JP2003331975A - カードコネクタの固定構造 - Google Patents

カードコネクタの固定構造

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JP2003331975A
JP2003331975A JP2002142105A JP2002142105A JP2003331975A JP 2003331975 A JP2003331975 A JP 2003331975A JP 2002142105 A JP2002142105 A JP 2002142105A JP 2002142105 A JP2002142105 A JP 2002142105A JP 2003331975 A JP2003331975 A JP 2003331975A
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JP2002142105A
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Kiyoshi Abe
喜好 阿部
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Yamaichi Electronics Co Ltd
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Yamaichi Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立が容易で、確実な固定が得られるととも
に、リフロー半田付け時の変形が防止されるようにした
カードコネクタの固定構造を提供する。 【解決手段】 樹脂製コネクタハウジングと金属製カバ
ーとを組立て固定するカードコネクタの固定構造は、前
記コネクタハウジングが、少なくとも前方壁部と該前方
壁部両側に該前方壁部に直交する2つの側方壁部を有
し、前記カバーが、少なくとも天板部と該天板部から下
方に向けて垂設され、前記2つの側方壁部を覆う2つの
側壁部を有し、前記金属性カバーには、スリットを介し
て形成されている開脚状の2つの脚部を有する固定用ペ
グが、下方に向けて垂設され、前記コネクタハウジング
には、前記固定用ペグが挿入されるペグ挿入孔が形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードコネクタに
関し、より詳細には、板金加工された金属製カバーとモ
ールド成形された合成樹脂製コネクタハウジングとの固
定構造を改良したカードコネクタの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機、電話機、PDA(personal
digital assistance)、カメラ等の電子機器において
は、CPUあるいはメモリ用のICが内蔵された、SI
M(subscriber identity module)カード、MMC(mu
lti media card)カード、SD(secure digital)カー
ド、メモリステック(商標名)、スマートメディア(商
標名)等のICカードを装着させることで、各種の機能
拡張などを行うようにしている。
【0003】近年、該カードコネクタが上記したような
比較的小型の電子機器へ利用されるということもあっ
て、該コネクタの低背化が要求されている。
【0004】この低背化の要求にしたがって、カードコ
ネクタは、その強度を確保するためカバー材料として金
属、例えば、板金が使用されている。また、ICカード
挿脱時の抉り等によりカードコネクタが壊れないよう
に、板金製カバーとモールド成形された樹脂製コネクタ
ハイジングとは、該コネクタハウジングに形成された孔
内にカバーの固定片が圧入されることで、カードコネク
タとして組み立てられてきた。
【0005】このような従来のカードコネクタの概要
を、図6を用いて説明する。図6は、カバーとコネクタ
ハウジングとが分解されている図を示している。
【0006】図6において、カードコネクタ10は、コ
ネクタハウジング11とカバー12とから構成されてい
る。
【0007】コネクタハウジング11は、合成樹脂製の
絶縁材でモールド成形されている。コネクタハウジング
11には、ICカード(図示せず)の電極バッドに接触
する弾性片部13aと電子機器のプリント基板(図示せ
ず)のコンタクトパッドに半田接続される端子部13b
を有するコンタクト端子13が、該コネクタハウジング
11の前方壁部11aに沿って所定数配設されている。
また、コネクタハウジング11の前方壁部11aには、
適宜間隔を置いて複数の圧入孔11bが形成されてい
る。コネクタハウジング11の一方の側方壁部11cに
は、ICカードの挿脱を容易にするプッシュプッシュ式
イジェクト機構14が、また他方の側方壁部11cには
ライトプロテクトスイッチ機構15が設けられており、
それらの外側には、係合凸部11dが複数設けられてい
る。
【0008】カバー12は、金属製で、天板部12aお
よび側壁部12b等を有する。天板部12a前縁には、
コネクタハウジング11に形成されている圧入孔11a
に圧入される固定片12cが折り曲げ、垂下されてい
る。側壁部12bには、コネクタハウジング11に形成
されている係合凸部11dに係合する係合孔12d及び
電子機器のプリント基板に設けられている孔に嵌合する
固定突起12eが形成されている。
【0009】コネクタハウジング11とカバー12は、
カバー12の固定片12cが対応するコネクタハウジン
グ11の圧入孔11bに圧入され、また、コネクタハウ
ジング11の係合凸部11dがカバー12の係合孔12
dに嵌め込まれることにより、カードコネクタ10を形
成する。
【0010】また、このようなカードコネクタ10は、
コネクタハウジング11に組込まれているコンタクト1
3の端子部13bが、上記したように、電子機器側の各
種信号処理回路および電源回路が形成されているプリン
ト基板のコンタクトパッドに半田付けされることによ
り、該電子機器と電気的に接続される。さらに、電子機
器側のプリント基板に設けられた孔内に、カバー12の
固定突起12eが、圧入され、同様に半田付けされるこ
とにより、カードコネクタ10が、プリント基板上に位
置決めされ、固定される。上記した電気的接続や固定の
ための半田付けとして、これらが同時に行えるなどその
処理の容易性から、最近は、リフロー半田付けが採用さ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、該リフロー
半田付けは、半田を溶融処理することから高温状態で行
なわれる。一方、カードコネクタ10は、上記したよう
に、樹脂製のコネクタハウジング11の係合凸部11d
が金属製のカバー12側壁部12bの係合孔12dに嵌
めこまれるとともに、該金属製のカバー12の固定片1
2cが樹脂製のコネクタハウジング11の適宜個所に設
けられた圧入孔11bに圧入されて、組み立てられてい
る。そうすると、カードコネクタ10を構成する金属製
のカバー12と樹脂製のコネクタハウジング11とでは
材料の熱膨張率が異なるため、樹脂製コネクタハウジン
グ11は、その膨張が金属製カバー12の側壁部12b
や固定片12cで堅固に抑え込まれていることにより、
該金属製カバー12で覆われていない前方、後方及び下
方へ反る等の変形を生ずる。このようにコネクタハウジ
ング11が変形すると、該コネクタハウジング11に固
定されているコンタクト13の端子部13bは、面一性
を失う。したがって、電子機器のプリント基板のパッド
とコンタクト13の端子部13bとの一様な半田付けが
不可能となり、該パッドと端子部13bとの確実な電気
的接続が保証されない恐れが生ずる。結果として、カー
ドコネクタを搭載する電子機器の信頼性が損なわれる。
【0012】本発明は、このような問題点に鑑み、組立
が容易で、確実な固定が得られるとともに、リフロー半
田付け時の変形が防止されるようにしたカードコネクタ
の固定構造を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1のカードコネクタの固定構造は、樹脂
製コネクタハウジングと金属製カバーとを組立て固定す
るカードコネクタの固定構造であって、前記コネクタハ
ウジングは、少なくとも前方壁部と該前方壁部両側に該
前方壁部に直交する2つの側方壁部を有し、前記金属製
カバーは、少なくとも天板部と該天板部から下方に向け
て垂設され、前記2つの側方壁部を覆う2つの側壁部を
有し、前記金属性カバーには、スリットを介して開脚状
の一対の脚部を有する固定用ペグが、垂直方向下方に向
けて形成されており、前記コネクタハウジングには、前
記固定用ペグが間隙を有して挿入されるペグ挿入孔が形
成されていることを特徴とする。
【0014】また、上記カードコネクタの固定構造は、
前記一対の脚部の先端には係止爪が、前記ペグ挿入孔下
方には前記係止爪が係合する肩部が、それぞれ形成され
ていることが好ましい。
【0015】さらに、上記カードコネクタの固定構造
は、前記一対の脚部を有する前記固定用ペグが前記ペグ
挿入孔に挿入される時、該一対の脚部の開脚方向は、前
記コネクタハウジングの前記前方壁部に平行であっても
よい。
【0016】さらに、上記カードコネクタの固定構造
は、前記コネクタハウジングの側方壁部外側には係合凸
部が、前記カバーの側壁部には係合孔が、それぞれ形成
されていてもよい。
【0017】また、本発明の別のカードコネクタの固定
構造は、金属製カバーと樹脂製コネクタハウジングとを
組立て固定するカードコネクタの固定構造であって、前
記コネクタハウジングは、少なくとも前方壁部と該前方
壁部両側に該前方壁部に直交する2つの側方壁部を有
し、前記カバーは、少なくとも天板部と該天板部から下
方に向けて垂設され、前記2つの側方壁部を覆う2つの
側壁部を有し、前記金属性カバーは、さらに前記側壁部
から所定位置に該側壁部に直交する折り曲げ片が延設さ
れ、前記折り曲げ片が、前記コネクタハウジングの側方
壁部の下面側に折り込まれることを特徴とする。
【0018】また、本発明の別のカードコネクタの固定
構造は、上記第1のカードコネクタの固定構造をさらに
備えていてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るカードコネクタ
の実施例について、図1〜5を用いて説明をする。
【0020】図1〜4は、本発明の実施例を示し、図1
は、イジェクト機構が設けられた側面を手前にして、カ
ードコネクタを斜め前方から見た分解斜視図、図2
(a)は、図1のカードコネクタを斜め後方から見た組
立斜視図、図2(b)は、図2(a)のA−A断面拡大
図、図3は、ライトプロテクトスイッチ機構が設けられ
た側面を手前にして、カードコネクタを斜め後方から見
た分解斜視図、図4は、図3のカードコネクタを斜め後
方から見た組立斜視図である。図5は、図1〜4に示さ
れる実施例にさらに別の変形防止機構を加えた、カード
コネクタを裏側から見た組立斜視図である。なお、従来
例と同じ参照数字及び記号は、同じ部品を示す。
【0021】カードコネクタ10は、コネクタハウジン
グ11とカバー12とから構成されている。なお、矢印
Xは、ICカード20(図5参照)の挿入方向を示す。
【0022】コネクタハウジング11に関して、該コネ
クタハウジング11が、合成樹脂製の絶縁材でモールド
成形されている点、該コネクタハウジング11が、少な
くとも前方壁部11a及び該前方壁部11a両側に2つ
の側方壁部11c、11cを有する点、該コネクタハウ
ジング11には、ICカードの電極パッドに接触する弾
性片部13aと電子機器のプリント基板のコンタクトパ
ッドに半田接続される端子部13bを有するコンタクト
端子13が、その前方壁部11aに沿って所定数配設さ
れている点、コネクタハウジング11の一方の側方壁部
11cには、ICカードの挿脱を容易にするプッシュプ
ッシュ式イジェクト機構14が、また他方の側方壁部1
1cにはライトプロテクトスイッチ機構15が設けられ
いる点、及び2つの側方壁部11c、11cの外側に
は、係合凸部11dが複数設けられている点は、従来例
と同様の構造である。
【0023】また、カバー12に関して、該カバー12
が、金属製で、天板部12a及び上記コネクタハウジン
グの2つの側方壁部11c、11cをそれぞれ覆う2つ
の側壁部12b、12bを有する点、側壁部12bに
は、側方壁部11c、11c外側に形成されている係合
凸部11dに係合する係合孔12dが形成されている点
も、従来例と同様の構造である。
【0024】本発明は、従来の固定片12cと該固定片
12cが圧入される圧入孔11bとによる固定構造に代
えて、図1〜4に示されるように、固定用ベク12fと
該固定用ペグ12fが間隙を有して挿入されるペグ挿入
孔11eとからなる固定構造により、コネクタハウジン
グ11とカバー12とが組み立てられ、固定されること
を特徴としている。
【0025】本発明に係る固定構造を、図2(b)を用
いて、より詳細に説明する。コネクタハウジング11の
前方壁部11aには、適宜間隔を置いて複数のペグ挿入
孔11eが形成されている。ペグ挿入孔11eは、断面
略矩形状で、図2(b)に示されるように、固定用ペグ
12fが挿入される挿入口としてのガイド部11f、小
幅孔部11g、大幅孔部11hからなり、小幅孔部11
gと大幅孔部11hとの間に、固定用ペグ12fとの係
止段部としての肩部11iが形成されている。
【0026】カバー12の天板部12a前縁部に沿っ
て、コネクタハウジング11に形成されているペグ挿入
孔11eに挿入される複数の固定用ペグ12fが、一部
が天板部12aに接続するようにして後述する所定形状
に打抜き加工される。該打抜き加工により形成された固
定用ペグ12fは、天板部12aとの接続部分から下方
に垂直に折り曲げられて形成されている。また、スリッ
ト12iが、固定用ペグ12fの幅方向略中央であっ
て、長手方向に沿って打抜き形成されていることによ
り、固定用ペグ12fは、開脚状の一対の脚部12g、
12gを備える。該一対の脚部12g、12gの先端部
には係止爪12h、12hがそれぞれ設けられている。
該一対の脚部12g、12gは、スリット12iを介す
ることにより該スリット12iに向けて弾性変形するこ
とが可能である。また、一対の脚部12g、12gは、
図2(b)に示されるように、ペグ挿入孔11eの小幅
孔部11gとの間に若干の間隙tを有するように形成さ
れている。したがって、固定用ペグ12fは、ペグ挿入
孔11e内に容易に挿入され得る。
【0027】このような固定構造を有するコネクタハウ
ジング11とカバー12は、固定用ペグ12fの脚部1
2g先端部の係止爪12hが、ペグ挿入孔11eのガイ
ド部11fに案内されて広げられていた2つの脚部12
g、12gを閉じた状態としつつ、ガイド部11fに続
く小幅孔部11gを通過し、大幅孔部11hに達し、こ
こで2つの脚部12g、12gが元の状態にまで開き、
最終的に肩部11iにおいて係止されることにより、相
互に固定される。この時、固定用ペグ12fの2つの脚
部12g、12gは、コネクタハウジング11のペグ挿
入孔11e小幅孔部11gとの間に若干の間隙t(小間
隙)が介在することにより、固定用ペグ12Fは、ペグ
挿入孔11e内で若干移動し得る状態にある。
【0028】本発明のカードコネクタは、上記のような
固定構造を有することにより、金属製カバー12に垂設
された固定用ペグ12fが、肩部11iと係止爪12h
とによる係止機構を備えて、コネクタハウジング11に
形成されたペグ挿入孔11eに嵌め込まれるので、該カ
バー12とコネクタハウジング11は、相互にしっかり
と固定される。さらに、リフロー半田付け時、高温状態
になって、樹脂性コネクタハウジンジング11が膨張し
ても、固定用ペグ12fの一対の脚部12g、12gと
コネクタハウジング11のペグ挿入孔11e小幅孔部1
1gとの間の小間隙tがこの膨張を吸収するとともに、
コネクタハウジング11のさらなる膨張があっても、ス
リット12iを介する一対の脚部12g、12gの弾性
反力が逆方向(該一対の脚部12g、12gが開く方
向)に作用してコネクタハウジング11の膨張を抑える
ことにもなる。したがって、コネクタハウジング11、
特にその前方壁部11aの変形を防止することができ
る。
【0029】なお、複数の固定用ペグ12fは、全て同
じ方向に向けてもよいが、例えば図1の最も左に位置す
る固定用ペグ12fのように、その方向を変えて配置さ
れることが好ましい。このように固定用ペグ12fの方
向をいろいろ変えて配置することにより、コネクタハウ
ジング11の前方壁部11aのいろいろな方向における
変形を防止することができる。
【0030】図3、4に示される実施例は、上記本発明
に係る固定構造を、カードコネクタ10の側壁部に適用
した例である。カードコネクタ10の側壁部におけるコ
ネクタハウジング11とカバー12との固定は、上記し
たように、コネクタハウジング11の側方壁部11c外
側に設けられている係合凸部11dとカバー12の側壁
部12bに形成されている係合孔12dとの係合により
行われている。
【0031】しかしながら、このような係合による固定
機構だけでは、カード挿脱時における抉りにより、カバ
ー12とコネクタハウジング11との係合が外れる恐れ
があり、したがって、カードコネクタ10の側壁部に
も、上記固定用ペグによる固定構造が適用されることが
好ましい。具体的には、図3、4に示されるように、本
実施例では、カードコネクタ10のライトプロテクトス
イッチ機構15が配置されている側の側方壁部11c
に、上記固定用ペグによる固定構造が設けられている。
【0032】本実施例について、図3、4を用いて簡単
に説明する。本実施例における固定構造自体は、上記図
1、2で示された固定構造と全く同じものであるが、該
固定構造は、カードコネクタ10が電子機器のプリント
基板にリフロー半田付けされるL字形固定金具16が取
り付けられている近傍であって、上記係合による固定機
構が設けられている位置の内側に形成される。この設置
位置は、本実施例における位置が好ましい位置である
が、必ずしもこの位置に限られるものではなく、コネク
タハウジング11とカバー12とで固定構造が形成でき
る余地のある場所であればどこでもよい。
【0033】コネクタハウジング11には、係合凸部1
1dが形成されている側方壁部11cに、図2(b)に
示されるペグ挿入孔11eが形成される。カバー12に
は、天板部12aから側壁部12bにかけて係合孔12
dを形成するとともに、同時にその孔12d内に予め固
定用ペグ12fを打ち抜いて形成しておき、これを天板
部12aから折り曲げ、垂設させる。
【0034】このように、カードコネクタ10の側壁部
に、従来からの係合固定構造に加えて上記固定用ペグに
よる固定構造を追加することにより、コネクタハウジン
グ11とカバー12は、より一層強固に固定される。ま
た、コネクタハウジング11の熱膨張による側方壁部1
1cの変形も防止され、L字形固定金具16のプリント
基板への半田付けも確実に行われる。図5は、特にカー
ドコネクタ10の側壁部の固定機構に関し、より強固な
固定と強制的な変形防止を可能とした実施例である。
【0035】この実施例においては、カバー12の側壁
部12bの所定個所を(図では、略全長にわたって)さ
らに下方に延ばし、この下方延長部分を折り曲げ片12
jとするとともに、コネクタハウジング11の側方壁部
11cの下側であって、該折り曲げ片12jに対応する
位置に形成された凹部11jに、該折り曲げ片12jを
折り込んだ形で、コネクタハウジング11とカバー12
を固定するようにしている。なお、凹部11jの深さ
を、折り曲げ片12jの厚さに等しくして、コネクタハ
ウジング11の裏側は面一にされることが好ましい。
【0036】この実施例の折り曲げ片12jによる固定
機構は、イジェクト機構14が設けられている側方壁部
11c側に形成されているが、これに限られるものでは
なく、設計上可能である位置(例えば、対向するライト
プロテクトスイッチ機構が設けられている側方壁部11
c側等)であるならばどこに設けてもよい。
【0037】この折り曲げ片による固定機構を設けるこ
とにより、従来の係合による固定機構を省略することが
できる。また、該折り曲げ片による固定機構を上記図1
〜4に示される固定用ペグによる固定構造と組み合わせ
てもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、弾性を
付与された固定用ペグを備えるという簡単な構造で、コ
ネクタハウジングとカバーとが容易に組み立てられ、且
つ強固に固定されるとともに、リフロー半田付け時の、
樹脂製コネクタハウジングの熱膨張を吸収して、該コネ
クタハウジングの変形を防止することが可能となる。
【0039】また、カバー側壁部をコネクタハウジング
の下面にまで延設し、折り込むことにより、上記コネク
タハウジングとカバとの強固な固定及びコネクタハウジ
ングの変形をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イジェクト機構が設けられた側面を手前にし
て、カードコネクタを斜め前方から見た分解斜視図であ
る。
【図2】(a)は、図1のカードコネクタを斜め後方か
ら見た組立斜視図、(b)は、(a)のA−A断面拡大
図である。
【図3】ライトプロテクトスイッチ機構が設けられた側
面を手前にして、カードコネクタを斜め後方から見た分
解斜視図である。
【図4】図3のカードコネクタを斜め後方から見た組立
斜視図である。
【図5】さらに別の実施例を示し、カードコネクタを裏
側から見た組立斜視図である。
【図6】従来のカードコネクタを示し、図1と同様、イ
ジェクト機構が設けられた側面を手前にして、カードコ
ネクタを斜め前方から見た分解斜視図である。
【符号の説明】 10 カードコネクタ 11 コネクタハウジング 11a 前方壁部 11b 圧入孔 11c 側方壁部 11d 係合凸部 11e ペグ挿入孔 11f ガイド部 11g 小幅孔部 11h 大幅孔部 11i 肩部 11j 凹部 12 カバー 12a 天板部 12b 側壁部 12c 固定片 12d 係合孔 12e 固定突起 12f 固定用ペグ 12g 脚部 12h 係止爪 12i スリット 12j 折り曲げ片 20 ICカード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製コネクタハウジングと金属製カバ
    ーとを組立て固定するカードコネクタの固定構造であっ
    て、 前記コネクタハウジングは、少なくとも前方壁部と該前
    方壁部両側に該前方壁部に直交する2つの側方壁部を有
    し、 前記金属製カバーは、少なくとも天板部と該天板部から
    下方に向けて垂設され、前記2つの側方壁部を覆う2つ
    の側壁部を有し、 前記金属性カバーには、スリットを介して開脚状の一対
    の脚部を有する固定用ペグが、垂直方向下方に向けて形
    成されており、 前記コネクタハウジングには、前記固定用ペグが間隙を
    有して挿入されるペグ挿入孔が形成されていることを特
    徴とするカードコネクタの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記一対の脚部の先端には係止爪が、前
    記ペグ挿入孔下方には前記係止爪が係合する肩部が、そ
    れぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のカードコネクタの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記一対の脚部を有する前記固定用ペグ
    が前記ペグ挿入孔に挿入される時、該一対の脚部は、前
    記コネクタハウジングの前記前方壁部に平行であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のカードコネクタの
    固定構造。
  4. 【請求項4】 前記コネクタハウジングの側方壁部外側
    には係合凸部が、前記カバーの側壁部には係合孔が、そ
    れぞれ形成されていることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載のカードコネクタの固定構造。
  5. 【請求項5】 金属製カバーと樹脂製コネクタハウジン
    グとを組立て固定するカードコネクタの固定構造であっ
    て、 前記コネクタハウジングは、少なくとも前方壁部と該前
    方壁部両側に該前方壁部に直交する2つの側方壁部を有
    し、 前記金属製カバーは、少なくとも天板部と該天板部から
    下方に向けて垂設され、前記2つの側方壁部を覆う2つ
    の側壁部を有し、 前記金属性カバーは、さらに前記側壁部から所定位置に
    該側壁部に直交する折り曲げ片が延設され、 前記折り曲げ片が、前記コネクタハウジングの側方壁部
    の下面側に折り込まれることを特徴とする記載のカード
    コネクタの固定構造。
  6. 【請求項6】 さらに、前記金属性カバーには、スリッ
    トを介して下方に向けて若干開くように形成され、その
    間に弾性を付与された開脚状の一対の脚部を有する固定
    用ペグが、垂直方向下方に向けて形成され、 前記コネクタハウジングには、前記固定用ペグを挿入す
    るペグ挿入孔が形成されていることを特徴とする請求項
    5に記載のカードコネクタの固定構造。
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