JP2003338356A - 発熱体素子と金属電極との取付構造 - Google Patents

発熱体素子と金属電極との取付構造

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JP2003338356A
JP2003338356A JP2002145115A JP2002145115A JP2003338356A JP 2003338356 A JP2003338356 A JP 2003338356A JP 2002145115 A JP2002145115 A JP 2002145115A JP 2002145115 A JP2002145115 A JP 2002145115A JP 2003338356 A JP2003338356 A JP 2003338356A
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heating element
metal electrode
mounting structure
alloy
mol
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JP2002145115A
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Makoto Nakao
誠 中尾
Takeshi Watanabe
剛 渡辺
Yoshihiko Murakami
嘉彦 村上
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Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より使用されていた炭化珪素焼結体から
なる発熱体素子と金属電極との取付部に大幅な変更を付
加することなく、高温酸化性雰囲気下における繰り返し
熱負荷(熱サイクル)に対する耐久性、信頼性の向上を
図ることができ、しかも低コストで簡便な発熱体素子と
金属電極との取付構造を提供する。 【解決手段】 炭化珪素焼結体からなる発熱体素子11
を金属電極12に、ボルト13及びナット15を用いて
取り付けた構造であり、発熱体素子11の、金属電極1
2との接触面11aに、Pt、Au、Ir、Ru、Re
からなる群から選択された少なくとも1種と、Siとを
含有する合金を主成分とするメタライズ層23が形成さ
れていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状もしくは平板
状の炭化珪素焼結体からなる発熱体素子と、この発熱体
素子に通電するための金属電極との取付構造に関し、特
に、高温酸化性雰囲気下においても優れた耐久性、信頼
性を有し、しかも低コストで簡便な発熱体素子と金属電
極との取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体分野、光電子分野、超
伝導分野、エネルギー分野、原子力分野等においては、
各種の加熱処理を施す際に、棒状あるいは平板状のセラ
ミックスヒータを用いた加熱処理装置が使用されてい
る。このセラミックスヒータは、一般に、導電性セラミ
ックスの炭化珪素焼結体からなる発熱体素子を、ボルト
・ナットやクランプ等の取付具を用いて金属電極に固定
し、この金属電極を介して前記発熱体素子に通電し発熱
する構造となっている。
【0003】従来の炭化珪素焼結体製の発熱体素子と金
属電極との取付構造としては、例えば、次のような取付
構造が知られている。 (イ)炭化珪素焼結体製の発熱体素子と金属電極とが接
触した状態で、これらをボルト・ナットやクランプ等の
取付具を用いて機械的に固定した構造。 (ロ)炭化珪素焼結体製の発熱体素子の、金属電極との
接触面に、Pt、Au、Ti、Ta、Cr等の金属によ
りメタライズ層を形成し、この発熱体素子のメタライズ
層と金属電極とが接触した状態で、これらをボルト・ナ
ットやクランプ等の取付具を用いて機械的に固定した構
造。
【0004】(ハ)炭化珪素焼結体製の発熱体素子の電
極取付部に、この発熱体素子と同一の材質の補助電極棒
を接合、ネジ止め等により固定して電気的に接続し、こ
の補助電極棒を温度・雰囲気等の影響が小さくなるとこ
ろまで引き出した上、この場所にて補助電極棒と金属電
極とを上記(イ)または(ロ)の取付構造により固定し
た構造。 図5は、上記の(イ)の取付構造の一例を示す断面図で
あり、炭化珪素焼結体製の発熱体素子1が、この発熱体
素子1に通電するための金属電極2に、金属製のボルト
3及び金属製の平形のワッシャ4により固定された構造
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の(イ)〜(ハ)の取付構造においては、次のような
問題点があった。(イ)の取付構造では、炭化珪素焼結
体製の発熱体素子の熱膨張係数(αc)と金属電極の熱
膨張係数(αm)との間に大きな差があるため、発熱体
素子の電極取付部と金属電極との接触面に、これらの間
の熱膨張係数の差に起因する空隙が生じる虞がある。こ
のように接触面に空隙がじた場合、金属電極に局部加熱
が生じて金属電極の寿命が低下してしまうという問題
点、あるいは放電現象により発熱体素子の電極取り付け
部に熱衛撃破壊が生じてしまうという問題点があった。
【0006】そこで、このような不都合を回避するため
に、炭化珪素焼結体製の発熱体素子および金属電極を、
両者の熱膨張係数が略同一となるようにそれぞれの材質
を選択し、使用することが考えられる。しかし、この場
合には、材料選択に種々の制約が伴うために、必ずしも
最適な選択にはならないという問題点が生じる。
【0007】(ロ)の取付構造では、高温、例えば50
0℃以上の酸化性雰囲気では、発熱体素子と金属電極と
の接触部分が酸化され、その部分の接触抵抗が大きくな
る。その結果、この金属電極を用いて発熱体素子に通電
すると、この接触部分で異常発熱が起こり、この発熱に
より発熱体素子や金属電極の材質が劣化し、セラミック
スヒータの耐久性が低下するという問題点があった。
【0008】(ハ)の取付構造では、構造が複雑とな
り、製造プロセス及び部品点数が増える結果、製造コス
ト高となるという問題点があった。また、補助電極棒等
を用いることから、電極構造が制約される等の問題点も
あった。
【0009】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、従来より使用されていた炭化珪素
焼結体からなる発熱体素子と金属電極との取付部に大幅
な変更を付加することなく、高温酸化性雰囲気下におけ
る繰り返し熱負荷(熱サイクル)に対する耐久性、信頼
性の向上を図ることができ、しかも低コストで簡便な発
熱体素子と金属電極との取付構造を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述した
従来の技術が有する問題点を解決すべく鋭意検討した結
果、炭化珪素焼結体製の発熱体素子の、金属電極との接
触面に、特定の金属でメタライズ層を形成し、このメタ
ライズ層を介して前記発熱体素子を前記金属電極に取り
付ければ、上記課題を解決し得ることを究明した。
【0011】すなわち、本発明の発熱体素子と金属電極
との取付構造は、炭化珪素焼結体からなる発熱体素子を
金属電極に固定手段を用いて取り付けてなる構造であっ
て、前記発熱体素子の、前記金属電極との接触面に、P
t、Au、Ir、Ru、Reからなる群から選択された
少なくとも1種と、Siとを含有する合金を主成分とす
るメタライズ層を形成してなることを特徴とする。ま
た、前記固定手段は、取付具であることが好ましい。こ
こでは、「主成分」とは、メタライズ層に含まれる各種
成分のうち含有率の高い成分を指すもので、特に数値を
限定するものではないが、前記合金の場合、少なくとも
95重量%含有することが好ましい。
【0012】この取付構造では、前記発熱体素子の、前
記金属電極との接触面に、Pt、Au、Ir、Ru、R
eからなる群から選択された少なくとも1種と、Siと
を含有する合金を主成分とするメタライズ層を形成した
ことにより、前記合金は、高い導電性を有することは勿
論のこと、炭化珪素焼結体に対しても濡れ性がよく、均
一、かつ緻密なメタライズ層を形成し得る。しかも、熱
膨張係数が炭化珪素焼結体のそれに近似し、高温におけ
る耐酸化性に優れるので、発熱体素子表面の酸化を有効
に防止することができる。よって、発熱体素子と金属電
極との接触面における接触抵抗の増加が極力抑制され、
異常発熱及びそれに伴う破損が防止され、優れた耐久性
が得られる。
【0013】また、本発明者等は、鋭意検討した結果、
炭化珪素焼結体製の発熱体素子の、該発熱体素子を金属
電極に螺着する螺子部材との接触面に、特定の金属でメ
タライズ層を形成し、このメタライズ層を介して前記螺
子部材と前記発熱体素子とを接触させた状態で、前記螺
子部材を用いて前記発熱体素子を前記金属電極に取り付
ければ、上記課題を解決し得ることを究明した。
【0014】すなわち、本発明の他の発熱体素子と金属
電極との取付構造は、炭化珪素焼結体からなる発熱体素
子を金属電極に螺子部材を用いて取り付けてなる構造で
あって、前記発熱体素子の、前記螺子部材との接触面
に、Pt、Au、Ir、Ru、Reからなる群から選択
された少なくとも1種と、Siとを含有する合金を主成
分とするメタライズ層を形成してなることを特徴とす
る。前記発熱体素子には、前記螺子部材を挿通する貫通
孔が形成され、前記螺子部材は前記貫通孔に挿通されか
つ前記発熱体素子に面接触した状態で前記金属電極に螺
着されている構成が好ましい。ここでは、「主成分」と
は、上記の取付構造と同様、メタライズ層に含まれる各
種成分のうち含有率の高い成分を指すもので、特に数値
を限定するものではないが、前記合金の場合、少なくと
も95重量%含有することが好ましい。
【0015】この取付構造では、前記発熱体素子の、前
記螺子部材との接触面に、Pt、Au、Ir、Ru、R
eからなる群から選択された少なくとも1種と、Siと
を含有する合金を主成分とするメタライズ層を形成した
ことにより、前記合金は、高い導電性を有することは勿
論のこと、炭化珪素焼結体に対しても濡れ性がよく、均
一、かつ緻密なメタライズ層を形成し得る。しかも、熱
膨張係数が炭化珪素焼結体のそれに近似し、高温におけ
る耐酸化性に優れるので、発熱体素子表面の酸化を有効
に防止することができる。よって、発熱体素子と螺子部
材との接触面における接触抵抗の増加が極力抑制され、
異常発熱及びそれに伴う破損が防止され、優れた耐久性
が得られる。
【0016】上記の取付構造それぞれにおいては、前記
メタライズ層の厚みは100μm以下であることが好ま
しい。また、前記合金は、Ptを3〜25モル%含有し
かつSiを97〜75モル%含有するPt−Si系合金
が好ましい。また、前記合金は、Auを10〜55%モ
ル%含有しかつSiを90〜45モル%含有するAu−
Si系合金が好ましい。
【0017】また、前記合金は、Irを5〜30モル%
含有しかつSiを95〜70モル%含有するIr−Si
系合金が好ましい。また、前記合金は、Ruを3〜25
モル%含有しかつSiを97〜75モル%含有するRu
−Si系合金が好ましい。また、前記合金は、Reを3
〜20モル%含有しかつSiを97〜80モル%含有す
るRe−Si系合金が好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の発熱体素子と金属電極と
の取付構造の各実施の形態について説明する。なお、本
実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために
具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本
発明を限定するものではない。
【0019】「第1の実施形態」図1は、本発明の第1
の実施形態の発熱体素子と金属電極との取付構造を示す
断面図、図2は発熱体素子を示す下面図であり、図にお
いて、符号11は平板状の炭化珪素焼結体からなる発熱
体素子、12は金属電極、13はボルト(取付具)、1
4は平板状のワッシャ、15はナット(取付具)であ
る。
【0020】発熱体素子11には第1の孔21が形成さ
れている。この第1の孔21は、発熱体素子11の一主
面(金属電極12と反対側の面)の開口が大径とされ、
この開口から他の一主面(金属電極12側の面)に向か
って徐々に縮径される傾斜角θの円錐台状のテーパ部2
1aと、このテーパ部21aの小径部に連続して形成さ
れた断面円形の円孔部21bとからなっている。金属電
極12にもボルト挿通用の断面円形の第2の孔22が形
成されている。この第2の孔22の内径は、円孔部21
bの内径と同一とされている。
【0021】この発熱体素子11の、金属電極12との
接触面11aには、この発熱体素子11が高温の酸化性
雰囲気にあっても酸化されないように、Pt、Au、I
r、Ru、Reからなる群から選択された少なくとも1
種と、Siとを含有する合金を主成分とするメタライズ
層23が形成されている。
【0022】発熱体素子11と金属電極12とは、メタ
ライズ層23を介して当接されている。そして、第1の
孔21の円孔部21bと第2の孔22とは連通し、かつ
その開口部同士が一致するように位置決めがなされてい
る。これら第1の孔21及び第2の孔22には、金属製
のボルト13が、発熱体素子11側から金属電極12側
に向けて挿通されている。すなわち、ボルト13はその
頭部13aが発熱体素子11側に、軸部13bが金属電
極12側に位置するように挿通されている。
【0023】このボルト13の頭部13aは、第1の孔
21のテーパ部21aに密着するように皿型とされてお
り、軸部13b側の面がテーパ面13cとされている。
このテーパ面13cの傾斜角はテーパ部21aの傾斜角
θと同一とされている。ボルト13の軸部13bは、第
1の孔21の円孔部21bおよび第2の孔22の内径よ
りやや小径とされ、その先端側に雄螺子13dが形成さ
れている。そして、このボルト13は、第1の孔21お
よび第2の孔22に挿通され、その先端側の雄螺子13
dが金属製の平形のワッシャ14を介してナット15に
螺合されることにより、発熱体素子11と金属電極12
とを固定した構成になっている。
【0024】ボルト13は、金属電極12と同一の材質
あるいは略同一の熱膨張係数を有する材質からなり、ナ
ット15はボルト13と同一の材質あるいは略同一の熱
膨張係数を有する材質からなっている。また、このボル
ト13を平形のワッシャ14を介してナット15に螺合
した状態では、ボルト13の軸部13bと、第1の孔2
1の円孔部21bおよび第2の孔22との間には空隙A
が形成されている。この空隙Aは、ボルト13と発熱体
素子11との放電及び径方向への膨張の逃げを防止する
ためのクリアランスである。
【0025】ここで、メタライズ層23について更に詳
しく説明する。このメタライズ層23の厚みは100μ
m以下が好ましい。厚みが100μmを超えると、通電
の際に熱サイクルがかかることによって熱膨張差に起因
するクラックや剥離が生じ、接触面積が減少し、接触面
に破損が生じる虞があるからである。
【0026】メタライズ層23の主成分である合金とし
ては、Ptを3〜25モル%含有しかつSiを97〜7
5モル%含有するPt−Si系合金が、炭化珪素焼結体
への濡れ性が良好であり、熱膨張係数が炭化珪素焼結体
のそれに近似し、しかも、高温下の耐酸化性に優れるの
で好ましい。このPt−Si系合金は、その他の成分と
してTi、Mn、Ni、Cr等を合計で5重量%以下含
有していてもよい。
【0027】前記合金としては、Auを10〜55%モ
ル%含有しかつSiを90〜45モル%含有するAu−
Si系合金が、炭化珪素焼結体への濡れ性が良好であ
り、熱膨張係数が炭化珪素焼結体のそれに近似し、しか
も、高温下の耐酸化性に優れるので好ましい。このAu
−Si系合金は、その他の成分としてTi、Mn、N
i、Cr等を合計で5重量%以下含有していてもよい。
【0028】前記合金としては、Irを5〜30モル%
含有しかつSiを95〜70モル%含有するIr−Si
系合金が、炭化珪素焼結体への濡れ性が良好であり、熱
膨張係数が炭化珪素焼結体のそれに近似し、しかも、高
温下の耐酸化性に優れるので好ましい。このIr−Si
系合金は、その他の成分としてTi、Mn、Ni、Cr
等を合計で5重量%以下含有していてもよい。
【0029】前記合金としては、Ruを3〜25モル%
含有しかつSiを97〜75モル%含有するRu−Si
系合金が、炭化珪素焼結体への濡れ性が良好であり、熱
膨張係数が炭化珪素焼結体のそれに近似し、しかも、高
温下の耐酸化性に優れるので好ましい。このRu−Si
系合金は、その他の成分としてTi、Mn、Ni、Cr
等を合計で5重量%以下含有していてもよい。
【0030】前記合金としては、Reを3〜20モル%
含有しかつSiを97〜80モル%含有するRe−Si
系合金が、炭化珪素焼結体への濡れ性が良好であり、熱
膨張係数が炭化珪素焼結体のそれに近似し、しかも、高
温下の耐酸化性に優れるので好ましい。このRe−Si
系合金は、その他の成分としてTi、Mn、Ni、Cr
等を合計で5重量%以下含有していてもよい。
【0031】このメタライズ層23は、例えば700℃
以上の高温酸化性雰囲気下における繰り返し熱負荷(熱
サイクル)に対して優れた耐久性を有するので、発熱体
素子11と金属電極12との接触部分が酸化される虞が
なくなり、この接触部分の接触抵抗が大きくなる虞もな
い。その結果、高温酸化性雰囲気下における信頼性も向
上したものとなる。
【0032】このメタライズ層23を形成する方法は、
特に制限されるものではないが、次に挙げる各種の方法
を例示することができる。 (1)前記合金を主成分とする金属微粒子を有機溶剤等
で懸濁して懸濁液とし、この懸濁液を、はけ塗り法ある
いはデイップコート法により発熱体素子の所定位置に塗
布し、その後熱処理し、メタライズ層とする方法。 (2)前記合金を含む塩化物、硝酸化物、臭化物等の溶
液を、はけ塗り法あるいはデイップコート法により発熱
体素子の所定位置に塗布し、その後熱処理し、メタライ
ズ層とする方法。 (3)CVD法、スパッタ法、溶射法等により、発熱体
素子の所定位置に前記合金を成膜し、メタライズ層とす
る方法。
【0033】金属電極12を構成する材料としては、耐
熱性に優れ、熱膨張係数が炭化珪素焼結体のそれと同一
または近似するものであれば特に制限されるものではな
く、例えば、モリブデン(Mo)、モリブデン(Mo)
基合金、タングステン(W)、タングステン(W)基合
金、コバール等を例示することができる。また、ボルト
13及びナット15を構成する材料も、耐熱性に優れ、
熱膨張係数が炭化珪素焼結体のそれと同一または近似す
るものであれば特に制限されるものではなく、例えば、
モリブデン(Mo)、モリブデン(Mo)基合金、タン
グステン(W)、タングステン(W)基合金、コバール
等を例示することができる。
【0034】図2は、本実施形態の発熱体素子11の平
面形状の一例を示す平面図であり、炭化珪素焼結体から
なる円板16に、ワイヤー放電加工によるスリット加工
により所定形状のパターン17が形成され、さらに穴あ
け放電加工によりボルト挿通用の第1の孔21、21が
形成されている。そして、これらの第1の孔21、21
の周囲、すなわち金属電極12との接触面にはメタライ
ズ層23が形成されている。
【0035】本実施形態の取付構造によれば、発熱体素
子11の、金属電極12との接触面11aに、Pt、A
u、Ir、Ru、Reからなる群から選択された少なく
とも1種と、Siとを含有する合金を主成分とするメタ
ライズ層23を形成したので、高温酸化性雰囲気下にお
ける繰り返し熱負荷(熱サイクル)に対する耐久性、信
頼性の向上を図ることができ、しかも低コストで簡便で
ある。
【0036】「第2の実施形態」図3は、本発明の第2
の実施形態の発熱体素子と金属電極との取付構造を示す
断面図であり、本実施形態の取付構造が上述した第1の
実施形態の取付構造と異なる点は、第1の実施形態のボ
ルト13を頭部を平形としたボルト(取付具)31に替
え、このボルト31を、第1の孔21のテーパ部21a
のテーパ面に密着するワッシャ32を介して第1の孔2
1に挿通した点である。
【0037】ボルト31は、一般のボルト形状をしたも
ので、平形の頭部31aと円柱状の軸部31bとからな
るものであり、ワッシャ32内に挿通されている。ワッ
シャ32は、ボルト31と同一の材質あるいは略同一の
熱膨張係数を有する材質からなる断面三角形状の環状の
もので、その中心部にボルト31挿通用の挿通孔33が
形成され、その外周面32aはテーパ部21aのテーパ
面に密着している。なお、本実施態様においては、金属
電極12、ワッシャ14、32は全て同一の材質あるい
は略同一の熱膨張係数を有する材質からなっている。
【0038】本実施態様においても、発熱体素子11
の、金属電極12との接触面11aには、発熱体素子1
1が高温の酸化性雰囲気においても酸化されないよう
に、Pt、Au、Ir、Ru、Reからなる群から選択
された少なくとも1種と、Siとを含有する合金を主成
分とするメタライズ層23が形成されている。このメタ
ライズ層23の膜厚、組成等は第1の実施形態と全く同
様である。
【0039】金属電極12を構成する材料も、第1の実
施形態と全く同様、耐熱性に優れ、熱膨張係数が炭化珪
素焼結体のそれと同一または近似するものであれば特に
制限されるものではなく、例えば、モリブデン(M
o)、モリブデン(Mo)基合金、タングステン
(W)、タングステン(W)基合金、コバール等を例示
することができる。また、ボルト31及びナット15を
構成する材料も、第1の実施形態と全く同様、耐熱性に
優れ、熱膨張係数が炭化珪素焼結体のそれと同一または
近似するものであれば特に制限されるものではなく、例
えば、モリブデン(Mo)、モリブデン(Mo)基合
金、タングステン(W)、タングステン(W)基合金、
コバール等を例示することができる。
【0040】本実施形態の取付構造においても、第1の
実施形態の取付構造と全く同様、高温酸化性雰囲気下に
おける繰り返し熱負荷(熱サイクル)に対する耐久性、
信頼性の向上を図ることができ、しかも低コストで簡便
である。
【0041】「第3の実施形態」図4は、本発明の第3
の実施形態の発熱体素子と金属電極との取付構造を示す
断面図であり、本実施形態の取付構造が上述した第1の
実施形態の取付構造と異なる点は、金属電極12を棒状
の金属電極41に替え、この金属電極41の第2の孔4
2に雌螺子部43を形成し、この雌螺子部43にボルト
(螺子部材)44の軸部44bを螺着することにより発
熱体素子11を平形のワッシャ14を介して金属電極4
1に取り付け、さらに、発熱体素子11の、ボルト44
との接触面にメタライズ層45を形成した点である。
【0042】ここで、金属電極41は、その端面41a
が平形のワッシャ14を介して発熱体素子11に当接さ
れている。また、ボルト44は、ワッシャ14と同一の
材質あるいは略同一の熱膨張係数を有する材質からなっ
ている。本実施態様においては、発熱体素子11の、ボ
ルト44の頭部44aとの接触面となるテーパ部21a
に、発熱体素子11が高温の酸化性雰囲気においても酸
化されないように、Pt、Au、Ir、Ru、Reから
なる群から選択された少なくとも1種と、Siとを含有
する合金を主成分とするメタライズ層45が形成されて
いる。このメタライズ層45の膜厚、組成等は第1の実
施形態と全く同様である。
【0043】金属電極41を構成する材料も、第1の実
施形態と全く同様、耐熱性に優れ、熱膨張係数が炭化珪
素焼結体のそれと同一または近似するものであれば特に
制限されるものではなく、例えば、モリブデン(M
o)、モリブデン(Mo)基合金、タングステン
(W)、タングステン(W)基合金、コバール等を例示
することができる。また、ボルト44を構成する材料
も、第1の実施形態と全く同様、耐熱性に優れ、熱膨張
係数が炭化珪素焼結体のそれと同一または近似するもの
であれば特に制限されるものではなく、例えば、モリブ
デン(Mo)、モリブデン(Mo)基合金、タングステ
ン(W)、タングステン(W)基合金、コバール等を例
示することができる。
【0044】本実施形態の取付構造においても、第1の
実施形態の取付構造と全く同様、高温酸化性雰囲気下に
おける繰り返し熱負荷(熱サイクル)に対する耐久性、
信頼性の向上を図ることができ、しかも低コストで簡便
である。
【0045】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げ、本発明をさ
らに詳しく説明する。
【0046】「実施例1」図1に示す取付構造を作製し
た。発熱体素子11の材質を、抵抗率が2×10-2Ω・
cm、熱膨張係数が4.0×10-6/℃の炭化珪素焼結
体とし、図2に示すように、直径160mm、厚さ8.
5mmの円板16をワイヤー放電加工によるスリット加
工によりパターン17を形成し、さらに穴あけ放電加工
によりボルト挿通用の第1の孔21、21を形成した。
【0047】金属電極12、ボルト13、平形のワッシ
ャ14及びナット15の材質を、室温〜500℃間の平
均熱膨張係数が5.7×10-6/℃のコバールとした。
また、発熱体素子11のテーパ部21aの傾斜角θは4
5°とした。この発熱体素子11の、金属電極12との
接触面11aに形成されるメタライズ層23の材質をP
t−Si合金(Pt:10モル%、Si:90モル%)
とし、その膜厚を25μmとした。
【0048】このメタライズ層23は、次のようにして
形成した。Pt金属粉末及びSi金属粉末を乳鉢で混
合、粉砕し、この混合粉末にアクリル樹脂、α−テルピ
ネオールを添加して懸濁液とし、この懸濁液を発熱体素
子11の所定位置にはけ塗りし、真空雰囲気中にて50
0℃で4時間脱脂した後、真空雰囲気中にて1300℃
で20分間熱処理し、メタライズ層23を得た。
【0049】「実施例2」Au−Si合金(Au:30
モル%、Si:70モル%)からなるメタライズ層23
を次のようにして形成した他は、実施例1に準じ、図1
に示す取付構造を作製した。Au金属粉末及びSi金属
粉末を乳鉢で混合、粉砕し、この混合粉末にアクリル樹
脂、α−テルピネオールを添加して懸濁液とし、この懸
濁液を発熱体素子11の所定位置にはけ塗りし、真空雰
囲気中にて500℃で4時間脱脂した後、真空雰囲気中
にて1000℃で20分間熱処理し、メタライズ層23
を得た。
【0050】「実施例3」Ir−Si合金(Ir:5モ
ル%、Si:95モル%)からなるメタライズ層23を
次のようにして形成した他は、実施例1に準じ、図1に
示す取付構造を作製した。Ir金属粉末及びSi金属粉
末を乳鉢で混合、粉砕し、この混合粉末にアクリル樹
脂、α−テルピネオールを添加して懸濁液とし、この懸
濁液を発熱体素子11の所定位置にはけ塗りし、真空雰
囲気中にて500℃で4時間脱脂した後、真空雰囲気中
にて1250℃で20分間熱処理し、メタライズ層23
を得た。
【0051】「実施例4」Ru−Si合金(Ru:7モ
ル%、Si:93モル%)からなるメタライズ層23を
次のようにして形成した他は、実施例1に準じ、図1に
示す取付構造を作製した。Ru金属粉末及びSi金属粉
末を乳鉢で混合、粉砕し、この混合粉末にアクリル樹
脂、α−テルピネオールを添加して懸濁液とし、この懸
濁液を発熱体素子11の所定位置にはけ塗りし、真空雰
囲気中にて500℃で4時間脱脂した後、真空雰囲気中
にて1350℃で20分間熱処理し、メタライズ層23
を得た。
【0052】「実施例5」Re−Si合金(Re:5モ
ル%、Si:95モル%)からなるメタライズ層23を
次のようにして形成した他は、実施例1に準じ、図1に
示す取付構造を作製した。Re金属粉末及びSi金属粉
末を乳鉢で混合、粉砕し、この混合粉末にアクリル樹
脂、α−テルピネオールを添加して懸濁液とし、この懸
濁液を発熱体素子11の所定位置にはけ塗りし、真空雰
囲気中にて500℃で4時間脱脂した後、真空雰囲気中
にて1300℃で20分間熱処理し、メタライズ層23
を得た。
【0053】「実施例6」図3に示す取付構造を、実施
例1に準じて作製した。
【0054】「実施例7」図4に示す取付構造を、実施
例1に準じて作製した。ただし、発熱体素子11の、ボ
ルト44との接触面であるテーパ部21aに、実施例1
のメタライズ層23と同一の材質のメタライズ層45を
形成した。
【0055】「比較例1」Ptからなるメタライズ層
(膜厚:1μm)をスパッタ法で形成した他は、実施例
1と同一の取付構造を作製した。
【0056】「比較例2」Auからなるメタライズ層
(膜厚:20μm)をメッキ法で形成した他は、実施例
1と同一の取付構造を作製した。
【0057】「比較例3」Au−Ag−Cu合金(A
u:75重量%、Ag:12重量%、Cu:13重量
%)からなるメタライズ層(膜厚:38μm)を次のよ
うにして形成した他は、実施例1と同一の取付構造を作
製した。
【0058】Au金属粉末、Ag金属粉末、Cu金属粉
末を乳鉢で混合、粉砕し、この混合粉末にアクリル樹
脂、α−テルピネオールを添加して懸濁液とし、この懸
濁液を発熱体素子11の所定位置にはけ塗りし、真空雰
囲気中にて500℃で4時間脱脂した後、真空雰囲気中
にて1300℃で20分間熱処理し、メタライズ層とし
た。
【0059】「比較例4」メタライズ層が形成されてい
ない他は、実施例1と同一の取付構造を作製した。
【0060】「評価」実施例1〜7及び比較例1〜4の
取付構造の密着性及び金属電極の表面状態を評価した。
評価結果を表1に示す。密着性及び金属電極の表面状態
各々の評価方法は、次のとおりである。
【0061】「密着性」メタライズ層の密着性を次のよ
うにして評価した。メタライズ層上に、ダイヤモンドカ
ッターを用いて一辺の長さが約0.5mmの正方形から
なる多数の格子状の切り込みを形成し、この面上にセロ
ハンテープを貼り付けた後、このセロハンテープを引き
剥がし、この面における剥離の有無を観察した。評価基
準は、次のとおりである。 ○:剥離なし、△:一部剥離、×:完全に剥離
【0062】「金属電極の表面状態」取付構造に熱負荷
サイクルを繰り返し加え、その際の金属電極の表面状態
を観察した。熱負荷サイクルの条件は次のとおりとし
た。なお、取付構造に通電した際の700℃における電
圧は10.5V、電流は65Aであった。大気雰囲気
(1気圧)中にて、700℃まで30分間で昇温させ、
700℃に30分間保持した後、200℃まで30分間
で降温する、という熱負荷サイクルを繰り返し行った。
【0063】
【表1】
【0064】表1によれば、実施例1〜7の取付構造で
は、金属電極には全く異常が観察されず、通電加熱の状
態も極めて良好であり、酸化により耐久性が問題となる
高温酸化性雰囲気下においても、高寿命、高信頼性を有
することが判明した。これに対して、比較例1〜4の取
付構造では、空気中700℃での加熱により炭化珪素焼
結体の酸化が進行し、比抵抗値の差が最も大きい発熱体
素子と金属電極との接触部分に高温化赤熱現象が生じ
た。また、酸化が進行するにしたがって両者間の電位差
が大きくなり、局所的な放電が生じた。さらに、放電エ
ネルギーによる熱衝撃により、発熱体素子と金属電極と
の取付部にクラックが生じた。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発熱体素
子と金属電極との取付構造によれば、炭化珪素焼結体か
らなる発熱体素子の、金属電極との接触面に、Pt、A
u、Ir、Ru、Reからなる群から選択された少なく
とも1種と、Siとを含有する合金を主成分とするメタ
ライズ層を形成したので、酸化により耐久性が問題とな
る高温酸化性雰囲気下等の苛酷な環境下においても、電
極の経時変化を抑制することができ、高寿命、高信頼性
を図ることができる。
【0066】また、従来より用いられていた炭化珪素焼
結体製の発熱体素子と金属電極との取付構造に大幅な変
更を付加することがなく、構造が簡単で、しかも電極構
造が制約されることがない。また、製造工程が増加せ
ず、廉価なものとなる。
【0067】本発明の他の発熱体素子と金属電極との取
付構造によれば、炭化珪素焼結体からなる発熱体素子
の、螺子部材との接触面に、Pt、Au、Ir、Ru、
Reからなる群から選択された少なくとも1種と、Si
とを含有する合金を主成分とするメタライズ層を形成し
たので、酸化により耐久性が問題となる高温酸化性雰囲
気下等の苛酷な環境下においても、電極の経時変化を抑
制することができ、高寿命、高信頼性を図ることができ
る。
【0068】また、従来より用いられていた炭化珪素焼
結体製の発熱体素子と金属電極との取付構造に大幅な変
更を付加することがなく、構造が簡単で、しかも電極構
造が制約されることがない。また、製造工程が増加せ
ず、廉価なものとなる。さらに、発熱体素子と螺子部材
との接触面における接触抵抗の増加が極力抑制されるの
で、異常発熱及びそれに伴う破損を防止することがで
き、耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の発熱体素子と金属
電極との取付構造を示す断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態の発熱体素子の平面
形状の一例を示す平面図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態の発熱体素子と金属
電極との取付構造を示す断面図である。
【図4】 本発明の第3の実施形態の発熱体素子と金属
電極との取付構造を示す断面図である。
【図5】 従来の発熱体素子と金属電極との取付構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
11 発熱体素子 11a 接触面 12 金属電極 13 ボルト(取付具) 14 ワッシャ 15 ナット(取付具) 21 第1の孔 22 第2の孔 23 メタライズ層 31 ボルト(取付具) 41 金属電極 44 ボルト(螺子部材) 45 メタライズ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 嘉彦 東京都千代田区六番町6番地28 住友大阪 セメント株式会社内 Fターム(参考) 3K092 PP20 QA01 QA05 QB09 QB74 QC02 QC20 QC25 QC42 QC49 QC50 VV25 4G001 BA22 BB22 BC72 BD01 BD21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化珪素焼結体からなる発熱体素子を金
    属電極に固定手段を用いて取り付けてなる発熱体素子と
    金属電極との取付構造であって、 前記発熱体素子の、前記金属電極との接触面に、Pt、
    Au、Ir、Ru、Reからなる群から選択された少な
    くとも1種と、Siとを含有する合金を主成分とするメ
    タライズ層を形成してなることを特徴とする発熱体素子
    と金属電極との取付構造。
  2. 【請求項2】 前記固定手段は、取付具であることを特
    徴とする請求項1記載の発熱体素子と金属電極との取付
    構造。
  3. 【請求項3】 炭化珪素焼結体からなる発熱体素子を金
    属電極に螺子部材を用いて取り付けてなる発熱体素子と
    金属電極との取付構造であって、 前記発熱体素子の、前記螺子部材との接触面に、Pt、
    Au、Ir、Ru、Reからなる群から選択された少な
    くとも1種と、Siとを含有する合金を主成分とするメ
    タライズ層を形成してなることを特徴とする発熱体素子
    と金属電極との取付構造。
  4. 【請求項4】 前記発熱体素子には、前記螺子部材を挿
    通する貫通孔が形成され、前記螺子部材は前記貫通孔に
    挿通されかつ前記発熱体素子に面接触した状態で前記金
    属電極に螺着されてなることを特徴とする請求項3記載
    の発熱体素子と金属電極との取付構造。
  5. 【請求項5】 前記メタライズ層の厚みは100μm以
    下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    1項記載の発熱体素子と金属電極との取付構造。
  6. 【請求項6】 前記合金は、Ptを3〜25モル%含有
    しかつSiを97〜75モル%含有するPt−Si系合
    金であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    1項記載の発熱体素子と金属電極との取付構造。
  7. 【請求項7】 前記合金は、Auを10〜55%モル%
    含有しかつSiを90〜45モル%含有するAu−Si
    系合金であることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れか1項記載の発熱体素子と金属電極との取付構造。
  8. 【請求項8】 前記合金は、Irを5〜30モル%含有
    しかつSiを95〜70モル%含有するIr−Si系合
    金であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    1項記載の発熱体素子と金属電極との取付構造。
  9. 【請求項9】 前記合金は、Ruを3〜25モル%含有
    しかつSiを97〜75モル%含有するRu−Si系合
    金であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    1項記載の発熱体素子と金属電極との取付構造。
  10. 【請求項10】 前記合金は、Reを3〜20モル%含
    有しかつSiを97〜80モル%含有するRe−Si系
    合金であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    か1項記載の発熱体素子と金属電極との取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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