JP2003337295A - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置

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JP2003337295A
JP2003337295A JP2003087690A JP2003087690A JP2003337295A JP 2003337295 A JP2003337295 A JP 2003337295A JP 2003087690 A JP2003087690 A JP 2003087690A JP 2003087690 A JP2003087690 A JP 2003087690A JP 2003337295 A JP2003337295 A JP 2003337295A
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scanning
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JP2003087690A
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Manabu Kato
加藤  学
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境変動(温度変化)に強く、しかも高精細
な印字に適したコンパクトな走査光学装置を得ること。 【解決手段】 半導体レーザーよりなる光源手段から放
射した光束を回折部を有するアナモフィック光学素子を
介して偏向素子の偏向面に導光させ、該偏向素子で偏向
された光束を屈折部を有する走査光学素子を介し被走査
面上に結像させて、該被走査面上を走査する走査光学装
置であって、前記走査光学装置の屈折部の温度変動に伴
う主走査方向のピント変化が該温度変動による光源手段
の波長変動による回折部のパワー変化で補正されている
ことを特徴とする走査光学装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査光学装置に関
し、特に半導体レーザーより成る光源手段から放射した
光束を偏向素子で偏向させ、fθ特性を有した走査光学
素子(結像素子)を介して被走査面上を光走査して画像
情報を記録するようにした、例えば電子写真プロセスを
有するレーザービームプリンター(LBP)やデジタル
複写機等の装置に好適な走査光学装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりレーザービームプリンターやデ
ジタル複写機等に用いられる走査光学装置においては画
像信号に応じて光源手段から光変調され放射した光束
を、例えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏
向器により周期的に偏向させ、fθ特性を有する走査光
学素子(結像素子)によって感光性の記録媒体(感光ド
ラム)面上にスポット状に集束させ、その面上を光走査
して画像記録を行っている。
【0003】このようなレーザービームプリンター(L
BP)等に用いられる走査光学装置としては、該LBP
の低価格化、コンパクト化に伴い、環境変動に強く、し
かも高精細な印字に適した装置の要求が高まっている。
【0004】図11はこの種の従来の走査光学装置の要
部概略図である。
【0005】同図において光源手段21から放射した発
散光束はコリメーターレンズ22により略平行光束とさ
れ、絞り23によって該光束(光量)を制限して副走査
方向にのみ所定の屈折力を有するシリンドリカルレンズ
24に入射している。シリンドリカルレンズ24に入射
した平行光束のうち主走査断面内においてはそのまま平
行光束の状態で射出する。又副走査断面内においては集
束して回転多面鏡(ポリゴンミラー)から成る光偏向器
25の偏向面(反射面)25aにほぼ線像として結像し
ている。
【0006】そして光偏向器25の偏向面25aで偏向
された光束をfθ特性を有する走査光学素子(fθレン
ズ)26を介して被走査面としての感光ドラム面28上
に導光し、該光偏向器25を矢印A方向に回転させるこ
とによって、該感光ドラム面28上を矢印B方向に光走
査している。これにより記録媒体である感光ドラム面2
8上に画像記録を行なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、この種の走査光
学装置における走査光学素子(fθレンズ)は低価格及
びコンパクト化の要求から、プラスチック材料より成る
プラスチックレンズを使用したものが主流となってい
る。しかしながらプラスチックレンズは使用環境の変化
(温度変化)に伴い屈折率が変化するという性質をもつ
ため、該プラスチックレンズを用いた走査光学装置では
環境変動による主走査方向の倍率変化やピント変化が生
じる。
【0008】図9はこの問題点を説明するための走査光
学装置の比較例の主走査方向の要部断面図(主走査断面
図)であり、表−1にその比較例における光学配置とf
θレンズの非球面係数を示す。図10はこの走査光学装
置の主走査方向の像面湾曲、歪曲収差そして像高ずれを
示した説明図であり、実線は常温での特性、点線は25
℃昇温が生じた場合の特性を示している。尚、図9にお
いて図11に示した要素と同一要素には同符番を付して
いる。
【0009】
【表1】
【0010】図10から解るように昇温により主走査方
向のピント及び倍率は共に変化が大きく、特に高精細な
印字を行う為の走査光学装置では、この環境変動(温度
変化)によるピント変化や倍率変化は問題となってい
る。
【0011】本発明は走査光学装置の温度変動に伴なう
主走査方向の倍率変化及びピント変化を走査光学素子の
屈折部と回折部とのパワー変化と、半導体レーザーの波
長変動により補正することにより、環境変動(温度変
化)に強く、しかも高精細な印字に適したコンパクトな
走査光学装置の提供を目的とする。
【0012】又、本発明は走査光学装置の温度変動に伴
なう主走査方向のピント変化を光学素子の1面に付加し
た回折部のパワー変化と、半導体レーザーの波長変動に
より補正することにより、環境変動(温度変化)に強
く、しかも高精細な印字に適したコンパクトな走査光学
装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の走査光
学装置は半導体レーザーよりなる光源手段から放射した
光束を回折部を有するアナモフィック光学素子を介して
偏向素子の偏向面に導光させ、該偏向素子で偏向された
光束を屈折部を有する走査光学素子を介し被走査面上に
結像させて、該被走査面上を走査する走査光学装置であ
って、前記走査光学装置の屈折部の温度変動に伴う主走
査方向のピント変化が該温度変動による光源手段の波長
変動による回折部のパワー変化で補正されていることを
特徴としている。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て前記走査光学装置の屈折部の温度変動に伴う主走査方
向のピント変化が、温度変動で起こる前記屈折部の屈折
率の変化及び温度変動で起こる光源手段の波長変動によ
る屈折部の屈折率の変化による主走査方向のパワー変化
により生じることを特徴としている、請求項3の発明
は、請求項1又は2の発明において前記走査光学素子の
屈折部は、プラスチックレンズを有することを特徴とし
ている。
【0015】請求項4の発明の走査光学装置は半導体レ
ーザーよりなる光源手段から放射した光束を回折部を有
する変換光学素子により略平行光束に変換し、該変換さ
れた略平行光束を偏向素子で偏向させ、該偏向素子で偏
向された光束を屈折部を有する走査光学素子を介し被走
査面上に結像させて、該被走査面上を走査する走査光学
装置であって、前記走査光学装置の屈折部の温度変動に
伴う主走査方向のピント変化が該温度変動による光源手
段の波長変動による回折部のパワー変化で補正されてい
ることを特徴としている。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て前記走査光学装置の屈折部の温度変動に伴う主走査方
向のピント変化が、温度変動で起こる前記屈折部の屈折
率の変化及び温度変動で起こる光源手段の波長変動によ
る屈折部の屈折率の変化による主走査方向のパワー変化
が原因であることを特徴としている、請求項6の発明
は、請求項4又は5の発明において前記走査光学素子の
屈折部は、プラスチックレンズを有することを特徴とし
ている。
【0017】請求項7発明は、請求項1から6のいずれ
か1項の発明において前記屈折部と前記回折部を光路内
に独立させて配置していることを特徴としている、請求
項8発明は、請求項1から7のいずれか1項の発明にお
いて前記回折部の回折光学素子は階段状の回折格子から
成るバイナリー光学素子であることを特徴としている、
請求項9発明は、請求項1から8のいずれか1項の発明
において前記回折部の回折光学素子は鋸歯状の回折格子
から成るフレネル状の光学素子であることを特徴として
いる。
【0018】請求項10の発明のレーザービームプリン
タは請求項1〜9のいずれか1項に記載の走査光学装置
と、前記被走査面として感光ドラム面を使用したことを
特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の主走
査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
【0020】同図において1は光源手段であり、例えば
半導体レーザーより成っている。2はコリメーターレン
ズであり、光源手段1から放射された発散光束(光ビー
ム)を平行光束に変換している。3は開口絞りであり、
通過光束(光量)を制限している。4はシリンドリカル
レンズ(シリンダーレンズ)であり、副走査方向にのみ
所定の屈折力を有しており、開口絞り3を通過した光束
を副走査断面内で後述する光偏向器5の偏向面5aにほ
ぼ線像として結像させている。
【0021】5は偏向素子としての例えばポリゴンミラ
ー(回転多面鏡)より成る光偏向器であり、モーター等
の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度
で回転している。
【0022】6はfθ特性を有する走査光学素子であ
り、屈折部6aと回折部6bとを有している。屈折部6
aはプラスチック材料より成る単レンズ(fθレンズ)
より成り、該単レンズ6aの主走査方向の両レンズ面は
非球面形状より成っている。又単レンズ6aは主走査方
向と副走査方向とで異なる屈折力を有している。回折部
6bは回折光学素子より成り、例えばフォトエッチング
による階段状の回折格子からなるバイナリー回折光学素
子や、表面切削による鋸歯状の回折格子からなるフレネ
ル状の回折光学素子等より成っている。本実施形態では
単レンズ6aの両レンズ面のうち少なくとも一方(被走
査面側)のレンズ面に該回折光学素子6bを付加してお
り、又屈折部6aと回折部6bとのパワー(屈折力)比
を軸上から軸外に向かい一定となるように構成してい
る。走査光学素子6は光偏向器5によって偏向された画
像情報に基づく光束を被走査面である感光ドラム面8上
に結像させ、かつ光偏向器5の偏向面の面倒れを補正し
ている。
【0023】本実施形態において半導体レーザー1から
放射した発散光束はコリメーターレンズ2により略平行
光束に変換され、開口絞り3によって該光束(光量)を
制限してシリンドリカルレンズ4に入射している。シリ
ンドリカルレンズ4に入射した光束のうち主走査断面に
おいてはそのままの状態で射出する。又副走査断面にお
いては集束して光偏向器5の偏向面5aにほぼ線像(主
走査方向に長手の線像)として結像している。そして光
偏向器5の偏向面5aで偏向された光束は走査光学素子
6を介して感光ドラム面8上に導光され、該光偏向器5
を矢印A方向に回転させることによって該感光ドラム面
8上を矢印B方向に光走査している。これにより記録媒
体である感光ドラム面8上に画像記録を行なっている。
【0024】本実施形態における走査光学素子6を構成
する単レンズ(fθレンズ)6aと該単レンズ6aの被
走査面8側のレンズ面に付加された回折光学素子6bの
形状はそれぞれ、 単レンズ...主走査方向が10次までの関数で表わ
せる非球面形状、 単レンズ6aと光軸との交点を原点とし、光軸方向をx
軸、主走査面内において光軸と直交する軸をy軸、副走
査面内において光軸と直交する軸をz軸としたとき、
【0025】
【数1】
【0026】回折光学素子...主走査方向が8次ま
での位相関数wで表わされる回折面 w= CY+CY+CY+CY なる式で表わされるものである。
【0027】ここで走査光学装置が、例えばdtだけ昇
温した場合を考える。この昇温により走査光学素子6の
屈折部6aの屈折率nはdn/dt変化し、これに伴う
パワー(屈折力)変化dφI は、 dφI =φL /(n−1)×dn/dt n :屈折部6aの屈折率 φL :屈折部6aのパワー となる。
【0028】一方、昇温により半導体レーザー1の発振
波長λもdλ/dt変化し、これに伴う屈折部6aと回
折部6bとのパワー(屈折力)変化dφL ,dφD は
それぞれ、 dφL =−φL /(170×νL )×dλ/dt dφD =−φD /(170×νD )×dλ/dt νL :屈折部6aのアッベ数 νD :回折部6bのアッベ数 φL :屈折部6aのパワー φD :回折部6bのパワー となる。
【0029】ここで昇温により主走査方向の倍率変化や
ピント変化を抑えるためには、以下の式を満足させる必
要がある。
【0030】dφI +dφL +dφD =0 又、回折部6bのアッベ数νD 、昇温に伴う変化量
を、例えば以下のように定義する。
【0031】νD =−3.453 dn/dt=−1.2E−4/℃ dλ/dt=0.255nm/℃ dφI +dφL +dφD =0 φL /(n-1) dn/dt−(φL /(170νL)+φD /(1
70νD)) dλ/dt=0 ( 1.2E-4/(n-1) + 1.5E-3 /νL )φL = 4.34E-4
φD ここで屈折部6aの屈折率、アッベ数の取り得る値を考
慮すると、 1.0≦ φL/φD ≦2.6 ・・・・・・(1) φL:屈折部6aのパワー φD:回折部6bのパワー となり、環境変動(昇温)による主走査方向における倍
率変化やピント変化を、半導体レーザー1の波長変化に
より補正するために必要な走査光学素子6の屈折部6a
と回折部6bとのパワー比を導くことができる。
【0032】条件式(1)は走査光学素子6を構成する
屈折部6aのパワーと回折部6bのパワーとの比に関す
るものであり、条件式(1)を外れると走査光学装置の
環境変動に伴なう主走査方向の倍率変化やピント変化を
補正することが難しくなってくるので良くない。
【0033】表−2に本実施形態における光学配置とf
θレンズ6aの非球面係数及び回折光学素子(BOE)
6bの位相項を示す。
【0034】
【表2】
【0035】本実施形態では走査光学素子6の屈折部6
aと回折部6bとのパワー比を φL/φD=1.369 とし条件式(1)を満足させている。図2は本実施形態
における昇温前後の主走査方向の像面湾曲、歪曲収差
(fθ特性)そして像高ずれ等を示した説明図であり、
実線は常温での特性、点線は25℃昇温が生じたときの
特性を示している。同図から昇温前後の主走査方向のピ
ント変化、倍率変化が殆どないことが解る(尚同図では
昇温前後の差が微小なため昇温前後のグラフが重なって
いる)。
【0036】このように本実施形態では上述の如く走査
光学素子6をレンズより成る屈折部6aと回折光学素子
より成る回折部6bとから構成し、該屈折部6aと回折
部6bとのパワー比を上記の条件式(1)を満足させる
ように適当な値に設定することにより、走査光学装置の
温度変動に伴なう主走査方向の倍率変化やピント変化
を、該屈折部6aと回折部6bとのパワー変化と、半導
体レーザー1の波長変動により補正している。これによ
り本実施形態では環境変動に強く、しかも高精細な印字
に適した走査光学装置をコンパクトで、かつ安価に得て
いる。
【0037】図3は本発明の実施形態2の主走査方向の
要部断面図(主走査断面図)である。同図において図1
に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0038】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は、走査光学素子36の屈折部(fθレンズ)3
6aの材質を実施形態1に比べて屈折率の高いプラスチ
ック材料より構成した点と、これに伴い走査光学素子3
6の屈折部36aと回折部(回折光学素子)36bとの
パワー比を異ならせた点である。その他の構成及び光学
的作用は前述の実施形態1と略同様であり、これにより
同様な効果を得ている。
【0039】表−3に本実施形態における光学配置とf
θレンズ36aの非球面係数及び回折光学素子(BO
E)36bの位相項を示す。
【0040】
【表3】
【0041】本実施形態では走査光学素子36の屈折部
36aと回折部36bとのパワー比を φL/φD=2.038 とし条件式(1)を満足させている。図4は本実施形態
における昇温前後の主走査方向の像面湾曲、歪曲収差
(fθ特性)そして像高ずれ等を示した説明図であり、
実線は常温での特性、点線は25℃昇温が生じたときの
特性を示している。同図から昇温前後の主走査方向のピ
ント変化、倍率変化が殆どないことが解る。
【0042】このように本実施形態では上述の如く屈折
部(fθレンズ)36aの材質を実施形態1に比べて屈
折率の高い材料で構成しても、該屈折部36aと回折部
36bとのパワー比を前記の条件式(1)を満足させる
ように適当な値に設定することにより、実施形態1と同
様に走査光学装置の温度変動に伴なう主走査方向の倍率
変化やピント変化を、該屈折部36aと回折部36bと
のパワー変化と、半導体レーザー1の波長変動により補
正することができる。又本実施形態においては屈折率の
高い材料を用いて屈折部(fθレンズ)36aを構成し
ている為、該屈折部36aの中心肉厚を薄くすることが
でき、これにより更なる低価格化を図ることができる。
【0043】図5は本発明の実施形態3の主走査方向の
要部断面図(主走査断面図)である。同図において図1
に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0044】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は、走査光学素子56の屈折部(fθレンズ)5
6aの材質を実施形態1に比べて屈折率の低いプラスチ
ック材料より構成した点と、これに伴い走査光学素子5
6の屈折部56aと回折部(回折光学素子)56bとの
パワー比を異ならせた点である。その他の構成及び光学
的作用は前述の実施形態1と略同様であり、これにより
同様な効果を得ている。
【0045】表−4に本実施形態における光学配置とf
θレンズ56aの非球面係数及び回折光学素子(BO
E)56bの位相項を示す。
【0046】
【表4】
【0047】本実施形態では走査光学素子56の屈折部
56aと回折部56bとのパワー比を φL/φD=1.052 とし条件式(1)を満足させている。図6は本実施形態
における昇温前後の主走査方向の像面湾曲、歪曲収差
(fθ特性)そして像高ずれ等を示した説明図であり、
実線は常温での特性、点線は25℃昇温が生じたときの
特性を示している。同図から昇温前後の主走査方向のピ
ント変化、倍率変化が殆どないことが解る。
【0048】このように本実施形態では上述の如く屈折
部(fθレンズ)56aの材質を実施形態1に比べて屈
折率の低い材料で構成しても、該屈折部56aと回折部
56bとのパワー比を前記の条件式(1)を満足させる
ように適当な値に設定することにより、実施形態1と同
様に走査光学装置の温度変動に伴なう主走査方向の倍率
変化やピント変化を、該屈折部56aと回折部56bと
のパワー変化と、半導体レーザー1の波長変動により補
正することができる。
【0049】図7は本発明の実施形態4の主走査方向の
要部断面図(主走査断面図)である。同図において図1
に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0050】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は、回折部としての回折光学素子74bを面倒れ
補正の為のシリンドリカルレンズ74aの1面に付加し
て構成したことである。その他の構成及び光学的作用は
前述の実施形態1と略同様である。
【0051】即ち、同図において74は面倒れ補正の為
のアナモフィック光学素子であり、屈折部74aと回折
部74bとを有しており、該屈折部74aはシリンドリ
カルレンズ(平凸レンズ)より成り、該回折部74bは
前述した階段状の回折格子から成るバイナリー光学素子
や鋸歯状の回折格子から成るフレネル状の光学素子等の
回折光学素子より成り、該シリンドリカルレンズ74a
の光偏向器5側のレンズ面に該回折光学素子74bを付
加している。76はfθ特性を有する走査光学素子であ
り、プラスチック材料より成る単レンズ(fθレンズ)
より成り、該単レンズ76の主走査方向の両レンズ面を
非球面形状より形成している。又単レンズ76は主走査
方向と副走査方向とで異なる屈折力を有しており、光偏
向器5によって偏向された画像情報に基づく光束を被走
査面である感光ドラム面8上に結像させ、かつ光偏向器
5の偏向面の面倒れを補正している。
【0052】本実施形態において半導体レーザー1から
放射した発散光束はコリメーターレンズ2により略平行
光束に変換され、開口絞り3によって該光束(光量)を
制限して屈折部(シリンドリカルレンズ)74aと回折
部(回折光学素子)74bとから成るアナモフィック光
学素子74に入射している。アナモフィック光学素子7
4に入射した光束のうち主走査断面においてはそのまま
の状態で射出する。又副走査断面においては集束して光
偏向器5の偏向面5aにほぼ線像(主走査方向に長手の
線像)として結像している。そして光偏向器5の偏向面
5aで偏向された光束は主走査方向と副走査方向とで互
いに異なる屈折力を有するfθレンズ76を介して感光
ドラム面8上に導光され、該光偏向器5を矢印A方向に
回転させることによって該感光ドラム面8上を矢印B方
向に光走査している。これにより記録媒体である感光ド
ラム面8上に画像記録を行なっている。
【0053】表−5に本実施形態における光学配置とf
θレンズ76の非球面係数及び回折光学素子(BOE)
74bの位相項を示す。
【0054】
【表5】
【0055】図8は本実施形態における昇温前後の主走
査方向の像面湾曲、歪曲収差(fθ特性)そして像高ず
れ等を示した説明図であり、実線は常温での特性、点線
は25℃昇温が生じたときの特性を示している。同図か
ら昇温前後の主走査方向のピント変化が殆どないことが
解る。
【0056】このように本実施形態では上述の如くシリ
ンドリカルレンズ74aの1面に回折部としての回折光
学素子74bを付加することにより、走査光学装置の温
度変動に伴なう主走査方向のピント変化を、該回折部7
4bのパワー変化と、半導体レーザー1の波長変動によ
り補正している。又本実施形態においてはfθレンズ
(走査光学素子)ではなくシリンドリカルレンズの1面
に回折光学素子を付加させたことにより、前述の実施形
態1〜3と比較してより容易な構成で効果を実現させる
ことができる。
【0057】次に本発明の実施形態5について説明す
る。本実施形態において前述の実施形態4と異なる点
は、回折部としての回折光学素子をコリメーターレンズ
の1面に付加して構成したことである。その他の構成及
び光学的作用は前述の実施形態4と略同様であり、これ
により同様な効果を得ている。
【0058】即ち、本実施形態では屈折部としてのコリ
メーターレンズと、回折部としての回折光学素子とより
変換光学素子を構成し、該コリメーターレンズの両レン
ズ面のうち一方のレンズ面に回折光学素子を付加するこ
とにより、前述の実施形態4と同様に走査光学装置の温
度変動に伴なう主走査方向のピント変化を、該回折部の
パワー変化と半導体レーザーの波長変動により補正して
いる。
【0059】尚、各実施形態においては回折光学素子を
光学系を構成する複数の光学素子のうち1つの光学素子
の1面に付加したが、これに限定することはなく、該回
折光学素子を光路内に独立させて配置しても本発明は前
述の各実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く走査光学装置
の温度変動に伴なう主走査方向の倍率変化及びピント変
化を走査光学素子の屈折部と回折部とのパワー変化と、
半導体レーザーの波長変動により補正することにより、
環境変動(温度変化)に強く、しかも高精細な印字に適
したコンパクトな走査光学装置を達成することができ
る。
【0061】又、本発明によれば前述の如く走査光学装
置の温度変動に伴なう主走査方向のピント変化を光学素
子の1面に付加した回折部のパワー変化と、半導体レー
ザーの波長変動により補正することにより、環境変動
(温度変化)に強く、しかも高精細な印字に適したコン
パクトな走査光学装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の主走査方向の要部断面
【図2】 本発明の実施形態1における昇温前後の主走
査方向の像面湾曲、歪曲収差、像高ずれを示す図
【図3】 本発明の実施形態2の主走査方向の要部断面
【図4】 本発明の実施形態2における昇温前後の主走
査方向の像面湾曲、歪曲収差、像高ずれを示す図
【図5】 本発明の実施形態3の主走査方向の要部断面
【図6】 本発明の実施形態3における昇温前後の主走
査方向の像面湾曲、歪曲収差、像高ずれを示す図
【図7】 本発明の実施形態4の主走査方向の要部断面
【図8】 本発明の実施形態4における昇温前後の主走
査方向の像面湾曲、歪曲収差、像高ずれを示す図
【図9】 従来の走査光学装置の主走査方向の要部断面
【図10】 従来の走査光学装置における昇温前後の主
走査方向の像面湾曲、歪曲収差、像高ずれを示す図
【図11】 従来例の走査光学装置の要部概略図
【符号の説明】
1 光源手段(半導体レーザー) 2 コリメーターレンズ 3 開口絞り 4 シリンドリカルレンズ 5 偏向素子(ポリゴンミラー) 6,36,56,76 走査光学素子 6a,36a,56a 屈折部(fθレンズ) 6b,36b,56b 回折部(回折光学素子) 74 アナモフィック光学素子 74a 屈折部(シリンドリカルレンズ) 74b 回折部(回折光学素子) 8 被走査面(感光ドラム)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年4月10日(2003.4.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 走査光学装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 13/18 B41J 3/00 D H04N 1/113 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 AA03 AA26 AA46 AA47 BA83 BA84 BA86 BB22 DA03 DA06 2H045 CA42 CA62 CB22 CB41 DA41 2H049 AA17 AA18 AA37 AA50 AA51 AA55 AA63 2H087 KA19 LA22 LA28 NA08 PA01 PA17 PB01 QA02 QA06 QA12 QA32 RA01 RA04 RA05 RA12 RA46 RA47 TA01 TA03 TA08 UA01 5C072 AA03 BA12 HA02 HA09 HA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザーよりなる光源手段から放
    射した光束を回折部を有するアナモフィック光学素子を
    介して偏向素子の偏向面に導光させ、該偏向素子で偏向
    された光束を屈折部を有する走査光学素子を介し被走査
    面上に結像させて、該被走査面上を走査する走査光学装
    置であって、 前記走査光学装置の屈折部の温度変動に伴う主走査方向
    のピント変化が該温度変動による光源手段の波長変動に
    よる回折部のパワー変化で補正されていることを特徴と
    する走査光学装置。
  2. 【請求項2】 前記走査光学装置の屈折部の温度変動に
    伴う主走査方向のピント変化が、温度変動で起こる前記
    屈折部の屈折率の変化及び温度変動で起こる光源手段の
    波長変動による屈折部の屈折率の変化による主走査方向
    のパワー変化により生じることを特徴とする請求項1記
    載の走査光学装置。
  3. 【請求項3】 前記走査光学素子の屈折部は、プラスチ
    ックレンズを有することを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の走査光学装置。
  4. 【請求項4】 半導体レーザーよりなる光源手段から放
    射した光束を回折部を有する変換光学素子により略平行
    光束に変換し、該変換された略平行光束を偏向素子で偏
    向させ、該偏向素子で偏向された光束を屈折部を有する
    走査光学素子を介し被走査面上に結像させて、該被走査
    面上を走査する走査光学装置であって、 前記走査光学装置の屈折部の温度変動に伴う主走査方向
    のピント変化が該温度変動による光源手段の波長変動に
    よる回折部のパワー変化で補正されていることを特徴と
    する走査光学装置。
  5. 【請求項5】 前記走査光学装置の屈折部の温度変動に
    伴う主走査方向のピント変化が、温度変動で起こる前記
    屈折部の屈折率の変化及び温度変動で起こる光源手段の
    波長変動による屈折部の屈折率の変化による主走査方向
    のパワー変化が原因であることを特徴とする請求項4記
    載の走査光学装置。
  6. 【請求項6】 前記走査光学素子の屈折部は、プラスチ
    ックレンズを有することを特徴とする請求項4又は請求
    項5記載の走査光学装置。
  7. 【請求項7】 前記屈折部と前記回折部を光路内に独立
    させて配置していることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の走査光学装置。
  8. 【請求項8】 前記回折部の回折光学素子は階段状の回
    折格子から成るバイナリー光学素子であることを特徴と
    する請求項1〜7のいずれか1項に記載の走査光学装
    置。
  9. 【請求項9】 前記回折部の回折光学素子は鋸歯状の回
    折格子から成るフレネル状の光学素子であることを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の走査光学装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    走査光学装置と、前記被走査面として感光ドラム面を使
    用したことを特徴とするレーザビームプリンタ。
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