JP2003333999A - 養鶏飼料 - Google Patents
養鶏飼料Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
Landscapes
- Fodder In General (AREA)
- Feed For Specific Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 堆積熟成させた稲藁と牧草を主成分とする基
本飼料をそのまま利用しつつ、幼鶏(ひな鳥)の免疫力
を確実に向上させること。 【解決手段】 堆積熟成させた稲藁と牧草を主成分と
し、この主成分に対して15〜20重量%の米糠および
大鋸屑と、3〜7重量%の粉砕した炭酸カルシウム成分
を配した基本飼料に、殻ごと粉砕したゆで卵(有精卵に
限る)の粉砕片を含有させる。ゆで卵の粉砕片の含有量
は、基本飼料1Kgに対して1個の割合とする場合があ
る。主成分となる稲藁と牧草の重量比は、稲藁:牧草=
5:5〜6:4の範囲とすることが望ましい。
本飼料をそのまま利用しつつ、幼鶏(ひな鳥)の免疫力
を確実に向上させること。 【解決手段】 堆積熟成させた稲藁と牧草を主成分と
し、この主成分に対して15〜20重量%の米糠および
大鋸屑と、3〜7重量%の粉砕した炭酸カルシウム成分
を配した基本飼料に、殻ごと粉砕したゆで卵(有精卵に
限る)の粉砕片を含有させる。ゆで卵の粉砕片の含有量
は、基本飼料1Kgに対して1個の割合とする場合があ
る。主成分となる稲藁と牧草の重量比は、稲藁:牧草=
5:5〜6:4の範囲とすることが望ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強制的な栄養剤を用い
ない天然素材の養鶏飼料に関する。
ない天然素材の養鶏飼料に関する。
【0002】
【技術の背景】鶏肉または鶏卵を得るため、養鶏業者は
各種の養鶏飼料を用いる。養鶏にとって必要な条件は、
鶏が病気にかからないこと、十分な栄養をとって健康に
成長すること、可能な限り速やかに成長することであ
る。これらの条件を満たす飼料として従来、栄養価の高
い成分と抗生物質を組み合わせた養鶏飼料が用いられて
いる。栄養価の高い成分としては、一般に、トウモロコ
シ等の穀物、魚肉や獣肉(牛、豚等)等が用いられる。
各種の養鶏飼料を用いる。養鶏にとって必要な条件は、
鶏が病気にかからないこと、十分な栄養をとって健康に
成長すること、可能な限り速やかに成長することであ
る。これらの条件を満たす飼料として従来、栄養価の高
い成分と抗生物質を組み合わせた養鶏飼料が用いられて
いる。栄養価の高い成分としては、一般に、トウモロコ
シ等の穀物、魚肉や獣肉(牛、豚等)等が用いられる。
【0003】もちろん、これらの一般的な飼料に対して
更に栄養価を高める手段は各種提案されている。例えば
特開平05−192091号公報は、澱粉、糖類、魚
粉、動植物性油脂、カルシウム、ビタミンを配合した飼
料を公知の基本材料として、これに木酢粉と海草類を添
加する。特開平05−244879号公報では、従来公
知の飼料に活性炭を含有させて臭みをとり肉質を改善す
ることが提案され、特開平06−276960号はガラ
クトオリゴ糖組成物を添加して、脂肪肝を抑制し生産性
を向上させる。同様の技術は、例えば特開平07−14
7910号、特開平10−229829号にもみられ
る。サルモネラ菌による病気発生を防止する技術として
は、例えば特開平10−215790号のようにオリゴ
糖と酸性化剤を添加する技術が知られている。
更に栄養価を高める手段は各種提案されている。例えば
特開平05−192091号公報は、澱粉、糖類、魚
粉、動植物性油脂、カルシウム、ビタミンを配合した飼
料を公知の基本材料として、これに木酢粉と海草類を添
加する。特開平05−244879号公報では、従来公
知の飼料に活性炭を含有させて臭みをとり肉質を改善す
ることが提案され、特開平06−276960号はガラ
クトオリゴ糖組成物を添加して、脂肪肝を抑制し生産性
を向上させる。同様の技術は、例えば特開平07−14
7910号、特開平10−229829号にもみられ
る。サルモネラ菌による病気発生を防止する技術として
は、例えば特開平10−215790号のようにオリゴ
糖と酸性化剤を添加する技術が知られている。
【0004】ところで、広く知られていることではある
が、穀物や魚肉/獣肉を用いた飼料では、サルモネラ菌
その他の病原菌に起因する各種の病気が生じやすいた
め、飼料には抗生物質を添加する。また高栄養価の飼料
にビタミン剤などを添加することもあるが、いずれにし
ても、ブロイラの鶏は生後6ヶ月ほどで自重を支えきれ
ないほどに体重が増加し、速やかに処理される。
が、穀物や魚肉/獣肉を用いた飼料では、サルモネラ菌
その他の病原菌に起因する各種の病気が生じやすいた
め、飼料には抗生物質を添加する。また高栄養価の飼料
にビタミン剤などを添加することもあるが、いずれにし
ても、ブロイラの鶏は生後6ヶ月ほどで自重を支えきれ
ないほどに体重が増加し、速やかに処理される。
【0005】わが国における養鶏技術は主として戦後に
導入された経緯があり、栄養剤を用いた大量飼育と、そ
れに伴う病気発生の防止という観点から、栄養価の高い
原材料と、それに伴う病原菌への抵抗力の増加という点
に飼料の主眼があった。
導入された経緯があり、栄養剤を用いた大量飼育と、そ
れに伴う病気発生の防止という観点から、栄養価の高い
原材料と、それに伴う病原菌への抵抗力の増加という点
に飼料の主眼があった。
【0006】これは養豚や牛の畜産農家にとっても同じ
である。しかしながら、ニワトリは、豚や牛のような動
物と異なり、飼料をそのまま呑みこんで内蔵の砂袋で消
化吸収するという特性があるために、養鶏業者や研究機
関(大学等)にとっても、最初から十分な栄養を与えな
い限り健全な成長がしにくいと考えられがちであり、体
重に見合わない大量の高栄養の飼料が与えられた経緯が
ある。
である。しかしながら、ニワトリは、豚や牛のような動
物と異なり、飼料をそのまま呑みこんで内蔵の砂袋で消
化吸収するという特性があるために、養鶏業者や研究機
関(大学等)にとっても、最初から十分な栄養を与えな
い限り健全な成長がしにくいと考えられがちであり、体
重に見合わない大量の高栄養の飼料が与えられた経緯が
ある。
【0007】高栄養価の飼料原料としては穀物、魚肉、
獣肉の成分が挙げられるが、これらは腐敗しやすく簡単
にサルモネラ菌などの病原菌が増殖する傾向がある。他
方、これに起因して、病原菌に対抗させるためのビタミ
ン剤や抗生物質を添加する必要が生ずるため、飼料コス
トは著しく増加する。また抗生物質の影響によって鶏肉
に不自然な臭みが生じ、同時に、それを食する人間には
好ましくない影響(抗生物質の体内蓄積等)を与えるな
ど、ブロイラ鶏肉やブロイラ鶏卵に対する拒否反応が社
会認識として近年徐々に高まりつつあるる。
獣肉の成分が挙げられるが、これらは腐敗しやすく簡単
にサルモネラ菌などの病原菌が増殖する傾向がある。他
方、これに起因して、病原菌に対抗させるためのビタミ
ン剤や抗生物質を添加する必要が生ずるため、飼料コス
トは著しく増加する。また抗生物質の影響によって鶏肉
に不自然な臭みが生じ、同時に、それを食する人間には
好ましくない影響(抗生物質の体内蓄積等)を与えるな
ど、ブロイラ鶏肉やブロイラ鶏卵に対する拒否反応が社
会認識として近年徐々に高まりつつあるる。
【0008】
【従来の技術】抗生物質を添加した養鶏飼料に基づくブ
ロイラ鶏肉やブロイラ鶏卵に対する社会的な意識の高ま
りを受けて、本出願人は、人工的な添加物を一切使用せ
ずに、ニワトリの健やかな成長を支持する飼料を提案し
た(特願2000−29820)。
ロイラ鶏肉やブロイラ鶏卵に対する社会的な意識の高ま
りを受けて、本出願人は、人工的な添加物を一切使用せ
ずに、ニワトリの健やかな成長を支持する飼料を提案し
た(特願2000−29820)。
【0009】これは、堆積熟成させた稲藁と牧草を主成
分とし、主成分に対して15〜20重量%の米糠および
大鋸屑と、3〜7重量%の粉砕した炭酸カルシウム成分
を配したものである。
分とし、主成分に対して15〜20重量%の米糠および
大鋸屑と、3〜7重量%の粉砕した炭酸カルシウム成分
を配したものである。
【0010】この発明以前における養鶏業界や大学研究
では、稲藁や牧草をニワトリに与えても健全な成長を促
すことは困難であるとされていた。しかし、堆積熟成さ
せた稲藁と牧草の両方を主成分として同時にニワトリに
与えると、非常に良好な結果を得た。その理由は次の通
りである。
では、稲藁や牧草をニワトリに与えても健全な成長を促
すことは困難であるとされていた。しかし、堆積熟成さ
せた稲藁と牧草の両方を主成分として同時にニワトリに
与えると、非常に良好な結果を得た。その理由は次の通
りである。
【0011】伝統的な養鶏技術の考え方によれば、とく
に稲藁には十分な栄養がないと考えられ、また仮に栄養
があったとしても牛馬と異なり咀嚼せずに食べる(呑み
込む)ニワトリの性質からいって、十分な栄養を体内吸
収できないと説明される。一方、牧草は牛が好んで食べ
るようにタンパク質、石灰にとみ、栄養価値が高いこと
は広く知られている。
に稲藁には十分な栄養がないと考えられ、また仮に栄養
があったとしても牛馬と異なり咀嚼せずに食べる(呑み
込む)ニワトリの性質からいって、十分な栄養を体内吸
収できないと説明される。一方、牧草は牛が好んで食べ
るようにタンパク質、石灰にとみ、栄養価値が高いこと
は広く知られている。
【0012】ところが、発明者の実験によれば、稲藁と
牧草のいずれか一方だけを熟成させて主原料としても、
ニワトリを健康に飼育することは出来なかった。つまり
栄養価が高いとされる牧草も、他の要素(米糠、おがく
ず、粉末貝殻等)を加えてなお、それだけではニワトリ
を健康に成長させることが出来ない。
牧草のいずれか一方だけを熟成させて主原料としても、
ニワトリを健康に飼育することは出来なかった。つまり
栄養価が高いとされる牧草も、他の要素(米糠、おがく
ず、粉末貝殻等)を加えてなお、それだけではニワトリ
を健康に成長させることが出来ない。
【0013】一方、本発明者の実験によれば、稲藁と牧
草を略均等に堆積熟成させ、これに他の天然系の必要要
素(米糠、おがくず、粉末貝殻等)を加えて飼料とした
ときには、きわめて健全にニワトリを生育することが出
来るという知見を得た。これは、熟成させた稲藁と牧草
がもっている本来の栄養成分のほかに、熟成中に増殖す
る良好な微生物(例えば稲藁の納豆菌、牧草の乳酸菌)
が、ニワトリの消化器(特に砂袋)で分解され、自然の
栄養素として体内吸収される結果であろうと考えられ
る。同時に、不良性の菌類が熟成中に死滅ないし分解さ
れ、ニワトリに対して健康被害を与える可能性を著しく
低減させる結果である。
草を略均等に堆積熟成させ、これに他の天然系の必要要
素(米糠、おがくず、粉末貝殻等)を加えて飼料とした
ときには、きわめて健全にニワトリを生育することが出
来るという知見を得た。これは、熟成させた稲藁と牧草
がもっている本来の栄養成分のほかに、熟成中に増殖す
る良好な微生物(例えば稲藁の納豆菌、牧草の乳酸菌)
が、ニワトリの消化器(特に砂袋)で分解され、自然の
栄養素として体内吸収される結果であろうと考えられ
る。同時に、不良性の菌類が熟成中に死滅ないし分解さ
れ、ニワトリに対して健康被害を与える可能性を著しく
低減させる結果である。
【0014】尚、特願2000−29820に係る養鶏
飼料は、強制的な栄養補給を原則として一切しないた
め、人工添加物を加えた従来の飼料の場合よりも成長速
度は若干遅くなる。但し、4〜6ヶ月で十分な成長が達
成される。
飼料は、強制的な栄養補給を原則として一切しないた
め、人工添加物を加えた従来の飼料の場合よりも成長速
度は若干遅くなる。但し、4〜6ヶ月で十分な成長が達
成される。
【0015】他方、堆積熟成させた稲藁と牧草を主成分
とする養鶏飼料は、魚肉、畜肉、穀物など、容易に腐敗
する高栄養成分をもたないため、臭いが殆どなく、また
家バエなどの好ましくない害虫を発生させない。このた
め養鶏場に近い住宅に対する、家バエなどの害虫被害や
悪臭被害を確実に低減させることが出来た。また鶏糞の
匂いも殆どなくなり、養鶏場の悪臭問題も改善できた。
とする養鶏飼料は、魚肉、畜肉、穀物など、容易に腐敗
する高栄養成分をもたないため、臭いが殆どなく、また
家バエなどの好ましくない害虫を発生させない。このた
め養鶏場に近い住宅に対する、家バエなどの害虫被害や
悪臭被害を確実に低減させることが出来た。また鶏糞の
匂いも殆どなくなり、養鶏場の悪臭問題も改善できた。
【0016】堆積熟成させた稲藁と牧草を主成分とする
養鶏飼料を用いることにより、当該飼料を与えたニワト
リは、いわゆる放し飼いが可能となった。体重を支えき
れないほどの急速な体重増加をみるブロイラとは異な
り、自分の足で自由に動き回れる健康体に成長するから
である。このときニワトリは、与えられた飼料とは別に
土中の微生物や成分をついばむ。観察すると、鶏糞の分
解と土への還元に伴って土中のミミズが増えており、ニ
ワトリはこれも啄んで食べる。従来の養鶏飼料では、放
し飼いは困難である(体重の問題、鶏糞の悪臭の問題、
抗生物質による内臓衰弱の問題等による)。仮に無理を
承知で放し飼いにしても、鶏糞の土壌還元によるミミズ
の増殖という現象は起こり難い。鶏糞それ自体に微生物
活性を衰えさせる抗生物質を含むからである。
養鶏飼料を用いることにより、当該飼料を与えたニワト
リは、いわゆる放し飼いが可能となった。体重を支えき
れないほどの急速な体重増加をみるブロイラとは異な
り、自分の足で自由に動き回れる健康体に成長するから
である。このときニワトリは、与えられた飼料とは別に
土中の微生物や成分をついばむ。観察すると、鶏糞の分
解と土への還元に伴って土中のミミズが増えており、ニ
ワトリはこれも啄んで食べる。従来の養鶏飼料では、放
し飼いは困難である(体重の問題、鶏糞の悪臭の問題、
抗生物質による内臓衰弱の問題等による)。仮に無理を
承知で放し飼いにしても、鶏糞の土壌還元によるミミズ
の増殖という現象は起こり難い。鶏糞それ自体に微生物
活性を衰えさせる抗生物質を含むからである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで本出願人が提
案した、堆積熟成させた稲藁と牧草を主成分とする養鶏
飼料(特願2000−29820)も、今だ改善の余地
を残していた。
案した、堆積熟成させた稲藁と牧草を主成分とする養鶏
飼料(特願2000−29820)も、今だ改善の余地
を残していた。
【0018】その最大の課題は、幼鶏(ひな鳥)の免疫
力の低下(喪失)に起因する発育不良を完全には解消で
きない点である。勿論、この問題は従来の養鶏飼料を用
いても同様の割合で生ずる養鶏業上の基本的な問題であ
る。
力の低下(喪失)に起因する発育不良を完全には解消で
きない点である。勿論、この問題は従来の養鶏飼料を用
いても同様の割合で生ずる養鶏業上の基本的な問題であ
る。
【0019】一般に、幼鶏(ひな鳥)の免疫力、すなわ
ち幼鶏が親鳥から受け継いだ免疫力は、出生後21日で
切れるとされる。出生後21日(3週間)を経過して巣
立ち(親離れ)した後は、生態系上、野生の幼鶏(ひな
鳥)は自身の食餌を自身の判断で獲得しつつ生きてい
く。免疫力の低下(喪失)は、強い血統を残す自然のシ
ステムである。他方、このことは養鶏業者にとっては深
刻な問題である。一定のパーセンテージで幼鶏(ひな
鳥)の発育が阻害され、利益率を低下させるからであ
る。
ち幼鶏が親鳥から受け継いだ免疫力は、出生後21日で
切れるとされる。出生後21日(3週間)を経過して巣
立ち(親離れ)した後は、生態系上、野生の幼鶏(ひな
鳥)は自身の食餌を自身の判断で獲得しつつ生きてい
く。免疫力の低下(喪失)は、強い血統を残す自然のシ
ステムである。他方、このことは養鶏業者にとっては深
刻な問題である。一定のパーセンテージで幼鶏(ひな
鳥)の発育が阻害され、利益率を低下させるからであ
る。
【0020】そこで本発明の目的は、堆積熟成させた稲
藁と牧草を主成分とする基本飼料をそのまま利用しつ
つ、幼鶏(ひな鳥)の免疫力を確実に向上させる点にあ
る。
藁と牧草を主成分とする基本飼料をそのまま利用しつ
つ、幼鶏(ひな鳥)の免疫力を確実に向上させる点にあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る養鶏飼料は、堆積熟成させた稲藁と牧
草を主成分とし、この主成分に対して15〜20重量%
の米糠および大鋸屑と、3〜7重量%の粉砕した炭酸カ
ルシウム成分を配した基本飼料に、殻ごと粉砕したゆで
卵(有精卵に限る)の粉砕片を含有させる。ゆで卵の粉
砕片の含有量は、基本飼料1Kgに対して1個の割合と
する場合がある。主成分となる稲藁と牧草の重量比は、
稲藁:牧草=5:5〜6:4の範囲とすることが望まし
い。
め、本発明に係る養鶏飼料は、堆積熟成させた稲藁と牧
草を主成分とし、この主成分に対して15〜20重量%
の米糠および大鋸屑と、3〜7重量%の粉砕した炭酸カ
ルシウム成分を配した基本飼料に、殻ごと粉砕したゆで
卵(有精卵に限る)の粉砕片を含有させる。ゆで卵の粉
砕片の含有量は、基本飼料1Kgに対して1個の割合と
する場合がある。主成分となる稲藁と牧草の重量比は、
稲藁:牧草=5:5〜6:4の範囲とすることが望まし
い。
【0022】
【作用】本発明に係る養鶏飼料は、堆積熟成させた稲藁
と牧草を主成分とする基本飼料に、殻ごと粉砕したゆで
卵(有精卵に限る)の粉砕片を含有させるものである。
すでに述べたように、基本飼料は、特願2000−29
820として本出願人が提案したものであり、人工の添
加物を用いずに天然の食餌素材だけを用いて鶏卵および
鶏肉の品質を改善し、放し飼いの養鶏を可能とし、悪臭
問題を改善するものである。
と牧草を主成分とする基本飼料に、殻ごと粉砕したゆで
卵(有精卵に限る)の粉砕片を含有させるものである。
すでに述べたように、基本飼料は、特願2000−29
820として本出願人が提案したものであり、人工の添
加物を用いずに天然の食餌素材だけを用いて鶏卵および
鶏肉の品質を改善し、放し飼いの養鶏を可能とし、悪臭
問題を改善するものである。
【0023】この基本飼料に、殻ごと粉砕した有精卵の
ゆで卵の粉砕片を含有させることによって、幼鶏が親鳥
から受け継いだ免疫力の低下は確実に防止できる。何故
なら、玉子(有精卵に限る)には、親鳥が子(ヒナ)に
与える免疫がそっくりそのまま含まれているからであ
り、これを食餌とする幼鶏(ひな鳥)は、出生後21日
を経過しても免疫力を従前通り、またはそれに近い状態
で維持できるからである。尚、無精卵のゆで卵ではこの
ような効果は得られない。生命(免疫力)を受け継いで
いないからである。
ゆで卵の粉砕片を含有させることによって、幼鶏が親鳥
から受け継いだ免疫力の低下は確実に防止できる。何故
なら、玉子(有精卵に限る)には、親鳥が子(ヒナ)に
与える免疫がそっくりそのまま含まれているからであ
り、これを食餌とする幼鶏(ひな鳥)は、出生後21日
を経過しても免疫力を従前通り、またはそれに近い状態
で維持できるからである。尚、無精卵のゆで卵ではこの
ような効果は得られない。生命(免疫力)を受け継いで
いないからである。
【0024】子(ヒナ)が親鳥から直接受け継いだ免疫
力は、そのままだと幼鶏の体内において、自然の摂理に
よって21日経過後は暫時低下ないし喪失する。しか
し、免疫をそっくりそのまま保有している有精卵を食べ
ることにより、幼鶏(ひな鳥)には常時、野生の免疫力
が補充されるわけである。
力は、そのままだと幼鶏の体内において、自然の摂理に
よって21日経過後は暫時低下ないし喪失する。しか
し、免疫をそっくりそのまま保有している有精卵を食べ
ることにより、幼鶏(ひな鳥)には常時、野生の免疫力
が補充されるわけである。
【0025】
【発明の実施の態様】図1は、本発明に係る養鶏飼料の
製造方法を例示する図である。本発明に係る養鶏飼料
は、牧草と稲藁を主成分とする基本飼料に、殻ごと破砕
したゆで卵を加えて製造する。以下説明する。
製造方法を例示する図である。本発明に係る養鶏飼料
は、牧草と稲藁を主成分とする基本飼料に、殻ごと破砕
したゆで卵を加えて製造する。以下説明する。
【0026】原料となる牧草(S1)と稲藁(S2)
は、乾燥したものを用い、堆積前または堆積後に散水に
よって水を含ませる。処理の上で切断などの加工は一切
しないことが望ましい。堆積熟成させた結果物は同じで
あり、短寸に切断することによって熟成処理期間が短縮
することもなく、加工に無用な費用を要するのみだから
である。
は、乾燥したものを用い、堆積前または堆積後に散水に
よって水を含ませる。処理の上で切断などの加工は一切
しないことが望ましい。堆積熟成させた結果物は同じで
あり、短寸に切断することによって熟成処理期間が短縮
することもなく、加工に無用な費用を要するのみだから
である。
【0027】尚、牧草には各種の種類があるが、とくに
種類は問わない。但し、畜牛農家において多用される低
コストの牧草を用いることが望ましい。これらの牧草に
は例えば乳酸菌のように稲藁には含まれない独自の微生
物が含まれるからでもある。
種類は問わない。但し、畜牛農家において多用される低
コストの牧草を用いることが望ましい。これらの牧草に
は例えば乳酸菌のように稲藁には含まれない独自の微生
物が含まれるからでもある。
【0028】稲藁は、農薬を用いたものの使用は好まし
くない。洗浄しても農薬成分が残留している可能性が高
いからである。さらに云えば、稲藁は、いわゆる青狩り
したのものを用いることが望ましい。稲作農家は休耕地
の土壌を良好に保つために、休耕地にも稲を植えること
があるが、完全に稲を生長させることなく途中で青狩り
を行う。しかし青狩りした稲茎には用途がない。しかし
ながら青狩りした稲藁が養鶏飼料として役立つのであれ
ば、化学肥料を用いることなく稲藁を成長させて刈り取
り、当該稲藁を有効に役立てることが出来る。最後まで
成長させる必要はないから、北海道のような寒冷地でも
年二回以上の収穫を期待することが出来る。
くない。洗浄しても農薬成分が残留している可能性が高
いからである。さらに云えば、稲藁は、いわゆる青狩り
したのものを用いることが望ましい。稲作農家は休耕地
の土壌を良好に保つために、休耕地にも稲を植えること
があるが、完全に稲を生長させることなく途中で青狩り
を行う。しかし青狩りした稲茎には用途がない。しかし
ながら青狩りした稲藁が養鶏飼料として役立つのであれ
ば、化学肥料を用いることなく稲藁を成長させて刈り取
り、当該稲藁を有効に役立てることが出来る。最後まで
成長させる必要はないから、北海道のような寒冷地でも
年二回以上の収穫を期待することが出来る。
【0029】次に略均等量の牧草(S1)と稲藁(S
2)を堆積(S3)させ、その上にビニルシート等の非
透水性の覆い材をかぶせる。雨雪を避け、熟成中の温度
上昇を良好に保持させるためである。保温性と遮水性が
あれば厚めの麻布など通気性があるものを用いても構わ
ない。牧草(S1)と稲藁(S2)を堆積(S3)させ
る際しては、必ずしもその時点で混合/攪拌を施す必要
はない。熟成結果物が最終的に混合された状態であれば
良いからであり、最終段階で攪拌を行っても飼料として
の有効性に優劣は生じない。また熟成中の切り返し処理
も不要である。牧草地や田地に原材料(S1,S2)を
積み上げて手作業で処理する場合は、ひとつひとつの堆
積量が少ないため、内部と外部の温度差を解消する目的
で行う切り返しをしなくても満足のいく結果物を得られ
るからである。但し、堆積させる量が多い場合は1〜2
回の切り返しを行い、均等な結果物を得られるように努
めることが好ましい。
2)を堆積(S3)させ、その上にビニルシート等の非
透水性の覆い材をかぶせる。雨雪を避け、熟成中の温度
上昇を良好に保持させるためである。保温性と遮水性が
あれば厚めの麻布など通気性があるものを用いても構わ
ない。牧草(S1)と稲藁(S2)を堆積(S3)させ
る際しては、必ずしもその時点で混合/攪拌を施す必要
はない。熟成結果物が最終的に混合された状態であれば
良いからであり、最終段階で攪拌を行っても飼料として
の有効性に優劣は生じない。また熟成中の切り返し処理
も不要である。牧草地や田地に原材料(S1,S2)を
積み上げて手作業で処理する場合は、ひとつひとつの堆
積量が少ないため、内部と外部の温度差を解消する目的
で行う切り返しをしなくても満足のいく結果物を得られ
るからである。但し、堆積させる量が多い場合は1〜2
回の切り返しを行い、均等な結果物を得られるように努
めることが好ましい。
【0030】堆積熟成させる期間は、約3ヶ月である。
熟成中は微生物反応により内部温度が70〜75℃程度
に上がるため、外気温の影響は殆ど受けない。特殊な倉
庫を使用しなくても田地や牧草地の外気環境下で十分に
処理ができる。稲藁(S2)や牧草(S1)は通年入手
可能であるから、原理的にはいつでも熟成処理が出来る
が、通常の場合は米の収穫後の季節(秋口)に大量に熟
成処理を行うことが想定され、その場合には外気温が低
すぎる等の影響はないと想われる。
熟成中は微生物反応により内部温度が70〜75℃程度
に上がるため、外気温の影響は殆ど受けない。特殊な倉
庫を使用しなくても田地や牧草地の外気環境下で十分に
処理ができる。稲藁(S2)や牧草(S1)は通年入手
可能であるから、原理的にはいつでも熟成処理が出来る
が、通常の場合は米の収穫後の季節(秋口)に大量に熟
成処理を行うことが想定され、その場合には外気温が低
すぎる等の影響はないと想われる。
【0031】堆積熟成させた牧草(S1)と稲藁(S
2)は、約3ヶ月後には微生物反応によって腐植土のよ
うに、容易にボロボロに崩れる状態(水分含有率10〜
20%程度)、あるいは、サラッとした感触を受ける状
態(水分含有率5〜10%程度)のように変化する。養
鶏飼料としては出来るだけ水分含有率が低い方が好まし
い。従って、水分含有率が高い場合は必要に応じて天日
干しなどの乾燥処理を施しても良い。
2)は、約3ヶ月後には微生物反応によって腐植土のよ
うに、容易にボロボロに崩れる状態(水分含有率10〜
20%程度)、あるいは、サラッとした感触を受ける状
態(水分含有率5〜10%程度)のように変化する。養
鶏飼料としては出来るだけ水分含有率が低い方が好まし
い。従って、水分含有率が高い場合は必要に応じて天日
干しなどの乾燥処理を施しても良い。
【0032】熟成させた稲藁(S2)と牧草(S1)か
ら主原料となる堆積混合物(S4)を得て、これに米糠
(S5)、大鋸屑(S6)、粉末状の貝殻(S7)を添
加して攪拌し、基本飼料(S8)を得る。米糠(S5)
と大鋸屑(S6)の配合量は、堆積混合物(S4)に対
して約15〜20重量%であり、粉末状の貝殻(S7)
の混合量は堆積混合物(S4)に対して3〜7重量%
(好ましくは5%程度)である。これらの配合比は望ま
しい目安であり数%の範囲で変動しても本来的な作用効
果には大きな影響は出ないと想われる。尚、粉末貝殻
(S7)はカルシウム成分を与えるためであり、カルシ
ウム系の他の代替物を選択的に使用して構わない。例え
ば甲殻類の粉末/細片、陶器粉末、石材粉末、市販の炭
酸カルシウム粉末等である。使用量は必要最低限でよ
い。
ら主原料となる堆積混合物(S4)を得て、これに米糠
(S5)、大鋸屑(S6)、粉末状の貝殻(S7)を添
加して攪拌し、基本飼料(S8)を得る。米糠(S5)
と大鋸屑(S6)の配合量は、堆積混合物(S4)に対
して約15〜20重量%であり、粉末状の貝殻(S7)
の混合量は堆積混合物(S4)に対して3〜7重量%
(好ましくは5%程度)である。これらの配合比は望ま
しい目安であり数%の範囲で変動しても本来的な作用効
果には大きな影響は出ないと想われる。尚、粉末貝殻
(S7)はカルシウム成分を与えるためであり、カルシ
ウム系の他の代替物を選択的に使用して構わない。例え
ば甲殻類の粉末/細片、陶器粉末、石材粉末、市販の炭
酸カルシウム粉末等である。使用量は必要最低限でよ
い。
【0033】次に、このようにして得た基本飼料(S
8)に、有精卵を用いた、殻ごと粉砕したゆで卵の粉砕
片(S9)を加えて適当に攪拌混合し、最終製品(S1
0)を得る。
8)に、有精卵を用いた、殻ごと粉砕したゆで卵の粉砕
片(S9)を加えて適当に攪拌混合し、最終製品(S1
0)を得る。
【0034】ゆで卵の配合量は、基本飼料(S8)1K
gに対して1個を目安とする。本発明で用いる玉子は、
幼鶏の免疫力を継続させる目的を持つので、鳥類の玉
子、好ましくは鶏卵を使用する。用いる鶏卵は、養鶏場
で常時発生している破卵や、変形卵を使用して構わな
い。破卵や変形卵も市場価値はあるが、低コストで大量
に入手でき、市販される形の良い玉子と比較しても免疫
に関しては遜色ないからである。
gに対して1個を目安とする。本発明で用いる玉子は、
幼鶏の免疫力を継続させる目的を持つので、鳥類の玉
子、好ましくは鶏卵を使用する。用いる鶏卵は、養鶏場
で常時発生している破卵や、変形卵を使用して構わな
い。破卵や変形卵も市場価値はあるが、低コストで大量
に入手でき、市販される形の良い玉子と比較しても免疫
に関しては遜色ないからである。
【0035】使用する鶏卵は、有精卵に限る。有精卵
は、生産コストが非常に高いため一般市場には少量しか
流通していない。しかし、有精卵と無精卵とでは決定的
な差異がある。有精卵が生命をもっているのに対し無精
卵は生命をもっていない点である。ひな鳥に対する免疫
補充の点では有精卵だけが有効であり、たとえ外形や味
が同じだとしても本発明に係る飼料原料としては無精卵
は使用できない。
は、生産コストが非常に高いため一般市場には少量しか
流通していない。しかし、有精卵と無精卵とでは決定的
な差異がある。有精卵が生命をもっているのに対し無精
卵は生命をもっていない点である。ひな鳥に対する免疫
補充の点では有精卵だけが有効であり、たとえ外形や味
が同じだとしても本発明に係る飼料原料としては無精卵
は使用できない。
【0036】有精卵はボイルして殻ごとつぶし、殻ごと
ミキサーにかけて粉砕する。好ましくは、ゆで卵の粉砕
片は天日乾燥させる。乾燥させても玉子がもっている免
疫性能(栄養分)は低下しない。乾燥させることによ
り、保存性が向上し、また基本飼料(S8)に混ぜたと
きに幼鶏にとって食べやすい飼料の水分量となるからで
ある。
ミキサーにかけて粉砕する。好ましくは、ゆで卵の粉砕
片は天日乾燥させる。乾燥させても玉子がもっている免
疫性能(栄養分)は低下しない。乾燥させることによ
り、保存性が向上し、また基本飼料(S8)に混ぜたと
きに幼鶏にとって食べやすい飼料の水分量となるからで
ある。
【0037】以上のようにして得た最終製品(S8)
は、それ以上の添加物を必要とせずにニワトリを健康に
生育させることが出来る。加える余地があるとすれば非
腐敗性の天然由来の可食性材料である。例えば麦藁の灰
や雑草である。雑草や麦藁は入手しやすいこと、石灰分
に富むことなど利点が多い。
は、それ以上の添加物を必要とせずにニワトリを健康に
生育させることが出来る。加える余地があるとすれば非
腐敗性の天然由来の可食性材料である。例えば麦藁の灰
や雑草である。雑草や麦藁は入手しやすいこと、石灰分
に富むことなど利点が多い。
【0038】かかる養鶏飼料によれば、基本飼料(S
8)に基づく幼鶏の健全な発育性、鶏糞の無臭化、鶏肉
鶏卵の臭みの低減などが実現できる一方で、ゆで卵の粉
砕片(S9)によって幼鶏の免疫力を長期にわたって保
証することが可能となる。
8)に基づく幼鶏の健全な発育性、鶏糞の無臭化、鶏肉
鶏卵の臭みの低減などが実現できる一方で、ゆで卵の粉
砕片(S9)によって幼鶏の免疫力を長期にわたって保
証することが可能となる。
【0039】ゆで卵の粉砕片(S9)によって野生の免
疫を長期持続できるようになった幼鶏は、抗生物質に頼
ることなく各種の雑菌に対する抵抗を自然に獲得し、病
気、死亡、発育不全といった従来の問題を克服する。
疫を長期持続できるようになった幼鶏は、抗生物質に頼
ることなく各種の雑菌に対する抵抗を自然に獲得し、病
気、死亡、発育不全といった従来の問題を克服する。
【0040】尚、基本飼料の主原料となる稲藁と牧草の
重量比を、稲藁:牧草=5:5〜6:4の範囲とし牧草
の比率に若干の余裕を見込むのは、牧草本来の栄養価の
高さのほかに、入手の確実、コストの安定などの理由が
あるからである。稲藁に較べて牧草の方がより重要とい
う意味ではない。
重量比を、稲藁:牧草=5:5〜6:4の範囲とし牧草
の比率に若干の余裕を見込むのは、牧草本来の栄養価の
高さのほかに、入手の確実、コストの安定などの理由が
あるからである。稲藁に較べて牧草の方がより重要とい
う意味ではない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る養鶏
飼料によれば、強制的な栄養物質や抗生物質を与えるこ
となく健全な養鶏を行うことが可能となり、しかも幼鶏
(ひな鳥)の免疫力を確実に向上させることが出来る。
飼料によれば、強制的な栄養物質や抗生物質を与えるこ
となく健全な養鶏を行うことが可能となり、しかも幼鶏
(ひな鳥)の免疫力を確実に向上させることが出来る。
【図1】本発明に係る養鶏飼料の製造ステップを例示す
るブロック図である。
るブロック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】堆積熟成させた稲藁と牧草を主成分とし、
この主成分に対して15〜20重量%の米糠および大鋸
屑と、3〜7重量%の粉砕した炭酸カルシウム成分を配
した基本飼料に、殻ごと粉砕したゆで卵の粉砕片を含有
させる養鶏飼料であって、前記ゆで卵は有精卵とするこ
とを特徴とする養鶏飼料。 - 【請求項2】ゆで卵の粉砕片の含有量は、基本飼料1K
gに対して1個の割合とすることを特徴とする請求項1
記載の養鶏飼料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002140600A JP2003333999A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 養鶏飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002140600A JP2003333999A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 養鶏飼料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003333999A true JP2003333999A (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=29701442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002140600A Pending JP2003333999A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 養鶏飼料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003333999A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104206927A (zh) * | 2014-09-29 | 2014-12-17 | 陈玲 | 一种鸡专用饲料及其制备方法 |
CN105340824A (zh) * | 2015-10-10 | 2016-02-24 | 怀宁县绿洲禽业专业合作社 | 一种苹果园养鸭方法 |
CN112970967A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-06-18 | 四川省畜牧科学研究院 | 一种利用孵化场无精蛋制备的肉鸡蛋白饲料及其制备方法 |
-
2002
- 2002-05-15 JP JP2002140600A patent/JP2003333999A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104206927A (zh) * | 2014-09-29 | 2014-12-17 | 陈玲 | 一种鸡专用饲料及其制备方法 |
CN104206927B (zh) * | 2014-09-29 | 2016-06-08 | 威海市动物疫病预防控制中心 | 一种鸡专用饲料及其制备方法 |
CN105340824A (zh) * | 2015-10-10 | 2016-02-24 | 怀宁县绿洲禽业专业合作社 | 一种苹果园养鸭方法 |
CN112970967A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-06-18 | 四川省畜牧科学研究院 | 一种利用孵化场无精蛋制备的肉鸡蛋白饲料及其制备方法 |
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Legal Events
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