JP2003332764A - 電気機器収納箱 - Google Patents
電気機器収納箱Info
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Abstract
機器収納スペースを拡大でき、且つ配線用ガタースペー
スも合わせて拡大することが容易な電気機器収納箱を提
供する。 【解決手段】 収納箱本体1の背面1aに装着した電気
機器を組付ける第1パネル2の前方に所定の間隔を設け
て同様に電気機器を組付ける第2パネル3を装着した。
第2パネル3は第1パネル2に設けた第1保持部8及び
保持板10に連結して装着し、第1保持部8には第2パ
ネル3に設けた係止片9を挿入係止する係止孔8aを設
け、保持板10には第2パネル3をネジ止めするねじ孔
を設けた。
Description
報機器を収納する電気機器収納箱に関し、詳しくは電気
機器の機器収納構造の改良に関する。
図6に示す構成のものが知られている。図6(a)は電
気機器収納箱の部分平面図、図6(b)はその右断面説
明図を示し、21は電気機器収納箱の本体、22は収納
された機器、23は機器を設置するパネルを示してい
る。図6に示すように従来の電気機器収納箱は、本体2
1内に機器22を設置するためのパネル23を設けて、
そのパネル23上に機器22を組付けていた。また、パ
ネル23周囲には一定幅の配線用のガタースペース24
を設けて利用していた。そして、収納する機器が多い場
合は、図7の説明図に示すように収納箱21全体を大き
く例えば横方向に拡大して、機器収納スペースを確保し
ていた。図7(a)は通常の電気機器収納箱の機器収納
スペースと配線用ガターの比率を示し、図7(b)は拡
大した電気機器収納箱の機器収納スペースと配線用ガタ
ーの比率を示している。
は収納機器の増加に伴い電気機器収納箱を大型化して対
応させていたため、当然収納箱の設置スペースも広くし
なければならなかった。また、機器収納スペースを拡大
した場合、それに合わせて配線用ガターも拡大できると
都合が良いが、電気機器収納箱とパネルは規格化されて
いるため、都合良く双方を拡大することができなかっ
た。例えば、図7の機器収納スペースと配線用ガタース
ペースの比率の一例を示す説明図のように、機器収納ス
ペースS3と配線スペースS4の比S3対S4が2対
2.5であったものは、収納箱を拡大することで4対
3.5と変化し、配線スぺースS4の割合が減少てしま
い機器収納スペースに比例して良好な配線用ガタースペ
ースを確保するのは難しかった。
伴い、HUB、ルータ、或いはモデム等の情報機器をブ
レーカ等の電力関連機器と共に収納することが多くな
り、電気器収納箱に収納する機器が増加する傾向にあ
り、電気機器収納箱はますます大型化する傾向にあっ
た。
機器収納箱の設置面積を増やすことなく機器収納スペー
スを拡大でき、また配線用ガタースペースも合わせて拡
大することが容易な電気機器収納箱を提供することを目
的とする。
め、請求項1の発明は、前方に開放された収納箱本体の
内部背面上に機器取付のための第1パネルを配置すると
共に、前記第1パネル前方の少なくとも一部に第1パネ
ルに対して機器を取付け可能な所定の間隔を設けて機器
取付けのための第2パネルを配置し、前後2段に電気機
器を収納可能としたことを特徴とする。
て、第1パネル及び第2パネルと収納箱本体周囲側板と
の間に、配線用ガタースペースを一定幅で設けたことを
特徴とする。
において、第1パネルに第2パネルを保持する保持部を
形成し、該保持部に第2パネルを着脱可能に保持させて
成ることを特徴とする。
て、保持部は第2パネルの対向する2辺を保持する第1
保持部と第2保持部とから成り、第1保持部は第2パネ
ルの一方の辺に設けた係止片を係止する係止部を有し、
第2保持部は第2パネルの他方の辺とねじ止めにより連
結するねじ孔を有して成ることを特徴とする。
形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1,図2は
本発明に係る電気機器収納箱の1例として家庭用のホー
ム盤の本体を示している。図1(a)は収納箱本体の部
分正面図、図1(b)は右側面説明図であり、図2は図
1(a)に対応した斜視図を示している。電気機器収納
箱はこの収納箱本体1と図示しない蓋体とから成り、収
納箱本体1内の背面1aには電気機器を取付けて収納す
るための第1パネル2が設置され、その前方には同様に
電気機器を取付けて収納するための第2パネル3が設置
されている。尚、4は第1パネル2に装着された電気機
器、5は第2パネル3に装着された電気機器を示してい
る。
成形して略四角形に形成され、第1パネル2は収納箱本
体1の背面サイズより一回り小さく形成され、収納箱本
体1内部の背面1a中央に装着されている。こうして、
第1パネル2周囲と収納箱本体1の4辺の側板1bの間
に配線のためのガタースペース6を形成している。ま
た、第1パネル2は図示右端部が前方に折曲げ形成さ
れ、図3の要部拡大図に示すように第2パネル3の一端
を係止する第1保持部8が形成されている。第1保持部
は、第2パネル3の右端部に設けた係止片9を挿入係止
する係止部である係止孔8aが上下2ヶ所に形成され、
その隣接する第1保持部8前面は第1パネル2に平行な
平面が形成され、第2パネルを固定する受け面8bを形
成している。更に、第1パネル2上の第2パネル3の反
対側左端部に対応する位置には第2パネル3を所定の間
隔を設けて保持する第2保持部としての帯状の保持板1
0が設けられ、その略中央部にはねじ孔を有する連結片
(図示せず)が設けられている。
成され、図3に示すように右端部には第1パネル2の係
止孔8aに係止する爪状の係止片9が2ヶ所突設され、
左端の略中央には、第1パネル2に組付ける際に第1パ
ネル2に設けた連結片のねじ孔に例えばローレットねじ
でねじ止めするためのねじ挿通孔12が設けられてい
る。
ように、係止片9を第1パネル2の係止孔8aに挿入係
止したの後、図2(a)に示すように第1パネル上に配
置して、保持板10上に第2パネル3の左辺を配置して
ローレットねじ(図示せず)で固定する。尚、第2パネ
ルは2段に配置可能な機器の数や大きさに応じて決定さ
れ、全ての機器が2段に設置可能であれば第2パネル3
も第1パネル2と略同一の大きさとしても良い。また、
第2パネルの取外し操作は装着とは逆の操作をすれば良
い。
は前後2段に機器を収納できるので、収納する機器の数
が増加しても収納箱を大きくせずに対応することが可能
となる。特にHUBやルータ等の情報機器はブレーカ等
の電力機器に比べて高さの低い機器であるので、遮断器
等の電力機器を収納可能な厚みを有する収納箱であれば
2段に収納することが可能であり、本発明の構成は効果
的に機器を収納できる。また、第2パネルは第1パネル
に設けた第1及び第2の2つの保持部に保持されるの
で、収納箱を新たに製作して第2パネル保持部を収納箱
本体に形成する必要が無く、従来の収納箱を使用でき
る。また、第2パネルは第2保持部に連結操作したねじ
の操作のみで着脱でき、簡易な操作で着脱できる。特に
止め部にローレットねじを使用することで、工具を使用
することなく第2パネルを着脱でき、更に簡易な操作で
着脱できる。
した場合の収納箱の機器収納スペースと配線に使用する
ガタースペースの比率の一例を示す説明図であり、第1
パネル2上の機器収納スペースS1とその周囲の配線用
ガタースペースS2(図示斜線部)の比率S1対S2を
2対2.5とすると、同様の幅のガタースペースを第2
パネル周囲にも設けた場合、第2パネル3上の機器収納
スペースS11とその周囲に設けた配線用ガタースペー
スS12(図示斜線部)の比率S11対S12も同様に
2対2.5となり、双方を合わせても2対2.5で比率
が変化することはない。
2パネルの周囲にも配線用ガタースペースを設れば、機
器収納スペースを増やしてもそれに合わせて配線用ガタ
ースペースも拡大でき、収納機器が増えても配線の引回
しが容易となる。特に、第1パネル周囲のガタースペー
スの幅に合わせて第2パネルのガタースペースを設けれ
ば、機器収納スペースを拡大しても機器収納スペースと
配線スペースの比率が変換することがなく良好に配線で
きる。
の他の形状を示し、第2パネル3の2つの係止片9を鈎
状に形成し、第1パネル2の係止部をその係止片9を掛
ける掛溝13として形成している。第2パネル3と第1
パネル2の係止構造をこのように設け形成しても良好に
保持できる。また、上記実施形態は、係止部を設けた第
1保持部をパネル右側に設けると共にねじ部をパネル左
側に設けて第2パネルを右開き構造としているが、第1
パネル2と第2パネル3との係合部は左側に設けても良
いし、上端或いは下端部に設けても良い。
よれば、第2パネルを装着した部位には前後2段に機器
を収納できるので、収納する機器の数が増加しても収納
箱を大きくせずに対応することが可能となる。特にHU
Bやルータ等の情報機器はブレーカ等の電力機器に比べ
て高さの低い形状であるので、遮断器等の電力機器を収
納可能な厚みを有する収納箱であれば2段に収納するこ
とが可能であり、本発明の構成は効果的に機器を収納で
きる。
に加えて、第1パネルの周囲に加えて第2パネルの周囲
にも配線用ガタースペースを設けたので、機器収納スペ
ースを増やしてもそれに合わせて配線用ガタースペース
も拡大でき、収納機器が増えても配線の引回しが容易で
ある。特に、第1パネル周囲のガタースペースの幅に合
わせて第2パネルのガタースペースを設ければ、機器収
納スペースを拡大しても機器収納スペースと配線スペー
スの比率が変換することがなく良好に配線できる。
の効果に加えて第2パネルは第1パネルに保持されるの
で、収納箱を新たに製作する必要が無く従来の収納箱を
使用できる。また、請求項4の発明によれば、請求項3
の効果に加えて、第2パネルの一方の辺に設けたねじの
操作のみで第2パネルを着脱でき、簡易な操作で着脱が
可能である。特に止め部にローレットねじを使用すれ
ば、工具を使用することなく第2パネルを着脱でき、更
に簡易な操作で着脱できる。
を示し、(a)は電気機器収納箱本体の部分平面図、
(b)はその右側面説明図である。
た状態、(b)は上パネルを開放した状態を示してい
る。
スの比率の説明図であり、(a)は第1パネルの比率、
(b)は第2パネルの比率を示している。
示す斜視図である。
(a)は部分正面図、(b)はその右側面説明図であ
る。
ガタースペースの比率の説明図であり、(a)は小さい
収納箱の場合、(b)は大きい収納箱の場合を示してい
る。
・第1パネル、3・・第2パネル、4,5・・電気機
器、6・・ガタースペース、8・・第1保持部、8a・
・係止部である係止孔、9・・係止片、10・・第2保
持部としての保持板、12・・ねじ挿通孔、13・・掛
溝。
Claims (4)
- 【請求項1】 前方に開放された収納箱本体の内部背面
上に機器取付のための第1パネルを配置すると共に、前
記第1パネル前方の少なくとも一部に第1パネルに対し
て機器を取付け可能な所定の間隔を設けて機器取付けの
ための第2パネルを配置し、前後2段に電気機器を収納
可能としたことを特徴とする電気機器収納箱。 - 【請求項2】 第1パネル及び第2パネルと収納箱本体
周囲側板との間に、配線用ガタースペースを一定幅で設
けた請求項1記載の電気機器収納箱。 - 【請求項3】 第1パネルに第2パネルを保持する保持
部を形成し、該保持部に第2パネルを着脱可能に保持さ
せて成る請求項1又は2記載の電気機器収納箱。 - 【請求項4】 保持部は第2パネルの対向する2辺を保
持する第1保持部と第2保持部とから成り、第1保持部
は第2パネルの一方の辺に設けた係止片を係止する係止
部を有し、第2保持部は第2パネルの他方の辺とねじ止
めにより連結するねじ孔を有して成る請求項3記載の電
気機器収納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002134561A JP3950007B2 (ja) | 2002-05-09 | 2002-05-09 | 家庭用ホーム盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002134561A JP3950007B2 (ja) | 2002-05-09 | 2002-05-09 | 家庭用ホーム盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003332764A true JP2003332764A (ja) | 2003-11-21 |
JP3950007B2 JP3950007B2 (ja) | 2007-07-25 |
Family
ID=29697167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002134561A Expired - Fee Related JP3950007B2 (ja) | 2002-05-09 | 2002-05-09 | 家庭用ホーム盤 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3950007B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010104073A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Asahi Kasei Homes Co | 機器収納装置 |
JP2013165644A (ja) * | 2013-05-31 | 2013-08-22 | Asahi Kasei Homes Co | 機器収納装置及び機器収納構造 |
-
2002
- 2002-05-09 JP JP2002134561A patent/JP3950007B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010104073A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Asahi Kasei Homes Co | 機器収納装置 |
JP2013165644A (ja) * | 2013-05-31 | 2013-08-22 | Asahi Kasei Homes Co | 機器収納装置及び機器収納構造 |
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---|---|
JP3950007B2 (ja) | 2007-07-25 |
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