JP2006293097A - 防塵機能付き光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】焦点検出光学系の配置に関わらず、焦点検出光学系に対して確実な防塵効果が得られる防塵機能付き光学装置を提供する。
【解決手段】防塵ガラス325を含む焦点検出光学系312の光路上に塵などの異物が存在するか否かを塵有無判別手段334により判別し、この判別結果に基づいて防塵ガラス325を振動させる加振手段314を駆動制御、例えば異物が存在すると判別された場合には加振手段314による加振動作を行わせものとし、塵を検出したら防塵動作を行わせることで、焦点検出光学系312の上向き配置に関わらず、塵が防塵ガラス325上に継続的に累積する前に確実な防塵効果が得られる防塵動作を行わせるようにした。また、送風手段335により防塵ガラス325の塵付着面に向けて送風することで除去した塵の舞い戻りを防止するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタルカメラシステムなどの電子撮像装置の内部に付着した塵を除去可能な防塵機能付き光学装置に関するものである。
近年、光学装置の防塵機能に関する技術の一例として、撮像素子を保護する保護ガラスを振動させることで、そのガラスに付着した塵を払い落とすという技術が提案されている。その一例として、特許文献1によれば、ガラス板を振動させる手段として圧電素子が用いられている。この圧電素子は、印加される電圧に反応して伸縮することでガラス板を所定の一つの周期で加振する。
また、従来からレンズ交換式の一眼レフレックスカメラのオートフォーカス(自動焦点、AF)検出方式として、TTL位相差検出方式が多く採用されている。この方式のカメラでは、撮影時に上方へアップするミラー機構が採用されているため、焦点検出センサ及び焦点検出光学系は、そのミラーの下方位置に配置されている。このため、レンズ交換時にはミラー部分が露出する結果、レンズマウント部分から侵入した塵、埃などの異物がAF検出光学系に付着し、焦点検出精度が低下するという問題点があった。
そこで、AF検出光学系に付着した異物が焦点検出精度に及ぼす影響を除去する従来技術として、デフォーカス量の変化でAF検出光学系上のゴミ検出を行う技術(例えば、特許文献2参照)、あるいは、特許文献1に開示の技術に従いゴミ検出がなされると、焦点検出信号を補正する技術(例えば、特許文献3参照)が提案されている。
さらに、特許文献4に開示の技術は、検出デフォーカス量が連続して所定の範囲内を示す場合は塵が付着していると判定し、焦点検出結果に基づくレンズ駆動を禁止している。
特開2004−48665号公報 特開平5−27156号公報 特開平9−152547号公報 特開平10−55009号公報
しかしながら、特許文献2,3に記載のものは、ゴミ付着を検出して焦点検出信号を補正するものの、ゴミそのものを除去するものではない。したがって、ゴミが継続的に累積して付着した場合には、その補正精度にも限界が生じてしまう。
また、通常のカメラにおける焦点検出用光束の光路は、撮影レンズを通過した光束をカメラボディ内のメインミラーを透過させた後、サブミラーで反射させてミラーボックス下方に導くようにしている。そして、ミラーボックス下部に配置された焦点検出光学系は受光窓部分を上向きとして、この光束を入射させることで焦点検出に使用する。特許文献1に開示の防塵ガラスをこのような焦点検出光学系の受光窓部に配置すると、ガラス面はほぼ水平となる。したがって、防塵ガラスを振動させて付着した塵を除去しようとしても、一旦ガラス面から離れた塵が殆ど舞い戻ってしまい、防塵効果を期待できない。
さらに、特許文献4のものは、検出デフォーカス量が連続して所定の範囲内を示す場合は、塵が付着していると判定し、焦点検出結果に基づくレンズ駆動、すなわちAF動作を禁止しているが、誤った焦点調節は防止できるものの、焦点調節そのものができないという根本的な不具合は解消されない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、焦点検出光学系の配置に関わらず、焦点検出光学系に対して確実な防塵効果が得られる防塵機能付き光学装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に係る防塵機能付き光学装置は、撮像レンズの焦点状態を検出するための焦点検出光学系により結像される光学像を受光して電気信号に変換する焦点検出用の光電変換素子と、前記光電変換素子よりも前段の光路上に配設された防塵用の光学素子と、前記光学素子を所定の周波数で振動させる加振手段と、前記光電変換素子の出力に基づいて前記光路上に塵、その他の異物が存在するか否かを判別する塵有無判別手段と、前記塵有無判別手段の判別結果に基づいて前記加振手段を駆動制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る防塵機能付き光学装置は、上記発明において、前記制御手段は、前記塵有無判別手段により異物が存在すると判別された場合には前記加振手段による加振動作を行わせ、前記塵有無判別手段により異物が存在しないと判別された場合には前記加振手段による加振動作を行わないように駆動制御することを特徴とする。
請求項3に係る防塵機能付き光学装置は、上記発明において、前記光学素子の塵付着面に向けて送風する送風手段をさらに備え、前記制御手段は、前記塵有無判別手段の判別結果に基づいて前記加振手段を駆動制御するとともに、前記送風手段の動作タイミングを制御することを特徴とする。
請求項4に係る防塵機能付き光学装置は、撮像レンズの焦点状態を検出するための焦点検出光学系により結像される光学像を受光して電気信号に変換する焦点検出用の光電変換素子と、前記光電変換素子よりも前段の光路上に配設された防塵用の光学素子と、前記光学素子を所定の周波数で振動させる加振手段と、前記光学素子の塵付着面に向けて送風する送風手段と、前記加振手段を駆動制御するとともに、前記送風手段の動作タイミングを制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項5に係る防塵機能付き光学装置は、上記発明において、前記送風手段は、前記光学素子の近傍で前記撮像レンズを含む撮像光路中に配置されたミラーを含み、該ミラーが回動変位することにより前記光学素子の塵付着面に向けて送風することを特徴とする。
本発明に係る防塵機能付き光学装置によれば、防塵用の光学素子を含む焦点検出光学系の光路上に塵などの異物が存在するか否かを判別し、この判別結果に基づいて光学素子を振動させる加振手段を駆動制御、例えば異物が存在すると判別された場合には加振手段による加振動作を行わせるようにしたので、塵を検出したら防塵動作を行わせることで、焦点検出光学系の配置に関わらず、塵が光学素子上に継続的に累積する前に確実な防塵効果が得られる防塵動作を行わせることができるという効果を奏する。
また、別の本発明に係る防塵機能付き光学装置によれば、防塵用の光学素子の塵付着面に向けて送風する送風手段を備え、光学素子を振動させる加振手段の駆動制御に並行してこの送風手段の動作タイミングを制御するようにしたので、加振動作により光学素子の防塵動作を行うとともに送風動作を行うことで、焦点検出光学系の配置に関わらず、防塵動作により光学素子から舞い上がった塵が舞い戻らないように光学素子面から移動させて取り除くことができ、確実な防塵効果が得られる防塵動作を行わせることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明の防塵機能付き光学装置として光電変換素子を有するデジタルカメラシステムを一例に挙げた実施の形態に基づき詳述する。
図1は、本実施の形態の防塵機能付き光学装置としてのデジタルカメラシステムの要部構成例に対応する制御系を主体として示す概念的な概略ブロックである。この防塵機能付き光学装置は、撮像レンズの焦点状態を検出するための焦点検出光学系312により結像される光学像を受光して電気信号に変換する焦点検出用光電変換素子としての光電変換素子313を備えている。さらに、本実施の形態の防塵機能付き光学装置は、光電変換素子313、さらには焦点検出光学系312よりも前段の光路上に配設された防塵用の光学素子としての防塵ガラス325と、この防塵ガラス325を振動させる加振手段314を備えている。この加振手段314は、例えば電気機械変換素子である圧電セラミックス等を利用した圧電素子とこの圧電素子を所定の駆動周波数で駆動することで防塵ガラス325を振動させる防塵ガラス駆動回路とにより構成されるが、防塵ガラス325を適切に振動させ得る手段であればよい。また、本実施の形態の防塵機能付き光学装置は、この加振手段314中の防塵ガラス駆動回路の動作を制御する制御手段333を備えている。
また、本実施の形態の防塵機能付き光学装置は、光電変換素子313の出力に基づいて焦点検出光学系312の光路上に塵、埃、その他の異物が存在するか否かを判別する塵有無判別手段334を備えている。制御手段333は、塵有無判別手段334の判別結果に基づき加振手段314を駆動制御する。具体的には、制御手段333は、塵有無判別手段334により異物が存在すると判別された場合には加振手段314による加振動作を行わせ、塵有無判別手段334により異物が存在しないと判別された場合には加振手段314による加振動作を行わないように駆動制御する。
さらに、本実施の形態の防塵機能付き光学装置は、防塵ガラス325の塵付着面に向けて送風する送風手段335を備えている。この送風手段335は、加振手段314の加振動作と並行して防塵ガラス325の塵付着面に向けて送風するように制御手段333によってその動作タイミングが制御される。
したがって、本実施の形態の防塵機能付き光学装置によれば、防塵ガラス325を含む光路上に塵などの異物が存在するか否かを判別し、この判別結果に基づいて加振手段314を駆動制御、例えば異物が存在すると判別された場合には加振手段314による加振動作を行わせることで、焦点検出光学系312の配置に関わらず、塵が防塵ガラス325上に継続的に累積する前に確実な防塵効果が得られる防塵動作を行わせることができる。また、防塵ガラス325の塵付着面に向けて送風する送風手段335を備え、防塵ガラス325を振動させる加振手段314の駆動制御に並行してこの送風手段335の動作タイミングを制御することにより、加振動作により防塵ガラス325の防塵動作を行うとともに送風動作を行うことで、焦点検出光学系312の配置に関わらず、防塵動作により防塵ガラス325から舞い上がった塵が舞い戻らないように防塵ガラス325面から移動させて取り除くことができ、確実な防塵効果が得られる防塵動作を行わせることができる。
図2は、図1に示した防塵機能付き光学装置が搭載されたデジタルカメラシステムとしての具体的な構成例を示すブロック構成図である。このカメラシステムは、交換レンズとしてのレンズユニット10と、カメラ本体としてのボディユニット100から主に構成されており、ボディユニット100の前面に対して、マウント207を介して所望のレンズユニット10が着脱自在に設定されている。
レンズユニット10の制御はレンズ制御用マイクロコンピュータ(以下“Lucom”と称する)5が行う。ボディユニット100の制御は、前述の制御手段333が行う(なお、以下の説明では、制御手段333をボディ制御用マイクロコンピュータ(以下“Bucom”と称する)333と表記する)。これらLucom5とBucom333とは、合体時において通信コネクタ6を介して通信可能に電気的接続がなされる。そしてカメラシステムとしてLucom5がBucom333に従属的に協働しながら稼動するようになっている。
レンズユニット10内には撮影レンズ301と絞り3が設けられている。撮影レンズ301はレンズ駆動機構2内にある図示しないDCモータによって駆動される。絞り3は絞り駆動機構4内にある図示しないステッピングモータによって駆動される。Lucom5はBucom333の指令に従ってこれら各モータを制御する。
ボディユニット100内には次の構成部材が図示のように配設されている。例えば、光学系としての一眼レフ方式の構成部材(クイックリターンミラー305、ペンタプリズム306、接眼レンズ13、サブミラー311)と、光軸上のフォーカルプレーン式のシャッタ15と、サブミラー311からの反射光束を受けて自動測距するための焦点検出用光学部336が設けられている。焦点検出用光学部336は、ミラー160、セパレータ絞り161、セパレータレンズ162、及びラインセンサ構成の光電変換素子313(以下では、AFセンサユニット313という)により構成されている。
また、焦点検出用光学部336を駆動制御するAFセンサ駆動回路17と、クイックリターンミラー305を駆動制御するミラー駆動機構18と、シャッタ15の先幕と後幕を駆動するばねをチャージするシャッタチャージ機構19と、それら先幕と後幕の動きを制御するシャッタ制御回路20と、ペンタプリズム306からの光束に基づき測光処理する測光回路21が設けられている。
撮影レンズ301の光軸上には、撮像用光学系302を通過した被写体像を光電変換するためのCCDユニット303が光電変換素子として設けられ、さらにこのCCDユニット303と撮影レンズ301との間には防塵ガラス321が防塵用の光学素子として設けられており、この防塵ガラス321を所定の周波数で振動させる圧電素子322がその防塵ガラス321の周縁部に取り付けられている。この圧電素子322が防塵ガラス駆動回路332中の駆動回路332A(図3参照)によって防塵ガラス321を振動させて、そのガラス表面に付着していた塵を除去できるように構成されている。
また、ファインダ光軸上には、ファインダ光学系308を通過した被写体像を光電変換するためのファインダCCDユニット309が光電変換素子として設けられている。また、ファインダ光学系308を通過した被写体像の一部を反射してファインダCCDユニット309に導くためのハーフミラー128及びファインダCCDレンズ126が配置されている。
ファインダCCDユニット309で撮像された画像は、カメラボディ背面等に配置された液晶モニタ24に表示される。これにより、ファインダを覗かなくても撮影しようとしている画像を観察することができる。さらに、ファインダCCDユニット309は、ファインダCCDレンズ126との間の光路上に配設された防塵用の光学素子としての防塵ガラス323によって保護されている。この防塵ガラス323を所定の周波数で振動させる圧電素子324は、防塵ガラス323の周縁部に取り付けられている。この圧電素子324が防塵ガラス駆動回路332中の駆動回路332B(図3参照)によって防塵ガラス323を振動させて、そのガラス表面に付着していた塵を除去できるように構成されている。
焦点検出用光学部336は、AFセンサユニット313、さらには焦点検出光学系312よりも前段の光路上にAFセンサユニット313と平行に配設された防塵ガラス325により保護されている。この防塵ガラス325は、焦点検出光学系312を密閉構造的に保護している。この防塵ガラス325を所定の周波数で振動させる加振手段314中の圧電素子326は、防塵ガラス325の周縁部に取り付けられている。この圧電素子326が防塵ガラス駆動回路332中の駆動回路332C(図3参照)によって防塵ガラス325を振動させて、そのガラス表面に付着していた塵を除去できるように構成されている。ここで、焦点検出光学系312は受光窓部分をやや上向きとして、ミラー311からの光束を入射させることで焦点検出に使用するものであり、防塵ガラス325はクイックターンミラー305の近傍下方に位置しており、当該カメラが横向き状態の場合に、防塵ガラス325の塵付着面方向は鉛直上向き方向となるように設定されている。
もし、防塵ガラス325が存在しなければ、レンズ着脱時にマウント207から侵入した塵が受光窓部分の外面等に付着し、AF検出時に悪影響を及ぼす。しかし、防塵ガラス325によって侵入する塵から保護し、この防塵ガラス325の外面に付着する塵を圧電素子326による加振振動で除去することによって、焦点検出精度の低下をなくすことができる。
このようにして、図2に示すような本実施の形態のカメラシステムはいわゆる「防塵機能付きカメラ」に属する基本構造をもつ電子カメラである。
なお、CCDユニット303、ファインダCCDユニット309、AFセンサユニット313それぞれの周辺の温度を測定するために、防塵ガラス321,323,325の近傍には、温度測定回路33が設けられている。
また、このカメラシステムには、CCDユニット303に接続したCCDインターフェイス回路23、ファインダCCDユニット309に接続したファインダCCDインターフェイス回路127、液晶モニタ24、記憶領域として設けられたSDRAM25、FlashROM26及び記録メディア27などを利用して画像処理する画像処理コントローラ28が設けられ、電子撮像機能と共に電子記録表示機能を提供できるように構成されている。その他の記憶領域としては、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する例えばEEPROMからなる不揮発性メモリ29が、Bucom333からアクセス可能に設けられている。
また、Bucom333には、当該カメラシステムの動作状態を表示出力によってユーザへ告知するための動作表示用LCD51と、カメラ操作SW52とが設けられている。カメラ操作SW52は、例えばレリーズSW、モード変更SW及びパワーSWなどの、当該カメラを操作するために必要な操作釦を含むスイッチ群である。さらに、電源としての電池54と、この電源の電圧を、当該カメラシステムを構成する各回路ユニットが必要とする電圧に変換して供給する電源回路53が設けられている。
上述した如くに構成されたカメラシステムでは、各部が次のように稼動する。画像処理コントローラ28は、Bucom333の指令に従ってCCDインターフェイス回路23又はファインダCCDインターフェイス回路127を制御してCCDユニット303又はファインダCCDユニット309から画像データを取り込む。この画像データは画像処理コントローラ28でビデオ信号に変換され、液晶モニタ24にて出力表示される。ユーザはこの液晶モニタ24の表示画像から、撮影した画像イメージを確認できる。
SDRAM25は画像データの一時的保管用メモリであり、画像データが変換される際のワークエリアなどに使用される。またこの画像データはJPEGデータに変換された後には記録メディア27に保管されるように設定されている。
CCDユニット303は、前述のように、透明な防塵ガラス321によって保護されている。この防塵ガラス321の周縁部にはそのガラス面を加振するための圧電素子322が配置されており、この圧電素子322は、駆動回路332Aによって駆動される。CCDユニット303及び圧電素子322は、防塵ガラス321を一面とし、かつ、破線で示すような枠体によって囲まれたケース内に一体的に収納されることが、防塵のためにはより好ましい。
また、通常、温度はガラス製の物材の弾性係数に影響し、その固有振動数を変化させる要因の一つであるため、運用時にその温度を計測してその固有振動数の変化を考慮しなければならない。稼動中に温度上昇が激しいCCDユニット303の前面を保護するため設けられた防塵ガラス321の温度変化を測定してその時の固有振動数を予想するほうがよい。したがって、本実施の形態の場合、温度測定回路33に接続されたセンサ(不図示)が、CCDユニット303の周辺温度を測定するため設けられている。なお、そのセンサの温度測定ポイントは、防塵ガラス321の振動面のごく近傍に設定されるのが好ましい。
ファインダCCDユニット309は、CCDユニット303と同様に、透明な防塵ガラス323によって保護されている。この防塵ガラス323の周縁部には、そのガラス面を加振するための圧電素子324が配置されており、この圧電素子324は駆動回路332Bによって駆動される。ファインダCCDユニット309及び圧電素子324は、防塵ガラス323を一面とし、かつ、破線で示すような枠体によって囲まれたケース内に一体的に収納されることが、防塵のためにはより好ましい。
さらに、防塵ガラス323の温度変化を測定し、その時の固有振動数を予想するため、温度測定回路33に接続されたセンサ(不図示)が、ファインダCCDユニット309の周辺温度を測定するため設けられている。なお、そのセンサの温度測定ポイントは、防塵ガラス323の振動面のごく近傍に設定されるのが好ましい。
ミラー駆動機構18は、クイックリターンミラー305をアップ位置とダウン位置へ駆動するための機構であり、このクイックリターンミラー305がダウン位置にある時、撮影レンズ301からの光束は焦点検出用光学部336側とペンタプリズム306側へと分割されて導かれる。焦点検出用光学部336内のAFセンサユニット313からの出力は、AFセンサ駆動回路17を介してBucom333へ送信されて周知の測距処理が行われる。
また、ペンタプリズム306に隣接する接眼レンズ13からはユーザが被写体を目視できる一方、このペンタプリズム306を通過した光束の一部は測光回路21内のフォトセンサ(不図示)へ導かれ、ここで検知された光量に基づき周知の測光処理が行われる。
次に、図3〜図5を参照して、本実施の形態における防塵ガラス321,323,325の駆動及びその動作制御について説明する。図3は、各圧電素子322,324,326に対する駆動回路構成例を示す概略ブロック図であり、図4は、圧電素子326に対する駆動回路332Cの構成の一例を示す回路図であり、図5は、動作制御例を示すタイムチャートである。ここに例示した駆動回路332Cは、図4に示すような回路構成を有し、その各部において、図5のタイムチャートで表わす波形信号(Sig1〜Sig4)が生成され、それらの信号に基づいて次のように制御される。圧電素子322に対する駆動回路332A、圧電素子324に対する駆動回路332Bの場合も同様である。
すなわち、駆動回路332Cは、図4に例示するように、N進カウンタ41、1/2分周回路42、インバータ43、複数のMOSトランジスタ(Q00,Q01,Q02)44a,44b,44c、トランス45及び抵抗(R00)46から構成されている。
トランス45の1次側に接続されたトランジスタ(Q01)44b及びトランジスタ(Q02)44cのオン/オフ切替え動作によって、そのトランス45の2次側に所定周期の信号(Sig4)が発生するように構成されており、この所定周期の信号に基づき圧電素子326を駆動させ、防塵ガラス325を共振させるようになっている(詳細は後述する)。
Bucom333は、制御ポートとして設けられた2つのIOポートP_PwCont及びIOポートD_NCntと、この制御部333内部に存在するクロックジェネレータ55を介して駆動回路332Cを次のように制御する。クロックジェネレータ55は、圧電素子326へ印加する信号周波数より充分に早い周波数でパルス信号(基本クロック信号)をN進カウンタ41へ出力する。この出力信号が図5中のタイムチャートが表わす波形の信号Sig1である。そして、この基本クロック信号はN進カウンタ41へ入力される。
N進カウンタ41は、このパルス信号をカウントし、所定の値“N”に達する毎にカウント終了パルス信号を出力する。すなわち、基本クロック信号を1/Nに分周することになる。この出力信号が図5中のタイムチャートが表わす波形の信号Sig2である。この分周されたパルス信号はHighとLowのデューティ比が1:1ではない。そこで、1/2分周回路42を通してデューティ比を1:1へ変換する。なお、この変換されたパルス信号は図5中のタイムチャートが表わす波形の信号Sig3に対応する。
この変換されたパルス信号のHigh状態において、この信号が入力されたMOSトランジスタ(Q01)44bがオンする。一方、トランジスタ(Q02)44cへはインバータ43を経由してこのパルス信号が印加される。したがって、パルス信号のLow状態において、この信号が入力されたトランジスタ(Q02)44cがオンする。トランス45の1次側に接続されたトランジスタ(Q01)44bとトランジスタ(Q02)44cが交互にオンすると、2次側には図5中の信号Sig4の如き周期の信号が発生する。
トランス45の巻線比は、電源回路53の出力電圧と圧電素子326の駆動に必要な電圧から決定される。なお、抵抗(R00)46はトランス45に過大な電流が流れることを制限するために設けられている。
圧電素子326を駆動するに際しては、トランジスタ(Q00)44aがオン状態にあり、電源回路53のユニットからトランス45のセンタータップに電圧が印加されていなければならない。図中、トランジスタ(Q00)44aのオン/オフ制御はIOポートのP_PwContを介して行われる。N進カウンタ41の設定値“N”はIOポートD_NCntから設定できる。よって、Bucom333は、設定値“N”を適宜に制御することで、圧電素子326(圧電素子322,324についても同様)の駆動周波数を任意に変更可能である。
このとき、周波数は、次の(1)式によって算出可能である。
fdrv = fpls/2N …………(1)
ここで、N:カウンタへの設定値、
fpls:クロックジェネレータの出力パルスの周波数、
fdrv:圧電素子へ印加される信号の周波数、
なお、この(1)式に基づいた演算は、Bucom333のCPUで行われる。
次に、上述の制御部であるカメラボディ制御用マイクロコンピュータ(Bucom)333が行う制御について具体的に説明する。図6にBucom333で稼動する制御プログラムのメインルーチンを例示する。まず、カメラの電源SW(不図示)がオンされると、Bucom333は稼動を開始し、ステップS000では、カメラシステムを起動するための処理が実行される。電源回路53を制御してこのカメラシステムを構成する各回路ユニットへ電力を供給する。また、各回路の初期設定を行う。
ステップS001では、温度測定回路33より各部の現在の温度データを取り込む。この温度データは続くステップS002の動作ルーチンにおいて必要な情報である。ステップS002では、サブルーチン「塵除去動作」がコールされ実行される。このサブルーチン中で防塵ガラス321,323,325を振動させることにより塵払いの動作が実行される。電源起動時にこの動作を実行することで、このカメラを撮影に使用しない期間に、意図せずにガラスに付着した塵を除去できる。サブルーチンの詳細動作は後述する。
ステップS003は、周期的に実行されるステップであり、Lucom5と通信動作を行うことでレンズユニット10の状態を検出するための動作ステップである。ステップS004にて、レンズユニット10がボディユニット100に装着されたことを検出すると、ステップS007へ移行する。一方、レンズユニット10がボディユニット100から外されたことを検出したときは、ステップS005からステップS006へ移行する。そして、制御フラグのF_Lensをリセットし、ステップS010に移行する。
ステップS007では、制御フラグのF_Lensをセットする。この制御フラグは、カメラのボディユニット100にレンズユニット10が装着されている期間は“1”を示し、レンズユニット10が外されている期間は“0”を示す。ステップS008にて、温度測定の動作が行われ、その直後のステップS009にて、防塵ガラス321,323,325の塵を除去するためのサブルーチン「塵除去動作」がコールされ実行される。そして、ステップS010に移行する。
通常、カメラ本体にレンズユニット10が装着されていない期間において、レンズや防塵ガラス321,323,325等に塵が付着する可能性が高い。したがって、レンズユニット10の装着を検出したタイミングで塵を払う動作を実行することが望ましい。よって、周期的にステップS008とステップS009の動作を実行することも考えられるが、これでは、塵が付着していない状態で防塵ガラス321,323,325を振動させることが多くなり、無駄な電力を消費する可能性が高いので、ここでは、レンズ装着操作の有無で実行することにしている。
ステップS010では、カメラ操作SW52の状態を検出する。そして、カメラ操作SW52の一つであるモード変更SW(不図示)の状態変化がステップS011で検出されると、ステップS012へ移行する。ステップS012では、そのSWの操作に連動してカメラの動作モードが変更され、ステップS013では、その動作モードに応じた情報が動作表示用LCD51へ表示出力される。そして、ステップS003へ再び移行する。
ステップS014では、カメラ操作SWの一つである1st.レリーズSW(不図示)が操作されたか否かを判定する。もし、1st.レリーズSWがオンしているならばステップS015へ移行し、オフならばステップS003へ再び移行する。ここで、ステップS015にて、F_Lensの状態を判定する。“0”ならばレンズユニット10が存在しないことを意味するので、ステップS016以降の撮影動作は実行できない。そこで、この場合はステップS003へ再び移行する。
ステップS016では、測光回路21から被写体の輝度情報を入手する。そして、この情報からCCDユニット22の露光時間(Tv値)と撮影レンズ1の絞り設定値(Av値)を算出する。ステップS017では、AFセンサ駆動回路17を経由してAFセンサユニット313の検知データを入手し、このデータに基づきピントのズレ量を算出し、レンズ駆動を行いピント調節するサブルーチン「AF」を実行する。
ステップS019では、カメラ操作SW52の一つである2nd.レリーズSW(不図示)が操作されたか否かを判定する。この2nd.レリーズSWがオンしているときはステップS020へ移行して所定の撮影動作を行うが、オフのときは再びステップS003へ移行する。
ステップS020からは、まずLucom5へAv値を送信し、絞り3の駆動を指令し、ステップS021にてクイックリターンミラー305をアップ位置へ移動する。ステップS022にてシャッタ15の先幕走行を開始させ、ステップS023にて画像処理コントローラ28に対して撮像動作の実行を指令する。Tv値で示される時間、CCDユニット303への露光が終了すると、ステップS024において、シャッタ15の後幕走行を開始させ、ステップS025にてクイックリターンミラー305をダウン位置へ駆動する。
また、これと並行してシャッタ15のチャージ動作を行う。そして、ステップS026では、Lucom5に対して絞り3を開放位置へ復帰させるように指令し、ステップS027では、画像処理コントローラ28に対して、撮影した画像データを記録メディア27へ記録するように指令する。その画像データの記録が終了すると、再びステップS003へ移行する。
ここで、防塵ガラス321,323,325の支持構造と振動形態について説明しておく。なお、防塵ガラス321,323,325は、いずれも同様な構成となっているため、ここでは防塵ガラス325についてのみ説明するものとする。
本発明に係わるカメラシステムにおいては、防塵ガラス325の形状を仮に円盤とする。また、その防塵ガラス325のガラス板の円周に沿って加振用の圧電素子326を配置すると、このガラス板は円周で支持されることになる。このとき、このガラス板は複数の振動モード(振動形態)で加振する。本発明では、この振動モードの中から2つのモードを選択して使い分けることとする。図7−1,図7−2、図8−1及び図8−2に選択した振動モードにおけるガラス板の振動の状態を示す。
本実施の形態に係る防塵ガラス325は、図7−1,図7−2にそれぞれ図示したような振動形態を示す。すなわち、加振手段の一部として機能する圧電素子326によって振動を加えると、そのガラス板の周囲には振動しない「節」が発生するが、概ねガラス全面が同じ位相にて、太矢印で示された如く図7−1と図7−2との状態を交互に繰り返して振動する。このような振動形態を以下「振動モード1」と称する。
同様に、本実施の形態の防塵ガラス325は、加える振動の周波数によっては、図8−1,図8−2にそれぞれ図示したような形態でも振動することができる。すなわち、図8−1,図8−2に例示した防塵ガラス321の振動形態は、ガラス板の内側と外側が180度ずれた位相で振動するものである。詳しくは、図示する振動形態ではガラス板の周囲と内部に節がそれぞれ発生するモードであり、図示の如く、内側の節に囲まれた領域の振動と内部の節の外側領域(ドーナツ状の領域)の振動は位相が180度ずれている。以下これを「振動モード2」と称する。
次に、図9に示すサブルーチン「塵除去動作」においては、これら振動モード1と振動モード2の2つのモードで防塵ガラス321が共振されるように圧電素子322を駆動するように設定されている。一般的に、塵の特性(例えば重さ、形状、素材など)によって、塵を除去しやすい周波数や振幅が異なる。そこで、確実に塵を除くためにはこれら2つの振動モードでそのガラス板を共振させるとよい。もちろん、さらに複数の振動モードで共振させてもよい。但し、除去動作にかかる時間もまたその分余計にかかることがあるので、除去効果の程度と所要時間とを充分鑑みて適当な数に設定するべきである。
図9のフローチャート及び図10〜図14に基づき、「塵除去動作」のサブルーチンについて説明する。ここでは、圧電素子322,324,326による加振動作は、基本的に、並行して行うものとする。まず、ステップS099では、ミラーアップ動作を行い、クイックリターンミラー305を撮影時の位置に駆動する。これは、本実施の形態では、送風手段335をクイックリターンミラー305とミラー駆動機構18とを利用して構成しており、ミラーアップ位置からミラーダウンさせることにより防塵ガラス325に向けて送風動作を行うための準備である。
次のステップS100では、EEPROM29から3つの制御パラメータ(Startoffset,Stopoffset,OSCtime)を読み出す。これらの3つの制御パラメータは、図10にメモリマップで示されたEEPROM29内部に記憶された「振動モード1対応温度補正テーブル」から読み出せる。
図11−1は、この振動モード1対応温度補正テーブルの詳細を示している。この温度補正テーブルから対応する制御パラメータを読み出すためには温度情報(t)が必要である。温度情報(t)はこのサブルーチンの実行前に、温度測定回路33の温度センサ(不図示)によって検出され取得されている(図6のステップS002又はステップS010参照)。
温度情報(t)が仮に20℃の場合、このときの制御パラメータを図11−1の振動モード1対応温度テーブル中の*0で示す部分から読み取ると、読出し開始位置(Startoffset)は“3”、読出し終了位置(Stopoffset)は“9”、そして、時間間隔(OscTime)は“1”がそれぞれ対応して得られる。そして、“Startoffset”の値と“Stopoffset”の値によって、EEPROM29の振動モード1対応周波数補正テーブルの領域を定義する。また、この領域から読み出された時間間隔(OscTime,この場合は、1msec.)でN進カウンタ41へ順次設定される。
図12−1,図12−2はこれら振動モードに対応する周波数補正テーブルを示し、図12−1は振動モード1対応周波数補正テーブル、図12−2は振動モード2対応周波数補正テーブルである。振動モード1対応周波数補正テーブルはクロックジェネレータ55が周波数40(MHz)のパルス信号を出力するものとして算出されている。
既に説明した(1)式を適用すれば駆動周波数は算出できる。上述した温度補正テーブルから読み取った値に基づき、振動モード1対応周波数補正テーブルの*1〜*2の領域の7つのプリセット値がN進カウンタ41へ順次設定される。このときの駆動周波数f1,f2,…,f7と、ガラス板の振動の振幅との関係をグラフとしてプロットすると、図13中の*3のような曲線となる。
この図13には、駆動周波数fnとガラス板の振動の振幅との関係を特性グラフ曲線で表わしており、プロットされた*3のグラフ曲線を中心として、共振周波数の補正範囲(fc´<fc<fc´´)が示されている。*3のグラフ曲線においては、fcが共振周波数である。そして、このfcはたまたまf4に等しい。例えば、*4のような特性をもつガラス板の場合はfc´が共振周波数であって、fc´はf3と等しい。例えば、*5のような特性のガラス板の場合はfc´´が共振周波数であって、fc´´はf5と等しい。
よって、共振周波数がΔfcの範囲でバラツクことを考慮して、当該周波数補正テーブルの読出し開始位置(Startoffset)と読出し終了位置(Stopoffset)を設定すれば、必ず共振周波数でガラス板を加振する状況を実現することができる。また、温度によって、Δfcが変動しても、図11−1に示す振動モード1対応温度補正テーブルを適正に設定することで、必ず共振周波数で駆動できることが明らかである。
ところで、防塵ガラス321,323,325は、必要とされる光学的サイズや許容スペースが異なるため、それぞれ異なる寸法となる。例えば、ファインダCCDユニット309はファインダとしての機能上、一般的には、CCDユニット303ほどの大型な撮像素子は必要とされず、やや小型の撮像素子が使用される。また、AFセンサユニット313は、近年ではマルチAFの採用等によって大型化しているものの、CCDユニット303やファインダCCDユニット309よりは受光部の光学的寸法は小さい。
このように、それぞれに必要な光学的寸法が異なるため、また、ファインダ系、AF系は、撮像系よりもスペース的により小型化が要求されるので、防塵ガラス321,323,325の寸法は異なるものとならざるを得ない。
防塵ガラス321,323,325の寸法が異なるため、それぞれの共振周波数も基本的には異なるものとなる。図14−1は、防塵ガラスの面積と共振周波数との関係を示すグラフであり、図14−2は、防塵ガラスの厚さと共振周波数との関係を示すグラフである。防塵ガラスの共振周波数は、一般に、面積にほぼ反比例し、厚さにほぼ比例する特性を有する。
そこで、本実施の形態では、このような特性を利用し、防塵駆動制御及び駆動回路を簡略化するために、これらの防塵ガラス321,323,325の面積と厚さを操作して同一の共振周波数に設定している。
具体的には、防塵ガラス321の面積をS、厚さをtとした場合に、防塵ガラス323の面積がS/2であるとするとその厚さを2tとし、また、防塵ガラス325の面積がS/3であるとするとその厚さを3tとする。これにより、
S×t=S/2×2t=S/3×3t
なる関係が成立し、防塵ガラス321,323,325の共振周波数を同一とすることができる。
ここで、図9のフローチャートの説明に戻る。OSCtimeの値を大きくすれば、共振状態における加振時間を任意に設定できる。但し、無効な加振動作(共振周波数以外での駆動)の時間も大きくなるので注意が必要である。そこで、ステップS101では、EEPROM29の読み出し開始アドレスとしてAddressM1+Startoffsetを設定する。AddressM1は振動モード1対応周波数補正テーブルの先頭アドレスを示している。したがって、AddressM1+Startoffsetは図12−1中の*1に対応していることになる。ここで、防塵ガラス321,323,325の共振周波数は、全て共通であり、fc321=fc323=fc325=f4に設定されている。
ステップS102では、圧電素子322,324,326を駆動するための準備動作が行われる。IOポートのP_PwContを制御してトランジスタ(Q00)44aをオン状態にする。さらに、クロックジェネレータ55からパルス信号の出力を開始する。この状態でN進カウンタ41にテーブルから取り出したデータを設定すれば、所望の周波数で圧電素子322,324,326を駆動できる。
ステップS103においては、設定されたアドレスからプリセット値(N)を読み出す。そして、IOポートのD_NCntからN進カウンタ41に読み出したプリセット値を設定する。ステップS104では、クイックリターンミラー305をアップ位置からダウンさせるミラーダウンを実行し、クイックリターンミラー305を撮影準備状態の位置に駆動を開始する。このクイックリターンミラー305のミラーダウンという回動動作により、図15に示すように、防塵ガラス325の塵付着面に向けて送風が行われる。このミラーダウン動作は、以下の防塵動作(塵除去動作)と並行して行われ、防塵動作により空中に舞い上がった塵を送風により防塵ガラス325付近より移動させることにより、塵が再び防塵ガラス325上に舞い戻って付着することを防止する。
そして、ステップS105では、タイマカウンタへ選択されたOSCtimeを設定しタイマのカウント動作を開始する。ステップS106にて、タイマカウンタの動作が終了するまで待機する。
ステップS107では、EEPROM29のアドレスが“AddressM1+Stopoffset”に等しいか否かが判定される。もし、等しい場合は図12−1の*2までテーブルデータを読み出したことを意味する。すなわち、予定した複数の周波数での加振動作が終了したことになる。よってこの場合は、ステップS109にて駆動動作を停止する処理が行われる。トランジスタ(Q00)44aをオフし、クロックジェネレータ55の動作を止める。
ステップS107からステップS108へ移行したときは、EEPROM29のアドレスをインクリメント(+1)する。次の周波数で圧電素子322,324,326を駆動するため、再びステップS103へ移行する。
振動モード1に対応する駆動動作が終了すると、振動モード2に対応する駆動動作のためにステップS199〜S209の動作が実行される。振動モード2でガラス板を加振するために必要な制御パラメータStartoffset,Stopoffset,OSCtimeは、図11−2に示されEEPROM29中の振動モード2対応温度補正テーブルから読み出せばよい。そして、プリセット値(N)は、EEPROM29の振動モード2対応周波数補正テーブルから読み出せばよい。同様に、振動モード2対応周波数補正テーブルの詳細は図12−2に示されている。
続くステップS199〜S209の動作は、基本的に前述したステップS099〜S109の動作と同じである。異なるところは、制御に必要なテーブルを読み出すEEPROM29のアドレスが異なる点のみである。よってその説明は省略する。
このように、振動モード1、振動モード2の2種類の振動モードによる防塵ガラス321,323,325への加振動作が終了すると、メインルーチンへリターンする。
なお、カメラシステムの設計段階では、ガラス板の共振周波数のバラツキを予測することは非常に困難である。したがって、このカメラシステムが完成した後に、圧電素子322,324,326の駆動周波数を決定する制御パラメータを設定できるようにすべきである。そこで、必要なパラメータは、上述した如く本発明では全てEEPROM29に選択可能に格納されている。
ここで、ステップS099,S104,S199,S204等によるクイックリターンミラー305の動作と防塵ガラス325の防塵動作との動作タイミング例について説明する。図16−1は、両動作のタイミング例を示すタイムチャートである。本実施の形態では、防塵ガラス325による防塵動作(防塵ガラス325に対する塵除去動作)と同時に、クイックリターンミラー305のミラーダウン動作を行う。そして、クイックリターンミラー305のミラーダウン動作の終了にほぼ同期して、防塵動作を終了させる。このように、防塵動作中にクイックリターンミラー305のミラーダウン動作を実行して送風動作を行うことで、防塵動作により空中に舞い上がった塵を防塵ガラス325の上方から排除することができる。
図16−2は、両動作のタイミング例の変形例を示すタイムチャートである。この変形例では、防塵ガラス325による防塵動作中に、クイックリターンミラー305のミラーダウン動作、ミラーアップ動作を数回繰り返して行い、防塵動作の終了にほぼ同期させてミラーダウン動作を終了させるようにしたものである。このように、防塵ガラス325による防塵動作中に、クイックリターンミラー305のミラーダウン動作、ミラーアップ動作を数回繰り返し行って防塵ガラス325に対して送風動作を行うことで、防塵動作により空中に舞い上がった塵を防塵ガラス325の上方から効果的に排除し、防塵効果を高めることができる。
なお、防塵ガラス325の塵付着面に向けて送風を行う送風手段335としては、クイックリターンミラー305の回動動作を利用するものに限らず、例えば、別途ファンを設けて送風動作を行わせるようにしてもよく、或いは、電子部品等に対する冷却用ファンを兼用して使用するようにしてもよい。例えば、CCDユニット303やAFセンサユニット313を構成する光電変換素子は、熱を持つとノイズが多くなる温度特性を有し、画質が劣化することが知られており、光電変換素子の冷却用ファンがカメラ内部に内蔵されることも多いので、このような冷却用ファンを送風手段に共用させるようにしてもよい。
次に、図6に示したメインルーチン中のステップS017において実行されるサブルーチン「AF」について説明する。図17は、サブルーチン「AF」を示す概略フローチャートである。まず、ステップS301では、後述のAF不能フラグを参照することでAF不能であるか否かを判断する。AF不能フラグは、セットされている時は、防塵ガラス325に付着している塵などの異物によって焦点検出が正常に行うことができない状態を意味するものであり、AF動作を行わないようにするためのフラグである。AF不能フラグが1にセットされていれば(ステップS301:Yes)、AF不能であり、リターンし、AF不能フラグが0にクリアされていれば(ステップS301:No)、ステップS302以降のAF処理を実行する。
ステップS302では、焦点検出を行ってデフォーカス量を検出するサブルーチン「焦点検出」を実行する。この処理の具体的な方法については周知であり、詳細な説明は省略するが、像信号を用いて公知の方法により焦点検出可能・不能の判定も行われるものとする。
ステップS303では、サブルーチン「塵有無判別」を実行する。「塵有無判別」は、防塵ガラス325に付着する塵等の異物のために生じる偽の検出結果を排除するために、塵などの異物の存在の有無を検出するためのサブルーチンである。次のステップS304では、フラグF2がセットされているか否かを判定する。セットされていれば(ステップS304:Yes)、ステップS305に移行する。フラグF2がセットされている場合には、AFセンサユニット313に対する光学系光路上に塵などの異物が存在していることを示しているので、ステップS305では、この塵を除去するための防塵動作(防塵ガラス325の塵除去動作)を実行する。
引き続き、このような防塵動作により防塵ガラス325上の塵が除去されたか否かを調べるために、ステップS306ではサブルーチン「焦点検出」を実行し、ステップS307ではサブルーチン「塵有無判別」を実行する。
その後、ステップS308では、フラグF3がセットされているか否かを判定する。セットされていなければ(ステップS308:No)、防塵動作によって塵が除去され、正常な焦点検出が可能となったことを示すので、ステップS309によりAF不能フラグを0にクリアした後、ステップS302に移行して焦点検出動作を含むAF動作をやり直す。
一方、フラグF3がセットされていれば(ステップS308:Yes)、防塵ガラス325に付着している塵がまだ除去されていないことを示すので、ステップS310に移行し、防塵動作を繰り返し行うが、繰り返し回数が所定回数に達したか否かを判定する。塵がなくなるまで防塵動作を繰り返しもよいが、繰り返し回数が増えると、カメラ動作上タイムラグとなるので、本実施の形態では、繰り返し行う防塵動作を所定回数に制限し、大きなタイムラグが発生しないようにしている。そこで、防塵動作の繰り返し回数が所定回数に達した場合には(ステップS310:Yes)、塵を除去することができないと判定し、ステップS311において、AF動作を禁止とするためのAF不能フラグを1にセットし、リターンする。
このように、本実施の形態では、防塵ガラス325に塵が付着しているか否かを判別し、塵が付着している場合は防塵動作を行い、防塵ガラス325に付着していた塵が除去されたか否かを判別し、塵が除去されていた場合には、焦点検出動作及びレンズ駆動を含むAF動作を再開する。
一方、ステップS304において、フラグF2がセットされていない場合には、ステップS312において、焦点検出不能であるか否かを判定する。検出不能であれば(ステップS312:Yes)、ステップS313により、レンズスキャン動作を実行する。これは、被写体のコントラストが低くて焦点検出不能となった場合に、撮影レンズ301を駆動させながら焦点検出動作を実行する制御で検出可能となるレンズ位置を探し出す動作である。
検出不能でなければ(ステップS312:No)、ステップS314に移行し、得られたデフォーカス量に基づいて撮影レンズ301が合焦状態にあるか否かを判定する。合焦状態の場合には(ステップS314:Yes)、ステップS315に移行し、ファインダ内に合焦表示を行う。一方、合焦状態にない場合には(ステップS314:No)、ステップS316に移行し、検出デフォーカス量に基づいてレンズ駆動を行う。以上で、サブルーチン「AF」を終了する。
次に、サブルーチン「AF」中のステップS303,S307のサブルーチン「塵有無判別」について説明する。図18は、サブルーチン「塵有無判別」の処理例を示す概略フローチャートである。このサブルーチン「塵有無判別」がコールされると、ステップS401では、焦点検出で得られたデフォーカス量DFが所定のデフォーカス範囲DF1〜DF2間にあるか否かを判定する。閾値DF1,DF2は、焦点検出系(光学系、センサ)の構成によって決まる値であって、仮に焦点検出光学系312上に塵などが付着した場合に塵の像をAFセンサユニット313が検出すると、概ね一定のデフォーカス量として検出されることを原理としている。したがって、検出デフォーカス量DFがDF1〜DF2間にある時は、塵による偽のデフォーカス量DFである可能性があるということになる。
ここで、本実施の形態で用いるF1〜F3フラグについて説明する。F1フラグは、DF1〜DF2範囲内のデフォーカス量DFを1回検知した場合を意味する。F2フラグは、DF1〜DF2範囲内のデフォーカス量DFを2回検知した場合を意味し、塵などによる偽デフォーカス量とみなして検出不能扱いとする。F3フラグは、DF1〜DF2範囲内のデフォーカス量DFを2回検知し、一旦は、検出不能扱いとしたが、その後にDF1〜DF2範囲外となるデフォーカス量DFを検知したため、以降はDF1〜DF2範囲内のデフォーカス量DFを検知しても検出不能扱いとはしないことを意味する。
まず、ステップS401の判定において、検出デフォーカス量DFがDF1〜DF2範囲内にあれば、ステップS402に移行し、フラグF1がセットされているか否かを判定する。フラグF1が既にセットされていれば(ステップS402:Yes)、ステップS403に移行し、DF1〜DF2範囲内のデフォーカス量DFが2回検知されたので、フラグF1をクリアし、ステップS404でフラグF2をセットし、ステップS405で焦点検出不能扱いとする。
一方、フラグF1がセットされていない場合には(ステップS402:No)、ステップS406に移行し、フラグF2がセットされているか否かを判定する。フラグF2がセットされていれば(ステップS406:Yes)、ステップS405に移行し、焦点検出不能とする。フラグF2がセットされていない場合には(ステップS406:No)、ステップS407に移行し、フラグF3がセットされているか否かを判定する。フラグF3がセットされていれば(ステップS407:Yes)、前述したように焦点検出不能扱いとはしないため、リターンする。一方、フラグF3がセットされていない場合には(ステップS407:No)、今回初めてデフォーカス量DFがDF1〜DF2範囲内に入ったとしてステップS408に移行し、フラグF1をセットして、リターンする。
また、ステップS401において、デフォーカス量DFがDF1〜DF2範囲内にない場合には、ステップS409に移行し、フラグF1がセットされているか否かを判定する。フラグF1がセットされていれば(ステップS409:Yes)、ステップS410に移行し、フラグF1をクリアしてリターンする。一方、フラグF1がセットされていなければ(ステップS409:No)、ステップS411に移行し、フラグF2がセットされているか否かを判定する。フラグF2がセットされていなければ(ステップS411:No)、処理を終了する。また、フラグF2がセットされていれば(ステップS411:Yes)、前述したように、これ以降デフォーカス量DFがDF1〜DF2範囲内に入っても検出不能としないため、ステップS412に移行し、フラグF2をクリアし、ステップS413でフラグF3をセットし、処理を終了する。
つまり、本実施の形態のサブルーチン「塵有無判別」の動作をまとめると、検出デフォーカス量が所定のデフォーカス範囲内にあるか否かを判別し、2回入った場合には焦点検出系内の塵などによる偽のデフォーカス量であると認識して焦点検出を不能にする一方、2回入った場合でも、その後に検出デフォーカス量が所定のデフォーカス範囲外になれば、それ以降に所定のデフォーカス範囲内に入っても焦点検出不能扱いはしないというものである。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。
本発明の実施の形態の防塵機能付き光学装置としてのデジタルカメラシステムの制御系を主体として示す概略ブロック図である。 図1に示した防塵機能付き光学装置が搭載されたデジタルカメラシステムとしての具体的な構成例を示すブロック構成図である。 圧電素子に対する防塵ガラス駆動回路の構成の一例を示す回路図である。 その一つの駆動回路の構成の一例を示す回路図である。 動作制御例を示すタイムチャートである。 制御プログラムのメインルーチンを示すフローチャートである。 本発明に係る防塵ガラスの振動形態を示し、ガラス板の周囲に節が発生して全面が同じ位相で振動する振動モード1の一態様の説明図である。 本発明に係る防塵ガラスの振動形態を示し、ガラス板の周囲に節が発生して全面が同じ位相で振動する振動モード1の異なる態様の説明図である。 本発明に係る防塵ガラスの振動形態を示し、ガラス板の内側と外側が180°異なる位相で振動する振動モード2の一態様の説明図である。 本発明に係る防塵ガラスの振動形態を示し、ガラス板の内側と外側が180°異なる位相で振動する振動モード2の異なる態様の説明図である。 図6のフローチャート中のサブルーチン「塵除去動作」の詳細手順を表わすフローチャートである。 EEPROMに占める補正に関するテーブル領域を示すメモリマップである。 振動モード1対応温度補正テーブルの詳細を示す図である。 振動モード2対応温度補正テーブルの詳細を示す図である。 振動モード1対応周波数補正テーブルの詳細を示す図である。 振動モード2対応周波数補正テーブルの詳細を示す図である。 駆動周波数とガラス板の振動の振幅との関係を表わす特性グラフである。 防塵ガラスの面積と共振周波数との関係を示すグラフである。 防塵ガラスの厚さと共振周波数との関係を示すグラフである。 クイックリターンミラーのダウン動作の様子を示す概略構成図である。 防塵動作とミラーダウン動作のタイミング例を示すタイムチャートである。 防塵動作とミラーダウン動作のタイミング例の変形例を示すタイムチャートである。 図6のフローチャート中のサブルーチン「AF」の詳細手順を表わすフローチャートである。 図17のフローチャート中のサブルーチン「塵有無判別」の詳細手順を表わすフローチャートである。
符号の説明
301 撮像レンズ
302 撮像光学系
305 クイックリターンミラー
312 焦点検出光学系
313 AFセンサユニット
325 防塵ガラス
326 圧電素子
333 制御手段
334 塵有無判別手段
335 送風手段

Claims (5)

  1. 撮像レンズの焦点状態を検出するための焦点検出光学系により結像される光学像を受光して電気信号に変換する焦点検出用の光電変換素子と、
    前記光電変換素子よりも前段の光路上に配設された防塵用の光学素子と、
    前記光学素子を所定の周波数で振動させる加振手段と、
    前記光電変換素子の出力に基づいて前記光路上に塵、その他の異物が存在するか否かを判別する塵有無判別手段と、
    前記塵有無判別手段の判別結果に基づいて前記加振手段を駆動制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする防塵機能付き光学装置。
  2. 前記制御手段は、前記塵有無判別手段により異物が存在すると判別された場合には前記加振手段による加振動作を行わせ、前記塵有無判別手段により異物が存在しないと判別された場合には前記加振手段による加振動作を行わないように駆動制御することを特徴とする請求項1に記載の防塵機能付き光学装置。
  3. 前記光学素子の塵付着面に向けて送風する送風手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記塵有無判別手段の判別結果に基づいて前記加振手段を駆動制御するとともに、前記送風手段の動作タイミングを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の防塵機能付き光学装置。
  4. 撮像レンズの焦点状態を検出するための焦点検出光学系により結像される光学像を受光して電気信号に変換する焦点検出用の光電変換素子と、
    前記光電変換素子よりも前段の光路上に配設された防塵用の光学素子と、
    前記光学素子を所定の周波数で振動させる加振手段と、
    前記光学素子の塵付着面に向けて送風する送風手段と、
    前記加振手段を駆動制御するとともに、前記送風手段の動作タイミングを制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする防塵機能付き光学装置。
  5. 前記送風手段は、前記光学素子の近傍で前記撮像レンズを含む撮像光路中に配置されたミラーを含み、該ミラーが回動変位することにより前記光学素子の塵付着面に向けて送風することを特徴とする請求項3又は4に記載の防塵機能付き光学装置。
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