JP4305473B2 - 電子スチルカメラ、画像情報の消去方法及び画像情報の状態設定方法 - Google Patents
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しかしながら、技術開発に伴い、メガピクセルと呼ばれる100万画素を越える撮影解像度を有する製品が開発され、旧来のメモリの記憶容量では、記憶できる画像情報の数が激減するという問題が生じてきた。また、撮影解像度の向上に伴い、メモリの記憶容量を増加することが試みられているが、記憶媒体として利用されるメモリカードは、依然高価であり、現在標準的に利用されているメモリの記憶容量は数メガバイト程度にすぎず、高精細な画像の場合、数枚程度を記憶できるに留まっている。そのため、限られた記憶容量を有効に使う技術が求められている。
電子スチルカメラにおいては、手振れが原因で生じる不良な画像(手振れ画像)に対して、撮影後、液晶パネルにより画像を再生して確認し、消去する方法が一般的であるが、このような方法の場合、カメラ使用者は、撮影後、カメラ本体のスイッチ類を操作して再生モードに切り替え、表示された画像を確認して初めて手振れに気がつくことになるため、シャッターチャンスで満足な画像を得ることができないという問題があった。また、このような手振れの影響は、光学系のズーム倍率が向上するほど顕著になるという特徴を有しているため、その対策が重要になってきている。
そのため、近年においては、撮影時又は撮影後に手振れ状態を音声や表示等により警告する手法が適用され、カメラ使用者は、その警告にしたがって、再度撮影を行うことにより、所望の画像を取得することができる。
図1に示すように、実施形態に係る電子スチルカメラは、撮像部(撮像手段)10と、振動検出部(手振れ検出手段)20と、マイクロプロセッサユニット(以下、MPUと記す;制御手段)30と、記憶部(記憶手段)40と、表示部(表示手段)50と、操作部(選択手段)60とを有して構成されている。各構成について以下順次説明する。
写真レンズ11は、周知の光学レンズの組み合わせによって、被写体からの光を後述するCCD12の受光面に結像させる光学系を構成している。CCD12は、電荷をアレイ状に転送する固体撮像デバイスであって、ここでは特に、二次元の光学情報を時系列(シリアル列)のアナログ電気信号に変換する固体のイメージセンサーを指す。CCD駆動系13は、CCD12の各画素に光電変換の開始及び蓄積電荷の出力を指令して、CCD12を駆動制御する機能を有する。
レンズ駆動系16は、自動焦点機能を実現するための測距センサや、オートフォーカス用駆動機構等を有する測定系(図示を省略)により測定される被写体までの距離等に基づいて、写真レンズ11の焦点を調整駆動する。
なお、手振れ検出の他の方法としては、撮影された画像自体を画像解析して被写体像の輪郭の鮮明さ等から手振れの程度を判断する手法、あるいは、シャッターキーを押下して被写体像を取り込むレリーズ動作の直前の画像と、レリーズ動作時の画像とを比較対照して手振れの程度を判断する手法、シャッターキーの押下速度、すなわちレリーズ速度(あるいはシャッター速度)を算出し、通常速度よりも遅い場合に手振れの可能性があると判断する手法等を採用することができる。
以下、本実施形態においては、手振れ検出の一例として振動を検出する手法を適用した場合について説明する。
操作部60は、カメラ使用者が、カメラ本体に対して動作電源の投入/遮断、被写体像の撮影、再生画像の送り/戻し等の所望の動作を指令する際の入力インターフェースとしての機能を有し、電源スイッチ、シャッターキー、プラス/マイナスキー、記録/再生切り替えスイッチ(REC/PLAYキー)、モードキー等の周知の各種キースイッチ類を有し、各種操作信号を生成し、MPU30に出力する。なお、詳しくは後述するが、上記プラス/マイナスキーには、画像再生時に再生表示された画像情報を保存あるいは消去(無効設定)する選択機能が割り当てられている。
図2は、実施形態に係る電子スチルカメラの画像処理方法における一実施形態を示すフローチャートであり、図3は、上記構成に基づく電子スチルカメラの一例を示し、本実施形態における手振れ状態の報知例を示す図である。
以下、必要に応じて図1及び図3の構成を参照しながら、本実施形態の画像処理方法について説明する。なお、図3において、51は表示部を構成する液晶パネル、71は光学ファインダーである。また、61はREC/PLAYキー、62はシャッターキー、63はモードキーであり、図示を省略したプラス/マイナスキー等とともに操作部60を構成する。さらに、81は警告ランプ、82は内臓スピーカであって、後述する手触れ状態を報知するための報知手段を構成する。
JPEG(Joint Photographic Expert Group)は、国際標準化機構(ISO)と国際電信電話諮問機関(CCITT)が共同でまとめた静止画像の圧縮方式である。圧縮対象となる画像データを8×8ビット画素のブロックに分割した後、DCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)演算を行うことによって周波数成分に並び替え、各ブロックをジグザグスキャンあるいはオルタネートスキャンによって2次元から1次元のデータに変換し、当該ブロックのDCT計数を量子化テーブルに基づいて量子データ化して、ハフマンテーブルを参照して可変長符号化(可逆圧縮)処理を行うものである。
なお、近年の電子スチルカメラに採用されている画像圧縮保存方式としては、上述したJPEG方式が一般的であるが、TIFF等の他の方式を採用するものもある。
そして、MPU30は、記憶された画像情報の手振れの状態を振動情報に基づいて判断し(S116)、手振れ画像と判断した場合には、カメラ使用者に手振れ撮影であることを報知するとともに、当該画像を強制的に記憶部40の記憶領域から消去、あるいは、後に取得した画像情報の当該記憶領域への上書きを可能な状態に設定することにより、当該画像情報を無効状態に設定する(S117)。また、手振れ画像ではなく、良好な画像と判断した場合には、画像情報をそのまま当該記憶領域に保存する。
第1の報知例は、図3(a)に示すように、液晶パネル51に表示された被写体像に、重ねて“手振れ発生”等の文字51aや所定の記号(マーク)等を表示するものである。このような報知方法によれば、液晶パネル51の表示された被写体像を確認しながらシャッター操作を行う場合に、画像に重ねて報知情報が表示されるため、手振れ状態がカメラ使用者に確実に認識される。
また、第2の報知例は、図3(b)に示すように、光学ファインダ71の近傍あるいは光学ファインダ71の内部に設けられた警告ランプ81等を点灯するものである。このような報知方法によれば、光学ファインダ71を透視して被写体像を確認しながらシャッター操作を行う場合に、カメラ使用者の視野範囲内で警告ランプ81が点灯するため、手振れ状態が確実に認識される。なお、警告ランプ81による報知のほか、光学ファインダ71内に報知情報を文字あるいは記号等により表示するものであっても良い。
また、第3の報知例は、図3(c)に示すように、カメラ本体100に設けられた内蔵スピーカ82等から、例えば“手振れが発生しました”の音声や、“ピー、ピー、・・”等の警告音を発するものである。このような報知方法によれば、被写体像の確認方法によらず、手振れ状態が音声によりカメラ使用者に伝達される。さらに、上述した第1及び第2の報知例等の視覚的な報知方法と組み合わせることにより、カメラ使用者に対して視覚的な報知情報に加え、聴覚的にも報知情報を伝達することができるため、一層確実に手振れ状態が認識される。
なお、上述した本実施形態においては、取得された画像情報は、一旦所定の記憶領域に記憶された後、振動情報に基づいて、無効状態に設定される場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、手振れ(振動)が検出された場合には取得した画像情報を記憶部40に記憶せず、手振れが検出されない場合にのみ画像情報を記憶するようにしてもよい。
本実施形態は、上述した実施形態のフローチャート(図2参照)における、手振れ画像と判断された画像を無効状態に設定する処理(S116、S117)を、カメラ使用者の判断により選択的に実行する処理に置き換えたことを特徴としている。したがって、上述した実施形態と同等の処理手順については、その説明を省略する。
なお、上述した本実施形態においては、記憶部40の所定の記憶領域に一旦記憶された手振れ画像を液晶パネルに表示して、当該画像の取捨選択を促す場合について示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、画像取捨選択モードで消去操作をした場合には取得した画像情報を記憶部40に記憶せず、保存操作をした場合にのみ画像情報を記憶するようにしてもよい。すなわち、DRAM等の一次バッファを備えたメモリ構成を有する電子スチルカメラにおいて、一旦、一次バッファに記憶された画像情報を、振動情報に基づいて再生表示し、保存操作された場合にのみ、フラッシュメモリ等の記憶部40に記憶するようにしてもよい。
まず、カメラ本体のREC/PLAYキーを操作して記録モードに設定する(S201)。記録モードを設定することにより、撮像部10を介して捉えられる被写体の画像が液晶パネルに表示され、所望の被写体像を液晶パネルあるいは光学ファインダにより画定した状態で、シャッターキーを押下すると(S202)、その時点の被写体像が画像情報として取り込まれる(S203)。すなわち、シャッターキーの操作状態が常時監視され、操作が行われると画像情報が取得される。ここで、画像情報の取得に際し、振動検出部20により撮影時の手振れの状態を検出して、振動情報として取得する(S204)。
このように、取得した画像情報に関連付けて、フラグ(特定情報)が設定されているため、後述するように、フラグを抽出することによって記憶部40に記憶された各画像の手振れ状態を容易に判別することができ、手振れ画像のみを迅速に抽出することができる。
図7は、画像情報が記憶される記憶部40の内部領域を示す概念図である。
図7に示すように、記憶領域40の内部領域は、大別してフォーマットテーブル領域、情報テーブル領域、画像データ領域、オフセット領域から構成される。
フォーマットテーブル領域には、画像情報に関する総合的な情報、すなわちフォーマット情報F1、F2、・・が格納される。情報テーブル領域には、画像情報を識別するための番号情報を含む画像情報識別情報D1、D2、・・、画像情報を取得した時刻を示す時間情報T1、T2、・・、画像情報を取得した時点での手振れ状態を示す特定情報(フラグ)V1、V2、・・等の画像情報を識別するための情報が格納される。画像データ領域は、圧縮処理された画像情報P1、P2、・・を格納し、オフセット領域は、画像データ領域における画像情報P1、P2、・・のデータ長を固定長とするためのオフセットデータ(ブランク)を格納する。
このように、各画像情報P1、P2、・・は、情報テーブル領域に格納された画像識別情報D1、D2、・・、時間情報T1、T2、・・、手振れ状態を規定するフラグV1、V2、・・をヘッダとして有することにより関連付けられて記憶される。
図8は、本実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
まず、図6に示した一連の画像処理により、複数の画像情報に特定情報を関連付けて記憶部40に記憶した後、カメラ本体のREC/PLAYキー等の操作部60を操作して再生モードに切り替え設定する(S211)。次いで、モードキー及びプラス/マイナスキー等を操作することにより(S212)、記憶された画像情報を時系列的に表示部50に順次表示するスクロール表示を行う。すなわち、スクロール操作(+/−キー操作)が一度行われると、次の画像が指定され、再度スクロール操作が行われるまで現在の画像表示を継続する。
スクロール表示に際し、画像情報に関連付けされた特定情報、すなわちフラグが抽出、判別されて(S213)、表示される画像情報が手振れ画像であるか否かが判断される(S214)。フラグが“1”に設定されている場合には手振れ画像と判断して、当該画像情報を表示する際に、音や光、マーク表示等により手振れ画像が表示されたこと、及び、当該画像情報を消去するか、又は、保存するかの判断をカメラ使用者に促す報知を行う(S215)。カメラ使用者が表示された手振れ画像を不要と判断して消去操作を実行した場合には(S216)、当該画像情報を消去又は上書き可能な状態に設定する(S217)。一方、カメラ使用者が表示された手振れ画像を有用と判断して消去操作を行わない場合や保存操作を行った場合には、当該画像情報をそのまま保存する。
また、フラグが“0”に設定されている場合には通常画像と判断して、通常の再生表示を行う(S218)。
以上の一連の処理をスクロール操作が中断するまで、あるいは、記憶された全ての画像情報の表示が終了するまで実行する。
図9は、再生表示における手振れ画像の報知例を示す図である。
再生画像のスクロール表示において、図9(a)に示すように、例えば記憶部40に記憶された画像情報P2及びP7が手振れ画像と判断された場合には、時系列的に順次表示される画像情報P1→P2→P3→…のうち、画像情報P2及びP7を表示する際に、図9(b)に示すように、画像情報P2に重ねて“手振れ”の文字表示とともに、当該画像を消去するか、保存するかの指示を促す“消去(−)/保存(+)”の文字表示を行い、手振れ画像であることを報知する。
なお、再生画像のマルチ画面表示においては、4分割や9分割画面により複数の画像情報が一括して表示されるため、図9(a)に示すように、画像情報P2及びP7が手振れ画像と判断された場合には、図9(c)に示すように、複数の分割画面に表示される画像情報P1、P2、P3、…、P9のうち、画像情報P2及びP7が表示される分割画面にのみフラッシング等を施して手振れ画像であることを報知する方法を適用することができる。この場合、フラッシングが施された画像情報を選択することにより、図9(b)に示したような取捨選択の画像表示に切り替えるようにしてカメラ使用者の判断を促すようにしても良い。
図10は、本実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
まず、図6に示した一連の画像処理により、複数の画像情報に特定情報を関連付けて記憶部40に記憶した後、カメラ本体のREC/PLAYキー等の操作部60を操作して再生モードに切り替え設定する(S221)。次いで、モードキー等を操作することにより、記憶された画像情報から手振れ画像を検索、抽出するモードを設定する(S222)。その後、画像情報に関連付けされた特定情報(フラグ)を抽出、判別することにより(S223)、手振れ画像が存在するか否かを判断する(S224)。すなわち、画像情報に関連付けられたフラグが“1”に設定されている場合には、手振れ画像と判断して、例えば記憶部40の他の記憶領域に抽出、転送する(S225)。
なお、本実施形態においては、抽出された手振れ画像をスクロール表示する場合について示したが、マルチ画面表示により、例えば4分割あるいは9分割画面に表示された複数の手振れ画像毎に一括消去操作を実行するものであっても良い。
また、複数の手振れ画像を一括消去する手法の他に、表示された画像を確認しつつ選択的に消去する手法を採用する物であっても良い。
図11は、本実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
まず、カメラ本体のREC/PLAYキーを操作して記録モードに設定する(S231)。記録モードを設定することにより、撮像部10を介して捉えられる被写体の画像が液晶パネルに表示され、所望の被写体像を液晶パネルあるいは光学ファインダにより画定した状態で、シャッターキーを押下すると(S232)、その時点の被写体像が画像情報として取り込まれる(S233)。すなわち、シャッターキーの操作状態が常時監視され、操作が行われると画像情報が取得される。ここで、画像情報の取得に際し、振動検出部20により撮影時の手振れの状態を検出して、振動情報として取得する(S234)。
以上の一連の処理を終了した後、再びS232の処理に戻り、シャッター操作の有無に応じて、新たな画像情報の取得、記憶残量の監視、手振れ画像の検索、消去等の処理を繰り返す。
このように、記憶部の記憶残量が少なくなった状態で、新たな画像情報が取得されると、記憶部内に記憶された手振れ画像を検索して無効状態に設定することにより、一般的に不要と判断される可能性が高い手振れ画像を自動的に抽出して消去することができ、新たに撮影される有用な画像を順次保存することができるため、限られた記憶容量を有効に利用することができる。したがって、カメラ使用者は、シャッターチャンスが連続するような場合においても、煩雑な手振れ画像の消去操作を行う必要がなく、また、記憶残量を気にする必要がないため、極めて操作性に優れた電子スチルカメラを実現することができる。
ところで、上述した各実施形態においては、撮影した画像情報について、電子スチルカメラに設けられた種々の構成及び手段を用いて、手振れ画像を無効状態に設定する場合について示したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、例えば、電子スチルカメラにより撮影された画像情報に特定情報を関連付けて、パソコンや携帯情報端末等の他の情報機器に転送し、これらの情報機器側で、手振れの報知、検索、消去(一括消去を含む)等の処理及び操作を実行するものであっても良い。
20 振動検出部(手振れ検出手段)
30 MPU(第1制御手段、第2制御手段、第3制御手段)
40 記憶部(記憶手段)
50 表示部(表示手段)
60 操作部(選択手段)
Claims (6)
- 被写体を撮影し、該被写体像の画像情報を発生する撮像手段と、
前記被写体の撮像時に生じる手振れを検出し、手振れ情報として出力する手振れ検出手段と、
前記手振れ情報に基づいて、該手振れの程度に応じたフラグ情報を生成するフラグ情報生成手段と、
前記撮像手段により得られた所定の画像情報に前記フラグ情報生成手段により生成されたフラグ情報を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段の記憶残量を監視する記憶残量監視手段と、
前記記憶残量監視手段により前記記憶手段の記憶残量が所定の残量閾値以下と判定されるときに、前記記憶手段に記憶されている画像情報のうち、前記フラグ情報に基づいて手振れが発生している画像情報を前記記憶手段から強制的に消去する画像情報消去手段と、
を備えたことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 前記フラグ情報生成手段は、前記手振れ情報に基づいて、該手振れの程度に応じたフラグ情報を複数段の特定情報として生成し、
前記記憶制御手段は、前記撮像手段により得られた所定の画像情報に前記フラグ情報生成手段により生成された特定情報を関連付けて記憶手段に記憶させ、
前記画像情報消去手段は、前記記憶残量監視手段により前記記憶手段の記憶残量が所定の残量閾値以下と判定されるときに、前記記憶手段に記憶されている画像情報のうち、前記特定情報に基づいて手振れの程度が高い画像情報を前記記憶手段から強制的に消去することを特徴とする請求項1記載の電子スチルカメラ。 - 被写体を撮影し、該被写体像の画像情報を発生する撮像手段と、
前記被写体の撮像時に生じる手振れを検出し、手振れ情報として出力する手振れ検出手段と、
前記手振れ情報に基づいて、該手振れの程度に応じたフラグ情報を生成するフラグ情報生成手段と、
前記撮像手段により得られた所定の画像情報に前記フラグ情報生成手段により生成されたフラグ情報を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段の記憶残量を監視する記憶残量監視手段と、
前記記憶残量監視手段により前記記憶手段の記憶残量が所定の残量閾値以下と判定されるときに、前記記憶手段に記憶されている画像情報のうち、前記フラグ情報に基づいて手振れが発生している画像情報を前記記憶手段から強制的に上書き可能な状態に設定する状態設定手段と、
を備えたことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 前記フラグ情報生成手段は、前記手振れ情報に基づいて、該手振れの程度に応じたフラグ情報を複数段の特定情報として生成し、
前記記憶制御手段は、前記撮像手段により得られた所定の画像情報に前記フラグ情報生成手段により生成された特定情報を関連付けて記憶手段に記憶させ、
前記画像情報読み出し手段は、前記記憶残量監視手段により前記記憶手段の記憶残量が所定の残量閾値以下と判定されるときに、前記記憶手段に記憶されている画像情報のうち、前記特定情報に基づいて手振れの程度が高い画像情報を前記記憶手段から強制的に上書き可能な状態に設定することを特徴とする請求項3記載の電子スチルカメラ。 - 撮影された被写体像の画像情報を生成する画像情報生成工程と、
前記被写体の撮像時に生じる手振れを検出し、手振れ情報として出力する手振れ情報出力工程と、
前記手振れ情報に基づいて、該手振れの程度に応じたフラグ情報を生成するフラグ情報生成工程と、
画像情報生成工程で得られた所定の画像情報に前記フラグ情報生成工程で生成されたフラグ情報を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御工程と、
前記記憶手段の記憶残量を監視する記憶残量監視工程と、
前記記憶残量監視工程で前記記憶手段の記憶残量が所定の残量閾値以下と判定されるときに、前記記憶手段に記憶されている画像情報のうち、前記フラグ情報に基づいて手振れが発生している画像情報を前記記憶手段から強制的に消去する画像情報消去工程と、
を含むことを特徴とする画像情報の消去方法。 - 撮影された被写体像の画像情報を生成する画像情報生成工程と、
前記被写体の撮像時に生じる手振れを検出し、手振れ情報として出力する手振れ情報出力工程と、
前記手振れ情報に基づいて、該手振れの程度に応じたフラグ情報を生成するフラグ情報生成工程と、
画像情報生成工程で得られた所定の画像情報に前記フラグ情報生成工程で生成されたフラグ情報を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御工程と、
前記記憶手段の記憶残量を監視する記憶残量監視工程と、
前記記憶残量監視工程で前記記憶手段の記憶残量が所定の残量閾値以下と判定されるときに、前記記憶手段に記憶されている画像情報のうち、前記フラグ情報に基づいて手振れが発生している画像情報を前記記憶手段から強制的に上書き可能な状態に設定する状態設定工程と、
を含むことを特徴とする画像情報の状態設定方法。
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