JP2003331223A - カードリーダ、バッテリパックおよび携帯端末 - Google Patents

カードリーダ、バッテリパックおよび携帯端末

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JP2003331223A
JP2003331223A JP2002136894A JP2002136894A JP2003331223A JP 2003331223 A JP2003331223 A JP 2003331223A JP 2002136894 A JP2002136894 A JP 2002136894A JP 2002136894 A JP2002136894 A JP 2002136894A JP 2003331223 A JP2003331223 A JP 2003331223A
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opening
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card insertion
partition plate
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Shobai Son
彰培 孫
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INFOTRUST Inc
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/0013Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers
    • G06K7/0021Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers for reading/sensing record carriers having surface contacts
    • G06K7/003Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers for reading/sensing record carriers having surface contacts means for pressing the connector contacts in the direction of the card contacts to assure trustworthy electrical connection between card and connector

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカード3を手軽に利用できるようにする
こと。 【解決手段】 開口部66の底面に突起部材70を形成
する。仕切り板64を、カード挿入口67から見て突起
部材70よりもカード挿入方向手前側において位置決め
する。ICカードやメモリカードは、この突起部材70
に乗り上げるように挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードやメモ
リカードにデータを記憶させたり、ICカードやメモリ
カードに記憶されているデータを読み出ことができるカ
ードリーダに関する。また、携帯電話端末、PDA(P
ersonal Degital Assistan
t)端末、デジタルカメラ、ハンディターミナルなどの
携帯端末およびこれらの携帯端末に装着されるバッテリ
パックに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、キャッシュカード程度の大きさで
カードに小さいICチップを埋め込み、情報を記録でき
るようにしたICカード(スマートカード)が利用され
始めている。
【0003】現金と同じような感覚で利用できるICカ
ードには、現金の価値を有することになる電子マネーが
データとして記憶されている。そして、カードの利用者
あるいは商品の販売者は、商品などを取引する際に、そ
のICカードを専用のカードリーダに挿入し、所定の金
額をICカードから減算する。また、減算金額を含む取
引情報が、専用のカードリーダからそのICカードを発
行した会社または関連会社へ送信される。ICカードの
発行会社などは、上記減算金額に相当するお金を販売者
に支払う。なお、クレジットカードとして利用されるI
Cカードの場合でも、カードの利用者と、商品の販売者
と、クレジットカード会社と間で、ほぼ同様の取引が行
われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、各種のカ
ードがICカード化されたとしても、現状でのICカー
ドの利用形態は、従来から存在するプラスチック製のプ
リペイドカードやクレジットカードと同様の利用形態で
ある。つまり、商品を店舗で購入する場合においての
み、カードの利用者は、IC化されたカードを利用する
ことができる。
【0005】しかしながら、近年は、店舗以外において
も商品やサービスを購入できる機会が多くなっている。
たとえば、インターネットに接続されたコンピュータ端
末や携帯電話端末を用いて、人々は、商品やサービスを
購入できる。このような場合、カードを所有している者
は、カード番号などの情報を入力することで購入が可能
となる。しかし、カード番号などの入力作業は、極めて
面倒であり、わずらわしいものである。また、入力され
たカード番号などがインターネット上などにおいて不当
に他人に知られてしまう可能性もある。
【0006】また、ICカードを利用する際には、店舗
に設置されている専用のカードリーダに差し込む必要が
あるため、そのような専用のカードリーダが存在する場
所でしかICカードを使用できないという問題が発生し
ている。この問題は、ICカードの普及を大幅に遅らせ
ている主たる原因となっている。
【0007】本発明は、以上の課題に鑑みなされたもの
であり、ICカードを手軽に利用できるようにしたカー
ドリーダ、バッテリパックおよび携帯端末に関する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカードリー
ダは、ICカードあるいはメモリカード用のカードリー
ダであって、ハウジングと、ハウジングに形成される開
口部と、ハウジングの外側面から開口部に連通するカー
ド挿入口と、開口部の底面と対向して配設される仕切り
板と、開口部の底面に立設される突起部材と、カード挿
入口から見て突起部材よりもカード挿入方向手前側にお
いて、仕切り板を開口部内に位置決めする位置決め部材
と、を備えるものである。
【0009】この構成を採用すれば、カード挿入口から
開口部内へICカードあるいはメモリカードを挿入する
ことができる。
【0010】また、この構成では、ICカードあるいは
メモリカードの先端部に突起部材が当接してから、さら
にこのICカードあるいはメモリカードを挿入すると、
ICカードあるいはメモリカードは突起部材に乗り上げ
るようにして挿入される。また、この構成では、突起部
に乗り上げることで、ICカードあるいはメモリカード
は仕切り板を押し上げながら挿入される。そして、仕切
り板は、カード挿入口から見て突起部材よりもカード挿
入方向手前側の位置決め部材によって位置決めされてい
るので、上述するICカードあるいはメモリカードの押
し上げによって湾曲する。つまり、カード挿入口に挿入
されたICカードあるいはメモリカードは、湾曲した仕
切り板と、突起部材およびハウジングとで挟み込まれ
る。
【0011】その結果、この構成では、ICカードある
いはメモリカードの半分から2/3程度がカード挿入口
から突出している状態であっても、カード挿入口に挿入
されたICカードあるいはメモリカードをしっかりと保
持することができる。なお、この構成では、このように
仕切り板と突起突起部材とで、ICカードを挟み込んで
いるので、ICカードは比較的軽い力で挿入し、且つ、
引き抜くことができる。また、この構成では、ICカー
ドあるいはメモリカードの表面に磁気テープが貼着され
ていたとしても、この磁気テープを破損してしまうこと
はない。
【0012】本願の他の発明に係るカードリーダは、I
Cチップが内蔵されるとともにこのICチップと接続さ
れるコンタクトが正面に形成されるICカード用のカー
ドリーダであって、ハウジングと、ハウジングに形成さ
れる開口部と、ハウジングの外側面から開口部に連通す
るカード挿入口と、開口部内に位置決めされるプリント
基板と、プリント基板と開口部の底面との間に配設され
る仕切り板と、仕切り板のカード挿入口側の端部を、カ
ード挿入口よりも上側に保持する第一の位置決め部材
と、開口部の底面に立設されるスロープリブと、カード
挿入口から見て突起部材よりもカード挿入方向手前側に
おいて、仕切り板とプリント基板との間に配設されるス
ペーサと、を備えるものである。
【0013】この構成を採用すれば、カード挿入口から
開口部内へICカードを挿入することができる。また、
この構成では、スロープリブに乗り上げるように挿入さ
れたICカードは、スロープリブと仕切り板との間に挟
み込まれる。その結果、この構成では、ICカードの半
分から2/3程度がカード挿入口から突出している状態
であっても、カード挿入口に挿入されたICカードをし
っかりと保持することができる。なお、このように仕切
り板と突起突起部材とで、ICカードを挟み込んでいる
ので、この構成では、ICカードは比較的軽い力で挿入
し、且つ、引き抜くことができる。また、この構成で
は、ICカードあるいはメモリカードの表面に磁気テー
プが貼着されていたとしても、この磁気テープを破損し
てしまうことはない。
【0014】本願の他の発明に係るカードリーダは、さ
らに、プリント基板には、コンタクトと接触する下位コ
ネクタを実装し、仕切り板に下位コネクタが挿入される
貫通孔をコンタクトよりも大きく形成するものである。
【0015】この構成を採用すれば、仕切り板の湾曲に
かかわらず、下位コネクタの開口部内での位置を決める
ことができる。したがって、仕切り板の湾曲にかかわら
ず、ICカードのコンタクトとこの下位コネクタとの接
触圧力を所定の範囲に収めることができる。
【0016】したがって、この構成では、コンタクトの
電極パッドや下位コネクタの接触ピンの酸化や、振動な
どがあったとしても、コンタクトとこの下位コネクタと
の接触抵抗を、所定の値よりも低く抑えることができ
る。この構成では、コンタクトとこの下位コネクタとの
接触圧力で、ICチップを破損してしまうこともない。
その結果、この構成では、ICカードを何度も抜き差し
しても、ICカードを損傷させてしまうことはない。
【0017】しかも、下位コネクタをICカードのコン
タクトに接触させるために仕切り板に形成する貫通孔
は、コンタクトよりも大きく形成されている。そのた
め、この構成では、仕切り板とストッパリブとで、IC
カードのコンタクトおよびICチップに対して直接に圧
力を加えてしまうことはない。その結果、このバッテリ
パックでは、ICカードのコンタクトおよびICチップ
を破損してしまう恐れはない。
【0018】本願の他の発明に係るカードリーダは、さ
らに好ましくは、仕切り板の開口部の底面に対向する面
には、カード挿入口から見てスペーサよりもカード挿入
方向奥側に、キャッチリブが形成されているものであ
る。
【0019】この構成を採用すれば、ICカードは、キ
ャッチリブに当接するまで、カード挿入口内に挿入され
る。特に、仕切り板にキャッチリブを形成しているの
で、この構成では、仕切り板がICカードによって湾曲
したとしても、ICカードをキャッチリブに当接させる
ことができる。その結果、この構成では、ICカードの
コンタクトを確実に下位コネクタに接触させることがで
きる。
【0020】本願の他の発明に係るカードリーダは、さ
らに、スペーサは、プリント基板のICカード挿入方向
の中央部と仕切り板のICカード挿入方向の中央部との
間にのみ設けられ、プリント基板は、ICカード挿入方
向の両端部でのみ開口部内に位置決めされているもので
ある。
【0021】この構成を採用すれば、ICカードがスロ
ープリブに乗り上げて仕切り板を押し上げることで、プ
リント基板もその中央部が盛り上がるように湾曲する。
この構成では、その分、ICカードを挿入した状態にお
いて第一の位置決め部材に作用する力は弱くなる。その
結果、この構成では、第一の位置決め部材の破損を抑制
することができる。
【0022】本発明に係るバッテリパックは、バッテリ
を内蔵するバッテリパックであって、ハウジングと、ハ
ウジングに形成されてバッテリを収容する開口部と、ハ
ウジングの外側面から開口部に連通するように設けられ
たカードを挿入するためのカード挿入口と、バッテリと
開口部の底面との間に配設される仕切り板と、開口部の
底面に立設される突起部材と、カード挿入口から見て突
起部材よりもカード挿入方向手前側において、仕切り板
を開口部内に位置決めする位置決め部材と、を備えるも
のである。
【0023】この構成を採用すれば、カード挿入口から
開口部内へICカードを挿入することができる。また、
この構成では、スロープリブに乗り上げるように挿入さ
れたICカードは、スロープリブと仕切り板との間に挟
み込まれる。その結果、この構成では、ICカードある
いはメモリカードの半分から2/3程度がカード挿入口
から突出している状態であっても、カード挿入口に挿入
されたICカードをしっかりと保持することができる。
なお、このように仕切り板と突起突起部材とで、ICカ
ードを挟み込んでいるので、この構成では、ICカード
は比較的軽い力で挿入し、且つ、引き抜くことができ
る。また、この構成では、ICカードあるいはメモリカ
ードの表面に磁気テープが貼着されていたとしても、こ
の磁気テープを破損してしまうことはない。
【0024】また、この構成では、バッテリとICカー
ドとの間に、仕切り板により形成される隙間を確保して
いる。そのため、この構成では、バッテリなどの発熱に
よって、ICカードの温度が規定値以上になってしまう
ことを防止することができる。
【0025】本願の他の発明に係るバッテリパックは、
バッテリを内蔵するバッテリパックであって、ハウジン
グと、ハウジングに形成される開口部と、ハウジングの
外側面から開口部に連通するように設けられたカードを
挿入するためのカード挿入口と、開口部内に位置決めさ
れるプリント基板と、プリント基板の開口部の底面側に
実装される下位コネクタと、プリント基板の下位コネク
タとは反対の面に実装されるバッテリと、プリント基板
と開口部の底面との間に配設される仕切り板と、仕切り
板に形成されて下位コネクタが挿入される貫通孔と、仕
切り板のカード挿入口側の端部を、カード挿入口よりも
上側に保持する第一の位置決め部材と、開口部の底面に
立設されるスロープリブと、カード挿入口から見て突起
部材よりもカード挿入方向手前側において、仕切り板と
プリント基板との間に配設されるスペーサと、を備える
ものである。
【0026】この構成を採用すれば、カード挿入口から
開口部内へICカードを挿入することができる。また、
この構成では、スロープリブに乗り上げるように挿入さ
れたICカードは、スロープリブと仕切り板との間に挟
み込まれる。その結果、この構成では、ICカードある
いはメモリカードの半分から2/3程度がカード挿入口
から突出している状態であっても、カード挿入口に挿入
されたICカードをしっかりと保持することができる。
なお、このように仕切り板と突起突起部材とで、ICカ
ードを挟み込んでいるので、この構成では、ICカード
は比較的軽い力で挿入し、且つ、引き抜くことができ
る。また、この構成では、ICカードあるいはメモリカ
ードの表面に磁気テープが貼着されていたとしても、こ
の磁気テープを破損してしまうことはない。
【0027】また、この構成では、プリント基板の開口
部の底面側の側面に下位コネクタを実装するとともに、
その反対の面にバッテリを実装しているので、プリント
基板の大きさをバッテリと略同等の大きさにすることが
できる。その結果、この構成では、プリント基板の大型
化が防止されるので、バッテリパックの大きさを従来の
バッテリパックとほぼ同様の大きさにすることができ
る。また、この構成では、プリント基板が一枚で済むの
で、カードリーダ機能を組み込んでいるにもかかわら
ず、バッテリパックの厚さを非常に薄くすることができ
る。
【0028】本願の他の発明に係るバッテリパックは、
バッテリを内蔵するバッテリパックであって、ハウジン
グと、ハウジングに形成されてバッテリを収容するよう
に設けられたカードを挿入するための開口部と、ハウジ
ングの外側面から開口部に連通するカード挿入口と、開
口部内に配設されて、カード挿入口から挿入されたIC
カードあるいはメモリカードのコンタクトと電気的に接
続される下位コネクタと、を備えるものである。
【0029】この構成を採用すれば、カード挿入口から
ICカードあるいはメモリカードを挿入して、このIC
カードあるいはメモリカードに記憶させているデータな
どを下位コネクタから読み出すことができる。また、こ
の構成では、下位コネクタから与えるデータを、ICカ
ードあるいはメモリカードに記憶させることができる。
【0030】本発明に係る携帯端末は、ハウジングと、
ハウジングに形成される開口部と、ハウジングの外側面
から開口部に連通するように設けられたカードを挿入す
るためのカード挿入口と、開口部の底面と対向して配設
される仕切り板と、開口部の底面に立設される突起部材
と、カード挿入口から見て突起部材よりもカード挿入方
向手前側において、仕切り板を開口部内に位置決めする
位置決め部材と、を備えるものである。
【0031】この構成を採用すれば、カード挿入口から
開口部内へICカードを挿入することができる。また、
この構成では、スロープリブに乗り上げるように挿入さ
れたICカードは、スロープリブと仕切り板との間に挟
み込まれる。その結果、この構成では、ICカードある
いはメモリカードの半分から2/3程度がカード挿入口
から突出している状態であっても、カード挿入口に挿入
されたICカードをしっかりと保持することができる。
なお、このように仕切り板と突起突起部材とで、ICカ
ードを挟み込んでいるので、この構成では、ICカード
は比較的軽い力で挿入し、且つ、引き抜くことができ
る。また、この構成では、プリント基板が一枚で済むの
で、カードリーダ機能を組み込んでいるにもかかわら
ず、バッテリパックの厚さを非常に薄くすることができ
る。
【0032】本願の他の発明に係る携帯端末は、ハウジ
ングと、ハウジングに形成されてバッテリを収容する開
口部と、ハウジングの外側面から開口部に連通するカー
ド挿入口と、開口部内に配設されて、カード挿入口から
挿入されたICカードあるいはメモリカードのコンタク
トと電気的に接続される下位コネクタと、を備えるもの
である。
【0033】この構成を採用すれば、カード挿入口から
ICカードあるいはメモリカードを挿入して、このIC
カードあるいはメモリカードに記憶させているデータな
どを下位コネクタから読み出すことができる。また、こ
の構成では、下位コネクタから与えるデータを、ICカ
ードあるいはメモリカードに記憶させることができる。
【0034】本願の他の発明に係る携帯端末は、上述す
るいずれか1つのカードリーダを備えるものである。
【0035】本願の他の発明に係る携帯端末は、上述す
るいずれか1つのバッテリパックを備えるものである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
カードリーダ、バッテリパックおよび携帯端末を、図面
に基づいて説明する。なお、カードリーダは、バッテリ
パックにカードリーダ機能として組み込まれた状態で説
明する。
【0037】実施の形態1.
【0038】図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯
電話端末を示す分解斜視図である。
【0039】携帯電話端末は、スピーカ21、マイクロ
ホン23などを備える端末本体1と、端末本体1に装着
されるバッテリパック2と、を備える。
【0040】端末本体1は、縦長の略長方形の板形状の
上部ハウジング11と、縦長の略長方形の板形状の下部
ハウジング12と、を備える。そして、上部ハウジング
11の下端部と、下部ハウジング12の上端部とは、軸
部材13によって回転可能に連結されている。このた
め、上部ハウジング11を、軸部材13の周囲で下部ハ
ウジング12側へ回転させることで、端末本体1は、折
り畳むことができる。
【0041】以下の説明では、端末本体1を折り畳んだ
ときに上部ハウジング11と対向する下部ハウジング1
2の面を、下部ハウジング12の正面と記載する。ま
た、端末本体1を折り畳んだときに下部ハウジング12
と対向する上部ハウジング11の面を、上部ハウジング
11の正面と記載する。
【0042】上部ハウジング11の正面中央部には、液
晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crysta
l Display)30が配設されている。上部ハウ
ジング11の正面上端部には、スピーカ21が配設され
ている。
【0043】下部ハウジング12の正面には、テンキー
などの入力キー31が配設されている。下部ハウジング
12の正面下端部には、マイクロホン23が配設されて
いる。下部ハウジング12の上端部には、アンテナ18
が配設されている。下部ハウジング12の背面には、そ
の中央部から下端部にかけて、バッテリパック2を装着
するための凹部14が形成されている。
【0044】以下の説明では、バッテリパック2を下部
ハウジング12に装着したときに下部ハウジング12と
対向する面を、バッテリパック2の正面と記載する。
【0045】バッテリパック2の正面下端部には、4つ
の電源パッド83が一列に配設されている。また、この
4つの電源パッド83と平行に、5つの信号パッド64
が一列に配設されている。なお、下部ハウジング12の
凹部14内には、バッテリパック2を凹部14に装着し
たときに、これら4つの電源パッド83それぞれと接触
する図示しない4つの電源端子(図6の電気回路では符
号15として示す)15が配設されている。また、下部
ハウジング12の凹部14内には、バッテリパック2を
凹部14に装着したときに、これら5つの信号パッド8
4それぞれと接触する図示しない5つの信号端子(図6
の電気回路では符号16として示す)が配設されてい
る。
【0046】また、バッテリパック2の右側面には、I
Cカード(スマートカード)3を挿入するためのカード
挿入口67が形成されている。このカード挿入口67
は、バッテリパック2の中央部となる部位よりも下端部
となる部位の方が幅広となる略長方形形状に形成する。
【0047】ICカード3は、図1に示すように、略長
方形の板形状を有するカード本体41と、カード本体4
1の正面左寄りに配設され、8つの電極パッド44を備
えるコンタクト42と、コンタクト42の裏側において
カード本体41に埋設されたICチップ43(図5参
照)と、を備える。なお、カード本体41の下部には、
エンボス加工によって、カード番号、カードの利用者、
カードの有効期限などの刻印54が形成されている。ま
た、カード本体41の上部には、これら刻印54された
情報などを記録した図示外の磁気テープが貼着されてい
るが、この磁気テープは貼着しないようにしてもよい。
【0048】そして、このバッテリパック2では、カー
ド挿入口67を、バッテリパック2の中央部よりも下端
部の方が幅広となる略長方形形状に形成しているので、
エンボス加工が施されているICカード3を、その正面
を上向きにして、バッテリパック2のカード挿入口67
に挿入することができる。また、このバッテリパック2
では、上述する姿勢でICカード3を挿入できるため、
コンタクト42をバッテリパック2内に挿入することが
できる。
【0049】バッテリパック2は、図2に示すように、
バッテリパック本体61と、バッテリパックカバー62
と、プリント基板63と、仕切り板64と、からなる。
この図2は、バッテリパックカバー62、プリント基板
63、仕切り板64およびバッテリパック本体61を右
斜め上方側から見たバッテリパック2の分解斜視図であ
る。図3は、バッテリパックカバー62およびプリント
基板63を左斜め下方側から見た斜視図である。図4
は、バッテリパック本体61を左斜め上方側から見た見
た斜視図である。図5は、バッテリパック2の組み立て
方と、バッテリパック2へのICカード3の挿入状態と
を説明するための模式的な断面図である。
【0050】バッテリパック本体61は、略長方形の外
形を有するハウジングとしてのアウターハウジング65
と、アウターハウジング65の内部に形成される略長方
形の開口部66と、開口部66と連通するようにアウタ
ーハウジング65の図2において右側面に形成された上
述するカード挿入口67と、開口部66の底面に立設さ
れるストッパリブ68と、カード挿入口67の上側にお
いて開口部66に突出させて形成される突起部69と、
から主に構成される。
【0051】なお、アウターハウジング65には、図示
しない係合構造が形成されている。そして、この係合構
造によって、バッテリパック2は、下部ハウジング12
の凹部14に装着することができる。
【0052】ストッパリブ68は、開口部66の底面の
図4において左寄りの場所に、カード挿入口67と平行
に形成されている。カード挿入口67から挿入されるI
Cカード3は、このストッパリブ68に突き当たるまで
挿入できる。これにより、ICカード3の挿入深さが決
まる。また、バッテリバック2内でのコンタクト42の
挿入位置が決まる。
【0053】仕切り板64は、開口部66よりも一回り
小さい略長方形の板形状に形成されて、開口部66内に
収容される仕切り板本体71と、仕切り板本体71の下
面に形成され、仕切り板本体71が開口部66に収容さ
れた状態でストッパリブ68と当接するキャッチリブ7
2と、仕切り板本体71が開口部66に収容された状態
で突起部69と嵌め合わされる凹部73と、から主に構
成される。なお、この突起部69および凹部73は、仕
切り板64を開口部66内に位置決めする位置決め部材
となるとともに第一の位置決め部材となる。
【0054】キャッチリブ72がストッパリブ68に当
接し、且つ、凹部73が突起部69と嵌め合わされるこ
とで、仕切り板64の開口部66内での位置が決まる。
そして、仕切り板本体71と、開口部66の底面との間
には、ICカード3を挿入するための隙間が形成され
る。
【0055】なお、仕切り板本体71は、ICカード3
を挿入した際にICカード3の刻印54と対向する部位
74が薄い肉厚に形成されている。これにより、ICカ
ード3にエンボス加工によって刻印54がなされていた
としても、ICカード3が仕切り板本体71に引っかか
ってしまうことはなく、ICカード3は、ストッパリブ
68に当接するまで挿入できる。
【0056】プリント基板63は、仕切り板本体71と
略同じ大きさの略長方形の板形状に形成される実装部8
1と、実装部81の左右から2つずつ突出する4つの突
起部82と、を備える。
【0057】実装部81の上面下端側には、上述した4
つの電源パッド83および5つの信号パッド84を備え
る上位コネクタ85が実装される。実装部81の上面に
は、その中央から上端側にかけてバッテリ86が実装さ
れる。実装部81の下面中央部には、下位コネクタ87
(図3参照)が実装されている。
【0058】このように、プリント基板63の下面に下
位コネクタ87を実装するとともに、上面にバッテリ8
6を実装することで、プリント基板63の大きさをバッ
テリ86と略同等の大きさにすることができる。その結
果、この構成では、プリント基板63の大型化が防止さ
れるので、バッテリパック2の大きさを従来のバッテリ
パック2とほぼ同様の大きさにすることができる。ま
た、この構成では、バッテリ86や上位コネクタ85な
どの電力供給回路と、下位コネクタ87などのカードリ
ーダ機能のための電気回路とが、共通の1つのプリント
基板63の両面に実装されている。そのため、この構成
では、バッテリパック2内に収容させるプリント基板6
3を一枚だけにすることができるので、バッテリパック
2の厚さを非常に薄くすることができる。
【0059】下位コネクタ87は、ICカード3のコン
タクト42よりも大きいコンタクト部88を備えるコネ
クタ本体89と、コンタクト部88の下面に、ICカー
ド3の8つの電極パッド44と同じレイアウトにて配設
される8つの接触ピン90と、ICカード3がストッパ
リブ68まで挿入されることでオン状態となるカード検
出スイッチ91と、を備える。
【0060】そして、このプリント基板63は、各突起
部82がバッテリパック本体61の開口部66に形成さ
れた突起部80の下側に入るまで、開口部66内に押し
込まれる。この突起部82,80同士の係合によって、
図5(B)に示すように、仕切り板64およびプリント
基板63は、バッテリパック本体61内の所定の位置に
位置決めされる。
【0061】なお、コネクタ本体89は、その位置決め
された状態において、仕切り板本体71に形成される貫
通孔76に挿入され、仕切り板本体71の下面よりも下
側に突出する。つまり、コネクタ本体89の開口部66
内での位置は、たとえ仕切り板64が湾曲したとして
も、一定の位置に決まる。したがって、このバッテリパ
ック2では、仕切り板64が湾曲したとしても、ICカ
ード3の各電極パッド44に、下位コネクタ87の各接
触ピン90を確実に接触させることができる。また、こ
のバッテリパック2では、仕切り板本体71と開口部6
6の底面との間に、ストッパリブ68およびキャッチリ
ブ72に当接するまでICカード3を挿入するだけで、
カード検出スイッチ91をオン状態にすることができ
る。
【0062】また、ICカード3とプリント基板63と
の間には隙間がある。この隙間は、突起部80からの開
口部66の底面までの深さをXとし、ICカード3およ
びプリント基板63の厚みの合計をGとしたとき(Xー
G)となる。したがって、このバッテリパック2では、
突起部80の開口部66の底面からの高さを適切に設計
することで、後述するように電極パッド44と接触ピン
90との接触圧力を一定の範囲に収めることができる。
また、ストッパリブ68とキャッチリブ72とを接触さ
せ、且つ、突起部69と凹部73とを接触させているの
で、これらを適切に設定することで後述するようにスム
ースなICカード3の挿入が行える。
【0063】これにより、この構造では、たとえば、各
電極パッド44と各接触ピン90との接触圧力を、IC
カード3のコンタクト42およびICチップ43に対し
て過剰な圧力をかけてしまうことが無い所定の最大圧力
以下とすることができる。また、各電極パッド44と各
接触ピン90との接触抵抗は、電極パッド44や接触ピ
ン90の酸化や、振動などによって変化してしまうもの
であるが、この接触抵抗を所定の一定以下に抑えること
ができる。
【0064】その結果、このバッテリバック2では、各
電極パッド44と各接触ピン90との接触圧力を規格値
よりも小さくしつつも、規格値よりも小さい接触抵抗に
てICカード3のコンタクト42と接触させることがで
きる。そのため、このバッテリバック2では、ICカー
ド3を何度も抜き差ししても、ICカード3を破損して
しまわないようにすることができる。
【0065】また、このバッテリパック2では、仕切り
板本体71の上面に、キャッチリブ72よりもカード挿
入方向手前側となる位置に、複数個のスペーサ75を形
成している。また、このバッテリパック2では、ストッ
パリブ68とカード挿入口67との間の開口部66の底
面に突起部材としてのスロープリブ70が立設されてい
る。
【0066】複数個のスペーサ75は、具体的には、仕
切り板本体71のICカード3挿入方向の中央部上面に
おいて、カード挿入口67と平行に配列されている。ま
た、各スペーサ75の先端部は、プリント基板63のI
Cカード3挿入方向の中央部に形成される貫通穴92に
挿入される。これにより、仕切り板64と開口部66を
形成する側方壁との間に若干の隙間があったとしても、
仕切り板64が、開口部66内で横ずれしなくなる。な
お、このスペーサ75は、仕切り板64を開口部66内
に位置決めする位置決め部材となる。
【0067】スロープリブ70は、具体的には、バッテ
リパック本体61の底面であってスペーサ75を結ぶ線
に対応する位置からストッパリブ68までの範囲に形成
されている。また、スロープリブ70は、カード挿入口
67側からストッパリブ68側に向かって徐々にその高
さが高くなる断面略三角形形状を有する。そして、スロ
ープリブ70の高さは、最終的には、ストッパリブ68
と同じ高さになっている。このため、スロープリブ70
と仕切り板本体71との隙間は、カード挿入口67から
奥に向かうにしたがって、だんだんと狭くなる。
【0068】このようなスペーサ75とスロープリブ7
0とを形成すると、図5(C)に示すように、ICカー
ド3は、ストッパリブ68に当接する前に、スロープリ
ブ70に当接する。さらにICカード3を挿入すると、
ICカード3は、スロープリブ70に乗り上げながら、
ストッパリブ68およびキャッチリブ72まで挿入され
る。また、ICカード3は、スロープリブ70に乗り上
げることで、仕切り板本体71を押し上げる。なお、仕
切り板本体71のカード挿入口67側に形成されている
凹部73は、突起部69に嵌め合わされている。
【0069】そのため、ICカード3をキャッチリブ7
2に当接するまで挿入した状態では、図5(D)に示す
ように、仕切り板本体71は、ICカード3の先端部に
よって押し上げられて湾曲する。別な見方をすれば、こ
のバッテリバック2では、湾曲した仕切り板本体71
と、ストッパリブ68とで、ICカード3の先端部を挟
み込む。
【0070】したがって、このバッテリパック2では、
ICカード3の半分から2/3程度がカード挿入口67
から突出した状態までしかICカード3を挿入できない
にもかかわらず、カード挿入口67から挿入されたIC
カード3を仕切り板本体71とストッパリブ68と挟み
込んで、しっかりと保持することができる。
【0071】なお、このように仕切り板本体71とスト
ッパリブ68とで、ICカード3を挟み込んでいるの
で、このバッテリパック2では、ICカード3は比較的
軽い力で挿入し、且つ、引き抜くことができる。
【0072】しかも、仕切り板本体71には、コンタク
ト42と略同じ大きさのコネクタ本体89が挿入される
貫通孔76が形成されている。そのため、このバッテリ
パック2では、仕切り板本体71とストッパリブ68と
で、ICカード3のコンタクト42およびICチップ4
3に対して直接に圧力を加えてしまうことはない。ま
た、このバッテリパック2では、仕切り板本体71のカ
ード挿入口67側の端部は、カード挿入口67の上に形
成された突起部69によって下方向への移動を阻止しつ
つ上方への移動を許容する状態で保持されている。その
ため、このバッテリパック2では、ICカード3がカー
ド挿入口67からスペーサ75へ移動する間において、
ICカード3のコンタクト42およびICチップ43に
対して直接に強い圧力を加えてしまうことはない。その
結果、このバッテリパック2では、ICカード3のコン
タクト42およびICチップ43を破損してしまう恐れ
はない。
【0073】また、プリント基板63に形成する突起部
82は、プリント基板63の左右にしか形成していな
い。つまり、プリント基板63に形成する突起部82
は、ICカード3挿入方向の両端部にのみ形成されてい
る。
【0074】そのため、ICカード3によって仕切り板
64が若干上方に移動すると、プリント基板63は、そ
の中央部が盛り上がるように湾曲する。その分、カード
挿入口67の上側に形成した突起部69に作用する力
を、弱めることができる。これにより、この突起部69
の破損を抑制することができる。
【0075】以上のように、この実施の形態1のバッテ
リパック2では、ICカード3の先端部を仕切り板64
とバッテリパック本体61のストッパリブ68とで挟持
することで、ICカード3をその2/3から半分以上が
バッテリパック2から飛び出した状態となるまでしか挿
入できないにもかかわらず、カード挿入口67に挿入さ
れているICカード3をしっかりと保持することができ
る。
【0076】また、この実施の形態1のバッテリパック
2では、ICカード3の上面に仕切り板64がスペーサ
75を中心として揺動可能に面接触するので、カード本
体41の正面上部に磁気テープが貼着されていたとして
も、この磁気テープを破損してしまうこともない。
【0077】特に、この実施の形態1のバッテリパック
2では、バッテリ86とICカード3との間に、プリン
ト基板63および仕切り板64をはさみ、ICカード3
との距離を確保している。また、この実施の形態1のバ
ッテリパック2では、プリント基板63に実装される図
示外の回路素子とICカード3との間に、仕切り板64
をはさみICカード3との距離を確保している。そのた
め、この実施の形態1のバッテリパック2では、バッテ
リ86や回路素子の発熱によって、ICカード3の温度
が規定値以上になってしまうことを防止することができ
る。
【0078】なお、上述の実施の形態1は本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の
変形、変更が可能である。たとえば、ストッパリブ68
およびキャッチリブ72をICカード3の厚さと同じ高
さにするとともに互いにずらして、互いに当接しないよ
うに構成してもよい。また、ストッパリブ68およびキ
ャッチリブ72の一方を、ICカード3の厚さと同じ高
さにするとともに、他方を無くした構成としてもよい。
なお、このようにストッパリブ68およびキャッチリブ
72の中の一方のみを用いる場合には、キャッチリブ7
2を残したほうがよい。これにより、仕切り板64を押
し上げながらICカード3が挿入されても、確実にIC
カード3の先端をキャッチすることができる。
【0079】また、携帯電話端末の幅は〜70mmであ
る。そのため、ストッパリブ68、ストッパリブ68、
スロープリブ70の高さは、0.1mm以上で、5mm
以下の範囲とするのがよい。特に、0.5mm以上で、
3mm以下が好ましい。これにより、バッテリパック2
に挿入するICカード3を、不用意にまげてしまうこと
がない。(ご一考ください。)
【0080】次に、これら携帯電話端末の端末本体1、
バッテリパック2、ICカード3に組み込まれる電気回
路およびその電気回路の動作について説明する。
【0081】図6は、端末本体1に組み込まれる電気回
路の構成を示す回路図である。
【0082】端末本体1に組み込まれる電気回路は、4
つの電源端子15および5つの信号端子16が設けられ
る端末コネクタ17と、電波を受信するアンテナ18
と、アンテナ18が受信した信号から中間周波数帯の信
号を生成する変復調回路19と、中間周波数帯の信号か
ら音声信号あるいはデータを生成するベースバンド回路
20と、音声信号に基づいて音を出力するスピーカ21
と、デジタル信号が入力されるマイクロコントローラユ
ニット(MCU:Micro Controller
Unit)22と、から主に構成される。
【0083】また、マイクロホン23から出力される音
声信号や、マイクロコントローラユニット22から出力
されるデータは、ベースバンド回路20において中間周
波数帯の信号に変換され、変復調回路19において搬送
波が重畳され、アンテナ18から出力される。
【0084】端末本体1のマイクロコントローラユニッ
ト22は、データをシリアル形式にて送受信する汎用非
同期送受信器(UART:Universal Asy
nchronus Receiver Transiv
er)24と、データが入出力されるI/Oポート25
と、プログラムおよびデータを記憶する電気消去式の読
出専用メモリ(EEPROM:Electricall
y ErasableProgrammable Re
ad−Only Memory)26と、プログラムを
実行する中央処理装置(CPU:Central Pr
ocessing Unit)27と、中央処理装置2
7が一次記憶領域として使用するランダムアクセスメモ
リ(RAM:Randam Access Memor
y)28と、これらを接続するシステムバス29と、を
備える。
【0085】なお、汎用非同期送受信器24には、端末
コネクタ17の2つの信号端子16が接続される。この
うち1つの信号端子16は、データの送信用として利用
され、他方の信号端子16は、データの受信用として利
用される。また、I/Oポート25には、ベースバンド
回路20とともに、液晶ディスプレイ30、入力キー3
1、端末コネクタ17の他の1つの信号端子16が接続
される。この端末コネクタ17の他の1つの信号端子1
6からは、リセット信号が出力される。
【0086】電気消去式の読出専用メモリ26には、端
末オペレーティングシステムプログラム(端末OSプロ
グラム)32、カードリーダドライバプログラム33、
カードマネージャプログラム34、他のアプリケーショ
ンプログラム35などが記憶されている。
【0087】端末OSプログラム32は、中央処理装置
27に実行されることで、携帯電話端末の全体の動作、
たとえば、通話モードであるとか、データ通信モードで
あるといった制御を行う。また、端末OSプログラム3
2を実行する中央処理装置27は、アプリケーションプ
ログラムの実行や、I/Oポート25、汎用非同期送受
信器24といったリソースを管理する。
【0088】カードマネージャプログラム34は、中央
処理装置27に実行されることで、ICカード3の管理
を行う。具体的には、カードマネージャプログラム34
を実行する中央処理装置27は、ICカード3の電源オ
ンオフ管理、ICカード3との通信速度の設定、ICカ
ード3からのレスポンスの最大待ち時間の設定などを行
う。また、中央処理装置27は、他のアプリケーション
プログラム35がICカード3からデータを読み出した
り、ICカード3へデータを書き込む場合の通信I/F
を提供する。
【0089】カードリーダドライバプログラム33は、
中央処理装置27に実行されることで、汎用非同期送受
信器24によるデータの送受信を管理する。そして、中
央処理装置27は、カードマネージャプログラム34か
ら受け取ったデータを汎用非同期送受信器24へ渡すと
ともに、所定のデータ送信手順にてこのデータを送信さ
せる。また、中央処理装置27は、汎用非同期送受信器
24が受信したデータをカードマネージャプログラム3
4へ渡す。
【0090】なお、この汎用非同期送受信器24による
データ送信手順は、図7に示すような手順となる。
【0091】汎用非同期送受信器24は、カウンタを0
にリセットした後(ST1)、データ送信用の信号端子
16をローレベルとし(ST2)、データ値を出力し
(ST3)、その後、ハイレベル(ST4)に信号端子
16を変化させる。つまり、データ値がローレベルであ
れば、ローレベル、ローレベル、ハイレベルと変化する
信号を出力する。逆に、データ値がハイレベルであれ
ば、ローレベル、ハイレベル、ハイレベルと変化する信
号を出力する。そして、汎用非同期送受信器24は、カ
ウンタを1つインクリメントする(ST5)。また、汎
用非同期送受信器24は、カウント値が8になったら、
データの送信を終了あるいは中断する(ST6)。
【0092】これにより、汎用非同期送受信器24は、
データを8ビット毎に区切って送信することができる。
【0093】汎用非同期送受信器24の受信動作も同様
である。すなわち、汎用非同期送受信器24は、データ
の受信用の信号端子16のレベルがローレベルになった
ら、次のレベルがハイレベルとなるのかあるいはローレ
ベルとなるのかを判断する。そして、汎用非同期送受信
器24は、その判断結果をデータの1ビットとして格納
し、8ビット揃ったら、これを受信したデータとしてカ
ードリーダドライバプログラム33へ受け渡す。
【0094】なお、データ値と、ローレベルの信号と、
ハイレベルの信号との順番は他の順番であってもよい。
たとえば、データ値の後にハイレベルからローレベルに
変化させる順番であってもよい。また、8ビット分のデ
ータ値の前後に、ローレベルの信号と、ハイレベルの信
号とを1つずつ付加した信号であっても良い。
【0095】他のアプリケーションプログラム35は、
中央処理装置27に実行されることで、たとえばICカ
ード3に記憶させているデータを用いた処理を行う。こ
のような他のアプリケーションプログラム35として
は、たとえば、クレジットカード用のアプリケーション
プログラムや、プリペイドカード用のアプリケーション
プログラムや、現金のような使用形態に対応したアプリ
ケーションプログラムなどがある。
【0096】図8は、現金のような使用形態に対応した
アプリケーションプログラムの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0097】このアプリケーションプログラムを実行す
る中央処理装置27は、まず、残高照会処理、料金支払
処理、金額充電処理、使用終了処理の各処理を選択させ
るためのメニューを液晶ディスプレイ30に表示させる
(ST11)。
【0098】入力キー31で選択された処理が残高照会
処理である場合(ST12)には、中央処理装置27
は、残高照会コマンドを出力する(ST13)。この残
高照会コマンドは、カードマネージャプログラム34お
よびカードリーダドライバプログラム33を介して、汎
用非同期送受信器24へデータとして出力される。
【0099】また、この残高照会コマンドに応じた残高
照会レスポンスをカードマネージャプログラム34から
受け取ると、中央処理装置27は、その残高照会レスポ
ンスに含まれる残高を液晶ディスプレイ30に表示させ
る(ST14)。
【0100】入力キー31で選択された処理が料金支払
処理である場合(ST15)には、中央処理装置27
は、取引に関する情報を入力キー31から入力させた
後、この取引に関する情報を、I/Oポート25からベ
ースバンド回路20へ出力させる。取引に関する情報
は、ベースバンド回路20から変復調回路19、アンテ
ナ18を介して図示外の基地局に送信され、その基地局
が接続されているネットワークを介してプリペイドカー
ド会社などのサーバへ送信される。送信を受けた会社
は、この取引に関する情報に基づいて、商品あるいはサ
ービスの販売会社へお金を支払う。
【0101】また、取引に関する情報を受け取った会社
のサーバは、取引の認証データを送信する。中央処理装
置27は、ネットワーク、基地局、アンテナ18、変復
調回路19、ベースバンド回路20、I/Oポート25
を介して、この取引の認証データを受信する(ST1
6)。また、中央処理装置27は、この取引の認証デー
タを受信すると、取引コマンドを出力する。この取引コ
マンドは、カードマネージャプログラム34およびカー
ドリーダドライバプログラム33を介して、汎用非同期
送受信器24へデータとして出力される。
【0102】さらに、この取引コマンドに応じた取引レ
スポンスをカードマネージャプログラム34から受け取
る(ST13)と、中央処理装置27は、その取引後の
残高を液晶ディスプレイ30に表示させる(ST1
4)。
【0103】入力キー31で選択された処理が金額充電
処理である場合(ST17)には、中央処理装置27
は、充電する金額を入力キー31から入力させた後、こ
の充電金額の情報を、I/Oポート25からベースバン
ド回路20へ出力させる。充電金額の情報は、銀行な
ど、そのICカード3によって使用できる金額を保証す
る会社(以下、銀行などの会社と記載する)のサーバへ
送信される。
【0104】また、銀行などの会社は、この充電金額が
既に支払われている場合には、金額充電の認証データを
送信する(ST18)。中央処理装置27は、この金額
充電の認証データを受信すると、入力キー31で入力さ
れた金額を充電する金額充電コマンドを出力する。この
金額充電コマンドは、カードマネージャプログラム34
およびカードリーダドライバプログラム33を介して、
汎用非同期送受信器24へデータとして出力される。
【0105】さらに、この金額充電コマンドに応じた金
額充電レスポンスをカードマネージャプログラム34か
ら受け取る(ST13)と、中央処理装置27は、その
充電された後の残高を液晶ディスプレイ30に表示させ
る(ST14)。
【0106】入力キー31で選択された処理が終了処理
である場合には、中央処理装置27は、プリペイドカー
ド用のアプリケーションプログラムの実行を終了する
(ST19)。
【0107】図9は、実施の形態1のICカード3に内
蔵される電気回路を示す回路構成図である。
【0108】ICカード3に内蔵される電気回路は、8
つの電極パッド44を有するコンタクト42と、複数の
電極パッド44が接続されるICチップ43と、を備え
る。
【0109】ICチップ43は、電極パッド44から供
給される電力およびクロック信号で動作する。そして、
ICチップ43は、電極パッド44が接続されるI/O
ポート45と、所謂COS(Chip OS あるいは
Card OS)と呼ばれるICカード用のオペレー
ティングシステムプログラム(COSプログラム)46
を記憶するリードオンリィメモリ(ROM:Read
Only Memory)47と、このCOSプログラ
ム46上で実行される用途別プログラム48およびその
データ49を記憶する電気消去式の読出専用メモリ(E
EPROM)50と、これらのプログラムを実行する中
央処理装置(CPU)51と、プログラム実行の際に中
央処理装置51が一次記憶領域として利用するランダム
アクセスメモリ(RAM)52と、これらを相互に接続
するシステムバス53と、を備える。
【0110】ICカード用のCOSプログラム46は、
電極パッド44から供給されるリセット信号がネゲート
されている期間において、中央処理装置51に実行され
る。そして、ICカード用のCOSプログラム46を実
行する中央処理装置51は、I/Oポート45からデー
タとしてのコマンドを読み込むとともに、そのデータと
関連付けられた用途別プログラム48を実行する。
【0111】用途別プログラム48を実行する中央処理
装置51は、ICカード3に記憶されているデータを用
いてコマンドを実行するとともに、その実行の結果とし
てレスポンスを生成する。具体的には、残高照会コマン
ドに応じて、ICカード3にデータとして格納されてい
る残高を残高照会レスポンスとして生成する。取引コマ
ンドに応じて、取引後の残高などを含む取引レスポンス
を生成する。金額充電コマンドに応じて、所定の金額を
加算した残高を含む金額充電レスポンスを生成する。こ
れらのレスポンスは、ICカード用のCOSプログラム
46によって、I/Oポート45へ書き込まれる。
【0112】図10は、バッテリパック2に内蔵される
電気回路を示す回路構成図である。この電気回路を構成
する回路素子は、プリント基板63に実装される。
【0113】バッテリパック2に内蔵される電気回路
は、4つの電源パッド83および5つの信号パッド84
を備える上位コネクタ85と、複数の信号パッド84が
接続されるマイクロコントローラユニット(MCU)1
01と、8つの接触ピン90およびカード検出スイッチ
91を備える下位コネクタ87と、下位コネクタ87が
接続されるICカードインターフェース(IF)ユニッ
ト(ICCI/FU:IC Card Interfa
ce Unit)102と、から主に構成される。
【0114】なお、バッテリ86は、2つの電源パッド
83の間に接続されている。また、マイクロコントロー
ラユニット101およびICカードIFユニット102
は、バッテリ86に充電されている電力、および、図示
外の水晶発振器から出力されるクロック信号で動作す
る。
【0115】ICカードIFユニット102は、ICカ
ード3に供給する電圧を1つの接触ピン90へ出力する
VCCジェネレータ(VCC Generator)1
03と、ICカード3へのリセット信号を他の1つの接
触ピン90へ出力するリセットバッファ(Rst Bu
ffer)104と、ICカード3へのクロック信号を
他の1つの接触ピン90へ出力するクロックバッファ
(CLK Buffer)105と、マイクロコントロ
ーラユニット101からのデータをICカード3へ送信
するとともにICカード3からのデータをマイクロコン
トローラユニット101へ送信するI/Oトランシーバ
(I/O Transceiver)106と、これら
を制御するシーケンサ(Sequencer)107
と、シーケンサ107とマイクロコントローラユニット
101とを接続するI/Oポート(I/O Port)
108と、を備える。また、シーケンサ107には、カ
ード検出スイッチ91が接続されている。
【0116】なお、ICカード3に供給する電圧が供給
される接触ピン90、ICカード3へのリセット信号が
供給される接触ピン90、ICカード3へのクロック信
号が供給される接触ピン90、I/Oトランシーバ10
6が接続される接触ピン90は、ICカード3をカード
挿入口67へ挿入した状態で、それぞれに対応する電極
パッド44に接続される。
【0117】シーケンサ107は、I/Oポート108
から入力される信号や、カード検出スイッチ91のオン
オフ状態に基づいて、予め定められた所定の手順で、V
CCジェネレータ103、リセットバッファ104、ク
ロックバッファ105およびI/Oトランシーバ106
を制御する。
【0118】たとえば、カード検出スイッチ91がオン
状態になると、シーケンサ107は、VCCジェネレー
タ103およびクロックバッファ105を動作させ、そ
の後、リセットバッファ104が出力するリセット信号
をネゲートする。また、I/Oポート108から入力さ
れる制御信号に基づいて、シーケンサ107は、リセッ
ト信号をアサートし、その後、VCCジェネレータ10
3およびクロックバッファ105を停止させる。
【0119】また、I/Oポート108からデータの送
信要求が入力されると、シーケンサ107は、マイクロ
コントローラユニット101からのデータがICカード
3へ送信されるように、I/Oトランシーバ106の動
作状態を設定する。I/Oトランシーバ106は、マイ
クロコントローラユニット101が出力したデータを接
触ピン90へ出力する。
【0120】逆に、I/Oポート108からデータの受
信要求が入力されると、シーケンサ107は、ICカー
ド3からのデータがマイクロコントローラユニット10
1へ送信されるように、I/Oトランシーバ106の動
作状態を設定する。I/Oトランシーバ106は、接触
ピン90から入力されるデータをマイクロコントローラ
ユニット101へ出力する。
【0121】マイクロコントローラユニット101は、
プログラムおよびデータを不揮発的に記憶するリードオ
ンリィメモリ(ROM)109と、プログラムを実行す
る中央処理装置(CPU)110と、プログラム実行の
際にCPUが一次記憶領域として利用するランダムアク
セスメモリ(RAM)111と、タイマ(Timer)
112と、I/Oポート113と、汎用非同期送受信器
(UART)114と、これらを相互に接続するシステ
ムバス115と、を備える。
【0122】また、マイクロコントローラユニット10
1には、上位コネクタ85の1つの信号パッド84が接
続されている。この信号パッド84は、携帯端末のI/
Oポート25に接続されている信号端子16と接続され
る。
【0123】汎用非同期送受信器114は、上位コネク
タ85の他の2つの信号パッド84に接続されている。
このうち1つの信号パッド84は、データの送信用とし
て利用され、他方の信号パッド84は、データの受信用
として利用される。なお、このデータの送信用の信号パ
ッド84は、端末本体1の汎用非同期送受信器114が
データの受信用として利用する信号端子16に接続され
る。また、データの受信用の信号パッド84は、端末本
体1の汎用非同期送受信器114がデータの送信用とし
て利用する信号端子16に接続される。なお、このバッ
テリパック2の汎用非同期送受信器114のデータ送受
信手順は、端末本体1の汎用非同期送受信器114のデ
ータ送受信手順と同じである。
【0124】マイクロコントローラユニット101のI
/Oポート113には、ICカードIFユニット102
のI/Oポート108およびI/Oトランシーバ106
が接続される。
【0125】マイクロコントローラユニット101のリ
ードオンリィメモリ109には、データ転送プログラム
116と、スリープモード制御プログラム117と、が
記憶されている。
【0126】データ転送プログラム116は、中央処理
装置110に実行されるものであり、汎用非同期送受信
器114がデータを受信すると、このデータの一時的に
ランダムアクセスメモリ111に記憶させる。また、中
央処理装置110は、I/Oポート113からICカー
ドIFユニット102へデータの送信要求を出力すると
ともに、このデータをI/Oポート113にセットす
る。I/Oトランシーバ106は、マイクロコントロー
ラユニット101のI/Oポート113にセットされた
データを接触ピン90へ出力する。
【0127】逆に、I/Oポート113がI/Oトラン
シーバ106からのデータを受信すると、中央処理装置
110は、このデータ一時的にランダムアクセスメモリ
111に記憶させる。そして、このデータを汎用非同期
送受信器114に端末本体1側に送信させる。
【0128】スリープモード制御プログラム117は、
中央処理装置110に実行されるものである。そして、
中央処理装置110は、中央処理装置110の連続待機
時間を、タイマ112のカウント値に基づいて検出し、
この連続待機時間が所定の時間を超えたら、マイクロコ
ントローラユニット101およびICカードIFユニッ
ト102をスリープモードに切り替える。これにより、
ICカード3を使用しないときの消費電力を抑制するこ
とができる。
【0129】次に、このような回路構成を有する携帯電
話端末とICカード3との全体の動作を、現金と同様な
使用形態となるカード用の残高照会処理を例に説明す
る。
【0130】バッテリパック2を端末本体1の凹部14
に装着すると、端末コネクタ17の各信号端子16と上
位コネクタ85の各信号パッド84とが接続される。端
末コネクタ17の各電源端子15と上位コネクタ85の
各電源パッド83とが接続される。また、端末本体1で
は、バッテリ86の電力に基づいて、中央処理装置27
によって端末OSプログラム32が実行される。また、
端末本体1からバッテリパック2へ出力されるリセット
信号がネゲートされると、バッテリパック2の中央処理
装置110が、バッテリ86の電力に基づいて、スリー
プモード制御プログラム117およびデータ転送プログ
ラム116を実行する。
【0131】なお、バッテリパック2の中央処理装置1
10は、タイマ112の時刻に基づいて所定の待機時間
が経過したと判断すると、マイクロコントローラユニッ
101およびICカードIFユニット102をスリープ
モードに制御する。また、UART114やI/Oポー
ト113からデータが入力されたら、中央処理装置11
0は、マイクロコントローラユニット101およびIC
カードIFユニット102を通常の動作モードに復帰さ
せる。
【0132】カード挿入口67に対してICカード3が
挿入されると、カード検出スイッチ91がオン状態とな
る。そして、シーケンサ107の制御の下で、VCCジ
ェネレータ103およびクロックバッファ105からI
Cカード3へ電力およびクロック信号が供給される。ま
た、シーケンサ107がリセットバッファ104から出
力されるリセット信号をネゲートすると、ICカード3
のICチップ43は動作を開始する。ICチップ43の
中央処理装置51は、ICカード3用のCOSプログラ
ム46を実行する。
【0133】このように携帯電話端末にICカード3が
挿入された状態で、入力キー31の操作に基づいて、現
金と同様の使用形態となるカード用のアプリケーション
プログラムが端末本体1の中央処理装置27にて実行さ
れると、液晶ディスプレイ30には上述する処理の選択
メニューが表示される。
【0134】ここでさらに、入力キー31の操作に基づ
いて、残高照会処理が選択されると、端末本体1の中央
処理装置27において残高照会コマンドが生成される。
この残高照会コマンドは、プログラム間通信によってカ
ードマネージャプログラム34、カードリーダドライバ
プログラム33に受け渡される。また、残高照会コマン
ドは、カードリーダドライバプログラム33を実行する
中央処理装置27の制御の下で、端末本体1の汎用非同
期送受信器24からバッテリパック2の汎用非同期送受
信器114へデータとして送信される。また、バッテリ
パック2の汎用非同期送受信器114に受信された残高
照会コマンドは、一旦バッテリバック2のランダムアク
セスメモリ111に記憶された後、I/Oトランシーバ
106からICカード3のI/Oポート45へデータと
して送信される。
【0135】ICカード3の中央処理装置51は、この
残高照会コマンドと関連付けられた用途別プログラム4
8を実行し、その実行結果を残高照会レスポンスとして
生成する。残高照会レスポンスは、ICチップ43のI
/Oポート45からI/Oトランシーバ106を介して
マイクロコントローラユニット101のI/Oポート1
13に送信されて、一旦バッテリバック2のランダムア
クセスメモリ111に記憶される。さらに、残高照会レ
スポンスは、バッテリパック2の汎用非同期送受信器1
14から端末本体1の汎用非同期送受信器24へデータ
として送信される。
【0136】また、端末本体1の汎用非同期送受信器2
4に受信された残高照会レスポンスは、カードリーダド
ライバプログラム33を実行する中央処理装置27の制
御の下で、ランダムアクセスメモリ28に取り込まれ
る。さらに、残高照会レスポンスは、プログラム間通信
によってカードマネージャプログラム34、所定のアプ
リケーションプログラムに受け渡される。そして、端末
本体1の中央処理装置27は、残高照会レスポンスに含
まれる残高を液晶ディスプレイ30に表示させる。
【0137】なお、料金支払処理や金額充電処理におけ
る端末本体1とICカード3との間での、コマンドとレ
スポンスとの送受信の流れは、上述する残高照会処理の
場合と同様であり、説明を省略する。
【0138】以上のように、この実施の形態1に係る携
帯電話端末およびバッテリパック2では、バッテリパッ
ク2に挿入されたICカード3の情報を用いて、残高照
会、料金支払、金額充電を行うことができる。
【0139】つまり、この実施の形態1に係る携帯電話
端末およびバッテリパック2では、カード挿入口67か
らICカード3を挿入して、このICカード3に記憶さ
せているデータなどを下位コネクタ87から読み出すこ
とができる。また、この構成では、下位コネクタ87か
ら与えるデータを、ICカード3に記憶させることがで
きる。
【0140】なお、この実施の形態1に係るバッテリパ
ック2から、バッテリ86および電源パッド83を取り
除くと、カードリーダになる。
【0141】上述の実施の形態は、本発明の好適な実施
の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、
変更が可能である。たとえば、上述の実施の形態では、
携帯電話端末のバッテリパック2にICカード3を挿入
するためのカード挿入口67を形成しているが、他に
も、PDA(Personal Degital As
sistant)端末、デジタルカメラ、ハンディター
ミナルなどの他の携帯端末のバッテリパックにカード挿
入口を形成してもよい。また、これらのバッテリパック
ではなく、携帯電話端末、他の携帯端末の端末本体自体
にカード挿入口を形成してもよい。
【0142】ただし、端末本体自体にカード挿入口を形
成する場合には、それを形成しない端末本体よりも厚さ
などが大きくなってしまう。また、単に、カード挿入口
を形成しただけでは、端末本体の防水能力が低下してし
まう。その結果、小型化や軽量化などを追求する携帯端
末としては魅力が少ないものになってしまう。
【0143】その結果、端末本体の製造メーカとして
は、ICカードリーダを組み込んだ端末本体とは別に、
ICカードリーダを組み込まない端末本体を別途生産す
ることで、端末本体の小型化および軽量化をアピールす
ることになる。しかしながら、ICカードリーダを組み
込んだ端末本体と、ICカードリーダを組み込まない端
末本体とでは、端末本体の構造が大幅に異なり、単にハ
ウジングだけでなく電気回路も全く別の設計となる。た
とえば、端末本体にICカードリーダを組み込んだ場合
には、単にそのスペースを端末本体内に確保するだけで
なく、携帯電話端末のキャリアが要求する防水レベルを
確保するために、カード挿入口の防水対策などを施す必
要がある。また、ICカードリーダを組み込んだ端末本
体と、ICカードリーダを組み込まない端末本体とで共
通に利用できる部品点数が減少し、端末本体の量産効果
が低下してしまう。
【0144】上述の実施の形態では、端末本体1の電気
消去式の読出専用メモリ26に、所定の他のアプリケー
ションプログラム35を記憶させるとともに、ICカー
ド3に、この所定の他のアプリケーションプログラム3
5に対応した用途別プログラム48およびそのデータ4
9を記憶させることで、携帯電話端末において現金と同
様な機能を実行させるようにしているが、これらのプロ
グラムは他の機能を利用させるものであってもよい。た
とえば、端末本体1の電気消去式の読出専用メモリ26
に、クレジットカード用やプリペイドカード用の他のア
プリケーションプログラムを記憶させるとともに、IC
カード3に、このクレジットカード用やプリペイドカー
ド用の用途別プログラムおよびそのデータを記憶させる
ことで、携帯電話端末においてクレジットカード機能や
プリペイド機能を利用させることができる。
【0145】また、ICカード3には、公証認証データ
や、IDデータなどを記憶させてもよい。
【0146】上述の実施の形態では、バッテリパック2
のカード挿入口67に挿入するカードとしてICカード
3を採用した場合を例としているが、バッテリパック2
のカード挿入口67から挿入するカードは、ICカード
3以外のカード、たとえばコンパクトフラッシュ(登録
商標)メモリカードなどのメモリカードであってもよ
い。
【0147】上述の実施の形態では、バッテリパック2
と端末本体1との間でデータを送受信するために使用す
る信号パッド84および信号端子16を5つずつ設けて
いるが、この信号パッド84および信号端子16の数は
1つずつであっても、5つ以外の複数個ずつであっても
よい。信号パッド84および信号端子16が1つずつで
ある場合には、携帯端末とバッテリパック2とは半二重
方式にてデータを送受信すればよい。
【0148】上述の実施の形態では、端末本体1とバッ
テリパック2との間で、端末本体1からバッテリパック
2への送信データと、バッテリパック2から端末本体1
への送信データと、リセット信号とを送受信させている
が、この他にもクロック信号を送受信させても、ICカ
ード3の検出信号を送受信させてもよい。
【0149】上述の実施の形態では、端末本体1とIC
カード3との間で、他のアプリケーションプログラム3
5と用途別プログラム48との間でのみ利用可能な、残
高照会コマンドなどの専用コマンドをデータとして送受
信させているが、他にも、ISO7816にて規定され
ている汎用的なコマンドを、端末本体1とICカード3
との間で、送受信させてもよい。ISO7816にて規
定されている汎用的なコマンドには、たとえば、セレク
ト、インストール、ロードなどがある。
【0150】また、端末本体1とICカード3との間
で、他のアプリケーションプログラム35と用途別プロ
グラム48との間でのみ利用可能な、残高照会コマンド
を使用しての残高照会処理において、携帯端末とICカ
ード3との間でのコマンドとレスポンスとの送受信回数
は、1回ずつである必要は無い。
【0151】たとえば、これらICカード3に対するコ
マンドは、ICカード3に対して処理開始を設定するイ
ニシャライズコマンドと、ICカード3内の金額を充電
するロードコマンドと、ICカード3の充電金額から所
定の金額を減算するパーチェスコマンドと、ICカード
3の充電金額を読み出すリードコマンドと、ICカード
3に対して処理終了を設定するコンプリートコマンド
と、を組み合わせることで、ICカード3に対する照会
処理、料金支払処理、金額充電処理を行うことができ
る。
【0152】具体的には、照会処理は、イニシャライズ
コマンドと、リードコマンドと、コンプリートコマンド
と、を組み合わせることで実現できる。料金支払い処理
は、イニシャライズコマンドと、パーチェスコマンド
と、リードコマンドと、コンプリートコマンドと、を組
み合わせることで実現できる。金額充電処理は、イニシ
ャライズコマンドと、ロードコマンドと、リードコマン
ドと、コンプリートコマンドと、を組み合わせることで
実現できる。
【0153】
【発明の効果】本発明では、手軽に、ICカードやメモ
リカードにデータを記憶させたり、ICカードやメモリ
カードに記憶されているデータを読み出すことができ、
ICカードなどのカードを手軽に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る携帯電話端末を
示す分解斜視図である。
【図2】 図1中のバッテリパックの分解斜視図であ
る。
【図3】 図2中のバッテリパックカバーおよびプリン
ト基板を左斜め下方側から見た斜視図である。
【図4】 図2中のバッテリパックカバーを左斜め上方
側から見た見た斜視図である。
【図5】 図2に示すバッテリパックの組み立て方と、
バッテリパックへのICカードの挿入状態とを説明する
ための模式的な断面図である。
【図6】 図1中の端末本体に組み込まれる電気回路の
構成を示す回路図である。
【図7】 図6中の汎用非同期送受信器によるデータ送
信手順を示すフローチャートである。
【図8】 図6中の他のアプリケーションプログラムと
してのプリペイドカード用のアプリケーションプログラ
ムの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 図1中のICカードに内蔵される電気回路を
示す回路構成図である。
【図10】 図1中のバッテリパックに内蔵される電気
回路を示す回路構成図である。
【符号の説明】
3 ICカード 2 バッテリパック 42 コンタクト 63 プリント基板 64 仕切り板 65 アウターハウジング(ハウジング) 66 開口部 67 カード挿入口 69 突起部(位置決め部材、第一の位置決め部材) 70 スロープリブ(突起部材) 72 キャッチリブ 73 凹部(位置決め部材、第一の位置決め部材) 75 スペーサ(位置決め部材) 76 貫通孔 86 バッテリ 87 下位コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/02 305 G06F 15/02 335G 335 H01M 2/10 E H01M 2/10 M H04M 1/02 C H04M 1/02 G06F 1/00 312G (72)発明者 孫 彰培 大韓民国ソウル特別市江南區▲清▼潭2洞 80−3 日▲進▼ビル5F インフォトラ スト インク.内 Fターム(参考) 2C005 MA33 MA40 MB10 QA00 QB01 QC20 TA06 TA12 TA21 5B019 BB08 BC03 BC04 CA10 DB10 FA04 5B058 CA02 CA04 CA13 CA22 KA01 KA04 KA06 KA12 KA24 YA20 5H040 AA01 AA06 AS12 AT04 AY08 CC13 DD05 DD13 FF01 GG28 NN03 5K023 AA07 BB11 BB26 LL04 MM00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードあるいはメモリカード用のカ
    ードリーダであって、 ハウジングと、 上記ハウジングに形成される開口部と、 上記ハウジングの外側面から上記開口部に連通するカー
    ド挿入口と、 上記開口部の底面と対向して配設される仕切り板と、 上記開口部の底面に立設される突起部材と、 上記カード挿入口から見て上記突起部材よりもカード挿
    入方向手前側において、上記仕切り板を上記開口部内に
    位置決めする位置決め部材と、を備えることを特徴とす
    るカードリーダ。
  2. 【請求項2】 ICチップが内蔵されるとともにこのI
    Cチップと接続されるコンタクトが正面に形成されるI
    Cカード用のカードリーダであって、 ハウジングと、 上記ハウジングに形成される開口部と、 上記ハウジングの外側面から上記開口部に連通するカー
    ド挿入口と、 上記開口部内に位置決めされるプリント基板と、 上記プリント基板と上記開口部の底面との間に配設され
    る仕切り板と、 上記仕切り板の上記カード挿入口側の端部を、上記カー
    ド挿入口よりも上側に保持する第一の位置決め部材と、 上記開口部の底面に立設されるスロープリブと、 上記カード挿入口から見て上記突起部材よりもカード挿
    入方向手前側において、上記仕切り板と上記プリント基
    板との間に配設されるスペーサと、を備えることを特徴
    とするカードリーダ。
  3. 【請求項3】 前記プリント基板には、前記コンタクト
    と接触する下位コネクタを実装し、前記仕切り板に上記
    下位コネクタが挿入される貫通孔を前記コンタクトより
    も大きく形成することを特徴とする請求項2記載のカー
    ドリーダ。
  4. 【請求項4】 前記仕切り板の前記開口部の底面に対向
    する面には、前記カード挿入口から見て前記スペーサよ
    りもカード挿入方向奥側に、キャッチリブが形成されて
    いることを特徴とする請求項3記載のカードリーダ。
  5. 【請求項5】 前記スペーサは、前記プリント基板のI
    Cカード挿入方向の中央部と前記仕切り板のICカード
    挿入方向の中央部との間にのみ設けられ、前記プリント
    基板は、ICカード挿入方向の両端部でのみ開口部内に
    位置決めされていることを特徴とする請求項2記載のカ
    ードリーダ。
  6. 【請求項6】 バッテリを内蔵するバッテリパックであ
    って、 ハウジングと、 上記ハウジングに形成されて上記バッテリを収容する開
    口部と、 上記ハウジングの外側面から上記開口部に連通するよう
    に設けられたカードを挿入するためのカード挿入口と、 上記バッテリと上記開口部の底面との間に配設される仕
    切り板と、 上記開口部の底面に立設される突起部材と、 上記カード挿入口から見て上記突起部材よりもカード挿
    入方向手前側において、上記仕切り板を上記開口部内に
    位置決めする位置決め部材と、を備えることを特徴とす
    るバッテリパック。
  7. 【請求項7】 バッテリを内蔵するバッテリパックであ
    って、 ハウジングと、 上記ハウジングに形成される開口部と、 上記ハウジングの外側面から上記開口部に連通するよう
    に設けられたカードを挿入するためのカード挿入口と、 上記開口部内に位置決めされるプリント基板と、 上記プリント基板の上記開口部の底面側に実装される下
    位コネクタと、 上記プリント基板の上記下位コネクタとは反対の面に実
    装されるバッテリと、 上記プリント基板と上記開口部の底面との間に配設され
    る仕切り板と、 上記仕切り板に形成されて上記下位コネクタが挿入され
    る貫通孔と、 上記仕切り板の上記カード挿入口側の端部を、上記カー
    ド挿入口よりも上側に保持する第一の位置決め部材と、 上記開口部の底面に立設されるスロープリブと、 上記カード挿入口から見て上記突起部材よりもカード挿
    入方向手前側において、上記仕切り板と上記プリント基
    板との間に配設されるスペーサと、を備えることを特徴
    とするバッテリパック。
  8. 【請求項8】 バッテリを内蔵するバッテリパックであ
    って、 ハウジングと、 上記ハウジングに形成されて上記バッテリを収容する開
    口部と、 上記ハウジングの外側面から上記開口部に連通するよう
    に設けられたカードを挿入するためのカード挿入口と、 上記開口部内に配設されて、上記カード挿入口から挿入
    されたICカードあるいはメモリカードのコンタクトと
    電気的に接続される下位コネクタと、を備えることを特
    徴とするバッテリパック。
  9. 【請求項9】 ハウジングと、 上記ハウジングに形成される開口部と、 上記ハウジングの外側面から上記開口部に連通するよう
    に設けられたカードを挿入するためのカード挿入口と、 上記開口部の底面と対向して配設される仕切り板と、 上記開口部の底面に立設される突起部材と、 上記カード挿入口から見て上記突起部材よりもカード挿
    入方向手前側において、上記仕切り板を上記開口部内に
    位置決めする位置決め部材と、を備えることを特徴とす
    る携帯端末。
  10. 【請求項10】 ハウジングと、 上記ハウジングに形成されて上記バッテリを収容する開
    口部と、 上記ハウジングの外側面から上記開口部に連通するカー
    ド挿入口と、 上記開口部内に配設されて、上記カード挿入口から挿入
    されたICカードあるいはメモリカードのコンタクトと
    電気的に接続される下位コネクタと、を備えることを特
    徴とする携帯端末。
  11. 【請求項11】 請求項1から5のいずれか1項記載の
    カードリーダを備えることを特徴とする携帯端末。
  12. 【請求項12】 請求項6から8のいずれか1項記載の
    バッテリパックを備えることを特徴とする携帯端末。
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