JP2003331499A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2003331499A
JP2003331499A JP2002135069A JP2002135069A JP2003331499A JP 2003331499 A JP2003331499 A JP 2003331499A JP 2002135069 A JP2002135069 A JP 2002135069A JP 2002135069 A JP2002135069 A JP 2002135069A JP 2003331499 A JP2003331499 A JP 2003331499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスク装置のトレイの保持固定・解除をお
こなうイジェクト・ロック機構の部品点数を削減し構造
の簡素化を図った光ディスク装置を提供する。 【解決手段】自己吸着型ソレノイド11を用いたイジェ
クト・ロック機構9において、自己吸着型ソレノイド1
1の可動芯12と連結されるイジェクトスライダ13
と、可動芯12を反吸着方向に付勢力を与えるスプリン
グ14と、可動芯12を吸着方向に移動させ自己吸着型
ソレノイド11を解除状態からロック状態にリセットす
るロックレバ16と、ロックレバ16の長穴16aに挿
入されるロックレバスプリング18とを設け、ロックレ
バ16は、直線運動と回転運動とを行うことにより可動
芯12のリセット動作を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
関し、特に、トレイの保持固定・解除をおこなうイジェ
クト・ロック機構の構造の簡素化と部品点数の削減を行
ない、コンパクト化を図った光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の光ディスク装置のイジェ
クト・ロック機構について、図面を参照して説明する。
【0003】図18は、従来の光ディスク装置のイジェ
クト・ロック機構を示す概略構成平面図である。
【0004】図18を参照すると、イジェクト・ロック
機構100は、トレイ104に配備され筐体101に配
備されたロックピン105と係合する突起状のロック部
106aを備え軸24を支点として揺動自在に取り付け
られたロックレバー106と、ロック部106aをロッ
クピン5に係合させる方向に揺動付勢させるロックレバ
ー付勢部材107と、ロックレバー106を揺動させて
ロック部106aとロックピン105の係合を解除させ
るためのイジェクトレバー112と、イジェクトレバー
112が揺動自在に取り付けられ支点となる軸125
と、イジェクトレバー112の押圧片112aによりロ
ックレバー106を押す方向に揺動付勢されているイジ
ェクトレバー付勢部材113と、軸127を介してイジ
ェクトレバー112上に所定範囲で揺動自在に取り付け
られる可動片保持可動部材116と、可動片保持可動部
材116を介してイジェクトレバー112に取り付けら
れる可動片111aと、可動片111aを吸着すること
により押圧片112aがロックレバー106を押圧しな
いロック状態に保持する自己保持方式のソレノイド11
1と、可動片保持可動部材116をソレノイド111に
向けて常時付勢する可動片付勢部材117と、トレイ1
04上に軸126を支点として揺動自在に取り付けられ
可動片111aをソレノイド111に吸着させるための
リセットレバー114と、トレイ104の挿抜時におけ
るロックピン105に対するリセットレバー114の上
下方向の位置変化によってロックピン105と干渉する
位置に設けたリセットレバー114の一部である楔状摺
接部114aと、リセットレバー114を常に時計方向
に揺動付勢するリセットレバー付勢部材115と、楔状
摺接部114aがロックピン105と干渉しロックピン
105によって押圧されたリセットレバー114が反時
計方向に揺動してイジェクトレバー112を時計方向に
揺動させるリセットレバー114の押圧部114bとで
構成されている。
【0005】また、筐体101内から光ディスク(図示
せず)を緊急時に取り出すために、手動操作によって強
制的にロックレバー106とロックピン105との係合
を解除するエマージェンシーイジェクトレバー118
と、エマージェンシーイジェクトレバー118をトレイ
104上に揺動自在に取り付ける軸128と、エマージ
ェンシーイジェクトレバー118の姿勢を保持してガタ
ツキを防止するガタツキ防止部材119とを備え、エマ
ージェンシーイジェクトレバー118は、フロントパネ
ル122に穿設した穴(図示せず)を介して挿入したロ
ッド(図示せず)により押圧される操作部118aと、
ロックレバー106を押して反時計方向に揺動させロッ
ク部106aとロックピン105との係合を強制的に解
除する押圧片118bとで構成される。
【0006】次に、上述のように構成されたイジェクト
・ロック機構100の動作について説明する。
【0007】イジェクト・ロック機構100を固定状態
から解除する動作は、フロントパネル122の前面に設
けられたイジェクトボタン(図示せず)を押下し、ソレ
ノイド111の自己保持状態を解除することで、ソレノ
イド111による可動片111aの吸着が解除され、イ
ジェクトレバー付勢部材113の付勢力によってイジェ
クトレバー112が反時計方向に揺動し、その押圧片1
12aがロックレバー106を押してロックレバー10
6を反時計方向に揺動させ、ロックレバー106のロッ
ク部106aとロックピン105との間の係合が解除さ
れて、トレイ104を筐体101から外部に排出させる
ことが可能な状態となる。
【0008】自己保持方式のソレノイド111を用いた
イジェクト・ロック機構100は、可動片111aのソ
レノイド111からの吸着解除によりトレイ104を排
出後、再びトレイ104を筐体101内に固定するため
には、可動片111aをソレノイド111に吸着固定さ
せるリセット動作が必ず必要となるが、イジェクト・ロ
ック機構100を解除状態から固定状態にする際の可動
片111aのリセット動作について、以下に説明する。
【0009】トレイ104を筐体101内に押し込むこ
とにより、楔状摺接部114aがロックピン105と干
渉すると、楔状摺接部114aの斜面がロックピン10
5によって押圧され、リセットレバー114が軸126
を中心に反時計回りに揺動し、リセットレバー114の
押圧部114bがイジェクトレバー112を押圧し、押
圧されたイジェクトレバー112は、軸125を中心に
時計回りに揺動し、イジェクトレバー112に取り付け
られた可動片保持可動部材116を介して可動片111
aが移動し、ソレノイド111に吸着されることにより
可動片111aのリセット動作が完了する。
【0010】その際、着実に可動片111aをソレノイ
ド111に吸着させるために、可動片111aがソレノ
イド111本体に当接してから更にソレノイド111側
に移動するよう設計的に可動片111aの移動量にオー
バーストロークを設けることが必要となるが、トレイ1
04の移動に伴いロックピン105によりリセットレバ
ー114を回転運動させ、更にその回転運動を受けたイ
ジェクトレバー112の回転運動を利用した可動片11
1aの移動量は、可動片111aのオーバーストローク
の確保に余裕が少ないことの制約もあり、高精度な部品
設計が必要となり、設計マージンの充分な確保が困難に
なるという欠点がある。
【0011】また、リセットレバー114、イジェクト
レバー112の拘束力を吸収するための構造が複雑とな
り、多数の構成部品を要するという欠点がある。
【0012】次に、エマージェンシーイジェクト(トレ
イ104の強制排出)動作について説明する。
【0013】フロントパネル122に設けられた穴を介
して筐体101の外部からロッド(図示せず)を挿入
し、ロッドの先で操作部118aを押すことで、エマー
ジェンシーイジェクトレバー118が軸128を中心に
回転し、押圧片118bでロックレバー106を押圧し
て軸124を中心にロックレバー106が反時計回りに
揺動し、ロック部106aとロックピン105との間の
係合が解除され、トレイ104が筐体101から外部に
排出される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の光ディス
ク装置のイジェクト・ロック機構は、リセット動作にお
いて、着実に可動片をソレノイドに吸着させるために、
可動片がソレノイド本体に当接してから更にソレノイド
側に移動するよう設計的に可動片の移動量にオーバース
トロークを設けることが必要となるが、トレイの移動に
伴いロックピンによりリセットレバーを回転運動させ、
更にその回転運動を受けたイジェクトレバーの回転運動
を利用した可動片の移動量としているため、高精度な部
品設計が必要となり、且つ、設計マージンの充分な確保
が困難になるという課題がある。
【0015】また、リセットレバー、イジェクトレバー
の拘束力を吸収するための構造が複雑となり、多数の構
成部品を要するという課題がある。
【0016】更に、可動片のリセット動作専用のリセッ
トレバー、リセットレバー付勢部材と、エマージェンシ
ーイジェクト動作専用のエマージェンシーイジェクトレ
バー、ガタツキ保持部材を設けているため、構成部品数
が増大し、コストアップを招くという課題がある。
【0017】本発明の目的は、光ディスク装置のトレイ
の保持固定・解除をおこなうイジェクト・ロック機構の
構造の簡素化と部品点数の削減を行ない、コスト低減を
図った光ディスク装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
は、情報の記録再生用の光ディスクが装着されるトレイ
と、トレイを挿抜可能に内装支持する筐体と、光ディス
クを回転駆動させ光ディスクに記録再生を行なう光ディ
スクドライブと、トレイの前面に設けられるフロントパ
ネルと、フロントパネルに取り付けられトレイを筐体外
方への排出操作用のイジェクトボタンと、筐体に端面を
押し当てトレイを排出するトレイ排出ロッドと、トレイ
排出ロッドに挿入されトレイを筐体に対して排出方向の
付勢力を与えるトレイ排出スプリングと、筐体に対して
トレイの保持固定・解除をおこなうイジェクト・ロック
機構と、トレイを筐体内に挿入時にトレイを所定位置に
保持固定するロックピンとを有し、イジェクト・ロック
機構は、自己吸着型ソレノイドと、自己吸着型ソレノイ
ドの可動芯と連結されるイジェクトスライダと、可動芯
を反吸着方向に付勢力を与えるスプリングと、可動芯の
移動方向にイジェクトスライダを摺動自在に支持しイジ
ェクトスライダに設けられた長穴と嵌合するイジェクト
スライダ軸と、可動芯を吸着方向に移動させ自己吸着型
ソレノイドを解除状態からロック状態にリセットするロ
ックレバと、ロックレバに設けた長穴と嵌合しロックレ
バを摺動自在に支持するロックレバ軸と、ロックレバの
長穴に挿入されるロックレバスプリングと、ロックレバ
の移動を規制するトレイストッパと、ロックレバの回転
を規制するトレイガイドとを有することを特徴とする。
【0019】ロックピンは、筐体に設けられ、イジェク
ト・ロック機構は、トレイに設けられることを特徴とす
る。
【0020】ロックレバは、ロックレバ軸に対して直線
運動と回転運動とを行うことを特徴とする。
【0021】ロックレバは、トレイを保持固定するロッ
クピンと係合する切り欠き部と、トレイストッパに引っ
掛けるコの字形状のアーム部と、イジェクトスライダと
接触し回転作用力を受ける傾斜部と、イジェクトスライ
ダを押圧し可動芯を吸着方向に移動させるレバ部とを有
することを特徴とする。
【0022】イジェクトボタンは、自己吸着型ソレノイ
ドの電源をオン、オフすることを特徴とする。
【0023】イジェクトスライダは、イジェクトボタン
を押下すると、スプリングの復元力と可動芯を反吸着方
向に動作させる電磁力との和により自己吸着型ソレノイ
ドが解除状態となり、可動芯の移動方向と平行に摺動移
動することを特徴とする。
【0024】イジェクト・ロック機構は、トレイを筐体
の内部に押し込み、ロックピンと切り欠き部、およびレ
バ部とイジェクトスライダとが当接した状態から更にト
レイを押し込むことにより、自己吸着型ソレノイドをリ
セットすることを特徴とする。
【0025】イジェクト・ロック機構は、ロックレバの
直線運動により自己吸着型ソレノイドをリセットし、ロ
ックレバの回転運動によりロックピンと切り欠き部とを
係合させ、トレイを所定位置に保持固定することを特徴
とする。
【0026】フロントパネルは、エマージェンシーイジ
ェクト用抜き穴を有し、エマージェンシーイジェクト
は、フロントパネルの外部から抜き穴を介してロッドに
てイジェクトスライダを直線移動させ、可動芯の吸着固
定を解除することで、トレイの固定を解除することによ
り行うことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の光ディスク装置の
一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0028】図1〜図3は、本発明の光ディスク装置の
一実施の形態を示す概略構成平面図、図4は、図1中の
イジェクト・ロック機構の詳細図である。
【0029】図1〜図4を参照すると、光ディスク装置
1は、情報の記録再生用の光ディスク21が装着される
トレイ3と、トレイ3を挿抜可能に内装支持する筐体4
と、光ディスク21を回転駆動させ光ディスク21に記
録再生を行なう光ディスクドライブ2と、トレイ3の前
面に設けられるフロントパネル5と、フロントパネル5
に取り付けられトレイ3を筐体4外方への排出操作用の
イジェクトボタン6と、筐体4に端面7aを押し当てト
レイ3を排出するトレイ排出ロッド7と、トレイ排出ロ
ッド7に挿入されトレイ3を筐体4に対して排出方向の
付勢力を与えるトレイ排出スプリング8と、筐体4に対
してトレイ3の保持固定・解除をおこなうイジェクト・
ロック機構9と、トレイ3を筐体4内に挿入時にトレイ
3を所定位置に保持固定するロックピン10とで構成さ
れる。
【0030】イジェクト・ロック機構9は、自己吸着型
ソレノイド11と、自己吸着型ソレノイド11の可動芯
12と連結されるイジェクトスライダ13と、可動芯1
2を反吸着方向に付勢力を与えるスプリング14と、可
動芯12の移動方向にイジェクトスライダ13を摺動自
在に支持しイジェクトスライダ13に設けられた長穴1
3aと嵌合するイジェクトスライダ軸15と、可動芯1
2を吸着方向に移動させ自己吸着型ソレノイド11を解
除状態からロック状態にリセットするロックレバ16
と、ロックレバ16に設けた長穴16aと嵌合しロック
レバ16の直線運動と回転運動とを摺動自在に支持する
ロックレバ軸17と、前記ロックレバの前記長穴に挿入
されるロックレバスプリングと、ロックレバ16の移動
を規制するトレイストッパ19と、ロックレバ16の回
転を規制するトレイガイド20とから構成されている。
【0031】ロックピン10は、筐体4に設けられ、イ
ジェクト・ロック機構9は、トレイ3に設けられた構成
としている。
【0032】ロックレバ16は、トレイ3を保持固定す
るロックピン10と係合する切り欠き部16bと、トレ
イストッパ19に引っ掛けるコの字形状のアーム部16
cと、イジェクトスライダと接触し回転作用力を受ける
傾斜部16dと、イジェクトスライダ13を押圧し可動
芯12を吸着方向に移動させるレバ部16eとを備えて
構成される。
【0033】次に、上述のように構成された光ディスク
装置1の動作について、図1〜図3を参照して説明す
る。
【0034】図1を参照すると、情報記録再生用の光デ
ィスク21を装着するためのトレイ3は、トレイ3に設
けられたイジェクト・ロック機構9により、筐体4内に
固定され、この状態で、光ディスクドライブ2の光学ヘ
ッド2aにより光ディスク21に対して情報の記録再生
が行われる。
【0035】図1の状態で、光ディスク装置1は、イジ
ェクトボタン6を押下することにより、イジェクト・ロ
ック機構9によるトレイ3の筐体4に対する固定解除が
行なわれ、トレイ排出ロッド7に挿入されているトレイ
排出スプリング8の排出方向付勢力により、トレイ3は
筐体4内から筐体4の外部へ押し出され、図2の状態に
なる。
【0036】図2の状態から、手動でトレイ3を図3に
示す位置まで引き出して、光ディスク21の着脱を行な
い、再びトレイ3を筐体4内に挿入して固定する際は、
手動でトレイ3を図1の位置まで押し込むことで、イジ
ェクト・ロック機構9の固定動作を行なう。
【0037】次に、イジェクト・ロック機構9の固定か
ら解除に至る過程の動作について、図面を参照して説明
する。
【0038】図5〜図10は、イジェクト・ロック機構
9の固定から解除に至る過程の動作を示す図である。
【0039】図5は、トレイ3を筐体4内に固定してい
る状態を示し、トレイ排出スプリング8により、トレイ
3は筐体4内から外部に押し出される方向に力を受ける
が、筐体4に設けられたロックピン10がトレイ3に配
置されたロックレバ16の切り欠き部16bと係合して
トレイ3は移動を規制され、筐体4内に保持固定されて
いる。
【0040】図5の状態でイジェクトボタン6を押す
と、図6に示すようにスプリング14の復元力と可動芯
12を反吸着方向に動作させる電磁力との和により自己
吸着型ソレノイド11が解除状態となり、可動芯12の
移動方向(図6中の矢印A方向)と平行にイジェクトス
ライダ13が摺動移動を開始する。
【0041】イジェクトスライダ13の移動途中、イジ
ェクトスライダ13の傾斜部13bでロックレバ16の
傾斜部16dを押圧することにより、ロックレバ16
は、トレイ3に設けられたロックレバ軸17を中心に反
時計回り(図6中矢印B方向)に回転を始める。
【0042】ロックレバ16の回転により、トレイ3に
設けられた突起状のトレイストッパ19に引っ掛かって
いた、ロックレバ16のアーム部16c先端の引っ掛か
りが外れ、トレイ3は、トレイ排出スプリング8の復元
力により排出方向(図7中矢印C方向)に移動を開始す
る。
【0043】ロックレバ16は、その先端がロックピン
10を乗り越え、トレイ3は、排出方向(図8中矢印D
方向)に移動を続ける。
【0044】回転を終えたロックレバ16は、長穴16
a内で圧縮されていたロックレバスプリング18の復元
力により、ロックレバ軸17に対し、図9中の矢印E方
向に移動を開始し、ロックレバ16の移動の途中では、
イジェクトスライダ13の先端部13cが、ロックレバ
16のレバ部16eより押圧力を受け、イジェクトスラ
イダ13は、イジェクトスライダ軸15を中心として、
若干、反時計回りに回転する(図9参照)。
【0045】ロックレバ16のレバ部16eがイジェク
トスライダ13の先端部13cを乗り越えると、イジェ
クトスライダ13は、図10に示す位置状態で静止する
が、このときの光ディスク装置1のトレイ3の状態は、
図2に示す位置状態になる。
【0046】次に、イジェクト・ロック機構9の解除か
ら固定に至る過程の動作について、図面を参照して説明
する。
【0047】図11〜図16は、イジェクト・ロック機
構9の解除から固定に至る過程の動作を示す図である。
【0048】トレイ3の筐体4内への固定は、先ず、ト
レイ3が排出され光ディスク21の着脱が行われる図3
に示す状態から、トレイ3を図2に示す位置まで手動で
筐体4内に押し込み、トレイ3を更に図11中の矢印F
方向に押し込むと、図11に示すように、ロックレバ1
6の切り欠き部16bとロックピン10とが接近してく
る相対位置関係になる。
【0049】ロックレバ16の切り欠き部16bの作用
面でロックピン10から反力を受けたロックレバ16
は、トレイ3に設けられたトレイガイド20によって時
計方向の回転を規制された状態で、図12中の矢印G方
向に移動を始める。
【0050】ロックレバ16のレバ部16eからイジェ
クトスライダ13の先端部13cで力を受けたイジェク
トスライダ13は、ロックレバ16と一緒に図13中の
H方向に移動を開始し、図13に示す位置で可動芯12
は、自己吸着型ソレノイド11の永久磁石(図示せず)
の磁力により吸着固定されてリセットされ、図13の位
置で静止する。
【0051】トレイガイド20の規制が無くなると、ロ
ックレバ16は、ロックレバ軸17を中心に時計方向
(図14中矢印J方向)に回転を始める。
【0052】トレイ3を図1の位置よりオーバーストロ
ークさせて筐体4の奥に押し込むと図15の状態とな
り、ロックピン10は、切り欠き部16bと係合する相
対位置関係となり、アーム部16cの先端は、トレイス
トッパ19に引っ掛かる位置関係となる。
【0053】この段階で、トレイ3を筐体4に押し込む
力を無くすと、トレイ3は、排出方向(図15中矢印K
方向)に移動を開始する。
【0054】ロックピン10とロックレバ16とは、図
16に示す状態となり、アーム部16cの先端で移動を
規制され、イジェクト・ロック機構9の固定が完了す
る。
【0055】光ディスク装置1のイジェクト・ロック機
構9においては、ソレノイドなどの電気部品の故障、電
源未投入時の場合においてもトレイ3の排出を可能とす
ることを考慮して、イジェクト・ロック機構9の固定を
解除するエマージェンシーイジェクト機能を装備するの
が一般的である。
【0056】そこで、エマージェンシーイジェクトの動
作について、図面を参照して説明する。
【0057】図17は、エマージェンシーイジェクトの
動作を説明するための図である。
【0058】図17を参照すると、フロントパネル5に
設けられた抜き穴5aを介してロッド30(専用の丸棒
または事務用品のクリップを変形させ真っ直ぐに伸ばし
た状態にしたものなど)を挿入し、イジェクトスライダ
13を矢印L方向に押圧することで、可動芯12を自己
吸着型ソレノイド11から引き剥がすことにより、以
降、上述の図6〜図10で説明の通常動作と同様にイジ
ェクト・ロック機構9の固定から解除の動作を行なうこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
ク装置は、自己吸着型ソレノイドを用いたイジェクト・
ロック機構において、直線運動と回転運動を行なうこと
のできるロックレバを設けるという簡単な構成により、
可動芯のリセット動作を行なうことができ、部品点数の
削減ができ、コスト低減を図ることができるという効果
がある。
【0060】また、ロックレバに設けた長穴の内部にロ
ックレバスプリングを配置するという簡単な構成によ
り、自己吸着型ソレノイドの可動芯のリセット動作にお
いて、可動芯の移動量に設計マージンが充分なオーバー
ストロークをもたせることができるという効果がある。
【0061】さらに、エマージェンシーイジェクトにお
いて、外部からロッドによりイジェクトスライダを押圧
することで、可動芯を自己吸着型ソレノイドから引き剥
がし、通常動作と同様にイジェクト・ロック機構の固定
を解除することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の一実施の形態を示す
概略構成平面図である。
【図2】本発明の光ディスク装置の一実施の形態を示す
概略構成平面図である。
【図3】本発明の光ディスク装置の一実施の形態を示す
概略構成平面図である。
【図4】図1中のイジェクト・ロック機構の詳細図であ
る。
【図5】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至る
過程を示す図である。
【図6】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至る
過程を示す図である。
【図7】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至る
過程を示す図である。
【図8】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至る
過程を示す図である。
【図9】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至る
過程を示す図である。
【図10】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至
る過程を示す図である。
【図11】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至
る過程を示す図である。
【図12】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至
る過程を示す図である。
【図13】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至
る過程を示す図である。
【図14】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至
る過程を示す図である。
【図15】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至
る過程を示す図である。
【図16】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至
る過程を示す図である。
【図17】エマージェンシーイジェクトの動作を説明す
るための図である。
【図18】従来の光ディスク装置のイジェクト・ロック
機構を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置 2 光ディスクドライブ 2a 光学ヘッド 3、104 トレイ 4、101 筐体 5、122 フロントパネル 5a 抜き穴 6 イジェクトボタン 7 トレイ排出ロッド 7a 端面 8 トレイ排出スプリング 9、100 イジェクト・ロック機構 10、105 ロックピン 11 自己吸着型ソレノイド 12 可動芯 13 イジェクトスライダ 13a 長穴 13b 傾斜部 14 スプリング 15 イジェクトスライダ軸 16 ロックレバ 16a 長穴 16b 切り欠き部 16c アーム部 16d 傾斜部 16e レバ部 17 ロックレバ軸 18 ロックレバスプリング 19 トレイストッパ 20 トレイガイド 21 光ディスク 30 ロッド 106 ロックレバー 106a ロック部 107 ロックレバー付勢部材 111 ソレノイド 111a 可動片 112 イジェクトレバー 112a 押圧片 113 イジェクトレバー付勢部材 114 リセットレバー 114a 楔状摺接部 114b 押圧部 115 リセットレバー付勢部材 116 可動片保持可動部材 117 可動片付勢部材 118 エマージェンシーイジェクトレバー 118a 操作部 118b 押圧片 119 ガタツキ防止部材 122 フロントパネル 124、125 軸 126、127 軸 128 軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の記録再生用の光ディスクが装着さ
    れるトレイと、前記トレイを挿抜可能に内装支持する筐
    体と、前記光ディスクを回転駆動させ前記光ディスクに
    記録再生を行なう光ディスクドライブと、前記トレイの
    前面に設けられるフロントパネルと、前記フロントパネ
    ルに取り付けられ前記トレイを前記筐体外方への排出操
    作用のイジェクトボタンと、前記筐体に端面を押し当て
    前記トレイを排出するトレイ排出ロッドと、前記トレイ
    排出ロッドに挿入され前記トレイを前記筐体に対して排
    出方向の付勢力を与えるトレイ排出スプリングと、前記
    筐体に対して前記トレイの保持固定・解除をおこなうイ
    ジェクト・ロック機構と、前記トレイを前記筐体内に挿
    入時に前記トレイを所定位置に保持固定するロックピン
    とを有し、前記イジェクト・ロック機構は、自己吸着型
    ソレノイドと、前記自己吸着型ソレノイドの可動芯と連
    結されるイジェクトスライダと、前記可動芯を反吸着方
    向に付勢力を与えるスプリングと、前記可動芯の移動方
    向に前記イジェクトスライダを摺動自在に支持し前記イ
    ジェクトスライダに設けられた長穴と嵌合するイジェク
    トスライダ軸と、前記可動芯を吸着方向に移動させ前記
    自己吸着型ソレノイドを解除状態からロック状態にリセ
    ットするロックレバと、前記ロックレバに設けた長穴と
    嵌合し前記ロックレバを摺動自在に支持するロックレバ
    軸と、前記ロックレバの前記長穴に挿入されるロックレ
    バスプリングと、前記ロックレバの移動を規制するトレ
    イストッパと、前記ロックレバの回転を規制するトレイ
    ガイドとを有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ロックピンは、前記筐体に設けら
    れ、前記イジェクト・ロック機構は、前記トレイに設け
    られることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ロックレバは、前記ロックレバ軸に
    対して直線運動と回転運動とを行うことを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記ロックレバは、前記トレイを保持固
    定する前記ロックピンと係合する切り欠き部と、前記ト
    レイストッパに引っ掛けるコの字形状のアーム部と、前
    記イジェクトスライダと接触し回転作用力を受ける傾斜
    部と、前記イジェクトスライダを押圧し前記可動芯を吸
    着方向に移動させるレバ部とを有することを特徴とする
    請求項1または3記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記イジェクトボタンは、前記自己吸着
    型ソレノイドの電源をオン、オフすることを特徴とする
    請求項1記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記イジェクトスライダは、前記イジェ
    クトボタンを押下すると、前記スプリングの復元力と前
    記可動芯を反吸着方向に動作させる電磁力との和により
    前記自己吸着型ソレノイドが解除状態となり、前記可動
    芯の移動方向と平行に摺動移動することを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記イジェクト・ロック機構は、前記ト
    レイを前記筐体の内部に押し込み、前記ロックピンと前
    記切り欠き部、および前記レバ部と前記イジェクトスラ
    イダとが当接した状態から更に前記トレイを押し込むこ
    とにより、前記自己吸着型ソレノイドをリセットするこ
    とを特徴とする請求項1または3記載の光ディスク装
    置。
  8. 【請求項8】 前記イジェクト・ロック機構は、前記ロ
    ックレバの直線運動により前記自己吸着型ソレノイドを
    リセットし、前記ロックレバの回転運動により前記ロッ
    クピンと前記切り欠き部とを係合させ、前記トレイを所
    定位置に保持固定することを特徴とする請求項1または
    3記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記フロントパネルは、エマージェンシ
    ーイジェクト用抜き穴を有し、エマージェンシーイジェ
    クトは、前記フロントパネルの外部から前記抜き穴を介
    してロッドにて前記イジェクトスライダを直線移動さ
    せ、前記可動芯の吸着固定を解除することで、前記トレ
    イの固定を解除することにより行うことを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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