JP2003338336A - コネクタのコンタクト保持構造 - Google Patents

コネクタのコンタクト保持構造

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JP2003338336A
JP2003338336A JP2002144295A JP2002144295A JP2003338336A JP 2003338336 A JP2003338336 A JP 2003338336A JP 2002144295 A JP2002144295 A JP 2002144295A JP 2002144295 A JP2002144295 A JP 2002144295A JP 2003338336 A JP2003338336 A JP 2003338336A
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JP
Japan
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contact
insulator
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connector
stopper
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JP2002144295A
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Takashi Nemoto
隆 根本
Hiroshi Akimoto
比呂志 秋元
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトの2つの係合箇所の間の寸法と、
インシュレータの2つの係合箇所の間の寸法とにおい
て、クリアランスを小さく設定し、コンタクトがインシ
ュレータに安定して保持されるコネクタのコンタクト保
持構造を提供する。 【解決手段】 コンタクト2は、インシュレータ1に挿
入された状態である。コンタクトはバネ部2Dの弾力性
によって上方及び板厚方向へ移動し、保持部2Aの上面
2A3はコンタクト挿入孔1Aの上面1A3に押し付け
られ、端子部2Cの上面2C1はインシュレータの突出
部1A5の下面1A7に押し付けられるとともに、保持
部2Aが側面1A10に押し付けられる。したがって、
コンタクトの第2ストッパ2A2と突出部の第2受け部
1A6との間にクリアランスがあっても、又は、クリア
ランスを小さく設定できるので、コンタクトはインシュ
レータに対してガタツキを生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタにおい
て、コンタクトをインシュレータに保持する構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクタのコンタクト保持構造に
ついて図8を参照して説明する。
【0003】従来のコネクタでは、コンタクト11は、
インシュレータ12に形成された溝12Aに挿入されて
固定される。
【0004】コンタクト11には、段形状の第1ストッ
パ11Aと、切込み加工によって折り曲げられて突出す
る第2ストッパ11Bとが、形成される。第1ストッパ
11Aと第2ストッパ11Bの先端との間の寸法はAで
ある。
【0005】インシュレータ12の溝12Aには、紙面
に直交する方向の直交段部12A1と、紙面に平行な方
向の狭窄段部12A2とが形成される。
【0006】図8(a)の状態に位置するコンタクト1
1をインシュレータ12の溝12Aに圧入すると、図8
(b)の状態に至り、コンタクト11の第1ストッパ1
1Aと第2ストッパ11Bは、それぞれインシュレータ
12の直交段部12A1と狭窄段部12A2の2箇所に
係合する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術におい
ては、コンタクト11を切込み加工するときに生じる誤
差と折り曲げ加工するときに生じる誤差に基因して、第
1ストッパ11Aと第2ストッパ11Bの先端との間の
寸法Aは、インシュレータ12の直交段部12A1と狭
窄段部12A2との間の寸法Bと正確に一致しない。寸
法Aが寸法Bよりも大きければ、コンタクト11はイン
シュレータ12に係合しないので、寸法誤差等を考慮し
て、寸法Aは寸法Bに対して小さく設定されるので、コ
ンタクト11はインシュレータ12に対してガタツキを
生じる。
【0008】そこで、本発明は、前記従来の技術の欠点
を改良し、コンタクトの2つの係合箇所の間の寸法と、
インシュレータの2つの係合箇所の間の寸法とにおい
て、クリアランス(隙間)があっても、又は、クリアラ
ンスを小さく設定し、コンタクトがインシュレータに安
定して保持されるコネクタのコンタクト保持構造を提供
しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
【0010】1.インシュレータと前記インシュレータ
に保持されるコンタクトとから構成されるコネクタにお
いて、前記コンタクトは、第1位置決め部と第2位置決
め部とが形成された保持部と、バネ部とを有し、前記イ
ンシュレータは、前記コンタクトが挿入され、かつ、前
記コンタクトを保持するコンタクト挿入孔を有し、前記
コンタクト挿入孔は、前記第1位置決め部と対応する第
1受け部と、前記第2位置決め部と対応する第2受け部
とを有し、前記コンタクトが前記コンタクト挿入孔に挿
入されて保持される際、前記バネ部が前記コンタクト挿
入孔の一面に当接することにより、前記保持部の一面が
前記コンタクト挿入孔の他面に押し付けられ、前記第1
位置決め部と前記第1受け部とが前記コンタクトの挿入
方向への抜出を防止し、前記第2位置決め部と前記第2
受け部とが前記コンタクトの前記挿入方向と反対方向へ
の抜出を防止するコネクタのコンタクト保持構造。
【0011】2.前記コンタクトは、前記保持部に連続
する端子部を有し、前記バネ部が前記コンタクト挿入孔
の一面に当接することにより、前記端子部の一面も前記
コンタクト挿入孔の他面に押し付けられる前記1記載の
コネクタのコンタクト保持構造。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態例のコネク
タのコンタクト保持構造について図1〜図7を参照して
説明する。
【0013】図1は、インシュレータ1の斜視図であ
る。インシュレータ1には、多数のコンタクト挿入孔1
Aが一定の間隔で設けられている。各コンタクト挿入孔
1Aの下面1A1の中程に、下面1A1に対して直交す
る方向に第1受け部1A2が形成される。各コンタクト
挿入孔1Aの入口(図1の手前側)付近で、コンタクト
挿入孔1Aの上面1A3と各コンタクト挿入孔1Aの区
画壁1A4とが交差する隅部に、略直方体形状の突出部
1A5が形成される。突出部1A5には、第2受け部1
A6が形成される。第2受け部1A6の幅は、第1受け
部1A2の幅よりも狭く、第2受け部1A6は、第1受
け部1A2に上下方向に傾斜して対向する。
【0014】図2は、コンタクト2の斜視図である。コ
ンタクト2は、その中央の保持部2Aと、保持部2Aの
先側に連続する二叉形状の接触部2Bと、保持部2Aの
後側に連続する端子部2Cと、保持部2Aの下側に連続
し、かつ、端子部2Cに略平行なバネ部2Dとから一体
に構成される。端子部2Cは、基板に半田接続される接
続部2Eを備えている。
【0015】保持部2Aの下側の前面は、第1ストッパ
(第1位置決め部)2A1となり、保持部2Aの上側の
後面は、第2ストッパ(第2位置決め部)2A2とな
る。バネ部2Dの後面は、第3ストッパ(第3位置決め
部)2D1となる。
【0016】以下に、コンタクト2をインシュレータ1
に挿入する過程について説明する。図3は、コンタクト
2をインシュレータ1に挿入する前の状態を示す斜視図
である。
【0017】図4は、コンタクト2をインシュレータ1
に挿入する第1過程の状態を示す斜視図である。接触部
2Bの上面2B1がコンタクト挿入孔1Aの上面1A3
に押し付けられながら、コンタクト2はインシュレータ
1のコンタクト挿入孔1Aに挿入される。
【0018】図5は、コンタクト2をインシュレータ1
に挿入する第2過程の状態を示す斜視図である。コンタ
クト2を更に挿入すると、バネ部2Dの下面2D2がコ
ンタクト挿入孔1Aの下面1A1に押圧されるので、バ
ネ部2Dは上方へ弾性変形する。また、突出部1A5の
面1A8とコンタクト挿入孔1Aの面1A9(3本の破
線が引かれている面)とにより、バネ部2Dは、板厚方
向にも弾性変形する。
【0019】図6は、コンタクト2をインシュレータ1
に挿入する第3過程の状態を示す斜視図である。保持部
2Aの第1ストッパ2A1がコンタクト挿入孔1Aの第
1受け部1A2に当接するので、コンタクト2のインシ
ュレータ1への挿入は、停止する。
【0020】図7は、コンタクト2をインシュレータ1
に挿入する第4過程の状態、すなわち、最終状態を示す
斜視図である。図6の状態に位置するコンタクト2を、
コンタクト挿入孔1Aの区画壁1A4の側面1A10に
当接するまで左方へバネ部2Dの弾性力によって移動す
る。また、コンタクト2はバネ部2Dの弾力性によって
上方へ移動し、保持部2Aの上面2A3はコンタクト挿
入孔1Aの上面1A3に押し付けられ、端子部2Cの上
面2C1は突出部1A5の下面1A7に押し付けられ
る。したがって、この最終状態では、コンタクト2の第
2ストッパ2A2と突出部1A5の第2受け部1A6と
の間にクリアランスがあっても、又は、クリアランスを
小さく設定できるので、コンタクト2はインシュレータ
1に対してガタツキを生じない。よって、コンタクト2
における第1ストッパ2A1と第2ストッパ2A2との
間の寸法A1 と、インシュレータ1における第1受け部
1A2と第2受け部1A6との間の寸法A2 との寸法関
係は、A1 がA2 より若干小さくても支障がなく、A1
とA2 とが正確に一致することを要求されない。
【0021】本実施の形態例では、保持部2Aの上面2
A3はコンタクト挿入孔1Aの上面1A3に押し付けら
れ、端子部2Cの上面2C1は突出部1A5の下面1A
7に押し付けられるが、保持部2Aの上面2A3がコン
タクト挿入孔1Aの上面1A3に押し付けられるのみの
構造に設計変更することができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次の効果が奏される。
【0023】1.コンタクトの2つの係合箇所の間の寸
法と、インシュレータの2つの係合箇所の間の寸法とが
正確に一致しなくても、コンタクトがインシュレータに
安定して保持されるコネクタのコンタクト保持構造を提
供することができる。
【0024】2.コンタクトをインシュレータに圧入す
るときに生じる応力が僅小であるので、製品組立後や実
装工程においてコンタクトの反りが生じ難い。
【0025】3.コンタクトは、インシュレータの区画
壁に当接してコンタクト挿入孔内に安定して保持され
る。
【0026】4.コンタクトの第1及び第2ストッパを
プレスの打ち抜きのみにより加工できるから、コンタク
トの第1及び第2ストッパの間とインシュレータの第1
及び第2受け部の間との寸法において、クリアランスを
狭く設定できるので、ガタツキが少なく、接続部の位置
精度に優れたコネクタを提供できる。
【0027】5.従来の技術と対比して、コンタクトを
インシュレータに保持させるときに必要な治具や設備が
僅かで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態例に係るコネクタのイ
ンシュレータの斜視図である。
【図2】同コネクタのコンタクトの斜視図である。
【図3】同コンタクトを同インシュレータに挿入する前
の同コネクタの斜視図である。
【図4】同コンタクトを同インシュレータに挿入する第
1過程の状態を示す同コネクタの斜視図である。
【図5】同コンタクトを同インシュレータに挿入する第
2過程の状態を示す同コネクタの斜視図である。
【図6】同コンタクトを同インシュレータに挿入する第
3過程の状態を示す同コネクタの斜視図である。
【図7】同コンタクトを同インシュレータに挿入する第
4過程の状態、すなわち、最終状態を示す同コネクタの
斜視図である。
【図8】従来のコネクタにおけるインシュレータの断面
図とコンタクトの平面図であり、(a)は挿入前の状
態、(b)は挿入後の最終状態を、それぞれ示す。
【符号の説明】
1 インシュレータ 1A コンタクト挿入孔 1A1 下面 1A2 第1受け部 1A3 上面 1A4 区画壁 1A5 突出部 1A6 第2受け部 1A7 下面 1A8 面 1A9 面 1A10 側面 2 コンタクト 2A 保持部 2A1 第1ストッパ(第1位置決め部) 2A2 第2ストッパ(第2位置決め部) 2A3 上面 2B 接触部 2B1 上面 2C 端子部 2C1 上面 2D バネ部 2D1 第3ストッパ(第3位置決め部) 2D2 下面 2E 接続部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インシュレータと前記インシュレータに
    保持されるコンタクトとから構成されるコネクタにおい
    て、 前記コンタクトは、第1位置決め部と第2位置決め部と
    が形成された保持部と、バネ部とを有し、 前記インシュレータは、前記コンタクトが挿入され、か
    つ、前記コンタクトを保持するコンタクト挿入孔を有
    し、前記コンタクト挿入孔は、前記第1位置決め部と対
    応する第1受け部と、前記第2位置決め部と対応する第
    2受け部とを有し、 前記コンタクトが前記コンタクト挿入孔に挿入されて保
    持される際、前記バネ部が前記コンタクト挿入孔の一面
    に当接することにより、前記保持部の一面が前記コンタ
    クト挿入孔の他面に押し付けられ、前記第1位置決め部
    と前記第1受け部とが前記コンタクトの挿入方向への抜
    出を防止し、前記第2位置決め部と前記第2受け部とが
    前記コンタクトの前記挿入方向と反対方向への抜出を防
    止することを特徴とするコネクタのコンタクト保持構
    造。
  2. 【請求項2】 前記コンタクトは、前記保持部に連続す
    る端子部を有し、前記バネ部が前記コンタクト挿入孔の
    一面に当接することにより、前記端子部の一面も前記コ
    ンタクト挿入孔の他面に押し付けられることを特徴とす
    る請求項1記載のコネクタのコンタクト保持構造。
JP2002144295A 2002-05-20 2002-05-20 コネクタのコンタクト保持構造 Withdrawn JP2003338336A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008218295A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Hosiden Corp ピンコンタクトおよびその製造方法
CN102957017A (zh) * 2011-08-30 2013-03-06 贝尔威勒电子股份有限公司 卡缘连接器及其下料式端子与绝缘基座

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JP2008218295A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Hosiden Corp ピンコンタクトおよびその製造方法
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