JP2003335008A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2003335008A
JP2003335008A JP2002144001A JP2002144001A JP2003335008A JP 2003335008 A JP2003335008 A JP 2003335008A JP 2002144001 A JP2002144001 A JP 2002144001A JP 2002144001 A JP2002144001 A JP 2002144001A JP 2003335008 A JP2003335008 A JP 2003335008A
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Japan
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roll paper
paper
platen
thermal head
machine
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Application number
JP2002144001A
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English (en)
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Hiromichi Takikita
博通 瀧北
Yasufumi Mochizuki
康文 望月
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Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙の最終端をサーマルヘッドとプラテ
ンとの挟持から外すことで、次のロール紙との交換を容
易にする。 【解決手段】 サーマルヘッド10とプラテン11と、
操作スイッチ41と、ロール紙Pの最終端を検出するべ
くサーマルヘッド10の上流側に設けられた終端センサ
15と、サーマルヘッド10の下流側に設けられたルー
プ形成空間30と、このループ形成空間30の下流側に
設けられた排紙ローラ対24とを有するサーマルプリン
タにおいて、終端センサ15がロール紙Pの最終端を検
出した場合、プラテン11と排紙ローラ対24の回転を
停止し、その後、操作スイッチ41が押下されると、排
出ローラ対24を停止したままプラテン11を所定量駆
動してロール紙Pの最終端をサーマルヘッド10とプラ
テン11との接点より下流側に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドの
発熱素子とプラテンとの間に感熱式の用紙を挟み、プラ
テンを回転させることにより用紙を搬送しながら印字を
行うサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】POSや無人情報端末などにはプリンタ
が組み込まれて使用者に対してレシートやチケットなど
の発行が行われる。これらのプリンタには印字品質や印
字速度などの利点からサーマルプリンタが一般的に使用
される。また、このサーマルプリンタの印字媒体には、
感熱紙をロール状に巻いたいわゆるロール紙と呼ばれる
用紙が用いられる。サーマルプリンタは、POSや無人
情報端末などのホスト側から印字データを受信すると、
機内に搭載したロール紙から用紙を引出して印字を行な
った後、用紙を切断して機外に排出する。
【0003】この様なロール紙を扱うプリンタの中に
は、印字を終了するまで用紙が機外に露出しないように
機内に溜めておき、印字が終了してカッターで用紙を切
断した後にはじめて機外に排出する機能を有するものが
ある。この機能によれば、印字終了まで使用者が用紙に
触れることがない。従って、使用者が印字の途中で用紙
搬送を妨げたり用紙を引っ張ることで印字が正確に行わ
れないといった不具合を未然に防ぐことが可能になる。
【0004】一方、ロール紙を扱うプリンタでは搭載さ
れたロール紙を使い切った時には新たなロール紙を補充
する必要がある。この様なプリンタには、一般的にロー
ル紙の最終端を検出するセンサがサーマルヘッドより上
流側に設けられており、このセンサがロール紙の最終端
を検出した場合は即時に印字や搬送を停止し、新たなロ
ール紙が補充されるまでデータの受信や印字動作を行わ
ない様に制御される。通常ロール紙の最終端は印字の途
中に検出されるため、検出後はサーマルヘッドとプラテ
ンとの間に印字途中の用紙を挟持した状態でオペレータ
と呼ばれる保守作業者によるロール紙の補充を待つこと
になる。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】オペレータがロール紙の補充を行う場合、
印字が中断されて中途半端な印字が施された用紙を取り
除く必要がある。補充作業では、サーマルヘッドとプラ
テンとの間に用紙が挟持されているため、プラテンを回
転させるか或いはサーマルヘッドを持ち上げてサーマル
ヘッドとプラテンとの挟持から用紙を外す必要がある。
しかし、プラテンを回転させる或いはサーマルヘッドを
持ち上げる作業は煩雑であり、オペレータの作業性を低
下させるといった問題があった。また、オペレータはこ
の煩雑な作業を避けるためにしばしば無理矢理用紙を引
き抜こうとすることがある。この場合、サーマルヘッド
とプラテンとは比較的強い力で押し付けられているため
に用紙が破けたり、サーマルヘッドの発熱素子が傷付く
事があった。
【0006】この問題に対し特開平3−227272に
は、ロール紙の終端を検出した場合に残った用紙を自動
的に機外に排出する技術が開示されている。この様に構
成すれば、機内に残った用紙を除去する必要もなく、ま
たオペレータがサーマルヘッドとプラテンに挟持された
用紙を無理矢理引き抜くといった恐れもない。しかし、
この場合は印字途中の用紙が機外に排出される事にな
り、使用者がその用紙を受け取ってしまうといった問題
が生じる。
【0007】本発明はこの様な点に鑑み改良したもので
あり、その目的とするところは、用紙を機内に留めたま
ま用紙の最終端をサーマルヘッドとプラテンとの挟持か
ら外すことが可能なプリンタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】本発明は、複数の発熱素子を有するサーマ
ルヘッドと、サーマルヘッドとの間でロール紙を挟持し
て搬送するプラテンと、サーマルヘッドとプラテンとが
圧接する方向に付勢する付勢手段と、サーマルヘッドの
上流側に設けられてロール紙の最終端を検出する終端検
出手段と、印字が終了したロール紙を切断する切断手段
と、印字が終了するまでロール紙の先端を機内に留める
ようにロール紙の搬送を制御する制御手段とを備えたサ
ーマルプリンタにおいて、前記制御手段は前記終端検出
手段がロール紙の最終端を検出した場合にロール紙の先
端を機内に留めながら前記プラテンを所定量駆動してロ
ール紙の最終端を前記サーマルヘッドと前記プラテンと
の接点より下流側に搬送することを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、ロール紙が終了した場
合、自動的にロール紙をサーマルヘッドとプラテンとの
挟持から外すことができる。さらに、ロール紙を機外に
露出する事もない。
【0010】また本発明は、前記サーマルヘッドの下流
側に設けられた搬送手段と、前記サーマルヘッドと前記
搬送手段との間に設けられたループ形成空間とを備え、
前記制御手段は印字が終了するまでロール紙を前記ルー
プ形成空間においてループ化してロール紙の先端を機内
に留めるように前記搬送手段の駆動を制御するととも
に、前記終端検出手段がロール紙の最終端を検出した場
合に前記搬送手段を制御してロール紙の先端を機内に留
めながら前記プラテンを所定量駆動することを特徴とす
る。
【0011】本発明に従えば、印字が正常に終了するま
でロール紙を機外に露出しない機能を装置を小型化した
まま実現することが可能になる。
【0012】これは、前記制御手段は前記終端検出手段
がロール紙の最終端を検出した場合に前記搬送手段を停
止したまま前記プラテンを所定量駆動することで達成で
きる。
【0013】また本発明は、複数の発熱素子を有するサ
ーマルヘッドと、サーマルヘッドとの間でロール紙を挟
持して搬送するプラテンと、サーマルヘッドとプラテン
とが圧接する方向に付勢する付勢手段と、サーマルヘッ
ドの上流側に設けられてロール紙の最終端を検出する終
端検出手段と、印字が終了したロール紙を切断する切断
手段と、オペレータの操作を検知する操作スイッチと、
印字が終了するまでロール紙の先端を機内に留めるよう
にロール紙の搬送を制御する制御手段とを備えたサーマ
ルプリンタにおいて、前記制御手段は前記終端検出手段
がロール紙の終端を検出した場合に前記プラテンおよび
前記搬送手段を停止し、この停止状態において前記操作
スイッチの操作を検知した場合にはロール紙の先端を機
内に留めながら前記プラテンを所定量駆動してロール紙
の最終端を前記サーマルヘッドと前記プラテンとの接点
より下流側に搬送することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、ロール紙が終了した場
合、スイッチ操作によりロール紙をサーマルヘッドとプ
ラテンとの挟持から外すことができる。さらに、ロール
紙を機外に露出する事もない。
【0015】また本発明は、前記サーマルヘッドの下流
側に設けられた搬送手段と、前記サーマルヘッドと前記
搬送手段との間に設けられたループ形成空間とを備え、
前記制御手段は印字が終了するまでロール紙を前記ルー
プ形成空間においてループ化してロール紙の先端を機内
に留めるように搬送手段の駆動を制御するとともに、前
記操作スイッチの操作を検知した場合に前記搬送手段を
制御してロール紙の先端を機内に留めながら前記プラテ
ンを所定量駆動することを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、印字が正常に終了するま
でロール紙を機外に露出しない機能を装置を小型化した
まま実現することが可能になる。
【0017】これは、前記制御手段は前記操作スイッチ
の操作を検知した場合に前記搬送手段を停止したまま前
記プラテンを所定量駆動することで達成できる。
【発明の実施の形態】
【0018】図1は、本発明の一実施例を示すプリンタ
の主要構成を示す側面図である。プリンタは、ロール紙
Pを保持するための保持アーム1と、ロール紙Pから繰
り出された用紙P’の搬送および印字を行う印字部2
と、印字後の用紙P’を切断するカッター3と、印字が
終了するまで用紙P’をループ化して溜めた後に機外に
排出する用紙排出装置4とから構成される。
【0019】ロール紙Pは紙管Sの外周にロール状に巻
き付けられた用紙P’によって構成される。そして、保
持アーム1に紙管Sを挿入することでプリンタに搭載さ
れる。用紙P’が印字や搬送により下流側に搬送される
と、紙管Sが保持アーム1の回りを回転して用紙P’が
ロール紙Pから繰り出される。
【0020】印字部2は、用紙P’をサーマルヘッド1
0とプラテン11の接点まで案内するための上ガイド1
2および下ガイド13と、サーマルヘッド10をプラテ
ン11に押圧するためのバネ14と、終端センサ15と
から構成される。
【0021】サーマルヘッド10にはその長手方向(紙
面に直交する方向)に複数の発熱素子が並べられてい
る。サーマルヘッド10の上側にはバネ14が配置され
ている。サーマルヘッド10の発熱素子はバネ14の作
用によりロール状のゴムによって外周が形成されたプラ
テン11に所定の荷重で押し付けられる。プラテン11
は図示しない歯車を介してプラテンモータ42(図2)
に接続されてプラテンモータ42の回転に伴い回転す
る。
【0022】サーマルヘッド10とプラテン11の搬送
方向上流側には上ガイド12と下ガイド13とが配置さ
れている。上ガイド12と下ガイド13の間には用紙
P’が通過可能な隙間が形成されている。下ガイド13
の下方には光学式の反射式センサである終端センサ15
が配置され、上下のガイド間を通過する用紙P’の有無
を検出する。なお、この終端センサ15は用紙有無が検
出できるものであれば透過式センサでもスイッチでも構
わない。
【0023】用紙排出装置4は、回動中心軸20を中心
にして回動可能な回動ガイド21と、固定ガイド22
と、傾斜ガイド23と、排紙ローラ対24と、排紙上ガ
イド25と、排紙下ガイド26と、排出口27と、排紙
センサ28と、ストッパ29aおよびストッパ29b
と、ループ形成空間30とから構成される。
【0024】固定ガイド22は、印字部2側から供給さ
れる用紙P’の下面を案内するためのガイドである。固
定ガイド22の上方には回動中心軸20の回りを回動可
能な回動ガイド21が配置されている。回動ガイド21
はストッパ29aと29bとにより回動角度が制限され
ており、通常は図1に示す如くその自重によって時計方
向に回動してストッパ29aに当接した位置で停止して
いる。この回動ガイド21の上方にはループ形成空間3
0が配置されている。
【0025】回動ガイド21と固定ガイド22の下流側
には、排紙ローラ対24に用紙P’の先端を案内するた
めの傾斜ガイド23が配置されている。排紙ローラ対2
4は、駆動ローラ31とこの駆動ローラ31に比較的弱
い所定の荷重で押し付けられた従動ローラ32とから構
成されて、駆動ローラ31と従動ローラ32との間に用
紙P’を挟持して搬送する。駆動ローラ31は図示しな
いトルクリミッターおよび歯車を介して排紙モータ43
(図2)に接続されて排紙モータ43の回転に伴い回転
する。
【0026】また、排紙ローラ対24の下流側には排出
口27に用紙P’の先端を案内する排紙上ガイド25お
よび排紙下ガイド26が配置されている。排紙下ガイド
26の下方には排紙センサ28が設けられている。排紙
センサ28は光学式の反射式センサであり、上下の排紙
ガイド間の用紙有無を検出する。なお、この排紙センサ
28は用紙有無が検出できるものであれば透過式センサ
でもスイッチでも構わない。
【0027】図2は、プリンタの電気的構成を示すブロ
ック図である。プリンタの制御部40には、カッター3
と、サーマルヘッド10と、終端センサ15と、排紙セ
ンサ28と、操作スイッチ41と、プラテンモータ42
と、排紙モータ43と、IF44などが接続される。そ
して、制御部40は、ホストからIF44を介して受信
した印字データや各センサおよび操作スイッチ41から
の入力に応じて各モータやカッター3およびサーマルヘ
ッド10の駆動を制御する。
【0028】次に図3乃至図5のフローチャート並びに
図6及び図7の側面図を用いて本実施例のプリンタの印
字動作を説明する。印字前は図1に示す如く、用紙P’
はロール紙Pから引き出されてサーマルヘッド10とプ
ラテン11に挟持され、カッター3付近に先端が位置し
ている。ホストからプリンタに印字データが送信されて
くると、制御部40は駆動ローラ31を駆動(S1)す
る。そして、受信した印字データに従いサーマルヘッド
10を駆動して発熱素子を選択的に発熱させて1ドット
ライン分の印字を行う(S2)。1ドットラインの印字
の後、プラテン11を駆動して用紙P’を1ドット分搬
送(S3)する。
【0029】搬送が終了すると、ホストから送信された
一連の印字データ全てを印字したか否かを判断(S4)
し、一連の印字データ全てを印字していない(S4でN
O)と判断した場合は、排紙センサ28からの出力と終
端センサ15からの出力を判断してそれぞれの状態に応
じて処理を行う。
【0030】排紙センサ28が紙無しから紙有りに変化
した場合(S5でYES)は、駆動ローラ31を停止
(S6)して用紙P’の先端を機外に露出しない様に制
御する。駆動ローラ31を停止した後もプラテン駆動が
継続されると用紙P’は撓みを生じる。この撓みにより
用紙P’がループ化した状態を図6に示す。用紙P’の
撓みにより回動ガイド21は反時計回りに回動して持ち
上げられ、用紙P’はループ形成空間30において円弧
状にループ化する。このループ化により印字長が長い場
合であっても用紙P’を機内に溜めておくことができる
ので、印字が終了して切断されるまで使用者は用紙P’
に触れることが無く、使用者が用紙P’を引っ張ること
で印字が正確に行われないといった不具合を未然に防ぐ
ことが可能になる。
【0031】終端センサ15からの出力が紙有りから紙
無しに変化しない場合(S7でNO)はS2に戻って印
字処理を継続する。一方、終端センサ15からの出力が
紙有りから紙無しに変化した場合(S7でYES)、つ
まり用紙P’の最終端が終端センサ15の位置に到達し
た場合は、図5に示す用紙無し処理を行う。紙無し処理
では、未だ駆動ローラ31が駆動中であれば駆動ローラ
31を停止(S30)し、プラテン11を所定量だけ駆
動した後にプラテン11の駆動を停止(S31)する。
ここでの所定量とは、サーマルヘッド10とプラテン1
1との接点から終端センサ15までの距離に微量のマー
ジンを加えた分だけ用紙P’を搬送する量である。プラ
テン11が用紙P’をこの量だけ搬送することで用紙
P’の最終端をサーマルヘッド10とプラテン11との
接点より下流側に位置させることができる。なお、用紙
P’がサーマルヘッド10とプラテン11との間に無い
状態で長時間プラテン11を駆動した場合はサーマルヘ
ッド10の発熱素子を傷付ける恐れがあるため、本実施
例ではマージンは極力少なく設定している。
【0032】紙無し処理が終了した状態を図7に示す。
この状態では、用紙P’の最終端はサーマルヘッド10
とプラテン11の挟持から外れており、用紙P’の先端
はプリンタの機内に留まっている。また、用紙P’の先
端付近は排紙ローラ対24に保持されているものの、排
紙ローラ対24はトルクリミッターを介してモータに接
続されているので容易に回転可能であり、さらに排紙ロ
ーラ対24の圧接力は比較的弱く設定されているので用
紙P’は排紙ローラ対24から容易に引き抜くことが可
能である。従ってオペレータは、プリンタの上部から用
紙P’のループ上部を把持して引っ張れば用紙P’を簡
単に引き抜くことが可能である。また、この用紙P’に
は途中で中断された印字が施されているが、用紙P’は
機外に露出されることがないので、使用者が誤って中途
半端に印字された用紙P’を持ち去ることはない。
【0033】次に、S9乃至S15においてオートロー
ディング処理を行う。新たなロール紙Pの先端が上ガイ
ド12と下ガイド13の隙間に差し込まれて終端センサ
15が用紙有り状態を1秒間継続して検出し、かつ排紙
センサ28からの出力が紙無し状態であれば、余った用
紙P’が除去されて新たなロール紙Pが補充されたと判
断(S9)してプラテン11及び駆動ローラ31の駆動
を開始(S10)する。終端センサ15の紙有り状態を
1秒間継続して監視するのは、ロール紙Pの先端が終端
センサ15の位置からプラテン11とサーマルヘッド1
0との接点位置付近まで差し込まれる間の時間を確保し
て、サーマルヘッド10の発熱素子とプラテン11が接
触した状態でプラテン11が長時間駆動されることを回
避するためである。
【0034】ロール紙Pの先端が排紙センサ28まで達
してセンサの出力が紙無しから紙有りに変化(S11で
YES)したらプラテン11及び駆動ローラ31の駆動
を停止(S12)し、カッター3を駆動してロール紙P
を切断(S13)する。その後、駆動ローラ31を駆動
(S14して切断した用紙P’を排紙し、排紙センサ2
8の出力が紙有りから紙無しに変化(S15)したら、
S1に戻って駆動ローラ31の駆動を開始し、前回中断
した印字処理を先頭からやり直す。
【0035】一方、S4において全ての印字が終了して
いると判断した場合(S4でYES)はプラテン11を
さらに所定量駆動(S16)する。この所定量とはサー
マルヘッド10からカッター3までの距離に余白量を加
えた分だけ用紙P’を搬送する量であり、用紙P’をこ
の量だけ搬送することで用紙P’の切断位置をカッター
3の直下に位置させることができる。
【0036】このプラテン駆動中にも排紙センサ28か
らの出力と終端センサ15からの出力を判断してそれぞ
れの状態に応じてS5乃至S15と同様の処理を行う。
すなわち、排紙センサ28からの出力が紙無しから紙有
りに変化した場合(S17でYES)は駆動ローラ31
を停止(S18)して用紙P’の先端を機外に露出しな
い様に制御する。また、終端センサ15からの出力が紙
有りから紙無しに変化した場合(S19でYES)は図
5に示す用紙無し処理(S8)を行い、新たなロール紙
が補充されたらオートローディング処理(S9乃至S1
5)を行う。オートローディング処理の後は、S1に戻
り駆動ローラ31の駆動を開始し、印字処理を先頭から
やり直す。ここで印字が終了している用紙P’を排出し
ないのは、この状態で印字が終了している部分を切断し
て排出すると、余った用紙P’が極度に短くなる。その
場合、その用紙の除去作業が非常に煩雑になるためであ
る。
【0037】用紙P’の最終端が検出されることなく
(S19でNO)プラテン11を所定量駆動(S20で
YES)したら、プラテン11の駆動を停止(S21)
し、カッター3を駆動して用紙P’を切断(S22)し
た後、駆動ローラ31を駆動(S23)する。そして、
排紙センサ28が紙有りから紙無しに変化(S24でY
ES)したら駆動ローラ31を停止(S25)して一連
の印字処理が終了になる。
【0038】本構成によれば、ロール紙Pが無くなった
時に、余った用紙P’が自動的にサーマルヘッド10と
プラテン11との挟持から外れ、しかも余った用紙P’
の先端が機外に排出されることはない。
【0039】次に、本発明の他の実施例を図8のフロー
チャートを用いて説明する。図8は用紙無し処理(図3
のS8)のフローチャートであり、その他の構成や動作
は先に示した実施例と同一である。この実施例では、ロ
ール紙Pの最終端を検出した際に、未だ駆動ローラ31
が駆動中であれば駆動ローラ31を停止(S40)し、
オペレータのスイッチ操作があるまで待機(S41でN
O)する。操作スイッチ41が操作される(S41でY
ES)と、プラテン11を所定量だけ駆動した後にプラ
テン11の駆動を停止(S42)する。ここでの所定量
とは、サーマルヘッド10とプラテン11との接点から
終端センサ15までの距離に微量のマージンを加えた量
である。プラテン11が用紙P’をこの量だけ搬送する
ことで用紙P’の最終端はサーマルヘッド10とプラテ
ン11との接点より下流側に位置する。その後の動作は
先の実施例と同一である。
【0040】本構成によれば、ロール紙Pが無くなった
時に、オペレータのスイッチ操作により余った用紙P’
がサーマルヘッド10とプラテン11との挟持から外
れ、しかも余った用紙P’の先端が機外に排出されるこ
とはない。
【0041】本発明によるプリンタは上述した実施の形
態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々
の変形や改良が可能である。例えば、用紙無し処理S8
において駆動ローラ31を停止ではなく逆転させて用紙
P’の先端を上流側に搬送しても良く、また用紙P’が
排出口27から機外に露出しない範囲であれば駆動ロー
ラ31を正転しても良い。駆動ローラ31を逆転する構
成では、排紙ローラ対24からも用紙P’を外すことが
できるので、オペレータのロール紙P補充処理の作業性
をより向上させることができ、また駆動ローラ31と排
紙モータ43の間に設けられたトルクリミッターを削減
することも可能である。
【0042】また、本実施例では用紙P’を機内に留め
る構成としてループ化する構成を示したが、印字が終了
するまで用紙P’を機外に露出しない機能を有するもの
であればどの様な構成にも適用できる。、例えば、サー
マルヘッド10から排出口27までの経路長を延ばし
て、印字が終了するまで用紙P’が排出口27に到達し
ない様に搬送量を制御する構成でも良く、機内に一時的
に保管する場所を設け、この場所に保管した後に排出す
る様な構成でも構わない。これらの構成においても、最
終端を検出した場合に用紙P’の先端を経路或いは保管
場所に位置させてプラテン11を所定量駆動すれば、用
紙P’を機外に露出することなくサーマルヘッド10と
プラテン11との挟持から外すことが可能である。
【0043】さらに、他の実施例において操作スイッチ
41の操作によりプラテン11を所定量駆動する構成を
示したが、オペーレータによるカバーオープン動作に応
じて操作されるスイッチを設け、このスイッチの操作に
応じてプラテン11を所定量駆動する構成としても良
い。この場合は、オペレータが余った用紙P’を取り除
く為にカバーを開ければ自動的に用紙P’がサーマルヘ
ッド10とプラテン11との挟持から外れるのでオペレ
ータの操作性を向上させることが可能である。
【発明の効果】
【0044】以上説明したように本発明によれば、ロー
ル紙Pが無くなった時に、余った用紙P’を簡単にサー
マルヘッド10とプラテン11との挟持から外すことが
可能になり、オペレータのロール紙P補充の作業が簡略
化される。しかも余った用紙P’は機外に露出されるこ
とが無いので使用者が誤って余った用紙P’を持ち去る
恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すプリンタの主要構成を
表す側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すプリンタのプリンタの
電気的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例を示すプリンタの動作を表す
フローチャートである。
【図4】図3のフローチャートにおける用紙終端検出動
時の処理を表すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例を示すプリンタの用紙無し処
理を表すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例を示すプリンタにおいて用紙
がループ化した状態を示す側面図である。
【図7】本発明の一実施例を示すプリンタにおいて用紙
無し処理が終了した状態を示す側面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すプリンタの用紙無し
処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
3 カッター 10 サーマルヘッド 11 プラテン 14 バネ 15 終端センサ 24 排紙ローラ対 30 ループ形成空間 40 制御部 41 操作スイッチ P ロール紙 P’ 用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB12 AB16 AC06 AE04 AF06 AF15 AF31 AF51 DA10 GB26 GB32 GB55 LA02 LC28 3F048 AA01 AB01 AC02 BA02 CB01 CC04 DA05 EB17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱素子を有するサーマルヘッド
    と、 サーマルヘッドとの間でロール紙を挟持して搬送するプ
    ラテンと、 サーマルヘッドとプラテンとが圧接する方向に付勢する
    付勢手段と、 サーマルヘッドの上流側に設けられてロール紙の最終端
    を検出する終端検出手段と、 印字が終了したロール紙を切断する切断手段と、 印字が終了するまでロール紙の先端を機内に留めるよう
    にロール紙の搬送を制御する制御手段とを備えたサーマ
    ルプリンタにおいて、 前記制御手段は前記終端検出手段がロール紙の最終端を
    検出した場合にロール紙の先端を機内に留めながら前記
    プラテンを所定量駆動してロール紙の最終端を前記サー
    マルヘッドと前記プラテンとの接点より下流側に搬送す
    ることを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記サーマルヘッドの下流側に設けられ
    た搬送手段と、 前記サーマルヘッドと前記搬送手段との間に設けられた
    ループ形成空間とを備え、 前記制御手段は印字が終了するまでロール紙を前記ルー
    プ形成空間においてループ化してロール紙の先端を機内
    に留めるように前記搬送手段の駆動を制御するととも
    に、前記終端検出手段がロール紙の最終端を検出した場
    合に前記搬送手段を制御してロール紙の先端を機内に留
    めながら前記プラテンを所定量駆動することを特徴とす
    る請求項1記載のサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記終端検出手段がロー
    ル紙の最終端を検出した場合に前記搬送手段を停止した
    まま前記プラテンを所定量駆動することを特徴とする請
    求項2記載のサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】 複数の発熱素子を有するサーマルヘッド
    と、 サーマルヘッドとの間でロール紙を挟持して搬送するプ
    ラテンと、 サーマルヘッドとプラテンとが圧接する方向に付勢する
    付勢手段と、 サーマルヘッドの上流側に設けられてロール紙の最終端
    を検出する終端検出手段と、 印字が終了したロール紙を切断する切断手段と、 オペレータの操作を検知する操作スイッチと、 印字が終了するまでロール紙の先端を機内に留めるよう
    にロール紙の搬送を制御する制御手段とを備えたサーマ
    ルプリンタにおいて、 前記制御手段は前記終端検出手段がロール紙の終端を検
    出した場合に前記プラテンおよび前記搬送手段を停止
    し、この停止状態において前記操作スイッチの操作を検
    知した場合にはロール紙の先端を機内に留めながら前記
    プラテンを所定量駆動してロール紙の最終端を前記サー
    マルヘッドと前記プラテンとの接点より下流側に搬送す
    ることを特徴とするサーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記サーマルヘッドの下流側に設けられ
    た搬送手段と、 前記サーマルヘッドと前記搬送手段との間に設けられた
    ループ形成空間とを備え、 前記制御手段は印字が終了するまでロール紙を前記ルー
    プ形成空間においてループ化してロール紙の先端を機内
    に留めるように搬送手段の駆動を制御するとともに、前
    記操作スイッチの操作を検知した場合に前記搬送手段を
    制御してロール紙の先端を機内に留めながら前記プラテ
    ンを所定量駆動することを特徴とする請求項4記載のサ
    ーマルプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記操作スイッチの操作
    を検知した場合に前記搬送手段を停止したまま前記プラ
    テンを所定量駆動することを特徴とする請求項5記載の
    サーマルプリンタ。
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