JP2003335763A - 2−置換−4−イソチアゾリン−3−オン及びその製造方法 - Google Patents

2−置換−4−イソチアゾリン−3−オン及びその製造方法

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JP2003335763A
JP2003335763A JP2002146991A JP2002146991A JP2003335763A JP 2003335763 A JP2003335763 A JP 2003335763A JP 2002146991 A JP2002146991 A JP 2002146991A JP 2002146991 A JP2002146991 A JP 2002146991A JP 2003335763 A JP2003335763 A JP 2003335763A
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Tomoki Koshiyama
智樹 越山
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New Japan Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明により臭気の原因となる揮発性成分の
含有量が50ppm以下であり、且つ色相(ガードナ
ー)が5以下である高純度の2−置換−4−イソチアゾ
リン−3−オン及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 一般式(2) [式中、Rは炭素数1〜18の直鎖状又は分岐鎖状のア
ルキル基、炭素数3〜18のシクロアルキル基を示
す。]で表される化合物、及び/又は一般式(3) [式中、Rは炭素数1〜18の直鎖状又は分岐鎖状のア
ルキル基、炭素数3〜18のシクロアルキル基を示
す。]で表される化合物とハロゲン化剤とを酢酸エステ
ル溶媒存在下で反応させるこにより得られる2−置換−
4−イソチアゾリン−3−オンのハロゲン化水素塩を濾
別し、得られた該ハロゲン化水素塩の酢酸エステル湿潤
ケーキを、酢酸エステルに可溶であり、且つ該ハロゲン
化水素塩が不溶又は難溶である溶剤を用いて置換(洗
浄)し、該湿潤ケーキ中の酢酸エステルを該溶剤で置換
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌、防カビ剤と
して有用な2−置換−4−イソチアゾリン−3−オン及
びその製造方法に関する。詳しくは、揮発性成分の含有
量が一定水準以下であり、且つ色相が良好な高純度の2
−置換−4−イソチアゾリン−3−オン及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】2−置換−4−イソチアゾリン−3−オ
ンは、N−置換−3−メルカプトプロピオン酸アミド、
又はN,N’−ジ置換−3,3’−ジチオプロピオン酸
ジアミドを溶媒存在下、塩素、臭素、塩化スルフリル等
のハロゲン化剤で処理(以下「ハロゲン化環化反応」と
いう)することにより得られる2−置換−4−イソチア
ゾリン−3−オンのハロゲン化水素塩を濾過し、次いで
得られたハロゲン化水素塩を中和(以下「中和反応」と
いう)して製造される。
【0003】上記反応の溶媒としては、酢酸エステル、
塩素化炭化水素、芳香族炭化水素等が開示されている
(例えば、J.Heterocycl.Chem.,8
巻,p571(1971)、特公昭45−38330号
公報、US3761488号公報、特開昭59−317
72号公報、特開平4−305573号公報)。
【0004】酢酸エステルを溶媒として使用した場合、
2−置換−4−イソチアゾリン−3−オンのハロゲン化
水素塩の結晶性、濾過性も良好で、2−置換−4−イソ
チアゾリン−3−オンも収率良く得られる。しかし、ハ
ロゲン化環化反応や中和反応の際、酢酸エステルの一部
が加水分解を受けるため、その際、生成した揮発性成分
である酢酸やアルコールが、生成物中に残存すると臭気
や着色の原因にもなる。また、それらを完全に除去する
ために長時間に亘って留去、乾燥を行うと生成物の分
解、着色等を惹起し、色相の良好なものが得られないと
いう問題を有している。
【0005】特開平3−128368号公報では、溶媒
として加水分解を受けないクロルベンゼンを使用する方
法を開示している。しかし、この方法では、最初に得ら
れる2−置換−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩
の結晶は微細で濾過が極めて困難なうえ、その塩酸塩を
濾過可能な大きさの結晶に成長させるために複雑な昇温
・冷却の晶析サイクルを必要とし、その晶析操作も煩雑
で長時間に亘る。また、クロルベンゼンは、特有の臭気
を有しているため、最終製品に残留している場合には、
その臭気が問題となる。
【0006】これら溶剤やその分解物が揮発性成分とし
て残留した2−置換−4−イソチアゾリン−3−オンを
抗菌、防カビ剤として接着剤、塗料、クロス等に適用す
る場合には、接着製品や塗装物品から残留溶剤やその分
解物が揮発し、特に住居、自動車等の密閉された空間の
空気汚染を惹起し、安全衛生性を低下させる。
【0007】このため揮発性成分の含有量が非常に少な
いか、又は全く含まれていない、色相が良好な2−置換
−4−イソチアゾリン−3−オンが強く要望されてい
る。しかし、一般式(1)で表される2−置換−4−イ
ソチアゾリン−3−オンであって、揮発性成分の含有量
が50ppm以下であり、且つ色相(ガードナー)が5
以下であるものは従来得られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、揮発性成分
の含有量が一定水準以下か、又は全く含まれていない、
色相の良好な高純度の2−置換−4−イソチアゾリン−
3−オン及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成すべく鋭意検討の結果、以下の知見を見いだし
た。 (1)ハロゲン化環化反応後に濾別した酢酸エステルで
十分に洗浄された2−置換−4−イソチアゾリン−3−
オンのハロゲン化水素塩湿潤ケーキを、酢酸エステルに
可溶であり、且つ該ハロゲン化水素塩が不溶又は難溶で
ある特定の溶剤で置換(洗浄)する。その結果、塩基に
よる中和反応工程での酢酸エステルの加水分解がほとん
どなくなり酢酸やアルコールの生成を最小限に抑制でき
る。
【0010】(2)そのため残留する酢酸エステル及び
その加水分解生成物である酢酸やアルコール等の揮発性
成分の含有量が一定水準以下の2−置換−4−イソチア
ゾリン−3−オンが得られる。
【0011】(3)また、着色の原因である加水分解生
成物である酢酸やアルコールが一定水準以下となるため
色相の良好な2−置換−4−イソチアゾリン−3−オン
が得られる。
【0012】 本発明は、かかる知見に基づき完成され
たものである。即ち、本発明は、以下の2−置換−4−
イソチアゾリン−3−オン及びその製造方法を提供する
ものである。 項1 一般式(1) [式中、Rは炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状
のアルキル基、又は炭素数3〜18のシクロアルキル基
を示す。]で表される2−置換−4−イソチアゾリン−
3−オンの少なくとも1種であって、該2−置換−4−
イソチアゾリン−3−オンの重量を基準として、常圧下
の沸点が50〜250℃の範囲にある揮発性成分の含有
量が50ppm以下であり、且つ色相(ガードナー)が
5以下である2−置換−4−イソチアゾリン−3−オ
ン。
【0013】項2 一般式(1)において、Rがn−オ
クチル基である上記項1に記載の2−置換−4−イソチ
アゾリン−3−オン。
【0014】項3 一般式(2) [式中、Rは炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状
のアルキル基、又は炭素数3〜18のシクロアルキル基
を示す。]で表される化合物、及び/又は一般式(3) [式中、Rは炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状
のアルキル基、又は炭素数3〜18のシクロアルキル基
を示す。]で表される化合物とハロゲン化剤とを酢酸エ
ステル溶媒存在下で反応させて2−置換−4−イソチア
ゾリン−3−オンを製造する方法において、一般式
(4) [式中、Rは炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状
のアルキル基、又はシクロアルキル基を示す。HXは、
ハロゲン化水素を示し、Xは塩素原子又は臭素原子を示
す。]で表されるハロゲン化水素塩を濾別し、得られた
該ハロゲン化水素塩の酢酸エステル湿潤ケーキを、酢酸
エステルに可溶であり、且つ該ハロゲン化水素塩が不溶
又は難溶である溶剤を用いて洗浄し、該湿潤ケーキ中の
酢酸エステルを該溶剤で置換する工程を含むことを特徴
とする上記項1又は2に記載の2−置換−4−イソチア
ゾリン−3−オンの製造方法。
【0015】項4 上記項3に記載の溶剤が脂肪族炭化
水素又は芳香族炭化水素である上記項3に記載の2−置
換−4−イソチアゾリン−3−オンの製造方法。
【0016】項5 脂肪族炭化水素がシクロヘキサン又
はメチルシクロヘキサンである上記項3又は4に記載の
2−置換−4−イソチアゾリン−3−オンの製造方法。
【0017】
【発明の実施の形態】2−置換−4−イソチアゾリン−
3−オン 一般式(1)で表される2−置換−4−イソチアゾリン
−3−オンは、Rが炭素数1〜18の直鎖状若しくは分
岐鎖状のアルキル基又は炭素数3〜18のシクロアルキ
ル基である。これらのうち特に、Rは、n−オクチル基
が好ましい。
【0018】本発明に係る常圧下での沸点が50〜25
0℃の範囲にある揮発性成分としては、具体的にn−ヘ
キサン、n−へプタン、n−ノナン、n−デカン等の脂
肪族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン、エチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、1,3,5
−トリメチルベンゼン、1,2,4−トリメチルベンゼ
ン、1,2,3−トリメチルベンゼン、クロルベンゼ
ン、o−ジクロルベンゼン、p−ジクロルベンゼン等の
芳香族炭化水素、クロロホルム、トリクロロエチレン、
テトラクロロエチレン、1,1,1−トリクロロエタ
ン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロプロパ
ン等のハロゲン含有炭化水素、ジメトキシエタン、テト
ラヒドロフラン、ジグライム等のエーテル、酢酸エチ
ル、酢酸n−ブチル等のエステル、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン、及び
メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロ
パノール、n−ブタノール、n−ヘキサノール、シクロ
ヘキサノール等のアルコール、酢酸、酪酸等の脂肪酸が
例示される。
【0019】本発明の2−置換−4−イソチアゾリン−
3−オンは、上記揮発性成分の含有量が低減されてお
り、通常50ppm以下、好ましくは20ppm以下、
更に好ましくは10ppm以下である。実質的にほとん
ど含まれていないことが最も好ましい。従って、本発明
の2−置換−4−イソチアゾリン−3−オンは、残留溶
剤及びその分解物の揮発に伴う従来の問題、例えば密閉
空間での空気汚染による安全性低下の問題が大きく改善
されている。
【0020】また、本発明の2−置換−4−イソチアゾ
リン−3−オンは、色相(ガードナー)が良好で、通常
5以下であり、好ましくは4以下、さらに好ましくは3
以下である。色相が5以下だと、最終製品の色相に影響
を与えない。
【0021】2−置換−4−イソチアゾリン−3−オン
の製造方法一般式(2)又は(3)で表される化合物〉 本発明に係る2−置換−4−イソチアゾリン−3−オン
の製造法において、原料として用いられる一般式(2)
及び一般式(3)で表される化合物を製造する方法は、
特に限定されるものではないが、3−メルカプトプロピ
オン酸エステル、又は3,3’−ジチオプロピオン酸ジ
エステルと脂肪族第一アミン又は脂環族第一アミンとを
エステル−アミド交換反応させる方法が推奨される。
【0022】3−メルカプトプロピオン酸エステル、又
は3,3’−ジチオプロピオン酸ジエステルは、工業的
に市販されているものを用いることができる他、従来公
知の方法によっても容易に製造できる。
【0023】上記エステルにおいてアルコール残基のア
ルキル基としては、炭素数1〜18の脂肪族アルキル基
及び炭素数6〜18にシクロアルキル基が例示される。
具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i
so−プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、
n−ペンチル基、n−ヘキシル基、、n−ヘプチル基、
n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル
基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル
基、トリデシル基等の直鎖状又は分岐状の脂肪族アルキ
ル基が例示できる。なかでも特にメチル基、エチル基、
n−プロピル基、n−ブチル基等の炭素数1〜4の脂肪
族アルキル基が好ましい。
【0024】本発明にかかる一般式(2)又は(3)で
表されるアミドとしては、具体的に、N−メチル−3−
メルカプトプロピオン酸アミド、N−エチル−3−メル
カプトプロピオン酸アミド、N−n−プロピル−3−メ
ルカプトプロピオン酸アミド、N−n−ブチル−3−メ
ルカプトプロピオン酸アミド、N−n−ペンチル−3−
メルカプトプロピオン酸アミド、N−n−ヘキシル−3
−メルカプトプロピオン酸アミド、N−n−ヘプチル−
3−メルカプトプロピオン酸アミド、N−n−オクチル
−3−メルカプトプロピオン酸アミド、N−n−ノニル
−3−メルカプトプロピオン酸アミド、N−n−デシル
−3−メルカプトプロピオン酸アミド、N−n−ウンデ
シル−3−メルカプトプロピオン酸アミド、N−n−ド
デシル−3−メルカプトプロピオン酸アミド、N−n−
トリデシル−3−メルカプトプロピオン酸アミド、N−
シクロヘキシル−3−メルカプトプロピオン酸アミド、
N−2−メチルシクロヘキシル−3−メルカプトプロピ
オン酸アミド、N−4−メチルシクロヘキシル−3−メ
ルカプトプロピオン酸アミド、N,N’−ジメチル−
3,3’−ジチオプロピオン酸ジアミド、N,N’−ジ
エチル−3,3’−ジチオプロピオン酸ジアミド、N,
N’−ジ−n−プロピル−3,3’−ジチオプロピオン
酸ジアミド、N,N’−ジ−n−ブチル−3,3’−ジ
チオプロピオン酸ジアミド、N,N’−ジ−n−ペンチ
ル−3,3’−ジチオプロピオン酸ジアミド、N,N’
−ジ−n−ヘキシル−3,3’−ジチオプロピオン酸ジ
アミド、N,N’−ジ−n−ヘプチル−3,3’−ジチ
オプロピオン酸ジアミド、N,N’−ジ−n−オクチル
−3,3’−ジチオプロピオン酸ジアミド、N,N’−
ジ−n−ノニル−3,3’−ジチオプロピオン酸ジアミ
ド、N,N’−ジ−n−デシル−3,3’−ジチオプロ
ピオン酸ジアミド、N,N’−ジシクロヘキシル−3,
3’−ジチオプロピオン酸ジアミド、N,N’−ジ−2
−メチルシクロヘキシル−3,3’−ジチオプロピオン
酸ジアミド、N,N’−ジ−4−メチルシクロヘキシル
−3,3’−ジチオプロピオン酸ジアミド等が例示され
る。
【0025】これらのうち特に、N−n−オクチル−3
−メルカプトプロピオン酸アミド及びN,N’−ジ−n
−オクチル−3,3’−ジチオプロピオン酸ジアミドが
好ましい。
【0026】〈反応溶媒〉本発明にかかる反応溶媒とし
ては、特に限定されないが、酢酸エチル、酢酸n−プロ
ピル、酢酸iso−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸i
so−ブチル、酢酸sec−ブチル、酢酸tert−ブ
チル、酢酸n−ヘキシル等の酢酸エステルが挙げられ
る。特に、酢酸エチル、酢酸n−ブチル及び酢酸n−ヘ
キシルが好ましい。
【0027】使用する溶媒量は、一般式(2)又は
(3)で表されるアミド化合物の重量を基準として、
0.5〜10倍重量程度、好ましくは0.8〜3.0倍
重量程度である。0.5倍重量未満であると、反応熱の
除去が困難になる傾向が見られ、一方10倍重量を越え
て使用しても溶媒量の増加に見合うだけの収率や濾過性
の向上は認められず、不経済となり好ましくない。
【0028】〈ハロゲン化環化反応〉本発明にかかるハ
ロゲン化環化反応に使用するハロゲン化剤としては、特
に限定されないが、具体的には、塩素、臭素、塩化スル
フリル等が例示され、工業的には塩素が好ましい。
【0029】使用するハロゲン化剤量は、一般式(2)
で表されるアミド化合物を使用する場合、アミド化合物
1モルを基準として、1.8〜2.5倍モル程度、好ま
しくは2.0〜2.1倍モル程度である。また、一般式
(3)で表されるアミド化合物を使用する場合、アミド
化合物1モルを基準として、2.8〜3.5倍モル程
度、好ましくは3.0〜3.1倍モル程度である。
【0030】ハロゲン化環化反応の製造例としては、具
体的には以下の方法が挙げられる。例えば、酢酸n−
ブチル溶液に、一般式(2)又は(3)で表されるアミ
ド化合物の全量を溶解し、塩素ガスを吹き込み、環化さ
せる方法、酢酸n−ブチル溶液に、塩素ガスを吹き込
みながら、一般式(2)又は(3)で表されるアミド化
合物の融解液を連続的又は間欠的に添加し、環化させる
方法、酢酸n−ブチル溶液に、塩素ガスを吹き込みな
がら、一般式(2)又は(3)で表されるアミド化合物
の酢酸n−ブチル溶液又はスラリーを連続的又は間欠的
に添加し、環化させる方法、などである。
【0031】いずれの反応方法でも採用できるが、ハロ
ゲン化環化反応の際発生する反応熱を効率良く除去し、
且つ原料や生成物の分解をできるだけ抑制するには、
の方法が特に好ましい。
【0032】の方法において、一般式(2)または
(3)で表されるアミド化合物の酢酸n−ブチル溶液又
はスラリーの濃度は、通常90重量%以下、20〜90
重量%、好ましくは50〜80重量%程度が好ましい。
【0033】一般式(2)または(3)で表されるアミ
ド化合物の融解液または酢酸n−ブチル溶液を少量ずつ
添加する場合の添加速度は、適宜選択できる。しかし、
本反応が発熱反応であるから、添加速度を過度に大きく
すると、発熱量が大きくなり過ぎ、望まない分解反応が
起こる傾向がある。したがって、一般には、反応系の温
度が、通常0〜80℃程度、好ましくは20〜50℃程
度に調節できるような添加速度とするのが好ましい。
【0034】また、塩素ガスの吹き込み速度は、反応温
度が50℃を越えない範囲の速度で吹き込むことが好ま
しい。またその際、塩素ガスの吹き込み量は、ハロゲン
環化反応に必要とされる量よりも常に幾分少ない状態を
維持することが好ましい。塩素ガスを必要量よりも過剰
に系中に存在させると、生成した環化反応生成物がさら
に塩素化された過塩素化物が生成する傾向がある。アミ
ド化合物の融解液または酢酸n−ブチル溶液を全量添加
した後は、反応を完結させるために必要な量の塩素ガス
の吹き込みを反応温度が50℃を越えない範囲で繰り返
すことが好ましい。
【0035】ハロゲン化環化反応時間は、反応装置、原
料の種類や仕込量、反応温度等に依存し、上記環化反応
が完結するように適宜設定できる。
【0036】〈酢酸エステル湿潤ケーキの洗浄・置換
(洗浄)〉ハロゲン化環化反応後、反応系に窒素ガスを
吹き込み、過剰の生成HXガスを除去した後、得られる
一般式(4)で表される2−置換−4−イソチアゾリン
−3−オンハロゲン化水素塩のスラリーから濾別した該
ハロゲン化水素塩を酢酸エステルで十分に洗浄し、酢酸
エステル湿潤ケーキ中の酢酸エステルを酢酸エステルに
可溶であり、かつ該ハロゲン化水素塩が不溶もしくは難
溶である溶剤で置換(洗浄)する。
【0037】酢酸エステルに可溶であり、且つ該ハロゲ
ン化水素塩が不溶もしくは難溶である溶剤としては、常
圧での沸点範囲が50〜250℃の範囲にあれば、特に
限定されず、脂肪族炭化水素及び芳香族炭化水素が例示
される。
【0038】具体的には、n−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、n−オクタン、n−ノナン、n−デカン等の脂肪族
炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エ
チルシクロヘキサン、1,2−ジメチルシクロヘキサ
ン、1,3−ジメチルシクロヘキサン、1,4−ジメチ
ルシクロヘキサン、1,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン、1,2,4−トリメチルシクロヘキサン、1,
2,3−トリメチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水
素、及びトルエン、キシレン、エチルベンゼン、1,
3,5−トリメチルベンゼン、1,2,4−トリメチル
ベンゼン、1,2,3−トリメチルベンゼン等の芳香族
炭化水素が例示される。これらのうち、脂環式炭化水素
が好ましく、なかでも特にシクロヘキサン及びメチルシ
クロヘキサンが好ましい。
【0039】これらの溶剤は、1種単独で又は2種以上
組み合わせて使用することもできる。
【0040】該ハロゲン化水素塩中の酢酸エステルを上
記溶剤で置換(洗浄)する際の、溶剤の使用量は、特に
限定されないが、生成する2−置換−4−イソチアゾリ
ン−3−オンのハロゲン化水素塩の湿潤ケーキ重量を基
準として、0.2〜10重量倍程度、好ましくは0.5
〜3重量倍程度の範囲である。該溶剤使用量を一括し
て、又は分割して用いることができるが、分割して用い
るほうが置換(洗浄)効率が良く、溶剤使用量を低減で
きることから好ましい。
【0041】〈ハロゲン化水素塩の中和〉得られた2−
置換−4−イソチアゾリン−3−オンのハロゲン化水素
塩は、水に分散もしくは溶解した後、上記置換(洗浄)
に使用したものと同一の溶剤を加えた後に塩基で中和す
る。添加する溶剤量は、特に限定されず、該置換(洗
浄)溶剤湿潤ケーキ重量を基準として、通常0.5〜5
倍重量程度、好ましくは0.5〜2倍重量程度が好まし
い。
【0042】中和反応に使用する塩基としては、特に限
定されないが、具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭
酸水素カリウム等が例示でき、る。これらの塩基は水溶
液または固体のまま使用することができる。これらのう
ち特に、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、及び炭
酸水素ナトリウムが推奨される。
【0043】得られた該置換(洗浄)溶剤溶液を水洗し
た後、溶剤を留去、減圧下で乾燥することにより、2−
置換−4−イソチアゾリン−3−オンを得ることができ
る。
【0044】溶剤の留去及び乾燥は、温度60℃以下、
圧力は、0.1〜70kPa程度の条件下で行うことが
好ましい。
【0045】中和反応時及び溶媒留去時の温度は、特に
限定されないが、生成物の分解、着色等を極力抑えるた
め100℃以下、好ましくは60℃以下であることが好
ましい。必要に応じて減圧下で行ってもよく、水蒸気、
水等を共沸溶媒として用いてもよい。例えば、共沸溶媒
として水を使用する場合、温度60℃以下、圧力は、
0.1〜70kPa程度の条件下で、揮発性成分を共沸
させることが好ましい。このときの水の量は、2−置換
−4−イソチアゾリン−3−オン重量に対して、0.1
〜20重量%程度とすることが好ましい。
【0046】〈用途〉こうして臭気の原因となる揮発性
成分の含有量が50ppm以下であり、且つ従来の方法
と比較して、溶媒留去及び乾燥時間が短縮されるため色
相(ガードナー)が5以下である高純度の2−置換−4
−イソチアゾリン−3−オンが得られる。こうして得ら
れる2−置換−4−イソチアゾリン−3−オンは、抗
菌、防カビ剤として従来公知の2−置換−4−イソチア
ゾリン−3−オンの用途と同様の用途に使用できる。
【0047】特に、このものは、揮発性成分の含有量が
50ppm以下に低減されているために、残存溶剤によ
る環境汚染が事実上ないことから、家庭用日用品、建築
材料、壁紙、自動車用部材の塗装や接着剤用途に適した
抗菌、防カビ剤である。
【0048】
【実施例】以下、実施例及び比較例を掲げて本発明を詳
しく説明する。本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。尚、実施例及び比較例の揮発性成分量、色
相及び臭気試験は下記の通りである。
【0049】〈揮発性成分含有量〉実施例及び比較例に
おける揮発性成分の含有量は、ヘッドスペースガスクロ
マトグラフィーにより分離、定量した。
【0050】〈臭気試験〉実施例1〜4及び比較例1の
臭気評価試験は、下記の判定基準に従って判定した。 ◎:ほとんど無臭 ○:やや有臭 △:有臭 ×:かなり有臭
【0051】〈色相(ガードナー)〉JISK0071
−1に準拠して測定した。
【0052】実施例1 攪拌機、滴下ロート、温度計、塩素導入管、アルカリト
ラップを備え付けた1L4つ口フラスコに酢酸n−ブチ
ル81gを入れ、撹拌下、滴下ロートより酢酸n−ブチ
ル60gに溶解したN−n−オクチル−3−メルカプト
プロピオン酸アミド150g(0.69mol)を滴下
し、反応温度を35〜40℃に保ちながら、塩素導入管
より塩素98g(1.38mol)を4時間かけて吹き
込み、次いで40℃で1時間撹拌した。次に窒素を40
℃で2時間吹き込み、過剰の塩化水素を除去後、室温ま
で冷却し、析出した塩酸塩を吸引濾過により採取した。
得られた塩酸塩結晶を酢酸n−ブチル50gで3回洗浄
し、さらにシクロヘキサン50gで3回洗浄後、2−n
−オクチルイソチアゾリン−3−オン塩酸塩のシクロヘ
キサン湿潤ケーキ146gを得た。その湿潤ケーキをイ
オン交換水150gに加え、シクロヘキサン120gを
加えて撹拌し、水酸化マグネシウムでpH7まで中和し
た。得られたシクロヘキサン溶液を水洗後、減圧下、6
0℃で溶媒留去、窒素ガスをバブリングしながら1時間
乾燥し、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−
オン118.4gを得た(収率80.4%)。得られた
2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンの揮
発性成分含量、色相及び臭気試験結果を表1に示した。
【0053】実施例2 攪拌機、滴下ロート、温度計、塩素導入管、アルカリト
ラップを備え付けた1L4つ口フラスコに酢酸n−ブチ
ル81gを入れ、撹拌下、滴下ロートより酢酸n−ブチ
ル150gに溶解したN,N’−ジ−n−オクチル−
3,3’ジチオプロピオン酸ジアミド150g(0.3
5mol)を滴下し、反応温度を35〜40℃に保ちな
がら、塩素導入管より塩素74g(1.04mol)を
4時間かけて吹き込み、次いで40℃で1時間撹拌し
た。次に、窒素を40℃で2時間吹き込み過剰の塩化水
素を除去後、室温まで冷却し、析出した塩酸塩を吸引濾
過により採取した。得られた塩酸塩を酢酸n−ブチル5
0gで3回洗浄した後、更にシクロヘキサン50gで3
回洗浄して、142gの2−n−オクチルイソチアゾリ
ン−3−オン塩酸塩のシクロヘキサン湿潤ケーキを得
た。その湿潤ケーキをイオン交換水150gに加え、シ
クロヘキサン120gを加えて撹拌し、水酸化マグネシ
ウムでpH7まで中和した。得られたシクロヘキサン溶
液を水洗後、減圧下、60℃で溶媒留去、窒素ガスをバ
ブリングしながら1時間乾燥し、2−n−オクチル−4
−イソチアゾリン−3−オン115.0gを得た(収率
77.8%)。得られた2−n−オクチル−4−イソチ
アゾリン−3−オンの揮発性成分含量、色相及び臭気試
験結果を表1に示した。
【0054】実施例3 攪拌機、滴下ロート、温度計、塩素導入管、アルカリト
ラップを備え付けた1L4つ口フラスコに酢酸n−ブチ
ル81gを入れ、撹拌下、滴下ロートより酢酸n−ブチ
ル60gに溶解したN−n−オクチル−3−メルカプト
プロピオン酸アミド150g(0.69mol)を滴下
し、反応温度を35〜40℃に保ちながら、塩素導入管
より塩素98g(1.38mol)を4時間かけて吹き
込み、次いで40℃で1時間撹拌した。次に、窒素を4
0℃で2時間吹き込み過剰の塩化水素を除去後、室温ま
で冷却し、析出した塩酸塩を吸引濾過により採取した。
得られた塩酸塩を酢酸n−ブチル50gで3回洗浄し、
さらにシクロヘキサン50gで3回洗浄後、2−n−オ
クチルイソチアゾリン−3−オン塩酸塩のシクロヘキサ
ン湿潤ケーキ145gを得た。その湿潤ケーキをイオン
交換水150gに加え、シクロヘキサン120gを加え
て撹拌し、水酸化マグネシウムでpH7まで中和した。
シクロヘキサン相を水洗後、減圧下、60℃で溶媒留
去、その後、水を10g添加し更に留去、窒素ガスをバ
ブリングしながら乾燥し、2−n−オクチル−4−イソ
チアゾリン−3−オン117.4gを得た(収率79.
7%)。得られた2−n−オクチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オンの揮発性成分含量、色相及び臭気試験結果
を表1に示した。
【0055】実施例4 攪拌機、滴下ロート、温度計、塩素導入管、アルカリト
ラップを備え付けた1L4つ口フラスコに酢酸n−ブチ
ル81gを入れ、撹拌下、滴下ロートより酢酸n−ブチ
ル150gに溶解したN,N’−ジ−n−オクチル−
3,3’ジチオプロピオン酸ジアミド150g(0.3
5mol)を滴下し、反応温度を35〜40℃に保ちな
がら、塩素導入管より塩素74g(1.04mol)を
4時間かけて吹き込んだ後、40℃で1時間撹拌した。
その後、窒素を40℃で2時間吹き込み過剰の塩化水素
を除去、室温まで冷却した後、析出した塩酸塩を吸引濾
過により採取した。得られた塩酸塩を酢酸n−ブチル5
0gで3回洗浄した後、更にシクロヘキサン50gで3
回洗浄して、141gの2−n−オクチルイソチアゾリ
ン−3−オン塩酸塩のシクロヘキサン湿潤ケーキを得
た。その湿潤ケーキをイオン交換水150gに加え、シ
クロヘキサン120gを加えて撹拌し、水酸化マグネシ
ウムでpH7まで中和した。シクロヘキサン相を水洗
後、減圧下、60℃で溶媒留去、その後、水を10g添
加し更に留去、窒素ガスをバブリングしながら乾燥し、
2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン11
4.3gを得た(収率77.3%)。得られた2−n−
オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンの揮発性成分
含量、色相及び臭気試験結果を表1に示した。
【0056】比較例1 攪拌機、滴下ロート、温度計、塩素導入管、アルカリト
ラップを備え付けた1L4つ口フラスコに酢酸n−ブチ
ル81gを入れ、撹拌下、滴下ロートより酢酸n−ブチ
ル60gに溶解したN−n−オクチル−3−メルカプト
プロピオンアミド150g(0.69mol)を滴下
し、反応温度を35〜40℃に保ちながら、塩素導入管
より塩素98g(1.38mol)を4時間かけて吹き
込んだ後、40℃で1時間撹拌した。その後、窒素を4
0℃で2時間吹き込み過剰のHClを除去、室温まで冷
却した後、析出した塩酸塩を吸引濾過により採取した。
得られた塩酸塩を酢酸n−ブチル50gで3回洗浄した
後、140gの2−n−オクチルイソチアゾリン−3−
オン塩酸塩の酢酸n−ブチル湿潤ケーキを得た。その湿
潤ケーキをイオン交換水150gに加え、酢酸n−ブチ
ル120gを加え撹拌し、水酸化マグネシウムでpH7
まで中和した。酢酸n−ブチル相を水洗後、減圧下、6
0℃で溶媒留去、窒素ガスを1時間バブリングしながら
乾燥し、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−
オン113.7gを得た(収率77.2%)。得られた
2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンの揮
発性成分含量、色相及び臭気試験結果を表1に示した。
【0057】
【0058】
【発明の効果】本発明により臭気の原因となる揮発性成
分の含有量が50ppm以下であり、且つ色相(ガード
ナー)が5以下である高純度の2−置換−4−イソチア
ゾリン−3−オンが得られる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) [式中、Rは炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状
    のアルキル基、又は炭素数3〜18のシクロアルキル基
    を示す。]で表される2−置換−4−イソチアゾリン−
    3−オンの少なくとも1種であって、該2−置換−4−
    イソチアゾリン−3−オンの重量を基準として、常圧下
    の沸点が50〜250℃の範囲にある揮発性成分の含有
    量が50ppm以下であり、且つ色相(ガードナー)が
    5以下である2−置換−4−イソチアゾリン−3−オ
    ン。
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、Rがn−オクチ
    ル基である請求項1に記載の2−置換−4−イソチアゾ
    リン−3−オン。
  3. 【請求項3】 一般式(2) [式中、Rは炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状
    のアルキル基、又は炭素数3〜18のシクロアルキル基
    を示す。]で表される化合物、及び/又は一般式(3) [式中、Rは炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状
    のアルキル基、又は炭素数3〜18のシクロアルキル基
    を示す。]で表される化合物とハロゲン化剤とを酢酸エ
    ステル溶媒存在下で反応させて2−置換−4−イソチア
    ゾリン−3−オンを製造する方法において、一般式
    (4) [式中、Rは炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状
    のアルキル基、又はシクロアルキル基を示す。HXは、
    ハロゲン化水素を示し、Xは塩素原子又は臭素原子を示
    す。]で表されるハロゲン化水素塩を濾別し、得られた
    該ハロゲン化水素塩の酢酸エステル湿潤ケーキを、酢酸
    エステルに可溶であり、且つ該ハロゲン化水素塩が不溶
    又は難溶である溶剤を用いて洗浄し、該湿潤ケーキ中の
    酢酸エステルを該溶剤で置換する工程を含むことを特徴
    とする上記項1又は2に記載の2−置換−4−イソチア
    ゾリン−3−オンの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の溶剤が脂肪族炭化水素
    又は芳香族炭化水素である請求項3に記載の2−置換−
    4−イソチアゾリン−3−オンの製造方法。
  5. 【請求項5】 脂肪族炭化水素がシクロヘキサン又はメ
    チルシクロヘキサンである請求項3又は4に記載の2−
    置換−4−イソチアゾリン−3−オンの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2264605A1 (es) * 2004-07-02 2007-01-01 Labiana Development, S.L. "procedimiento para la obtencion de 2-alquilisotiazolonas y de sus formulaciones en forma estable solas o asociadas a otras moleculas con actividad biocida".
WO2007112613A1 (fr) * 2006-04-03 2007-10-11 Beijing Tianqing Chemicals Co., Ltd. Préparation de dérivés d'isothiazolinone n-substitués
US20100234613A1 (en) * 2007-10-25 2010-09-16 Beijing Tianqing Chemicals Co., Ltd process for continuously producing 3-isothiazolinone derivatives and intermediate products thereof

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