JP2003333395A - 防塵機能付き光学装置 - Google Patents

防塵機能付き光学装置

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JP2003333395A JP2002142702A JP2002142702A JP2003333395A JP 2003333395 A JP2003333395 A JP 2003333395A JP 2002142702 A JP2002142702 A JP 2002142702A JP 2002142702 A JP2002142702 A JP 2002142702A JP 2003333395 A JP2003333395 A JP 2003333395A
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宏行 滝沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振周波数を一箇所に特定できない保護ガラ
ス(防塵ガラス)を効率よく駆動するような防塵機能付き
光学装置を提案すること。 【解決手段】 防塵機能付き光学装置(カメラ)は、被写
体の光学像を結像する撮影レンズ1と、CCDユニット
22と、このCCDユニット22と撮影レンズ1との間
に配される防塵ガラス30と、この防塵ガラス30を複
数種類の周波数で振動させる圧電素子31および防塵ガ
ラス駆動回路40と、防塵ガラス30の振動状態を検出
してその防塵ガラス30に最適な共振周波数を決定する
検出手段(抵抗63,64,コンデンサ65等)を有する
構成として、電極電圧をモニタしながら効率的な共振周
波数を探し出し、防塵ガラス30を効果的に共振させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子を有する
光学装置に係わり、特にカメラシステムなどの内部に付
着した塵を除去可能な防塵機能付き光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光学装置の防塵機能に関する技術
の一例としては、撮像素子を保護する保護ガラス(防塵
ガラス)を振動させることで、そのガラスに付着した塵
を払い落とすという技術が提案されている。具体的に例
えば、特願平2000−401291号に教示されたも
のがあり、これには、ガラス板を振動させる手段として
圧電素子が用いられている。この圧電素子は印加される
電圧に反応して伸縮して、取り付けられたガラス板を所
定の1つの周期で加振するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電素
子そのものの変異量は僅かである。一般的に、確実に塵
を払い落とす為には、ガラス板の振動の振幅が可能な限
り大きいことが望ましい。ただし、ガラス板の振動の振
幅を大きくするには、そのガラス板自体がもつ固有の共
振周波数で加振することが必要である。こうしないと圧
電素子のそのものの変異量でガラス板が振動するだけに
なり、それでは効率よく塵を払い落とせない。
【0004】通常、共振周波数は、ガラス板の形状、材
質、支持方法、および振動モード(振動形態)によって異
なる。また、保護ガラスとして量産すれば、加工精度の
バラツキによって共振周波数もバラツクことになる。た
だし、個々の保護ガラスの共振周波数を測定して圧電素
子へ電圧を印加する発振器の周波数を運用時に適宜調整
すれば、そのバラツキは相殺でき得る。しかし上述のよ
うな相殺方法を適用したとしても、経時変化、温度変化
によってその保護ガラスの共振周波数がドリフトすれ
ば、そのバラツキに対応できなくなる。つまり、発振器
の周波数を確実に調整しても、確実にその保護ガラスの
共振周波数で駆動できる訳ではない。
【0005】よって、保護ガラスとして用いるガラス板
の共振周波数に影響する要素(ガラス板の形状や材質の
弾性係数等)のバラツキを、保護ガラス製作工程時また
はカメラ運用時に調整しなくとも、簡単かつ効率的に塵
の除去を可能とする方式が求められる。
【0006】そこで本発明の目的は、共振周波数を一箇
所に特定できない保護ガラスを効率よく駆動するような
方式を有する防塵機能付き光学装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため本発明では次のような手段を講じている。
即ち第1の態様によれば、被写体の光学像を結像する撮
像光学系と、その光学像を電気信号に変換する光電変換
素子と、この光電変換素子と撮像光学系との間に配され
る光学素子と、この光学素子を複数種類の周波数で振動
させる加振手段と、上記光学素子の振動状態を検出して
その光学素子の共振周波数を決定する検出手段と、を備
えて成るような防塵機能付き光学装置を提案する。
【0008】第2の態様によれば、被写体の光学像を結
像する撮像光学系と、その光学像を電気信号に変換する
光電変換素子と、この光電変換素子と撮像光学系との間
に配される光学素子と、この光学素子を振動させるため
の第1の圧電素子(電極)と、上記光学素子の振動状態に
応じた信号を出力する第2の圧電素子(電極)と、複数の
周波数を切り替えながら上記第1の圧電素子を振動さ
せ、その際の上記第2の圧電素子の出力から上記光電素
子が共振状態となる共振周波数を決定する第1の駆動モ
ード(振動モード1)とこの第1の駆動モードで決定され
た共振周波数にて上記光学素子を駆動する第2の駆動モ
ード(振動モード2)とを有する駆動手段と、を備えて成
るような防塵機能付き光学装置を提案する。
【0009】そしてまた、複数の周波数データをデータ
テーブルとして記憶する不揮発性記憶手段を更に含み、
上記駆動手段は、このデータテーブルを参照して上記第
1の駆動モードにおける設定すべき共振周波数を決定す
るような、上記載の防塵機能付き光学装置を提案する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防塵機能付き光学
装置として撮像素子を有するカメラシステムを一例に挙
げた複数の実施形態に基づき詳しく説明する。 (第1実施形態)図1には、本発明に係わる第1実施形
態のカメラシステムの構成をブロック構成図で示す。こ
のカメラシステムは、交換レンズとしてのレンズユニッ
ト10と、カメラ本体としてのボディユニット100か
ら主に構成されており、ボディユニット100の前面に
対して、所望のレンズユニット10が着脱自在に設定さ
れている。
【0011】レンズユニット10の制御はレンズ制御用
マイクロコンピュータ(以下”Lucom”と称する)5
が行う。ボディユニット100の制御はボディ制御用マ
イクロコンピュータ(以下“Bucom”と称する)50
が行う。尚、これらLucom5とBucom50と
は、合体時において通信コネクタ6を介して通信可能に
電気的接続がなされる。そしてカメラシステムとしてL
ucom5がBucom50に従属的に協働しながら稼
動するようになっている。
【0012】レンズユニット10内には撮影レンズ1と
絞り3が設けられている。撮影レンズ1はレンズ駆動機
構2内に在る図示しないDCモータによって駆動され
る。絞り3は絞り駆動機構4内に在る図示しないステッ
ピングモータによって駆動される。Lucom5はBu
com50の指令に従ってこれら各モータを制御する。
【0013】ボディユニット100内には次の構成部材
が図示のように配設されている。例えば、光学系として
の一眼レフ方式の構成部材(クイックリターンミラー1
1、ペンタプリズム12、接眼レンズ13、サブミラー
14)と、光軸上のフォーカルプレーン式のシャッタ1
5と、上記サブミラー14からの反射光束を受けて自動
測距する為のAFセンサユニット16が設けられてい
る。また、上記AFセンサユニット16を駆動制御する
AFセンサ駆動回路17と、上記クイックリターンミラ
ー11を駆動制御するミラー駆動機構18と、上記シャ
ッタ15の先幕と後幕を駆動するばねをチャージするシ
ャッタチャージ機構19と、それら先幕と後幕の動きを
制御するシャッタ制御回路20と、上記ペンタプリズム
12からの光束に基づき測光処理する測光回路21が設
けられている。
【0014】光軸上には、上記光学系を通過した被写体
像を光電変換するためのCCDユニット22が光電変換
素子として設けられ、更にこのCCDユニット22と撮
影レンズ1との間に配された光学素子としての防塵ガラ
ス30によって保護されている。そして、この防塵ガラ
ス30を所定の周波数で振動させる加振手段の一部とし
て例えば圧電素子31がその防塵ガラス30の周縁部に
取り付けられている。
【0015】また、圧電素子31は2つの電極(詳細後
述)を有しており、この圧電素子31が加振手段の一部
としての防塵ガラス駆動回路40によって防塵ガラス3
0を振動させ、そのガラス表面に付着していた塵を除去
できるように構成されている。よって、このカメラシス
テムはいわゆる「防塵機能付きカメラ」に属する基本構
造をもつ電子カメラである。なお、CCDユニット22
の周辺の温度を測定するために、防塵ガラス30の近傍
には、温度測定回路33が設けられている。
【0016】このカメラシステムにはまた、CCDユニ
ット22に接続したCCDインターフェイス回路23、
液晶モニタ24、記憶領域として設けられたSDRAM
25、FlashROM26および記録メディア27な
どを利用して画像処理する画像処理コントローラ28と
が設けられ、電子撮像機能と共に電子記録表示機能を提
供できるように構成されている。その他の記憶領域とし
ては、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶
する不揮発性記憶手段として例えばEEPROMから成
る不揮発性メモリ29が、Bucom50からアクセス
可能に設けられている。
【0017】また、Bucom50には、当該カメラの
動作状態を表示出力によってユーザへ告知するための動
作表示用LCD51と、カメラ操作SW52とが設けら
れている。上記カメラ操作SW52は、例えばレリーズ
SW、モード変更SWおよびパワーSWなどの、当該カ
メラを操作するために必要な操作釦を含むスイッチ群で
ある。さらに、電源としての電池54と、この電源の電
圧を、当該カメラシステムを構成する各回路ユニットが
必要とする電圧に変換して供給する電源回路53が設け
られている。
【0018】上述した如くに構成されたカメラシステム
では、各部が次のように稼動する。
【0019】画像処理コントローラ28は、Bucom
50の指令に従ってCCDインターフェイス回路23を
制御してCCDユニット22から画像データを取り込
む。この画像データは画像処理コントローラ28でビデ
オ信号に変換され、液晶モニタ24にて出力表示され
る。ユーザはこの液晶モニタ24の表示画像から、撮影
した画像イメージを確認できる。SDRAM25は画像
データの一時的保管用メモリであり、画像データが変換
される際のワークエリアなどに使用される。またこの画
像データはJPEGデータに変換された後には記録メデ
ィア27に保管されるように設定されている。
【0020】CCDユニット22は、透明な防塵ガラス
30によって保護されている。この防塵ガラス30の周
縁部にはそのガラス面を加振するための圧電素子31が
配置されており、この圧電素子31は、後で詳しく説明
するようにこの為の駆動手段としても働く防塵ガラス駆
動回路40によって駆動される。CCDユニット22お
よび圧電素子31は、防塵ガラス30を一面とし且つ破
線で示すような枠体によって囲まれたケース内に一体的
に収納されることが、防塵のためにはより好ましい。
【0021】通常、温度はガラス製の物材の弾性係数に
影響し、その固有振動数を変化させる要因の1つである
ため、運用時にその温度を計測してその固有振動数の変
化を考慮しなければならない。稼動中に温度上昇が激し
いCCDユニット22の前面を保護するため設けられた
防塵ガラス30の温度変化を測定してその時の固有振動
数を予想するほうがよい。したがってこの例の場合、上
記温度測定回路33に接続されたセンサ(不図示)が、C
CDユニット22の周辺温度を測定するため設けられて
いる。尚、そのセンサの温度測定ポイントは、防塵ガラ
ス30の振動面の極近傍に設定されるのが好ましい。
【0022】ミラー駆動機構18は、クイックリターン
ミラー11をUP位置とDOWN位置へ駆動するための
機構であり、このクイックリターンミラー11がDOW
N位置にある時、撮影レンズ1からの光束はAFセンサ
ユニット16側とペンタプリズム12側へと分割されて
導かれる。AFセンサユニット16内のAFセンサから
の出力は、AFセンサ駆動回路17を介してBucom
50へ送信されて周知の測距処理が行われる。
【0023】また、ペンタプリズム12に隣接する接眼
レンズ13からはユーザが被写体を目視できる一方、こ
のペンタプリズム12を通過した光束の一部は測光回路
21内のホトセンサ(不図示)へ導かれ、ここで検知され
た光量に基づき周知の測光処理が行われる。
【0024】次に、図2に示す防塵ガラス駆動回路40
の回路図と、図3のタイムチャートに基づいて、この第
1実施形態における防塵機能付きカメラの防塵ガラス3
0の駆動およびその動作と制御について説明する。ここ
に例示した防塵ガラス駆動回路40は、図2に示すよう
な回路構成を有し、その各部において、図3のタイムチ
ャートで表わす波形信号(Sig1〜Sig6)が生成
され、それらの信号に基づいて次のように制御される。
すなわち、防塵ガラス駆動回路40は図2に例示の如
く、N進カウンタ41、1/2分周回路42、インバー
タ43、複数のMOSトランジスタ(Q00,Q01,Q
02)44a,44b,44c、トランス45、抵抗(R0
0)46、A/Dコンバータ60、圧電素子31の第1の
電極Aとこれに並ぶ第2の電極B61、ダイオード(D
00)62、抵抗(R01,R02)63,64、およびコ
ンデンサ(C00)65から構成されている。
【0025】上記トランス45の1次側に接続されたト
ランジスタ(Q01)44bおよびトランジスタ(Q02)
44cのON/OFF切替え動作によって、そのトラン
ス45の2次側に所定周期の信号(Sig4)が発生する
ように構成されており、この所定周期の信号に基づき2
つの電極A,Bを有した圧電素子31を種々に駆動させ
ながら、効率的な共振周波数を探し出して防塵ガラス3
0を効果的に共振させるようになっている(詳細後
述)。
【0026】Bucom50は、制御ポートとして設け
られた2つのIOポートP_PwCont及びIOポー
トD_NCntと、このBucom50内部に存在する
クロックジェネレータ55を介して防塵ガラス駆動回路
40を次のように制御する。クロックジェネレータ55
は、圧電素子31へ印加する信号周波数より充分に早い
周波数でパルス信号(基本クロック信号)をN進カウンタ
41へ出力する。この出力信号が図3中のタイムチャー
トが表わす波形の信号Sig1である。そしてこの基本
クロック信号はN進カウンタ41へ入力される。
【0027】N進カウンタ41は、当該パルス信号をカ
ウントし所定の値“N”に達する毎にカウント終了パル
ス信号を出力する。即ち、基本クロック信号を1/Nに
分周することになる。この出力信号が図3中のタイムチ
ャートが表わす波形の信号Sig2である。この分周さ
れたパルス信号はHighとLowのデューティ比が
1:1ではない。そこで、1/2分周回路42を通して
デューティ比を1:1へ変換する。
【0028】なお、この変換されたパルス信号は図3中
のタイムチャートが表わす波形の信号Sig3に対応す
る。この変換されたパルス信号のHigh状態におい
て、この信号が入力されたMOSトランジスタ(Q01)
44bがONする。一方、トランジスタ(Q02)44c
へはインバータ43を経由してこのパルス信号が印加さ
れる。したがって、パルス信号のLow状態において、
この信号が入力されたトランジスタ(Q02)44cがO
Nする。トランス45の1次側に接続されたトランジス
タ(Q01)44bとトランジスタ(Q02)44cが交互
にONすると、2次側には図3中の信号Sig4の如き
周期の信号が発生する。
【0029】トランス45の巻き線比は、電源回路53
のユニットの出力電圧と圧電素子31の駆動に必要な電
圧から決定される。尚、抵抗(R00)46はトランス4
5に過大な電流が流れることを制限するために設けられ
ている。圧電素子31を駆動するに際しては、トランジ
スタ(Q00)44aがON状態にあり、電源回路53ユ
ニットからトランス45のセンタータップに電圧が印加
されていなければならない。図中トランジスタ(Q00)
44aのON/OFF制御はIOポートのP_PwCo
ntを介して行われる。N進カウンタ41の設定値
“N”はIOポートD_NCntから設定できる。よっ
て、Bucom50は、設定値“N”を適宜に制御する
ことで、圧電素子31の駆動周波数を任意に変更可能で
ある。
【0030】このとき、次式によって周波数は算出可能
である。 N:カウンタへの設定値、 fpls:クロックジェネレータの出力パルスの周波
数、 fdrv:圧電素子へ印加される信号の周波数、 fdrv = fpls/2N …(1式) 尚、この式に基づいた演算は、Bucom50のCPU
(制御手段)で行われる。
【0031】電極B61は、ガラス板の振動状態を検出
するための圧電素子の電極である。
【0032】この電極B61からそのガラス板の振動状
態に応じた交流電圧(モニタ信号)が発生する。これが図
3のタイムチャート上のSig5である。電極B61に
接続するダイオード(D00)62はそのモニタ信号を半
波整流するために設けられている。また、このダイオー
ド(D00)62に続く抵抗(R01,R02)63,64
およびコンデンサ(C00)65によって、そのモニタ信
号の包絡線が形成されている。これら抵抗(R01,R0
2)63,64およびコンデンサ(C00)65から成る
検出回路によって決定される時定数は、ガラスの振動周
波数によって最適値が異なる。この第1実施形態のガラ
ス板は2つの共振モード(第1、第2の駆動モード)で駆
動される。この2つの共振モードにおける駆動周波数が
大きく異なるときは、時定数を変更できるように回路構
成を採用する必要がある。抵抗(R01,R02)63,
64でモニタ信号は、A/Dコンバータ60へ入力可能
なレベルまで減圧される。この信号が図3のタイムチャ
ート上のSig6である。
【0033】この信号はA/Dコンバータ60でデジタ
ルデータに変換され、Bucom50のIOポートD_
DACinから読み取られる。Bucom50は、モニ
タ信号が最大レベルになるようにN進カウンタ41に設
定する値を変化させればよい。最大レベルを示すN進カ
ウンタ41の値(共振周波数)でガラスを駆動するとき、
効率よく塵を払うことができる。
【0034】上述のカメラボディ制御用マイクロコンピ
ュータ(Bucom)50が行う制御について具体的に説
明する。図4にBucom50で稼動する制御プログラ
ムのメインルーチンを例示する。まずカメラの電源SW
(不図示)がONされると、Bucom50は稼動を開始
し、#000では、カメラシステムを起動するための処
理が実行される。電源回路53を制御してこのカメラシ
ステムを構成する各回路ユニットへ電力を供給する。ま
た各回路の初期設定を行う。
【0035】#001では、本発明の特徴的なサブルー
チン「共振点検出動作」がコールされ実行される。この
サブルーチンでは防塵ガラス30が効率よく振動させる
ために適した駆動周波数(共振周波数)を検出する(詳細
後述)。この周波数データはBucom50の所定アド
レスのメモリ領域に記憶される。#002では、サブル
ーチン「塵除去動作」がコールされ実行される。このサ
ブルーチン中では、上記#001で検出された共振周波
数で防塵ガラス30を加振し、ガラス面に付着した塵を
振り払うことで、このカメラを撮影に使用しない期間
に、ユーザが意図せずに付着した塵を除去できるように
なっている。
【0036】#003は、周期的に実行されるステップ
であり、Lucom5と通信動作を行うことでレンズユ
ニット10の状態を検出するための動作ステップであ
る。そして#004にて、レンズユニット10がボディ
ユニット50に装着されたことを検出すると#007へ
移行する。一方、レンズユニット10がボディユニット
50から外されたことを検出したときは、#005から
#006へ移行する。そして制御フラグF_Lensを
リセットする。そして#010に移行する。
【0037】#007では、制御フラグF_Lensを
セットする。この制御フラグは、当該カメラのボディユ
ニット50にレンズユニット10が装着されている期間
は“1”を示し、レンズユニット10が外されている期
間は“0”を示す。そして#008にて、上述と同様に
サブルーチン「共振点検出動作」がコールされ実行さ
れ、その直後の#009においては同様に、防塵ガラス
30の塵を除去するためのサブルーチン「塵除去動作」
がコールされ実行される。
【0038】通常、カメラ本体であるボディユニット5
0にレンズユニット10が装着されていない期間におい
て、レンズや防塵ガラス30等に塵が付着する可能性が
高い。したがってレンズユニット10の装着を検出した
タイミングで塵を払う動作を実行することが望ましい。
また、レンズ交換するとカメラの内部に外部の空気が循
環してカメラ内部の温度が変化する。この温度変化によ
ってガラスの共振周波数も変化する。そこで、上記#0
08では、新しい駆動周波数(共振周波数)を決定するた
め上記「共振点検出動作」が実行される。続いて、その
直後の#009にて、その決定された周波数で「塵除去
動作」が実行されるようになっている。
【0039】#010では、カメラ操作SW52の状態
を検出する。そして、カメラ操作SW52の1つである
CleanUP−SW(不図示)の状態変化が次の#11
0で検出されると、#012へ移行する。#012,#
013では、防塵ガラス30の塵を除去するための動作
が実行される。この#012の動作に連動して、#01
3にてCCDの画素欠陥情報の取込み動作が実行され
る。欠陥画素の情報はFlashRom26に記憶さ
れ、画像データの補正に用いられる。塵が付着している
と正確に欠陥情報が入手できない。そこで、#0131
の動作の前に#012,#013の一連の動作が上述し
たと同様に実行される。
【0040】#014では、カメラ操作SWの1つであ
る1st.レリーズSW(不図示)が操作されたか否かを判
定する。もし、1st.レリーズSWがONしているなら
ば#015へ移行し、OFFならば上記#003へ再び
移行する。#015では、測光回路21から被写体の輝
度情報を入手する。そしてこの情報からCCDユニット
22の露光時間(Tv値)と撮影レンズ1の絞り設定値
(Av値)を算出する。#016では、AFセンサ駆動
回路17を経由してAFセンサユニット16の検知デー
タを入手する。このデータに基づきピントのズレ量を算
出する。ここで#017にて、F_Lensの状態を判
定する。“0”ならばレンズユニット10が存在しない
ことを意味するので、次の#018以降の撮影動作は実
行できない。そこでこの場合は上記#003へ再び移行
する。
【0041】#018では、Lucom5に対してピン
トのズレ量を送信して、このズレ量に基づく撮影レンズ
1の駆動を指令する。#019では、カメラ操作SW5
2の1つである2nd.レリーズSW(不図示)が操作され
たか否かを判定する。この2nd.レリーズSWがONし
ているときは#0190へ移行して所定の撮影動作を行
うが、OFFのときは上記#003へ再び移行する。
【0042】また、#0190では、撮影動作に先立っ
て塵を除くため「塵除去動作」ルーチンが実行される。
ただしこの動作によってタイムラグが発生することを避
けるため、ここでは「共振点検出動作」ルーチンは実行
されない。確実に塵を払うにはこれら2つのルーチンに
よる動作をあわせて行う事が望ましいが、共振周波数が
変化する可能性が無ければ、「共振点検出動作」ルーチ
ンは省略してもかまわない。ただし、カメラシステムの
電源起動時、レンズ交換時、CCDの画素欠陥検出動作
時はこの限りではない。
【0043】#020からは、まずLucom5へAv
値を送信し、絞り3の駆動を指令し、#021にてクイ
ックリターンミラー11をUP位置へ移動する。#02
2にてシャッタ15の先幕走行を開始させ、#023に
て画像処理コントローラ28に対して撮像動作の実行を
指令する。Tv値で示される時間、CCDユニット22
への露光が終了すると、#024において、シャッタ1
5の後幕走行を開始させ、#025にてクイックリター
ンミラー11をDown位置へ駆動する。
【0044】またこれと並行してシャッタ15のチャー
ジ動作を行う。そして#026では、Lucom5に対
して絞り3を開放位置へ復帰させるように指令し、#0
27では、画像処理コントローラ28に対して、撮影し
た画像データを記録メディア27へ記録するように指令
する。その画像データの記録が終了すると、再び上記#
003へ移行する。
【0045】以下、図5に例示するフローチャートおよ
び図7(a)〜図11(b)に基づき、特徴的なサブル
ーチン「共振点検出動作」について詳しく説明する。そ
の前に、共振対象の防塵ガラス30の支持構造と振動形
態について、図7(a)〜図8(b)を参照しながら概
説しておく。本発明に係わるカメラシステムにおいて
は、防塵ガラス30の形状を仮に円盤とする。またその
防塵ガラス30のガラス板の円周に沿って加振用の圧電
素子31を配置すると、このガラス板は円周で支持され
ることになる。このとき、当該ガラス板は複数の振動モ
ード(振動形態)で加振する。本発明ではこの振動モード
の中から2つのモードを選択して使い分けることとす
る。図7(a),(b)および図8(a),(b)に選択
した振動モードにおけるガラス板の振動の状態を示す。
【0046】この第1実施形態に係わる防塵ガラス30
は、図7(a),(b)にそれぞれ図示したような振動
形態を示す。すなわち、加振手段として働く圧電素子3
1によって振動を加えると、そのガラス板の周囲には振
動しない「節」が発生するが、概ねガラス全面が同じ位
相にて、太矢印で示された如く図7(a)と図7(b)
の状態を交互に繰り返して振動する。このような振動形
態を以下「振動モード1」と称する。
【0047】同様に、この第1実施形態の防塵ガラス3
0は、加える振動の周波数によっては、図8(a),
(b)にそれぞれ図示したような形態でも振動すること
ができる。すなわち、図8(a),(b)に例示した防
塵ガラス30の振動形態は、ガラス板の内側と外側が1
80度ずれた位相で振動するものである。詳しくは、図
示する振動形態ではガラス板の周囲と内部に節がそれぞ
れ発生するモードであり、図示の如く、内側の節に囲ま
れた領域の振動と内部の節の外側領域(ドーナツ状の領
域)の振動は位相が180度ずれている。以下これを
「振動モード2」と称する。
【0048】よって、図5に示す当該サブルーチン「共
振点検出動作」においては、上述した振動モード1と振
動モード2の二種類の振動モードにおける共振周波数の
検知動作が最初に行われる。ガラスの特性(例えば形
状、組成、支持方法など)によって共振周波数が存在す
る範囲が予想できるので、この範囲内でガラス板に振動
を加えて共振点を検出するべきである。さもないと、検
出動作に必要以上に時間がかかることになる。また、検
出範囲を想定しないと、意図した振動モード以外の高次
の共振モードにおける共振周波数を検出するおそれがあ
る。
【0049】そこで本実施形態においては、共振周波数
の検出動作のために必要なパラメータを、図9にメモリ
マップで示された複数の領域を有するEEPROM29
に予め記憶しておき、例えば「振動モード1対応制御パ
ラメータ」として有している。振動モード1に対応する
制御パラメータの値の詳細は、図10(a)に例示され
た値で記憶されている。例えば、StartOffse
tはこのテーブルの読出し開始位置を示す。
【0050】また同様に、「振動モード1対応周波数補
正テーブル」として振動モード1に対応する制御パラメ
ータの値の詳細は、図11(a)に例示された値で記憶
されている。このようなデータテーブルは、振動モード
1でガラスを駆動するときN進カウンタ41に設定する
値を示している。このテーブルはクロックジェネレータ
55が周波数40(MHz)のパルス信号を出力するもの
として算出されている。既に説明した(1式)を使えば
駆動周波数が算出できる。
【0051】StopOffsetはこの振動モード1
対応周波数補正テーブルの読出し終了位置を示す。St
artOffsetからStopOffsetの範囲で
駆動周波数を遷移させると、何れかのテーブルの値でガ
ラス板は振動モード1で振動する。
【0052】StepTimeは、駆動周波数を遷移さ
せる際の1つの周波数で駆動すべき時間を示す。防塵ガ
ラス駆動回路40の安定時間を考慮して決定する。駆動
周波数の変更に対しても、ガラス板の振動が直ちに追従
するわけではない。追従しなければ、モニタ信号の出力
もあてにならない。
【0053】ADwaitは、モニタ信号をA/D変換
する周波数を決定するパラメータであり、ガラスの共振
周波数に応じて適当な値に決定する。M1OscTim
eは、検出された周波数で防塵ガラス30を加振する時
間を示している。これは、サブルーチン「塵除去動作」
で必要になる。以上は、振動モード1における制御パラ
メータである。振動モード2対応の制御パラメータの詳
細は、図10(b)に示される。また、振動モード2対
応周波数補正テーブルの詳細は図11(b)に示され、
振動モード1と同様な構成のパラメータであり、基本的
に同じなのでその説明は省略する。
【0054】さらに図5のフローチャートおよび図9〜
図12に基づき「共振点検出動作」の手順について説明
する。#100では、EEPROM29から4つの制御
パラメータ(StartOffset,StopOff
set,StepTime,ADwait)を読み出
す。そして#101では、EEPROM29の読出し開
始アドレスとしてAddressM1+StartOf
fsetを設定し、読出し終了アドレスとしてAddr
essM1+StopOffsetを設定する。Add
ressM1は振動モード1対応周波数補正テーブルの
先頭アドレスを示している。仮に、読出し開始位置(S
tartOffset)を”3”とし、読出し終了位置
(StopOffset)を”9”とすると、図11
(a)中の*1から*2で示された領域のプリセット
値”N”をN進カウンタ41へ設定することになる。す
なわち、f1,f2,f3, …,f7の周波数の中からモ
ニタ信号の出力が最大となる周波数を検出することにな
る。
【0055】#102では、モニタ信号の最大値を一時
的に記憶するために確保したメモリD_ADMAXへ便
宜上モニタ信号の最小値である#0を設定する。#10
3では、圧電素子31を駆動するための準備動作が行わ
れる。IOポートのP_PwContを制御してトラン
ジスタQ00をON状態にする。更に、クロックジェネ
レータ55からパルス信号の出力を開始する。この状態
でN進カウンタ41にテーブルから取り出したデータを
設定すれば、所望の周波数で圧電素子31を駆動でき
る。
【0056】#104においては、設定されたEEPR
OM29のアドレスからプリセット値(N)を読み出
す。そして、IOポートのD_NCntからN進カウン
タ41に読み出したプリセット値を設定する。そして#
105にて、周波数駆動回路の安定するまでの所定時間
だけ待機する。
【0057】#106では、タイマカウンタ1へSte
ptimeを設定し、タイマのカウント動作を開始す
る。例えば図10(a)に示す如く、Steptime
が記憶されていると、2(msec)がタイマカウンタ1へ設
定されることになる。#107にて、A/Dコンバータ
60の加算データを一時的に記憶するために確保したメ
モリ領域D_ADSUMへ#0を設定する。更にA/D
コンバータ60の動作回数をカウントするために確保し
たメモリD_ADcountへ#0を設定する。
【0058】#108では、タイマカウンタ2へADw
aitを設定し、カウント動作を開始する。例えば図1
0(a)に示す如くADwaitが記憶されていると、
80(μsec)がタイマカウンタ2へ設定されることにな
る。そして、#109にて、A/Dコンバータ60を用
いてモニタ信号のA/D変換値を取得する。
【0059】#110では、モニタ信号のA/D変換値
を、メモリ領域D_ADSUMへ加算する。更にメモリ
領域D_ADcountをインクリメント(1を加算)
する。#111では、タイマカウンタ2のカウント動作
が終了するまで待機する。#112では、タイマカウン
タ1のカウント動作が終了しているか否かを判定する。
まだ終了していない場合は、再度モニタ信号の測定のた
め、上記#108へ移行する。もし終了していれば#1
13へ移行する。
【0060】#113では、メモリ領域D_ADSUM
とD_ADcountから、AD変換値の平均値を求め
る。そして、平均値はその平均値の記録のため確保した
メモリ領域D_ADAVEへ格納される。D_ADAV
Eは、現在の駆動周波数におけるモニタ信号のレベルを
示すことになる。#114では、D_ADAVEとD_
ADMAXとの内容を比較する。もしD_ADAVEの
内容がD_ADMAXの内容よりも大きい場合は、#1
15へ移行し、小さい場合は#119へ移行する。
【0061】#115では、D_ADAVEの内容をD
_ADMAX中に移す。古い最大値は破棄され、今回測
定された値がモニタ信号の最大値として記憶される。現
在、振動モード1でモニタ信号を測定中ならば、#11
6から#117へ移行する。現在、振動モード2でモニ
タ信号を測定中ならば、#116から#118へ移行す
る。
【0062】#117では、現在のEEPROM29の
アドレスをD_M1resonantに記憶する。D_
M1resonantは振動モード1用のアドレスを記
憶するためメモリ上に確保した領域である。また、#1
18では、現在のEEPROMのアドレスをD_M2r
esonantに記憶する。D_M2resonant
は振動モード2用のアドレスを記憶するためメモリ上に
確保した領域である。これらD_M1resonant
及びD_M2resonantの値は、後述のサブルー
チン「塵除去動作」で使用される。
【0063】#119では、EEPROM読出し終了ア
ドレスで示される駆動周波数までモニタ信号の測定が終
了したか否かを判定する。まだ終了していなければ#1
21へ移行し、終了していれば次の#120へ移行す
る。#120では、駆動動作を停止する処理が行われ
る。トランジスタQ00をOFFして、クロックジェネ
レータの動作を止める。#121では、EEPROM2
9の読出しアドレスをインクリメントし、#104へ移
行する。
【0064】#122では、振動モード1と振動モード
2における共振点の検出動作が終了したか否かを判定す
る。共に検出動作が終了していればメインルーチンへリ
ターンする。振動モード1のみが終了している場合は、
振動モード2における共振周波数を検出するために#1
30へ移行する。尚、#130,#131の動作は既に
説明した#100,#101と基本的に同じねあるので
説明は省略する。そして、共振周波数を検出するため再
び上記#102へ移行する。
【0065】尚、本サブルーチンでは2つのパラメータ
(StartOffset、StopOffset)で
規定される範囲で周波数補正テーブルからプリセット値
を読み出した。そしてこのプリセット値すべてを利用し
てガラス板を駆動し、モニタ信号のレベルを測定するも
のである。
【0066】図12には周波数とガラス板の振幅の関係
を示している。また、*3は共振モード1の特性を示す
と仮定する。本ルーチンでは、図11(a)に例示した
f1,f2,f3, …,f7という周波数(プリセット値)
において、モニタ信号レベルを測定する。*3の特性に
おける共振周波数はfcである。fcはf4に相当す
る。本ルーチンでは、f1,f2,f3,f4と順次に駆
動周波数を変更していきながらモニタ信号の測定を行
う。そして、共振周波数fcを過ぎても、f5,f6,f
7と順次に駆動を続ける。
【0067】f1〜f4では、モニタ信号は増加方向に
ある。そして、f5からモニタ信号は減少方向に変化す
る。よって、このモニタ信号の増加方向から減少方向へ
の変化を検出すれば、f6,f7の周波数であえて駆動
する必要性はなくなる。なお、周波数を変化させる範囲
が広い場合は、共振周波数の検出時間短縮のために、こ
こで例示した如くの制御プログラムを作ることが望まし
い。
【0068】ここで、図6に示すサブルーチン「塵除去
動作」について説明する。このサブルーチンでは、上述
した振動モード1と振動モード2の2つのモードで防塵
ガラス30が共振されるように圧電素子31を駆動する
ように設定されている。一般的に、塵の特性(例えば重
さ、形状、素材など)によって、塵を除去しやすい周波
数や振幅が異なる。そこで、確実に塵を除くためにはこ
れら2つの振動モードでそのガラス板を共振させるとよ
い。勿論、更に複数の振動モードで共振させてもよい。
但し、除去動作にかかる時間もまたその分余計にかかる
ことがあるので、除去効果の程度と所要時間とを充分鑑
みて適当な数に設定するべきである。
【0069】そこでまず、#200では、EEPROM
29の振動モード1対応制御パラメータよりM1OSC
timeを、振動モード2対応制御パラメータよりM2
OSCtimeをそれぞれ読み出す。#201では、圧
電素子31を駆動するための準備動作が行われる。IO
ポートのP_PwContを制御して、トランジスタQ
00をON状態にする。更に、クロックジェネレータ5
5からパルス信号の出力を開始する。この状態でN進カ
ウンタ41にEEPROM29のテーブルから取り出し
たデータを設定すれば、所望の周波数で圧電素子31を
駆動できる。
【0070】#202では、D_M1resonant
が示すEEPROM29のアドレスからプリセット値
(N)を読み出す。この値は、N進カウンタ41へセット
される。これにより防塵ガラス駆動回路40は、そのガ
ラス板を振動モード1の共振周波数で駆動する。#20
3では、タイマカウンタ1へM1OscTimeを設定
し、カウント動作を開始する。例えば、図10(a)に
示す如くM1OscTimeが記憶されていると、20
0(msec)がタイマカウンタ1ヘ設定されることになる。
#204では、タイマカウンタ1のカウント動作が終了
するまで待機する。以上により、振動モード1による塵
払いの動作は完了する。さらに、確実に塵払いを行うた
め、振動モード2でガラス板を振動させる。
【0071】#205では、D_M2resonant
が示すEEPROM29のアドレスからプリセット値
(N)を読み出す。この値は、N進カウンタ41へセット
される。これにより防塵ガラス駆動回路40は、そのガ
ラス板を振動モード2の共振周波数で駆動する。#20
6では、タイマカウンタ2へM2OscTimeを設定
し、カウント動作を開始する。例えば、図10(b)に
示す如くM2OscTimeが記憶されていると、10
0(msec)がタイマカウンタ2ヘ設定されることになる。
【0072】#207では、タイマカウンタ2のカウン
ト動作が終了するまで待機する。そして#208では、
駆動動作を停止する処理が行われる。トランジスタQ0
0をOFF状態にし、クロックジェネレータ55の動作
を止める。その後は、メインルーチンへリターンする。
【0073】なお、カメラシステムの設計段階では、ガ
ラス板の共振周波数のバラツキを予測することは非常に
困難である。したがって、このカメラシステムが完成し
た後に、圧電素子31の駆動周波数を決定する制御パラ
メータを設定できるようにすべきである。そこで必要な
パラメータは、上述した如く本発明ではすべてEEPR
OM29に選択可能に格納されている。
【0074】(変形例1)なお、本サブルーチンは、前
述したサブルーチン「共振点検出動作」で検出された共
振周波数のみでガラス板の駆動を行っている。図12に
は、周波数とガラス板の振幅の関係を示している。サブ
ルーチン「共振点検出動作」を実行しているときの特性
を*3とする。共振周波数fcは、図11(a)中のf
4に相当するものとする。しかし、共振周波数が予期し
ない要因で特性が*4、*5の如く変動する可能性もあ
る。このような変動が生じても対応できるようにEEP
ROM29のテーブルからf4以外にもf3,f5のデ
ータを読み出して当該サブルーチンを実行してもよい。
【0075】また、温度によっても共振周波数がある範
囲で変動するので、所定の実験により作成した温度補正
テーブルを適正に設定し参照可能に保持することで、そ
の運用時の温度において最も好適な共振周波数でそのガ
ラス板を駆動させてもよい。そのためには、振動モード
に対応する温度補正テーブルからその時の温度に対応す
るパラメータを読み出すために、温度情報(t)を当サ
ブルーチンの実行前に、温度測定回路33の温度センサ
(不図示)によって検出しておけばよい。このように、第
1実施形態の防塵機能付き光学装置(例えばカメラ)によ
れば、被写体像を光電変換するためのCCDユニット2
2と、このCCDと撮影レンズ1との間に配される光学
素子(防塵ガラス30)と、この防塵ガラス30を所定の
周波数で振動させる加振手段(例えば圧電素子31)とを
ケース状の枠体内に収めて有し、構成的には、この防塵
ガラス30を振動させるために、電極Aを含む第1の圧
電素子および、上記光学素子の振動状態に応じた信号を
出力する電極B61を含む第2の圧電素子(但し圧電素
子としては圧電素子31一つで良い)を有する。
【0076】そして、複数の周波数を切り替えながら第
1の圧電素子を振動させ、その際の第2の圧電素子の出
力から防塵ガラス30が共振状態となる共振周波数を決
定する第1の駆動モード(振動モード1)とこの第1の駆
動モードで決定された共振周波数にて防塵ガラス30を
駆動する第2の駆動モード(振動モード2)とを機能的に
有する駆動手段(防塵ガラス駆動回路40)を備えるよう
な防塵機能付き光学装置を前述の如く構成した。そし
て、圧電素子31が防塵ガラス駆動回路40によって防
塵ガラス30を振動させる際には、その振動の周波数を
順次変更するように適宜制御している。
【0077】特にここでは、所定周期の信号に基づき2
つの電極A及び電極Bを有した圧電素子31を、最初は
検出回路に接続された電極Bの電圧をモニタしながら駆
動させ、最も効率的な共振周波数として防塵ガラス30
を効果的に共振させる共振周波数を求める共振検出動作
を実行してから、その求まった共振周波数で本格的に圧
電素子31を駆動させるように制御している。これによ
り、防塵ガラス30の表面は、上記の共振周波数に基づ
き同一位相ないし180度ずれた位相でしかも効率的に
共振されるので、ガラス表面に付着していた塵がより効
果的に除去される。
【0078】したがって、この第1実施形態のように実
施したことで、保護ガラスとしての防塵ガラス30の共
振周波数に影響する例えばガラス形状や弾性係数のバラ
ツキなどを調整しなくとも、測定された周囲の温度を考
慮する程度で効率的な塵の除去が可能なカメラを提供す
ることができる。また、保護ガラスの如きその共振周波
数を特定できないガラス部材のバラツキに起因する固有
共振周波数に対する調整に要する手間やコストも不要と
なる。
【0079】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について説明する。前述した第1実施形態は次のよ
うに実施してもよい。すなわち、図13に例示の回路図
にはこの第2実施形態としての加振手段(防塵ガラス駆
動回路40′)の構成を示している。重複する説明は避
けて特徴的な部分について説明すると、前述の第1実施
形態がN進カウンタ41の分周率を制御することで、駆
動周波数を変化させる方式にて実施したのに対して、こ
の第2実施形態では、まず図13のような回路の防塵ガ
ラス駆動回路40′を構成実施している。そしてここで
は、D/Aコンバータ47とVCO(電圧制御発振器)4
8とを用い、駆動周波数を変化させる方式にて実施して
いる。
【0080】図13の如く防塵ガラス駆動回路40′
は、Bucom50の出力ポートのD_DAに接続する
D/Aコンバータ47と、このコンバータ47に接続す
るVCO(電圧制御発振器)48と、このVCO48に接
続するアンプ49と、このアンプ49に接続するトラン
ジスタ44およびトランス45から構成されている。上
記トランジスタ44のベースは、Bucom50の出力
ポートのP_PWContに接続され、電源回路53か
らは必要な電力が供給されている。そして、上記トラン
ス45には圧電素子31が接続され、所定の振動にてガ
ラス板を加振できるように構成されている。
【0081】なお、この第2実施形態の場合も勿論、2
つの電極A,Bを有する圧電素子31が同様に用いられ
て、最初は、検出回路に接続された電極Bの電圧をモニ
タしながら駆動させ、最も効率的な共振周波数として防
塵ガラス30を効果的に共振させるような共振周波数を
求める共振検出動作を実行してから、その求まった共振
周波数で本格的に圧電素子31を駆動させるように制御
している。
【0082】このように、第2実施形態のこの防塵ガラ
ス駆動回路の構成においては、出力ポートD_DAから
与えられた信号に基づきD/Aコンバータ47でアナロ
グ信号に変換して、この変換された信号に基づきVCO
(電圧制御発振器)48によって所定の周期の信号を発振
させる。アンプ49でこれを増幅した後、この増幅信号
をトランス45の1次側に供給して得られた2次側の電
圧で圧電素子31を駆動周波数fc(fn)で振動させ
る。尚、この駆動周波数fcは、D/Aコンバータ47
の設定値を適宜に変化させることによって、図12に示
すfc′からfc″の範囲で変化させられるので、前述
の第1実施形態と同様な制御が可能となる。よって、効
率的な塵の除去が可能なカメラを提供することができ
る。
【0083】(変形例2)なお、電子撮像可能なカメラ
システムを例にして保護ガラス(防塵ガラス)による実施
形態について説明してきたが、埃や塵を嫌うその他の光
学装置においても、本発明を同様に適用すれば、前述し
た第1または第2実施形態と同等な効果が得られる。ま
た、共振周波数を特定できないガラス以外の光学素子部
材を適用することもでき、その場合にも、製品個々のバ
ラツキに起因する固有共振周波数に対する調整は不要と
なり、前述同等な効果が期待できる。このほかにも、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能で
ある。
【0084】以上、実施形態に基づき説明したが、本明
細書中には次の発明が含まれる。 (1) 上記不揮発性記憶手段としてのEEPROM
は、上記圧電素子の駆動手段(防塵ガラス駆動回路)へ設
定する所定の周波数データをデータテーブルとして格納
することを特徴とする防塵機能付きカメラを提供でき
る。 (2) 上記周波数データは、防塵ガラスを共振させる
複数の振動モードに応じた駆動周波数としてテーブル化
されていることを特徴とする(1)に記載の防塵機能付
きカメラを提供できる。 (3) 上記テーブルの読出し位置を指定する情報も当
該EEPROMに格納されていることを特徴とする
(2)に記載の防塵機能付きカメラを提供できる。
【0085】(4) 共振周波数の検出の為の圧電素子
電極および検出回路による駆動と、塵除去の為の圧電素
子電極による駆動と、を所定のタイミングでそれぞれ行
ない、上記検出回路のために上記圧電素子電極の出力を
モニタして、最大電圧が得られたときの周波数を共振周
波数とみなすことを特徴とする(1)に記載の防塵機能
付きカメラを提供できる。
【0086】
【発明の効果】以上、本発明によれば、共振周波数を一
箇所に特定できない保護ガラス(防塵ガラス)の個々のバ
ラツキに起因する固有共振周波数に対する特別な調整を
行う必要がなくなり、塵の除去のために効率よく駆動す
るような方式を有する防塵機能付き光学装置を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる実施形態のカメラの構成を示
すブロック構成図。
【図2】 第1実施形態としての加振手段(防塵ガラス
駆動回路)の回路構成を示す回路図。
【図3】 防塵ガラス駆動回路の動作を説明するため、
図2中の各部における信号波形の表わすタイムチャー
ト。
【図4】 カメラボディ制御用マイコンのカメラシーケ
ンスの手順を表わすフローチャート。
【図5】 図4のフローチャート中のルーチン「共振点
検出動作」の詳細手順を表わすフローチャート。
【図6】 図4のフローチャート中のルーチン「塵除去
動作」の詳細手順を表わすフローチャート。
【図7】 図7(a),(b)は本発明に係わる防塵ガ
ラスの振動形態を示し、ガラス板の周囲に節が発生して
全面が同じ位相で振動する形態(振動モード1)の説明
図。
【図8】 図8(a),(b)は本発明に係わる防塵ガ
ラスの振動形態を示し、ガラス板の内側と外側が180
°異なる位相で振動する形態(振動モード2)の説明図。
【図9】 EEPROMに占める周波数補正に関するテ
ーブル領域を示すメモリマップ。
【図10】 図10(a),(b)は、振動モードの周
波数補正に関する制御パラメータを示し、(a)は、振
動モード1対応制御パラメータテーブルの詳細を表わす
一覧表、(b)は、振動モード2対応制御パラメータテ
ーブルの詳細を表わす一覧表。
【図11】 図11(a),(b)は振動モードに対応
する補正値を示し、(a)は、振動モード1対応周波数
補正テーブルの詳細表、(b)は、振動モード2対応周
波数補正テーブルの詳細表。
【図12】 駆動周波数とガラス板の振動の振幅との関
係を表わす特性グラフ。
【図13】 第2実施形態としての加振手段(防塵ガラ
ス駆動回路)の回路構成を示す回路図。
【符号の説明】
1…撮影レンズ、 2…レンズ駆動機構、3…絞り、
4…絞り駆動機構、5…レンズ制御用マイクロコ
ンピュータ、6…通信コネクタ、10…レンズユニット
(交換レンズ)、11…クイックリターンミラー、12
…ペンタプリズム、13…接眼レンズ、 14…サブミ
ラー、15…シャッタ(前幕、後幕)、16…AFセン
サ、 17…AFセンサ駆動回路、18…ミラー駆動機
構、19…シャッタチャージ機構、20…シャッタ制御
回路、21…測光回路、22…CCDユニット(光電変
換素子)、23…CCDインターフェイス回路、24…
液晶モニタ、 25…SDRAM、26…FlashR
OM、27…記録メディア、28…画像処理コントロー
ラ、29…不揮発性メモリ(EEPROM)、30…防
塵ガラス(光学素子)、31…圧電素子(加振手段)、
33…温度測定回路、40…防塵ガラス駆動回路(加
振、駆動手段)、41…N進カウンタ、42…1/2分
周回路(分周手段)、43…インバータ、 44…ト
ランジスタ、44a,44b,44c…MOSトランジ
スタ、45…トランス、 46…抵抗、47…D/
Aコンバータ、48…VCO(電圧制御発振器)、49
…アンプ、50…ボディ制御用マイクロコンピュータ、
51…動作表示用LCD、52…カメラ操作SW、53
…電源回路、 54…電池、55…クロックジェネ
レータ、60…A/Dコンバータ、61…電極B(モニ
タ用圧電素子電極)、62…ダイオード(検出回路要
素)、63,64…抵抗(:)、65…コンデン
サ(:)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川合 澄夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 滝沢 宏行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H100 CC07 EE06 5C022 AC42 AC69 AC74

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の光学像を結像する撮像光学系
    と、 上記光学像を電気信号に変換する光電変換素子と、 上記光電変換素子と上記撮像光学系との間に配される光
    学素子と、 上記光学素子を複数種類の周波数で振動させる加振手段
    と、 上記光学素子の振動状態を検出して、上記光学素子の共
    振周波数を決定する検出手段と、を具備することを特徴
    とする防塵機能付き光学装置。
  2. 【請求項2】 被写体の光学像を結像する撮像光学系
    と、 上記光学像を電気信号に変換する光電変換素子と、 上記光電変換素子と上記撮像光学系との間に配される光
    学素子と、 上記光学素子を振動させるための第1の圧電素子と、 上記光学素子の振動状態に応じた信号を出力する第2の
    圧電素子と、 複数の周波数を切り替えながら上記第1の圧電素子を振
    動させ、その際の上記第2の圧電素子の出力から上記光
    電素子が共振状態となる共振周波数を決定する第1の駆
    動モードと、この第1の駆動モードで決定された共振周
    波数でもって上記光学素子を駆動する第2の駆動モード
    とを有する駆動手段と、を具備することを特徴とする防
    塵機能付き光学装置。
  3. 【請求項3】 複数の周波数データをデータテーブルと
    して記憶する不揮発性記憶手段を更に含み、 上記駆動手段は、上記データテーブルを参照して、上記
    第1の駆動モードにおける設定すべき共振周波数を決定
    するように制御されることを特徴とする、請求項2に記
    載の防塵機能付き光学装置。
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