JP2003336611A - セラミック部材と非セラミック部材との接合構造、及び、浴室用腰掛け - Google Patents

セラミック部材と非セラミック部材との接合構造、及び、浴室用腰掛け

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JP2003336611A
JP2003336611A JP2002142382A JP2002142382A JP2003336611A JP 2003336611 A JP2003336611 A JP 2003336611A JP 2002142382 A JP2002142382 A JP 2002142382A JP 2002142382 A JP2002142382 A JP 2002142382A JP 2003336611 A JP2003336611 A JP 2003336611A
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JP
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ceramic member
holes
stool
ceramic
short piece
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JP2002142382A
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English (en)
Inventor
Kunitada Kamatani
邦忠 鎌谷
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LIFE PROPORTION CENTER Inc
LIFE PROPORTION CT Inc
Original Assignee
LIFE PROPORTION CENTER Inc
LIFE PROPORTION CT Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着剤も特殊な形状の加工も不要な、陶磁器質
等のセラミック部材と木質等の非セラミック部材との接
合構造を提供する。 【解決手段】脚部材4及び腰掛け底面部3それぞれにお
ける接合箇所に、ほぼ同一口径の穴4a,7を形成し、
断面形状が穴4a,7の開口形状にほぼ等しくなされた
ダボ等の木質短片10を用意する。木質短片10には側
周面に長手方向と平行な凸条11を複数形成しておく。
この木質短片10を、穴4a,7内それぞれへ圧入する
ことにより、脚部材4を腰掛け底面部2に接合する。木
質短片10の側周面に形成した凸条11は穴4a,7内
へ圧入する際に塑性変形するので、圧入作業を容易に行
うことができる。木質短片10を穴4a,7内へ圧入し
たのちは、塑性変形した凸条11が、穴4a,7の内面
に密接するから、安定した大きい接合力が発揮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陶磁器等のセラミ
ック部材に、木質等の非セラミック部材を、接着剤を用
いないで接合することができる構造、及びこれを用いた
浴室用の腰掛けに関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック部材と非セラミック部材とを
接合する場合、例えば、陶磁器に木製の部材を取り付け
るには、従来、強力な接着剤を用いたり、接続する両部
材に凹凸構造を形成し、これを嵌合させるという手段が
採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】接着剤でセラミック部
材と非セラミック部材とを接合した場合、当初は強固な
接合力が得られるが、時間経過と共に接着剤が劣化して
接着力が弱まる結果、接合部分が外れるおそれがあっ
た。また接着剤は、有害な化学物質を含んでいることが
あり、接合作業時に作業者の健康に対し悪影響を及ぼす
可能性がある。
【0004】他方、凹凸構造によるセラミック部材と非
セラミック部材との接合は、経時変化に対する安定性は
優れているが、凹凸構造を設けるための加工を施さなく
てはならない。しかもセラミック部材は、焼成による収
縮のため寸法誤差を生じやすいから、接合状態の安定性
を欠いたり、場合によっては接合が困難になるおそれが
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来の問題点を解決
するために本発明が採用したセラミック部材と非セラミ
ック部材との接合構造の特徴とするところは、セラミッ
ク部材及びこれに接合する非セラミック部材それぞれに
おける接合箇所に穴を形成し、断面形状が前記穴の開口
形状にほぼ等しく成された木質短片を、両部材それぞれ
の穴へ圧入することにより、前記両部材を接合すること
である。あるいは、セラミック部材における非セラミッ
ク部材を接合する箇所に穴を形成し、断面形状が前記穴
の開口形状にほぼ等しく成された木質短片と非セラミッ
ク部材とを一体に設け、該木質短片を上記セラミック部
材の穴へ圧入することにより、前記両部材を接合する接
合構造を採用してもよい。
【0006】前記接合構造によれば、木質短片を圧入す
ることでセラミック部材と非セラミック部材とを接合す
るから、接着剤を用いずに、強固な接合状態が得られ
る。また、凹凸構造を設ける必要がないから、特別な加
工が不要となると共に、平面部分どうしでも安定した接
合状態が得られる。
【0007】なお前記木質短片の側周面に、前記穴への
圧入方向と平行な複数の凸条を形成するとよい。これに
より、木質短片を穴へ圧入する際に、側周面に形成した
凸条が塑性変形するため、圧入作業が容易になる。そし
て圧入後は、塑性変形した凸条部分が穴の内面に密接す
るから、大きい接合力を得ることができるという利点が
得られる。
【0008】また本発明は、前記接合構造を利用した浴
室用腰掛けを提供する。すなわち、セラミックより成る
腰掛け本体の底面部に木製の脚部材が設けられる浴室用
腰掛けにおいて、前述の接合構造により、上記腰掛け本
体の底面部と脚部材とを接合することを特徴とするもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係る接
合構造を利用して製作した浴室用腰掛け1の一実施形態
を示すものである。この浴室用腰掛け1は、本体部2が
陶磁器等のセラミック部材で製作され、底面部3に複数
個の木製脚部材4が設けられている。本体部2は、上面
中央部と側周面とに開孔5,6が形成され、本体部2内
の中空部Sと外部とを連通している。
【0010】本発明の特色は、セラミック製の浴室用腰
掛けの底面部3に、木製の脚部材4を取り付けるため、
図3に示すような接合構造を採用したところにある。図
3の(A)に示す如く、脚部材4及び腰掛け底面部3そ
れぞれにおける接合箇所に、ほぼ同一口径の穴4a,7
を形成する。腰掛け底面部3側の穴7は、普通、セラミ
ック製の本体部2を焼成する前に形成しておく。
【0011】一方、断面形状が、穴4a,7の開口形状
にほぼ等しくなされたダボ等の木質短片10を用意す
る。この木質短片10には、図3(B)に示すように、
側周面に長手方向と平行な凸条11を複数形成しておく
ことが望ましい。この木質短片10を、上記穴4a,7
内それぞれへ圧入することにより、図(C)の如く、脚
部材4を腰掛け底面部2に接合することができる。
【0012】木質短片10の側周面に形成した凸条11
は、この木質短片10を穴4a,7内へ圧入する際に塑
性変形するので、圧入作業を容易に行うことができる。
そして、木質短片10を穴4a,7内へ圧入したのち
は、塑性変形した凸条11が、穴4a,7の内面に密接
するから、安定した大きい接合力が発揮される。
【0013】なお、脚部材4も木質短片10も木製であ
るから、図4に示すように、両者を一体的に製作するこ
とも可能である。
【0014】また、浴室用腰掛け1の底面部3に設ける
脚部材4の個数は、特に制限はないが、図5に示すよう
に、5個を等分配置すると安定性が良好である。
【0015】以上のようにして製作された本発明に係る
浴室用腰掛け1は、洗い場に配置するだけでなく、浴槽
内に配置して半身浴をするのに用いる場合があるが、い
ずれの場合でも床や浴槽に接するのが木製の脚部材4で
あるので、床面及び浴槽を傷つけるおそれがない。腰掛
け本体部2に形成してある開孔5,6は、半身浴のため
腰掛け1を浴槽の湯に沈める際に、内側空間Sの空気抜
きの役目を果たすほかに、腰掛け1の軽量化に貢献す
る。本発明の浴室用腰掛け1は、本体部2がセラミック
製なので、遠赤外線効果を持たせることが可能である。
さらに、構成部材がセラミックと木質との天然素材のみ
から成るから、意匠性に優れるという利点を有してい
る。
【0016】[その他の実施形態]本発明に係るセラミ
ック部材と非セラミック部材との接合構造は、木質短片
を両者の穴に圧入することにより、安定した大きい接合
強度を発揮するものであるが、所望により、接着剤を併
用することも妨げない。
【0017】また本発明に係る接合構造の適用対象は、
前述した浴槽用腰掛けに限られるのではなく、陶磁器製
の家具や調度品などが含まれるのであり、これらに木製
の脚部や台座を設ける際に利用することにより、床面の
保護がなされると共に、意匠性を高めることが出来る。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る接合構造は、セラミック部
材と非セラミック部材とを、接着剤を用いずに木質短片
で強固に接合するものであるから、接着剤の持つ欠点、
即ち、有害な化学物質により悪影響を受ける危険性がな
い。また、接着剤を併用する場合でも、経時変化により
接合強度が低下するおそれが排除される。しかも、接合
のために特殊な形状が不要であるから、加工が簡単であ
り、平面部分どうしの接合も容易に行える。さらに、本
発明を利用することで、例えば陶磁器質のセラミック部
材と、木質等の非セラミック部材との、異質な素材どう
しを接合できるから、意匠性を向上させて商品価値を高
めることができる。
【0019】従って、本発明に基づいて製作される浴室
用腰掛けは、セラミック製の本体部に取り付けられる木
質製の脚部が、経時変化の少ない大きい接合強度を有
し、また異素材の接合による優れた意匠性を発揮するも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浴室用腰掛けの一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】本発明に係る浴室用腰掛けの一実施形態を示す
右半部を断面した正面図である。
【図3】本発明の一実施形態に関するものであって、図
(A)はセラミック部材である腰掛け底面部と、非セラ
ミック部材である木製脚部と、木質短片とを分解して示
す要部の正面断面図、図(B)は木質短片の平面断面
図、図(C)は腰掛け底面部に木製脚部を木質短片によ
り接合した状況を示す要部の正面断面図である。
【図4】本発明の異なる実施形態に関するものであっ
て、腰掛け底面部と、木質短片を一体に設けた木製脚部
とを示す要部の正面断面図である。
【図5】本発明に係る浴室用腰掛けの一実施形態を示す
底面図である。
【符号の説明】
1…浴室用腰掛け 2…腰掛け本体部 3…腰掛け底面
部 4…脚部 4a…穴 5,6…開孔 7…穴 1
0…木質短片 11…凸条
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 12/12 F16B 12/12 B C 12/44 12/44 C 17/00 17/00 A Fターム(参考) 2D032 DA01 DA08 3B095 AA10 AB10 AC10 CA05 3J001 GA09 GA10 GB01 HA02 HA07 JD02 JD09 KA01 KB03 3J024 AA04 BA01 BB03 CA11 CA14 3J036 AA01 AA04 BA04 BA10 CA01 CA02 EA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック部材及びこれに接合する非セ
    ラミック部材それぞれにおける接合箇所に穴を形成し、
    断面形状が前記穴の開口形状にほぼ等しく成された木質
    短片を、両部材それぞれの穴へ圧入することにより、前
    記両部材を接合することを特徴とするセラミック部材と
    非セラミック部材との接合構造。
  2. 【請求項2】 セラミック部材における非セラミック部
    材を接合する箇所に穴を形成し、断面形状が前記穴の開
    口形状にほぼ等しく成された木質短片と非セラミック部
    材とを一体に設け、該木質短片を上記セラミック部材の
    穴へ圧入することにより、前記両部材を接合することを
    特徴とするセラミック部材と非セラミック部材との接合
    構造。
  3. 【請求項3】 前記木質短片の側周面に、前記穴への圧
    入方向と平行な複数の凸条を形成した請求項1又は2に
    記載するセラミック部材と非セラミック部材との接合構
    造。
  4. 【請求項4】 セラミックより成る腰掛け本体の底面部
    に木製の脚部材が設けられる腰掛けであって、請求項1
    乃至3のいずれかに記載の接合構造により、上記腰掛け
    本体の底面部と脚部材とを接合したことを特徴とする浴
    室用腰掛け。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010535318A (ja) * 2007-08-02 2010-11-18 フレニ・ブレンボ エス・ピー・エー ブレーキキャリパ駐車装置
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