JP2003333371A - ビデオカメラ装置 - Google Patents

ビデオカメラ装置

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JP2003333371A JP2002135822A JP2002135822A JP2003333371A JP 2003333371 A JP2003333371 A JP 2003333371A JP 2002135822 A JP2002135822 A JP 2002135822A JP 2002135822 A JP2002135822 A JP 2002135822A JP 2003333371 A JP2003333371 A JP 2003333371A
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rotation
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revolving
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転回数が有限であるためにオペレータに余
計な操作を強いてしまうのを回避することができるビデ
オカメラ装置を提供する。 【構成】 パン旋回シャーシ3が基準位置から時計回り
に6000パルス分(パン旋回用モータ11への駆動パ
ルス数)回転(1.5回転)したとき、及び基準位置か
ら反時計回りに6000パルス分回転(1.5回転)し
たとき、自動的に反対回りに4000パルス分回転(1
回転:360°)させる。基準位置は、パン旋回シャー
シ3の回転位置状態によって出力が変化するフォトイン
タラプタ15A・15Bの出力及び磁石30を検出する
ホール素子31の出力に基づいて判断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は監視カメラ等として利
用されるビデオカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】監視カメラの多くは、撮像方向を自在に
変更できるようにパン操作回転機構やチルト操作回転機
構を備えている。このような回転機構を備える場合、固
定側と旋回側との間で信号や電力伝達のために、スリッ
プリング機構、ゼンマイ状に巻いた渦巻きケーブル、螺
旋状に巻いたカールケーブル(特開平11−20394
9号公報(IPC:H01B 7/08:H04N 5
/225)参照)などが用いられている。
【0003】スリップリング機構は、回転回数に制約は
ないという利点があるものの、回転接触部において磨耗
や腐食が生じやすく、信頼性に劣り、回転速度を上げる
と寿命が短くなる上に、回転接触部に貴金属類が用いら
れるため割高になる。一方、渦巻きケーブルやカールケ
ーブルを用いる構成では、接触部が無いのでその磨耗等
の欠点はないものの、回転回数は有限とされることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転回数が
有限である監視カメラを旋回操作して対象物を追いなが
ら撮影しているときに回転限界位置となってしまうと、
それ以上は前記対象物を追えなくなってしまう。この場
合、オペレータは手動で監視カメラを360°反転させ
る操作を行い、前記対象物を見つけ出すことを行うこと
になるが、このような操作に手間取ってしまうと、重要
な瞬間を撮影できなかったということが起こってしま
う。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑み、回転回数
が有限であるためにオペレータに余計な操作を強いてし
まうのを回避することができるビデオカメラ装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のビデオカメラ
装置は、上記の課題を解決するために、有限回数の旋回
動作が行われる旋回体にビデオカメラ本体を設けて成る
ビデオカメラ装置において、旋回体の回転位置状態を検
出する検出手段と、旋回体が最終回転目の所定位置に達
したときに当該旋回体を360°反転させて前記所定位
置に位置させる旋回駆動制御手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0007】上記構成であれば、旋回体が最終回転目の
所定位置に達したときに当該旋回体は360°反転させ
られて前記所定位置に自動的に位置することになるか
ら、オペレータは旋回体を360°反転させるといった
余計な操作をわざわざ行わなくて済むことになる。
【0008】また、この発明のビデオカメラ装置は、有
限回数の旋回動作が行われる旋回体にビデオカメラ本体
を設けて成るビデオカメラ装置において、旋回体の回転
位置状態を検出する検出手段と、旋回体を所定回転速度
で1回転又は略1回転させるとした場合の撮像対象の移
動予測を行う予測手段と、旋回体が最終回転目の所定位
置に達したときに当該旋回体を360°から前記移動予
測分の角度を減じた角度だけ反転させて前記所定位置の
近傍位置に位置させる旋回駆動制御手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0009】上記構成であれば、旋回体が最終回転目の
所定位置に達したときに当該旋回体は360°から移動
予測分の角度を減じた角度だけ反転させられて前記所定
位置の近傍位置に自動的に位置することになるから、オ
ペレータにとっては旋回体を360°反転させて更に対
象物を探すといった余計な操作を行わないで済むことに
なる。
【0010】前記最終回転目の所定位置は、回転限界と
して設定された位置又は利用者によって設定された位置
とすることができる。
【0011】画像データを記憶する記憶手段を備え、前
記反転の際に反転開始直前の静止画像を記憶手段に記憶
させ、反転中は前記静止画像を出力するように構成され
ていてもよい。また、ワイド撮影可能に構成され、前記
反転時の撮影状態をワイド撮影状態とするように構成さ
れていてもよい。
【0012】旋回体の回転位置状態を検出する検出手段
は、旋回体の旋回に伴って移動する移動部材と、前記移
動部材にて操作されるセンサーとを備えて成るものでも
よい。また、旋回体の回転位置状態を検出する検出手段
は、旋回体を回転駆動するステッピングモータのパルス
数を管理する手段を備えて成るものでもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態におけ
るビデオカメラ装置を図1乃至図6に基づいて説明す
る。
【0014】図1乃至図5はビデオカメラ装置の機構部
分を示した斜視図である。固定側シャーシ1には、固定
側構成部として、固定座部材1a、螺旋ガイド2aを有
するパン旋回軸2、及び内平歯ギヤ板12が固定されて
いる。前記パン旋回軸2の上部側と下部側に各々軸受け
(ベアリング)4が装着されている。これら軸受け4・
4にパン旋回シャーシ3がその筒部3eを嵌合させるこ
とによって固定され、パン旋回シャーシ3はパン旋回軸
2を中心にして旋回する。パン旋回シャーシ3の下部に
は当該シャーシ3と一体的に回転するケース部16が設
けられており、このケース部16と前記固定座部材1a
とで形成される収容空間にFFC(フレキシブル・フラ
ット・ケーブル)17が渦巻き状に巻かれて配置されて
いる。FFC17の一端側は固定座部材1aに形成され
た穴から取り出され、他端側はケース部16から出て前
記パン旋回シャーシ3に固定されている回路基板18に
接続される。
【0015】前記パン旋回シャーシ3は底板部分と立状
部分とから成る。底板部分にはモータ取付座3aが形成
されている。モータ取付座3aにはパン旋回用モータ1
1が取り付けられている。パン旋回用モータ11の回転
軸に固定された主動ギヤ11aは、モータ取付座3aに
形成されている穴を通して底裏面側に出ている。主動ギ
ヤ11aは前記内平歯ギヤ板12の内平歯に噛み合って
おり、パン旋回用モータ11の駆動によってパン旋回シ
ャーシ3はパン旋回軸2を中心に回動する。
【0016】また、パン旋回シャーシ3の底板部分には
基板取付座20が固定されており、この基板取付座20
に回路基板18が取り付けられている。更に、パン旋回
シャーシ3の底板部分には、前記パン旋回軸2と平行に
ガイド軸13が立設されている。ガイド軸13にはスラ
イダ14が昇降自在に設けられている。このスライダ1
4には前記パン旋回軸2の螺旋ガイド2aに係合する係
合突起14aが形成されている。この係合突起14aは
パン旋回シャーシ3の筒部3eに固定されているガイド
部材3bのガイド穴(このガイド穴に対応して筒部3e
にも穴が形成されている)によって案内され、パン旋回
シャーシ3の旋回状態によってスライダ14の位置が変
化することになる。また、前記係合突起14aと反対の
側には光遮蔽突起14bが形成されている。回路基板1
8には二つのフォトインタラプタ15A・15Bがガイ
ド軸13と平行に並んで配置されており、前記光遮蔽突
起14bはスライダ14の昇降によってフォトインタラ
プタ15A・15Bの光を遮る状態及び遮らない状態を
形成する。
【0017】パン旋回シャーシ3の立状部分には、軸受
け支持部3cが側方に突出して形成されている。この軸
受け支持部3cに嵌合された軸受け6には前記パン旋回
軸2の軸方向に直交するようにチルト回転軸5が回転自
在に支持されている。チルト回転軸5の先端部にはカメ
ラ25を支持するカメラシャーシ26が連結されてい
る。チルト回転軸5には一体回転可能にギヤ7が固定さ
れている。また、パン旋回シャーシ3の立状部分には支
持軸8が前記チルト回転軸5と平行に突出しており、こ
の支持軸8に回転可能に支持された中継ギヤ9が前記ギ
ヤ7に噛み合っている。更に、パン旋回シャーシ3の立
状部分にはモータ取付座部3dが形成されており、この
モータ取付座部3dにチルト駆動用モータ10がその回
転軸をチルト回転軸5と平行にして固定されている。チ
ルト駆動用モータ10の回転軸に固定された主動ギヤ1
0aは前記中継ギヤ9に噛み合っており、チルト駆動用
モータ10の駆動によって中継ギヤ9、ギヤ7、チルト
回転軸5が回転し、カメラシャーシ26(カメラ25)
がチルト回動する。また、カメラ25はズーム機構を備
えておりマイクロコンピュータからの指令を受けてズー
ム撮影やワイド撮影を実行するようになっている。
【0018】前述した渦巻き状のFFC17の中心側端
部が固定側とされ、周辺側端部がパン旋回シャーシ3の
旋回によって移動することになり、渦巻き状のFFC1
7は巻き締まったり、或いは巻き緩んだりすることにな
る。パン旋回シャーシ3は基準位置(原点位置)から時
計回りに1.5回転し、また、同様に基準位置から反時
計回りに1.5回転するように設定している。すなわ
ち、この実施形態ではパン旋回数を3回としている。そ
して、前記基準位置において、渦巻き状のFFC17に
おける巻き締まる方向の余裕と巻き緩む方向の余裕とが
略均等となるようにしている。
【0019】パン旋回シャーシ3が前記基準位置に位置
する状態のときに、スライダ14の係合突起14aがパ
ン旋回軸2の螺旋ガイド2aの略中程において係合する
ようにしておく。ここで、パン旋回シャーシ3が基準位
置に位置する状態は、パン旋回数を3回としてその始端
を基準にしてみれば、2回転目の中央位置とみることが
できる。前記スライダ14の光遮蔽突起14bは、例え
ば、パン旋回シャーシ3の第1回転目においてはフォト
インタラプタ15A・15Bの一方に対して光を遮る状
態を形成し、第2回転目においてはフォトインタラプタ
15A・15Bの両方に対して光を遮る状態を形成し、
第3回転目においてはフォトインタラプタ15A・15
Bの一方に対して光を透過させる状態を形成する。
【0020】パン旋回シャーシ3の基板取付座20の一
部は内平歯ギヤ板12の外縁部上方に臨んでおり、この
部位にホール素子31が設けられている。そして、内平
歯ギヤ板12の外縁部には磁石30が設けられている。
パン旋回シャーシ3が前記の基準位置に位置し得るとき
(第何回転目かは不明)、磁石30の直上にホール素子
31が位置するようにしている。前記フォトインタラプ
タ15A・15Bの出力によって第2回転目の状態であ
ると判断され、且つ、ホール素子31にて磁石30を検
出したとき、第2回転目の中央位置、すなわち、パン旋
回シャーシ3が前記基準位置に位置していることを検出
することになる。
【0021】ここで、パン旋回シャーシ3が第2回転目
の状態において渦巻き状のFFC17の巻きが安定して
いる状態とし、第1回転目の状態では或る程度巻き締ま
った状態であるとし、第3回転目の状態では或る程度巻
き緩んだ状態であるとする。図示しないマイクロコンピ
ュータ(このマイクロコンピュータは前記回路基板18
に設けておいてもよいし、或いは、固定側構造部に設け
ておいて前記FFC17を接続したものでもよい)は、
フォトインタラプタ15A・15Bの出力信号とホール
素子31の出力信号とに基づき、パン旋回シャーシ3の
回転回数情報及び基準位置情報を取得すると共に、オペ
レータからの旋回指令(ここでは、パン操作信号とす
る)を受け取り、以下に示すようにパン旋回用モータ1
1の速度制御を行う。
【0022】−1.第1回転目の状態又は第2回転目
の状態から第3回転目の状態となる方向への旋回指令
(巻き締まり状態又は安定状態から巻き緩む方向への旋
回指令)を受けたときには、パン旋回用モータ11を高
速回転させる。 −2.上記旋回状態において第3回転目の状態に入る
と、パン旋回用モータ11を低速回転させる。 −3.第3回転目の状態において更に巻き緩む方向へ
の旋回指令を受けたときには、パン旋回用モータ11を
低速回転させる。 −4.第2回転目の状態から第3回転目の状態となる
方向への旋回指令(巻き締まり状態又は安定状態から巻
き緩む方向への旋回指令)を受けたが、現在状態が第3
回転目にじきに入ると予測される状態のときには、パン
旋回用モータ11を低速回転させる。
【0023】−1.第3回転目の状態又は第2回転目
の状態から第1回転目の状態となる方向への旋回指令
(巻き緩み状態又は安定状態から巻き締まる方向への旋
回指令)を受けたときには、パン旋回用モータ11を高
速回転させる。 −2.上記旋回状態において第1回転目の状態に入る
と、パン旋回用モータ11を低速回転させる。 −3.第1回転目の状態において更に巻き締まる方向
への旋回指令を受けたときには、パン旋回用モータ11
を低速回転させる。 −4.第2回転目の状態から第1回転目の状態となる
方向への旋回指令(巻き緩み状態又は安定状態から巻き
締まる方向への旋回指令)を受けたが、現在状態が第1
回転目にじきに入ると予測される状態のときには、パン
旋回用モータ11を低速回転させる。
【0024】前記−4、及び−4の制御において、
予測の処理は例えば、以下のようにして行うことができ
る。ここで、パン旋回用モータ11はステッピングモー
タであるとし、パン旋回シャーシ3が基準位置から時計
回りに1.5回転するのに6000パルスが必要であ
り、また、基準位置から反時計回りに1.5回転するの
に同6000パルスが必要であるとする場合を想定す
る。パン旋回シャーシ3が基準位置に位置する状態から
2000パルス分の旋回時点で第1回転目に入る、或い
は第3回転目に入ることになり、上記パルス数を管理し
ておくことで、第1回転目又は第3回転目にじきに入る
と予測される状態(例えば、1500〜1999パルス
の間とする)をマイクロコンピュータ側で把握すること
ができる。
【0025】図6は上述したビデオカメラ装置を用いて
成る監視カメラシステムを示した説明図である。ビデオ
カメラ装置51を機能ブロック的に示すと、カメラ本体
部51a、撮像方向制御装置(パン/チルト機構)51
b、及びI/Oインターフェイス部51cとから成る。
これらの各要素は前記マイクロコンピュータによって制
御される。カメラ本体部51aによって撮像された映像
は、ガンマ補正などの映像処理が施された後、NTSC
等のコンポジットのビデオ信号に変換され、モニタ52
に供給される。なお、ビデオカメラ装置51は、図示し
ない静止画像メモリ、A/D変換回路、D/A変換器等
(これらは、例えば前述した回路基板18に設けておく
ことができる)を有しており、前記マイクロコンピュー
タからの記憶指令時、撮像された映像はA/D変換され
て静止画像メモリに格納され、マイクロコンピュータか
らの記憶映像出力指令時、静止画像メモリから映像デー
タが読み出され、D/A変換等の処理が施された後、N
TSC等のコンポジットのビデオ信号に変換され、モニ
タ52に供給される。
【0026】撮像方向制御装置51bは、カメラ本体部
51aにおけるパン/チルト制御を行なう。撮像方向制
御装置51bのアクチュエータ(前述したチルト駆動用
モータ10,パン旋回用モータ11)への駆動制御信号
は、マイクロコンピュータから与えられる。マイクロコ
ンピュータはI/Oインターフェイス部51cを介して
操作部60からパン/チルトコマンドを受け取り、この
コマンドに基づいて前記駆動制御信号を生成する。
【0027】モニタ52は、例えばビデオケーブルによ
ってビデオカメラ装置51からビデオ信号を受け取り、
画面に映像を表示する。
【0028】操作部60は、各種キー及びジョイスティ
ック61などを備える。ジョイスティック61は、例え
ば、第1回動部材と第2回動部材を交差状に有する。そ
して、第1ボリュームと第2ボリュームとを備え、第1
ボリュームの回転軸は第1回動部材の回動軸に連結さ
れ、第2ボリュームの回転軸は第2回動部材の回動軸に
連結されている。スティック部61aはそれが操作され
ることで第1回動部材及び第2回動部材をそれぞれ回動
させるように設けられている。このような構造により、
スティック部61aを前後左右斜めに操作すれば、第1
ボリューム及び第2ボリュームの抵抗値が変化し、この
抵抗値変化に基づく電圧変化によって、スティック部6
1aの操作方向や傾きの程度を検出することができる。
【0029】操作部60は、スティック部61aの操作
方向及び傾きの程度(第 1,第2ボリュームによる電
圧)を所定間隔でサンプリングし、方向成分と速度成分
を持つパン/チルトコマンドを生成し、これをビデオカ
メラ装置51のマイクロコンピュータに供給することに
なる。
【0030】マイクロコンピュータは、前述したパン旋
回シャーシ3の回転位置状態検出、パン旋回の速度制御
(高速・低速切替)、パン/チルトコマンドを受けての
パン/チルト実行処理の他、以下に示す制御を行うよう
になっている。
【0031】[360°自動反転処理]パン旋回シャー
シ3が基準位置から時計回りに6000パルス分回転
(1.5回転)したとき、及び基準位置から反時計回り
に6000パルス分回転(1.5回転)したとき、自動
的に反対回りに4000パルス分回転(1回転:360
°)させる。この360°反転は、FFC17の巻き緩
み状態から巻き締まる方向への旋回、或いは、FFC1
7の巻き締まり状態から巻き緩む方向への旋回であるか
ら、パン旋回用モータ11を高速回転させることとし、
360°反転が短時間(例えば、0.5秒)で行われる
ようにしている。
【0032】[360°−α°自動反転処理]パン旋回
シャーシ3が基準位置から時計回りに6000パルス分
回転(1.5回転)したとき、及び基準位置から反時計
回りに6000パルス分回転(1.5回転)したとき、
自動的に反対回りに4000−αパルス分回転(1回転
未満:360°未満)させる。ここで、マイクロコンピ
ュータは、パン旋回シャーシ3を前記高速で1回転(或
いは略1回転)させるとした場合の撮像対象の移動量予
測を行う。この移動量予測は、前記6000パルスとな
る時点のパンコマンドの速度成分など、パン旋回用モー
タ11の回転速度に対応する情報(すなわち、オペレー
タが対象物を追うためにどの程度の速さでカメラを旋回
させていたかの情報)と、パン旋回シャーシ3の高速1
回転(或いは略1回転)に要する時間情報とによって求
めることができる。予測された移動量に対応したパン旋
回シャーシ3の旋回量(角度)をパルス数に置き換える
と、前記αパルスが求まる。
【0033】上述した二つの自動反転処理をオペレータ
が任意に選択できるようにしておいてもよいし、いずれ
か一方のみの設定仕様としてもよい。また、6000パ
ルス時点で自動反転処理が行われるようにしたが、自動
反転処理時点をオペレータが設定できるようにしてもよ
い。例えば、時計回り及び反時計回りの5500パルス
時点で自動反転処理を行うようにすると、最終回転目の
基準位置に対して反対向きとなる位置から時計回り及び
反時計回りに各々500パルス分の領域が最終回転目非
撮影領域となる。オペレータは撮影不要と思う方向(領
域)について、最終回転目非撮影領域を設定することが
できる。また、パルス数ではなく、前述したフォトイン
タラプタ15A・15Bの出力信号など、パン旋回シャ
ーシ3の回転位置を直接的に検出する手段にて自動反転
処理時点を設定するようにしてもよいものである。
【0034】[反転時静止画出力処理]マイクロコンピ
ュータは、上述した反転に際して、反転時の撮像映像を
静止画像メモリに格納し、反転中においては前記静止画
像メモリに格納した映像データを読み出してD/A変換
等の処理を行うことにより、反転中においてはモニタ5
2に反転直前の静止映像を表示させる。
【0035】[反転時ワイド撮像処理]マイクロコンピ
ュータは、上述した反転に際して、カメラをワイド撮影
設定とし、反転終了後に広い範囲が撮影される状態を形
成する。これにより、反転後における撮影対象物の捕捉
が行い易くなる。
【0036】上述した反転時静止画出力処理と反転時ワ
イド撮像処理を組み合わせてもよいし、いずれか一方の
みの設定仕様としてもよい。
【0037】なお、上記の例ではフォトインタラプタ1
5A・15Bに対して光遮蔽突起14bを作用させるこ
ととしたが、フォトインタラプタ15A・15Bに替
えて磁気検出素子を設けると共に光遮蔽突起14bに替
えて磁石を設ける構成、フォトインタラプタ15A・
15Bに替えて接触スイッチを設けると共に光遮蔽突起
14bに替えて接触作用片を設ける構成、フォトイン
タラプタ15A・15Bに替えてピニオン付きのロータ
リスイッチを設けると共に光遮蔽突起14bに替えて前
記ピニオンに歯合するラックを設ける構成、などを採用
することができる。
【0038】また、以上の例では、パン旋回軸2に平行
な移動を検出するようにしたが、これに限らず、スライ
ダ14の移動をガイド軸13に直交する方向の移動に変
換し、この変換した方向の移動を検出するようにしても
よい。また、螺旋ガイド2aに係合する移動部材をガイ
ド軸13にて摺動自在に支持されるスライダ14とした
が、これに限るものではなく、螺旋ガイド2aに係合す
る移動部材をリンク機構的に支持するようにしてもよ
い。また、渦巻き状のケーブルとしてFFC17を示し
たが、これに限るものではなく、例えば、FPC(フレ
キシブル・プリンテッド・サーキット)やカールリボン
などを用いることができる。また、旋回数を3回とした
が、このような回数に限定されるものではない。また、
基準位置検出にホール素子を用いる構成を示したが、か
かる構成に限らず、他の検出構成を用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、最終回転目の所定位置において自動反転処理が行わ
れるので、オペレータは余計な操作から解放されること
になる。また、反転後における撮影対象物の捕捉が行い
やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のビデオカメラ装置の機構部を示した
斜視図である。
【図2】この発明のビデオカメラ装置の機構部を示した
斜視図である。
【図3】この発明のビデオカメラ装置の機構部を示した
斜視図である。
【図4】この発明のビデオカメラ装置の機構部を示した
斜視図である。
【図5】この発明のビデオカメラ装置の機構部を示した
斜視図である。
【図6】ビデオカメラ装置を用いた監視カメラシステム
を示した説明図である。
【符号の説明】
1 固定側シャーシ 2 パン旋回軸 2a 螺旋ガイド 3 パン旋回シャーシ 5 チルト回転軸 10 チルト旋回用モータ 11 パン旋回用モータ 12 内平歯ギヤ板 13 ガイド軸 14 スライダ 15A・15B フォトインタラプタ 17 FFC(フレキシブル・フラット・ケーブル) 18 回路基板 25 カメラ
フロントページの続き (72)発明者 明石 善晴 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2H105 AA06 AA11 AA14 5C022 AA00 AB62 AC27 AC69 AC74 5H607 BB01 BB10 CC05 CC07 EE22 EE31 FF01 HH01 HH05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有限回数の旋回動作が行われる旋回体に
    ビデオカメラ本体を設けて成るビデオカメラ装置におい
    て、旋回体の回転位置状態を検出する検出手段と、旋回
    体が最終回数目の所定位置に達したときに当該旋回体を
    360°反転させて前記所定位置に位置させる旋回駆動
    制御手段と、を備えたことを特徴とするビデオカメラ装
    置。
  2. 【請求項2】 有限回数の旋回動作が行われる旋回体に
    ビデオカメラ本体を設けて成るビデオカメラ装置におい
    て、旋回体の回転位置状態を検出する検出手段と、旋回
    体を所定回転速度で1回転又は略1回転させるとした場
    合の撮像対象の移動予測を行う予測手段と、旋回体が最
    終回転目の所定位置に達したときに当該旋回体を360
    °から前記移動予測分の角度を減じた角度だけ反転させ
    て前記所定位置の近傍位置に位置させる旋回駆動制御手
    段と、を備えたことを特徴とするビデオカメラ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のビデオカ
    メラ装置において、前記最終回転目の所定位置は、回転
    限界として設定された位置又は利用者によって設定され
    た位置であることを特徴とするビデオカメラ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のビデオカメラ装置において、画像データを記憶する記
    憶手段を備え、前記反転の際に反転開始直前の静止画像
    を記憶手段に記憶させ、反転中は前記静止画像を出力す
    るように構成されたことを特徴とするビデオカメラ装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のビデオカメラ装置において、ワイド撮影可能に構成さ
    れ、前記反転時の撮影状態をワイド撮影状態とするよう
    に構成されたことを特徴とするビデオカメラ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のビデオカメラ装置において、旋回体の回転位置状態を
    検出する検出手段は、旋回体の旋回に伴って移動する移
    動部材と、前記移動部材にて操作されるセンサーとを備
    えて成るものであることを特徴とするビデオカメラ装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のビデオカメラ装置において、旋回体の回転位置状態を
    検出する検出手段は、旋回体を回転駆動するステッピン
    グモータのパルス数を管理する手段を備えて成るもので
    あることを特徴とするビデオカメラ装置。
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