JP2003331731A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置

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JP2003331731A
JP2003331731A JP2002132673A JP2002132673A JP2003331731A JP 2003331731 A JP2003331731 A JP 2003331731A JP 2002132673 A JP2002132673 A JP 2002132673A JP 2002132673 A JP2002132673 A JP 2002132673A JP 2003331731 A JP2003331731 A JP 2003331731A
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electrode
display device
plasma display
electrodes
dielectric layer
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JP2002132673A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Shindo
勝利 真銅
Yusuke Takada
祐助 高田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込み期間にアドレス電極の低電圧化駆動
を実現して、低価格で高画質のプラズマディスプレイ装
置を提供する。 【解決手段】 背面板15に表示用データ信号を入力す
るアドレス電極11が配置されたプラズマディスプレイ
装置において、アドレス電極11上に誘電体層12を形
成し、誘電体層12の上にアドレス電極11と重なる領
域にあって、電気的に独立した浮遊状態にある導電体層
を形成する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネル(PDPとも呼ぶ)を用いたプラズマディスプ
レイ装置に関し、特に最近平面型ディスプレイ装置とし
て需要が拡大してきている交流タイプの面放電型のプラ
ズマディスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大型の平板型表示装置(フラット
パネルディスプレイとも呼ぶ)として希ガス放電による
紫外線で蛍光体を励起発光させて画像・映像表示に利用
するPDPの開発が加速しており、コンピューター等に
代表される情報処理装置の表示機器として、あるいは大
型のテレビジョン受信機や公衆表示用モニターとしての
社会的要望が増大している。
【0003】PDPには交流駆動方式と直流駆動方式が
あるが、ここでは一般的な交流駆動方式のPDP(AC
−PDPとも呼ぶ)の構造を図10に示した。AC−P
DPにも各種の方式があるが、図10(a)は面放電型
と呼ばれる方式の構造を1例として、その一部を立体的
に描いた斜視図で示している。PDPは、ガラス製の前
面板8、背面板15にそれぞれ行電極、列電極が直交配
置され、画素(ピクセル)となる行・列両電極の交点お
よび両基板間にある隔壁により放電空間9を形成する構
造となっている。
【0004】図10(a)に示すように、透明な前面ガ
ラス基板1上には、放電ギャップをあけて平行に対向す
るX電極とも呼ばれる走査電極2とY電極とも呼ばれる
維持電極3とで対をなすストライプ状の表示電極となる
行電極4が複数対形成されている。この走査電極2およ
び維持電極3は、それぞれITO(Indium−Ti
n Oxide)やSnO2などからなる透明電極2
a、3aと、この透明電極2a、3aに電気的に接続さ
れた銀の厚膜やアルミニウム(Al)薄膜やクロム(C
r)−銅(Cu)−クロム(Cr)の積層薄膜によるバ
ス電極2b、3bとから構成されている。また、隣り合
う維持電極3と走査電極2の対間に、表示面のコントラ
ストを高めるため、遮光層となるブラックマトリクス7
を必要に応じて形成することもある。そして、前記前面
ガラス基板1には、前記複数対の電極群を覆うように低
融点ガラスからなる誘電体層5が形成され、その誘電体
層5上にはMgOからなる保護膜6が形成され、これに
より前面板8が構成されている。
【0005】また、前面ガラス基板1に対向配置される
背面ガラス基板10上には、走査電極2および維持電極
3からなる行電極4と直交する方向に、誘電体層12で
覆われた複数のストライプ状のいわゆる列電極にあたる
アドレス電極(データ電極とも呼ぶ)11が形成されて
いる。このアドレス電極11の上の誘電体層12上に
は、アドレス電極11と平行にストライプ状の複数の隔
壁13が配置され、この隔壁13間の側面および誘電体
層12の表面に蛍光体層14が設けられ、これにより背
面板15が構成されている。
【0006】これらの前面板8と背面板15とは、走査
電極2および維持電極3からなる行電極4と列電極にあ
たるアドレス電極11とが直交するように、微小な放電
空間9を挟んで対向配置されるとともに、周囲が封止さ
れ、そして放電空間9には、放電ガスとして、ネオン
(Ne)とキセノン(Xe)の混合ガスが所定の圧力で
充填されている。また、放電空間9は、隔壁13によっ
て複数の区画に仕切ることにより、表示電極となる行電
極4とアドレス電極11との交点が位置する複数の放電
セルが設けられ、その各放電セルには、赤色、緑色およ
び青色となるように蛍光体層14が1色ずつ順次配置さ
れている。
【0007】このPDPにおいては、電極間に数十kH
z〜数百kHzのAC電圧を印加して放電空間に放電を
発生させ、励起されたXe原子からの紫外線によって蛍
光体層を励起することにより可視光を発生させて表示動
作を行なう。
【0008】図10(b)に示すように表示パネル20
から引き出された各電極端に駆動回路を接続してAC−
PDP表示装置を完成させる。走査電極2(SC1,S
C2,・・,SCn)群端子には走査電極駆動回路16
が、維持電極3(SU1,SU2,・・,SUn)群端
子には維持電極駆動回路17が接続される。アドレス電
極11(A1,A2,・・,An)群端子にはデータド
ライバ18が接続されて、表示データに応じて書き込み
パルスをアドレス電極11(A1,A2,・・,An)
群に印加し、行電極と列電極が交差する部分に形成され
るセルで放電発光を生じさせて所望の画像表示を行な
う。
【0009】図11は面放電型AC−PDPを駆動する
ためのタイミングチャートの1例である。図11のタイ
ミングチャートで示す一連のパルスからなる駆動電圧が
走査電極2(SC1,SC2,・・,SCn)群端子、
維持電極3(SU1,SU2,・・,SUn)群端子お
よびアドレス電極11(A1,A2,・・,An)群端
子に印加されて表示駆動させることができる。図11
は、1画面を表示する1フレーム期間を複数のサブフィ
ールドに分割して表示する駆動方式における1つのサブ
フィールドの駆動波形を示している。このサブフィール
ドは初期化期間、書き込み期間、維持期間、消去期間に
分かれて、通常これら一連の動作で形成されている。1
フレーム期間を、複数のサブフィールドで構成し、各サ
ブフィールドでの維持放電を決定する維持パルス数を制
御するとともに、このサブフィールドの組み合わせで階
調の表示を行なわせている。
【0010】図11に示した1つのサブフィールドにつ
いての駆動動作の一例を説明すると、まず走査電極2
(SC1,・・,SCn)群に初期化パルスを印加し、
パネルの放電セル内の壁電荷を初期化する。次に、書き
込み期間において、1行目の表示を行なうため、1行目
の走査電極SC1に走査パルス電圧を印加し、放電セル
に対応するアドレス電極11(A1,・・,An)群に
書き込みパルス電圧を印加し、アドレス電極11(A
1,・・,An)群と1行目の走査電極SC1との間に
書き込み放電(アドレス放電)を起こし、書き込み放電
をトリガーにして走査電極2と維持電極間3でも放電が
起こり、誘電体層5表面に壁電荷を蓄積し、1行目の書
き込み動作(アドレス動作)を行なう。以上のような動
作を順次行ない、n行目の書き込み動作が終了した時点
で、1画面分の潜像が書き込まれる。
【0011】次に維持期間において、アドレス電極11
(A1,・・,An)群を接地し、まず全ての維持電極
3(SU1,・・,SUn)群に維持パルス電圧を印加
し、続いて全ての走査電極2(SC1,・・,SCn)
群に維持パルス電圧を印加し、続いて交互にこの動作を
継続して維持パルス電圧を印加することにより、書き込
み期間において書き込み動作が行なわれた放電セルにお
いて維持放電の発光が継続して行なわれ、画面の表示が
行なわれる。その後、消去期間において、幅の狭い消去
パルスを印加することによって放電が発生し、壁電荷が
消滅するため、消去動作が行なわれる。このように、初
期化期間、書き込み期間、維持期間、消去期間という一
連の駆動方法により画像表示を行なっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の駆動方法
では、書き込み期間において印加される書き込みパルス
電圧がデータ電極駆動回路の出力ドライバーICの耐圧
制限を受け、書き込みパルス電圧が十分に高くとれず、
放電開始電圧の高いパネルでは安定したデータ書き込み
が行なわれず、画像のちらつきや不点灯等といった画質
劣化を起こすという課題があった。
【0013】特に、高精細パネルの駆動では、短い書き
込みパルス時間内に放電を終わらせることが必要であ
り、そのためには、データ電極駆動電圧はVGA画面表
示の場合に比べて高くなるという課題があった。
【0014】また、この課題を解決する方法として、出
力ドライバーICにより高耐圧のICを使用することが
考えられるが、一般的にはこのようなドライバーICは
高価であり、駆動回路の費用が増加し、装置の価格が高
額になるという課題を有していた。
【0015】本発明は上記の課題を解決し、書き込み期
間におけるデータ電極の低電圧化駆動を実現することに
よって、高画質で低コストなPDPを提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマディス
プレイ装置は、第1の透明絶縁基板に複数本の第1の電
極および第1の電極上に形成される第1の誘電体層を備
える第1の基板と、第2の透明絶縁基板に複数本の第2
の電極および第2の電極上に形成される第2の誘電体層
を備える第2の基板とを有し、第1の電極および第2の
電極が直交するように第1の基板と第2の基板とを対向
配置したプラズマディスプレイ装置において、第2の誘
電体層上に導電体層を形成し、かつ、導電体層は第2の
電極と重なる領域にあって、電気的に独立した浮遊状態
となるように形成した構成を有している。この構成によ
り、表示パネルの背面板のアドレス電極上の誘電体層の
上に金属等の導電体で電気的に独立した浮遊状態となる
ように電極(このような電極は一般にフローティング電
極と呼ばれる)を形成するので、維持電極と走査電極間
の電界が歪んで局所的に電界が強くなり、余分な電圧を
アドレス電極に加える必要がなく、パネルを動作させる
とき書き込み期間にアドレス電極に印加する書き込み電
圧を低下させることが可能になる。
【0017】また、本発明のプラズマディスプレイ装置
は、上記構成に加えて、導電体層が島状に形成されたも
のであるという構成をも有している。この構成により、
表示パネル背面板のアドレス電極上の誘電体層の上に金
属等の導電体で電気的に独立した浮遊状態にあるフロー
ティング電極を、前面板にある表示電極と重なる領域に
形成しているので、維持電極と走査電極間の電界が歪ん
で局所的に電界が強くなり、余分な電圧をアドレス電極
に加える必要がなく、パネルを動作させるとき書き込み
期間にアドレス電極に印加する書き込み電圧を低下させ
るとともに、フローティング電極が放電セルの中心印か
ら見ると対称性のない位置に配置されており、維持電
極、走査電極に印加するパルスのタイミング効果の影響
で、消費電力の増大を抑えることが可能となり、高画質
で低コストなプラズマディスプレイ装置を提供すること
ができるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るプラズマディスプレイ装置(プラズマディスプレイパ
ネル、PDPとも呼ぶ)について、図面を参照して説明
する。
【0019】(第1の実施の形態)図1は本発明の実施
の形態におけるPDPの構造を、1放電セルについて行
電極に垂直、列電極に平行に切断して示した部分拡大断
面図である。図1において図10、図11に示す部分と
同一箇所については同一符号を付している。本発明の基
本となるところは、図1に示したように、背面ガラス基
板10上のアドレス電極11の上に形成した誘電体層1
2の表面上に電気的に独立した浮遊状態にあるフローテ
ィング電極19を形成していることである。
【0020】以下、本発明のプラズマディスプレイ装置
の背面板の構造を、図2〜図7に隔壁、蛍光体を形成し
た側から見た平面図で示す。表1に本発明の実施の形態
におけるプラズマディスプレイ装置の代表的な2種類の
パネルとして、画素数853×480で構成されるワイ
ドVGA表示のパネルEx.1、および42型クラスで
画素数が1024×768で構成されるXGA表示のパ
ネルEx.2について、パネル構造および各要素の寸法
の例を示す。
【0021】
【表1】
【0022】ここで、本発明の実施の形態におけるプラ
ズマディスプレイ装置についてその製造工程の手順を簡
単に説明する。まず前面板8については、前面ガラス基
板1上に、表示電極となる行電極4としてITOまたは
酸化スズなどの透明導電性材料からなる透明電極2a、
3aを形成する。次に、この上に表示電極となる行電極
4のバス電極2b、3bとして、銀(Ag)厚膜、アル
ミニウム(Al)薄膜またはCr−Cu−Cr積層薄膜
などを、金属導電材料で順次積層形成する。続いて、酸
化鉛(PbO)または酸化ビスマス(Bi23)または
酸化燐(PO4)を主成分とする低融点ガラスからなる
誘電体層5をスクリーン印刷法によって形成する。次
に、ガス放電で発生するプラズマ中の荷電粒子の衝撃に
より誘電体層5の表面が損傷を受けることから保護する
ために、MgOからなる保護膜6を電子ビーム蒸着法ま
たはスパッタリング法により誘電体層5の上に形成する
ことにより前面板8を構成する。
【0023】一方、背面板15側は背面ガラス基板10
上には、まず、銀(Ag)厚膜、アルミニウム(Al)
薄膜またはCr−Cu−Cr積層薄膜からなるアドレス
電極電極11を形成する。続いて、酸化鉛(PbO)ま
たは酸化ビスマス(Bi23)または酸化燐(PO4
を主成分とする低融点ガラスからなる下地誘電体層12
を例えば5μm〜20μmの厚さに形成する。この後、
マスクを介して下地誘電体層12の上にストライプ状ま
たは島状の電気的に独立した浮遊状態にあるフローティ
ング電極19を形成する。フローティング電極19の形
成は、スクリーン印刷法により、銀(Ag)微粒子を含
むインクペーストを用いて例えば、2μm〜10μmの
厚さに厚膜形成することができる。また、真空蒸着法ま
たはスパッタリング法により、0.1μm〜1μmの厚
さにアルミニウム(Al)薄膜やCr−Cu−Cr積層
薄膜としてフローティング電極19を形成することも可
能である。ただし、後者の場合、ストライプ状または島
状に形成するためのマスクを、薄膜形成後除去する工程
が必要になる。この後続いて、ガラスを主成分とする絶
縁体で隔壁13を所定のピッチで形成し、さらに隔壁1
3によって挟まれた各放電空間9に赤色蛍光体、緑色蛍
光体、青色蛍光体による蛍光体層14を形成することに
より背面板15を構成する。
【0024】次に、このようにして作製した前面板8と
背面板15とを電極位置を目合わせし、封着用低融点ガ
ラスを用いて張り合わせて組み立てる。隔壁13で仕切
られた放電空間9内を、例えば真空度1×10-4Pa程
度の圧力で高真空排気した後、所定の組成の放電ガスを
所定の圧力で、封入することによって表示パネル20を
完成させる。放電ガスの1例を示すと、95体積%ネオ
ン(Ne)−5体積%キセノン(Xe)の混合ガスを圧
力66.5kPa(500Torr)で封入している。
【0025】本発明の第1の実施の形態におけるプラズ
マディスプレイ装置の背面板15の下地誘電体層12の
上に形成したフローティング電極19の構成および形状
の例を図2〜図7に示す。図2に示した構成では、フロ
ーティング電極19は図中点線で示したアドレス電極1
1上で下地誘電体層(図示せず)の上に、アドレス電極
11とほぼ同じ幅で隔壁13で囲まれる内部に矩形状に
形成している。図3に示した構成では、フローティング
電極19は図中点線で示したアドレス電極11上で下地
誘電体層(図示せず)の上に、隔壁13で囲まれる内部
のほぼ中央部に、図2に示した構成よりは幅を広くして
長さを短くした矩形状に形成している。図4に示した構
成では、フローティング電極19は位置および大きさに
おいて図3に示したものとほとんど同様の矩形状である
が、4箇所の対角部において面取りを施して部分円状に
形成している。図5に示した構成では、フローティング
電極19は図中点線で示したアドレス電極11上で下地
誘電体層(図示せず)の上に、隔壁13で囲まれる内部
のほぼ中央部に、短軸がアドレス電極11の幅より大き
く、長軸が隔壁13で囲まれる内部の長手方向距離より
短い楕円形状に形成している。図6に示した構成では、
フローティング電極19は図3に示した構成の矩形形状
の対角部を小さい矩形形状で切除した形状に形成してい
る。図7に示した構成では、フローティング電極19は
図中点線で示したアドレス電極11上で下地誘電体層
(図示せず)の上に、隔壁13で囲まれる内部のほぼ中
央部に、アドレス電極方向に正六角形を延伸させた形状
に形成している。また、図5に示した楕円形は長軸と短
軸が等しい円形であってもよい。なお、プラズマディス
プレイ装置の表示パネルを構成するフローティング電極
は、比抵抗の観点から電極材料には金属電極を用いるこ
とが望ましい。
【0026】図1に断面構造を示した本発明の実施の形
態におけるプラズマディスプレイ装置も、基本的には図
11に示したタイミングチャートの駆動波形パルスを各
電極に印加して駆動させることができる。ここでは、代
表的なパネルである、上記のEx.1、Ex.2につい
て、初期化パルス、消去パルス、走査パルス、維持パル
ス等各駆動パルスの電圧値を書き込みパルスの電圧値を
除いて、例として表1に示した。
【0027】しかしながら、フローティング電極19を
背面板15の下地誘電体層12の上に形成した構成にな
る本発明のプラズマディスプレイ装置の表示パネル20
では、書き込み期間にアドレス電極11に印加する書き
込みパルス電圧として、後で詳しく説明するように、フ
ローティング電極19が形成されていない表示パネル2
0に印加した書き込みパルスの電圧値、例えば67V、
とは異なる電圧設定値としている。
【0028】プラズマディスプレイ装置の表示パネル2
0を動作駆動させるとき、従来、書き込み放電は、書き
込み期間中にアドレス電極11と走査電極2間で放電を
起こし、それをトリガーにして走査電極2と維持電極3
間でも放電が起こるが、走査電極2と維持電極3間の電
界が弱いため、アドレス電極11と走査電極2間の放電
の規模を大きくする必要がある。このことはアドレス電
極11に加える書き込み電圧を高くしてやれば、それ
が、維持電極3と走査電極2間の電界が局所的に強くな
ることで余分な電圧をアドレス電極11に加える必要が
無くなり、駆動電圧の低電圧化を期待できることを意味
している。まさに、本発明のプラズマディスプレイ装置
では、アドレス電極11上部の誘電体層12の表面上に
フローティング電極19を形成することにより、維持電
極3と走査電極2間の電界が歪んで局所的に電界が強く
なり、余分な電圧をアドレス電極11に加えずとも、ア
ドレス電極11に加える書き込み電圧を高くするのと同
じ役割を担わせて、低電圧化を図って書き込み動作を行
なわせることを可能にしたものである。
【0029】図2〜図7に示した各種形状のフローティ
ング電極を備えるプラズマディスプレイ装置の表示パネ
ルについて、表1に示したような初期化パルス、消去パ
ルス、走査パルス、維持パルス等各駆動パルスの電圧値
をそれぞれの電極に印加し、アドレス電極に加える書き
込み電圧を変化させて、安定に動作駆動する電圧を測定
する実験を行なった。その結果が、表2に示した書き込
みパルスの電圧値である。
【0030】
【表2】
【0031】表2から、表中ではF電極と記したフロー
ティング電極19を誘電体層12上に形成しない従来の
構成の表示パネルの書き込みパルスの電圧値67Vと比
較して、フローティング電極19を形成した場合では、
本発明によるパネルは、図3に示した構成のパネルで5
8V、図4および図5に示した構成のパネルで57V、
図6、図7に示した構成のパネルで59Vと書き込み電
圧が明らかに低下していることがわかる。
【0032】また、図2〜図7に示したように、フロー
ティング電極19は、隔壁13で囲まれる各放電セルの
中心を通り、アドレス電極11に垂直な線に対して対称
な形状を有している。このようなフローティング電極形
状の対称性は、特にTV表示等でインターレース駆動を
必要とするときなどに、安定動作に大きな効果がある。
【0033】なお、上記説明では、フローティング電極
を背面板のアドレス電極上の誘電体層の上に形成する例
で説明したが、本発明の第1の実施の形態におけるプラ
ズマディスプレイ装置のフローティング電極は、フロー
ティング電極の形成を誘電体層上に限定するものではな
く、フローティング電極上に誘電体層をさらに形成した
り、誘電体中にフローティング電極が埋め込まれた構造
であっても同様に適応できることは当然のことである。
【0034】また、ここまで、プラズマディスプレイ装
置として、ワイドVGAおよび42型XGA構成を例に
挙げて説明してきたが、これらの例のほかにも電極の
幅、電極間隔が異なる構成のパネルにおいても同様の効
果が得られたことを言い添えておく。
【0035】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態におけるプラズマディスプレイ装置の表示パネル
背面板のアドレス電極上の誘電体層の上に金属等の導電
体でフローティング電極を形成する構成により、維持電
極と走査電極間の電界が歪んで局所的に電界が強くな
り、余分な電圧をアドレス電極に加える必要がなく、パ
ネルを動作させるとき書き込み期間にアドレス電極に印
加する書き込み電圧を低下させることが可能になる。
【0036】(第2の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態において説明したように、プラズマディスプレイ
装置の表示パネル20の背面板15でアドレス電極11
上部の誘電体層12の表面上にフローティング電極19
を形成したことにより、表示パネル20を動作させると
き書き込み電圧を低電圧化して書き込み動作を行なわせ
ることが可能になった。しかし、フローティング電極1
9を広い領域で形成すると静電容量が大きくなり、書き
込み動作時の駆動の消費電力が大きくなる傾向がある。
これは、データ電極11上部の誘電体層12表面上にフ
ローティング電極19を形成して、維持電極3と走査電
極2間の電界が歪むことで局所的に電界が強くなり、そ
の結果として、表示パネルを動作させるとき書き込み電
圧を低電圧化して書き込み動作を行なわせることを可能
ならしめたことが、書き込み動作時の駆動の消費電力の
増大化に影響する。この傾向を抑制するため、本発明の
第2の実施の形態では、フローティング電極の形状、配
置を変更する構成としている。
【0037】図8および図9に、本発明の第2の実施の
形態におけるプラズマディスプレイ装置の表示パネルの
背面板の構成を隔壁、蛍光体層を形成した側から見た平
面図で示している。図8、9から明らかなように、本発
明の第2の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装
置の表示パネルの背面板は、第1の実施の形態で説明し
た表示パネルの背面板の構成とは、フローティング電極
19の面積・形状において異なっている。図2〜図7と
同じ構成要素には同じ符号を付すとともに、重複する内
容の説明は省略する。なお、プラズマディスプレイ装置
の表示パネルを構成するフローティング電極は、第1の
実施の形態と同様に、比抵抗の観点から電極材料には金
属電極を用いることが望ましい。
【0038】図8に示した構成では、図中点線で示した
アドレス電極11上で下地誘電体層(図示せず)の上
で、隔壁13で囲まれる内部にフローティング電極19
を、表面板(図示せず)にあって維持電極3と対になっ
て表示電極となる、図中細い破線で示した走査電極2と
重なる領域に矩形をした島状に形成している。図9に示
した構成では、図中点線で示したアドレス電極11上で
下地誘電体層(図示せず)の上で、隔壁13で囲まれる
内部にフローティング電極19を、図8の例で示したア
ドレス電極11および図中に細い破線で示した走査電極
2が重なる領域を含めて、アドレス電極11および走査
電極2それぞれの幅よりも広くした領域に矩形をした矩
形状に形成している。
【0039】図8、図9に示した各種形状のフローティ
ング電極を備えるプラズマディスプレイ装置の表示パネ
ルについて、第1の実施の形態と同様に表1に示したよ
うな初期化パルス、消去パルス、走査パルス、維持パル
ス等各駆動パルスの電圧値をそれぞれの電極に印加し、
アドレス電極に加える書き込み電圧を変化させて、安定
に動作駆動する電圧を測定する実験を行なった。このと
き、フローティング電極19を形成していない従来のパ
ネルと、走査電極2と重ならない領域にフローティング
電極19を形成したパネルを比較のために加えた。その
結果が、表3に示した書き込みパルスの電圧値である。
【0040】
【表3】
【0041】表3から、表中ではF電極と記したフロー
ティング電極19を誘電体層12上に形成しない従来の
構成の表示パネルの書き込みパルスの電圧値67Vと比
較して、フローティング電極19を形成した場合では、
走査電極2と重ならない領域にフローティング電極19
を形成したパネルでは書き込みパルス電圧が67Vと、
従来の構成の表示パネルと変らないのに対して、本発明
によるパネルは、図8に示した構成のパネルで62V、
図8に示した構成のパネルで61Vと書き込み電圧が明
らかに低下していることがわかる。第1の実施の形態に
おける表示パネル20のように60Vを超える電圧まで
は低下しなかったが、しかし、図8、図9に示したパネ
ルでは、静電容量の上昇をフローティング電極19が形
成されない従来パネルの±5%の誤差内に保持したまま
で、書き込み電圧を低下させることができており、書き
込み動作時の駆動の消費電力の増大を抑えることが可能
であった。これにより、表示パネルを動作駆動するとき
に、放電セルの中心印から見ると対称性のない位置に配
置されている本発明の第2の実施の形態におけるフロー
ティング電極が、維持電極、走査電極に印加するパルス
のタイミングによって、書き込み動作時の駆動の消費電
力の増大を抑える効果をもたらせている。
【0042】なお、上記説明では、フローティング電極
の形状は、矩形の例を示したが、本発明の第2の実施の
形態におけるプラズマディスプレイ装置では矩形に限定
するものではなく、多角形、円形、楕円形でも同様に、
書き込み電圧を低下させるとともに、書き込み動作時の
駆動の消費電力の増大を抑える効果があった。
【0043】また、上記説明では、走査電極のみ走査を
行なっているが、維持電極で走査を行なう場合でも、ア
ドレス電極と維持電極が重なる領域にフローティング電
極を設けて、同様に書き込み電圧を低下させるととも
に、書き込み動作時の駆動の消費電力の増大を抑える効
果があった。
【0044】また、上記説明では、フローティング電極
を背面板のアドレス電極上の誘電体層の上に形成する例
で説明したが、本発明の第2の実施の形態におけるプラ
ズマディスプレイ装置のフローティング電極は、フロー
ティング電極の形成を誘電体層上に限定するものではな
く、フローティング電極上に誘電体層をさらに形成した
り、誘電体層中にフローティング電極が埋め込まれた構
造であっても同様に適応できる。
【0045】また、プラズマディスプレイ装置として、
第1の実施の形態と同じように、ワイドVGAや42型
XGA構成のほかにも、電極の幅、電極間隔が異なる構
成のパネルにおいても同様の効果が得られることは当然
のことである。
【0046】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態におけるプラズマディスプレイ装置の表示パネル
の背面板のアドレス電極上の誘電体層の上に金属等の導
電体でフローティング電極を、前面板にある表示電極形
と重なる領域に形成する構成により、維持電極と走査電
極間の電界が歪んで局所的に電界が強くなり、余分な電
圧をアドレス電極に加える必要がなく、パネルを動作さ
せるとき書き込み期間にアドレス電極に印加する書き込
み電圧を低下させるとともに、フローティング電極が放
電セルの中心印から見ると対称性のない位置に配置され
ており、維持電極、走査電極に印加するパルスのタイミ
ング効果の影響で、消費電力の増大を抑えることが可能
となる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明のプラズマディスプ
レイ装置は表示パネルの背面板のアドレス電極上の誘電
体層の上に金属等の導電体でフローティング電極を形成
することにより、パネルを動作させるとき書き込み期間
にアドレス電極に印加する書き込み電圧を低下させるほ
かに、フローティング電極を前面板にある表示電極形と
重なる領域に形成することで、アドレス電極の書き込み
の低電圧化駆動とともに、消費電力の増大を抑えること
を可能にするという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるプラズマディスプ
レイ装置の構造を示す部分拡大断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるプラズマデ
ィスプレイ装置の背面板の構成の一例を示す平面図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるプラズマデ
ィスプレイ装置の背面板の構成の別の例を示す平面図
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるプラズマデ
ィスプレイ装置の背面板の構成のほかの例を示す平面図
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるプラズマデ
ィスプレイ装置の背面板の構成のほかの例を示す平面図
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるプラズマデ
ィスプレイ装置の背面板の構成のほかの例を示す平面図
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるプラズマデ
ィスプレイ装置の背面板の構成のほかの例を示す平面図
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるプラズマデ
ィスプレイ装置の背面板の構成を示す平面図
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるプラズマデ
ィスプレイ装置の背面板の構成の別の例を示す平面図
【図10】(a)はAC型プラズマディスプレイ装置の
概略構造を示す斜視図(b)はAC型プラズマディスプ
レイ装置の構成図
【図11】AC型プラズマディプレイ装置の駆動波形の
1例を示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 前面ガラス基板 2 走査電極 3 維持電極 2a,3a 透明電極 2b,3b バス電極 4 行電極 5,12 誘電体層 6 保護膜 8 前面板 9 放電空間(放電セル) 10 背面ガラス基板 11 アドレス電極(データ電極) 13 隔壁 14 蛍光体層(R)(G)(B) 15 背面板 19 フローティング電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C040 FA01 FA04 GB03 GB14 GC10 GF03 JA02 JA07 LA05 LA12 LA18 MA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の透明絶縁基板に複数本の第1の電
    極および前記第1の電極上に形成される第1の誘電体層
    を備える第1の基板と、第2の透明絶縁基板に複数本の
    第2の電極および前記第2の電極上に形成される第2の
    誘電体層を備える第2の基板とを有し、前記第1の電極
    および前記第2の電極が直交するように第1の基板と第
    2の基板とを対向配置したプラズマディスプレイ装置に
    おいて、 前記第2の誘電体層上に導電体層を形成し、かつ 前記導電体層は前記第2の電極と重なる領域にあって、
    電気的に独立した浮遊状態となるように形成したことを
    特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 導電体層は、前記第1の電極および前記
    第2の電極が交差する部分に構成される放電セルの中心
    を通り、前記第2の電極に垂直な線に対して対称な形状
    としたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディ
    スプレイ装置。
  3. 【請求項3】 導電体層は島状に形成したものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ
    装置。
  4. 【請求項4】 導電体層を金属で形成することを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプラ
    ズマディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 導電体層は、矩形、多角形、角部を面取
    りした多角形、円形、楕円形のうちのいずれかであるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のプラズマディスプレイ装置。
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