JP2003339540A - 電気加熱保温容器 - Google Patents

電気加熱保温容器

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JP2003339540A
JP2003339540A JP2002157345A JP2002157345A JP2003339540A JP 2003339540 A JP2003339540 A JP 2003339540A JP 2002157345 A JP2002157345 A JP 2002157345A JP 2002157345 A JP2002157345 A JP 2002157345A JP 2003339540 A JP2003339540 A JP 2003339540A
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oxide film
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JP2002157345A
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Chokuho Baba
直歩 馬場
Takafumi Fujii
孝文 藤井
Isao Watanabe
勲 渡辺
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Thermos KK
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Thermos KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内外容器から構成される、熱効率が向上した
電気加熱保温容器を提供すること。 【解決手段】 内容器が空隙部を隔てて外容器内に収容
され、これらが一体化された電気加熱保温容器であっ
て、内容器の空隙部側に、高抵抗金属酸化膜と、この高
抵抗金属酸化膜に電流を流す電極が形成されていること
を特徴とする電気加熱保温容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気加熱保温容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気加熱保温容器としては、内外
容器間を断熱層とし、金属製の内容器の胴部や底部にヒ
ーターを設けたものがある。この電気加熱保温容器は、
内容器が熱伝導率が大きい金属であるため、熱が金属を
伝わって容器の開口部から逃げてしまい、消費電力が多
くなるという問題がある。このような熱損失は、開口部
の口径が大きい場合に特に顕著である。
【0003】一般に、ヒーターとしてはシーズヒーター
やマイカヒーター等が使用されている。内容器の底部外
面にヒーターを設ける場合には、ヒーターを底部にしっ
かりと接触させるため、ねじ受け部を別途設ける必要が
ある。また、エアーポンプを設け、ポンプを作動させて
給湯するタイプでは、内容器の底面に液取口を設ける必
要がある。そのため、内容器底面の形状が複雑となるに
伴い、ヒーターの形状を、ヒーターを取り付ける箇所に
合わせて製造する必要があった。
【0004】また、上記ヒーターは、ヒーターから発生
する熱のうち、内容器に接触している側から発生する熱
は、熱伝導により内容器に伝わり、内容器内の湯等を加
熱・保温するために効率よく利用できる。しかしなが
ら、ヒーターの空隙部側から発生する熱は、輻射熱とし
て外容器側に逃げ、加熱・保温に寄与せず、熱損失とな
りやすい。したがって、熱効率が悪いという問題があ
る。これを補うために、底面に凸状のヒーター保持部分
を設けて接触面積を大きくしたり、ディンプル形状の突
起を設けて表面積を大きくしたりするなどの工夫がなさ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、製造が容易であり、熱効率
の良好な電気加熱保温容器を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気加熱保温容
器は、内容器が空隙部を隔てて外容器内に収容され、こ
れらが一体化された電気加熱保温容器であって、内容器
の空隙部側に、高抵抗金属酸化膜と、該高抵抗金属酸化
膜に電流を流す電極が形成され、該高抵抗金属酸化膜が
赤外線を40%以上反射することを特徴とする。また、
本発明の電気加熱保温容器は、内容器が空隙部を隔てて
外容器内に収容され、これらが一体化された電気加熱保
温容器であって、内容器の空隙部側に、高抵抗金属酸化
膜と、該高抵抗金属酸化膜に電流を流す電極が形成さ
れ、高抵抗金属酸化膜の空隙部側に、赤外線を40%以
上反射する高反射率金属酸化膜が、絶縁膜を介して形成
されていることを特徴とする。本発明においては、外容
器と内容器ガラス製であり、高抵抗金属酸化膜と絶縁膜
と高反射率金属酸化膜が透明であることが好ましい。さ
らに、本発明においては、外容器と内容器とが、口元部
でのみ接合されていることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより詳細に説明す
る。本発明の電気加熱保温容器は、内容器が空隙部を隔
てて外容器内に収容され、これらが一体化された二重壁
構造の容器であり、内容器の空隙部側に、高抵抗の金属
酸化物の被膜(以下、高抵抗金属酸化膜という)と、こ
の高抵抗金属酸化膜に電流を流す電極とが形成されてい
る。高抵抗金属酸化膜に電気を流すと、電気抵抗によっ
て熱が発生し、高抵抗金属酸化膜はヒーターの役目を果
たす。高抵抗金属酸化膜により発生した熱を効率よく作
用させるため、高抵抗金属酸化膜の空隙側に高反射率を
有する金属酸化膜(以下、高反射率金属酸化膜という)
を設ける。ただし、この高抵抗金属酸化膜自体が高反射
率(低放射率)の被膜となっている場合には、高抵抗金
属酸化膜を1層設けるだけでも十分に内容器からの輻射
熱を低減する断熱性能を得ることができる。
【0008】本発明の電気加熱保温容器の好ましい実施
態様では、前記高抵抗金属酸化膜の空隙部側に、高反射
率の金属酸化膜が、絶縁膜を介して形成されている。高
反射率金属酸化膜は、放射率が小さい(すなわち反射率
が高い)ため、高抵抗金属酸化膜の輻射熱として空隙部
側に放出される熱の量(熱損失)を低減させることがで
きる。絶縁膜は、高抵抗金属酸化膜と高反射率金属酸化
膜との間を電気的に絶縁し、電流が高抵抗金属酸化膜に
のみ流れるようにする。また、絶縁膜は、高反射率金属
酸化膜を成膜する際に、高抵抗金属酸化膜に含まれるN
a等の不純物イオンが拡散により高反射率金属酸化膜に
移動して、高反射率金属酸化膜の反射率を下げ、輻射熱
防止効果が低下するのを防止する。すなわち、絶縁膜
は、高抵抗金属酸化膜の不純物イオンが高反射率属酸化
膜へ移動することを防ぎ、高反射率金属酸化膜の性能の
劣化を防止する重要な役割を果たす。
【0009】また、内容器と外容器とを隔てる空隙部は
気密であることが好ましく、該空隙部は、クリプトンガ
ス、キセノンガスおよびアルゴンガスといった、空気よ
りも熱伝導率が低く、不活性な低熱伝導率ガスを充填し
たり、真空にしたりすることにより、効果的に断熱層と
して機能し、保温効率が高まる。特に、空隙部を真空に
すると、前記高反射率金属酸化膜に水分等が吸着するこ
とがなく、過剰な酸素の配位がなく、またヒーターとし
て機能し高温状態となっても酸化しないので、長期間に
わたって高反射率(低放射率)を維持することができ
る。
【0010】本発明の電気加熱保温容器において、内容
器と外容器とがガラス製であり、高抵抗金属酸化膜、絶
縁膜及び高反射率金属酸化膜が透明である場合には、容
器外部から内容器内を確認することができる。
【0011】また、従来ガラス製の断熱容器では内容器
と外容器との位置出しに用いられたパッドを介して熱伝
導により熱が逃げたが、本発明の電気加熱保温容器にお
いて、内容器と外容器とを口元部のみで接合すると、断
熱層である空隙層が伝熱による熱損失を抑えるので、保
温効率がさらに高まる。
【0012】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明の電気加熱保
温容器をより詳細に説明する。図1〜図3に本発明の電
気加熱保温容器の第一の実施例を示す。図1では、本実
施例の電気加熱保温容器1について、内容器2の外表面
を図示するために、外容器3を縦断面で示している。図
1に示す電気加熱保温容器1は、内容器2が断熱層であ
る空隙部4を隔てて外容器3内に収容され、これらの開
口部が一体化された二重壁構造の容器である。本実施例
の電気加熱保温容器1の図中A−Aの位置における横断
面を図2に示す。内容器2の空隙部4側には、高抵抗金
属酸化膜5が成膜され、その上に絶縁膜6が成膜され、
さらにその上に、高反射率金属酸化膜7が積層されてい
る。
【0013】内容器2及び外容器3は、ソーダガラス、
ホウケイ酸ガラス等の透明なガラスからなるものである
ことが好ましい。
【0014】高抵抗金属酸化膜5は、In23−SnO
2(以下、ITOという。)、Sb23−SnO2(以
下、ATOという。)、Al23−ZnO(以下、AZ
Oという。)、F2−SnO2(以下、FTOとい
う。)、F2−ZnO(以下、FZOという。)、Ga
2−ZnO(以下、GZOという。)からなる群から
選択された1種又は2種以上からなるものであることが
好ましい。高抵抗金属酸化膜5の厚さは、50nm〜1
μmとするのが好ましい。高抵抗金属酸化膜5を形成す
る方法としては、ゾルゲル法、蒸着法、スパッタリング
法を採用することができ、特に、ゾルゲル法が好適であ
る。また、高抵抗金属酸化膜5は、内容器2外表面の全
体又は一部に形成することができる。図1に示す電気加
熱保温容器1では、高抵抗金属酸化膜5に、内容器2の
高さ方向に沿って、内容器2の口元部2aから底部2b
にまでスリット12が設けられており、スリット12の
部分には、高抵抗金属酸化膜5が形成されていない。高
抵抗金属酸化膜5の好ましい抵抗率は、ファン・デル・
パウ法(「透明導電膜の技術」第1版(オーム社刊)、
271〜272頁参照。)による測定に基づき、その値
が1×10-5Ω・cmよりも大きければよく、抵抗率が
上記以下であると高抵抗金属酸化膜が発熱しにくくな
り、発熱効率が悪くなるのに加え、低抵抗化に伴いコス
トアップになる。また、上限値としては0.1Ω・cm
以下にすることが好ましい。0.1Ω・cmを超えると
急激な温度上昇がおき、ガラスの内部応力が増加し、破
損のおそれがある。なお、高抵抗金属酸化膜はガラスに
直接設けてもよいが、ガラスの表面に傷等がある場合に
は、ガラスの表面にSiO2の膜を設け、その上に高抵
抗金属酸化膜を設けてもよい。
【0015】電極8としては、銀、銅、ニッケル等の金
属あるいは半導体材料が用いられる。電極8の形成は、
特に限定しないが、細長い薄片状のものが、はんだ付け
により高抵抗金属酸化膜5に密着させやすく好ましい
が、その他スパッタや蒸着により薄膜状に形成してもよ
い。図1に示す電気加熱保温容器1では、電極8a,8
bを、内容器2の口元部2aから底部2b付近にまで、
互いに近接させて配置し、その間にスリット12を配置
している。電極8a,8bは、その下端部において、電
極8a,8bにはんだ付け等により接続された導線9,
9を介して電源14に接続されている。なお導線9は、
絶縁被覆された導線である。高抵抗金属酸化膜5は、ス
リット12が設けられているため、電流が、図1及び図
2に矢印eで示すように、容器1の周方向に流れるよう
になっている。なお、図1においては絶縁膜6、高反射
率金属酸化膜7もスリットが入っているが、絶縁膜6に
スリットが入っていない状態でも何ら問題はない。さら
に高反射率金属酸化膜7も、絶縁膜6上に付いているの
であれば、スリットを設けなくとも問題は生じない。
【0016】絶縁膜6は、SiO2、Al23、CaF2
(蛍石)及びTiO2からなる群から選択された1種又
は2種以上からなるものであることが好ましい。絶縁膜
6の厚さは、50nm〜1μmとするのが好ましい。絶
縁膜6を形成する方法としては、ゾルゲル法、蒸着法、
スパッタリング法を採用することができ、特に、ゾルゲ
ル法が好適である。
【0017】高反射率金属酸化膜7は、ITO、AT
O、AZO、FTO、FZO及びGZOからなる群から
選択された1種又は2種以上からなるものであることが
好ましい。特に、ITOからなるものであることが好ま
しい。高反射率金属酸化膜7の厚さは50nm〜1μm
とするのが好ましい。高反射率金属酸化膜7を形成する
方法としては、ゾルゲル法、蒸着法、スパッタリング法
を採用することができ、特に、ゾルゲル法が好適であ
る。高反射率金属酸化膜の反射率は、赤外線が40%以
上反射する膜であればよい。特に15μmの波長を40
%以上反射することができる高反射率金属酸化膜である
ことが望ましい。反射率が40%未満であると輻射によ
り逃げる熱量が大きくなり保温性能が悪くなる。なお高
抵抗金属酸化膜自体の反射率が、赤外線を40%以上反
射する膜である場合には、絶縁膜および高反射率金属酸
化膜を設ける必要がない。
【0018】図3に、本実施例の電気加熱保温容器1の
電極8部分の構造を示す。高抵抗金属酸化膜5、及び、
高抵抗金属酸化膜5上に設けた電極8の空隙部4側に
は、絶縁膜6及び高反射率金属酸化膜7が積層されてい
る。
【0019】次に、図4を用いて本実施例の加熱保温容
器1の製造工程を説明する。まず、口元部2aを有する
内容器2を所望の形状に成形加工する。そして、外容器
3を、内容器2とほぼ相似した形状で、内容器2を空隙
部4を隔てて収容し得る寸法で成形加工した後、口元部
3aを有する上部外容器3bと、導線貫通孔10及び排
気用チップ管11を含む下部外容器3cとに分割する。
導線貫通孔10は導線9を通し封止するために設けられ
るが、外容器に2箇所穿孔し、封止する構造であった
り、ハーメチックシールを用いても良い。また排気用チ
ップ管11は、空隙部4を排気するために設けられる。
【0020】次に、内容器2の外表面に高抵抗金属酸化
膜5であるITO膜を設ける。ゾルゲル法によって高抵
抗金属酸化膜5を形成する場合には、まず、金属錯体の
溶液を調製し、内容器2の外表面に塗布した後、加熱処
理によって金属錯体を熱分解させて、高抵抗金属酸化膜
5を形成する。一例を挙げると、まず、原料となる金属
(In:Sn=95〜80:5〜20)4質量%と溶媒
(アセチルアセトン10質量%、イソプロピルアルコー
ル25質量%、エタノール25質量%、プロピレングリ
コール30質量%)とを含む原料液を調製する。次い
で、この原料液を内容器2の外表面に付着させた後、余
分な原料液を取り除き、室温で、又は、加熱して溶媒を
気化させる。溶媒が除去されたことを確認した後、約3
00〜600℃にまで温度を上げて熱分解させる。この
加熱処理によって、金属(In、Sn)が酸化され、高
抵抗金属酸化膜5が形成される。溶媒の除去や熱分解の
終了は、予め確認したTG−DTA(示差熱・熱重量同
時分析)曲線から求めた温度や膜の色から判断する。
【0021】1回の操作により成膜できる厚みは、原料
液の濃度などを調整することによりある程度調節でき
る。上記原料液で成膜される膜の厚みは0.05〜0.
5μmであり、上記操作を1回から数回繰り返すことに
より、高抵抗金属酸化膜5を望ましい厚さにすることが
できる。
【0022】次に、高抵抗金属酸化膜5上に電極8a,
8bを設けるとともに、該電極8a,8bに、はんだ付
け等により導線9,9を接続する。本実施例では、図1
に示すように、高抵抗金属酸化膜5に、内容器2の高さ
方向にスリット12を形成し、該スリット12の左右に
電極8a,8bを配置している。スリット12は、スリ
ット12を形成する位置を予め、マスキングしておき、
内容器2全体に高抵抗金属酸化膜5の原料液を塗布した
後、該被覆を取り除く等により、形成することができ
る。スリット12は,エッチング液により溶かすことも
できる。例えばITOを用いた場合、ITOは結晶性の
インジウム・錫酸化物であるため、電極を形成するため
の腐食操作(エッチング)加工時に、強酸である王水
(塩酸と硝酸の混合酸)や塩酸/塩化鉄系溶液を用いる
ことができる。
【0023】次に、絶縁膜6を高抵抗金属酸化膜5の空
隙部4側に形成する。ゾルゲル法を用いる場合には、次
の方法を採ることができる。SiO2等を含む原料液を
調製し、この原料液を、高抵抗金属酸化膜5の外表面に
付着させる。その後、加熱して加水分解・重合反応を行
い、絶縁膜6を形成させる。一例を挙げると、まず、2
8.9質量%のSi(OC254、43.5質量%の
25OH、27.2質量%のH2O、0.003質量
%のHClを含む原料液を調製する。次いで、この原料
液を、高抵抗金属酸化膜5の外表面に付着させる。その
後、約300〜500℃として加水分解・重合反応を行
う。このとき生じた膜(SiO2)は透明である。
【0024】次に、高反射率金属酸化膜7を絶縁膜6の
空隙部4側に形成する。ゾルゲル法を用いる場合には、
次の方法を採ることができる。まず、高抵抗金属酸化膜
5の場合と同様にして絶縁膜6の外表面に金属酸化物膜
を形成し、これを、真空等の還元雰囲気中で、例えば4
00〜600℃の温度で加熱処理(アニール処理)して
還元すると、該金属酸化物膜の反射率が大きくなり、高
反射率金属酸化膜7が形成される。一例を挙げると、ま
ず、高反射率金属酸化膜7となるITO膜を設けるため
に、原料となる金属(In:Sn=95〜80:5〜2
0)4質量%と溶媒(アセチルアセトン10質量%、イ
ソプロピルアルコール25質量%、エタノール25質量
%、プロピレングリコール30質量%)を含む原料液を
調製する。次に、この原料液を、絶縁膜6の外表面に付
着させる。その後、余分な原料液を取り除き、室温で、
又は加熱して溶媒を除去する。溶媒が除去されたことを
確認した後、約400〜700℃にまで温度を上げて熱
分解させる。溶媒の除去や熱分解の終了は、予め確認し
たTG−DTA(示差熱・熱重量同時分析)曲線から求
めた温度や膜の色から判断する。上記原料液を用いた場
合、熱分解でできた金属酸化物の膜は黄色がかった透明
である。続いて、上部外容器3b内に内容器2の上部を
収容し、内容器2の口元部2aと外容器3の口元部3a
とを溶融させ、気密に接合する。次いで、下部外容器3
cを、内容器2の下部を覆うように配置し、上部外容器
3bの下端部と下部外容器3cの上端部とを溶融させ、
気密に接合して一体化する。なお、等間隔の空隙部4を
隔てて内容器2が収容されるように、上部外容器3b内
の側壁部分にパッド13,13を設けてもよい。パッド
13,13は、下部外容器3cを接合する前に取り除く
ことができる。その後、真空雰囲気中にこの容器を配置
し、約400〜600℃でアニール処理を行うと、膜は
黒色から青色の透明な高反射率金属酸化膜7となる。ア
ニール処理により、不要な酸素原子等を除去することが
でき、金属酸化膜の抵抗率を1オーダー下げることがで
きる。例えば抵抗率が10-3Ω・cmのオーダーの値で
あれば、10-4Ω・cmのオーダーの値とすることがで
きる。また、膜内のキャリア濃度を1019cm-3のオー
ダーの値から1020あるいは1021cm-3のオーダーの
値に上げることができるので、膜の電磁波反射能が向上
し、輻射熱の防止効果も高まる。
【0025】その後、図1に示すように、電極8a,8
bに接続した導線9,9を導線貫通孔10を通して外容
器3の外部に引き出し、導線貫通孔10を封止する。導
線9,9の末端は電源14に接続する。さらに、空隙部
4を真空引きした後、排気用チップ管11を封止し、冷
却して、空隙部4が真空である電気加熱保温容器1とす
る。
【0026】なお、導線貫通孔10を設ける位置は、容
器の形状に応じて適宜決定すればよい。また、導線貫通
孔10から引き出した導線9,9は外部から見えにくい
場所に配することが望ましく、例えば、外容器の一部に
おいて、合成樹脂等からなる被覆部材で被覆すればよ
い。
【0027】本実施例の電気加熱保温容器1において
は、内容器2の空隙部4側に、抵抗率が、ファン・デル
・パウ法に基づき1×10-5Ω・cmより大きな高抵抗
金属酸化膜を設け、この高抵抗金属酸化膜5に電流を流
す電極8a,8bが形成されているので、抵抗率が高い
高抵抗金属酸化膜に電気を流した際に、電気抵抗によっ
て熱が発生し、高抵抗金属酸化膜5がヒーターの役目を
果たす。本実施例の内容器と外容器を金属とする場合に
は、高抵抗膜の内側に絶縁膜を設けると良い。この保温
容器1では、ヒーターとして働く高抵抗金属酸化膜5と
内容器2との接触が確実である。このため、ヒーターや
内容器2底面の形状が複雑な従来品に比べて、熱交換率
が高くなる。また、内容器2の外表面に形成された高抵
抗金属酸化膜5を発熱させることができるため、内容器
2を広範囲にわたって加熱することができる。したがっ
て、内容器2内の内容物を加熱する際の加熱効率を高め
ることができる。また、絶縁膜6と高反射率金属酸化膜
7を設けたことにより、高抵抗金属酸化膜5で発生した
熱が空隙部4方向に伝わりにくくなり、該熱の大部分は
内容器2側に向かって移動する。したがって、さらに加
熱効率が高まる。そして、電極8を、絶縁膜6及び低抵
抗金属酸化膜7で覆っているので、空隙部4等に存在す
る酸素が電極8と接触して電極8の酸化を引き起こすの
を防止することができる。また、この電気加熱保温容器
1は、内容器2と外容器3とをガラス製とすることで、
高抵抗金属酸化膜5、絶縁膜6及び高反射率金属酸化膜
7が透明であるので、外部から内容器2内を確認するこ
とができる。さらに、内容器2と外容器3とが口元部2
a,3aのみで接合されているので、口元部2a,3a
以外の部位においては、内容器2から外容器3への伝熱
が、断熱層である空隙層4により抑えられる。したがっ
て、伝熱による熱損失が抑えられるので、保温効率が高
まる。
【0028】また、上記第一の実施例では、図1に示す
ように、電極8a,8bを、内容器2の口元部2aから
底部2b方向(縦方向)に、互いに近接させて配置し、
その間にスリット12を設けた。図1のように電極8
a,8b及びスリット12を配置した場合、電流は電極
8aから電極8bへ、内容器2の外周を周方向(図1及
び図2の矢印eの方向)に流れ、電極8a,8b間の高
抵抗金属酸化膜5を発熱させる。従って、図1のように
電極8a,8bを配置することにより、電極8a,8b
間の距離が長くなり、抵抗が大きくなるので、発熱量が
大きくなり、効率よく加熱することができる。
【0029】図6に、本発明の電気加熱保温容器の第二
の実施例を示す。この実施例では、電極8cと8dと
が、内容器2の中心軸に対してほぼ回転対称の位置に、
内容器2の縦方向に配置されている。この容器には、ス
リットは設けられておらず、高抵抗金属酸化膜5が内容
器2の外表面全体に形成され、その空隙部側に絶縁膜6
及び高反射率金属酸化膜7が形成されている。この容器
では、電流が、電極8cから電極8dへ、内容器2の外
周を右回り方向及び左回り方向に流れ、高抵抗金属酸化
膜5を発熱させる。この実施例の電気加熱保温容器で
は、スリットを設ける必要がないので、第一の実施例の
場合よりも製造工程が少なく、容易に製造することがで
きる。
【0030】図7に、本発明の電気加熱保温容器の第三
の実施例を示す。この実施例では、一方の電極8eが、
内容器2の口元部2a付近において周方向にわたって設
けられ、他方の電極8fが、内容器2の胴部の下部に周
方向にわたって設けられている。この容器では、高抵抗
金属酸化膜5が内容器2の外表面全体に形成され、その
空隙部側に絶縁膜6及び高反射率金属酸化膜7が形成さ
れ、電流が、電極8eから電極8fに流れ、電極8e,
8f間の高抵抗金属酸化膜5を発熱させる。この実施例
の電気加熱保温容器では、電極8e,8fの形状が、第
一〜第二の実施例の場合よりも単純であるため、製造が
容易である。
【0031】なお、実施例1から3では、電極8を2カ
所に設けたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、目的に応じて、ヒーター容量を変えるために、電極
を3カ所以上設け、必要な容量に応じて、適宜電極を選
定してもよい。また図3に示すように、電極8の空隙部
4側に、絶縁膜6及び高反射率金属酸化膜7が形成され
ている例を示したが、本発明の電気加熱保温容器の電極
部分の構造はこれに限定されるものではない。図5に、
実施例1から3に適用できる電気加熱保温容器の電極8
部分の別の構造を示す。高抵抗金属酸化膜5、及び、高
抵抗金属酸化膜5上に設けた電極8の空隙部4側には、
絶縁膜6及び高反射率金属酸化膜7が積層されていな
い。上記構造にするには、製造工程中、高抵抗金属酸化
膜5及び電極を設けた後、絶縁膜6及び高反射率金属酸
化膜7を設ける前に、電極8の部分をマスキングしてお
くだけでよい。
【0032】上記実施例では、内容器2に高抵抗金属酸
化膜5を設け、該膜に電極8を設け、絶縁膜6、高反射
率金属酸化膜7を設けた後、該内容器2と外容器3とを
一体化させ、アニール後に封止を行って二重構造の電気
加熱保温容器1としたが、本発明の電気加熱保温容器の
製造方法はこの方法に限定されるものではない。第2の
製造方法としては、内容器に高抵抗金属酸化膜を設け、
該膜に電極を設け、絶縁膜を設けた後に外容器を一体化
し、その後、高反射率金属酸化膜の原料液を排気用チッ
プ管から注入して成膜してアニール処理を行い、チップ
管の封止を行う方法がある。また、第3の製造方法とし
て、第2の製造方法の絶縁膜を設ける工程と、外容器と
内容器を一体化する工程とを逆にする方法を採ることも
できる。ただし、第2の製造方法及び第3の製造方法に
おいては、外容器と内容器を一体化する工程の後の高反
射率金属酸化膜の成膜方法として、スパッタ、蒸着等の
技術を用いることは難しいため、ゾルゲル法を用いるの
が好ましい。
【0033】また従来の電気加熱保温容器では開口部に
輻射対策の金属膜を設けると、開口部の金属膜を介して
熱伝導で逃げる熱量が多くなるため、開口部に設けるこ
とはできなかった。しかし上記実施例で用いる高反射率
金属酸化膜の熱伝導度は金属の熱伝導度の100分の1
程度であるため、容器の開口部に高反射率金属酸化膜を
設けても熱伝導による熱ロスは殆ど生じない。従って少
なくとも内容器3の開口部に高反射率金属酸化膜を設け
ることにより熱伝導による熱ロスが少なく、輻射熱によ
る熱ロスも少なくすることができ、消費電力を少なくす
ることができる。また、上記実施例では、内容器2及び
外容器3として透明なガラス製のものを用いたが、これ
ら内容器及び外容器として、金属製のものを用いてもよ
い。この場合、外部から内容器内を見ることはできない
ものの、上記実施例と同様に、熱効率が優れた容器とす
ることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の、内容器が空隙部を隔てて外容
器内に収容され、これらが一体化された電気加熱保温容
器にあっては、内容器の空隙部側に、抵抗率が1×10
-5Ω・cm以上である高抵抗金属酸化膜と、この高抵抗
金属酸化膜に電流を流す電極が形成されている構造とす
ることにより、高抵抗金属酸化膜において広範囲にわた
って効率よく熱を発生させることができ、高い保温性能
を有する。また、高抵抗金属酸化膜の空隙部側に、この
高抵抗金属酸化膜よりも抵抗率が低い低抵抗金属酸化膜
が、絶縁膜を介して形成されていることにより、輻射熱
を防止し、保温性能を高めることができる。さらに、外
容器と内容器とをガラス製とし、高抵抗金属酸化膜、絶
縁膜及び低抵抗金属酸化膜に透明な材料を用いることに
より、加熱保温容器外部から内容器内を確認することが
できる。また、外容器と内容器とが口元部のみで接合さ
れていることにより、断熱層である空隙層が伝熱による
熱損失を抑え、保温性能が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気加熱保温容器の第一実施例を示
す概略図である。
【図2】 図1記載の電気加熱保温容器の断面図であ
る。
【図3】 図1記載の電気加熱保温容器の構造の一部を
示す概略図である。
【図4】 図1記載の電気加熱保温容器の製造工程の一
例を示す図である。
【図5】 本発明の電気加熱保温容器の構造の一部の一
実施態様を示す概略図である。
【図6】 本発明の電気加熱保温容器の第二実施例を示
す概略図である。
【図7】 本発明の電気加熱保温容器の第三実施例を示
す概略図である。
【符号の説明】
1…電気加熱保温容器、2…内容器、2a…内容器の口
元部、3…外容器、3a…外容器の口元部、4…空隙
部、5…高抵抗金属酸化膜、6…絶縁膜、7…高反射率
金属酸化膜、8…電極、9…導線、10…導線貫通孔、
11…排気用チップ管、12…スリット、13…パッ
ド、14…電源
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 勲 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本酸 素株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA35 BA23 BA36 CA15 CA16 CA71 CB17 DB02 DB07 FA16 FB15 FB25 FC02 FC07 FC09 FC20 FD10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容器が空隙部を隔てて外容器内に収容
    され、これらが一体化された電気加熱保温容器であっ
    て、 内容器の空隙部側に、高抵抗金属酸化膜と、該高抵抗金
    属酸化膜に電流を流す電極が形成され、該高抵抗金属酸
    化膜が赤外線を40%以上反射することを特徴とする電
    気加熱保温容器。
  2. 【請求項2】 内容器が空隙部を隔てて外容器内に収容
    され、これらが一体化された電気加熱保温容器であっ
    て、 内容器の空隙部側に、高抵抗金属酸化膜と、該高抵抗金
    属酸化膜に電流を流す電極が形成され、高抵抗金属酸化
    膜の空隙部側に、赤外線を40%以上反射する高反射率
    金属酸化膜が、絶縁膜を介して形成されていることを特
    徴とする電気加熱保温容器。
  3. 【請求項3】 外容器と内容器とがガラス製であり、高
    抵抗金属酸化膜と絶縁膜と高反射率金属酸化膜とが透明
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気加
    熱保温容器。
  4. 【請求項4】 外容器と内容器とが、口元部でのみ接合
    されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項に記載の電気加熱保温容器。
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