頃部を延設し、その延設部を略U
字状に折曲して身頃部の内側に一体に縫着して前記帯体
を形成し、該帯体の端末側に前記まち部を接ぎ合わせて
なる請求項1記載の車両用シートの表面構造。 - 【請求項5】 前記身頃部を延設し、その延設部を略U
字状に折曲して身頃部の内側に一体に縫着して前記帯体
を形成し、該帯体の端末側に連結布を介して前記まち部
を一体に縫着してなる請求項1記載の車両用シートの表
面構造。 - 【請求項6】 前記身頃部を延設し、その延設部を略U
字状に折曲して折り返し部を身頃部側に一体に縫着して
前記帯体を形成し、この帯体の折り返し部と身頃部側に
前記まち部を一体に縫着してなる請求項1記載の車両用
シートの表面構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002158699A JP2003340180A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 車両用シートの表面構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002158699A JP2003340180A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 車両用シートの表面構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003340180A true JP2003340180A (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=29773803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002158699A Pending JP2003340180A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 車両用シートの表面構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003340180A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014090995A (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Kokuyo Furniture Co Ltd | 椅子の表皮材 |
JP2017079923A (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-18 | 株式会社タチエス | 車両用シートのトリムカバーの縫製処理方法、及びそれを用いた車両用シート |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002158699A patent/JP2003340180A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014090995A (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Kokuyo Furniture Co Ltd | 椅子の表皮材 |
JP2017079923A (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-18 | 株式会社タチエス | 車両用シートのトリムカバーの縫製処理方法、及びそれを用いた車両用シート |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050329 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050512 |
|
A521 | Written amendment |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050614 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050922 |