JP2003338159A - 磁気テープの先端部処理装置 - Google Patents

磁気テープの先端部処理装置

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JP2003338159A
JP2003338159A JP2002141499A JP2002141499A JP2003338159A JP 2003338159 A JP2003338159 A JP 2003338159A JP 2002141499 A JP2002141499 A JP 2002141499A JP 2002141499 A JP2002141499 A JP 2002141499A JP 2003338159 A JP2003338159 A JP 2003338159A
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tape
leader
magnetic tape
block
suction block
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JP2002141499A
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Kenji Ishikawa
健児 石川
Nobuo Takahashi
信男 高橋
Hidetoshi Yamamoto
秀利 山本
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープに対するリーダテープの接合作業
と、リーダテープに対するリーダーピンの装着作業とを
連続して効率的に行うことができ、また、設置スペース
も縮小することができる磁気テープの先端部処理装置を
提供する。 【解決手段】 固定吸着ブロック31、第1移動吸着ブ
ロック32および第2移動吸着ブロック33の協働によ
り、磁気テープMTおよびリーダテープLTがそれぞれ
切断され、その磁気テープMTの接合端とリーダテープ
LTの接合端とが突き合わされてスプライステープST
により接合され、接合されたリーダテープLTが所定長
さに切断される。続いて、切断されたリーダテープLT
の先端部を除く先端部付近が搬送吸着ブロック41に吸
着されてクランパ機構部へ搬送され、リーダテープLT
の先端部を挟んでリーダーピンクリップとリーダーピン
とが係合されてリーダテープの先端部にリーダーピンが
装着される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカート
リッジの組立ラインにおいて使用される磁気テープの先
端部処理装置に関し、詳しくは、磁気テープの先端部に
リーダテープを接合する作業と、リーダテープの先端部
にリーダーピンを装着する作業とを連続的に行うように
構成された磁気テープの先端部処理装置に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来、コンピュータ等のデータバックア
ップ用の外部記録媒体として、LTO(Linear Tape Op
en)規格に準拠した磁気テープカートリッジが知られて
いる。この種の磁気テープカートリッジは、カートリッ
ジケースの内部に磁気テープを巻装した単一のリール
や、その他の部品を収容したものであり、カートリッジ
ケースの側壁部分には、磁気テープの引出口が形成され
ている。そして、前記磁気テープの先端部にはスプライ
ステープを介してリーダテープが接合され、このリーダ
テープの先端には、前記引出口から磁気テープを引出す
ためのリーダーピンがリーダーピンクリップに嵌め込む
ことで装着されている。このリーダーピンは、前記カー
トリッジケース内の引出口の近傍に配設されたリーダー
ピンバネによって両端部が係止されるように構成されて
いる。 【0003】ここで、前記のような磁気テープカートリ
ッジの組立ラインにおいて、磁気テープの先端部にリー
ダテープを接合する作業、および、リーダテープの先端
部にリーダーピンを装着する作業は、いずれも数μmオ
ーダの高い精度で磁気テープを幅方向に位置決めして行
う必要があり、従来は、リーダテープの接続作業とリー
ダーピンの装着作業とをそれぞれ専用装置により独立し
て行っていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
ては、磁気テープおよびリーダテープを数μmオーダの
高い精度で幅方向に位置決めして両者を接合し、その
後、段取り替えしてリーダテープにリーダーピンを装着
する際にも、再びリーダテープを数μmオーダの高い精
度で幅方向に位置決めする必要があり、作業効率が悪い
という問題があった。また、リーダテープ接続用の専用
装置と、リーダーピン装着用の専用装置との2種類の専
用装置を使用する関係で、その設置スペースが嵩むなど
の問題が指摘されている。 【0005】そこで、本発明は、磁気テープに対するリ
ーダテープの接合作業と、リーダテープに対するリーダ
ーピンの装着作業とを連続して効率的に行うことがで
き、また、設置スペースも縮小することができる磁気テ
ープの先端部処理装置を提供することを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの手段として、本発明に係る磁気テープの先端部処理
装置は、各リールから引き出された磁気テープおよびリ
ーダテープをそれぞれ切断し、切断された磁気テープの
接合端とリーダテープの接合端とを突き合わせてスプラ
イステープにより接合すると共に、接合されたリーダテ
ープを所定長さに切断する接合機構部と、所定長さに切
断されたリーダテープの先端部を突出させた状態で先端
部付近を吸着して搬送する搬送機構部と、搬送されたリ
ーダテープの先端部を挟んでリーダーピンクリップとリ
ーダーピンとを係合させるクランパ機構部とを備えた磁
気テープの先端部処理装置であって、前記接合機構部
は、磁気テープおよびリーダテープをそれぞれ幅方向に
位置決めして吸着可能に構成された固定吸着ブロック
と、磁気テープを幅方向に位置決めして吸着可能に構成
され、かつ、前記固定吸着ブロックの一端にカッタ挿通
用の隙間を開けて連続する作業位置から幅方向の一方の
退避位置に移動可能に構成された第1移動吸着ブロック
と、リーダテープを幅方向に位置決めして吸着可能に構
成され、かつ、前記固定吸着ブロックの一端にカッタ挿
通用の隙間を開けて連続する作業位置から幅方向の他方
の退避位置に移動可能に構成された第2移動吸着ブロッ
クとを有し、前記搬送機構部は、リーダテープを幅方向
に位置決めして吸着可能に構成され、かつ、前記固定吸
着ブロックの他端に連続する始端位置から前記クランパ
機構部に臨む終端位置へ移動可能に構成された搬送吸着
ブロックを有することを特徴とする。 【0007】本発明に係る磁気テープの先端部処理装置
では、まず、接合機構部の第2移動吸着ブロックが作業
位置に移動した状態でリールから引き出されたリーダテ
ープの先端部が第2移動吸着ブロックおよび固定吸着ブ
ロックにより幅方向に位置決めされて吸着され、第2移
動吸着ブロックと固定吸着ブロックとの隙間に挿通され
るカッタによりリーダテープの先端部が切断される。ま
た、第1移動吸着ブロックが作業位置に移動した状態
で、リールから引き出された磁気テープの先端部が固定
吸着ブロックおよび第1移動吸着ブロックにより幅方向
に位置決めされて吸着され、固定吸着ブロックと第1移
動吸着ブロックとの隙間に挿通されるカッタにより磁気
テープの先端部が切断される。 【0008】続いて、第2移動吸着ブロックが作業位置
に移動することにより、第2移動吸着ブロックに吸着さ
れたリーダテープの接合端が固定吸着ブロックに吸着さ
れた磁気テープの接合端に突き合わせられる。そして、
磁気テープの接合端とリーダテープの接合端とに跨って
スプライステープが接着されることにより、磁気テープ
にリーダテープが接合される。接合されたリーダテープ
は、リールから所定長さ引き出され、第2移動吸着ブロ
ックおよび固定吸着ブロックにより幅方向に位置決めさ
れて吸着され、第2移動吸着ブロックと固定吸着ブロッ
クとの隙間に挿通されるカッタにより所定長さに切断さ
れる。 【0009】所定長さに切断されたリーダテープは、始
端位置にある搬送機構部の搬送吸着ブロックにより先端
部(先端の一定長さ部分)が突出する状態で先端部付近
が幅方向に位置決めされて吸着される。そして、固定吸
着ブロックによる先端部の吸着が解除され、搬送吸着ブ
ロックが始端位置から終端位置に移動することにより、
所定長さに切断されたリーダテープの先端部がクランパ
機構部へ搬送される。そして、クランパ機構部が搬送さ
れたリーダテープの先端部を挟んでリーダーピンクリッ
プとリーダーピンとを係合させることにより、リーダテ
ープの先端部にリーダーピンが装着される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る磁気テープの先端部処理装置の実施の形態を説明す
る。参照する図面において、図1は一実施形態に係る磁
気テープの先端部処理装置の全体構成の概略を示す正面
図、図2は図1に示した接合機構部および搬送機構部を
構成する固定吸着ブロック、第1移動吸着ブロック、第
2移動吸着ブロックおよび搬送吸着ブロックの構造を示
す斜視図、図3は図1に示したクランパ機構部の構造を
示す斜視図、図4は図2に示した固定吸着ブロック、第
1移動吸着ブロック、第2移動吸着ブロックおよび搬送
吸着ブロックの作用を工程順に示す平面図である。 【0011】一実施形態に係る磁気テープの先端部処理
装置は、磁気テープカートリッジの組立ラインにおい
て、磁気テープの先端部にリーダテープを接合し、リー
ダテープの先端部にリーダーピンを装着するための装置
である。この先端部処理装置は、図1に示すように、磁
気テープMTが巻装されたリールRを内蔵する磁気テー
プカートリッジCの装着部1、リーダテープLTが巻装
された供給リール2、磁気テープMTの先端部にリーダ
テープLTを接合するための接合機構部3、接合された
リーダテープLTの先端部を搬送する搬送機構部4、リ
ーダテープLTの先端部にリーダーピンを装着するため
のクランパ機構部5などをパネル6上に備えて構成され
ている。 【0012】前記装着部1は、例えばパネル6の右側中
央部に配置されている。この装着部1は、磁気テープM
Tの引出口を左下に向けた状態で磁気テープカートリッ
ジCを着脱自在に装着できるように構成されている。一
方、前記供給リール2は、例えばパネル6の左側上部に
配置されている。この供給リール2の下方には、リーダ
テープLTを供給リール2から前記接合機構部3へ案内
するガイドローラ群7が配設されている。 【0013】前記ガイドローラ群7は、供給リール2か
ら所定長さだけリーダテープLTを引き出して接合機構
部3へ供給するための2個の揺動ローラ7A,7Aを備
えている。2個の揺動ローラ7A,7Aは、その間に配
置された固定ローラ7Bに対し、供給リール2の中心付
近を揺動支点Oとして接近、離間するように構成されて
いる。そして、この2個の揺動ローラ7A,7Aは、固
定ローラ7Bから離間することで、固定ローラ7Bとの
間に巻回されたリーダテープLTを供給リール2から所
定長さだけ引き出し、固定ローラ7Bに接近すること
で、引き出したリーダテープLTを所定長さだけ前記接
合機構部3へ供給できるように構成されている。 【0014】前記接合機構部3は、前記装着部1に装着
された磁気テープカートリッジC内のリールRから引き
出される磁気テープMTおよび前記リールRから引き出
されるリーダテープLTをそれぞれ切断し、切断された
磁気テープMTの接合端とリーダテープLTの接合端と
を突き合わせてスプライステープにより接合すると共
に、接合されたリーダテープLTを所定長さに切断する
機能を有する。この接合機構部3は、例えばパネル6の
中央部に配置されており、図2および図4に示すような
固定吸着ブロック31、第1移動吸着ブロック32およ
び第2移動吸着ブロック33を備えると共に、図1に示
すようなスプライステープの貼着部34を備えている。 【0015】図2および図4に示すように、前記固定吸
着ブロック31は、磁気テープMTおよびリーダテープ
LTの幅寸法に合致した幅のガイド溝31Aが上面に形
成された前後長の短いブロックであり、そのガイド溝3
1Aの底面には、磁気テープMTおよびリーダテープL
Tを吸着するための複数の負圧吸引孔Hが開口されてい
る。なお、各負圧吸引孔Hは、図示しない切換バルブを
介して負圧供給源に連通されており、切換バルブの作動
に応じて吸引負圧の供給がオン・オフされる。このよう
な構造により、固定吸着ブロック31は、磁気テープM
TおよびリーダテープLTをそれぞれ幅方向に位置決め
して吸着可能となっている。 【0016】前記第1移動吸着ブロック32および第2
移動吸着ブロック33は、図示の例では左右に並べて一
体に構成されており、その上面には、前記固定吸着ブロ
ック31のガイド溝31Aと同一の幅および深さを有す
るガイド溝32Aおよびガイド溝33Aが左右に並べて
平行に形成されている。この第1移動吸着ブロック32
および第2移動吸着ブロック33は、前記固定吸着ブロ
ック31に較べて前後長が長く設定されており、各ガイ
ド溝32A,33Aの底面には、前記負圧吸引孔Hと同
様の複数の負圧吸引孔Hがそれぞれ開口されている。こ
のような構造により、第1移動吸着ブロック32は磁気
テープMTを幅方向に位置決めして吸着でき、第2移動
吸着ブロック33はリーダテープLTを幅方向に位置決
めして吸着できるようになっている。 【0017】ここで、前記のように一体に構成された第
1移動吸着ブロック32および第2移動吸着ブロック3
3は、前記固定吸着ブロック31の一端にカッタ挿通用
の隙間CLを開けて連続するように配置されており、図
示しないエアシリンダ等のアクチュエータによって左右
に往復移動可能に構成されている。すなわち、第1移動
吸着ブロック32は、そのガイド溝32Aが固定吸着ブ
ロック31のガイド溝31Aに一直線状に連続する作業
位置から幅方向の一方(手前側)の退避位置に移動可能
に構成され、第2移動吸着ブロック33は、そのガイド
溝33Aが前記ガイド溝31Aに一直線状に連続する作
業位置から幅方向の他方(奥側)の退避位置に移動可能
に構成されている。 【0018】図1に示すように、前記スプライステープ
の貼着部34は、スプライステープ(図示省略)が巻装
された供給リール34Aと、この供給リール34Aから
スプライステープを所定量ずつ巻き取ってその表面の非
接着面を吸着する吸着ローラ34Bと、この吸着ローラ
34Bの周面に吸着されたスプライステープを図4の
(c)に示すような短い複数のスプライステープSTに
順次切断するカッタ(図示省略)などを有し、これらは
エアシリンダ34Cにより上下に移動可能に構成された
支持パネル34D上に設置されている。 【0019】前記吸着ローラ34Bは、通気性および弾
性のあるスポンジ状部材で周面が形成されており、その
周面に作用する吸引負圧により複数のスプライステープ
STを吸着して弾性的に支持する。そして、この吸着ロ
ーラ34Bは、前記エアシリンダ34Cの作動により支
持パネル34Dと共に下方に移動することで、その周面
に吸着された短いスプライステープSTの接着面を前記
固定吸着ブロック31のガイド溝31Aと第2移動吸着
ブロック33のガイド溝33Aとに跨る部分に弾性的に
押圧するように構成されている。 【0020】前記搬送機構部4は、前記接合機構部3に
より所定長さに切断されたリーダテープLTの先端部を
除く先端部付近を吸着して搬送する機能を有する。その
ための構造として、搬送機構部4は、図2および図4に
示すような搬送吸着ブロック41を備えている。この搬
送吸着ブロック41は、前記固定吸着ブロック31のガ
イド溝31Aと同一の幅および深さを有するガイド溝4
1Aが上面に形成された前後長の長いブロックであり、
そのガイド溝31Aの底面には、前記負圧吸引孔Hと同
様の複数の負圧吸引孔Hが開口されている。そして、こ
の搬送吸着ブロック41は、前記固定吸着ブロック31
の他端に連続する始端位置、すなわち、そのガイド溝4
1Aが固定吸着ブロック31のガイド溝31Aに一直線
状に連続する始端位置から前記クランパ機構部5(図1
参照)に臨む終端位置へと図示しないエアシリンダ等の
駆動手段により移動可能に構成されている。 【0021】前記クランパ機構部5は、図3に示すよう
に、前記搬送機構部4の搬送吸着ブロック41により搬
送されるリーダテープLTの先端部(先端の一定長さ部
分)を挟んでリーダーピンクリップLCとリーダーピン
LPとを係合させる機能を有する。そのための構造とし
て、クランパ機構部5は、リーダーピンクリップLCを
上面部に吸着するクリップ吸着ブロック51と、リーダ
ーピンLPを下面部に吸着するリーダーピン吸着ブロッ
ク52とを備えている。クリップ吸着ブロック51およ
びリーダーピン吸着ブロック52は、図1に示すように
上下に対向して配置されており、クリップ吸着ブロック
51はエアシリンダ53により上方に移動可能に支持さ
れ、リーダーピン吸着ブロック52はエアシリンダ54
により下方に移動可能に支持されている。そして、リー
ダーピンLPを吸着したリーダーピン吸着ブロック52
が下降し、リーダーピンクリップLCを吸着したクリッ
プ吸着ブロック51が上昇することで、リーダテープL
Tの先端部(先端の一定長さ部分)を挟んでリーダーピ
ンクリップLCとリーダーピンLPとが係合するように
構成されている。 【0022】なお、詳細な説明は省略するが、一実施形
態の磁気テープの先端部処理装置には、図1に示すよう
に、前記接合機構部3により切断された磁気テープMT
の先端部の切り屑を吸引して除去する吸引排除ポッド8
が接合機構部3の左側に配置してパネル6上に設置され
ている。また、図示を省略したが、磁気テープカートリ
ッジCのリールRからクランパ機構部5、搬送機構部
4、接合機構部3を通過して吸引排除ポッド8の左側方
まで磁気テープMTを引き出す磁気テープ引出機構が設
けられている。 【0023】以上のように構成された一実施形態に係る
磁気テープの先端部処理装置においては、例えば図4の
(a)に示すように、接合機構部3の第1移動吸着ブロ
ック32が固定吸着ブロック31の幅方向の一方(手前
側)の退避位置に移動し、第2移動吸着ブロック33が
固定吸着ブロック31の一端に隙間CL(図2参照)を
開けて連続する作業位置に移動し、搬送機構部4の搬送
吸着ブロック41が固定吸着ブロック31の他端に連続
する始端位置に移動した初期状態で作業が開始される。 【0024】まず、図1に示す供給リール2からガイド
ローラ群7を巻回して引き出されたリーダテープLTの
先端部が図4の(a)に示すように第2移動吸着ブロッ
ク33、固定吸着ブロック31および搬送吸着ブロック
41の各ガイド溝33A,31A,41A内に引き込ま
れる。続いて、各ガイド溝33A,31A,41Aの底
面に開口する複数の負圧吸引孔Hに吸引負圧が作用する
ことで、リーダテープLTの先端部が幅方向に位置決め
されて吸着される。この状態で第2移動吸着ブロック3
3と固定吸着ブロック31との隙間CLに図示しないカ
ッタが挿通されることでリーダテープLTの先端部が切
断される。その結果、第2移動吸着ブロック33に吸着
されたリーダテープLTには、磁気テープMTに対する
接合端が形成される。 【0025】なお、リーダテープLTの先端部が切断さ
れると、固定吸着ブロック31および搬送吸着ブロック
41は、複数の負圧吸引孔Hへの吸引負圧の供給が解除
されることで、リーダテープLTの吸着を解除する。そ
こで、これらに吸着されたリーダテープLTの切り屑
は、適宜の手段で除去される。 【0026】その後、図4の(b)に示すように、接合
機構部3の第2移動吸着ブロック33がリーダテープL
Tの接合端を含む部分を吸着した状態で作業位置から退
避位置に移動し、代わりに第1移動吸着ブロック32が
退避位置から作業位置に移動する。すると、磁気テープ
カートリッジCのリールR(図1参照)から図示しない
磁気テープ引出機構により引き出された磁気テープMT
の先端部が搬送吸着ブロック41、固定吸着ブロック3
1および第1移動吸着ブロック32の各ガイド溝41
A,31A,32A内に引き込まれる。 【0027】続いて、各ガイド溝41A,31A,32
Aの底面に開口する複数の負圧吸引孔Hに吸引負圧が作
用することで、磁気テープMTの先端部が幅方向に位置
決めされて吸着される。この状態で固定吸着ブロック3
1と第1移動吸着ブロック32との隙間CLに図示しな
いカッタが挿通されることで磁気テープMTの先端部が
切断される。その結果、固定吸着ブロック31に吸着さ
れた磁気テープMTには、リーダテープLTに対する接
合端が形成される。 【0028】なお、磁気テープMTの先端部が切断され
ると、第1移動吸着ブロック32は、複数の負圧吸引孔
Hへの吸引負圧の供給が解除されることで、磁気テープ
MTの吸着を解除する。そして、この第1移動吸着ブロ
ック32に吸着された磁気テープMTの切り屑は、吸引
排除ポッド8に吸引されて排除される。 【0029】続いて、図4の(c)に示すように、接合
機構部3の第1移動吸着ブロック32が作業位置から退
避位置に移動し、代わりに第2移動吸着ブロック33が
リーダテープLTの接合端を含む部分を吸着した状態で
退避位置から作業位置に移動する。これにより、第2移
動吸着ブロック33に吸着されたリーダテープLTの接
合端が固定吸着ブロック31に吸着された磁気テープM
Tの接合端に突き合わせられる。 【0030】すると、図1に示す貼着部34の吸着ロー
ラ34Bがエアシリンダ34Cの作動により支持パネル
34Dと共に下方に移動し、その周面に吸着した短いス
プライステープSTの接着面を磁気テープMTの接合端
とリーダテープLTの接合端とに跨って固定吸着ブロッ
ク31のガイド溝31Aと第2移動吸着ブロック33の
ガイド溝33Aに押圧する。これにより、磁気テープM
Tの接合端とリーダテープLTの接合端とに跨ってスプ
ライステープSTが接着され、磁気テープMTにリーダ
テープLTが接合される。 【0031】磁気テープMTにリーダテープLTが接合
されると、搬送吸着ブロック41および固定吸着ブロッ
ク31は、複数の負圧吸引孔Hへの吸引負圧の供給が解
除されることで、磁気テープMTの吸着を解除する。ま
た、第2移動吸着ブロック33は、複数の負圧吸引孔H
への吸引負圧の供給が解除されることで、リーダテープ
LTの吸着を解除する。そして、この状態で図1に示す
磁気テープカートリッジCのリールRに磁気テープMT
が所定長さ巻戻されることで、ガイドローラ群7の2個
の揺動ローラ7A,7Aが固定ローラ7B側へ揺動す
る。そして、図4の(d)に示すように、所定長さのリ
ーダテープLTが第2移動吸着ブロック33、固定吸着
ブロック31および搬送吸着ブロック41の各ガイド溝
33A,31A,41A(図2参照)内に引き込まれ
る。 【0032】続いて、各ガイド溝33A,31A,41
Aの底面に開口する複数の負圧吸引孔Hに吸引負圧が作
用することで、所定長さ引き出されたリーダテープLT
が幅方向に位置決めされて再び吸着される。この状態で
第2移動吸着ブロック33と固定吸着ブロック31との
隙間CLに図示しないカッタが挿通されることで、磁気
テープMTに接合されたリーダテープLTが所定長さに
切断される。そして、第2移動吸着ブロック33に吸着
されたリーダテープLTには、磁気テープMTに対する
新たな接合端が形成される。 【0033】その後、図4の(e)に示すように、接合
機構部3の第2移動吸着ブロック33がリーダテープL
Tを吸着した状態で作業位置から退避位置に移動し、代
わりに第1移動吸着ブロック32が退避位置から作業位
置に移動する。また、固定吸着ブロック31の複数の負
圧吸引孔Hへの吸引負圧の供給が解除されることで、固
定吸着ブロック31は、切断されたリーダテープLTの
先端部の吸着を解除する。そして、搬送機構部4の搬送
吸着ブロック41がリーダテープLTの先端部(先端の
一定長さ部分)を突出させた状態で先端部付近を吸着
し、図示しないエアシリンダ等の駆動手段により始端位
置から終端位置に移動することで、所定長さに切断され
たリーダテープLTの先端部(先端の一定長さ部分)が
クランパ機構部5へ搬送される。 【0034】リーダテープLTの先端部(先端の一定長
さ部分)がクランパ機構部5へ搬送されると、図3に示
すように、リーダーピンLPを吸着したリーダーピン吸
着ブロック52がエアシリンダ54の作動により下降
し、リーダーピンクリップLCを吸着したクリップ吸着
ブロック51がエアシリンダ53の作動により上昇す
る。これにより、リーダテープLTの先端部(先端の一
定長さ部分)を挟んでリーダーピンクリップLCとリー
ダーピンLPとが係合され、リーダテープLTの先端部
にリーダーピンLPが装着される。そして、このリーダ
ーピンLPが装着されたリーダテープLTは、図1に示
す磁気テープカートリッジCのリールRに巻き戻され
る。こうして、磁気テープカートリッジCの磁気テープ
MTに対するリーダテープLTの接続作業と、リーダテ
ープLTに対するリーダーピンLPの装着作業とが連続
して効率的に行われる。 【0035】本発明に係る磁気テープの先端部処理装置
は、以上説明した一実施形態に限らず、適宜変更するこ
とができる。例えば、接合機構部3の第1移動吸着ブロ
ック32と第2移動吸着ブロック33とは別体に構成し
てもよい。また、クランパ機構部5のクリップ吸着ブロ
ック51とリーダーピン吸着ブロック52とは上下反対
に配設してもよい。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る磁気
テープの先端部処理装置によれば、リールから引き出さ
れたリーダテープの先端部は、作業位置に移動した接合
機構部の第2移動吸着ブロックおよび固定吸着ブロック
により幅方向に位置決めされて吸着され、両者の隙間に
挿通されるカッタによって切断される。一方、リールか
ら引き出された磁気テープの先端部は、作業位置に移動
した第1移動吸着ブロックおよび固定吸着ブロックによ
り幅方向に位置決めされて吸着され、両者の隙間に挿通
されるカッタによって切断される。切断されたリーダテ
ープの接合端と磁気テープの接合端とは、第2移動吸着
ブロックが作業位置に移動することにより突き合わされ
てスプライステープにより接合される。接合されたリー
ダテープは、リールから所定長さ引き出されて第2移動
吸着ブロックおよび固定吸着ブロックにより幅方向に位
置決めされて吸着され、両者の隙間に挿通されるカッタ
によって所定長さに切断される。切断されたリーダテー
プは、始端位置にある搬送機構部の搬送吸着ブロックに
より先端部(先端の一定長さ部分)が突出する状態で先
端部付近が幅方向に位置決めされて吸着され、搬送吸着
ブロックが終端位置に移動することでクランパ機構部へ
搬送される。搬送されたリーダテープの先端部には、こ
れを挟んでクランパ機構部がリーダーピンクリップとリ
ーダーピンとを係合させることにより、リーダーピンが
装着される。すなわち、本発明によれば、磁気テープに
対するリーダテープの接続作業と、リーダテープに対す
るリーダーピンの装着作業とを連続して効率的に行うこ
とができる。また、従来の2種類の専用装置に較べ、単
一の装置として構成されているため、その設置スペース
を縮小することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る磁気テープの先端部
処理装置の全体構成の概略を示す正面図である。 【図2】図1に示した接合機構部および搬送機構部を構
成する固定吸着ブロック、第1移動吸着ブロック、第2
移動吸着ブロックおよび搬送吸着ブロックの構造を示す
斜視図である。 【図3】図1に示したクランパ機構部の構造を示す斜視
図である。 【図4】図2に示した固定吸着ブロック、第1移動吸着
ブロック、第2移動吸着ブロックおよび搬送吸着ブロッ
クの作用を工程順に示す平面図である。 【符号の説明】 1 :装着部 2 :供給リール 3 :接合機構部 31:固定吸着ブロック 32:第1移動吸着ブロック 33:第2移動吸着ブロック 34:貼着部 4 :搬送機構部 41:搬送吸着ブロック 5 :クランパ機構部 51:クリップ吸着ブロック 52:リーダーピン吸着ブロック 6 :パネル 7 :ガイドローラ群 7A:揺動ローラ 7B:固定ローラ 8 :吸引排除ポッド MT :磁気テープ LT :リーダテープ LC :リーダーピンクリップ LP :リーダーピン
フロントページの続き (72)発明者 山本 秀利 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 各リールから引き出された磁気テープお
    よびリーダテープをそれぞれ切断し、切断された磁気テ
    ープの接合端とリーダテープの接合端とを突き合わせて
    スプライステープにより接合すると共に、接合されたリ
    ーダテープを所定長さに切断する接合機構部と、所定長
    さに切断されたリーダテープの先端部を突出させた状態
    で先端部付近を吸着して搬送する搬送機構部と、搬送さ
    れたリーダテープの先端部を挟んでリーダーピンクリッ
    プとリーダーピンとを係合させるクランパ機構部とを備
    えた磁気テープの先端部処理装置であって、前記接合機
    構部は、磁気テープおよびリーダテープをそれぞれ幅方
    向に位置決めして吸着可能に構成された固定吸着ブロッ
    クと、磁気テープを幅方向に位置決めして吸着可能に構
    成され、かつ、前記固定吸着ブロックの一端にカッタ挿
    通用の隙間を開けて連続する作業位置から幅方向の一方
    の退避位置に移動可能に構成された第1移動吸着ブロッ
    クと、リーダテープを幅方向に位置決めして吸着可能に
    構成され、かつ、前記固定吸着ブロックの一端にカッタ
    挿通用の隙間を開けて連続する作業位置から幅方向の他
    方の退避位置に移動可能に構成された第2移動吸着ブロ
    ックとを有し、前記搬送機構部は、リーダテープを幅方
    向に位置決めして吸着可能に構成され、かつ、前記固定
    吸着ブロックの他端に連続する始端位置から前記クラン
    パ機構部に臨む終端位置へ移動可能に構成された搬送吸
    着ブロックを有することを特徴とする磁気テープの先端
    部処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7275297B2 (en) 2005-02-17 2007-10-02 Fujifilm Corporation Device for attaching leader pin, device for processing end portion of tape type recording medium, and method for attaching leader pin

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7275297B2 (en) 2005-02-17 2007-10-02 Fujifilm Corporation Device for attaching leader pin, device for processing end portion of tape type recording medium, and method for attaching leader pin

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