JP2003338667A - 配線基板 - Google Patents

配線基板

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JP2003338667A
JP2003338667A JP2002147928A JP2002147928A JP2003338667A JP 2003338667 A JP2003338667 A JP 2003338667A JP 2002147928 A JP2002147928 A JP 2002147928A JP 2002147928 A JP2002147928 A JP 2002147928A JP 2003338667 A JP2003338667 A JP 2003338667A
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Hideya Minazu
秀也 水津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線基板を小型化するとともに、複数の貫通
導体と同一面接地導体の線路導体と反対側の端との間に
おける高周波信号の共振現象を大幅に抑制して、線路導
体からの電界放射を抑制すること。 【解決手段】 絶縁基板2の上面に形成され、10Gbp
s以上の高周波信号が伝送される線路導体3と、その両
側に形成された線路状の同一面接地導体4と、絶縁基板
2下面の略全面に形成された接地導体5と、同一面接地
導体4および接地導体5を電気的に接続する複数の貫通
導体6とを具備し、複数の貫通導体6は、線路導体3に
平行な方向における間隔が高周波信号の波長の1/4以
下であり、線路導体3に直交する方向における線路導体
3を間に挟む間隔が波長の1/2以下であり、同一面接
地導体4の線路導体3と反対側の端との間隔が0.1mm
以下である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、高周波信号が伝送
される線路導体およびその両側に所定間隔をもって形成
された同一面接地導体を有するコプレーナ構造の伝送線
路が形成された配線基板に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、携帯電話等の通信分野等で用いら
れる高周波信号伝送用の配線基板は、絶縁性および放熱
性に優れたセラミックス等から成る絶縁基板を用いた、
10G(ギガ)ビット/秒(10Gbps)を超えるデータ
通信のビットレートのものが広く用いられるようになっ
てきている。なお、一般に10Gbpsは16GHz程度に
相当する。 【0003】従来のコプレーナ構造の伝送線路を有する
配線基板を図8に示す。図8(a)は従来の配線基板の
平面図、(b)は(a)のB−B'線における断面図で
ある。同図において、101は配線基板、102はセラミック
ス等からなる絶縁基板、103は絶縁基板102の上面に形成
された線路導体、104は線路導体103の両側に所定間隔を
もって形成された同一面接地導体、105は絶縁基板102の
下面の略全面に形成された接地導体、106は同一面接地
導体104および接地導体105を接続するとともに線路導体
103の両側に形成された貫通導体である。 【0004】配線基板102は、アルミナセラミックス等
のセラミックスからなる絶縁基板102の上面に線路導体1
03および同一面接地導体104が形成され、絶縁基板102の
下面には接地導体105が形成されており、同一面接地導
体104と接地導体105は貫通導体106により電気的に接続
されている。 【0005】近年、このような高周波信号伝送用の配線
基板には、10Gbpsを超えるビットレートの高周波信
号伝送用の用途が増加してきており、これに伴って10G
bpsを超えるビットレートの高周波信号の伝送特性の
向上が求められている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すような従来の配線基板101の構造では、動作周波数
を高周波化していくと、複数の貫通導体106と、同一面
接地導体104の線路導体103と反対側の端との間で高周波
信号の電磁的な共振現象が発生して、線路導体103の伝
送特性が劣化するという問題点があった。この共振現象
は高周波信号の伝送特性の劣化のみならず、線路導体10
3にボンディングワイヤ等で電気的に接続されるIC,
LSI等の半導体素子の誤動作等の原因となる。 【0007】上記の共振現象は、貫通導体106の線路導
体103と反対側の端と、同一面接地導体104の線路導体10
3と反対側の端との間隔を大きくすることで抑制するこ
とができるが、共振現象の十分な抑制を行なうには配線
基板が大型化されるため、この配線基板101を備えた半
導体装置や光半導体装置の小型化が困難となる。このよ
うなことから、従来の配線基板101においては、上記の
共振現象を抑制した小型化されたものとすることが課題
とされてきた。 【0008】従って、本発明は上記問題点に鑑みて完成
されたものであり、その目的は、配線基板を小型化する
とともに、複数の貫通導体と同一面接地導体の線路導体
と反対側の端との間における高周波信号の共振現象を大
幅に抑制して、線路導体からの電界放射を抑制すること
にある。また、その結果、マイクロ波帯からミリ波帯に
わたって(10Gbps以上の)高周波信号の伝送特性が
良好な高周波用の小型の配線基板を提供することであ
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の配線基板は、絶
縁基板の上面に形成され、10ギガビット/秒以上の高周
波信号が伝送される線路導体と、該線路導体の両側に所
定間隔をもって形成された線路状の同一面接地導体と、
前記絶縁基板の下面の略全面に形成された接地導体と、
前記同一面接地導体および前記接地導体を電気的に接続
する複数の貫通導体とを具備しており、前記複数の貫通
導体は、前記線路導体に平行な方向における間隔が前記
高周波信号の波長の1/4以下であり、前記線路導体に
直交する方向における前記線路導体を間に挟む間隔が前
記波長の1/2以下であり、前記同一面接地導体の前記
線路導体と反対側の端との間隔が0.1mm以下であるこ
とを特徴とする。 【0010】本発明の配線基板は、複数の貫通導体は、
線路導体に平行な方向における間隔が高周波信号の波長
の1/4以下であり、線路導体に直交する方向における
線路導体を間に挟む間隔が波長の1/2以下であり、同
一面接地導体の線路導体と反対側の端との間隔が0.1m
m以下であることにより、複数の貫通導体と同一面接地
導体の線路導体と反対側の端との間における高周波信号
の共振現象を大幅に抑制することができる。また、同一
面接地導体の線路導体と反対側の端のエッヂ効果によ
り、線路導体に対するシールド効果が得られ、電界放射
を抑制することができる。その結果、同一面接地導体の
端のエッヂ効果によるシールド効果と、複数の貫通導体
によるシールド効果が複合的に作用することにより、強
固なシールド効果が得られ、広帯域にわたって伝送特性
に優れた高周波用の小型の配線基板を提供することがで
きる。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明の配線基板について以下に
詳細に説明する。図1(a)は本発明の配線基板につい
て実施の形態の一例を示す平面図、(b)は(a)のA
−A'線における断面図である。同図において、1は配
線基板、2はセラミックス等から成る絶縁基板、3は線
路導体、4は同一面接地導体、5は接地導体、6は貫通
導体である。 【0012】本発明の配線基板1は、絶縁基板2の上面
に形成され、10Gbps以上の高周波信号が伝送される
線路導体3と、線路導体3の両側に所定間隔をもって形
成された線路状の同一面接地導体4と、絶縁基板2の下
面の略全面に形成された接地導体5と、同一面接地導体
4および接地導体5を電気的に接続する複数の貫通導体
6とを具備し、複数の貫通導体6は、線路導体3に平行
な方向における間隔が高周波信号の波長の1/4以下で
あり、線路導体3に直交する方向における線路導体3を
間に挟む間隔が波長の1/2以下であり、同一面接地導
体4の線路導体3と反対側の端との間隔が0.1mm以下
である。 【0013】本発明の配線基板1は、絶縁基板2の上面
に形成された線路導体3と、線路導体3の両側に所定間
隔をもって形成された同一面接地導体4と、絶縁基板2
の下面に形成された接地導体5とによって、コプレーナ
構造の伝送線路を構成している。そして、同一面接地導
体4および接地導体5は複数の貫通導体6によって電気
的に接続されており、これらの貫通導体6を線路導体3
の両側に線路導体3に平行な方向(高周波信号の伝送方
向)に並ぶように配列することで線路導体3の電界放射
を抑制することができる。 【0014】即ち、本発明の配線基板1は、上記のコプ
レーナ構造の伝送線路により線路導体3の特性インピー
ダンスの整合がとれ、さらにマイクロ波帯さらにはミリ
波帯という高い周波数帯域で問題になる上記の共振現象
および線路導体3からの電界放射を抑制することができ
る。つまり、同一面接地導体4の線路導体3と反対側の
端のエッヂ効果により線路導体3に対するシールド効果
が得られ、電界放射を抑制することができる。そして、
同一面接地導体4の端のエッヂ効果によるシールド効果
と複数の貫通導体6によるシールド効果とが複合的に作
用することにより、より強固なシールド効果が得られ、
より広帯域にわたって伝送特性がさらに良好な高周波用
の配線基板1となる。 【0015】なお、線路導体3と同一面接地導体4との
所定間隔は例えば0.05mm程度である。この所定間隔
は、線路導体3の幅、絶縁基板2の厚み、絶縁基板2の
誘電率等に依存するものであり、例えば線路導体3の幅
が0.1mm、絶縁基板2の厚みが0.2mm、絶縁基板2の
比誘電率が9.6の場合で、線路導体3におけるインピー
ダンスを50Ωに整合させる場合、上記所定間隔は0.05m
m程度となる。 【0016】本発明の配線基板1においては、貫通導体
6と、同一面接地導体4の線路導体3と反対側の端との
間隔L(図1)が0.1mm以下である。0.1mmより大き
くなると、高周波信号の共振現象が発生したり配線基板
1が大型化する。その結果、高周波信号の伝送特性が劣
化するとともに、配線基板1を組み込んだ半導体装置や
光半導体装置の小型化が困難となる。 【0017】本発明の絶縁基板2の材料としては、アル
ミナ(Al23)セラミックス、窒化アルミニウム(A
LN)セラミックス、ムライト(3Al23・2SiO
2)セラミックス等のセラミックス材料やガラスセラミ
ックス等の無機系材料、四ふっ化エチレン樹脂(ポリテ
トラフルオロエチレン;PTFE),四ふっ化エチレン
−エチレン共重合樹脂(テトラフルオロエチレン−エチ
レン共重合樹脂;ETFE),四ふっ化エチレン−パー
フルオロアルコキシエチレン共重合樹脂(テトラフルオ
ロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重
合樹脂;PFA)等のフッ素樹脂,ガラスエポキシ樹
脂,ポリフェニレンエーテル樹脂,液晶ポリエステル,
ポリイミド等の樹脂系材料などが用いられる。また、絶
縁基板2の形状、寸法(厚み、幅、長さ)は、使用され
る高周波信号の周波数や特性インピーダンスなどに応じ
て設定される。 【0018】本発明の線路導体3と同一面接地導体4と
接地導体5は、高周波信号伝送用として適した金属から
成り、例えばCu、Mo−Mn、WまたはMo−Mnの
メタライズ層上にNiめっき層およびAuめっき層を被
着させたもの、Wメタライズ層上にNiめっき層および
Auめっき層を被着させたものからなり、厚膜印刷法お
よびめっき処理法などにより形成される。また、Cr−
Cu合金層、Cr−Cu合金層上にNiめっき層および
Auめっき層を被着させたもの、Ta2N層上にNi−
Cr合金層およびAuめっき層を被着させたもの、Ti
層上にPt層およびAuめっき層を被着させたもの、ま
たはTi層上にPd層およびAuめっき層を被着させた
ものから成り、蒸着法、スパッタリング法、CVD法、
めっき法等の薄膜形成法やメッキ処理法により形成さ
れ、またフォトリソグラフィ法、エッチング法、リフト
オフ法等によって所定パターンに加工される。その厚み
や幅も伝送される高周波信号の周波数や特性インピーダ
ンスなどに応じて設定される。 【0019】また、線路導体3と同一面接地導体4およ
び接地導体5との上下方向(厚さ方向)での間隔は、伝
送される高周波信号の周波数や特性インピーダンスなど
に応じて設定される。また、貫通導体6は同一面接地導
体4および接地導体5を電気的に接続するように形成さ
れ、貫通導体6となる貫通孔の内面に導体層を形成した
り、貫通孔にW、Mo等からなる金属ペーストを充填し
たり、あるいは貫通孔に金属板、金属棒または金属パイ
プ等を埋設することにより設けられる。 【0020】貫通導体6の断面形状は略円形であり、そ
の直径は0.05mm以上が良い。0.05mm未満だと、貫通
導体6の形成が困難になる。その結果、同一面接地導体
4と接地導体5とが電気的に接続されにくくなる。 【0021】また、貫通導体6の線路導体3に平行な方
向における間隔X(図1)は高周波信号の波長の1/4
以下であり、線路導体3に直交する方向における線路導
体3を間に挟む間隔Yは波長の1/2以下である。間隔
Xが高周波信号の波長の1/4を超えるか、間隔Yが高
周波信号の波長の1/2を超えると、共振現象が発生す
ることとなる。なお、高周波信号の波長λは、λ=C/
{f・(εr1/2}(C:光速、f:周波数、εr:絶縁
基板2の比誘電率)から求められる。 【0022】また、本発明においては、高周波信号の周
波数は10Gbps以上であり、この周波数において高周
波信号の共振現象が発生し易くなるが、本発明の上記構
成を採用することによって、共振現象を大幅に抑制する
ことができる。また、高周波信号の周波数は125bps
(200GHz)以下が好ましく、125bpsを超えると、
上式λ=C/{f・(εr1/2}より得られる貫通導体6
の間隔Xおよび間隔Yが狭くなり、配線基板1の加工作
製が困難となる。 【0023】 【実施例】本発明の配線基板の実施例を以下に説明す
る。 【0024】図1のような本発明の配線基板1を以下の
ように構成した。絶縁基板2として、比誘電率が9.6の
アルミナセラミックスからなり、縦10mm×横5mm×
厚み0.2mmのものを用意し、絶縁基板2の上面に、真
空蒸着法により、厚さ0.1μmのTiより成る密着金属
層、厚さ0.2μmのPdより成る拡散防止層、厚さ2.0μ
mのAuより成る主導体層を順次積層して成り、長さ5
mm、幅0.1mmの線路導体3と、線路導体3の両側に
0.05mmの間隔をもって、真空蒸着法により、厚さ0.1
μmのTiより成る密着金属層、厚さ0.2μmのPdよ
り成る拡散防止層、厚さ2.0μmのAuより成る主導体
層を順次積層して成り、長さ5mm、幅0.4mmの同一
面接地導体4を形成した。また、絶縁基板2の下面の全
面に、真空蒸着法により、厚さ0.1μmのTiより成る
密着金属層、厚さ0.2μmのPdより成る拡散防止層、
厚さ2.0μmAuのより成る主導体層を順次積層して成
る接地導体5を形成した。 【0025】また、同一面接地導体4の形成部内に、片
側1列で3個の貫通導体6を線路導体3の両側に形成し
た。このとき、貫通導体6は、直径0.2mmの貫通孔の
内面に、真空蒸着法により、厚さ0.1μmのTiより成
る密着金属層、厚さ0.2μmのPdより成る拡散防止
層、厚さ2.0μmのAuより成る主導体層を順次積層し
て成る導体層を被着して成り、線路導体3に平行な方向
における間隔Xは0.2mm(60GHz=37.5bpsの高
周波信号の波長の1/4以下)、線路導体3に直交する
方向における間隔Yは0.4mm(60GHzの高周波信号
の波長の1/2以下)とした。 【0026】この配線基板1について高周波信号の電界
分布および周波数特性(線路導体3における反射損失お
よび透過損失)のシミュレーションを行ない、その結果
を図2〜図7に示す。図2,図3は実施例を示し、図2
は貫通導体6と同一面接地導体4の線路導体3と反対側
の端との間隔Lが0.1mmであるときの線路導体3周囲
の電界分布、図3はLが0.1mmであるときの周波数特
性であり、図4〜図7は比較例を示し、図4はLが0.2
mmのときの電界分布、図5はLが0.2mmであるとき
の周波数特性、図6はLが4.6mmのときの電界分布、
図7はLが4.6mmであるときの周波数特性である。 【0027】図2より、貫通導体6の端と同一面接地導
体4の線路導体3と反対側の端とが電磁的に強く結びつ
き、電界放射を抑制していることが確認できた。この結
果、図3のように良好な周波数特性を得ることができ
た。 【0028】図4より、貫通導体6および同一面接地導
体4の線路導体3と反対側の端によるシールド効果が不
十分であることが判った。また、間隔Lの部位で、新た
な電界(図4のC部)が発生していることが確認でき
た。この結果、図5のように、31GHz付近で共振現象
が発生した。 【0029】図6より、電界分布、周波数特性ともに図
2,図3の場合と同等の結果が得られたが、同一面接地
導体4の線路導体3と反対側の端でのエッヂ効果による
シールド効果が効いていないため、図3の場合よりも全
体的に周波数特性(反射損失)が劣っている。またこの
場合、配線基板1が図2の場合よりも面積で8倍程度に
大型化する必要がある。 【0030】なお、本発明は上記実施の形態および実施
例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々の変更を施すことは何等差し支えない。 【0031】 【発明の効果】本発明の配線基板は、絶縁基板の上面に
形成され、10ギガビット/秒以上の高周波信号が伝送さ
れる線路導体と、線路導体の両側に所定間隔をもって形
成された線路状の同一面接地導体と、絶縁基板の下面の
略全面に形成された接地導体と、同一面接地導体および
接地導体を電気的に接続する複数の貫通導体とを具備
し、複数の貫通導体は、線路導体に平行な方向における
間隔が高周波信号の波長の1/4以下であり、線路導体
に直交する方向における線路導体を間に挟む間隔が波長
の1/2以下であり、同一面接地導体の線路導体と反対
側の端との間隔が0.1mm以下であることにより、複数
の貫通導体と同一面接地導体の線路導体と反対側の端と
の間における高周波信号の共振現象を大幅に抑制するこ
とができる。また、同一面接地導体の線路導体と反対側
の端のエッヂ効果により、線路導体に対するシールド効
果が得られ、電界放射を抑制することができる。その結
果、同一面接地導体の端のエッヂ効果によるシールド効
果と、複数の貫通導体によるシールド効果が複合的に作
用することにより、強固なシールド効果が得られ、広帯
域にわたって伝送特性に優れた高周波用の小型の配線基
板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の配線基板について実施の形態の一例を
示し、(a)は配線基板の平面図、(b)は(a)のA
−A'線における断面図である。 【図2】本発明の配線基板のシミュレーションによる電
界分布を示す平面図である。 【図3】本発明の配線基板のシミュレーションによる周
波数特性を示すグラフである。 【図4】比較例の配線基板のシミュレーションによる電
界分布を示す平面図である。 【図5】比較例の配線基板のシミュレーションによる周
波数特性を示すグラフである。 【図6】比較例の配線基板のシミュレーションによる電
界分布を示す平面図である。 【図7】比較例の配線基板のシミュレーションによる周
波数特性を示すグラフである。 【図8】従来の配線基板を示し、(a)は配線基板の平
面図、(b)は(a)のB−B'線における断面図であ
る。 【符号の説明】 1:配線基板 2:絶縁基板 3:線路導体 4:同一面接地導体 5:接地導体 6:貫通導体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 絶縁基板の上面に形成され、10ギガビッ
    ト/秒以上の高周波信号が伝送される線路導体と、該線
    路導体の両側に所定間隔をもって形成された線路状の同
    一面接地導体と、前記絶縁基板の下面の略全面に形成さ
    れた接地導体と、前記同一面接地導体および前記接地導
    体を電気的に接続する複数の貫通導体とを具備してお
    り、前記複数の貫通導体は、前記線路導体に平行な方向
    における間隔が前記高周波信号の波長の1/4以下であ
    り、前記線路導体に直交する方向における前記線路導体
    を間に挟む間隔が前記波長の1/2以下であり、前記同
    一面接地導体の前記線路導体と反対側の端との間隔が0.
    1mm以下であることを特徴とする配線基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012174781A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Mitsubishi Electric Corp 高周波信号接続構造

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JP2012174781A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Mitsubishi Electric Corp 高周波信号接続構造

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