JP2021180387A - 制御装置、撮像装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

制御装置、撮像装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】可動部の動作が妨げられた場合でもパン機構およびチルト機構を適切に制御することが可能な制御装置を提供する。【解決手段】制御装置(210)は、可動部の駆動を制御する駆動制御手段(407)と、可動部が押さえられている状態またはひねられている状態を判定する判定手段(403)と、判定手段により、可動部が押さえられている状態と判定された場合には駆動制御手段を第1の停止モードとし、可動部がひねられている状態と判定された場合には駆動制御手段を第2の停止モードとする決定手段(406)とを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、パン機構およびチルト機構を制御する制御装置に関する。
従来、パン機構およびチルト機構を駆動して被写体の探索や追尾を行う撮像装置が知られている。このような撮像装置では、パン機構およびチルト機構のそれぞれの可動部の周りにカバーなどの外装がない場合、ユーザが可動部に触れることができる。このため、例えば撮像装置の起動時のパン駆動およびチルト駆動を伴う初期化動作や、被写体の探索や追尾動作の際に動いている可動部に対して、物やユーザの体の一部が触れてしまう可能性がある。または、ユーザが意図的に、動いている可動部を手などで押さえる(押さえ操作を行う)ことや、可動部を無理に動かす(ひねり操作を行う)可能性もある。
特許文献1には、目標位置と現在位置との差に基づいて第1の駆動モードと第2の駆動モードとを切り替えて振動アクチュエータを制御する制御方法が開示されている。ここで第1の駆動モードは、複数の振動アクチュエータが楕円運動を行うモードであり、第2の駆動モードは、複数の振動子のうちの一つの振動アクチュエータが楕円運動を行うと共に、他の振動アクチュエータが加圧の方向に直線運動を行うモードである。
特開2017−60279号公報
しかしながら、特許文献1に開示された撮像装置において、押さえ操作やひねり操作が生じた場合、撮像装置は、それまで撮影指示に従って駆動している可動部の動作が妨げられ、撮影が正常に行われなくなる。また、可動部を駆動させるためのアクチュエータ(例えば、振動アクチュエータ)に負荷がかかる。
そこで本発明は、可動部の動作が妨げられた場合でもパン機構およびチルト機構を適切に制御することが可能な制御装置、撮像装置、制御方法、およびプログラムを提供する。
本発明の一側面としての制御装置は、可動部の駆動を制御する駆動制御手段と、前記可動部が押さえられている状態またはひねられている状態を判定する判定手段と、前記判定手段により、前記可動部が押さえられている状態と判定された場合には前記駆動制御手段を第1の停止モードとし、前記可動部がひねられている状態と判定された場合には前記駆動制御手段を第2の停止モードとする決定手段とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、可動部の動作が妨げられた場合でもパン機構およびチルト機構を適切に制御することが可能な制御装置、撮像装置、制御方法、およびプログラムを提供することができる。
本実施形態における撮像装置の模式図である。 本実施形態における撮像装置のブロック図である。 本実施形態における撮像装置と外部装置との無線通信の説明図である。 本実施形態における撮像装置の要部のブロック図である。 本実施形態における押さえ・ひねり検出処理のフローチャートである。 本実施形態における停止モード切替判定処理のフローチャートである。 本実施形態における押さえ・ひねり操作時の位置偏差の積分値の経時変化を示すグラフである。 本実施形態における振動アクチュエータの駆動モードの模式図である。 本実施形態における駆動再開可否判定処理のフローチャートである。 本実施形態における復帰動作切替判定処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態におけるカメラ(撮像装置)101の外観について説明する。図1は、カメラ101の模式図である。図1(a)は、カメラ101の外観斜視図を示す。図1(a)に示されるように、カメラ101は、操作部211に含まれる電源スイッチなどのカメラ操作を行うことが可能な操作部材などを有する。鏡筒102は、撮像を行う撮像光学系としての撮影レンズ群および撮像素子を有し、カメラ101に取り付けられている。また鏡筒102(チルト回転ユニット204、パン回転ユニット205)は、チルト回転駆動制御部212およびパン回転駆動制御部221により固定部103に対して回転駆動可能な可動部である。チルト回転ユニット204は、鏡筒102を図1(b)中のピッチ方向(垂直方向、第1の方向とは異なる第2の方向)に回転可能である。これにより、鏡筒102は、撮像光学系の光軸108の方向を図1(a)に示される方向から図1(c)や図1(d)に示される方向に変更することができる。パン回転ユニット205は、鏡筒102を図1(b)中のヨー方向(水平方向、第1の方向)に回転可能である。図1(b)は、固定部103の位置における軸の定義を示す。角速度計106は、カメラ101の固定部103に実装される。
次に、図2を参照して、カメラ101の内部構成について説明する。 図2は、カメラ101のブロックである。201はレンズ鏡筒である。202はズームユニットであり、画角の変倍用のズームレンズを含む。213はズームユニット202を駆動させるためのズーム駆動制御部である。203はフォーカスユニットであり、ピント調整を行うフォーカスレンズを含む。214はフォーカス駆動制御部であり、フォーカスユニット203を駆動制御する。
撮像部215は、CMOSセンサやCCDセンサなどの撮像素子を有し、撮像光学系を構成する各レンズ群を通して入射する光を受け、その光量に応じた電荷の情報をアナログ画像データとして画像処理部206に出力する。画像処理部206は、A/D変換により出力されたデジタル画像データに対して、歪曲補正やホワイトバランス調整や色補間処理等の画像処理を適用し、適用後のデジタル画像データを出力する。更に、NTSCやPALなどのフォーマットに準拠したビデオ信号(映像信号)に変換して画像メモリ207に供給する。画像変換部208は、制御部210により算出された画像変換量に基づいて、画像メモリ207に格納された映像信号を出力して、画像記録部209で不揮発性メモリなどの記録媒体に記録する。
212は、チルト回転ユニット204を駆動するためのチルト回転駆動制御部であり、221は、パン回転ユニット205を駆動するためのパン回転駆動制御部であり、それぞれレンズ鏡筒201をチルト方向とパン方向に駆動させる。
216は、装置揺れ検出部であり、例えば、カメラ101の3軸方向の角速度を検出する角速度計(ジャイロセンサ)を有する。217は、カメラ101に電力を供給する電源部である。211は、ユーザが撮像装置の制御部210に指示を与えるための操作部であり、電源ボタンやカメラ101の設定を変更できるボタンが設けられている。電源ボタンが操作されると、システム全体に用途に応じて電源部217に電力が供給され、カメラ101が起動する。
210は、カメラ101のシステム全体を制御する制御部(制御装置)である。制御部210は、メモリ222に記憶されたコンピュータープログラムとしての、自動撮影プログラム、押さえ・ひねり判定プログラム、押さえ・ひねり終了判定プログラム、および、復帰動作判定プログラムなどを実行する。
220は、通信部であり、カメラ101と外部装置との間で通信を行う。通信部220は、例えば、音声信号や画像信号などのデータを送信または受信する。また通信部220は、撮影開始や終了コマンド、パン、チルトやズーム駆動などの、撮影に関する制御信号を受信して、外部装置の指示に基づいてカメラ101を駆動する。通信部220は、例えば、赤外線通信モジュール、Bluetooth通信モジュール、無線LAN通信モジュール、WirelessUSB、GPS受信機などの無線通信モジュールである。
次に、図3を参照して、カメラ(撮像装置)101と外部装置301との無線通信システムの構成例を説明する。図3は、カメラ101と外部装置301との無線通信の説明図である。カメラ101は撮影機能を有するデジタルカメラであり、外部装置301はBluetooth通信モジュールおよび無線LAN通信モジュールなどを含むスマートデバイスである。
カメラ101と外部装置301は、例えばIEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LANによる通信302と、Bluetooth Low Energy(BLE)などの、制御局と従属局などの主従関係を有する通信303とにより通信可能である。なお、無線LANおよびBLEはそれぞれ通信手法の一例であり、各装置は、2つ以上の通信機能を有し、例えば制御局と従属局との関係の中で通信を行う一方の通信機能によって、他方の通信機能の制御を行うことが可能であれば、他の通信手法を用いてもよい。ただし、一般性を失うことなく、無線LANなどの第1の通信は、BLEなどの第2の通信よりも高速な通信が可能であり、第2の通信は、第1の通信よりも消費電力が少ないか通信可能距離が短いかの少なくともいずれかであるものとする。
次に、図4を参照して、カメラ101の要部の構成について説明する。カメラ101の要部のブロック図であり、特に、本実施形態における押さえ・ひねり検出機能を実現する制御部210の構成例を示す。制御部210は、目標位置決定部(第1の決定手段)402、押さえ・ひねり判定部(判定手段)403、駆動制御方法決定部(決定手段、第2の決定手段)406、および駆動制御部(駆動制御手段)407を有する。目標位置決定部402は、パン回転ユニット205およびチルト回転ユニット204がそれぞれ駆動する際の目標位置を決定する。目標位置を決定するための情報は、画像処理部206、通信部220、または操作部211などから取得することができる。
まず、画像処理部206からの情報に基づいて目標位置を決定する方法について説明する。画像処理部206は、撮像部215から得られた画像情報に基づいて、被写体(被写体情報)を検出する被写体検出手段である。被写体は、顔検出処理などにより検出され、撮影対象として決定される。決定された被写体情報は、制御部210へ送られる。ここで、被写体や、カメラ101を持ったユーザが横方向へ移動した場合、被写体が画角から外れる可能性がある。被写体を撮影し続けるため、制御部210は、パン回転ユニット205およびチルト回転ユニット204を駆動し、各ユニットの位置を変化させる必要がある。その際に、目標位置決定部402は、画像情報上の被写体のサイズや位置などの情報に基づいて、パン回転ユニット205およびチルト回転ユニット204のそれぞれの目標位置を決定する。
次に、通信部220からの情報に基づいて目標位置を決定する方法について説明する。通信部220は、ユーザが外部装置301のタッチパネルまたはボタンなどの入力で指定された人物や物体を撮影対象として決定する。目標位置決定部402は、通信部220から得られた情報に基づいて、その被写体を撮影し続けるためにパン回転ユニット205およびチルト回転ユニット204を駆動する目標位置を決定する。または、目標位置決定部402は、外部装置301から入力されたパン回転ユニット205およびチルト回転ユニット204の駆動を伴うユーザ操作の信号に基づいて目標位置を決定する。
最後に、操作部211からの情報に基づいて目標位置を決定する方法について説明する。操作部211からはボタンやコントロールホイールなどの操作部材の操作量が入力信号として制御部210へ送られる。目標位置決定部402は、その入力信号に基づいて目標位置を決定する。また、撮影対象が存在しない場合、制御部210はパン回転ユニット205およびチルト回転ユニット204を駆動して鏡筒102の向きを変更し、被写体を探索する。その場合、所定の位置を目標位置として、駆動を行う。
パン回転ユニット205およびチルト回転ユニット204を駆動して目標位置へ到達させるには、目標位置と現在位置との偏差を小さくする(なくす)ようにフィードバック制御する必要がある。そのため、チルト回転ユニット204およびパン回転ユニット205はそれぞれ、位置検出部401を有する。位置検出部401は、エンコーダなどを備えて構成されている。
続いて、押さえ・ひねり判定部403は、目標位置決定部402により決定された目標位置情報と、位置検出部401により検出された現在位置情報とを用いて、押さえ・ひねりが行われたか否かを判定する。押さえ・ひねり判定部403は、駆動状態判定部(第1の判定手段)404および異常要因判定部(第2の判定手段)405を有する。駆動状態判定部404は、パン回転ユニット205およびチルト回転ユニット204のそれぞれの目標位置と現在位置との情報に基づいて、駆動が正常に行われているか否かを判定する。なお、駆動状態判定部404での詳細な処理については後述する。異常要因判定部405は、駆動状態判定部404で駆動が正常に行われていないと判定された場合、対象となるユニットに対して現在位置情報に基づいて、駆動が正常に行われていない要因が、押さえもしくはひねりのいずれであるかを判定する。
駆動制御方法決定部406は、押さえ・ひねり判定部403での判定結果に基づいて、回転ユニットのアクチュエータを、駆動状態から複数の停止モードのうちのいずれかのモードへの切り替えや、停止モードから駆動状態への切り替えなどの決定を行う。各回転駆動制御部は、駆動制御方法決定部406で決定された駆動制御方法に基づいて駆動制御を実行するとともに、各回転ユニットのアクチュエータの駆動方法が切り替わる。
次に、図5を参照して、押さえ・ひねり検出処理の流れについて説明する。図5は、押さえ・ひねり検出処理のフローチャートである。図5の各ステップは、主に、制御部210の押さえ・ひねり判定部403、駆動制御方法決定部406、または駆動制御部407により実行される。
本処理が開始されると、まずステップS501において、押さえ・ひねり判定部403は、可動部の駆動状態に基づいて、停止モード切替判定を行う。ステップS501にて押さえまたはひねり操作がされていた場合、制御部210は、可動部の駆動を停止し、後述する2つの停止モードのうちのいずれかに切り替える。続いてステップS502において、押さえ・ひねり判定部403は、通常駆動復帰可否判定により押さえまたはひねり操作が終了されたことを検出し、駆動再開が可能か否かの判定(駆動再開可否判定)を行う。いずれかの操作が終了された場合、ステップS502にて駆動再開が可能と判定される。このためステップS503において、押さえ・ひねり判定部403は、駆動再開時の復帰動作の切替判定処理を行う。本実施形態では、まずステップS501の停止モード切替判定により可動部の駆動が正常に行われない場合にアクチュエータの停止モードを切り替える処理について説明する。また、本実施形態において、可動部がパン回転ユニット205であるとして説明を行う。
図6を参照して、停止モード切替判定処理(ステップS501)について説明する。図6は、停止モード切替判定処理のフローチャートである。最初に、押さえ・ひねり判定部403は、処理の開始時もしくは起動初期化時などに後述する停止モードに切り替わったか否かを覚えるための停止フラグをクリアしておく。続いてステップS601において、駆動状態判定部404は、パン回転ユニット205の目標位置に対する現在位置の偏差の時間積分値を求め、積分値(位置偏差積分値)の絶対値が所定範囲内であるか否かを判定する。
ここで、図7を参照して、押さえ・ひねり操作時の位置偏差の積分値の経時変化について説明する。図7は、押さえ・ひねり操作時の位置偏差の積分値の経時変化を示すグラフである。図7(a)は、押さえあり・なしによる位置偏差積分値の比較図を示す。図7(a)において、実線は押さえあり、破線は押さえなしの場合をそれぞれ示す。図7(b)は、順方向にひねった場合のひねりあり・なしによる位置偏差積分値の比較図を示す。図7(b)において、実線はひねりあり、破線はひねりなしの場合をそれぞれ示す。図7(c)は、逆方向にひねった場合のひねりあり・なしによる位置偏差積分値の比較図を示す。図7(c)において、実線はひねりあり、破線はひねりなしの場合をそれぞれ示す。図7(a)〜(c)において、横軸は時間、縦軸は積分値(偏差の時間積分値)をそれぞれ示す。
図7(a)〜(c)中の破線で示されるように、押さえ、またはひねりがされていない状態(可動部が正常に駆動している状態)には目標位置と現在位置との偏差が所定時間内になくなる。したがって、偏差の積分値が急激に増加または減少することはなく、所定範囲内に収まる。ステップS601にて位置偏差の積分値の絶対値が所定範囲内の場合、駆動状態判定部404は、可動部が押さえ操作、または、ひねり操作をされていないと判定し、駆動モードを停止モードに切り替えることなく、ステップS607へ進む。ステップS607において、駆動状態判定部404は、停止フラグをFALSEへ設定して本処理は終了する。一方、ステップS601にて位置偏差の積分値の絶対値が所定範囲を超える場合、駆動状態判定部404は、可動部が押さえ操作、または、ひねり操作がされていると判定し、ステップS602へ進む。
ステップS602において、異常要因判定部405は、駆動状態が異常になっている要因が押さえ操作、または、ひねり操作のいずれかであるかを判定する。すなわち異常要因判定部405は、現在位置の変化量(速度)が閾値(所定量)以上であるか否かを判定する。押さえ操作が行われた場合、パン回転ユニット205の単位時間当たりの現在位置の変化量(速度)が所定量よりも小さい状態となる。一方、ひねり操作が行われた場合、パン回転ユニット205の速度が大きくなる。このため異常要因判定部405は、速度(現在位置変化量)が所定量よりも小さい場合、押さえ操作が行われている(押さえ状態)と判定し、ステップS604へ進む。一方、異常要因判定部405は、速度が所定量以上である場合、ひねり操作が行われている(ひねり状態)と判定し、ステップS603へ進む。
駆動制御方法決定部406は、押さえ・ひねり判定部403の判定結果に基づいて、駆動状態からいずれかの停止モードへの変更決定を行う。ステップS603において、ステップS602にてひねり状態であると判定されたため、駆動制御方法決定部406は、アクチュエータの停止モードを、後述する負荷低減モード(第1の停止モード)へ変更することを決定する。ステップS604において、ステップS602にて押さえ状態であると判定されたため、駆動制御方法決定部406は、アクチュエータを駆動を停止する(通電オフモード(第2の停止モード)へ変更する)ことを決定する。
ステップS603またはステップS604での処理を終えた後、ステップS605へ進む。ステップS605において、駆動制御方法決定部406は、停止フラグをTRUEに設定し、ステップS606へ進む。ステップS606において、駆動制御部407は、駆動制御方法決定部406により決定された停止モード(負荷軽減モードまたは通電オフモード)に基づく制御指示がパン回転駆動制御部221へ送られる。そしてパン回転ユニット205は、負荷軽減モード(第1の停止モード)または通電オフモード(第2の停止モード)のいずれかのモードで停止する。
ここで、図8を参照して、駆動制御方法決定部406にて切り替えられる駆動方法と2つの停止モードについて、振動アクチュエータを例として説明する。図8は、振動アクチュエータの駆動モードの模式図である。図8(a)は、パン回転ユニット205を駆動させるための振動アクチュエータの断面図である。図8の座標軸は、x軸が移動方向(送り方向)であり、y軸は移動方向に直交した方向(突き上げ方向)である。
801a、801bはそれぞれ電極、802a、802bはそれぞれ圧電素子である。803はステータである。パン回転ユニット205およびチルト回転ユニット204をそれぞれx軸方向に駆動する際には、位相の異なる2相の周期電圧波形がそれぞれ電極801a、801bに印加される。電極801に周期電圧波形が印加されると、圧電素子802a、802bは逆圧電効果により伸縮し、ステータ803には2種類の定在波が発生する。2種類の定在波の合成によりステータ803と回転部の接触部には略楕円運動が発生する。通常、振動アクチュエータが目標位置へ向けて駆動しているときは、上記の方法で駆動している。図8(b)は、図8(a)の点Pに発生する楕円振動の軌跡を示している。
可動部が手などで押さえられた場合、位置偏差の積分値の絶対値が大きくなり、目標位置へ到達するために、推力を大きくして駆動させようとする。すると、振動アクチュエータへ流す電流値が大きくなった状態で楕円運動を繰り返してしまう。そのため、押さえ操作中には、振動アクチュエータへの通電を停止する通電オフモードにして駆動を停止させることで、振動アクチュエータの劣化を防止と電力の消費を防止することができる。
負荷軽減モードは、同じ位相の周期電圧波形が電極801a、801bに印加されることで、振動アクチュエータが図8(c)に示されるようなy軸方向の略直線運動を行うモードである。負荷軽減モードは突き上げ方向に直線運動をするため、x軸方向へ移動はできないが、振動アクチュエータと接触する部材との摩擦が低減できる。そのため、ひねり操作中には、通電オフモードではなく、負荷低減駆動モードへ切り替えることで負荷を低減することが可能であり、アクチュエータの劣化を防止することができる。
外部装置301は、通信部220を介して受信したカメラ101の状態を示す信号情報に応じて、ユーザに対してメッセージを出力しカメラ101の状態を通知することができる。このため、押さえ・ひねり判定部403により押さえ状態またはひねり状態であると判定された場合、外部装置301は、カメラ101が押さえ・ひねり状態である旨を通知することが可能である。
また本実施形態において、駆動状態判定部404は、目標位置と現在位置との位置偏差の積分値(制御量)を用いて駆動が正常に行われているか否かを判定するが、他の異なるパラメータを用いて判定を行ってもよい。例えば、目標位置と現在位置との位置偏差の積分値のみでなく、位置偏差の微分値を含めた値で判定を行ってもよい。また、フィードバック制御における、制御量などを用いてもよい。または、駆動電流値で判定を行ってもよい。可動部が正常に駆動している場合、定格電流が流れているが、押さえ・ひねり操作がされた場合、定格電流を超えた電流が流れてしまう。その場合、電流値に閾値を設け、現在の電流値が閾値以上であるか否かに応じて判定を行うことができる。
また本実施形態は、可動部が目標位置に向けて駆動中に押さえ・ひねり操作がされた場合について説明したが、可動部の駆動が停止していた場合でも、本発明は適用可能である。可動部の駆動停止中は、押さえ操作がされた場合は、ステップS601にて位置偏差の積分値の絶対値が所定範囲内であると判定されるため、検出することは不可能である。しかし、ひねり操作をされた場合、ステップS601で位置偏差の積分値の絶対値が閾値以上であり、ステップS602で速度が閾値以上であると判定され、検出をすることが可能である。この場合、同様に負荷低減駆動モードで駆動を行う。
次に、図9を参照して、駆動再開可否判定処理(図5のステップS502)について説明する。図9は、駆動再開可否判定処理のフローチャートである。
まずステップS901において、駆動状態判定部404は、停止フラグがFALSEか否かを判定する。停止フラグがFALSEの場合、駆動状態判定部404は、駆動制御部407が可動部を駆動中であると判定し、本処理は終了する。一方、停止フラグがTRUEの場合、駆動状態判定部404は、停止モード(負荷軽減モードまたは通電オフモード)であると判定し、ステップS902へ進む。このとき、現在の停止モードをメモリ222に記憶させる。
ステップS902において、駆動状態判定部404は、押さえ・ひねり操作が続けて行われた場合、継続して停止モードである状態の繰り返し回数を数えるカウンタをNとし、Nを初期化する。停止モードの繰り返し回数をカウントしない場合、この処理を省略することができる。
続いてステップS903において、駆動状態判定部404は、Nが予め設定した上限回数未満であるか否かを判定する。Nが上限回数未満であると判定された場合、ステップS904へ進む。なお、ステップS903の処理も、同様に省略可能である。ステップS904において、駆動状態判定部404は、時間を測定し、負荷軽減モードまたは通電オフモードに変更してから所定時間経過後に押さえ・ひねり操作が終了しているか否かを判定する。ここでは、駆動状態判定部404は、停止モード変更後に予め設定された所定時間が経過したか否かを判定する。停止モード変更後に所定時間が経過していないと判定された場合、時間経過するまでステップS904を繰り返す。一方、停止モード変更後に所定時間が経過したと判定された場合、ステップS905へ進む。なお、ステップS904の判定に用いる時間は、押さえ状態のときとひねり状態のときで異なる時間を設定してもよい。
ステップS905において、駆動制御方法決定部406は、現在の負荷軽減モードまたは通電オフモード(すなわち停止モード)から、駆動(駆動モード)へ切り替える(駆動を再開する、すなわち復帰動作を行う)ことを決定する。続いてステップS906において、駆動制御部407は、パン回転駆動制御部221へ駆動指示を送り、駆動を開始する。このとき、押さえ・ひねり操作が終了しているか判定するため、所定位置を目標位置として駆動を開始する。
続いてステップS907において、駆動状態判定部404は、目標位置に対する現在位置の偏差の時間積分値の絶対値(位置偏差積分値)が所定範囲内であるか否かを判定する。ステップS601の判定で用いる時間積分値の所定範囲を示す値は、異なる値であってもよい。ステップS907にて位置偏差の積分値の絶対値が所定範囲内である場合、駆動状態判定部404は、可動部に対して押さえ操作またはひねり操作のいずれも行われていないと判定し、ステップS911へ進む。一方、ステップS907にて位置偏差の積分値の絶対値が所定範囲内である場合、駆動状態判定部404は、可動部に対して押さえ操作またはひねり操作を行われていると判定し、ステップS908へ進む。ステップS908において、駆動制御方法決定部406は、ステップS901の時点でメモリ222で記憶されている停止モード(負荷軽減モードまたは通電オフモード)へ戻すことを決定する。
続いてステップS909において、駆動制御方法決定部406は、決定した停止モードでの制御を開始する。続いてステップS910において、駆動状態判定部404は、停止モードのカウンタNを加算し、ステップS903へ戻る。ステップS907で位置偏差積分値が所定範囲内であると判定された場合、または、ステップS903にてNが上限回数以上であると判定された場合、ステップS911へ進む。ステップS911において、駆動状態判定部404は、停止モードのカウンタNをクリアする。停止モードの繰り返し回数をカウントしない場合、ステップS908およびステップS909の処理を省略可能である。ステップS909の処理を終了すると、駆動再開可否判定処理は終了する。
なお、ステップS903にてNが上限回数以上であると判定された場合、繰り返し押さえ・ひねり操作が継続されている状態であるため、通信部220を介して外部装置301へカメラ101の状態を送信してもよい。外部装置301は、ユーザに対してカメラ101の押さえ・ひねり状態が所定時間以上継続されている旨を通知することが可能である。
次に、図10を参照して、復帰動作切替判定処理(図5のステップS503)について説明する。図10は、復帰動作切替判定処理のフローチャートである。
まずステップS1001において、駆動状態判定部404は、停止フラグの設定値に基づいて、押さえ・ひねり操作が行われずに駆動を継続しているのか、一度駆動を中断したのか(すなわち、停止フラグはTRUEであるか否か)を判定する。停止フラグがFALSEの場合、ステップS1001にて押さえ・ひねり操作が行われていないと判定され、ステップS1007へ進む。ステップS1007において、駆動状態判定部404は、停止フラグをクリアした後、本処理を終了する。この場合、押さえ・ひねり操作により可動部の駆動が妨げられずに駆動し続けていたため、動作の再開処理を行う必要がない。
一方、ステップS1001にて押さえ・ひねり処理が行われたと判定された場合、ステップS1002へ進む。ステップS1002において、駆動状態判定部404は、現在の撮影モードが自動撮影モードであるか否かを判定する。ここで自動撮影モードとは、自動で被写体の探索や追尾のためのズーム、パン、チルト駆動や、撮影タイミングや被写体の決定、撮影動作などを自動で行うモードである。自動撮影モード中に可動部が押さえ・ひねり操作をされた場合、負荷軽減モードまたは通電オフモードへ切り替えたため、自動で駆動していた可動部の動作が一度中断されている。そして、ステップS502で押さえ・ひねり操作が終了されたことを検出しているため、自動撮影動作の再開をする必要がある。
また、自動撮影モードでない撮影モード(手動撮影モード)は、カメラ101と外部装置301とが通信部220を介して通信しており、かつ、自動撮影設定をオフにしている状態である。手動撮影モードは、外部装置301のタッチパネル、またはボタンなどを操作してズーム、パン、チルト駆動、撮影スイッチSW2の押下などをユーザが行うモードである。または、カメラ101の操作部211のボタンやコントロールホイールなどを用いて上記の操作を行ってもよい。
ステップS1002にて自動撮影モードであると判定された場合、ステップS1003へ進む。ステップS1003において、駆動制御部407は、現在の位置が所定位置の内側(所定の領域内)であるか否かを判定する。ここで所定位置とは、可動部のメカ部材の端に当たらないようにマージンを加味して設定した端位置、すなわちソフトウエアリミットを指す。ひねり操作をされた場合、最終的な停止位置がソフトウエアリミットを超えた位置になる可能性がある。または、ユーザが予め外部装置301から通信部220を介して設定した、可動部の駆動範囲がある場合、その駆動範囲の端を所定位置としてもよい。
ステップS1003にて現在位置が所定位置内と判定された場合、ステップS1004へ進む。ステップS1004において、駆動制御部407は、パン回転駆動制御部221を制御してパン回転ユニット205へ駆動指示を送り、現在位置から通常駆動で自動撮影処理を開始する。一方、ステップS1003にて現在位置が所定位置外と判定された場合、ステップS1005へ進む。ステップS1005において、駆動制御部407は、所定位置(ソフトウエアリミット、もしくはユーザが設定した駆動範囲の端)、または、所定位置の内側(所定領域内)にある特定の位置へ通常駆動で移動した後、自動撮影処理を開始する。
ステップS1002にて手動撮影モードであると判定された場合、ステップS1006へ進む。手動撮影モード中に、押さえ・ひねり操作が行われた場合、ユーザの手動操作で駆動していた可動部の動作が中断されている状態である。この場合、押さえ・ひねり操作が終了されていると判定されている場合でも、ユーザからの可動部の駆動指示を受けるまでは、自動での動作の再開は行わない。そのため、ユーザからの駆動指示を受けるまでは駆動を停止しておく。
ステップS1004〜S1006の処理を終えると、ステップS1007へ進む。ステップS1007において、駆動状態判定部404は、停止フラグをクリアし、ステップS503が終了する。なお、手動撮影モードであっても、ステップS1003と同様に現在位置が所定位置を超えている場合であって、ユーザからの駆動開始指示があった場合は、所定位置に移動した後に駆動を開始してもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上のように、本実施形態の制御装置(210)は、駆動制御手段(駆動制御部407)、判定手段(押さえ・ひねり判定部403)、および、決定手段(駆動制御方法決定部406)を有する。駆動制御手段は、可動部の駆動を制御する。判定手段は、可動部が押さえられている状態またはひねられている状態を判定する。決定手段は、判定手段により、可動部が押さえられている状態と判定された場合には駆動制御手段を第1の停止モードとし、可動部がひねられている状態と判定された場合には駆動制御手段を第2の停止モードとする。
また本実施形態の制御装置は、第1の決定手段(目標位置決定部402)、第1の判定手段(駆動状態判定部404)、第2の判定手段(異常要因判定部405)、第2の決定手段(駆動制御方法決定部406)、および、駆動制御手段を有する。駆動制御手段は、可動部の駆動を制御する。第1の決定手段は、可動部の目標位置を決定する。第1の判定手段は、可動部の目標位置と現在位置とに基づいて算出された駆動制御手段の制御量が所定範囲内か否かに基づいて、可動部の制御状態を判定する。第2の判定手段は、第1の判定手段により制御量が所定範囲を超えたと判定された場合に、可動部の現在速度が閾値を超えているか否かを判定する。第2の決定手段は、第2の判定手段により、現在速度が閾値を超えていると判定された場合には駆動制御手段を第1の停止モードとし、現在速度が閾値を超えていないと判定された場合には駆動制御手段を第2の停止モードとする。
好ましくは、制御量は、目標位置と現在位置との位置偏差の積分値に基づく。また好ましくは、制御量は、目標位置と現在位置との位置偏差の積分値と位置偏差の微分値とに基づく。また好ましくは、駆動制御手段は、可動部を第1の停止モードまたは第2の停止モードで制御している際に、第1の判定手段により制御量が所定範囲内であると判定された場合、第1の停止モードまたは第2の停止モードから可動部の駆動を再開する。
好ましくは、駆動制御手段は、撮影モードとして、被写体情報に基づいて自動で撮影を実行する自動撮影モードと、ユーザの指示に基づいて撮影を実行する手動撮影モードとを有する。また駆動制御手段は、第1の停止モードまたは第2の停止モードから可動部の駆動を再開する際に、撮影モードと現在位置とに基づいて、可動部の動作を切り替える。
好ましくは、駆動制御手段は、自動撮影モードであって、かつ現在位置が所定領域内である場合、現在位置から可動部の動作を再開する。また駆動制御手段は、自動撮影モードであって、かつ現在位置が所定領域を超えている場合、所定位置へ移動した後に可動部の動作を再開する。また駆動制御手段は、手動撮影モードである場合、ユーザの指示があるまで可動部の動作を再開しない。
本実施形態によれば、可動部の動作が妨げられた場合でもパン機構およびチルト機構を適切に制御することが可能な制御装置、撮像装置、制御方法、およびプログラムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
210 制御部(制御装置)
403 押さえ・ひねり判定部(判定手段)
406 駆動制御方法決定部(決定手段)
407 駆動制御部(駆動制御手段)

Claims (13)

  1. 可動部の駆動を制御する駆動制御手段と、
    前記可動部が押さえられている状態またはひねられている状態を判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記可動部が押さえられている状態と判定された場合には前記駆動制御手段を第1の停止モードとし、前記可動部がひねられている状態と判定された場合には前記駆動制御手段を第2の停止モードとする決定手段と、を有することを特徴とする制御装置。
  2. 可動部の駆動を制御する駆動制御手段と、
    前記可動部の目標位置を決定する第1の決定手段と、
    前記可動部の前記目標位置と現在位置とに基づいて算出された前記駆動制御手段の制御量が所定範囲内か否かに基づいて、前記可動部の制御状態を判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記制御量が前記所定範囲を超えたと判定された場合に、前記可動部の現在速度が閾値を超えているか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段により、前記現在速度が前記閾値を超えていると判定された場合には前記駆動制御手段を第1の停止モードとし、前記現在速度が前記閾値を超えていないと判定された場合には前記駆動制御手段を第2の停止モードとする第2の決定手段と、を有することを特徴とする制御装置。
  3. 前記可動部は、振動アクチュエータで構成されており、
    前記駆動制御手段は、前記振動アクチュエータに異なる複数の位相の周期電圧波形を印加することで前記可動部の駆動を制御し、
    前記第1の停止モードにおいて、前記駆動制御手段は、前記振動アクチュエータに対して同じ位相の周期電圧波形を印加し、
    前記第2の停止モードにおいて、前記駆動制御手段は、前記振動アクチュエータに対して通電を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記制御量は、前記目標位置と現在位置との位置偏差の積分値に基づくことを特徴とする請求項2または3に記載の制御装置。
  5. 前記制御量は、前記目標位置と現在位置との位置偏差の積分値と前記位置偏差の微分値とに基づくことを特徴とする請求項2または3に記載の制御装置。
  6. 前記駆動制御手段は、前記可動部を前記第1の停止モードまたは前記第2の停止モードで制御している際に、前記第1の判定手段により前記制御量が前記所定範囲内であると判定された場合、前記第1の停止モードまたは前記第2の停止モードから前記可動部の駆動を再開することを特徴とする請求項2に記載の制御装置
  7. 被写体情報を検出する被写体検出手段を更に有し、
    前記駆動制御手段は、
    撮影モードとして、前記被写体情報に基づいて自動で撮影を実行する自動撮影モードと、ユーザの指示に基づいて撮影を実行する手動撮影モードと、を有し、
    前記第1の停止モードまたは前記第2の停止モードから前記可動部の駆動を再開する際に、前記撮影モードと現在位置とに基づいて、前記可動部の動作を切り替えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の制御装置。
  8. 前記駆動制御手段は、
    前記自動撮影モードであって、かつ現在位置が所定領域内である場合、現在位置から前記可動部の前記動作を再開し、
    前記自動撮影モードであって、かつ現在位置が前記所定領域を超えている場合、所定位置へ移動した後に前記可動部の前記動作を再開し、
    前記手動撮影モードである場合、ユーザの指示があるまで前記可動部の前記動作を再開しないことを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 撮像素子と、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の制御装置と、を有することを特徴とする撮像装置。
  10. 固定部と、
    前記固定部に対してレンズ鏡筒を第1の方向および前記第1の方向とは異なる第2の方向にそれぞれ回転可能な可動部と、を更に有することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 可動部の駆動を制御する駆動制御ステップと、
    前記可動部が押さえられている状態またはひねられている状態を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより、前記可動部が押さえられている状態と判定された場合には前記駆動制御ステップにおける制御を第1の停止モードとし、前記可動部がひねられている状態と判定された場合には前記駆動制御ステップにおける制御を第2の停止モードとする決定ステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  12. 可動部の駆動を制御する駆動制御ステップと、
    前記可動部の目標位置を決定する第1の決定ステップと、
    前記可動部の前記目標位置と現在位置とに基づいて算出された前記駆動制御ステップにおける制御量が所定範囲内か否かに基づいて、前記可動部の制御状態を判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにて前記制御量が前記所定範囲を超えたと判定された場合に、前記可動部の現在速度が閾値を超えているか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップにて、前記現在速度が前記閾値を超えていると判定された場合には前記駆動制御ステップにおける制御を第1の停止モードとし、前記現在速度が前記閾値を超えていないと判定された場合には前記駆動制御ステップにおける制御を第2の停止モードとする第2の決定ステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  13. 請求項11または12に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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