JP2003334828A - 発泡成形体の製造方法 - Google Patents

発泡成形体の製造方法

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JP2003334828A
JP2003334828A JP2002146850A JP2002146850A JP2003334828A JP 2003334828 A JP2003334828 A JP 2003334828A JP 2002146850 A JP2002146850 A JP 2002146850A JP 2002146850 A JP2002146850 A JP 2002146850A JP 2003334828 A JP2003334828 A JP 2003334828A
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carbon dioxide
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polyol
isocyanate
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Takanori Sugie
隆徳 杉江
Noriyuki Okabe
憲幸 岡部
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭酸ガス発泡において、ポリウレタン原液へ
の炭酸ガスの取込効率を高め、これによりポリウレタン
製発泡成形体の十分な低密度化を図ることができる発泡
成形体の製造方法を提供する。 【解決手段】 金型14内にポリウレタン原液Uを注入
する注入ヘッド16は受け部30と絞り部42とノズル
部28を備える。注入ヘッドでは、ポリオール供給装置
18からのポリオール成分とイソシアネート供給装置2
0からのイソシアネート成分が受け部30で合わせら
れ、合わせられたポリウレタン原液が絞り部42で流路
を絞られてからノズル部28より吐出される。炭酸ガス
供給装置22から炭酸ガスをポリウレタン原液に添加
し、絞り部42における流路断面積を受け部30におけ
る流路断面積の8〜12%の範囲内に設定して、注入ヘ
ッド16から金型14内にポリウレタン原液を注入し発
泡成形する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ポリウレタン製発
泡成形体の製造方法に関し、特に自動車などのシート用
パッドの製造に好適な方法に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、自動車のシート用パッドなどのポリウレタン製発泡
成形体は、成形用金型と、金型内にポリウレタン原液を
注入する注入ヘッドと、注入ヘッドにポリオール成分を
供給するポリオール供給装置と、注入ヘッドにイソシア
ネート成分を供給するイソシアネート供給装置とを備え
る成形装置を用いて製造される。その際、ポリオール供
給装置からのポリオール成分とイソシアネート供給装置
からのイソシアネート成分は注入ヘッド内で合わせら
れ、合わせられたポリウレタン原液は一旦流路を絞られ
てから注入ヘッドのノズル部より金型内に注入されるよ
うになっている。 【0003】ところで、近年の自動車の軽量化・低コス
ト化の要請に伴い、シート用パッドとしても低密度で軽
量なものが求められている。そこで、ポリウレタン製発
泡成形体の低密度化を図るために、ポリウレタン原液に
炭酸ガスを添加して発泡成形させる炭酸ガス発泡が開発
されている。 【0004】かかる炭酸ガス発泡においては、ポリオー
ル成分とイソシアネート成分と炭酸ガスを注入ヘッド内
で混合して成形型内に注入されるが、注入ヘッド内にお
ける流路構成によっては、ポリウレタン原液への炭酸ガ
スの取込効率が低く、必ずしも十分な低密度化が達成さ
れない場合がある。 【0005】そこで、本発明は、炭酸ガス発泡におい
て、ポリウレタン原液への炭酸ガスの取込効率を高め、
これによりポリウレタン製発泡成形体の十分な低密度化
を図ることができる発泡成形体の製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の点に
鑑みて鋭意検討していく中で、注入ヘッド内におけるポ
リウレタン原液の流路の絞り量を変えることによりポリ
ウレタン原液への炭酸ガスの取込効率が変化することに
着目し、該絞り量を特定の範囲内に設定することで十分
な低密度化を図ることができることを見い出し、本発明
を完成するに至った。 【0007】すなわち、本発明は、成形型と、該成形型
内にポリウレタン原液を注入する注入ヘッドと、該注入
ヘッドにポリオール成分を供給するポリオール供給装置
と、該注入ヘッドにイソシアネート成分を供給するイソ
シアネート供給装置と、炭酸ガス供給装置とを備え、前
記注入ヘッドが、受け部と絞り部とノズル部を有し、前
記ポリオール供給装置からのポリオール成分と前記イソ
シアネート供給装置からのイソシアネート成分が前記受
け部で合わせられ、合わせられたポリウレタン原液が前
記絞り部で流路を絞られてから前記ノズル部より吐出す
るよう構成された成形装置を用いて、ポリウレタンの発
泡成形体を製造する方法であって、前記受け部内のポリ
ウレタン原液、又は、該受け部に供給される前のポリオ
ール成分及び/又はイソシアネート成分に対し、前記炭
酸ガス供給装置により炭酸ガスを添加し、前記絞り部に
おける流路断面積を前記受け部における流路断面積の8
〜12%の範囲内に設定して、前記注入ヘッドから前記
成形型内にポリウレタン原液を注入し発泡成形すること
を特徴とする発泡成形体の製造方法に関するものであ
る。 【0008】なお、上記炭酸ガス供給装置による炭酸ガ
スの添加については、ポリオール供給装置におけるタン
ク内でポリオール成分に添加してもよく、イソシアネー
ト供給装置におけるタンク内でイソシアネート成分に添
加してもよい。また、注入ヘッド内にて、ポリオール成
分に対して添加してもよく、また、イソシアネート成分
に対して添加してもよく、更に、受け部内でポリオール
成分とイソシアネート成分の混合後に添加してもよい。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。 【0010】図1は、本発明の1実施形態に係るシート
用パッドの製造方法に用いる成形装置(10)の断面図で
ある。成形装置(10)は、注入口(12)を備える金型
(14)と、注入口(12)に取り付けられて金型(14)内
にポリウレタン原液(U)を注入する注入ヘッド(16)
と、注入ヘッド(16)にポリオール成分を供給するポリ
オール供給装置(18)と、注入ヘッド(16)にイソシア
ネート成分を供給するイソシアネート供給装置(20)
と、注入ヘッド(16)に炭酸ガスを供給する炭酸ガス供
給装置(22)とを備えてなる。なお、炭酸ガス供給装置
(22)は、高圧の液体COを供給し、これが大気圧で
気化して炭酸ガスとなる。 【0011】金型(14)は、略水平に保持されてパッド
の意匠面側を成形する凹状の下型(24)と、この下型
(24)を開閉可能なパッドの裏面側を成形する上型(2
6)とよりなる金型であり、上型(26)に注入口(12)
が設けられている。 【0012】注入ヘッド(16)は、ポリオール供給装置
(18)とイソシアネート供給装置(20)とに接続されて
おり、ポリオール成分とイソシアネート成分を混合して
ノズル部(28)から金型(14)内にポリウレタン原液
(U)を注入するミキシングヘッドである。 【0013】注入ヘッド(16)内には、ポリオール供給
装置(18)からのポリオール成分とイソシアネート供給
装置(20)からのイソシアネート成分とを受ける受け部
(30)からノズル部(28)まで延びて、受け部(30)で
受けたポリウレタン原液(U)をノズル部(28)まで導
くための給液経路(32)が設けられている。 【0014】給液経路(32)は、図2,3にも示される
ように、第1経路部(32a)と第2経路部(32b)と第
3経路部(32c)とで構成されている。 【0015】第1経路部(32a)は、注入口(12)に差
し込まれるノズル部(28)からその軸方向において上方
に延びる断面円形の流路である。第1経路部(32a)内
には、軸方向に進退して、その内部に残存するポリウレ
タン原液(U)を金型(14)内に押し出すクリーニング
ピストン(34)が配されている。 【0016】第2経路部(32b)は、第1経路部(32
a)に対して開口する断面円形の流路であり、第1経路
部(32a)に対して直角に交わり水平方向に延びてい
る。第2経路部(32b)は第1経路部(32a)よりも直
径が小さい。第2経路部(32b)内には、軸方向に進退
して、受け部(30)で受けたポリウレタン原液(U)の
流路を絞るための絞りピストン(36)が配されている。 【0017】第3経路部(32c)は、上記受け部(30)
となる流路であり、第2経路部(32b)に対して開口す
る断面円形であって、第2経路部(32b)に対し直角に
交わり上方に延びている。第3経路部(32c)は第2経
路部(32b)よりも直径が小さい。第3経路部(32c)
には、ポリオール供給装置(18)からの供給経路(18
a)とイソシアネート供給装置(20)からの供給経路
(20a)とがそれぞれ開口して設けられている。第3経
路部(32c)内には、軸方向に進退して、上記両供給経
路(18a)(20a)を開閉する開閉ピストン(38)が配
されている。 【0018】炭酸ガス供給装置(22)からの供給経路
(22a)は、受け部(30)となる第3経路部(32c)の
手前でポリオール供給装置(18)からの供給経路(18
a)に接続されている。なお、供給経路(22a)は、イ
ソシアネート供給装置(20)からの供給経路(20a)に
対して接続してもよく、また、受け部(30)となる第3
経路部(32c)に直接接続してもよい。 【0019】上記絞りピストン(36)は、図3に示すよ
うに、第3経路部(32c)の第2経路部(32b)に対す
る開口部(40)を所定量閉鎖することにより、ポリウレ
タン原液(U)の流路を絞る絞り部(42)を形成するも
のであり、その軸方向における位置を調整することで絞
り量を調整できるようになっている。 【0020】次に、上記した成形装置(10)を用いてシ
ート用パッドを製造する方法について説明する。 【0021】金型(14)を閉じた状態で上型(26)の注
入口(12)に注入ヘッド(16)のノズル部(28)を装着
しておく。注入前の待機状態において、注入ヘッド(1
6)は、図2に示すように、給液経路(32)がクリーニ
ングピストン(34)、絞りピストン(36)及び開閉ピス
トン(38)によって閉鎖されている。 【0022】この待機状態から、図3に示すように、各
ピストン(34)(36)(38)を後退させて給液経路(3
2)を開放させる。すると、受け部(30)には、ポリオ
ール成分がポリオール供給装置(18)から、イソシアネ
ート成分がイソシアネート供給装置(20)から、それぞ
れ供給されて、受け部(30)で混ざり合う。その際、ポ
リオール成分には、受け部(30)に供給される直前に、
炭酸ガス供給装置(22)から炭酸ガスが添加される。 【0023】受け部(30)で合流したポリオール成分と
イソシアネート成分とからなるポリウレタン原液(U)
は、絞り部(42)を通過することで流路を一旦絞られて
から、第2経路部(32b)に流れ、第1経路部(32a)
を通って、ノズル部(28)から金型(14)内に吐出され
る。 【0024】ここで、絞り部(42)における絞り量A
は、絞り部(42)の開口面積(流路断面積)をBとし、
その手前の受け部(30)における流路断面積をCとし
て、A=(B/C)×100(%)で定義され、実施形
態では、Aの値が8〜12%の範囲内に設定される。絞
り量Aをこの範囲内に設定することにより、ポリウレタ
ン原液への炭酸ガスの取込効率が高くなり、フォーム密
度が低くなる。なお、絞り量Aが12%を越えた場合、
ノズル部(28)から吐出されるポリウレタン原液(U)
の吐出状態が悪化し、また、得られた発泡体におけるボ
イド径が大きくなりすぎる傾向がある。 【0025】ポリウレタン原液(U)を金型(14)内に
所定量注入した後、注入ヘッド(16)は図2に示す待機
状態に戻る。注入されたポリウレタン原液(U)は金型
(14)内で発泡成形され、所定形状のシート用パッドが
製造される。 【0026】以上の製造方法において、ポリオール成分
に用いるポリオールは、特に限定することなく使用可能
である。なお、炭酸ガスの添加によるオープンセル効果
に対してフォームの安定性を保つという理由より、官能
基数が3以上の多官能系ポリオールを用いることが好ま
しい。 【0027】ポリオール成分には、発泡剤として水が添
加することができる。水は、イソシアネートと反応する
ことによって炭酸ガスを生成するため、発泡剤として作
用する。水の添加量は、良好な発泡状態を維持するた
め、ポリオール100重量部に対して2〜5重量部であ
ることが好ましい。なお、ポリオール成分には、更に、
触媒などの各種添加剤を添加してもよい。また、ポリオ
ール成分は、25℃での粘度が1000〜3000cP
であることが好ましい。 【0028】上記イソシアネート成分に用いるイソシア
ネートは、特に限定されないが、通常、TDI、MDI
等が用いられる。 【0029】炭酸ガスの添加量は、ポリオール100重
量部に対して4.0重量部以下であることが好ましい。
4.0重量部を越えると、炭酸ガスの添加によるオープ
ンセル効果が過度となり、コラップスを起こすという問
題が起こる可能性があるためである。通常は、ポリオー
ル100重量部に対して2.0重量部程度でよい。 【0030】以上説明した本実施形態によれば、注入ヘ
ッド(16)内において、受け部(30)で受けたポリウレ
タン原液(U)を、絞り部(42)で絞り量A=8〜12
%の範囲内にて絞り、その後、ノズル部(28)から金型
(14)に注入するようにしたので、ポリウレタン原液
(U)への炭酸ガスの取込効率が高く、そのため、十分
に低密度化されたシート用パッドを製造することができ
る。 【0031】また、イソシアネートと水との反応によっ
て生成される炭酸ガスとは別に、炭酸ガスを添加したこ
とにより、低密度化という効果に加えて、パッド表面が
柔らかくなって触感が向上し、また、水の添加量を少な
くすることができるため過剰のウレア結合が生成されに
くくへたり性を改善することができるという効果も奏さ
れる。 【0032】なお、上記実施形態においては、注入口
(12)を備える金型(14)を用いて、金型(14)を閉じ
た状態で、注入口(12)に装着した注入ヘッド(16)か
ら金型(14)内にポリウレタン原液(U)を注入する、
いわゆるクローズド注入について説明したが、本発明で
はこれに限定されない。すなわち、例えば、注入口(1
2)のない金型(14)を用いて、上型(26)を開けた状
態で注入ヘッド(16)から下型(24)にポリウレタン原
液(U)を注入し、その後上型(26)を閉じる、いわゆ
るオープン注入とすることもできる。 【0033】 【実施例】(実施例1)ポリオール成分は、ポリオール
としてEP−3033(三井武田ケミカル株式会社製ポ
リオール)60重量部及びPOP31−28(三井武田
ケミカル株式会社製ポリマーポリオール)40重量部を
用い、これにKL−220(三井武田ケミカル株式会社
製)4.5重量部、HM−17(第一工業製薬株式会社
製)3.0重量部、水3.3重量部、SRX−274C
(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)1.
0重量部、Dabco 33LV(三共エアプロダクツ
株式会社製)0.5重量部、Niax A−1(UCC
製)0.1重量部を配合して調製した。ポリオール成分
の粘度は、25℃で1110cPであった。イソシアネ
ート成分は、イソシアネートとしてコスモネートTM−
20(三井武田ケミカル株式会社製)を使用した。 【0034】上述した成形装置(10)を用いて、下記表
1に示すNo.1〜9のサンプルを作製した。No.1
では炭酸ガスを添加せず、No.2〜9では炭酸ガスを
ポリオール100重量部に対して1重量部添加した。各
供給装置(18)(20)(22)から供給するポリオール成
分とイソシアネート成分の液温は25±1℃とし、炭酸
ガスの温度は−10±1℃とした。注入ヘッド(16)に
おいて、給液経路(32)の内径(直径)は、第1経路部
(32a)で25mm、第2経路部(32b)で18mm、
第3経路部(32c)で12mmであった。絞り部(42)
における開口面積及び絞り量Aを、表1に示すように変
化させて、注入ヘッド(16)から容量8リットルのポリ
バケツにポリウレタン原液を吐出して、フリー発泡させ
た。吐出量は、ポリオール成分200g/秒、イソシア
ネート成分87.2g/秒、炭酸ガス2.2〜2.4g
/秒として、2秒間吐出した。 【0035】得られたフリー発泡のサンプルから100
mm×100mm×50mmの試験片を切り出して密度
を測定し、各サンプルのフォーム密度を求めた。また、
低密度化効果が優れるものを「○」、やや劣るものを
「△」、不十分なものを「×」と評価した。 【0036】また、各サンプルの作製時における注入ヘ
ッド(16)からの吐出状態を観察し、液が乱れることな
く層流で吐出されるものを「○」、吐出時に液が広範囲
に飛散するものを「△」、吐出時に液が脈動するものを
「×」で評価した。 【0037】また、各サンプルにおけるフォーム状態を
観察し、フォーム断面においてほとんどボイドが見られ
ないものを「○」、フォーム断面においてボイドが散見
されるものを「△」、フォーム断面において全面にボイ
ドが見られるものを「×」で評価した。 【0038】結果は表1に示す。 【0039】 【表1】(実施例2)実施例2では、上記実施例1において、炭
酸ガスの添加量をポリオール100重量部に対して1重
量部とし、そのため、炭酸ガスの吐出量を4.0〜4.
1g/秒として、その他は実施例1と同様にして、下記
表2に示すNo.10〜17のサンプルを作製した。結
果は表2に示すとおりである。 【0040】 【表2】 表1,2に示すように、絞り量Aを8〜12%の範囲内
に設定することにより、吐出状態やフォーム状態をある
程度のレベルに維持しながら、十分な低密度化を達成で
きることが分かった。これは、絞り量を上記の範囲内に
設定することにより、注入ヘッド内で好ましい撹拌・混
合が行われ、ポリウレタン原液への良好な炭酸ガスの取
り込みが実現するためであると考えられる。 【0041】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、炭酸ガ
ス発泡において、ポリウレタン原液への炭酸ガスの取込
効率を高めて、ポリウレタン製発泡成形体の十分な低密
度化を図ることができ、軽量化に寄与することかでき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の1実施形態における成形装置の断面図
である。 【図2】(a)は同成形装置における待機状態の注入ヘ
ッドの要部拡大断面図であり、(b)はそのA−A線断
面図、(c)はそのB−B線断面図である。 【図3】(a)は同成形装置における吐出状態の注入ヘ
ッドの要部拡大断面図であり、(b)はそのA−A線断
面図、(c)はそのB−B線断面図である。 【符号の説明】 (10)……成形装置 (12)……注入口 (14)……金型 (16)……注入ヘッド (18)……ポリオール供給装置 (20)……イソシアネート供給装置 (22)……炭酸ガス供給装置 (28)……ノズル部 (30)……受け部 (42)……絞り部 (U)……ポリウレタン原液
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 75:00 C08G 18/08 105:04 Fターム(参考) 4F204 AA42 AB02 AB16 AG20 AH26 EA01 EB01 EE16 EF01 EF27 EL02 EL04 4J034 CA03 HA04 HA06 NA00 NA09 PA01 PA05 QC01 RA11 RA12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】成形型と、該成形型内にポリウレタン原液
    を注入する注入ヘッドと、該注入ヘッドにポリオール成
    分を供給するポリオール供給装置と、該注入ヘッドにイ
    ソシアネート成分を供給するイソシアネート供給装置
    と、炭酸ガス供給装置とを備え、 前記注入ヘッドが、受け部と絞り部とノズル部を有し、
    前記ポリオール供給装置からのポリオール成分と前記イ
    ソシアネート供給装置からのイソシアネート成分が前記
    受け部で合わせられ、合わせられたポリウレタン原液が
    前記絞り部で流路を絞られてから前記ノズル部より吐出
    するよう構成された成形装置を用いて、 ポリウレタンの発泡成形体を製造する方法であって、 前記受け部内のポリウレタン原液、又は、該受け部に供
    給される前のポリオール成分及び/又はイソシアネート
    成分に対し、前記炭酸ガス供給装置により炭酸ガスを添
    加し、 前記絞り部における流路断面積を前記受け部における流
    路断面積の8〜12%の範囲内に設定して、前記注入ヘ
    ッドから前記成形型内にポリウレタン原液を注入し発泡
    成形することを特徴とする発泡成形体の製造方法。
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