JP2003337542A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JP2003337542A
JP2003337542A JP2002143520A JP2002143520A JP2003337542A JP 2003337542 A JP2003337542 A JP 2003337542A JP 2002143520 A JP2002143520 A JP 2002143520A JP 2002143520 A JP2002143520 A JP 2002143520A JP 2003337542 A JP2003337542 A JP 2003337542A
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panel
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Application number
JP2002143520A
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English (en)
Inventor
Kentaro Yasumatsu
健太郎 安松
Naonobu Murazumi
尚宣 村住
Hiroshi Ozawa
洋 小沢
Toshiaki Hiroshima
利昭 広島
Takuya Nogami
卓也 野上
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Xanavi Informatics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル型ディスプレイの開閉動作を容易にす
る。 【解決手段】 パネル型ディスプレイが手動で動かさ
れ、閉状態に対して90°を成す表示角度になると(ス
テップ7)、このパネル型ディスプレイの回転方向を判
断し、閉方向に回転していれば、パネル型ディスプレイ
の表示を中止させると共に(ステップ9)、パネル型デ
ィスプレイを閉状態へ回転駆動させる(ステップ1
0)。また、パネル型ディスプレイが開方向に回転して
いれば、パネル型ディスプレイに表示を開始させると共
に(ステップ11)、パネル型ディスプレイを開状態へ
回転駆動させる(ステップ12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネル型ディスプ
レイと、該パネル型ディスプレイの表示面が設置場所に
対向している閉状態と該設置場所に対向していない開状
態との間で、該パネル型ディスプレイを開閉駆動させる
開閉駆動機構と、を備えているディスプレイ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に搭載されるディスプレイ
装置としては、例えば、図6に示すようなものがある。
このディスプレイ装置1は、後席5に着座する者がTV
番組等を見られるように、前席4と後席5との間の天井
部分6に取り付けられるもので、パネル型ディスプレイ
2と、これを揺動可能に支持する支持部3とを有してい
る。
【0003】このディスプレイ装置1は、後席5に着座
している者がTV番組等を見みる際には、同図の実線で
示すようにパネル型ディスプレイ2が開状態にされ、T
V番組等を見ない際には、同図二点破線で示すようにパ
ネル型ディスプレイ2が閉状態にされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、例えば、パネル型ディスプレイ2が開状態の際
に、前席4に着座している者が後席5に移る場合、この
者は、頭又は手で、パネル型ディスプレイ2を閉状態又
は閉状態に近い状態まで押し退ける必要があり、甚だ不
便であるという問題点がある。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目し、パネル型ディスプレイの開閉を容易に行うこと
ができ、ユーザの負担を軽減することができるディスプ
レイ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
のディスプレイ装置は、パネル型ディスプレイと、該パ
ネル型ディスプレイの表示面が設置場所に対向している
閉状態と該設置場所に対向していない開状態との間で、
該パネル型ディスプレイを開閉駆動させる開閉駆動機構
と、を備えているディスプレイ装置において、前記パネ
ル型ディスプレイの角度を検知する角度検知手段と、前
記パネル型ディスプレイに対して、前記開状態の方向と
前記閉状態の方向とのうち少なくとも該開状態の方向に
所定以上の荷重がかからない限り、該パネル型ディスプ
レイの角度を維持し、該所定以上の荷重がかかると、該
パネル型ディスプレイの角度維持を解除するクラッチ手
段と、前記パネル型ディスプレイが、前記閉状態から予
め定められた角度(以下、駆動角度とする)より大きい
角度に位置している際に、該パネル型ディスプレイに対
して前記所定以上の荷重が該閉状態の方向にかかり、前
記角度検知手段により、前記駆動角度になったことが検
知されると、前記開閉駆動機構を動作させて、該パネル
型ディスプレイを該閉状態にする駆動機構制御手段と、
を備えていることを特徴とするものである。
【0007】また、前記目的を達成するための他のディ
スプレイ装置は、パネル型ディスプレイと、該パネル型
ディスプレイの表示面が設置場所に対向している閉状態
と該設置場所に対向していない開状態との間で、該パネ
ル型ディスプレイを開閉駆動させる開閉駆動機構と、を
備えているディスプレイ装置において、前記パネル型デ
ィスプレイの角度を検知する角度検知手段と、前記パネ
ル型ディスプレイに対して、前記開状態の方向又は前記
閉状態の方向に所定以上の荷重がかからない限り、該パ
ネル型ディスプレイの角度を維持し、該所定以上の荷重
がかかると、該パネル型ディスプレイの角度維持を解除
するクラッチ手段と、前記閉状態から予め定められた角
度(以下、駆動角度とする)を基準として、前記パネル
型ディスプレイが前記開状態側と前記閉状態側とのうち
の一方の側に位置している際に、該パネル型ディスプレ
イに対して前記所定以上の荷重が他方の側の方向にかか
り、前記角度検知手段により、前記駆動角度になったこ
とが検知されると、前記開閉駆動機構を動作させて、該
パネル型ディスプレイを該他方の側へ変位させる駆動機
構制御手段と、を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0008】なお、以上における「開状態」は、以下で
説明する実施形態では、「最大開状態」として説明して
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスプレイ
装置の一実施形態について、図面を用いて説明する。
【0010】本実施形態のディスプレイ装置は、図1に
示すように、パネル型ディスプレイ10と、このパネル
型ディスプレイ10を開閉動作させる開閉駆動機構20
と、この開閉駆動機構の開閉駆動回路45と、開閉駆動
回路45を制御する駆動機構制御回路40と、パネル型
ディスプレイ10の角度を検知する角度センサ49と、
パネル型ディスプレイ10による表示を制御する表示制
御回路46と、これらを収納するハウジング50と、駆
動機構制御回路40や表示制御回路46に外部から動作
指示を与えるためのリモートコントローラ59と、を備
えている。
【0011】パネル型ディスプレイ10は、パネル型液
晶表示部11と、パネル型液晶表示部11を駆動するパ
ネル駆動回路12と、これらを覆うディスプレイケーシ
ング13と、リモートコントローラ59からの無線信号
を受信する無線信号受信端48bを有している。この無
線信号受信端48bは、ディスプレイケーシング13の
パネル型液晶表示部11側に設けられている。無線信号
受信端としては、以上の無線信号受信端48bの他に、
このディスプレイ装置が設置される車両の天板に設けら
れる無線信号受信端48aがある。なお、図1では、便
宜上、パネル駆動回路12をディスプレイケーシング1
3の外に配置しているように描いているが、実際には、
以上で説明したように、ディスプレイケーシング13内
に配置されている。
【0012】開閉駆動機構20は、図2及び図3に示す
ように、駆動モータ21と、この駆動モータ21の駆動
軸に取り付けられているウォームギヤ22と、このウォ
ームギヤ22に噛み合うホィールギヤを有するクラッチ
30と、このクラッチ30の出力ギヤに噛み合う中間ギ
ヤ23,24と、中間ギヤ23,24の回転で前後動す
る第1ラック25と、ハウジング50の左右端部に配置
されている二つの第2ラック26a,26bと、二つの
第2ラック26a,26bのうちの一方の第2ラック2
6bが固定されているラック固定板27と、各第2ラッ
ク26a,26bに噛み合うピニオンギヤ29a,29
bと、を有している。
【0013】クラッチ30は、図4に示すように、ホィ
ールギヤ部31a及びその内周側の被挟持円盤部31b
が形成されているホィールギヤ31と、ギヤ部32a及
び鍔部32bが形成されている出力ギヤ32と、この出
力ギヤ32の鍔部32bと対向する鍔部33bが形成さ
れている押え円盤33と、出力ギヤ32の中心部と押え
円盤33の中心部とを貫通する軸34と、出力ギヤ32
の内周側であって軸34の外周側に配される圧縮バネ3
5と、出力ギヤ32の鍔部32bとホィールギヤ31の
被挟持円盤部31bとの間に配されるスリップ円盤36
aと、押え円盤33の鍔部33bとホィールギヤ31の
被挟持円盤部31bとの間に配されるスリップ円盤36
bと、を有している。
【0014】軸34には、出力ギヤ32及び押え円盤3
3を挿通させてから、その先端にボルト34aを捩じ込
んで、軸34の外周側に配されている圧縮バネ35を圧
縮させる。この圧縮バネ35が圧縮状態になることで、
ホィールギヤ31の被挟持円盤部31bと出力ギヤ32
の鍔部32bとの間、及びホィールギヤ31の被挟持円
盤部31bと押え円盤33の鍔部33bとの間に、それ
ぞれスリップ円盤36a,36bを介して高い摩擦力が
発生する。この結果、出力ギヤ32に所定以下の回転力
が作用しても、この出力ギヤ32は、ホィールギヤ31
に対して相対回転することはない。また、出力ギヤ32
に所定以上の回転力が作用すると、この出力ギヤ32
は、ホィールギヤ31に対して相対回転することにな
る。
【0015】このクラッチ30の出力ギヤ32には、図
2に示すように、第1中間ギヤ23の大ギヤ23aが噛
み合い、第1中間ギヤ23の小ギヤ23bには、第2中
間ギヤ24が噛み合っている。この第2中間ギヤ24
は、第1ラック25にも噛み合っている。第1ラック2
5及び第2ラック26a,26bは、前後方向に複数の
歯が並んで形成されている。従って、駆動モータ21の
駆動で、ウォームギヤ22、クラッチ30、第1中間ギ
ヤ23及び第2中間ギヤ24が回転すると、第1ラック
25が前後方向に移動し、この第1ラック25に固定さ
れている第2ラック26aも前後方向に移動する。
【0016】パネル型ディスプレイ10の左右の端部に
は、それぞれ、ピニオンギヤ29a,29bが固定され
ている。このピニオンギヤ29a,29bには、前述の
第2ラック26a,26bが噛み合っている。ピニオン
ギヤ29a,29bの中心部からは、回転軸39,39
が突出しており、この回転軸39,39がハウジング5
0を貫通している。従って、第2ラック26aが前後方
向に移動して、ピニオンギヤ29a,29bが回転する
と、パネル型ディスプレイ10は、ピニオンギヤ29
a,29bと共に回転軸39,39を中心として、回転
する、言い換えると、開閉動作する。なお、ピニオンギ
ヤ29a,29bのうち、一方のピニオンギヤ29b
は、他方のピニオンギヤ29aの回転に伴って回転す
る。また、この一方のピニオンギヤ29bの回転で、こ
れに噛み合っている第2ラック26bは、前後方向に移
動する。
【0017】一方の第2ラック26bが固定されている
ラック固定板27には、耳部27aが形成されている。
角度センサ49は、このラック固定板27の隣りに配置
され、角度センサ49の検知端49aがラック固定板2
7の耳部27aに係合している。すなわち、この角度セ
ンサ49は、一方の第2ラック26b及びラック固定板
27の前後移動量から、第2ラック26bの前後移動に
伴うパネル型ディスプレイ10の回転量を検知する。
【0018】ハウジング50は、図3に示すように、車
両の天板55に固定される上ハウジング51と、この上
ハウジング51の下方を覆う下ハウジング52とを有し
ている。図2に示すように、上ハウジング51の側壁で
あって、前後方向の中心近傍には、前述した回転軸39
が回転可能に取り付けられている。この回転軸39を基
準として、上ハウジング51の後側部分がパネル型ディ
スプレイ10の収納部を形成し、上ハウジング51の前
側部分が開閉駆動機構20や各回路45,40の収納部
を形成している。パネル型ディスプレイ10は、図3に
示すように、上ハウジング51に取り付けられている回
転軸39を中心として、その液晶表示部11が上ハウジ
ング51の天板に対向している閉状態と、液晶表示部1
1が上ハウジング51の天板に対して135°の角度
(以下、最大開角度とする)を成す最大開状態との間
で、揺動する。
【0019】駆動機構制御回路40は、図1に示すよう
に、角度センサ49からの角度信号を一定のサンプリン
グ周期で受信する角度信号取得部41と、角度信号取得
部41が受信した角度信号が示す角度を記憶しておく角
度記憶部42と、液晶表示部11が上ハウジング51の
天板に対して90°の角度(以下、表示角度とする)に
成ったか否かを判定すると共に、パネル型ディスプレイ
10が閉状態の方向に揺動しているのか開状態の方向に
揺動しているのかを判定する表示角度・方向判定部43
と、この判定部43や無線信号受信端48a又は無線信
号受信端48bからの信号で駆動信号を生成する駆動信
号生成部44と、を有している。
【0020】次に、本実施形態におけるディスプレイ装
置の動作について説明する。
【0021】仮に、パネル型ディスプレイ10が、図1
〜図3で実線で示すように、閉状態になっている際に、
後座席に着座している者がTV番組等を見たい場合に
は、リモートコントローラ59の表示ボタンを押すと、
このリモートコントローラ59から表示指示信号が発信
される。この表示指示信号は、車両の天板に設けられて
いる無線信号受信端48bで受信されて、開閉駆動回路
45を介して駆動信号生成部44に送られる。駆動信号
生成部44は、角度記憶部42に記憶されている以前の
表示状態における角度を読み出してから、開閉駆動回路
45を介して開閉駆動機構20の駆動モータ21に開動
作信号を出力する。駆動モータ21が駆動して、ウォー
ムギヤ22、クラッチ30、中間ギヤ23,24が回転
すると、第1ラック25及び第2ラック26a,26b
が前方に移動して、第2ラック26a,26bに噛み合
っているピニオンギヤ29a,29bが回転する。この
ピニオンギヤ29a,29bの回転で、パネル型ディス
プレイ10は、回転軸39を中心に回転し始める。
【0022】角度センサ49は、第2ラック26bと共
に前方に移動するラック固定板27の移動量を検知す
る。この移動量に基づく角度信号は、角度信号取得部4
1にサンプリングされる。駆動回路生成部44は、角度
信号取得部41からの角度信号が示す角度が、先に角度
記憶部42から読み出した角度と同じくなると、開動作
信号の出力を中止して、駆動モータ21の駆動を停止さ
せる。この結果、パネル型ディスプレイ10は、以前、
表示状態であった際の角度になる。
【0023】パネル型ディスプレイ10が閉状態から開
動作する過程で、表示角度・方向判定部43は、角度信
号取得部41からの角度信号が示す角度が前述の表示角
度(90°)になると、表示許可信号を表示制御回路4
6へ出力する。表示制御回路46が表示許可信号を受信
すると、パネル駆動回路12を駆動させて、液晶表示部
11にTV番組等を表示させる。つまり、本実施形態で
は、表示角度から最大開角度(135°)までの間でパ
ネル型ディスプレイ10を表示可能状態にする。したが
って、パネル型ディスプレイ10の回転が停止した時点
でのパネル型ディスプレイ10の角度は、表示角度(9
0°)と最大開角度(135°)との間の角度になって
いる。
【0024】また、後座席に着座している者がパネル型
ディスプレイ10の角度を変えたい場合には、リモート
コントローラ59のチルトアップボタン又はチルトダウ
ンボタンを押すと、このリモートコントローラ59から
角度変更信号が発信される。この角度変更信号は、車両
の天板に設けられている無線信号受信端48a又はパネ
ル型ディスプレイに設けられている無線信号受信端48
bで受信されて、開閉駆動回路45を介して駆動信号生
成部44に送られる。駆動信号生成部44は、この角度
変更信号を受信している間、駆動モータ21に対して開
動作信号又は閉動作信号を出力する。この結果、駆動モ
ータ21が駆動して、パネル型ディスプレイ10の角度
が変わる。なお、先の説明では、パネル型ディスプレイ
10が閉状態の際に、リモートコントローラ59の表示
ボタンを押すことで、パネル型ディスプレイ10が開状
態になり且つTV番組等の表示を行っているが、パネル
型ディスプレイ10が閉状態の際に、リモートコントロ
ーラ59のチルトアップボタンを押して、パネル型ディ
スプレイを開状態にしてから、リモートコントローラ5
9の表示ボタンを押してパネル型ディスプレイ10にT
V番組等を表示させてもよい。
【0025】ここで、以上の状態、つまり、パネル型デ
ィスプレイ10が表示角度(90°)よりも最大開角度
(135°)側に傾いており、且つ表示状態である際
に、前座席に着座していた者が立ち上がって、後座席側
に移動しようとして、頭や手等がパネル型ディスプレイ
10に接触して、パネル型ディスプレイ10に対して閉
状態の方向へ荷重がかかったとする。
【0026】この際、パネル型ディスプレイ10から、
ピニオンギヤ29a,29b、第2ラック26a,26
b、第1ラック25、中間ギヤ23,24を介して、ク
ラッチ30の出力ギヤ32に所定以上の回転力が作用し
て、クラッチ30のホィールギヤ31に対して出力ギヤ
32が相対回転する。この結果、パネル型ディスプレイ
10が閉状態の方向へ回転し、駆動機構制御回路40
は、図5のフローチャートに示す動作を行う。
【0027】駆動機構制御回路40の角度信号取得部4
1は、予め定められたサンプリング時間(0.5秒)毎
に、角度センサ49からの角度信号、言い換えると角度
センサ49が示す電圧値をサンプリングする(ステップ
1,2)。さらに、角度信号取得部41は、今回のサン
プリング電圧値と、角度記憶部42に記憶されている前
回のサンプリング電圧値とを比較し(ステップ3)、前
回のサンプリング電圧値に対して今回のサンプリング電
圧値が一定電圧値以上変化しているか否かを判断する
(ステップ4)。なお、角度記憶部42には、前述した
ように、以前の表示状態で一定の角度に維持されていた
際の角度が記憶される他、前回のサンプリング電圧も記
憶される。
【0028】今回のサンプリング電圧値が前回のサンプ
リング電圧値に対して一定電圧値以上変化していなけれ
ば、角度記憶部42の記憶内容を今回のサンプリング電
圧値に更新し(ステップ5)、サンプリングタイマを再
起動させる(ステップ6)。また、今回のサンプリング
電圧値が前回のサンプリング電圧値に対して一定電圧値
以上変化していれば、表示角度・方向判定部43は、今
回のサンプリング電圧値が示す角度が表示角度(90
°)を示しているか否かを判断する(ステップ7)。今
回のサンプリング電圧が示す角度が表示角度を示してい
なければ、終了し、角度センサ49が示す電圧値を新た
にサンプリングする(ステップ1,2)。
【0029】今回のサンプリング電圧が示す角度が表示
角度を示していれば、表示角度・方向判定部43がサン
プリング電圧の増減からパネル型ディスプレイ10が開
方向に回転しているのか、閉方向に回転しているのかを
判断する(ステップ8)。この場合、開状態のパネル型
ディスプレイ10に閉方向の荷重がかかって、閉方向に
回転しているので、ステップ9に進んで、表示中止信号
を表示制御回路46へ出力すると共に、ステップ10
で、駆動信号生成部44から駆動モータ21に閉動作信
号を出力させる。
【0030】この結果、パネル型ディスプレイ10は、
表示角度になった時点で、表示されなくなると共に、閉
状態の方向に回転して、最終的に閉状態になる。
【0031】なお、以上では、パネル型ディスプレイ1
0が表示角度よりも最大開角度側に傾いており、且つ表
示状態である際に、閉方向の荷重がかかった場合の動作
であるが、表示状態でない場合も、基本的には、以上と
同じ動作が行われる。但し、この場合、パネル型ディス
プレイ10に荷重がかかった時点で、既に非表示状態で
あるため、ステップ9における表示中止信号出力の処理
は省かれる。
【0032】次に、パネル型ディスプレイ10が、閉状
態、又は表示角度よりも閉状態側に傾いている状態で、
このパネル型ディスプレイ10に開方向の荷重がかかっ
た場合の動作について説明する。なお、このような場合
は、後座席に着座しているものが、手動でパネル型ディ
スプレイ10を開状態にしようとする場合等が考えられ
る。
【0033】この場合、クラッチ30の出力ギヤ32に
所定以上の回転力が作用して、クラッチのホィールギヤ
に対して出力ギヤ32が相対回転して、パネル型ディス
プレイ10が開状態の方向へ回転する。
【0034】駆動機構制御回路40は、先に説明した場
合と同様に、ステップ1〜8までの処理を実行する。ス
テップ8の移動方向判断処理では、パネル型ディスプレ
イ10が開状態の方向へ回転しているので、ステップ1
1に進んで、表示許可信号を表示制御回路46へ出力す
ると共に、ステップ12で、駆動信号生成部44から駆
動モータ21に開動作信号を出力させる。
【0035】この結果、パネル型ディスプレイ10は、
表示角度になった時点で、表示電源が入っていればTV
番組等を表示すると共に、開状態の方向に回転して、最
終的に、以前の表示状態で一定の角度に維持されていた
際の角度になる。
【0036】以上のように、本実施形態では、パネル型
ディスプレイ10が開状態のときに、閉方向に荷重がか
かって、この方向に回転した場合、及び、閉状態のとき
に、開方向に荷重がかかって、この方向に回転した場
合、表示角度を超えた時点から自動的に回転するので、
パネル型ディスプレイ10の開閉を容易に行うことがで
きる。
【0037】なお、以上の実施形態では、パネル型ディ
スプレイ10が自動的に開閉動作し始める駆動角度と、
パネル型ディスプレイが自動的に表示し始める表示角度
とが共に90°で同じであるが、必ずしも、これらの角
度は同じである必要はない。但し、パネル型ディスプレ
イが開状態のときに、閉方向に荷重がかかって、この方
向に回転した場合、自動的に閉状態の方向に回転し始め
ると、この時点から後座席に着座している者は、パネル
型ディスプレイの液晶表示部を見ることができない、又
は液晶表示部を見ることができても、その表示内容を視
認することができなくなるので、自動的に閉状態の方向
に回転し始めた時点で、液晶表示部での表示を中止させ
た方が、省電力等の観点から好ましい。つまり、本実施
形態のように、駆動角度と表示角度とが同じであること
が基本的には好ましい。
【0038】また、本実施形態は、車載用ディスプレイ
装置に本発明を適用したものであるが、本発明は、これ
に限定されるものではなく、例えば、家庭で使用するデ
ィスプレイ装置に適用してもよいことは言うまでもな
い。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、予め定められた駆動角
度を基準として、パネル型ディスプレイが開状態側と閉
状態側とのうちの一方の側に位置している際に、パネル
型ディスプレイに対して所定以上の荷重が他方の側の方
向にかかり、この他方の側に回転して、前述の駆動角度
になると、パネル型ディスプレイが他方の側へ自動的に
回転するので、パネル型ディスプレイの開閉を容易に行
うことができ、ユーザの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態におけるディスプレイ
装置の構成を示す説明図である。
【図2】本発明に係る一実施形態におけるディスプレイ
装置の平面図であって、パネル型ディスプレイが閉状態
で、下ハウジングを外している際の平面図である。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】本発明に係る一実施形態におけるクラッチの断
面図である。
【図5】本発明に係る一実施形態における駆動機構制御
回路の動作を示すフローチャートである。
【図6】ディスプレイ装置の設置位置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10…パネル型ディスプレイ、11…パネル型液晶表示
部、12…パネル駆動回路、20…開閉駆動機構、21
…駆動モータ、30…クラッチ、40…駆動機構制御回
路、41…角度信号取得部、42…角度記憶部、43…
表示角度・方向判定部、44…駆動信号生成部、45…
開閉駆動回路、49…角度センサ、50…ハウジング、
59…リモートコントローラ。
フロントページの続き (72)発明者 小沢 洋 神奈川県座間市広野台二丁目6番35号 株 式会社ザナヴィ・インフォマティクス内 (72)発明者 広島 利昭 神奈川県座間市広野台二丁目6番35号 株 式会社ザナヴィ・インフォマティクス内 (72)発明者 野上 卓也 神奈川県座間市広野台二丁目6番35号 株 式会社ザナヴィ・インフォマティクス内 Fターム(参考) 5G435 AA00 EE13 EE17 EE20 EE50 GG41 LL17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル型ディスプレイと、該パネル型ディ
    スプレイの表示面が設置場所に対向している閉状態と該
    設置場所に対向していない開状態との間で、該パネル型
    ディスプレイを開閉駆動させる開閉駆動機構と、を備え
    ているディスプレイ装置において、 前記パネル型ディスプレイの角度を検知する角度検知手
    段と、 前記パネル型ディスプレイに対して、前記開状態の方向
    と前記閉状態の方向とのうち少なくとも該開状態の方向
    に所定以上の荷重がかからない限り、該パネル型ディス
    プレイの角度を維持し、該所定以上の荷重がかかると、
    該パネル型ディスプレイの角度維持を解除するクラッチ
    手段と、 前記パネル型ディスプレイが、前記閉状態から予め定め
    られた角度(以下、駆動角度とする)より大きい角度に
    位置している際に、該パネル型ディスプレイに対して前
    記所定以上の荷重が前記閉状態の方向にかかり、前記角
    度検知手段により、前記駆動角度になったことが検知さ
    れると、前記開閉駆動機構を動作させて、該パネル型デ
    ィスプレイを該閉状態にする駆動機構制御手段と、 を備えていることを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】パネル型ディスプレイと、該パネル型ディ
    スプレイの表示面が設置場所に対向している閉状態と該
    設置場所に対向していない開状態との間で、該パネル型
    ディスプレイを開閉駆動させる開閉駆動機構と、を備え
    ているディスプレイ装置において、 前記パネル型ディスプレイの角度を検知する角度検知手
    段と、 前記パネル型ディスプレイに対して、前記開状態の方向
    又は前記閉状態の方向に所定以上の荷重がかからない限
    り、該パネル型ディスプレイの角度を維持し、該所定以
    上の荷重がかかると、該パネル型ディスプレイの角度維
    持を解除するクラッチ手段と、 前記閉状態から予め定められた角度(以下、駆動角度と
    する)を基準として、前記パネル型ディスプレイが前記
    開状態側と前記閉状態側とのうちの一方の側に位置して
    いる際に、該パネル型ディスプレイに対して前記所定以
    上の荷重が他方の側の方向にかかり、前記角度検知手段
    により、前記駆動角度になったことが検知されると、前
    記開閉駆動機構を動作させて、該パネル型ディスプレイ
    を該他方の側へ変位させる駆動機構制御手段と、 を備えていることを特徴とするディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のディスプレイ装置におい
    て、 前記駆動機構制御手段は、 前記駆動角度を基準として、前記パネル型ディスプレイ
    が前記開状態側に位置し且つ一定の角度に維持されてい
    る際に、前記角度検知手段で検知された角度を記憶して
    おく角度記憶手段を有し、 前記駆動角度を基準として、前記パネル型ディスプレイ
    が前記閉状態側に位置している際に、該パネル型ディス
    プレイに対して前記所定以上の荷重が前記開状態側の方
    向にかかり、前記角度検知手段により、前記駆動角度に
    なったことが検知されると、前記開閉駆動機構を動作さ
    せて、前記角度記憶手段に記憶されている角度まで、該
    パネル型ディスプレイを変位させる、 ことを特徴とするディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか一項に記載のデ
    ィスプレイ装置において、 前記閉状態から予め定められた角度(以下、表示角度と
    する)を基準として、前記パネル型ディスプレイが前記
    開状態側に位置している際には、前記表示部による表示
    可能な状態にし、該表示角度を基準として、該パネル型
    ディスプレイが前記閉状態側に位置している際には、該
    表示部による表示を禁止する表示制御手段を備えてい
    る、 ことを特徴とするディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のディスプレイ装置におい
    て、 前記駆動角度と前記表示角度とは同じである、 ことを特徴とするディスプレイ装置。
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