JP2003333512A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2003333512A
JP2003333512A JP2002136770A JP2002136770A JP2003333512A JP 2003333512 A JP2003333512 A JP 2003333512A JP 2002136770 A JP2002136770 A JP 2002136770A JP 2002136770 A JP2002136770 A JP 2002136770A JP 2003333512 A JP2003333512 A JP 2003333512A
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JP2002136770A
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Masayoshi Okamoto
正義 岡本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像ファイルを記録媒体に記録する際の解像
度を切換え設定することが可能な画像記録装置におい
て、従来よりも容易にファイルの容量管理を行なうこと
を可能とする。 【解決手段】 本発明に係る画像記録装置は、1つのデ
ィレクトリの下位には同じ解像度を有する1或いは複数
の画像ファイルを規定すると共に、該ディレクトリの名
称の一部に、該ディレクトリの下位に規定する画像ファ
イルの解像度を表わす解像度識別情報を含める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視カメラやデジ
タルカメラ等の画像記録装置に関し、特に、画像ファイ
ルを記録媒体に記録する際の解像度を切換え設定するこ
とが可能な画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスクドライブ装置を内
蔵して、常時、CCD(固体撮像素子)等の撮像装置によ
る撮影によって得られる画像ファイルをハードディスク
に記録することが可能な監視カメラが開発されている。
この種の監視カメラにおいては、ハードディスクはリン
グバッファとなっており、ハードディスクが満杯になる
と、古い画像ファイルが削除されて、新しい画像ファイ
ルが書き込まれる。この様にして、ハードディスクに
は、最新の一定時間分の画像ファイルが常に格納されて
いる。従って、ユーザは、ハードディスクに記録されて
いる画像ファイルを再生することにより、一定時間前か
ら現時点までの監視エリアの状況を確認することが出来
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の監視
カメラにおいては、カメラ本体の電源が投入されたとき
に、ハードディスクに記録されている全ての画像ファイ
ルの合計容量やハードディスクの空き容量が算出され
る。又、画像記録時には、削除せんとする複数の画像フ
ァイルの合計容量が算出される。
【0004】しかしながら、従来の監視カメラにおいて
は、ハードディスクに記録されている全ての画像ファイ
ルを順次、直接にアクセスして各画像ファイルの容量を
検知し、検知した全ての容量を加算することによって前
記全ての画像ファイルの合計容量を算出するため、該算
出処理に長い時間がかかって、カメラ本体の立ち上げ処
理が遅延する問題があった。特に、ハードディスクの記
録容量が10Gバイト以上と大きく、ハードディスクに
多数の画像ファイルが記録されている場合には、かかる
問題が顕著となる。又、画像記録時においても、削除せ
んとする複数の画像ファイルを順次、直接にアクセスし
て各画像ファイルの容量を検知し、検知した全ての容量
を加算することによって前記複数の画像ファイルの合計
容量を算出するため、該算出処理に長い時間がかかる。
かかる画像記録時には、撮像装置によって撮影した画像
は、一旦メモリに格納され、メモリから読み出されてハ
ードディスクに記録されるのであるが、前述の如く画像
ファイルの容量算出処理に長い時間がかかるため、画像
をメモリから読み出してハードディスクに記録する処理
が遅延する。このため、メモリが満杯となって新たな画
像をメモリに格納することが出来ず、画像が欠落する虞
がある問題があった。そこで本発明の目的は、従来より
もファイルの容量管理が容易な画像記録装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る画像記録装置
は、画像ファイルを記録媒体に記録する際の解像度を切
換え設定することが可能であって、1つのディレクトリ
の下位には同じ解像度を有する1或いは複数の画像ファ
イルを規定すると共に、該ディレクトリの名称の一部
に、該ディレクトリの下位に規定する画像ファイルの解
像度を表わす解像度識別情報を含める。
【0006】画像ファイルの容量は、画像ファイルの解
像度に応じて変化する。従って、上記画像記録装置によ
れば、1つのディレクトリの下位には同じ解像度を有す
る画像ファイルを規定すると共に、ディレクトリの名称
の一部に解像度識別情報を含めておくことにより、ファ
イルの容量管理の際には、1つのディレクトリの名称に
含まれている解像度識別情報に基づいて、ディレクトリ
の下位に規定されている画像ファイルの容量を検知する
ことが出来る。これによって、記録媒体に記録されてい
る画像ファイルを直接にアクセスして容量を検知する従
来の監視カメラに比べて、ファイルの容量管理が容易と
なる。
【0007】具体的には、1つのディレクトリの名称に
含まれている解像度識別情報に基づいて、ディレクトリ
の下位に規定されている画像ファイルの解像度を判別す
る解像度判別手段と、前記ディレクトリの下位に規定さ
れている画像ファイル数を検知するファイル数検知手段
と、前記判別された解像度と前記検知されたファイル数
とに基づいて、前記ディレクトリの下位に規定されてい
る全ての画像ファイルの合計容量を算出するディレクト
リ容量算出手段とを具えている。
【0008】上述の如く画像ファイルの容量は、画像フ
ァイルの解像度に応じて変化する。又、1つのディレク
トリの下位には、同じ解像度を有する画像ファイルが規
定される。従って、上記画像記録装置によれば、ディレ
クトリの名称に含まれている解像度識別情報に基づいて
判別された解像度と、該ディレクトリの下位に規定され
ている画像ファイル数とに基づいて、該ディレクトリの
下位に規定されている全ての画像ファイルの合計容量を
算出することが出来る。
【0009】又、具体的には、1つのディレクトリの名
称に含まれている解像度識別情報に基づいて、ディレク
トリの下位に規定されている画像ファイルの解像度を判
別し、判別結果に基づいて、記録媒体に記録されている
画像ファイル数を解像度毎に検知する解像度別ファイル
数検知手段と、解像度と前記検知されたファイル数とに
基づいて、記録媒体に記録されている全ての画像ファイ
ルの合計容量を算出する総容量算出手段とを具えてい
る。
【0010】上記画像記録装置によれば、上述の如く、
1つのディレクトリの下位には同じ解像度を有する画像
ファイルが規定されるので、名称中に同じ解像度識別情
報を有するディレクトリの下位にそれぞれ規定されてい
る画像ファイル数を合算することによって、記録媒体に
記録されている画像ファイル数を解像度毎に検知するこ
とが出来る。又、上述の如く画像ファイルの容量は画像
ファイルの解像度に応じて変化するので、解像度と前記
検知されたファイル数とに基づいて、記録媒体に記録さ
れている全ての画像ファイルの合計容量を算出すること
が出来る。
【0011】更に具体的には、画像ファイルを設定され
ている解像度に応じた所定の容量以下に圧縮して記録媒
体に記録する記録処理手段を具えている。
【0012】上記具体的構成によれば、1つのディレク
トリの下位に規定されている全ての画像ファイルの容量
が、解像度に応じた所定の容量以下となる。従って、1
つのディレクトリの下位に規定されている全ての画像フ
ァイルの合計容量や、記録媒体に記録されている全ての
画像ファイルの合計容量を、より正確に算出することが
出来る。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る画像記録装置によれば、従
来よりもファイルの容量管理が容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を監視カメラに実施
した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。本発
明に係る監視カメラは、図1に示す如く、ハードディス
クを具えたハードディスクドライブ装置(以下、HDD
という)(5)を具えており、HDD(5)の動作がCPU
(4)によって制御されている。CPU(4)には、ROM
(6)が接続されており、ROM(6)には、監視カメラと
して種々の動作を実行するためのプログラムやファイル
処理を実行するためのプログラムが格納されている。
又、本発明に係る監視カメラは、CCD(1)を具えてお
り、CCD(1)によって撮影された画像(静止画)の撮影
データは、信号処理回路(2)にてA/D変換され、更に
JPEG方式により圧縮された後、CPU(4)に供給さ
れる。CPU(4)に供給された撮影データは、一旦、R
AM(7)に書き込まれた後、CPU(4)により読み出さ
れて、画像ファイルとしてHDD(5)に記録される。
又、CPU(4)によってHDD(5)から読み出されたデ
ータは、ビデオエンコーダ(3)へ供給され、映像再生信
号に変換された後、後段のテレビモニタ(12)へ出力され
る。
【0015】上記CPU(4)には、マイクロコンピュー
タからなるシステムコントローラ(8)が接続され、該コ
ントローラ(8)には、後述の如く画像ファイルの解像度
を設定する際に操作すべき操作ボタンやハードディスク
に記録されている画像ファイルを再生する際に操作すべ
き操作ボタンを具えた操作パネル装置(9)が接続されて
いる。又、システムコントローラ(8)には、何らかの事
件が発生した際に押下すべきアラームスイッチ(10)と、
不審者を見かけ、何らかの事件が発生する虞があると判
断した際に押下すべきサスピションスイッチ(11)が接続
されている。
【0016】上記監視カメラは、プリアラーム(Pre-Ala
rm)記録動作とポストアラーム(Post-Alarm)記録動作と
サスピション(Suspicion)記録動作との間で動作の切換
え設定が可能であって、ハードディスクには、図3に示
す如く、プリアラーム記録動作時或いはポストアラーム
記録動作時に撮影データが書き込まれるアラーム領域
と、サスピション記録動作時に撮影データが書き込まれ
るサスピション領域とが設けられている。又、上記監視
カメラは、サスピション記録動作時に得られる撮影デー
タをハードディスクに記録する際の解像度を、SXGA(136
0×1024dots)、XGA(1024×768dots)、VGA(640×480dot
s)、QVGA(320×240dots)或いはECO(160×120dots)の何
れかの解像度に設定することが可能であって、ユーザ
は、上記監視カメラの使用に際して、予め、操作パネル
装置(9)を操作することによって、サスピション記録動
作時における解像度を前記何れかの解像度に設定してお
く。
【0017】通常状態では、プリアラーム記録動作が実
行される。プリアラーム記録処理においては、常時、一
定の撮影速度、例えば3fpsで連続撮影が行なわれ、
これによって得られる撮影データが所定の解像度で図3
に示すハードディスクのアラーム領域に書き込まれる。
ここで、アラーム領域はリングバッファとなっており、
アラーム領域が満杯になると、古い撮影データが消去さ
れ、新しい撮影データが書き込まれる。この様にして、
ハードディスクのアラーム領域には、最新の一定時間分
の撮影データが常に格納されている。
【0018】図1のアラームスイッチ(10)が押下されて
オンに設定されると、前記プリアラーム記録動作が停止
して、ポストアラーム記録動作が開始される。ポストア
ラーム記録処理においては、前記アラーム領域に書き込
まれているデータの内、古いデータがユーザにより予め
設定されたデータ量だけ消去された後、一定の撮影速
度、例えば3fpsで連続撮影が行なわれ、これによっ
て得られる新しい撮影データが所定の解像度でアラーム
領域に書き込まれる。その後、新しい撮影データが前記
データ量だけアラーム領域に書き込まれて該領域が満杯
になると、ポストアラーム記録動作が停止する。
【0019】一方、図1のサスピションスイッチ(11)が
押下されてオンに設定されると、プリアラーム記録動作
が停止して、サスピション記録動作が開始される。サス
ピション記録処理においては、一定の撮影速度、例えば
3fpsで連続撮影が行なわれ、これによって得られる
撮影データが予め設定されている解像度で図3に示すハ
ードディスクのサスピション領域に書き込まれる。ここ
で、サスピション領域はリングバッファとなっており、
サスピション領域が満杯になると、古い撮影データが消
去され、新しい撮影データが書き込まれる。この様にし
て、ハードディスクのサスピション領域には、最新の一
定時間分の撮影データが常に格納されている。サスピシ
ョンスイッチ(11)がオンに設定されている状態では、前
記サスピション記録動作が実行され、その後、撮影枚数
が900枚に達するまでにサスピションスイッチ(11)が
オフに切り換えられると、サスピション記録動作が停止
して、上述のプリアラーム記録動作が再開される。一
方、撮影枚数が900枚に達すると、その時点で一旦、
サスピション記録動作が停止した後、サスピション記録
動作が再開される。
【0020】上記監視カメラにおいては、上述の如くプ
リアラーム記録動作時、ポストアラーム記録動作時或い
はサスピション記録動作時にハードディスクに記録され
た撮影データはそれぞれ、操作パネル装置(9)に対する
操作によって、記録順序に従って再生することが出来
る。
【0021】図2は、ハードディスクに作成されるディ
レクトリ構造を表わしている。図示の如くルートディレ
クトリ“root”の下位に、3つのディレクトリ“SUS
PECT”、“PREALM”及び“POSTALM”
が規定されており、ディレクトリ“PREALM”及び
“POSTALM”の下位にはそれぞれ、プリアラーム
記録動作時に得られる画像ファイルのファイル名、及び
ポストアラーム記録動作時に得られる画像ファイルのフ
ァイル名が規定される。これらのディレクトリ“PRE
ALM”及び“POSTALM”の下位のディレクトリ
構造は、従来の監視カメラと同一であるので、具体的な
説明及び図示は省略する。ディレクトリ“SUSPEC
T”の下位には、3桁の数字からなるディレクトリ番号
と“SUS00”なる文字列とからなるディレクトリ名
を有する親ディレクトリ(“100SUS00”、“1
01SUS00”・・・)が規定される。新たな親ディ
レクトリ名が作成される際には、最も新しいディレクト
リ番号より1だけ大きい連続番号がディレクトリ番号と
して付与され、最も新しいディレクトリ番号が“99
9”である場合には、ディレクトリ番号“100”を有
する親ディレクトリが新たに作成される。
【0022】各親ディレクトリの下位には、“SUS”
なる文字列、“E”、“Q”、“V”、“X”或いは
“P”の何れかの文字からなる解像度識別記号、“0
0”なる文字列、及び2桁の数字からなるディレクトリ
番号からなるディレクトリ名を有するサブディレクトリ
(“SUSP0001”、“SUSP0002”、“S
USX0003”・・・)が規定される。解像度識別記
号は、新たなサブディレクトリが作成される時点で設定
されている解像度を表わしており、解像度が“ECO”に
設定されている場合は“E”、“QVGA”に設定されてい
る場合は“Q”、“VGA”に設定されている場合は
“V”、“XGA”に設定されている場合は“X”、“SXG
A”に設定されている場合は“P”が付与される。又、
ディレクトリ番号としては、最も新しいディレクトリ番
号より1だけ大きい連続番号が付与され、最も新しいデ
ィレクトリ番号が“99”である場合には、新たな親デ
ィレクトリ名が作成される。
【0023】又、各サブディレクトリの下位には、サス
ピション記録動作時に得られる複数の画像ファイル(“A
0918001.jpg”、“A0918002.jpg”、“A0918003.jpg”
・・・)が規定される。ファイル名は、“A”なる文
字、撮影時刻を表わす4桁の数字、3桁の数字からなる
ファイル番号、及び拡張子“jpg”から構成される。
サスピションスイッチ(11)が押下される度に新たなサブ
ディレクトリが作成され、連続撮影によって得られる画
像ファイルは、該サブディレクトリの下位に規定され
る。その後、ファイル数が900個に達すると、新たな
サブディレクトリが作成されて、該サブディレクトリの
下位に新たに得られる画像ファイルが規定される。上記
監視カメラにおいては、サスピション記録動作が行なわ
れている状態では解像度を変更することが出来ない。従
って、1つのサブディレクトリの下位に規定されている
全ての画像ファイルは、同じ解像度を有することにな
る。又、上記監視カメラにおいては、CCD(1)から得
られる撮影データの容量が設定されている解像度に応じ
た所定容量以下となる様、データ圧縮率が変更されて、
撮影データに圧縮処理が施される。例えば、解像度が
“ECO”に設定されている場合は24Kバイト以下、“Q
VGA”に設定されている場合は48Kバイト以下、“VG
A”に設定されている場合は128Kバイト以下、“XG
A”に設定されている場合は320Kバイト以下、“SXG
A”に設定されている場合は512Kバイト以下となる
様、撮影データに圧縮処理が施される。従って、1つの
サブディレクトリの下位に規定されている全ての画像フ
ァイルは、所定容量以下の容量を有することになる。
【0024】図4及び図5は、カメラ本体の電源がオン
に設定されている状態で実行されるメインタスク処理手
続きを表わしている。カメラ本体の電源がオンに設定さ
れると、先ず図4のステップS1では、ハードディスク
のアラーム領域の内、プリアラーム記録動作時に使用可
能な領域の空き容量を算出した後、ステップS2にて、
ポストアラーム記録動作時に使用可能な領域の空き容量
を算出し、次にステップS3では、サスピション記録動
作時に使用可能なサスピション領域の空き容量(以下、
サスピション容量という)を算出する。サスピション容
量算出処理の具体的手続きについては、後述する。
【0025】続いて、図5のステップS4では、カメラ
本体の電源がオフに設定されたか否かを判断し、イエス
と判断された場合は手続きを終了する一方、ノーと判断
された場合は、ステップS5に移行して、アラームスイ
ッチが押下されたか否かを判断する。ステップS5にて
ノーと判断された場合は、ステップS6に移行して、サ
スピションスイッチが押下されたか否かを判断し、ノー
と判断された場合はステップS7に移行して、操作パネ
ル装置に対して何らかの操作が行なわれたか否かを判断
する。操作パネル装置に対して何らかの操作が行なわれ
てステップS7にてイエスと判断された場合は、ステッ
プS8に移行して、操作パネル装置に対する操作がプリ
アラーム開始操作であるか否かを判断し、イエスと判断
された場合は、ステップS9にて上述のプリアラーム記
録処理を開始してステップS4に戻る。
【0026】この様にしてプリアラーム記録処理が実行
されている状態で、アラームスイッチが押下されると、
ステップS5にてイエスと判断されてステップS10に
移行し、上述のポストアラーム記録処理を実行した後、
ステップS4に戻る。又、サスピションスイッチが押下
されると、ステップS6にてイエスと判断されてステッ
プS11に移行し、上述のサスピション記録処理を開始
した後、ステップS4に戻る。サスピション記録処理の
具体的手続きについては、後述する。
【0027】上述のステップS8にてノーと判断された
場合は、ステップS12に移行して、操作パネル装置に
対する操作がサスピション画像再生操作であるか否かを
判断し、イエスと判断された場合はステップS13に移
行して、サスピション記録処理において記録された画像
ファイルを再生する処理を実行した後、ステップS4に
戻る。サスピション画像再生処理の具体的手続きについ
ては、後述する。一方、ステップS12にてノーと判断
された場合は、ステップS14に移行して、操作パネル
装置に対する操作に応じた処理を実行した後、ステップ
S4に戻る。
【0028】上記手続きによって、操作パネル装置に対
してプリアラーム開始操作が行なわれるとプリアラーム
記録処理が開始され、該処理が実行されている状態で、
アラームスイッチが押下されると、ポストアラーム記録
処理が開始されることになる。又、サスピションスイッ
チが押下されると、サスピション記録処理が開始される
ことになる。更に、操作パネル装置に対してサスピショ
ン画像再生操作が行なわれると、サスピション記録処理
において記録された画像ファイルの再生が開始されるこ
とになる。
【0029】図6及び図7は、図4に示すステップS3
のサスピション容量算出処理の具体的手続きを表わして
いる。尚、該処理には、サスピション領域の全容量を表
わす変数(以下、全容量変数という)SUS_CAP_ALL、記録
済み容量を表わす変数(以下、記録済み容量変数という)
SUS_CAP_USED、空き容量を表わす変数(以下、空き容量
変数という)SUS_CAP_FREE、総ファイル数を表わす変数
(以下、総ファイル変数という)SUS_ALL_FILES、総ディ
レクトリ数を表わす変数(以下、総ディレクトリ変数と
いう)SUS_ALL_DIRS、解像度別のファイル数を表わす変
数(以下、解像度別ファイル変数という)SUS_FILES[RE
S]、及び解像度別のサブディレクトリ数を表わす変数
(以下、解像度別サブディレクトリ変数という)SUS_DIRS
[RES]が用いられる。解像度別ファイル変数及び解像度
別サブディレクトリ変数に含まれる解像度識別番号“R
ES”としては、解像度“ECO”に対して“0”、解像
度“QVGA”に対して“1”、解像度“VGA”に対して
“2”、解像度“XGA”に対して“3”、解像度“SXG
A”に対して“4”が付与されている。
【0030】図6に示す如く、先ずステップS21及び
ステップS22にて、全容量変数SUS_CAP_ALLを所定値
に設定すると共に、解像度別ファイル変数SUS_FILES[RE
S]、及び解像度別サブディレクトリ変数SUS_DIRS[RES]
を全て“0”に設定して、これらの変数を初期化する。
次にステップS23では、ディレクトリ“SUSPEC
T”の下位に規定されている親ディレクトリ数をカウン
トした後、ステップS24では、総ディレクトリ変数SU
S_ALL_DIRSを前記親ディレクトリ数に設定し、ステップ
S25では、親ディレクトリカウント値Pを“1”に設
定する。
【0031】ステップS26では、親ディレクトリカウ
ント値Pが前記親ディレクトリ数以下であるか否かを判
断し、イエスと判断された場合はステップS27にて、
記録順序がP番目の親ディレクトリの下位に規定されて
いるサブディレクトリ数をカウントした後、ステップS
28では、総ディレクトリ変数SUS_ALL_DIRSに前記サブ
ディレクトリ数を加算し、ステップS29では、サブデ
ィレクトリカウント値Sを“1”に設定する。
【0032】ステップS30では、サブディレクトリカ
ウント値Sが前記サブディレクトリ数以下であるか否か
を判断し、イエスと判断された場合は、ステップS31
にて、記録順序がS番目のサブディレクトリ名を取得し
た後、ステップS32では、前記サブディレクトリ名に
基づいて、該サブディレクトリ名を有するディレクトリ
の下位に規定されている画像ファイルの解像度を判別す
る。解像度判別処理においては、図8に示す如くサブデ
ィレクトリ名に含まれている解像度識別記号を取得し、
該解像度識別記号に基づいて解像度を判別する。
【0033】続いて図6のステップS33では、5つの
解像度別サブディレクトリ変数の内、前記判別された解
像度の解像度別サブディレクトリ変数SUS_DIRS[RES]に
“1”を加算した後、ステップS34では、前記S番目
のサブディレクトリの下位に規定されている画像ファイ
ル数をカウントし、ステップS35では、5つの解像度
別ファイル変数の内、前記判別された解像度の解像度別
ファイル変数SUS_FILES[RES]に前記画像ファイル数を加
算する。更にステップS36では、総ファイル変数SUS_
ALL_FILESに前記画像ファイル数を加算し、ステップS
37では、サブディレクトリカウント値Sをカウントア
ップした後、ステップS30に戻って、同様の手続きを
繰り返す。
【0034】その後、サブディレクトリカウント値Sが
前記サブディレクトリ数を超えると、ステップS30に
てノーと判断されてステップS38に移行し、親ディレ
クトリカウント値Pをカウントアップした後、ステップ
S26に戻って、同様の手続きを繰り返す。最終的に、
親ディレクトリカウント値Pが前記親ディレクトリ数を
超えると、ステップS26にてノーと判断されて、図7
のステップS39に移行する。この様にして、ディレク
トリ“SUSPECT”の下位に規定されている総ディ
レクトリ数、解像度別サブディレクトリ数、解像度別フ
ァイル数、及び総ファイル数を得ることが出来る。
【0035】ステップS39では、記録済み容量変数SU
S_CAP_USEDを“0”に初期化した後、ステップS40で
は、解像度識別番号“RES”を“0”に設定する。そ
の後、ステップS41〜ステップS45では、前記解像
度識別番号の解像度を有する画像ファイルの総容量を算
出し、算出した総容量を前記記録済み容量変数SUS_CAP_
USEDに加算する。ステップS42のファイル総容量算出
処理においては、図9に示す如く、先ず、前記解像度識
別番号の解像度に応じたファイルサイズを取得する。フ
ァイルサイズとしては、解像度毎に解像度に応じた上記
所定容量値が登録されており、図10に示す如く、前記
解像度識別番号“RES”に基づいて、解像度に応じた
ファイルサイズを取得する。その後、図9に示す如く、
取得したファイルサイズに前記解像度識別番号“RE
S”を有する解像度別ファイル変数SUS_FILES[RES]を乗
算する。この様にして、前記解像度識別番号“0”の解
像度“ECO”を有する画像ファイルの総容量を得ること
が出来る。上記ステップS41〜ステップS45の手続
きを繰り返すことにより、記録済み容量変数SUS_CAP_US
EDに、解像度“QVGA”を有する画像ファイルの総容量、
解像度“VGA”を有する画像ファイルの総容量、解像度
“XGA”を有する画像ファイルの総容量、及び解像度“S
XGA”を有する画像ファイルの総容量を順次、加算す
る。この様にして、記録済み容量変数SUS_CAP_USEDとし
て、ディレクトリ“SUSPECT”の下位に規定され
ている画像ファイルの総容量値を得ることが出来る。
【0036】その後、ステップS46では、上述の如く
得られた記録済み容量変数SUS_CAP_USEDに、総ディレク
トリ変数SUS_ALL_DIRSと1つのディレクトリサイズを乗
算して得られる値を加算し、最後にステップS47に
て、全容量変数SUS_CAP_ALLから前記記録済み容量変数S
US_CAP_USEDを減算することにより空き容量変数SUS_CAP
_FREEを算出して、手続きを終了する。この様にして、
ハードディスクのサスピション領域の空き容量が算出さ
れる。
【0037】上記手続きによれば、サブディレクトリ名
に含まれている解像度識別記号に基づいて、該ディレク
トリ名を有するサブディレクトリの下位に規定されてい
る画像ファイルの解像度が判別され、該判別結果に基づ
いて解像度別のファイル数が算出される。ここで、1つ
のサブディレクトリの下位には同じ解像度を有する画像
ファイルが規定されているので、同じ解像度識別記号を
有するサブディレクトリの下位にそれぞれ規定されてい
るファイル数を順次加算することによって、解像度別の
ファイル数を算出することが出来る。その後、解像度に
応じた所定のファイルサイズに解像度別のファイル数を
乗算することによって解像度別の総ファイル容量が算出
され、算出された総ファイル容量を順次加算することに
よって、ハードディスクのサスピション領域に記録され
ている全ての画像ファイルの総容量が算出される。従っ
て、総容量の算出に際し、全ての画像ファイルを順次、
直接にアクセスして各画像ファイルの容量を加算してい
た従来の監視カメラに比べて、容易に且つ短時間で、画
像ファイルの総容量を算出することが出来る。この結
果、サスピション領域の空き容量算出処理にかかる時間
が短縮される。
【0038】図11は、図5に示すステップS11のサ
スピション記録処理の具体的手続きを表わしている。図
11に示す如く、先ずステップS51では、サスピショ
ン領域にて空き容量を確保する処理を開始した後、ステ
ップS52では、新たなディレクトリを作成する処理を
開始する。空き容量確保処理及びディレクトリ作成処理
の具体的手続きについては、後述する。続いてステップ
S53にて、解像度識別番号“RES”を現時点で設定
されている解像度を表わす番号に設定した後、ステップ
S54では、撮影枚数を表わす変数(以下、撮影変数と
いう)PCNTを“0”に初期化する。
【0039】次に、ステップS55では撮影動作を実行
した後、ステップS56では、前記撮影動作によって得
られた撮影データをハードディスクに記録すべき旨の要
求を、図18に示す如くRAMに設けられたキュー領域
に登録する。続いて、図11のステップS57では、現
時点で設定されている解像度の解像度別ファイル変数SU
S_FILES[RES]に“1”を加算した後、ステップS58に
て、総ファイル変数SUS_ALL_FILESに“1”を加算す
る。ステップS59では、記録済み容量変数SUS_CUP_US
EDに、現時点で設定されている解像度に応じたファイル
サイズを加算した後、ステップS60では、空き容量変
数SUS_CAP_FREEから、現時点で設定されている解像度に
応じたファイルサイズを減算する。
【0040】ステップS61では、サスピションスイッ
チがオフ状態に切り換えられたか否かを判断し、ノーと
判断された場合は、ステップS62にて、アラームスイ
ッチが押下されてオン状態に設定されたか否かを判断す
る。ここで、ノーと判断された場合は、ステップS63
にて、撮影枚数が900枚に達したか否かを判断し、ノ
ーと判断された場合は、ステップS64にて撮影変数PC
NTをカウントアップした後、ステップS55に戻って同
様の手続きを繰り返す。この様にして、一定の撮影速度
で連続撮影が行なわれ、1枚の画像が撮影される度に、
撮影データの記録要求がRAMのキュー領域に登録され
ることになる。又、1枚の画像が撮影される度に、設定
されている解像度の解像度別ファイル変数、総ファイル
変数、記録済み容量変数、及び空き容量変数が更新され
ることになる。上述の如く連続撮影が行なわれている状
態で、サスピションスイッチがオフ状態に切り換えられ
ると、その時点でステップS61にてイエスと判断され
て手続きを終了する。又、アラームスイッチが押下され
ると、その時点でステップS62にてイエスと判断され
て、手続きを終了する。更に、撮影枚数が900枚に達
すると、その時点でステップS63にてイエスと判断さ
れて、手続きを終了する。
【0041】図12乃至図14は、図11に示すステッ
プS51の空き容量確保処理の具体的手続きを表わして
いる。図12に示す如く、先ずステップS71〜ステッ
プS74では、900枚の画像の撮影データを現時点で
設定されている解像度で記録するために必要な容量値
(以下、記録必要容量値という)SUS_CAP_NEEDを算出す
る。尚、ステップS72では、図10に示す手続きによ
って、現時点で設定されている解像度に応じたファイル
サイズを取得する。
【0042】次にステップS75では、空き容量変数SU
S_CAP_FREEが前記記録必要容量値SUS_CAP_NEED以上であ
るか否かを判断し、イエスと判断された場合は手続きを
終了する。一方、ステップS75にてノーと判断された
場合は、ステップS76に移行して、前記記録必要容量
値SUS_CAP_NEEDから空き容量変数SUS_CAP_FREEを減算す
ることによって削除必要容量値(以下、削除必要容量値
という)SUS_DEL_NEED_CAPを算出した後、図13のステ
ップS77に移行する。ステップS77では、ディレク
トリ“SUSPECT”の下位に規定されている親ディ
レクトリ数をカウントした後、ステップS78では、親
ディレクトリカウント値Pを“1”に設定する。
【0043】ステップS79では、親ディレクトリカウ
ント値Pが前記親ディレクトリ数以下であるか否かを判
断し、イエスと判断された場合は、ステップS80に
て、記録順序がP番目の親ディレクトリの下位に規定さ
れているサブディレクトリ数をカウントした後、ステッ
プS81では、削除を要求するデータの総容量値(以
下、削除要求容量値という)SUS_DEL_CAPを“0”に初期
化し、ステップS82では、サブディレクトリカウント
値Sを“1”に設定する。
【0044】続いて、図14のステップS83では、サ
ブディレクトリカウント値Sが前記サブディレクトリ数
以下であるか否かを判断し、イエスと判断された場合
は、ステップS84にて、記録順序がS番目のサブディ
レクトリ名を取得した後、ステップS85では、図8に
示す手続きによって、前記ディレクトリ名を有するサブ
ディレクトリの下位に規定されている画像ファイルの解
像度を判別する。
【0045】更にステップS86では、前記S番目のサ
ブディレクトリの下位に規定されている画像ファイル数
をカウントし、ステップS87では、図9及び図10に
示す手続きによって、前記S番目のサブディレクトリの
下位に規定されている画像ファイルの総容量を算出す
る。続いてステップS88では、前記算出された総容量
に1つのディレクトリサイズを加算して得られる値を削
除要求容量値SUS_DEL_CAPに加算した後、ステップS8
9では、前記S番目のサブディレクトリ名及び該ディレ
クトリ名を有するサブディレクトリの下位に規定されて
いる全ての画像ファイルを削除すべき旨の要求をRAM
のキュー領域に登録する。
【0046】ステップS90では、解像度別サブディレ
クトリ変数SUS_DIRS[RES]、解像度別ファイル変数SUS_F
ILES[RES]、総ディレクトリ変数SUS_ALL_DIRS、総ファ
イル変数SUS_ALL_FILES、記録済み容量変数SUS_CAP_USE
D、及び空き容量変数SUS_CAP_FREEを更新した後、ステ
ップS91にて、サブディレクトリカウント値Sが前記
サブディレクトリ数と一致するか否かを判断する。ステ
ップS91にてノーと判断された場合は、ステップS9
5に移行して、削除要求容量値SUS_DEL_CAPが削除必要
容量値SUS_DEL_NEED_CAP以上であるか否かを判断し、ノ
ーと判断された場合は、ステップS96にてサブディレ
クトリカウント値Sをカウントアップした後、ステップ
S83に戻って同様の手続きを繰り返す。この様にし
て、P番目の親ディレクトリの下位に規定されているサ
ブディレクトリを対象として、サブディレクトリ名及び
画像ファイルを削除すべき旨の要求が記録順序の早い順
にRAMのキュー領域に登録されることになる。又、該
要求が登録される度に、解像度別サブディレクトリ変
数、解像度別ファイル変数、総ディレクトリ変数、総フ
ァイル変数、記録済み容量変数、及び空き容量変数が更
新されることになる。
【0047】その後、P番目の親ディレクトリの下位に
規定されている最後のサブディレクトリ名及び画像ファ
イルを削除すべき旨の要求がRAMのキュー領域に登録
されると、ステップS91にて、サブディレクトリカウ
ント値Sが前記サブディレクトリ数と一致すると判断さ
れてステップS92に移行する。ステップS92では、
削除要求容量値SUS_DEL_CAPに1つのディレクトリサイ
ズを加算した後、ステップS93では、P番目の親ディ
レクトリ名を削除すべき旨の要求をRAMのキュー領域
に登録し、ステップS94にて、総ディレクトリ変数SU
S_ALL_DIRS、記録済み容量変数SUS_CAP_USED、及び空き
容量変数SUS_CAP_FREEを更新した後、ステップS95に
移行する。その後、ステップS95にてノーと判断され
て、ステップS96を経てステップS83に戻った場
合、サブディレクトリカウント値Sが前記サブディレク
トリ数以下ではないと判断されてステップS97に移行
する。ステップS97では、親ディレクトリカウント値
Pをカウントアップした後、図13のステップS79に
戻って同様の手続きを繰り返す。この様にして、ディレ
クトリ“SUSPECT”の下位に規定されている親デ
ィレクトリが記録順序の早い順に上記画像ファイル削除
処理の対象とされる。
【0048】その後、削除要求容量値SUS_DEL_CAPが削
除必要容量値SUS_DEL_NEED_CAPに達すると、ステップS
95にてイエスと判断されて手続きを終了する。この様
にして、削除要求容量が900枚の画像の撮影データを
現時点で設定されている解像度で記録するために必要な
容量を越えるまで、サブディレクトリ名及び画像ファイ
ルの削除要求をRAMのキュー領域に登録する処理が繰
り返されることになる。
【0049】上記手続きによれば、サブディレクトリ名
に含まれている解像度識別記号に基づいて、該ディレク
トリ名を有するサブディレクトリの下位に規定されてい
る画像ファイルの解像度が判別されると共に、該サブデ
ィレクトリの下位に規定されている画像ファイル数がカ
ウントされる。その後、前記判別された解像度に応じた
所定のファイルサイズに前記ファイル数を乗算すること
によって、前記サブディレクトリの下位に規定されてい
る全ての画像ファイルの総容量が算出される。従って、
総容量の算出に際し、複数の画像ファイルを順次、直接
にアクセスして各画像ファイルの容量を加算していた従
来の監視カメラに比べて、容易に且つ短時間で、画像フ
ァイルの総容量を算出することが出来る。この結果、サ
スピション領域の空き容量確保処理に必要な時間が短縮
される。
【0050】図15及び図16は、図11に示すステッ
プS52のディレクトリ作成処理の具体的手続きを表わ
している。図15に示す如く、先ずステップS101に
て、カレント親ディレクトリ番号を最新の親ディレクト
リのディレクトリ番号に設定した後、カレントサブディ
レクトリ番号を、前記最新の親ディレクトリの下位に規
定されている最新のサブディレクトリのディレクトリ番
号に設定する。ステップS103では、カレントサブデ
ィレクトリ番号が“99”であるか否かを判断し、ノー
と判断された場合はステップS104に移行して、カレ
ントサブディレクトリ番号を1だけカウントアップした
後、図16のステップS111に移行する。
【0051】一方、ステップS103にてイエスと判断
された場合は、ステップS105に移行して、カレント
サブディレクトリ番号を“01”に設定した後、ステッ
プS106では、カレント親ディレクトリ番号が“99
9”であるか否かを判断する。ステップS106にてノ
ーと判断された場合は、ステップS107に移行して、
カレント親ディレクトリ番号を1だけカウントアップし
た後、ステップS109に移行する一方、ステップS1
06にてイエスと判断された場合は、ステップS108
に移行して、カレント親ディレクトリ番号を“100”
に設定した後、ステップS109に移行する。ステップ
S109では、カレント親ディレクトリ番号を有する親
ディレクトリを作成すべき旨の要求をRAMのキュー領
域に登録し、ステップS110では、総ディレクトリ変
数SUS_ALL_DIRS、記録済み容量変数SUS_CAP_USED、及び
空き容量変数SUS_CAP_FREEを更新した後、図16のステ
ップS111に移行する。
【0052】ステップS111では、ディレクトリ番号
DIR_NBをカレントサブディレクトリ番号に設定すると共
に、解像度識別番号“RES”を現時点で設定されてい
る解像度を表わす番号に設定した後、ステップS112
では、図17に示す如く、前記ディレクトリ番号DIR_NB
及び解像度識別番号“RES”に基づいて新たなサブデ
ィレクトリ名を作成する。次に、図16のステップS1
13では、前記作成したサブディレクトリ名を有するサ
ブディレクトリを作成すべき旨の要求をRAMのキュー
領域に登録する。その後、ステップS114では、解像
度別サブディレクトリ変数SUS_DIRS[RES]を更新した
後、ステップS115では、総ディレクトリ変数SUS_AL
L_DIRS、記録済み容量変数SUS_CAP_USED、及び空き容量
変数SUS_CAP_FREEを更新して、手続きを終了する。
【0053】上記手続きによって、最新のサブディレク
トリのディレクトリ番号が“99”より小さい値である
場合には、該ディレクトリ番号より1だけ大きいディレ
クトリ番号及び設定されている解像度に応じた解像度識
別記号を含むディレクトリ名を有するサブディレクトリ
を作成すべき旨の要求がRAMのキュー領域に登録され
ることになる。又、最新のサブディレクトリ番号が“9
9”であって、最新の親ディレクトリのディレクトリ番
号が“999”より小さい値である場合には、ディレク
トリ番号が1だけ大きいディレクトリ番号を含むディレ
クトリ名を有する親ディレクトリ名を作成すべき旨の要
求と、ディレクトリ番号“01”及び設定されている解
像度に応じた解像度識別記号を含むディレクトリ名を有
するサブディレクトリを作成すべき旨の要求がRAMの
キュー領域に登録されることになる。更に、最新のサブ
ディレクトリ番号が“99”であって、最新の親ディレ
クトリのディレクトリ番号が“999”である場合に
は、ディレクトリ番号“100”を含むディレクトリ名
を有する親ディレクトリを作成すべき旨の要求と、ディ
レクトリ番号“01”及び設定されている解像度に応じ
た解像度識別記号を含むディレクトリ名を有するサブデ
ィレクトリを作成すべき旨の要求がRAMのキュー領域
に登録されることになる。
【0054】図19は、ファイルアクセスタスク処理手
続きを表わしている。尚、図4及び図5に示すメインタ
スク処理と該ファイルアクセスタスク処理は、多重処理
によって実行される。先ずステップS121では、図1
8に示す如くRAMに設けられたキュー領域に何らかの
要求が登録されているか否かを判断し、ノーと判断され
た場合は、ステップS121にて同じ判断を繰り返す一
方、イエスと判断された場合は、ステップS122に移
行して、キュー領域から最も古い要求を読み出して実行
する。その後、ステップS123では、実行した要求を
キュー領域から削除してステップS121に戻る。
【0055】上記監視カメラにおいては、図4及び図5
に示すメインタスク処理と該ファイルアクセスタスク処
理が多重処理により実行されることによって、ハードデ
ィスクのサスピション領域に記録されている古い画像フ
ァイルがサブディレクトリ単位で削除されると同時に、
一定の撮影速度で連続撮影が行なわれ、新たに作成され
たサブディレクトリの下位に撮影によって得られる新た
な画像ファイルが記録されることになる。
【0056】図20及び図21は、図5に示すステップ
S13のサスピション画像再生処理の具体的手続きを表
わしている。図20に示す如く、先ずステップS131
にてディレクトリ“SUSPECT”の下位に規定され
ている親ディレクトリ数をカウントした後、ステップS
132では、親ディレクトリカウント値Pを“1”に設
定する。
【0057】次にステップS133では、親ディレクト
リカウント値Pが前記親ディレクトリ数以下であるか否
かを判断し、イエスと判断された場合は、ステップS1
34に移行して、記録順序がP番目の親ディレクトリの
下位に規定されているサブディレクトリ数をカウントし
た後、ステップS135にて、サブディレクトリカウン
ト値Sを“1”に設定する。
【0058】続いて、図21のステップS136では、
サブディレクトリカウント値Sが前記サブディレクトリ
数以下であるか否かを判断し、イエスと判断された場合
は、ステップS137及びステップS138にて、記録
順序がS番目のサブディレクトリの下位に規定されてい
る画像ファイル数をカウントした後、ステップS139
では、ファイルカウント値Fを“1”に設定する。
【0059】ステップS140では、ファイルカウント
値Fが前記画像ファイル数以下であるか否かを判断し、
イエスと判断された場合は、ステップS141及びステ
ップS142にて、前記S番目のサブディレクトリの下
位に規定されている1或いは複数の画像ファイルの内、
記録順序がF番目の画像ファイルを読み出して、該ファ
イルを構成する撮影データをテレビモニタに向けて出力
する。この結果、1枚の画像がテレビモニタに映し出さ
れることになる。続いてステップS143では、操作パ
ネル装置に対して再生終了操作が行なわれたか否かを判
断し、ノーと判断された場合は、ステップS144にて
ファイルカウント値Fをカウントアップした後、ステッ
プS140に戻って同様の手続きを繰り返す。
【0060】その後、ファイルカウント値Fが前記画像
ファイル数を超えると、ステップS140にてノーと判
断されてステップS145に移行し、サブディレクトリ
カウント値Sをカウントアップした後、ステップS13
6に戻って同様の手続きを繰り返す。更に、サブディレ
クトリカウント値Sが前記サブディレクトリ数を超える
と、ステップS136にてノーと判断されてステップS
146に移行し、親ディレクトリカウント値Pをカウン
トアップした後、図20のステップS133に戻って、
同様の手続きを繰り返す。最終的に、親ディレクトリカ
ウント値Pが前記親ディレクトリ数を超えると、ステッ
プS133にてノーと判断されて手続きを終了する。
又、上述の手続きが繰り返されている状態で、再生終了
操作が行なわれると、図21のステップS143にてイ
エスと判断されて手続きを終了する。
【0061】上記手続きによれば、ユーザにより再生終
了操作が行なわれるまで、図2に示す如くディレクトリ
“SUSPECT”の下位に規定されている複数の画像
ファイルが順次、記録順序の早い順に従って再生され
て、複数枚の画像が順次、テレビモニタに映し出される
ことになる。
【0062】本発明に係る監視カメラにおいては、上述
の如く、図4のステップS3にて実行されるサスピショ
ン容量算出処理にかかる時間が短縮されるので、従来の
監視カメラに比べて短時間でカメラ本体の立ち上げ処理
が終了する。又、上述の如く、図11のステップS51
にて実行されるサスピション領域空き容量確保処理にか
かる時間が短縮されるので、図1に示すRAM(7)から
撮影データを読み出してハードディスクに記録する処理
が遅延することを防止することが出来、これによって画
像の欠落を防止することが可能である。又、画像ファイ
ルがサブディレクトリ単位で削除されるので、ファイル
単位で削除する構成に比べてファイル管理テーブルに対
するアクセス回数及びアクセス時間が減少し、これによ
ってファイルの削除処理が高速化される。更に、図2に
示す如く、画像ファイルのファイル名に撮影時刻を表わ
す4桁の数字が含まれているので、画像ファイルのファ
イル名をテレビモニタやディスプレイに表示させること
によって、その画像の撮影時刻を知ることが出来る。
【0063】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、ユーザによる選択操作に応
じて画像ファイルをサブディレクトリ単位で削除する際
にも、解像度識別記号とファイル数とに基づいて、選択
されたサブディレクトリの下位に規定されている画像フ
ァイルの総容量を算出する構成を採用することも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した監視カメラの構成を表わすブ
ロック図である。
【図2】ハードディスクに作成されるディレクトリ構造
を表わす図である。
【図3】ハードディスクの記録フォーマットを表わす図
である。
【図4】カメラ本体がオンに設定されている状態で実行
されるメインタスク処理手続きの前半を表わすフローチ
ャートである。
【図5】上記手続きの後半を表わすフローチャートであ
る。
【図6】サスピション容量算出手続きの前半を表わすフ
ローチャートである。
【図7】上記手続きの後半を表わすフローチャートであ
る。
【図8】解像度判別手続きを表わすフローチャートであ
る。
【図9】画像ファイルの総容量算出手続きを表わすフロ
ーチャートである。
【図10】ファイルサイズ取得手続きを表わすフローチ
ャートである。
【図11】サスピション記録手続きを表わすフローチャ
ートである。
【図12】空き容量確保手続きを表わすフローチャート
である。
【図13】図12の第1の分図を表わすフローチャート
である。
【図14】図12の第2の分図を表わすフローチャート
である。
【図15】ディレクトリ作成手続きの前半を表わすフロ
ーチャートである。
【図16】上記手続きの後半を表わすフローチャートで
ある。
【図17】サブディレクトリ名作成手続きを表わすフロ
ーチャートである。
【図18】RAMのキュー領域に対する処理を表わす図
である。
【図19】ファイルアクセスタスク処理手続きを表わす
フローチャートである。
【図20】サスピション画像再生手続きの前半を表わす
フローチャートである。
【図21】上記手続きの後半を表わすフローチャートで
ある。
【符号の説明】
(1) CCD (2) 信号処理回路 (3) ビデオエンコーダ (4) CPU (5) HDD (6) ROM (7) RAM (8) システムコントローラ (9) 操作パネル装置 (10) アラームスイッチ (11) サスピションスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像ファイルを記録媒体に記録する際の
    解像度を切換え設定することが可能な画像記録装置にお
    いて、1つのディレクトリの下位には同じ解像度を有す
    る1或いは複数の画像ファイルを規定すると共に、該デ
    ィレクトリの名称の一部に、該ディレクトリの下位に規
    定する画像ファイルの解像度を表わす解像度識別情報を
    含めることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 1つのディレクトリの名称に含まれてい
    る解像度識別情報に基づいて、ディレクトリの下位に規
    定されている画像ファイルの解像度を判別する解像度判
    別手段と、 前記ディレクトリの下位に規定されている画像ファイル
    数を検知するファイル数検知手段と、 前記判別された解像度と前記検知されたファイル数とに
    基づいて、前記ディレクトリの下位に規定されている全
    ての画像ファイルの合計容量を算出するディレクトリ容
    量算出手段とを具えている請求項1に記載の画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 1つのディレクトリの名称に含まれてい
    る解像度識別情報に基づいて、ディレクトリの下位に規
    定されている画像ファイルの解像度を判別し、判別結果
    に基づいて、記録媒体に記録されている画像ファイル数
    を解像度毎に検知する解像度別ファイル数検知手段と、 解像度と前記検知されたファイル数とに基づいて、記録
    媒体に記録されている全ての画像ファイルの合計容量を
    算出する総容量算出手段とを具えている請求項1に記載
    の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 画像ファイルを設定されている解像度に
    応じた所定の容量以下に圧縮して記録媒体に記録する記
    録処理手段を具えている請求項1乃至請求項3の何れか
    に記載の画像記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008034903A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Kyocera Mita Corp 画像読取装置
JP2012093927A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Hitachi Solutions Ltd ファイル管理装置及びファイル管理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008034903A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Kyocera Mita Corp 画像読取装置
JP2012093927A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Hitachi Solutions Ltd ファイル管理装置及びファイル管理方法

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