JP2003331642A - 車両用灯具及びその通気手段 - Google Patents
車両用灯具及びその通気手段Info
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- JP2003331642A JP2003331642A JP2002138289A JP2002138289A JP2003331642A JP 2003331642 A JP2003331642 A JP 2003331642A JP 2002138289 A JP2002138289 A JP 2002138289A JP 2002138289 A JP2002138289 A JP 2002138289A JP 2003331642 A JP2003331642 A JP 2003331642A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、簡単な構成により、低コストで、
内部に侵入した水分が良好に排出され得るようにした、
車両用灯具及びその通気手段を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 光源11と、光源からの光を前方に向か
って反射させる凹状の反射面12と、光源及び反射面を
包囲するように前方が開放したハウジング14と、光出
射面を覆うようにハウジングの開放した前面を密閉する
前面レンズ15と、ハウジングに備えられた通気手段2
0と、を含んでいる、車両用灯具10において、上記通
気手段20が、ハウジング14の上部に設けられた換気
孔21と、この換気孔に対して一部に切欠23aを備え
たシールゴム23を介して装着されたキャップ22と、
から成るように、車両用灯具10を構成する。
内部に侵入した水分が良好に排出され得るようにした、
車両用灯具及びその通気手段を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 光源11と、光源からの光を前方に向か
って反射させる凹状の反射面12と、光源及び反射面を
包囲するように前方が開放したハウジング14と、光出
射面を覆うようにハウジングの開放した前面を密閉する
前面レンズ15と、ハウジングに備えられた通気手段2
0と、を含んでいる、車両用灯具10において、上記通
気手段20が、ハウジング14の上部に設けられた換気
孔21と、この換気孔に対して一部に切欠23aを備え
たシールゴム23を介して装着されたキャップ22と、
から成るように、車両用灯具10を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の前
部に設けられた前照灯として使用される車両用灯具に関
し、特に車両用灯具内の湿気を排出するための通気手段
に関するものである。
部に設けられた前照灯として使用される車両用灯具に関
し、特に車両用灯具内の湿気を排出するための通気手段
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような自動車の前照灯は、例
えば図4乃至図7に示すように、構成されている。図4
及び図5において、前照灯1は、自動車の左側の前照灯
であって、光源としてのヘッドランプバルブ2と、ヘッ
ドランプバルブ2からの光を前方に向かって反射させる
反射面としてのリフレクタ3と、リフレクタ3の周縁の
前方に配置されている補助反射面としてのエクステンシ
ョン4と、これらのバルブ2,リフレクタ3及びエクス
テンション4を後方から包囲するように前方が開放した
ハウジング5と、リフレクタ3及びエクステンション4
の内部を保護するためにハウジング5の開放した前面を
密閉する前面レンズ6と、から構成されている。
えば図4乃至図7に示すように、構成されている。図4
及び図5において、前照灯1は、自動車の左側の前照灯
であって、光源としてのヘッドランプバルブ2と、ヘッ
ドランプバルブ2からの光を前方に向かって反射させる
反射面としてのリフレクタ3と、リフレクタ3の周縁の
前方に配置されている補助反射面としてのエクステンシ
ョン4と、これらのバルブ2,リフレクタ3及びエクス
テンション4を後方から包囲するように前方が開放した
ハウジング5と、リフレクタ3及びエクステンション4
の内部を保護するためにハウジング5の開放した前面を
密閉する前面レンズ6と、から構成されている。
【0003】このような構成の前照灯1によれば、バル
ブ2から出射した光が、直接にまたはリフレクタ3で反
射されて、前面レンズ6を介して前方に向かって照射さ
れ、例えば所謂すれ違いビームの配光パターンの範囲を
照明するようになっている。その際、バルブ2から直接
に出射した光、そしてリフレクタ3で反射された光の一
部が、エクステンション4で反射されることにより、光
度コントロールされ、上記すれ違いビームの配光パター
ンにおける配光規格を満足するようになっている。
ブ2から出射した光が、直接にまたはリフレクタ3で反
射されて、前面レンズ6を介して前方に向かって照射さ
れ、例えば所謂すれ違いビームの配光パターンの範囲を
照明するようになっている。その際、バルブ2から直接
に出射した光、そしてリフレクタ3で反射された光の一
部が、エクステンション4で反射されることにより、光
度コントロールされ、上記すれ違いビームの配光パター
ンにおける配光規格を満足するようになっている。
【0004】ところで、このような構成の前照灯1にお
いては、バルブ2の点灯及び消灯による温度変動による
内部圧力調整のために、通気手段8が設けられている。
この通気手段8は、図6そしてより詳細には図8に示す
ように、ハウジング5の後面下方に形成された換気孔8
aと、この換気孔8aに装着されたキャップ8bと、か
ら構成されている。
いては、バルブ2の点灯及び消灯による温度変動による
内部圧力調整のために、通気手段8が設けられている。
この通気手段8は、図6そしてより詳細には図8に示す
ように、ハウジング5の後面下方に形成された換気孔8
aと、この換気孔8aに装着されたキャップ8bと、か
ら構成されている。
【0005】その際、上記キャップ8bは、一部に切欠
8cを備えたシールゴム8dを介して、換気孔8aに装
着されており、この切欠8cを通って、ハウジング5内
の圧力変動に伴う換気が行なわれ得るようになってい
る。さらに、上記換気孔8aは、例えば雨水や洗車時の
洗浄水等の侵入を阻止するために、防水布8eで塞がれ
るようになっている。
8cを備えたシールゴム8dを介して、換気孔8aに装
着されており、この切欠8cを通って、ハウジング5内
の圧力変動に伴う換気が行なわれ得るようになってい
る。さらに、上記換気孔8aは、例えば雨水や洗車時の
洗浄水等の侵入を阻止するために、防水布8eで塞がれ
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の前照灯1においては、ハウジング5及び前面
レンズ6により画成される内部空間(図5及び図7にて
符号A及びBで示す)に水分が一旦侵入してしまうと、
排出されにくい構造になっている。このため、水分が内
部侵入している状態にて、例えば図5にて符号Wで示す
ように、洗車等により冷水が吹き付けられて、上記内部
空間が急激に冷却されると、内部の水分が、前面レンズ
6の内側に結露して、曇ってしまう。従って、前照灯1
の点灯時に配光特性が変化してしまったり、あるいは消
灯時でも部分的な曇りによって見栄えが損なわれてしま
う。
うな構成の前照灯1においては、ハウジング5及び前面
レンズ6により画成される内部空間(図5及び図7にて
符号A及びBで示す)に水分が一旦侵入してしまうと、
排出されにくい構造になっている。このため、水分が内
部侵入している状態にて、例えば図5にて符号Wで示す
ように、洗車等により冷水が吹き付けられて、上記内部
空間が急激に冷却されると、内部の水分が、前面レンズ
6の内側に結露して、曇ってしまう。従って、前照灯1
の点灯時に配光特性が変化してしまったり、あるいは消
灯時でも部分的な曇りによって見栄えが損なわれてしま
う。
【0007】これに対して、上記内部空間に、例えばシ
リカゲル等の吸湿材を配置したり、あるいは前面レンズ
6の内面に防曇コーティングを施す等の方法があるが、
これらは何れもコストが高くなってしまうと共に、耐久
性に難点がある。
リカゲル等の吸湿材を配置したり、あるいは前面レンズ
6の内面に防曇コーティングを施す等の方法があるが、
これらは何れもコストが高くなってしまうと共に、耐久
性に難点がある。
【0008】本発明は、以上の点から、簡単な構成によ
り、低コストで、内部に侵入した水分が良好に排出され
得るようにした、車両用灯具及びその通気手段を提供す
ることを目的としている。
り、低コストで、内部に侵入した水分が良好に排出され
得るようにした、車両用灯具及びその通気手段を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の構
成によれば、光源と、光源からの光を前方に向かって反
射させる凹状の反射面と、光源及び反射面を包囲するよ
うに前方が開放したハウジングと、光出射面を覆うよう
にハウジングの開放した前面を密閉する前面レンズと、
ハウジングに備えられた通気手段と、を含んでいる、車
両用灯具において、上記通気手段が、ハウジングの上部
に設けられた換気孔と、この換気孔に対して一部に切欠
を備えたシールゴムを介して装着されたキャップと、か
ら構成されていることを特徴とする、車両用灯具によ
り、達成される。
成によれば、光源と、光源からの光を前方に向かって反
射させる凹状の反射面と、光源及び反射面を包囲するよ
うに前方が開放したハウジングと、光出射面を覆うよう
にハウジングの開放した前面を密閉する前面レンズと、
ハウジングに備えられた通気手段と、を含んでいる、車
両用灯具において、上記通気手段が、ハウジングの上部
に設けられた換気孔と、この換気孔に対して一部に切欠
を備えたシールゴムを介して装着されたキャップと、か
ら構成されていることを特徴とする、車両用灯具によ
り、達成される。
【0010】本発明による車両用灯具は、好ましくは、
上記換気孔が、光源の直上に配置されている。
上記換気孔が、光源の直上に配置されている。
【0011】本発明による車両用灯具は、好ましくは、
上記反射面が、ハウジングの換気孔に対応する位置に、
通気孔を備えている。
上記反射面が、ハウジングの換気孔に対応する位置に、
通気孔を備えている。
【0012】また、上記目的は、本発明の構成によれ
ば、光源と、光源からの光を前方に向かって反射させる
凹状の反射面と、光源及び反射面を包囲するように前方
が開放したハウジングと、光出射面を覆うようにハウジ
ングの開放した前面を密閉する前面レンズと、を含んで
いる、車両用灯具に関して、上記ハウジングに備えられ
た通気手段であって、ハウジングの上部に設けられた換
気孔と、この換気孔に対して一部に切欠を備えたシール
ゴムを介して装着されたキャップと、から構成されてい
ることを特徴とする、車両用灯具の通気手段により、達
成される。
ば、光源と、光源からの光を前方に向かって反射させる
凹状の反射面と、光源及び反射面を包囲するように前方
が開放したハウジングと、光出射面を覆うようにハウジ
ングの開放した前面を密閉する前面レンズと、を含んで
いる、車両用灯具に関して、上記ハウジングに備えられ
た通気手段であって、ハウジングの上部に設けられた換
気孔と、この換気孔に対して一部に切欠を備えたシール
ゴムを介して装着されたキャップと、から構成されてい
ることを特徴とする、車両用灯具の通気手段により、達
成される。
【0013】本発明による車両用灯具の通気手段は、好
ましくは、上記換気孔が、光源の直上に配置されてい
る。
ましくは、上記換気孔が、光源の直上に配置されてい
る。
【0014】本発明による車両用灯具の通気手段は、好
ましくは、上記反射面が、ハウジングの換気孔に対応す
る位置に、通気孔を備えている。
ましくは、上記反射面が、ハウジングの換気孔に対応す
る位置に、通気孔を備えている。
【0015】上記構成によれば、光源から出射した光
が、直接にまたは反射面で反射されて、前面レンズを介
して前方に向かって照射され、例えばすれ違いビームの
配光パターンの範囲を照明する。
が、直接にまたは反射面で反射されて、前面レンズを介
して前方に向かって照射され、例えばすれ違いビームの
配光パターンの範囲を照明する。
【0016】ここで、点灯時には光源が発熱することに
より、ハウジング内部の空気が暖められて上昇して、ハ
ウジング内部にて空気の対流が発生する。ここで、ハウ
ジング内部に水分が侵入している場合には、この水分も
対流によってハウジング内部を循環する。そして、ハウ
ジング内部を循環している空気は、その一部が煙突効果
によって、ハウジングの上部に設けられた通気手段の換
気孔からシールゴムの切欠を通って、キャップから外部
に排出されることになる。従って、ハウジング内部に侵
入した水分は、バルブ点灯時の発熱による対流を利用し
て、ハウジング上部に設けられた通気手段によって外部
に排出され得ることになる。
より、ハウジング内部の空気が暖められて上昇して、ハ
ウジング内部にて空気の対流が発生する。ここで、ハウ
ジング内部に水分が侵入している場合には、この水分も
対流によってハウジング内部を循環する。そして、ハウ
ジング内部を循環している空気は、その一部が煙突効果
によって、ハウジングの上部に設けられた通気手段の換
気孔からシールゴムの切欠を通って、キャップから外部
に排出されることになる。従って、ハウジング内部に侵
入した水分は、バルブ点灯時の発熱による対流を利用し
て、ハウジング上部に設けられた通気手段によって外部
に排出され得ることになる。
【0017】このようにして、ハウジング内部に侵入し
た水分が外部に排出されることによって、ハウジング内
部の水分が低減されるので、前面レンズの内面の結露に
よる曇りが防止され、曇りによる配光特性の変化や、照
度低下が防止され得ることになる。
た水分が外部に排出されることによって、ハウジング内
部の水分が低減されるので、前面レンズの内面の結露に
よる曇りが防止され、曇りによる配光特性の変化や、照
度低下が防止され得ることになる。
【0018】上記換気孔が、光源の直上に配置されてい
る場合には、点灯時の光源の発熱によるハウジング内部
での空気の対流によって、ハウジング内部で上昇する空
気流が通気手段の換気孔に向かって進むことになる。従
って、内部の空気そして水分がより良好に通気手段の換
気孔から外部に排出され得ることになる。
る場合には、点灯時の光源の発熱によるハウジング内部
での空気の対流によって、ハウジング内部で上昇する空
気流が通気手段の換気孔に向かって進むことになる。従
って、内部の空気そして水分がより良好に通気手段の換
気孔から外部に排出され得ることになる。
【0019】上記反射面が、ハウジングの換気孔に対応
する位置に、通気孔を備えている場合には、点灯時の光
源の発熱によるハウジング内部での空気の対流によっ
て、ハウジング内部で上昇する空気流が、反射面により
妨げられることなく、通気手段の換気孔に向かって進む
ことになる。従って、内部の空気そして水分がより一層
良好に通気手段の換気孔から外部に排出され得ることに
なる。
する位置に、通気孔を備えている場合には、点灯時の光
源の発熱によるハウジング内部での空気の対流によっ
て、ハウジング内部で上昇する空気流が、反射面により
妨げられることなく、通気手段の換気孔に向かって進む
ことになる。従って、内部の空気そして水分がより一層
良好に通気手段の換気孔から外部に排出され得ることに
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0021】図1は、本発明を適用した車両用灯具の一
実施形態の構成を示している。図1において、車両用灯
具10は、自動車の左側の前照灯であって、光源として
のバルブ11と、バルブ11からの光を前方に向かって
反射させる反射面としてのリフレクタ12と、リフレク
タ12の周縁の前方に配置されている補助反射面として
のエクステンション13と、これらのバルブ11,リフ
レクタ12及びエクステンション13を覆うハウジング
14と、リフレクタ12及びエクステンション13の内
部を保護するためにハウジング14の開放した前面を密
閉する前面レンズ15と、ハウジング14に設けられた
通気手段20と、から構成されている。
実施形態の構成を示している。図1において、車両用灯
具10は、自動車の左側の前照灯であって、光源として
のバルブ11と、バルブ11からの光を前方に向かって
反射させる反射面としてのリフレクタ12と、リフレク
タ12の周縁の前方に配置されている補助反射面として
のエクステンション13と、これらのバルブ11,リフ
レクタ12及びエクステンション13を覆うハウジング
14と、リフレクタ12及びエクステンション13の内
部を保護するためにハウジング14の開放した前面を密
閉する前面レンズ15と、ハウジング14に設けられた
通気手段20と、から構成されている。
【0022】上記バルブ11は、一般に自動車の前照灯
または補助前照灯に使用されるバルブであって、例えば
白熱電球,ハロゲン電球,赤外線反射膜付きのハロゲン
電球やメタルハライドランプ等の放電灯等のバルブが使
用され、ソケットにより固定保持されると共に、給電さ
れるようになっている。
または補助前照灯に使用されるバルブであって、例えば
白熱電球,ハロゲン電球,赤外線反射膜付きのハロゲン
電球やメタルハライドランプ等の放電灯等のバルブが使
用され、ソケットにより固定保持されると共に、給電さ
れるようになっている。
【0023】上記リフレクタ12は、バルブ11からの
光を反射して、前方に向かって反射させるように、例え
ば前方に向かって凹状の放物反射面として形成されてい
る。
光を反射して、前方に向かって反射させるように、例え
ば前方に向かって凹状の放物反射面として形成されてい
る。
【0024】上記エクステンション13は、例えば所謂
すれ違いビームの配光パターンにおける配光規格を満足
させるように形成されている。
すれ違いビームの配光パターンにおける配光規格を満足
させるように形成されている。
【0025】上記ハウジング14は、バルブ11,リフ
レクタ12及びエクステンション13を後方から包囲す
るように形成されており、前方に向かって出射する光を
通過させるように前方が開放している。
レクタ12及びエクステンション13を後方から包囲す
るように形成されており、前方に向かって出射する光を
通過させるように前方が開放している。
【0026】上記前面レンズ15は、透光材料から構成
されており、車両用灯具10の光出射面全体を覆うよう
に配置されている。ここで、前面レンズ15は、ハウジ
ング14の前方の開放部に対して、密封部材15aを介
して装着され、ハウジング14と共に密閉された内部空
間を画成するようになっている。
されており、車両用灯具10の光出射面全体を覆うよう
に配置されている。ここで、前面レンズ15は、ハウジ
ング14の前方の開放部に対して、密封部材15aを介
して装着され、ハウジング14と共に密閉された内部空
間を画成するようになっている。
【0027】上記通気手段20は、バルブ11の点灯及
び消灯による温度変動による内部圧力調整のために、ハ
ウジング14及び前面レンズ15により画成される内部
空間16の外部に対する換気を可能にするものである。
ここで、上記通気手段20は、図2及び図3に示すよう
に、ハウジング14の上面に形成された換気孔21と、
この換気孔21に装着されたキャップ22と、から構成
されている。
び消灯による温度変動による内部圧力調整のために、ハ
ウジング14及び前面レンズ15により画成される内部
空間16の外部に対する換気を可能にするものである。
ここで、上記通気手段20は、図2及び図3に示すよう
に、ハウジング14の上面に形成された換気孔21と、
この換気孔21に装着されたキャップ22と、から構成
されている。
【0028】上記換気孔21は、ハウジング14の上
面、好ましくはバルブ11の直上付近に配置されてお
り、図示の場合、ハウジング14の上面から上方に延び
る円筒形部から構成されている。尚、図示の場合、換気
孔21の周縁には、さらに同様にハウジング14の上面
から上方に延びる環状のリブ23が形成されている。さ
らに、上記換気孔21に対応して、リフレクタ12の上
部にも、同様に通気孔12aが設けられている。
面、好ましくはバルブ11の直上付近に配置されてお
り、図示の場合、ハウジング14の上面から上方に延び
る円筒形部から構成されている。尚、図示の場合、換気
孔21の周縁には、さらに同様にハウジング14の上面
から上方に延びる環状のリブ23が形成されている。さ
らに、上記換気孔21に対応して、リフレクタ12の上
部にも、同様に通気孔12aが設けられている。
【0029】上記キャップ22は、一部に切欠24aを
備えたシールゴム24を介して、換気孔21に装着され
ており、この切欠24aを通って、上記内部空間16内
の圧力変動に伴う換気が行なわれ得るようになってい
る。
備えたシールゴム24を介して、換気孔21に装着され
ており、この切欠24aを通って、上記内部空間16内
の圧力変動に伴う換気が行なわれ得るようになってい
る。
【0030】本発明実施形態による車両用灯具10は、
以上のように構成されており、バルブ11から出射した
光が、直接にまたはリフレクタ12で反射されて、前面
レンズ15を介して前方に向かって照射され、例えば所
謂すれ違いビームの配光パターンの範囲を照明するよう
になっている。その際、バルブ11から直接に出射した
光、そしてリフレクタ12で反射された光の一部が、エ
クステンション13で反射されることにより、光度コン
トロールされ、上記すれ違いビームの配光パターンにお
ける配光規格を満足するようになっている。
以上のように構成されており、バルブ11から出射した
光が、直接にまたはリフレクタ12で反射されて、前面
レンズ15を介して前方に向かって照射され、例えば所
謂すれ違いビームの配光パターンの範囲を照明するよう
になっている。その際、バルブ11から直接に出射した
光、そしてリフレクタ12で反射された光の一部が、エ
クステンション13で反射されることにより、光度コン
トロールされ、上記すれ違いビームの配光パターンにお
ける配光規格を満足するようになっている。
【0031】この場合、バルブ11の点灯時には、バル
ブ11が発熱することにより、上記内部空間16内の空
気が暖められて上昇することにより、内部空間16内に
て空気の対流が発生する。ここで、内部空間16内に水
分が侵入している場合には、この水分も対流によって内
部空間16内を循環することになる。
ブ11が発熱することにより、上記内部空間16内の空
気が暖められて上昇することにより、内部空間16内に
て空気の対流が発生する。ここで、内部空間16内に水
分が侵入している場合には、この水分も対流によって内
部空間16内を循環することになる。
【0032】そして、内部空間16内を循環している空
気は、その一部が加熱による膨張によって、バルブ11
から上方に向かって上昇して、リフレクタ12の通気孔
12aを介して、ハウジング14の上部に設けられた通
気手段20に達する。そして、通気手段20に達した空
気は、その換気孔21からシールゴム24の切欠24a
を通って、キャップ22から外部に排出されることにな
る。
気は、その一部が加熱による膨張によって、バルブ11
から上方に向かって上昇して、リフレクタ12の通気孔
12aを介して、ハウジング14の上部に設けられた通
気手段20に達する。そして、通気手段20に達した空
気は、その換気孔21からシールゴム24の切欠24a
を通って、キャップ22から外部に排出されることにな
る。
【0033】従って、内部空間16内に侵入した水分
も、同様にして空気と共に、バルブ11の点灯時の発熱
による対流を利用して、所謂煙突効果により、ハウジン
グ14上部に設けられた通気手段20を介して外部に排
出されることになる。
も、同様にして空気と共に、バルブ11の点灯時の発熱
による対流を利用して、所謂煙突効果により、ハウジン
グ14上部に設けられた通気手段20を介して外部に排
出されることになる。
【0034】このようにして、本発明実施形態による車
両用灯具10によれば、ハウジング14の上面に設けた
通気手段20により、バルブ11の点灯時の発熱による
内部空間16内の対流を利用して、内部空間16内に侵
入した水分を、効果的に外部に排出することができる。
両用灯具10によれば、ハウジング14の上面に設けた
通気手段20により、バルブ11の点灯時の発熱による
内部空間16内の対流を利用して、内部空間16内に侵
入した水分を、効果的に外部に排出することができる。
【0035】上述した実施形態においては、車両用灯具
10には、補助反射面としてのエクステンション13が
備えられているが、エクステンション13を備えない車
両用灯具に対しても、本発明を適用し得ることは明らか
である。また、上述した実施形態においては、通気手段
20は、ハウジング14の上面に設けられた換気孔21
の周りに、環状のリブ23を備えているが、これに限ら
ず、環状のリブ23は省略されてもよい。さらに、上述
した実施形態においては、通気手段20の換気孔21
は、バルブ11の直上に備えられているが、これに限ら
ず、バルブ11の発熱による対流を外部に排出できる限
り、ハウジング14の上面の任意の位置に設けられてい
てもよい。その際、換気孔21がリフレクタ12の影響
を受けない位置にある場合、リフレクタ12の通気孔1
2aが省略されてもよい。
10には、補助反射面としてのエクステンション13が
備えられているが、エクステンション13を備えない車
両用灯具に対しても、本発明を適用し得ることは明らか
である。また、上述した実施形態においては、通気手段
20は、ハウジング14の上面に設けられた換気孔21
の周りに、環状のリブ23を備えているが、これに限ら
ず、環状のリブ23は省略されてもよい。さらに、上述
した実施形態においては、通気手段20の換気孔21
は、バルブ11の直上に備えられているが、これに限ら
ず、バルブ11の発熱による対流を外部に排出できる限
り、ハウジング14の上面の任意の位置に設けられてい
てもよい。その際、換気孔21がリフレクタ12の影響
を受けない位置にある場合、リフレクタ12の通気孔1
2aが省略されてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、点
灯時には光源が発熱することにより、ハウジング内部の
空気そして水分が暖められて上昇して、ハウジング内部
にて空気の対流が発生する。そして、ハウジング内部を
循環している空気の一部が、煙突効果によってハウジン
グの上部に設けられた通気手段を介して外部に排出され
るので、ハウジング内部に侵入した水分も、バルブ点灯
時の発熱による対流を利用して、ハウジング上部に設け
られた通気手段によって外部に排出されて、ハウジング
内部の水分が低減される。これにより、前面レンズの内
面の結露による曇りが防止され、曇りによる配光特性の
変化や、照度低下が防止され得ることになる。このよう
にして、本発明によれば、簡単な構成により、低コスト
で、内部に侵入した水分が良好に排出され得るようにし
た、極めて優れた車両用灯具及びその通気手段が提供さ
れ得る。
灯時には光源が発熱することにより、ハウジング内部の
空気そして水分が暖められて上昇して、ハウジング内部
にて空気の対流が発生する。そして、ハウジング内部を
循環している空気の一部が、煙突効果によってハウジン
グの上部に設けられた通気手段を介して外部に排出され
るので、ハウジング内部に侵入した水分も、バルブ点灯
時の発熱による対流を利用して、ハウジング上部に設け
られた通気手段によって外部に排出されて、ハウジング
内部の水分が低減される。これにより、前面レンズの内
面の結露による曇りが防止され、曇りによる配光特性の
変化や、照度低下が防止され得ることになる。このよう
にして、本発明によれば、簡単な構成により、低コスト
で、内部に侵入した水分が良好に排出され得るようにし
た、極めて優れた車両用灯具及びその通気手段が提供さ
れ得る。
【図1】本発明を適用した車両用灯具の一実施形態の構
成を示す概略断面図である。
成を示す概略断面図である。
【図2】図1の車両用灯具における通気手段を示す部分
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図3】図2の通気手段を示す部分拡大斜視図である。
【図4】従来の車両用灯具の一例の構成を示す概略正面
図である。
図である。
【図5】図4の車両用灯具におけるA−A線断面図であ
る。
る。
【図6】図4の車両用灯具におけるB−B線断面図であ
る。
る。
【図7】図4の車両用灯具におけるC−C線断面図であ
る。
る。
【図8】図6の車両用灯具における通気手段の部分拡大
断面図である。
断面図である。
10 車両用灯具
11 バルブ(光源)
12 リフレクタ(反射面)
13 エクステンション
14 ハウジング
15 前面レンズ
15a 密封部材
16 内部空間
20 通気手段
21 換気孔
22 キャップ
23 環状のリブ
24 シールゴム
24a 切欠
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月24日(2002.5.2
4)
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 永嶋 勝也
東京都目黒区中目黒2−9−13スタンレ−
電気株式会社内
Fターム(参考) 3K042 AA08 BA05 BA10 BB01 BC01
CC05 CC06
3K080 AA01 AB08 BB01 BC01
Claims (6)
- 【請求項1】 光源と、光源からの光を前方に向かって
反射させる凹状の反射面と、光源及び反射面を包囲する
ように前方が開放したハウジングと、光出射面を覆うよ
うにハウジングの開放した前面を密閉する前面レンズ
と、ハウジングに備えられた通気手段と、を含んでい
る、車両用灯具において、 上記通気手段が、 ハウジングの上部に設けられた換気孔と、 この換気孔に対して一部に切欠を備えたシールゴムを介
して装着されたキャップと、から構成されていることを
特徴とする、車両用灯具。 - 【請求項2】 上記換気孔が、光源の直上に配置されて
いることを特徴とする、請求項1に記載の車両用灯具。 - 【請求項3】 上記反射面が、ハウジングの換気孔に対
応する位置に、通気孔を備えていることを特徴とする、
請求項1または2に記載の車両用灯具。 - 【請求項4】 光源と、光源からの光を前方に向かって
反射させる凹状の反射面と、光源及び反射面を包囲する
ように前方が開放したハウジングと、光出射面を覆うよ
うにハウジングの開放した前面を密閉する前面レンズ
と、を含んでいる、車両用灯具に関して、上記ハウジン
グに備えられた通気手段であって、 ハウジングの上部に設けられた換気孔と、 この換気孔に対して一部に切欠を備えたシールゴムを介
して装着されたキャップと、から構成されていることを
特徴とする、車両用灯具の通気手段。 - 【請求項5】 上記換気孔が、光源の直上に配置されて
いることを特徴とする、請求項4に記載の車両用灯具の
通気手段。 - 【請求項6】 上記反射面が、ハウジングの換気孔に対
応する位置に、通気孔を備えていることを特徴とする、
請求項4または5に記載の車両用灯具の通気手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002138289A JP2003331642A (ja) | 2002-05-14 | 2002-05-14 | 車両用灯具及びその通気手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002138289A JP2003331642A (ja) | 2002-05-14 | 2002-05-14 | 車両用灯具及びその通気手段 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003331642A true JP2003331642A (ja) | 2003-11-21 |
Family
ID=29699769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002138289A Withdrawn JP2003331642A (ja) | 2002-05-14 | 2002-05-14 | 車両用灯具及びその通気手段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003331642A (ja) |
-
2002
- 2002-05-14 JP JP2002138289A patent/JP2003331642A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040513 |