JP2003337167A - レーダ波反射低減装置 - Google Patents
レーダ波反射低減装置Info
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Abstract
上レーダ波の入射角がわからないため、入射波に対して
常にキャンセル波を送信しなければならず、電力的に効
率が悪く、また反射波低減対象レーダとは異なる方向に
電波探知装置を搭載する機体が存在した場合、その機体
に自己を探知されるなどの問題点があった。 【解決手段】 角度判定回路4にて相互の位相差を測定
することにより、レーダ波の入射角を推定し、位相差が
ほとんどない場合、すなわちレーダ波の入射角が反射面
に対して垂直および垂直付近である場合にのみ、キャン
セル波生成回路5にて入射波と逆相のキャンセル波を生
成し、送信機6、送信アンテナ7より自己の反射波と同
一振幅値にて送信するよう構成したものである。
Description
波の反射を低減するレーダ波反射低減装置に関するもの
である。
3に示された従来の装置を示す回路図である。図におい
て、1は受信アンテナ、2a,2bは受信したレーダパ
ルス信号を分岐させるための結合器、3a,3bはレー
ダパルス信号の周波数を変換するためのミキサー、4は
レーダパルス信号の入力タイミングを追尾し、同期パル
スを発生させるパルス追尾回路、5はレーダパルス信号
をA/D変換した後ディジタルメモリに記憶する波形メ
モリ回路、6は局部発振器、7は受信したレーダパルス
信号の位相を検出し、反射による位相変化量を考慮して
自己の位相偏移量を算出する位相検出回路、8は位相検
出回路7が算出した自己のエコーの位相偏移量に基づ
き、波形メモリ回路から読み出されたレーダパルス信号
に自己のエコーと逆位相の位相変化を与える位相制御回
路、9はレーダパルス信号を自己のエコーと同一の振幅
値となるように利得が調整されたRF増幅器、10はレ
ーダパルス信号を空間に電波として送信する送信アンテ
ナである。
で受信したレーダ波の位相を位相検出回路7にて検出
し、位相制御回路8にて自己の反射波と逆相になるよう
に制御し、自己の反射波と同一振幅にて送信アンテナ1
0より送信することにより、自己の反射波を低減させよ
うとするものである。
装置では、回路の構成上レーダ波の入射角がわからない
ため、入射波に対して常にキャンセル波を送信しなけれ
ばならず、電力的に効率が悪く、また反射波低減対象レ
ーダとは異なる方向に電波探知装置を搭載する機体が存
在した場合、その機体に自己を探知されるなどの問題点
があった。
ためになされたもので、自己の反射波を効率よく低減さ
せると共に、RCS(レーダ反射面積)を低減させること
ができ、被探知確率を大幅に減少させることができるレ
ーダ波反射低減装置を得ることを目的とする。
射する反射面に設置された複数の受信アンテナ、これら
の受信アンテナから受信した複数のレーダ波の位相を検
出する位相検出回路、この位相検出回路の出力に基づき
受信した複数のレーダ波相互の位相差を測定することに
よりレーダ波の入射角を判定する角度判定回路、および
上記角度判定回路および位相検出回路の出力に基づき、
レーダ波の入射角が上記反射面に対して垂直および垂直
付近である場合にのみ、入射したレーダ波と逆相のキャ
ンセル波を生成するキャンセル波生成回路を備えてい
る。
記複数の受信アンテナを設置し、各船体面において入射
したレーダ波と逆相のキャンセル波を生成するようにし
た。
実施の形態1を図について説明する。図1において、1
1は艦船の船体などのレーダ波を反射する器材の表面に
分散して設置された複数の受信アンテナで、例えば4個
の受信アンテナ11a〜11dが四角形の平面の角部に
設置される。12はこれらの受信アンテナからレーダ波
を受信する受信機、13は受信した複数のレーダ波の位
相を検出する位相検出回路、14は位相検出回路の出力
に基づき、複数のレーダ波相互の位相差を測定すること
によりレーダ波の入射角を判定する角度判定回路、15
はキャンセル波生成回路で、角度判定回路14および位
相検出回路13の出力に基づき、レーダ波の入射角が反
射面に対して垂直および垂直付近である場合にのみ、入
射したレーダ波と逆相のキャンセル波を生成する。1
6,17はキャンセル波を送信する送信機および送信ア
ンテナである。
された複数のレーダ波は受信機12を経て位相検出回路
13にて位相を検出され、位相データθa〜θdとして
角度判定回路14に入力され、レーダ波相互の位相差を
測定することにより角度判定処理が行われる。角度判定
処理においては、レーダ波の入射角の位相差がほとんど
ない場合、例えば図2に示すように、|θa―θd|<
α(定数)と|θb―θc|<α(定数)の条件が満足
すれば、レーダ波の入射角が反射面に対して垂直および
垂直付近であると判定し、キャンセル波生成回路15に
ON指示を与える。これによりキャンセル波生成回路5
は入射したレーダ波と逆相のキャンセル波を生成し、送
信機16、送信アンテナ17より自己の反射波と同一振
幅値にて送信する。この結果、反射面に対して垂直にレ
ーダ波が入射した場合のみ自己反射波を低減することが
でき、電力効率が向上すると共に、他センサへの被探知
確率が減少する。
ス性を意識し船体18に平面構造を多く持つ艦船等の複
数の面に受信アンテナ11を設置すると共に、送信アン
テナ17をそれらの面のほぼ中央部に設置し、各船体面
において入射したレーダ波と逆相のキャンセル波を生成
するようにし、各船体面ごとに反射波の低減処理を行な
う場合は、艦船全体のRCS(レーダ反射面積)を低減す
ることができ、被探知確率を大幅に減少することができ
る。なお、この場合のシステム構成としては、図1に示
す反射低減装置を各船体面に対応して複数組並列に配置
するほか、例えばキャンセル波生成回路15を各船体面
に対して共通化することも可能である。
反射低減装置は、レーダ波を反射する反射面に設置され
た複数の受信アンテナ、これらの受信アンテナから受信
した複数のレーダ波の位相を検出する位相検出回路、こ
の位相検出回路の出力に基づき受信した複数のレーダ波
相互の位相差を測定することによりレーダ波の入射角を
判定する角度判定回路、および上記角度判定回路および
位相検出回路の出力に基づき、レーダ波の入射角が上記
反射面に対して垂直および垂直付近である場合にのみ、
入射したレーダ波と逆相のキャンセル波を生成するキャ
ンセル波生成回路を備え、キャンセル波の送信を入射レ
ーダ波の位相差による角度判定処理に応じて行なうこと
ができ、自己の反射波を効率よく低減させる効果があ
る。
面に上記複数の受信アンテナを設置し、各船体面におい
て入射したレーダ波と逆相のキャンセル波を生成するよ
うにしたので、艦船全体のRCSを低減させる効果があ
る。
低減装置を示す回路構成図である。
波の角度判定処理の一例を示す処理フロー図である。
示す説明図である。
図である。
路、14:角度判定回路、15:キャンセル波生成回
路、16:送信機、17:送信アンテナ、18:船体
Claims (2)
- 【請求項1】 レーダ波を反射する反射面に設置された
複数の受信アンテナ、これらの受信アンテナから受信し
た複数のレーダ波の位相を検出する位相検出回路、この
位相検出回路の出力に基づき受信した複数のレーダ波相
互の位相差を測定することによりレーダ波の入射角を判
定する角度判定回路、および上記角度判定回路および位
相検出回路の出力に基づき、レーダ波の入射角が上記反
射面に対して垂直および垂直付近である場合にのみ、入
射したレーダ波と逆相のキャンセル波を生成するキャン
セル波生成回路を備えたことを特徴とするレーダ波反射
低減装置。 - 【請求項2】 艦船等の各船体面に上記複数の受信アン
テナを設置し、各船体面において入射したレーダ波と逆
相のキャンセル波を生成するようにしたことを特徴とす
る請求項1記載のレーダ波反射低減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002144932A JP3764128B2 (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | レーダ波反射低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003337167A true JP2003337167A (ja) | 2003-11-28 |
JP3764128B2 JP3764128B2 (ja) | 2006-04-05 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3764128B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013164303A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Mitsubishi Electric Corp | アンテナ装置 |
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CN112731308A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-04-30 | 北京机电工程研究所 | 一种自适应低频有源对消雷达隐身实现方法 |
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-
2002
- 2002-05-20 JP JP2002144932A patent/JP3764128B2/ja not_active Expired - Fee Related
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