JP2003338651A - Ld監視システム及び監視方法、並びに、そのシステムを制御するコンピュータプログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

Ld監視システム及び監視方法、並びに、そのシステムを制御するコンピュータプログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003338651A
JP2003338651A JP2002144210A JP2002144210A JP2003338651A JP 2003338651 A JP2003338651 A JP 2003338651A JP 2002144210 A JP2002144210 A JP 2002144210A JP 2002144210 A JP2002144210 A JP 2002144210A JP 2003338651 A JP2003338651 A JP 2003338651A
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JP2002144210A
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Nobuhiko Sato
伸彦 佐藤
Masatoshi Tahira
昌俊 田平
Hisashi Sawada
久 澤田
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザーダイオードの温度上昇がレーザーダ
イオードの寿命によるそれ自身の発熱によるものなの
か、環境温度の上昇によるものなのかを区別することが
でき、レーザーダイオード自身の発熱による破損を事前
に回避しうるLD監視システムを提供する。 【解決手段】 レーザーダイオードの温度を検知すると
共に、レーザーダイオードの周囲の環境温度を検知し、
検知したレーザーダイオードの温度が所定LD温度より
も高く且つ検知した環境温度が所定環境温度以下の場
合、又は、検知したレーザーダイオードの温度が所定L
D温度よりも高く且つ検知した環境温度が所定環境温度
よりも高いときに、レーザーダイオードの周囲の環境温
度を所定環境温度以下に低下させてもなお検知されるレ
ーザーダイオードの温度が所定LD温度よりも高い場合
に、警報を発するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザーダイオー
ドの温度を監視するLD監視システム及び監視方法、並
びに、そのシステムを制御するコンピュータプログラム
及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】エルビウムドープファイバ(EDF)等
を用いた光ファイバ増幅器やASE光源などの光学機器
では、EDFの励起光源としてレーザーダイオード(以
下「LD」と称する)が用いられる。一般に、LDは、
高出力の光を発するため温度上昇が著しく、その熱によ
る破損を防止するために冷却素子が組み込まれている。
しかしながら、かかるLDは、長期間使用されると冷却
素子の冷却能力が低下して温度上昇し易くなり、そのた
め熱による破損がし易くなる。そこで、LDの温度をモ
ニタしてその寿命を見極めることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、LDの温度
はLD自身の発熱により上昇するのみならず、LDの周
囲の環境温度の上昇に伴っても上昇する。そのため、L
Dの温度上昇がその寿命によるものなのか、環境温度の
上昇によるものなのかを区別することができないという
問題がある。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、LDの温度上昇がL
Dの寿命によるそれ自身の発熱によるものなのか、環境
温度の上昇によるものなのかを区別することができ、L
D自身の発熱による破損を事前に回避しうるLD監視シ
ステム及び監視方法、並びに、そのシステムを制御する
コンピュータプログラム及びそれを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、LDの温度上
昇がLD自身の発熱によるものなのか、LDの周囲の環
境温度の上昇によるものなのかを区別できるようにした
ものである。
【0006】第1の解決手段は、LDの温度を監視する
LD監視システムであって、上記LDの温度を検知する
LD温度検知手段と、上記LDの周囲の環境温度を検知
する環境温度検知手段と、上記LD温度検知手段によっ
て検知した上記LDの温度が所定LD温度よりも高く且
つ上記環境温度検知手段によって検知した環境温度が所
定環境温度よりも高い場合に、上記LDの周囲の環境温
度を低下させる環境温度降下手段と、上記LD温度検知
手段によって検知した上記LDの温度が上記所定LD温
度よりも高く且つ上記環境温度検知手段によって検知し
た環境温度が上記所定環境温度以下の場合、又は、上記
環境温度降下手段によって上記LDの周囲の環境温度を
上記所定環境温度以下に低下させてもなお上記LD温度
検知手段によって検知される上記LDの温度が上記所定
LD温度よりも高い場合に、警報を発する警報手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0007】上記の構成によれば、LDの温度を検知す
ると共に、LDの周囲の環境温度を検知したとき、その
検知したLDの温度が所定LD温度よりも高く且つ検知
した環境温度が所定環境温度以下の場合と、検知したL
Dの温度がその所定LD温度よりも高く且つ検知した環
境温度がその所定環境温度よりも高いときに、LDの周
囲の環境温度をその所定環境温度以下に低下させてもな
お検知されるLDの温度がその所定LD温度よりも高い
場合とが、LDの温度上昇がLD自身の発熱によるもの
であると判断できるので、LDの温度上昇がLD自身の
発熱によるものなのか、環境温度の上昇によるものなの
かを区別することができ、また、LDの温度上昇がLD
自身の発熱による場合に警報が発せられるのでLD自身
の発熱による破損を事前に回避することができる。
【0008】そして、LD温度検知手段と環境温度検知
手段と環境温度降下手段と警報手段とを有するLD監視
システムをコンピュータで制御するためのコンピュータ
プログラムは、コンピュータに、上記LD温度検知手段
でLDの温度を検知する手順と、上記環境温度検知手段
でLDの周囲の環境温度を検知する手順と、上記LD温
度検知手段によって検知したLDの温度が所定LD温度
よりも高く且つ上記環境温度検知手段によって検知した
環境温度が所定環境温度よりも高い場合に、上記環境温
度降下手段によって上記LDの周囲の環境温度を低下さ
せる手順と、上記LD温度検知手段によって検知した上
記LDの温度が上記所定LD温度よりも高く且つ上記環
境温度検知手段によって検知した環境温度が上記所定環
境温度以下の場合、又は、上記環境温度降下手段によっ
て上記LDの周囲の環境温度を上記所定環境温度以下に
低下させてもなお上記LD温度検知手段によって検知さ
れる上記LDの温度が上記所定LD温度よりも高い場合
に、警報を発する手順と、を実行させるものである。
【0009】このようなコンピュータプログラムは、フ
レキシブルディスクやCD−ROM等のコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に記録されたものがコンピュータ
にインストールされ、或いは、オンラインでコンピュー
タにダウンロードされることによりコンピュータで実行
可能な状態となる。
【0010】第1の解決手段は、上記所定LD温度が複
数設定されて複数の温度区分が形成されており、上記警
報手段が、警報が発せられる場合に、上記LD温度検知
手段によって検知される上記LDの温度が属する温度区
分によって異なる警報を発するように構成されているも
のであってもよい。かかる構成によれば、例えば、所定
LD温度を30℃、40℃及び50℃のように3つ設定
すると、〜30℃の第1区分、30〜40℃の第2区
分、40〜50℃の第3区分、及び、50℃〜の第4区
分という4つの温度区分が形成されることとなり、第2
区分ではLD交換の注意を促す警報、第3区分ではLD
の即時交換を指示する警報、第4区分ではLDのシャッ
トダウンを指示する警報をそれぞれ発する、というよう
に設定することにより、LDの交換時期を事前に予測す
ることができる。
【0011】第2の解決手段は、環境温度が変化しない
雰囲気下に設けられたLDの温度を監視するLD監視シ
ステムであって、上記LDの温度を検知するLD温度検
知手段と、上記LD温度検知手段によって検知した上記
LDの温度が所定LD温度よりも高い場合に、警報を発
する警報手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】上記の構成によれば、LDの温度上昇に環
境温度の上昇に伴うということがなく、LDの温度を検
知し、その検知したLDの温度が所定LD温度よりも高
い場合が、LDの温度上昇がLD自身の発熱によるもの
であると判断でき、また、その場合に警報が発せられる
のでLD自身の発熱による破損を事前に回避することが
できる。
【0013】そして、LD温度検知手段と警報手段とを
有するこのLD監視システムをコンピュータで制御する
ためのコンピュータプログラムは、コンピュータに、上
記LD温度検知手段でLDの温度を検知する手順と、上
記LD温度検知手段によって検知した上記LDの温度が
所定LD温度よりも高い場合に、警報を発する手順と、
を実行させるものである。
【0014】このようなコンピュータプログラムは、フ
レキシブルディスクやCD−ROM等のコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に記録されたものがコンピュータ
にインストールされ、或いは、オンラインでコンピュー
タにダウンロードされることによりコンピュータで実行
可能な状態となる。
【0015】第2の解決手段は、上記所定LD温度が複
数設定されて複数の温度区分が形成されており、上記警
報手段が、警報が発せられる場合に、上記LD温度検知
手段によって検知される上記LDの温度が属する温度区
分によって異なる警報を発するように構成されているも
のであってもよい。かかる構成によれば、例えば、所定
LD温度を30℃、40℃及び50℃のように3つ設定
すると、〜30℃の第1区分、30〜40℃の第2区
分、40〜50℃の第3区分、及び、50℃〜の第4区
分という4つの温度区分が形成されることとなり、第2
区分ではLD交換の注意を促す警報、第3区分ではLD
の即時交換を指示する警報、第4区分ではLDのシャッ
トダウンを指示する警報をそれぞれ発す、というように
設定することにより、LDの交換時期を事前に予測する
ことができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
LDの温度上昇がLD自身の発熱によるものなのか、環
境温度の上昇によるものなのかを区別することができ、
また、LDの温度上昇がLD自身の発熱による場合に警
報が発せられるのでLD自身の発熱による破損を事前に
回避することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0018】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るLD監視システム10が適用された光学機器群
Sの構成を示す。
【0019】この光学機器群Sは、複数の光学機器11
を有している。これらの光学機器11は、各々、光信号
パスOが引き出されて隣接するものに光学的に接続され
ていると共に電線Eが引き出されて電気信号通信用ネッ
トワーク12に電気的に接続されている。各光学機器1
1は、図2に示すように、内部に制御回路11aとそれ
に電線Eを介して電気的に接続されたLD11bとを有
しており、制御回路11aから外部に電線Eが引き出さ
れていると共に、光学機器11に収められた図示しない
光学素子から光信号パスO(図2では入力用及び出力用
の2本を示しているが、入力用のものがない場合もあ
る)が引き出されている。
【0020】LD監視システム10は、各光学機器11
内のLD11bに設けられたLD温度センサ(LD温度
検知手段)と、そのLD11bに近接して設けられた環
境温度センサ(環境温度検知手段)と、LD11bの周
囲の環境温度を冷却するための冷却装置(環境温度降下
手段)と、LD温度センサ、環境温度センサ及び冷却装
置が電気信号通信用ネットワーク12を介して電線Eで
電気的に接続された制御用コンピュータ13と、で構成
されている。つまり、電気信号通信用ネットワーク12
を介して全ての光学機器11内のLD11bの温度を制
御用コンピュータ13で一元管理している。
【0021】制御用コンピュータ13には、フレキシブ
ルディスクやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録された制御用のコンピュータプログ
ラムがインストールされている。そのコンピュータプロ
グラムは、制御用コンピュータ13に、各光学機器11
のLD11bについて、LD温度センサでLD11bの
温度を検知する手順と、環境温度センサでLD11bの
周囲の環境温度を検知する手順と、LD温度センサによ
って検知したLD11bの温度が所定LD温度よりも高
く且つ環境温度センサによって検知した環境温度が所定
環境温度よりも高い場合に、冷却装置によってLD11
bの周囲の環境温度を低下させる手順と、LD温度セン
サによって検知したLD11bの温度が所定LD温度よ
りも高く且つ環境温度センサによって検知した環境温度
が所定環境温度以下の場合、又は、冷却装置によりLD
11bの周囲の環境温度を所定環境温度以下に低下させ
てもなおLD温度センサによって検知されるLD11b
の温度が所定LD温度よりも高い場合に、警報を発する
手順と、を実行させるものである。
【0022】具体的なLD監視方法を図3のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0023】スタートして、まず、ステップS1では、
LD11bの温度が所定LD温度より低いかどうかを判
断する。そして、YESの場合には再びステップS1に
戻る。NOの場合にはステップS2に進む。
【0024】ステップS2では、環境温度が所定環境温
度より低いかどうかを判断する。そして、YESの場合
にはステップS5に進んでLD11bの温度上昇がLD
11b自身の発熱によるものと判断して警告を発する。
NOの場合にはステップS3に進む。
【0025】ステップS3では、冷却装置を駆動して環
境温度を所定環境温度以下となるまで低下させる。
【0026】続くステップS4では、LD11bの温度
が所定LD温度より低くなったかどうかを判断する。そ
して、YESの場合にはLD11bの温度上昇が環境温
度の温度上昇に伴うものであると判断してステップS1
に戻る。NOの場合にはステップS5に進んでLD11
bの温度上昇がLD11b自身の発熱によるものと判断
して警告を発する。
【0027】ここで、警報は、制御用コンピュータ13
のディスプレイ上への表示や音声等である。つまり、警
報手段は制御用コンピュータ13により構成される。
【0028】また、所定LD温度は30℃、40℃及び
50℃のように3つが設定されており、それによって〜
30℃の第1区分、30〜40℃の第2区分、40〜5
0℃の第3区分、及び、50℃〜の第4区分という4つ
の温度区分が形成される。そして、LD11bの温度が
第1区分のときには何等の警告も信号も発さず、一方、
LD11bの温度が第2区分のときにはLD11b交換
の注意を促す警報、LD11bの温度が第3区分のとき
にはLD11bの即時交換を指示する警報、LD11b
の温度が第4区分のときにはLD11bのシャットダウ
ンを指示する警報をそれぞれ発するように設定されてい
る。
【0029】以上の構成のLD監視システム10によれ
ば、LD11bの温度を検知すると共に、LD11bの
周囲の環境温度を検知したとき、その検知したLD11
bの温度が所定LD温度よりも高く且つ検知した環境温
度が所定環境温度以下の場合と、検知したLD11bの
温度が所定LD温度よりも高く且つ検知した環境温度が
所定環境温度よりも高いときに、LD11bの周囲の環
境温度を所定環境温度以下に低下させてもなお検知され
るLD11bの温度が所定LD温度よりも高い場合と
が、LD11bの温度上昇がLD11b自身の発熱によ
るものであると判断できるので、LD11bの温度上昇
がLD11b自身の発熱によるものなのか、環境温度の
上昇によるものなのかを区別することができ、また、L
D11bの温度上昇がLD11b自身の発熱による場合
に警報が発せられるのでLD11b自身の発熱による破
損を事前に回避することができる。
【0030】また、所定LD温度が複数設定されて複数
の温度区分が形成されており、制御用コンピュータ13
が、警報を発する場合に、LD温度センサによって検知
されるLD11bの温度が属する温度区分によって上記
のように異なる警報を発するように構成されているの
で、LD11bの交換時期を事前に予測することができ
る。
【0031】(実施形態2)本発明の実施形態2に係る
LD監視システム20が適用される光学機器群Sの構成
は実施形態1と同一であるので、図1を用いて説明す
る。また、実施形態1と同一名称のものは同一符号で示
す。
【0032】この光学機器群Sの各光学機器11は、内
部温度、すなわち、LD11bの周囲の環境温度が一定
に保たれるようになっている。
【0033】LD監視システム20は、各光学機器11
内のLD11bに設けられたLD温度センサ(LD温度
検知手段)と、LD温度センサが電気信号通信用ネット
ワーク12を介して電気的に接続された制御用コンピュ
ータ13と、で構成されている。つまり、電気信号通信
用ネットワーク12を介して全ての光学機器11内のL
D11bの温度を制御用コンピュータ13で一元管理し
ている。
【0034】制御用コンピュータ13には、フレキシブ
ルディスクやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録された制御用のコンピュータプログ
ラムがインストールされている。そのコンピュータプロ
グラムは、制御用コンピュータ13に、各光学機器11
のLD11bについて、LD温度センサでLD11bの
温度を検知する手順と、LD温度センサによって検知し
たLD11bの温度が所定LD温度よりも高い場合に、
警報を発する手順と、を実行させるものである。
【0035】具体的なLD監視方法を図4のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0036】スタートして、まず、ステップS’1で
は、LD11bの温度が所定LD温度より低いかどうか
を判断する。そして、YESの場合には再びステップ
S’1に戻る。NOの場合にはステップS’2に進む。
【0037】続くステップS’2では、LD11bの温
度上昇がLD11b自身の発熱によるものと判断して警
告を発する。
【0038】ここで、警報は、制御用コンピュータ13
のディスプレイ上への表示や音声等により構成される。
つまり、警報手段は制御用コンピュータ13により構成
される。
【0039】また、所定LD温度は30℃、40℃及び
50℃のように3つが設定されており、それによって〜
30℃の第1区分、30〜40℃の第2区分、40〜5
0℃の第3区分、及び、50℃〜の第4区分という4つ
の温度区分が形成される。そして、LD11bの温度が
第1区分のときには何等の警告も信号も発さず、一方、
LD11bの温度が第2区分のときにはLD11b交換
の注意を促す警報、LD11bの温度が第3区分のとき
にはLD11bの即時交換を指示する警報、LD11b
の温度が第4区分のときにはLD11bのシャットダウ
ンを指示する警報をそれぞれ発するように設定されてい
る。
【0040】以上の構成のLD監視システム20によれ
ば、LD11bの温度上昇に環境温度の上昇に伴うとい
うことがなく、LD11bの温度を検知し、その検知し
たLD11bの温度が所定LD温度よりも高い場合が、
LD11bの温度上昇がLD11b自身の発熱によるも
のであると判断でき、また、その場合に警報が発せられ
るのでLD11b自身の発熱による破損を事前に回避す
ることができる。
【0041】また、所定LD温度が複数設定されて複数
の温度区分が形成されており、制御用コンピュータ13
が、警報を発する場合に、LD温度センサによって検知
されるLD11bの温度が属する温度区分によって上記
のように異なる警報を発するように構成されているの
で、LD11bの交換時期を事前に予測することができ
る。
【0042】(実施形態3)図5は、本発明の実施形態
3の光学機器群S’の構成を示す。なお、実施形態1と
同一名称のものは同一符号で示す。
【0043】この光学機器群S’は、複数の光学機器1
1を有している。これらの複数の光学機器11は、各
々、1本又は2本の光信号パスOが外部に引き出されて
いると共に電線Eが引き出されて電気信号通信用ネット
ワーク12に接続されている。また、隣接した光学機器
11同士が光信号パスOを介して結合した部分もある。
その他の構成は実施形態1と同一である。
【0044】この実施形態3の光学機器群S’に対し
て、LD11bの温度及び環境温度の双方を検知する実
施形態1に係るLD監視システム10、環境温度を一定
に保ってLD11bの温度を検知する実施形態2に係る
LD監視システム20のいずれもが適用可能である。
【0045】(その他の実施形態)上記実施形態1〜3
では、制御用コンピュータ13により警報手段を構成し
たが、特にこれに限定されるものではなく、その他の視
覚的、聴覚的な警報であってもよい。
【0046】上記実施形態1〜3では、各光学機器11
と電気信号通信用ネットワーク12とを電線Eを用いて
接続した構成でのLD監視システムとしたが、特にこれ
に限定されるものではなく、それらを光ファイバ等の光
信号パスで光学的に接続して光通信により情報伝送する
構成でのものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るLD監視システムの
構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1の光学機器の概略構成を示
す図である。
【図3】LD監視システムによる監視方法1の制御のフ
ローチャートである。
【図4】LD監視システムによる監視方法2の制御のフ
ローチャートである。
【図5】本発明の実施形態1に係るLD監視システムの
構成を示す図である。
【符号の説明】
10,20 LD監視システム 11 光学機器 11a 制御回路 11b LD 12 電気信号通信用ネットワーク 13 制御用コンピュータ E 電線 O 光信号パス S,S’ 光学機器群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 久 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 5F073 BA01 EA29 FA24 FA30 GA23 GA35

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザーダイオードの温度を監視するL
    D監視システムであって、 上記レーザーダイオードの温度を検知するLD温度検知
    手段と、 上記レーザーダイオードの周囲の環境温度を検知する環
    境温度検知手段と、 上記LD温度検知手段によって検知した上記レーザーダ
    イオードの温度が所定LD温度よりも高く且つ上記環境
    温度検知手段によって検知した環境温度が所定環境温度
    よりも高い場合に、上記レーザーダイオードの周囲の環
    境温度を低下させる環境温度降下手段と、 上記LD温度検知手段によって検知した上記レーザーダ
    イオードの温度が上記所定LD温度よりも高く且つ上記
    環境温度検知手段によって検知した環境温度が上記所定
    環境温度以下の場合、又は、上記環境温度降下手段によ
    って上記レーザーダイオードの周囲の環境温度を上記所
    定環境温度以下に低下させてもなお上記LD温度検知手
    段によって検知される上記レーザーダイオードの温度が
    上記所定LD温度よりも高い場合に、警報を発する警報
    手段と、を備えたことを特徴とするLD監視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたLD監視システム
    において、 上記所定LD温度が複数設定されて複数の温度区分が形
    成されており、 上記警報手段は、警報が発せられる場合に、上記LD温
    度検知手段によって検知される上記レーザーダイオード
    の温度が属する温度区分によって異なる警報を発するよ
    うに構成されていることを特徴とするLD監視システ
    ム。
  3. 【請求項3】 レーザーダイオードの温度を監視するL
    D監視方法であって、 上記レーザーダイオードの温度を検知すると共に、上記
    レーザーダイオードの周囲の環境温度を検知し、 上記検知したレーザーダイオードの温度が所定LD温度
    よりも高く且つ上記検知した環境温度が所定環境温度以
    下の場合、又は、上記検知したレーザーダイオードの温
    度が該所定LD温度よりも高く且つ上記検知した環境温
    度が該所定環境温度よりも高いときに、上記レーザーダ
    イオードの周囲の環境温度を該所定環境温度以下に低下
    させてもなお検知される上記レーザーダイオードの温度
    が該所定LD温度よりも高い場合に、警報を発すること
    を特徴とするLD監視方法。
  4. 【請求項4】 LD温度検知手段と環境温度検知手段と
    環境温度降下手段と警報手段とを有するLD監視システ
    ムを制御するコンピュータプログラムであって、 コンピュータに、 上記LD温度検知手段でレーザーダイオードの温度を検
    知する手順と、 上記環境温度検知手段でレーザーダイオードの周囲の環
    境温度を検知する手順と、 上記LD温度検知手段によって検知したレーザーダイオ
    ードの温度が所定LD温度よりも高く且つ上記環境温度
    検知手段によって検知した環境温度が所定環境温度より
    も高い場合に、上記環境温度降下手段によって上記レー
    ザーダイオードの周囲の環境温度を低下させる手順と、 上記LD温度検知手段によって検知した上記レーザーダ
    イオードの温度が上記所定LD温度よりも高く且つ上記
    環境温度検知手段によって検知した環境温度が上記所定
    環境温度以下の場合、又は、上記環境温度降下手段によ
    って上記レーザーダイオードの周囲の環境温度を上記所
    定環境温度以下に低下させてもなお上記LD温度検知手
    段によって検知される上記レーザーダイオードの温度が
    上記所定LD温度よりも高い場合に、警報を発する手順
    と、を実行させることを特徴とするコンピュータプログ
    ラム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載されたコンピュータプロ
    グラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 環境温度が変化しない雰囲気下に設けら
    れたレーザーダイオードの温度を監視するLD監視シス
    テムであって、 上記レーザーダイオードの温度を検知するLD温度検知
    手段と、 上記LD温度検知手段によって検知した上記レーザーダ
    イオードの温度が所定LD温度よりも高い場合に、警報
    を発する警報手段と、を備えたことを特徴とするLD監
    視システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されたLD監視システム
    において、 上記所定LD温度が複数設定されて複数の温度区分が形
    成されており、 上記警報手段は、警報が発せられる場合に、上記LD温
    度検知手段によって検知される上記レーザーダイオード
    の温度が属する温度区分によって異なる警報を発するよ
    うに構成されていることを特徴とするLD監視システ
    ム。
  8. 【請求項8】 環境温度が変化しない雰囲気下に設けら
    れたレーザーダイオードの温度を監視するLD監視方法
    であって、 上記レーザーダイオードの温度を検知し、 上記検知したレーザーダイオードの温度が所定LD温度
    よりも高い場合に、警報を発することを特徴とするLD
    監視方法。
  9. 【請求項9】 LD温度検知手段と警報手段とを有する
    LD監視システムを制御するコンピュータプログラムで
    あって、 コンピュータに、 上記LD温度検知手段でレーザーダイオードの温度を検
    知する手順と、 上記LD温度検知手段によって検知した上記レーザーダ
    イオードの温度が所定LD温度よりも高い場合に、警報
    を発する手順と、を実行させることを特徴とするコンピ
    ュータプログラム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載されたコンピュータプ
    ログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
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