JP2000201308A - 電子的撮像装置 - Google Patents

電子的撮像装置

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JP2000201308A
JP2000201308A JP11359957A JP35995799A JP2000201308A JP 2000201308 A JP2000201308 A JP 2000201308A JP 11359957 A JP11359957 A JP 11359957A JP 35995799 A JP35995799 A JP 35995799A JP 2000201308 A JP2000201308 A JP 2000201308A
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Kazu Saito
和 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディレクトリ構造をもって記録または再生を行
う電子的撮像装置において、連写撮影画像のまとまりを
分かりやすくして、画像の参照や整理の際にも使い勝手
がよい電子的撮像装置を提供する。 【解決手段】適用された記録媒体にディレクトリ構造を
もって画像情報を記録し、または、該記録媒体にディレ
クトリ構造をもって記録された画像情報を再生すること
並びに連写画像ファイルの取り扱いを可能とする電子的
撮像装置であって、上記記録媒体にディレクトリを作成
するためのディレクトリ作成手段と、当該ディレクトリ
作成手段で作成されたディレクトリによって、当該連写
画像ファイルの画像情報が他の画像情報と区別されるよ
うになされたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的撮像装置、
詳しくは、適用された記録媒体にディレクトリ構造をも
って画像情報を記録し、または、該記録媒体にディレク
トリ構造をもって記録された画像情報を再生すること並
びに連写画像ファイルの取り扱いを可能とする電子的撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子的撮像装置である各種の電子
スチルカメラが商品化され、種々の用途に使用されるよ
うになっている。上記電子スチルカメラでは、多数のス
チル画像情報をメモリカード,フロッピーディスク等の
情報記録媒体にデータファイルとして記録するものであ
ることから、当然ながら、その画像情報の検索性の善し
悪しが電子スチルカメラとしての商品価値、或いは、利
用価値を決めることになる。
【0003】一方、現在、各分野に普及しているパソコ
ンのDOS(disk operating system )においては、数
多くのデータベース、または、プログラムを素早く検
索、或いは、選択処理する必要から、一般的に階層構
造、即ち、階層ディレクトリによる情報ファイルの管理
方法が用いられている。この階層構造ディレクトリによ
る情報ファイルの管理方法は、各ファイルのデータを記
録するメモリ上の記録領域の位置(メモリのクラスタ番
号を対応させる)とそのファイル名とを登録簿、所謂、
ディレクトリに登録する。該ファイルは、その種類、内
容により、必要に応じて上記ディレクトリ名とファイル
名を介して指定することによって所望の情報ファイルを
検索可能ならしめるものである。
【0004】パソコンの操作者は、この階層ディレクト
リによる情報ファイルの分類状態を目視で観察する場
合、モニタに階層ディレクトリのツリー(tree)構造を
表示させ、それによって情報ファイルの登録位置を知る
ことができる。図22は、このツリー構造の表示例を示
すものである。マーク「¥」で示されるルートディレク
トリは、「DOS」と「BAT」と「USR」の3つの
サブディレクトリで構成される。サブディレクトリ「U
SR」については、1階層下に「C」と「PASCA
L」というサブディレクトリのツリー構造を観察しなが
らキーボードを操作して、容易に目的とする情報ファイ
ルを指定したり、確認することができる。このようなフ
ァイル選択,指定方法は、特に、ファイルが多く複雑に
分岐している場合、非常に有用なものとなる。
【0005】なお、上記パソコンのファイルシステムに
おいては、記録される上記各ファイルの大きさは、種々
あるため、メモリ領域を経済的に利用するため、ファイ
ルのデータは、メモリ上の空き領域、一般にはメモリ領
域の単位となるクラスタを探して順次記録されていく。
その一つのファイル領域の連なり状態を記憶しておき、
再生,出力時にはその連なり分を一つのファイルとして
再生、または、出力する。このファイルの記録領域の連
なり状態を記憶したファイル配置情報領域のことをFA
T(file allocation table )と称している。
【0006】従来の電子スチルカメラの画像情報は、例
えば、運動会,遠足,旅行といった各テーマ毎に撮影さ
れ、それぞれ媒体の記録領域に順次記録されるだけであ
る。しかし、撮影画面を再生しようとするときは、数あ
る画像情報の中からテーマ別、或いは、期日別のものを
選択しなくてはならず、単純にボタン操作で探してゆく
のでは能率が悪く、使用者は煩雑に耐えない。記録デー
タが消去されたり、重ね書きされた画像データが存在す
る記録媒体の場合、更にこの不具合は顕著となる。ま
た、記録媒体として大容量のメモリカードを適用する電
子カメラにおいては、上記従来のボタン操作のみの操作
では、時間的にも不利であり、商品価値が著しく減殺さ
てしまう。
【0007】そこで、電子スチルカメラの画像情報記録
の管理及び表示に上記階層構造を可とするディレクトリ
とツリー形式の表示手法を用いるならば、上記のような
数多くのスチル画像情報を管理するには好適であり、電
子スチルカメラ自体の利用範囲も更に広がることにな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに、電子カメラで数多くの撮影をしたときはメモリカ
ードに複数撮影された画像が混在して存在することとな
り、画像の参照や整理の際に不便である。
【0009】特に、連写を行った画像が他の撮影画像と
混在していると、他の画像を参照する際に混在した画像
情報の中から必要な画像情報を探す際に不便である。ま
た、連写画像を参照する場合には、同様に他の画像が混
在していると不便であり、連写画像の加工も行いにくい
ものとなる。
【0010】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、ディレクトリ構造をもって記録ま
たは再生を行う電子的撮像装置において、連写撮影画像
のまとまりを分かりやすくして、画像の参照や整理の際
にも使い勝手がよい電子的撮像装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の電子的撮像装置は、適用された記録
媒体にディレクトリ構造をもって画像情報を記録しまた
は該記録媒体にディレクトリ構造をもって記録された画
像情報を再生すること並びに連写画像ファイルの取り扱
いを可能とする電子的撮像装置であって、上記記録媒体
にディレクトリを作成するためのディレクトリ作成手段
と、当該ディレクトリ作成手段で作成されたディレクト
リによって、当該連写画像ファイルの画像情報が他の画
像情報と区別されるようになされたことを特徴とする。
【0012】上記の目的を達成するために本発明の第2
の電子的撮像装置は、上記第1の電子的撮像装置におい
て、上記連写画像ファイルの画像情報の上記ディレクト
リへの登録状態が表示されるようになされた表示手段を
更に有することを特徴とする。
【0013】そして、適用された記録媒体にディレクト
リ作成手段によってディレクトリを作成し、当該ディレ
クトリによって連写撮影された画像を別のディレクトリ
に分けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態を示す電子的
撮像装置としての電子スチルカメラの外観図である。本
実施形態の電子スチルカメラは、その画像情報の記録媒
体として固体メモリカードを用いており、この種の電子
スチルカメラを、以下、SMC(Solidstate Memory Ca
mera)と称する。このSMCにおいては、各一画面毎の
撮影画像データは、データファイルとしてメモリカード
に格納されるが、そのときのファイル情報(記録媒体に
設定されたファイルの構成如何に係る情報)をパソコン
のDOSによりサポートされる階層構造を可とするファ
イル構造上の位置付け情報、即ち、(階層)ディレクト
リのファイル情報を用いて画像データを記録、又は、再
生してゆくものとする。更に、その階層ディレクトリに
よる上記ファイル情報の表示は、図8に示すような第1
表示部12aと第2表示部12bで構成される1ライン
の階層構造位置付け情報表示手段であるLCD表示部1
2を用いた表示に適用して行うものとする。
【0016】図1に示すように、このSMCは、カメラ
本体20の前面に撮影レンズ1が設けられており、側面
にはメモリカード14が装脱可能なカード挿入口が設け
られている。また、カメラ本体20の上面には電源オン
オフ用のパワースイッチ24、及び、レリーズスイッチ
となる記録スイッチ25が配されている。更に、カメラ
本体20の上面の後方には記録再生操作等の操作スイッ
チ群11と、記録再生の表示,画像データの階層ディレ
クトリ(ルートディレクトリ,サブディレクトリ)によ
るファイル情報(ファイルの構成如何に係る情報)等の
表示を行うLCD表示部12が設けられている。
【0017】図2は、図1のSMCの信号処理系のブロ
ック構成図である。この図2に示すように、当該SMC
においては、画像の記録、又は、再生に際して、メモリ
カードをカードインターフェース(I/F)13に挿入
し、記録再生可能状態とする。まず、撮影状態において
は、被写体像が撮影レンズ1により撮像回路2に設けら
れたCCD等の撮像素子上に結像され、画像信号として
A/Dコンバータ3に出力される。A/Dコンバータ3
でデジタル化された上記画像信号に対応する画像データ
は、D/Aコンバータ5で再度アナログ信号に変換され
た後、ビデオエンコーダ6により所定のエンコード処理
がなされ、ビデオ信号として出力される。尚、該再生デ
ータが未記録領域からの再生データであるときには、シ
ステムコントローラ10のミュート信号によりビデオエ
ンコーダ6ではミュート処理がなされる。
【0018】また、メモリカードへの画像データを記録
する場合には、先ず、RAM4から画像データをブロッ
ク単位で読出し、圧縮/伸長回路7でDCT(Discrete
Cosaine Transform)等を用いたの直行変換・符号化処
理によりデータ圧縮されて、バスを介してカードI/F
13に入力される。そこで、メモリカード14上の指定
された領域に上記圧縮されたデータが書き込まれる。こ
の記録領域は、上記階層ディレクトリにより規定される
領域である。
【0019】一方、再生時には、先ず、LCD表示部1
2に表示されるアクセスの対象となる画像ファイルのデ
ィレクトリ情報を参照して、再生すべき画像ファイルを
指定する。その指定に基づいて、メモリカード14のメ
モリ領域が選択され、対応する画像データがカードI/
F13を介して読み出され、バスを介して圧縮/伸長回
路7に入力される。そこで画像データの伸長・復号化処
理がなされ、該処理されたデータがRAM4に格納され
る。その画像データは、再度、RAM4から読み出され
て、前述した如くD/Aコンバータ5でアナログ信号に
変換される。そして、ビデオエンコーダ6でエンコード
され、ビデオ信号として出力される。
【0020】システムコントローラ10は、操作スイッ
チ群11の指示に基づいて、このSMCの各部に所定の
制御信号を供給する。そして、画像データのディレクト
リによる階層構造情報再生制御及び階層構造(ファイル
情報)の表示制御管理がこのシステムコントローラ10
で行われる。
【0021】上記操作スイッチ群11の構成は、図3に
そのスイッチ配置図を示すように、記録・再生のモード
切り換えスイッチであるREC/PLAYスイッチ11
aと、記録・再生時に階層ディレクトリに登録されてい
る画像データのファイルをディレクトリの順序に従って
繰上げながらアクセスさせるためのコマUPスイッチ1
1bと、同様に1つずつ繰下げてゆくコマDOWNスイ
ッチ11cと、記録再生の検索対象とする画像データフ
ァイルの階層ディレクトリの階層を繰上げるためのD−
UPスイッチ11dと、同様に階層ディレクトリの階層
を繰り下げるためのD−DOWNスイッチ11eと、上
記階層ディレクトリの領域を作成し画像ファイルが当該
ディレクトリに記録可能にするためのMDスイッチ11
fとで構成される。
【0022】このSMCの画像データは、上述のように
各1枚分の画像データが1つのファイルとして扱われ
る。そして、階層ディレクトリのファイルシステムを利
用して、該画像ファイルの記録・再生が管理される。こ
こで、このSMCにおけるファイルシステムについてそ
の概略を次に説明する。メモリカード14は、上記FA
T情報が記録されるFAT領域,基本になるディレクト
リの情報が記録されるルートディレクトリ領域,画像デ
ータ本体が記録されるデータ領域等にメモリ領域が割当
てられている。そして、未使用の状態、即ち、新たなデ
ィレクトリ領域を設けない状態において、画像データを
記録してゆく場合、図4に示すように基本となるルート
ディレクトリにファイル名、ファイルA,ファイルB,
ファイルC,ファイルD等が登録され、それぞれ指定さ
れたメモリ上の領域に各画像データが順次記録される。
尚、図4において¥は、ルートディレクトリを示してい
る。そこで、ルートディレクトリに、サブディレクトリ
を作成すると、図5に示すように、該ルートディレクト
リにサブディレクトリbが登録され、その下位にディレ
クトリ名bの第2階層のサブディレクトリが確保され
る。そして、そのサブディレクトリbには、ファイル名
がファイルE〜Gである画像データファイルが登録可能
となる。それらのディレクトリ情報には、ファイルデー
タが格納されるメモリ領域の位置であるクラスタ番号が
後述するディレクトリエントリに書き込まれ、その情報
に基づいてファイルがアクセスされる。
【0023】尚、サブディレクトリbに第3階層のサブ
ディレクトリdを作成することができる。そして、サブ
ディレクトリdにはファイルJ,ファイルK等が記録可
能である。また、更に、図5に示すように、ルートディ
レクトリ¥に別のサブディレクトリ名cを作成すると第
2階層のディレクトリにファイルH,ファイルI等が登
録可能となる。以上の各サブディレクトリに記録される
画像ファイルは、例えば、それぞれテーマが同じである
シーンの画面であるとか、撮影期間別の系列に沿った画
面である等の分類をした状態でディレクトリに登録でき
る。
【0024】画像データを再生する場合は、ルートディ
レクトリにある画像データファイルA,B,Cを順次再
生するばかりでなく、分類された画像データのファイル
E,F,Gのみを再生したいようなときは、直接サブデ
ィレクトリbを選択して再生することにより、素早く目
的に合致したデータの再生が可能となる。
【0025】図6は、このSMCの画像データファイル
のための図5の階層ディレクトリの構成の一例を更に具
体的に示した図である。この階層ディレクトリには、a
で示されるルートディレクトリと、第2階層のサブディ
レクトリbと、同じく第2階層のサブディレクトリc、
第3階層のサブディレクトリdがそれぞれツリー状の関
係をもって構成されている。そして、各ディレクトリ情
報記憶領域には、ルートディレクトリを除いて、その先
頭に上位のディレクトリ情報の格納先メモリアドレスを
示す2バイトのディレクトリポインタが書き込まれてい
る。このポインタにより上位のディレクトリ位置に戻る
ことができる。その後の領域にサブディレクトリ、また
は、画像データファイルのディレクリ情報として、ディ
レクトリエントリが記録されている。
【0026】上記ディレクトリエントリは、図7に示す
ように、ファイル名,属性,作成時刻,作成年月日,対
応するファイルまたはサブディレクトリの記録されてい
る記録位置の先頭のクラスタ番号,該ファイルの大きさ
等がそれぞれ記録されている。上記ファイル名は、対応
するファイルがデータファイルであるときは、ファイル
名、また、サブディレクトリであるときは、ディレクト
リ名が登録される。上記属性には、ファイルデータがサ
ブディレクトリの別、または、ファイルの種類を示す。
また、上記先頭クラスタ番号によって、画像ファイルデ
ータ、あるいは、サブディレクトリをアクセスすること
が可能となる。画像ファイルの場合、1ファイルを構成
するデータが記録されているエリアのクラスタ番号は、
上記先頭のクラスタ番号と、それに続くクラスタ番号情
報がメモリカード14の上記FAT領域に書き込まれ
る。また、サブディレクトリの上記ディレクトリエント
リ情報は、ディレクトリ作成時にメモリカード14のフ
ァイル領域内に設けられたエリアに書き込まれる。
【0027】さて、上記階層ディレクトリを使って、記
録すべき画像データであるファイルをサブディレクトリ
上に登録する場合、まず、上記図3に示す操作スイッチ
群11のうち、MDスイッチ11fを操作して画像ファ
イルの記録領域を確保するため、ディレクトリを作成す
る。そして、ファイルをアクセスするディレクトリ位置
を上下に移動させるため、D−UPスイッチ11d、ま
たは、D−DOWNスイッチ11eを操作して、階層デ
ィレクトリのアクセス位置を上下させる。そこで、これ
から記録するべき画像ファイルをコマUP,DOWNス
イッチ11b,11cにより選択する。このコマUP,
DOWNスイッチ11b,11cを続けて操作すると、
ツリーウォーク方式のアクセスを行うものとする。即
ち、現在いる階層のディレクトリの中で、ファイルを順
次アクセスしてゆくが、そこで、サブディレクトリに当
たると、該当する下位階層のサブディレクトリの中のフ
ァイルをアクセスする。そして、当該サブディレクトリ
のファイルのアクセスが終了すると、続いて該ディレク
トリの上位の階層に位置するディレクトリのファイルを
アクセスすることになる。
【0028】尚、記録がされていない画像ファイルのデ
ィレクトリエントリのファイル名に対しては、0の値が
書き込まれる。また、画像データが書き込まれる毎に、
シリアル番号が附され、該当するディレクトリエントリ
のファイル名として登録される。また、ファイルを記録
するメモリ上の位置は、上記FATの情報により未使用
領域を調べ、その領域に記録を行う。
【0029】また、画像データの再生に際しては、D−
UPスイッチ11d、または、D−DOWNスイッチ1
1eを操作して、ファイルの階層ディレクトリの階層位
置を上下させる。そこで、これから再生するべき画像フ
ァイルをコマUP,DOWNスイッチ11b,11cに
より選択する。尚、記録動作、あるいは、再生動作のモ
ード指定は、REC/PLAYスイッチ11aの操作に
より行うものとする。
【0030】図8は、上記表示部12の平面図を示した
もので、表示「REC」12c、及び、「PLAY」1
2dは、カメラが記録モード、或いは、再生モードに設
定されているときにいずれかが点灯される。第1表示部
12a,第2表示部12bは、1ラインの7セグメント
表示部を形成し、記録再生される画像ファイルの属する
ディレクトリ名、或いは、ファイル名には、本実施形態
のSMCでは上記図6に示すディレクトリ情報における
ファイル、または、サブディレクトリに対応している
1,2,3……等の番号を該当させるものとする。ハイ
フン表示12fは、第1表示部12aと第2表示部12
bのつなぎ記号である。また1桁の表示部12eは、上
記第1表示部12aと第2表示部12bとで2つの階層
しか表示できないので、第1表示部12aに表示されて
いる階層ディレクトリより上位にある隠された階層の数
を表示するものである。
【0031】図9は、記録モードにおける操作スイッチ
11のコマUP,DOWNスイッチ11b,11cを操
作して、記録ファイルを移動させた場合の上記表示部1
2の表示状態を示す。先ず、図9の(A)の表示状態は
第1表示部12aに「01」の表示がされており、現在
記録しようとしている画像ファイルは、ルートディレク
トリのファイル名1のファイル(図6のファイルAが対
応する)であることを示している。同様に、図9の
(B)の表示状態は、同じく第1表示部12aに「0
2」の表示がなされており、記録画像ファイルが、ルー
トディレクトリの2番のファイル(図6のファイルBが
対応する)であることを示している。このように表示さ
れるファイル名は、コマ番号に対応でき、この点は、本
実施形態の一つの特徴となる。そして、図9の(C)の
表示状態は、第1表示部12aに「04」が表示され、
第2表示部12bに「01」が表示されているので、記
録画像ファイルの指定が、ルートディレクトリのディレ
クトリ名4で指定されるサブディレクトリ(図6のサブ
ディレクトリbが対応する)のなかのファイル名1のフ
ァイル(図6のファイルEが対応する)であることを示
す。図9の(D)は、記録画像ファイルの指定が、同じ
くディレクトリのディレクトリ名4で指定されるサブデ
ィレクトリ(図6のサブディレクトリbが対応する)の
ファイル名2のファイル(図6のファイルFが対応す
る)であることを示す。上記図9の(A)から(D)ま
でのファイルの切り換えは、操作スイッチ11のコマU
P,DOWNスイッチ11b,11cを操作することに
よって行われるが、その後更に、UPスイッチ11bの
押圧を続行すると図6のディレクトリ階層上、サブディ
レクトリbからルートディレクトリに戻り、ファイルD
がアクセスされる。
【0032】図10の(A)は、新しいメモリカード1
4をSMCに装着し、パワーオン後、記録モードにした
状態のディレクトリの表示を示している。このときは、
まだサブディレクトリが作成されておらず、今アクセス
の対象とされるディレクトリがルートディレクトリの最
初のファイル名1にあることが第1表示部12aに「0
1」として表示される。そこで、ディレクトリ作成用の
MDスイッチ11fを押圧するとルートディレクトリの
1番目のディレクトリにサブディレクトリ1が作成さ
れ、第2表示部12bに「01」が表示され、サブディ
レクトリ1の中のファイル名1が記録できる状態にある
ことを示す(図10の(B))。続いて、順次記録を続
けてゆき、サブディレクトリの登録許容領域上のファイ
ル登録限度に達すると、ディレクトリ階層が上位、この
場合、ルートディレクトリに戻り,、次のファイルの記
録位置として「02」の表示を行う(図10の
(C))。
【0033】尚、上記サブディレクトリのファイル登録
限度に達する以前に別のサブディレクトリに移りたい場
合は、D−UPスイッチ11dを操作して、ディレクト
リ位置を上位、例えば、ルートディレクトリに移して、
記録を行なえばよい。また、上記コマUP,DOWNス
イッチ11b,11cの操作により、指定ファイルを順
次切り換えてゆくが、サブディレクトリが存在していれ
ば、該当するサブディレクトリに移り、そのディレクト
リの順次の指定を行ってゆく。しかし、サブディレクト
リが存在していなければ、ルートディレクトリの中のフ
ァイルのアクセスを順次行ってゆく。
【0034】以上は、記録モードでのディレクトリ、ま
たは、ファイル指定について説明したが、再生モードに
おけるコマUP,DOWNスイッチ11b,11cの操
作によるディレクトリのアップ,ダウン動作も同様に操
作・処理される。
【0035】サブディレクトリ位置は、勿論、上述の2
階層のみならず、更に深い階層のサブディレクトリにア
クセス位置を移すことも可能である。図11の(A)
は、ルートディレクトリに登録された2階層目のサブデ
ィレクトリ部の表示状態のLCD表示部12を示してい
る。この状態ではルートディレクトリ「01」の中の2
階層目のディレクトリとして「02」と表示されてい
る。そこで、D−DOWNスイッチ11eを操作する
と、図11の(B)に示すように、ディレクトリ位置が
下がり、2階層目の表示「02」が第1表示部12aに
移り、新たに3階層目のサブディレクトリの中の最初の
ファイル「01」が表示される。そのとき、いままでは
第1表示部12aに表示されていたルートディレクトリ
の指定位置を示す「01」は、消される。しかし、隠れ
た階層の数が1つあることを視認できるように、表示部
12eに「1」を表示する。その後、D−UPスイッチ
11dを操作してディレクトリを上位に戻すと、再び、
第1表示部12aにルートディレクトリ名「01」が表
示され、第2表示部12bには、2階層のサブディレク
トリのファイルアクセス位置が一つインクリメントされ
てファイル名の「03」が表示される(図11の
(C))。
【0036】尚、この複数階層のディレクトリの表示
は、表示部の桁数を増やすと更に見やすくなる。また、
この実施形態のものでは、ファイル、或いは、ディレク
トリ名として、番号をあてて表示させたが、アルファベ
ットによる表示でもよく、また、表示部をドットマトリ
ックスLCDを用いて表示してもよい。
【0037】以上のように構成された本実施形態のSM
Cにおける階層ディレクトリ画像ファイル管理に基づい
た記録再生処理の動作について、図12〜図18のフロ
ーチャートを用いて説明する。図12は、このSMCの
「スイッチ処理」のフローチャートを示す。この処理
は、操作スイッチ群11,記録スイッチ25等の各スイ
ッチを操作して、画像ファイル管理用のディレクトリを
作成したり、または、上記ディレクトリ情報を利用して
画像ファイルをアクセスし記録、或いは、再生する処理
ルーチンである。先ず、ステップS01においてREC
/PLAYスイッチ11aのオンオフをチェックする。
オンの場合、即ち、再生モード選択の場合はステップS
08にジャンプし、アクセスされている画像ファイルの
再生を行うサブルーチン「再生モード処理」がコールさ
れる。また、オフの場合、ステップS02に進み、記録
スイッチ25のオンオフをチェックする。オンの場合、
撮影指示が出されたものとしてステップS09にジャン
プし、撮影を行うサブルーチン「撮影モード処理」がコ
ールされる。また、オフの場合、ステップS03に進
む。
【0038】ステップS03では、MDスイッチ11f
のオンオフをチェックする。オンの場合、ディレクトリ
作成の指示が出されたものとしてステップS10にジャ
ンプして、後述するサブルーチン「ディレクトリ作成処
理」(図13参照)がコールされる。また、オフの場
合、ステップS04に進む。ステップS04では、コマ
UPスイッチ11bのオンオフをチェックする。オンの
場合、該当するディレクトリのアクセス位置をインクリ
メントする指示が出されたものとしてステップS11に
ジャンプし、後述するサブルーチン「UPスイッチ処
理」(図14参照)がコールされる。また、オフの場
合、ステップS05に進む。
【0039】ステップS05では、コマDOWNスイッ
チ11cのオンオフをチェックする。オンの場合、該当
するディレクトリのアクセス位置をデクリメントする指
示が出されたものとしてステップS12にジャンプし、
後述するサブルーチン「DOWNスイッチ処理」がコー
ルされる。また、コマDOWNスイッチ11cがオフの
場合、ステップS06に進む。
【0040】ステップS06ではD−UPスイッチ11
dのオンオフをチェックする。オンの場合、アクセスす
るディレクトリを上位階層に移す指示が出されたものと
してステップS13にジャンプし、後述するサブルーチ
ン「ディレクトリUP処理」(図16参照)がコールさ
れる。また、オフの場合、ステップS07に進む。ステ
ップS07では、D−DOWNスイッチ11eのオンオ
フをチェックする。オンの場合、アクセスするディレク
トリを下位階層に移す指示が出されたものとしてステッ
プS14にジャンプし、後述するサブルーチン「ディレ
クトリDOWN処理」がコールされる。また、オフの場
合、ステップS01に戻り、上述の処理を繰り返す。
【0041】図13は、上記サブルーチンの「ディレク
トリ作成処理」のフローチャートを示す。この処理で
は、先ずステップS21でメモリカード14のFATか
ら未記録領域である空きクラスタをサーチし、ステップ
S22で該空きクラスタが存在するかどうかのチェック
をする。空きクラスタがない場合、ステップS27にジ
ャンプして、表示部12をフリッカリングさせるなどの
警告を発し、本サブルーチンを終わる。また空きクラス
タがあった場合、ステップS23に進み、ディレクトリ
エントリにサブディレクトリを登録する。ステップS2
4でサブディレクトリ領域の初期化を行う。このとき、
ファイルのディレクトリエントリの先頭部分に0コード
を書き込む。そして、ステップS25において、上記作
成したサブディレクトリの最初のファイルを次の記録位
置とする。続いて、ステップS26で表示部12のディ
レクトリ名、及び、ファイル名を更新する。そして、本
サブルーチンを終わる。
【0042】図14は、上記サブルーチンの「UPスイ
ッチ処理」のフローチャートを示す。この処理では、ま
ず、ステップS31で現在の位置するディレクトリは、
最終エントリ領域かどうかの判断をする。最終エントリ
であれば、該当するサブディレクトリにはファイルを登
録出来ないので、ステップS35にジャンプして、後述
するサブルーチン「最終エントリ処理」(図15参照)
が実行される。また、最終エントリでなければ、ステッ
プS32に進み、次のディレクトリの属性がサブディレ
クトリを示しているかどうかをチェックする。サブディ
レクトリを示している場合、ステップS36にジャンプ
し後述するサブルーチン「サブディレクトリ処理」(図
17参照)がコールされる。サブディレクトリではない
場合、即ち、画像データファイルである場合、ステップ
S33に進み次のディレクトリエントリを記録位置(記
録コマ位置)として指定する。そして、ステップS34
でLCD表示部12の表示を更新して、本サブルーチン
を終わる。尚、このサブルーチンでは記録モードの場合
を説明したが、再生モードに対する処理も同様にして行
われる。また、上記サブルーチンの「DOWNスイッチ
処理」についても、上記「UPスイッチ処理」に対して
逆方向にアクセスする処理となる。
【0043】図15は、上記サブルーチン「最終エント
リ処理」のフローチャートを示す。この処理では、ま
ず、ステップS41にて現在の処理位置がルートディレ
クトリかどうかをチェックする。ルートディレクトリで
ある場合、ステップS45にジャンプし、警告を発し
て、本サブルーチンを終了する。また、ルートディレク
トリではなかった場合、ステップS42に進み、上位の
階層のディレクトリに移るため、上位のディレクトリの
ポインタの読出しを行う。ステップS43で、上位のデ
ィレクトリに移り、該ディレクトリの次のディレクトリ
エントリで示されるファイルを次の記録ファイルに指定
する。そして、ステップS44でLCD表示部12の表
示を更新して本サブルーチンを終了する。このサブルー
チンは、記録モードにおける「UPスイッチ処理」を示
したが、再生モード処理に対する処理も同様な処理とす
る。
【0044】図16は上記サブルーチン「ディレクトリ
UP処理」のサブルーチンを示す。この処理において
は、まず、ステップS51で現在の処理位置がルートデ
ィレクトリかどうかをチェックする。ルートディレクト
リである場合、ステップS55にジャンプし、後述する
サブルーチン「ルートディレクトリ処理」(図18参
照)をコールする。またルートディレクトリではなかっ
た場合、ステップS52に進み、上位の階層ディレクト
リに移るため、上位ディレクトリのポインタの読出しを
行う。ステップS53で、上位のディレクトリに移り、
該ディレクトリの次のディレクトリエントリで示される
ファイルを次の記録ファイルに指定する。そして、ステ
ップS54でLCD表示部12の表示を更新して本サブ
ルーチンを終了する。このサブルーチンは、記録モード
における「ディレクトリUP処理」を示したが、再生モ
ード処理に対する処理も同様な処理とする。また、上記
「ディレクトリDOWN処理」についても、この「ディ
レクトリUP処理」と同様な処理であり、逆にディレク
トリを下位に移動させる処理である。
【0045】図17は、上記サブルーチン「サブディレ
クトリ処理」のフローチャートを示す。この処理におい
ては、まず、ステップS61でディレクトリエントリで
指定されたサブディレクトリの記録可能なエントリを記
録位置として指定する。そして、ステップS62でLC
D表示部12の表示を更新して本サブルーチンを終了す
る。
【0046】図18は、上記サブルーチンの「ルートデ
ィレクトリ処理」のフローチャートを示す。この処理で
は、先ず、ステップS71で現在の位置するディレクト
リは、最終エントリ領域かどうかの判断をする。最終エ
ントリであれば、該当するディレクトリにはファイルを
登録できないので、ステップS74にジャンプして、警
告を発して本ルーチンを終了する。また、最終エントリ
でなければ、ステップS72に進み、次のディレクトリ
エントリを記録位置(記録コマ位置)として指定する。
そして、ステップS73でLCDの表示部12の表示を
更新して、本サブルーチンを終わる。
【0047】以上述べたように本実施形態のSMCは、
画像ファイルをDOSのFATシステムとサブディレク
トリ構造により、分類整理を行い、その結果をカメラに
装備する限度である数個の操作スイッチと少ない桁の表
示部のみを用いて、ツリー表示のメリットを生かした画
像ファイルのディレクトリ処理を可能にしたものであ
る。例えば、撮影の旅行,運動会などのテーマ別のサブ
ディレクトリを作成するとか、あるいは、連写画像ファ
イルは、他の一般の画像とは区別したり、そのファイル
の登録状態が上記数個のスイッチ群の操作で、しかも少
ない桁数のカメラ表示部でそれらの登録状態が認識さ
れ、ツリー表示に準ずる効果を奏する。
【0048】尚、上記実施形態のSMCのメモリカード
のディレクトリ情報は、パソコンに入力することによっ
てパソコン上で階層ディレクトリ処理することも可能で
ある。
【0049】図19は、本発明の他の実施形態としての
SMCにおいて、記録モード中に操作スイッチ11のコ
マUP,DOWNスイッチ11b,11cを操作して、
記録のアクセスの対象となる未記録ファイルを選択する
場合の、同SMCの表示部12の表示状態を示す図であ
る。先ず、図19の(A)の表示状態はディレクトリ表
示部120に「01」の表示がされており、現在記録し
ようとしている画像ファイルは、ルートディレクトリの
1番目のファイル(図19の(a)の1番目のファイル
が対応する:本図は図6と同様の表現形式による)であ
ることを示している。同様に、図19の(B)の表示状
態は、同じくディレクトリ表示部120に「02」の表
示がなされており、記録画像ファイルが、ルートディレ
クトリの2番のファイル(図19の(b)の2番目のフ
ァイルが対応する)であることを示している。更に、図
19の(C)の表示状態は、同じくディレクトリ表示部
120に「04」の表示がなされており、記録画像ファ
イルが、ルートディレクトリの4番のファイル(図19
の(c)の4番目のファイルが対応する)であることを
示している。このように表示されるファイル名は、コマ
番号に対応でき、この点は、この実施形態でも一つの特
徴となる。但し、この2番目の実施形態のSMCは、図
9等により上述したものに比較し、サブディレクトリへ
のアクセスを行う構成を持たず、簡易な構成と安価であ
ることを旨としている。尚、この2番目の実施形態で
も、図8につき説明したと同様に、「REC」の表示1
2cは、カメラが記録モードにあることを示すものであ
る。
【0050】図20は、図19につき上述した2番目の
実施形態のSMCにおける再生動作時の表示部12の表
示状態を示す図である。先ず、図20の(A)の表示状
態はディレクトリ表示部120に「01」の表示がされ
ており、現在再生しようとしている画像ファイルは、ル
ートディレクトリの1番目のファイルであることを示し
ている。同様に、図20の(B)の表示状態は、同じく
ディレクトリ表示部120に「02」の表示がなされて
おり、今アクセスの対象とされるのは、ルートディレク
トリの2番のファイルであることを示している。一方、
図20の(C)の表示状態は、ディレクトリ表示部12
0に「03」のフリッカ表示がなされており、これは、
今アクセスの対象とされるのはルートディレクトリの3
番目であるが、ここにはサブディレクトリが設定されて
いて、この実施形態のSMCでは再生の対象とはされ得
ない旨の警告表示である。また、図20の(D)の表示
状態は、ディレクトリ表示部120に「04」の表示が
なされており、今アクセスの対象とされるのは、ルート
ディレクトリの4番のファイルであることを示してい
る。図20の(C)のような表示を敢えて行うのは次の
ような理由による。即ち、この2番目の実施形態たる簡
易で低コストのSMC自体ではサブディレクトリの設定
乃至それへのアクセス機能は持たないものの、他の上位
機種に当たるSMCあるいはパソコンでの処理を受けて
サブディレクトリが設定されたメモリカードがこの簡易
型SMCに適用されることもあり得るため、このような
メモリカードの適用時にもユーザがカメラの故障と間違
える等の無用の混乱を招くことのないよう相応の対処が
必要となるからである。尚、この2番目の実施形態で
も、図8につき説明したと同様に、「PLAY」の表示
12dは、カメラが再生モードにあることを示すもので
ある。
【0051】図21は、本発明の3番目の実施形態とし
てのSMCにおける主として再生動作時の表示部12の
表示状態を示す図である。先ず、図20の(A)はこの
表示部12の記録モードの設定を表す表示素子「RE
C」(12c),再生モードの設定を表す表示素子「P
LAY」(12d)、ディレクトリ表示部120、及
び、階層表示部121の表示素子を全て点灯(表示)状
態にした様子を示す説明の便宜のための図である。図2
1の(B)の表示状態はディレクトリ表示部120に
「01」の表示がされており、現在記録しようとしてい
る画像ファイルは、ルートディレクトリのファイル名1
のファイルであることを示している。同様に、図21の
(C)の表示状態は、同じくディレクトリ表示部120
に「08」の表示がなされており、記録画像ファイル
が、ルートディレクトリの8番のファイルであることを
示している。この3番目の実施形態でも、このように表
示されるファイル名は、コマ番号に対応でき、上記の点
は、実施形態の一つの特徴となる。そして、図21の
(D)の表示状態は、ディレクトリ表示部120に「0
1」が表示されると共に、階層表示部121に「S」の
表示がなされている。これは、ディレクトリ表示部12
0に「01」を以て表示さている対象が上記図21の
(B)及び(C)のルートディレクトリより1階層下の
サブディレクトリの1番目のファイルであることを示し
ている。同様に、図21の(E)の表示状態は、ディレ
クトリ表示部120に「02」が表示されると共に、階
層表示部121に「S」の表示がなされており、これ
は、ディレクトリ表示部120に「02」を以て表示さ
ている対象が上記サブディレクトリの2番目のファイル
であることを示している。
【0052】これらアクセスの対象となるファイルの切
り換えは、第1の実施形態につき上述したと同様に、操
作スイッチ群11のコマUP,DOWNスイッチ11
b,11cを操作することによって行われる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明の電子的撮像装置
は、画像ファイルを管理するにあたって、ディレクトリ
を設定しファイルアクセスに便ならしめる手法を用い、
しかも、連写画像情報がまとまってディレクトリ作成手
段で作成したディレクトリに格納されるため、他の画像
との区別が明確になり、参照、画像の加工が行いやすく
なる等種々顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての電子的撮像装置た
るSMCの外観図。
【図2】上記図1のSMCの信号処理系のブロック図。
【図3】上記図1のSMCのスイッチ群の平面図。
【図4】上記図1のSMCのルートディレクトリをツリ
ー表示した図。
【図5】上記図1のSMCのルートディレクトリ、及
び、サブディレクトリをツリー表示した図。
【図6】上記図1のSMCのルートディレクトリ、及
び、サブディレクトリの登録状態を示す図。
【図7】上記図1のSMCのディレクトリエントリのフ
ォーマット。
【図8】上記図1のSMCのLCD表示部の平面図。
【図9】上記図1のSMCのLCD表示部の表示例であ
って、(A),(B)はルートディレクトリのファイル
表示であり、(C),(D)はサブディレクトリのファ
イル表示を示す。
【図10】上記図1のSMCのLCD表示部のディレク
トリ作成時の表示例であって、(A)はサブディレクト
リがまだ作成されないときの表示、(B)はサブディレ
クトリが作成されたときの表示、(C)はルートディレ
クトリに戻ったときの表示を示す。
【図11】上記図1のSMCのLCD表示部の表示例で
あって、(A)は2つの階層ディレクトリの表示、
(B)はルートディレクトリが隠された状態でのディレ
クトリ表示、(C)はルートディレクトリ表示状態に戻
ったときの表示を示す。
【図12】上記図1のSMCの操作スイッチ群の操作に
よる「スイッチ処理」のフローチャート。
【図13】上記図12の「スイッチ処理」でコールされ
るサブルーチン「ディレクトリ作成処理」のフローチャ
ート。
【図14】上記図12の「スイッチ処理」でコールされ
るサブルーチン「UPスイッチ処理」のフローチャー
ト。
【図15】上記図14の「UPスイッチ処理」でコール
されるサブルーチン「最終エントリ処理」のフローチャ
ート。
【図16】上記図12の「スイッチ処理」でコールされ
るサブルーチン「ディレクトリUP処理」のフローチャ
ート。
【図17】上記図14の「UPスイッチ処理」でコール
されるサブルーチン「サブディレクトリ処理」のフロー
チャート。
【図18】上記図16の「ディレクトリUP処理」でコ
ールされるサブルーチン「ルートディレクトリ処理」の
フローチャート。
【図19】本発明の他の実施形態としての電子的撮像装
置たるSMCの、記録モード時のLCD表示部の表示例
であって、(A),(B),(C)はルートディレクト
リのファイル表示であり、(a),(b),(c)は,
上記(A),(B),(C)に対応するディレクトリの
登録状態を示す図。
【図20】図19のSMCの、再生モード時のLCD表
示部の表示例であって、(A),(B),(D),はル
ートディレクトリのファイル表示であり、(C)は、ル
ートディレクトリの3番目にはサブディレクトリが設定
されており、この実施形態のSMCによっては再生動作
を行わない旨のフリッカ表示をする様子を示す。
【図21】本発明の更に他の実施形態としての電子的撮
像装置たるSMCの、記録モード時のLCD表示部の表
示例であって、(A)は表示部の全ての表示素子を説明
するための図であり、(B),(C),(D),(E)
はアクセスの対象となるルートディレクトリのファイル
表示である。
【図22】従来のパソコンのDOSで使用される階層構
造ファイルシステムでのツリー表示の一例。
【符号の説明】
3 システムコントローラ(ディレクトリ構造位置表
示手段) 12 LCD表示部(ディレクトリ構造位置表示手
段) 12a 第1表示部(ディレクトリ構造位置表示手段) 12b 第2表示部(ディレクトリ構造位置表示手段) 14 メモリカード(記録媒体) 100 SMC(電子的撮像装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 G06F 15/64 450A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適用された記録媒体にディレクトリ構造
    をもって画像情報を記録し、または、該記録媒体にディ
    レクトリ構造をもって記録された画像情報を再生するこ
    と並びに連写画像ファイルの取り扱いを可能とする電子
    的撮像装置であって、 上記記録媒体にディレクトリを作成するためのディレク
    トリ作成手段と、 上記ディレクトリ作成手段で作成したディレクトリによ
    って、当該連写画像ファイルの画像情報が他の画像情報
    と区別されるようになされたことを特徴とする電子的撮
    像装置。
  2. 【請求項2】 上記連写画像ファイルの画像情報の上記
    ディレクトリへの登録状態が表示されるようになされた
    表示手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載
    の電子的撮像装置。
JP11359957A 1999-01-01 1999-12-17 電子的撮像装置 Pending JP2000201308A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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